未経験からフリーランスのAIエンジニアを目指す!必要なスキルと案件動向は?

「フリーランスのAIエンジニアに仕事はある?」

「フリーランスのAIエンジニアになるにはどうしたら良い?」

本記事では、このような疑問がある方のために、フリーランスのAIエンジニアについて解説します

フリーランスは自由な働き方ができるだけでなく、年収も高くなりやすいからといった理由で、憧れている方も多いのではないでしょうか。

しかしAI分野はまだ歴史が浅く、フリーランスになっても仕事を得られるのか不安な方や、独立するための方法が分からない方も多いでしょう。

本記事では、フリーランスのAIエンジニアになるための方法や必要なスキルについて解説します。

案件の種類やおすすめのエージェントについても紹介するので、フリーランスのAIエンジニアに関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

フリーランスのAIエンジニア向け案件の種類

フリーランスのAIエンジニア向けには、以下のような案件が募集されています。

  • データ解析
  • 画像認識
  • 自然言語処理
  • 異常検知

データ解析

データ解析案件は、テキストや社内データといった、主に文字のデータを扱う案件です。

膨大なデータを解析して情報を読み取り、今後の経営方針やマーケティング方針の策定に役立てます。

たとえば、SNS上の投稿データを解析してユーザーの需要や動向を解析したり、社内システム上のデータを解析して業務効率化を図ったりといった案件があります。

データサイエンス分野の知見はもちろん、マーケティングや業界に関する知識が求められることも珍しくはありません。

画像認識

画像認識は、さまざまな業界で利用されているAI技術の1つです。

フリーランス向けにも、画像認識の案件は広く募集されています。

画像認識は、画像に映っている人やものを認識する技術です。

画像内容を把握して情報の抽出を行います、

顔認証システムや、コンクリートの劣化診断を行うシステムなど、幅広い業界で扱われているため、高単価が期待できるでしょう。

自然言語処理

自然言語処理とは、人間が話す言語を処理する技術です。

話し言葉や書き言葉など、日常的に使われている言語を認識し、解析します。

音声認識や翻訳などの技術に使われており、こちらも幅広い分野で利用されています。

特定の法律に関する文章を学習させ、法律関連の質問に応答できるようなAIシステムを開発する案件など、専門的で高度な案件もあり、高単価も見込めるでしょう。

異常検知

異常検知は、不良品の判別や機械の故障といった異常を検出するシステムの開発を行う案件です。

特に製造業で利用されているシステムで、業務効率化に役立てられています。

画像認識や自然言語処理といった案件に比べると、数は多くありません。

Pythonを使った検品システムや、センサーデータを使った不良品検知システム開発の案件が募集されています。

フリーランスAIエンジニア向けの案件動向

AIエンジニア向けのフリーランス案件は、決して少なくありません。

AI市場全体が活況なため、フリーランス向け案件も数多く募集されています

ここでは、フリーランスAIエンジニア向けの案件動向について解説します。

フリーランスAIエンジニア向け案件は多い

フリーランスAIエンジニア向けの案件は少なくありません

たとえば、フリーランス向け案件紹介サイト「フリーランススタート」では、AIエンジニア向けの案件は7316件紹介されています(2023年6月現在)。

もちろん、Webエンジニアやインフラエンジニアなどに比べると数は減ってしまいますが、スキルさえあれば、独立しても活動していけるだけの案件数は確保できるでしょう。

フリーランスAIエンジニアの将来性

フリーランスAIエンジニアの将来性は高いと考えて良いでしょう。

フリーランスに限らず、AIエンジニアは不足しています。

AI業界全体が急速に発展しているだけでなく、AIエンジニアとして働くためには高度な専門的スキルが要求されるからです。

AI業界全体で人手が不足しているため、企業のAI導入も思うようには進んでいません。

2022年にソニービスネットワークス株式会社が実施した「AI導入状況調査」によれば、「導入していない企業が足踏みしている理由」として、第1位に「AIの導入をリードできる人材がいない」という理由があります。

人手不足が理由となっている以上、今後はフリーランスのような外部人材の活用も活発化していくでしょう。

フリーランスAIエンジニアの単価・年収相場

AIエンジニアは一般に、その他のITエンジニアと比べて年収が高めになる傾向にあります。

では、フリーランスのAIエンジニアはどの程度の収入を得られているのでしょうか。

フリーランスAIエンジニアの単価・年収相場について解説します。

フリーランスAIエンジニアの単価・年収相場

フリーランスAIエンジニアの平均月額単価は、およそ60~90万円程度とされています。

たとえば、フリーランス向け案件紹介サイト「フリーランススタート」では、AIエンジニア向け案件の平均月額単価は74.4万円です(2023年6月現在)。

同サイトでは、最低単価20万円から最高単価200万円までの案件が紹介されています。

「フリーランススタート」の平均月額単価を元に算出すると、平均年収は「892.8万円」ということになるでしょう。

もちろん、本人のスキルや経験・実績によって、年収に差はあります。

誰もがこれだけの年収を得られるという訳ではないため、独立を検討している方は、自身のスキルレベルを慎重に判断する必要があります。

AIエンジニアの年収相場

AIエンジニア全体の年収相場は、およそ500~600万円程度です。

たとえば、大手求人サイト「求人ボックス」のデータでは、正社員のAIエンジニアの平均年収は「598万円」とされています。

正社員でも、AIエンジニアの年収は一般的なITエンジニアよりも高めになる傾向にあります。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

フリーランスのAIエンジニアの案件獲得方法

フリーランスがAIエンジニア向け案件を獲得する方法を3つ紹介します。

  • フリーランスエージェント
  • クラウドソーシング
  • 直接営業や知人からの紹介

フリーランスエージェント

エージェントは、フリーランスエンジニアにとっての強い味方です。

フリーランスとして活動したい方は、エージェントへの相談から始めることをおすすめします。

フリーランスエージェントは、案件の選定・紹介から営業、条件交渉や契約手続きなど、手間のかかる業務を代行してくれるサービスです。

自分のスキルレベルや希望にマッチした案件を紹介してもらえるため、仕事だけに集中できるでしょう。

キャリアプランやスキルに関するアドバイスを受けられる場合もあるため、独立に不安がある方も、ぜひ利用してみてください。

クラウドソーシング

クラウドソーシングサービスを使って案件を探すのも1つの方法です。

案件の幅が広く、難易度が低めの案件もあるため、経験や実績に不安がある方も利用しやすいでしょう。

手数料が発生し、応募や交渉にも手間がかかるため、クラウドソーシングだけで案件を探すのはおすすめできません。

エージェントと併用して利用すると良いでしょう。

直接営業や知人からの紹介

AIエンジニアを探している企業に直接営業したり、知人からの紹介で案件を受注することもできます。

直接営業は、手間はかかりますが、求人サイトやエージェントに掲載されていない企業でも働けるチャンスがあります。

スキルさえあれば単価の交渉も自分ででき、人脈を築くのにも役立つでしょう。

知人からの紹介で案件を獲得するには、エンジニア同士の横のつながりや、企業の担当者との人脈が必要になります。

SNSでの積極的な交流や、お世話になったプロジェクトの担当者とのコミュニケーションも大切です。

フリーランスのAIエンジニアに必要なスキル

フリーランスのAIエンジニアとして活動するには、十分なスキルが必要です。

スキルが不足していれば、案件を獲得することはできません。

ここでは、以下の5つのスキルについて解説します。

  • プログラミングスキル
  • 数学・統計の知識
  • AI・機械学習に関するスキル
  • 営業力
  • 自己管理能力

プログラミングスキル

AIエンジニアには、プログラミングスキルが欠かせません。

AI開発は主に、Pythonというプログラミング言語を使って行われています。

Pythonの基本的なスキルはもちろん、機械学習や統計に関するライブラリ・フレームワークを扱う技術も身につけておきましょう。

Pythonの習得に関しては、以下の記事もご覧ください。

数学・統計の知識

AIエンジニアとして活躍するには、数学や統計に関する知識も身につけておく必要があります。

AI開発には数理科学の各分野の知見が使われているため、微積分や線形代数といった高等数学が理解できなければなりません。

また、データ分析に必要な統計学の知見も、AIエンジニアとして活躍するうえで必須となります。

特に文系出身の方には難易度が高いスキルかもしれませんが、習得を目指しましょう。

AI・機械学習に関するスキル

AIや機械学習全般についての知見やスキルも必要です。

機械学習の基本的な仕組みや概念、最新の研究結果をふまえた業界の動向など、AI分野全般についての知見とスキルがなければ、フリーランスとして生き残ることは難しいでしょう。

AIエンジニアとして働き始めた後も継続的なスキルアップを心がけ、日々の勉強を欠かさずに行いましょう。

フリーランスに限らず、AIエンジニアには継続的な学習が求められます。

営業力

技術力だけでなく営業力も必要です。

フリーランスは自分で営業して、クライアントに自身の能力をアピールしなければなりません。

エージェントを活用することもできますが、案件に参画してからのコミュニケーションや働きぶりも、案件継続に関わる営業活動の一環です。

高単価な案件を効率的に受注していくためには、ポートフォリオの作成やビジネスコミュニケーションなど、営業活動に力を入れましょう。

自己管理能力

AIエンジニアに限らず、フリーランスにとって自己管理能力は欠かせないスキルの1つです。

フリーランスとして独立する場合、会社による教育や研修、指導を受ける機会はどうしても減ってしまいます。

案件をどれだけ受注するか、どのような技術を身につけてスキルアップしていくかは全て自分自身の問題です。

自己管理ができていないと、いつまでもスキルアップできなかったり、生活習慣が乱れてしまったりといったリスクもあります。

自己管理を徹底し、AIエンジニアとして継続的なレベルアップを心がけましょう。

未経験からフリーランスのAIエンジニアを目指す方法

フリーランスは、スキルさえあれば収入も高く、魅力的な働き方の1つです。

それでは、未経験からでもAIエンジニアとして独立することは可能なのでしょうか。

未経験からフリーランスのAIエンジニアを目指す方法を解説します。

未経験からいきなりフリーランスになるのは難しい

未経験からいきなりフリーランスとして独立し、活動していくのは不可能と言って良いでしょう

独立自体はできても、案件を継続的に獲得していくことはできません。

フリーランスには、最低限のスキルと実務経験が求められるからです。

正社員を雇用する場合と違い、企業はフリーランスエンジニアに即戦力としての働きを期待します。

そのため、実務経験がない未経験の状態では、仮にスクールなどで最低限のスキルを習得したとしても、すぐに独立するのは難しいでしょう。

企業のAIエンジニアとしてスキルアップする

まず企業のAIエンジニアとして実務経験を積むことをおすすめします。

フリーランスとして独立する前に、企業でAIエンジニアとしてプロジェクトに参画し、スキルアップを図ってください。

スキルレベルにもよりますが、できれば3年は企業での経験を積むのが望ましいでしょう。

実務経験3年以上」を応募条件として設定している案件も多いため、独立後に安定して仕事を得ていくためには、同程度の実務経験は必要になります。

副業から経験を積む

いきなり独立するのが不安な方は、副業から経験を積むのもおすすめです。

本業とのバランスは考えなければなりませんが、副業から経験を積むことで、案件の進め方のポイントを把握できたり、独立の手応えを感じたりできるでしょう。

データ収集・分析やAIシステム設・開発など、自身の専門分野に近い案件から探してみましょう。

フリーランスのAIエンジニアとして活躍するためのポイント

フリーランスのAIエンジニアとして活躍するためのポイントを3つ紹介します。

  • 継続的にスキルアップする
  • 上流工程の案件に参画する
  • 技術力以外のスキルも高める

継続的にスキルアップする

独立して活躍していくには、継続的なスキルアップが欠かせません。

近年、IT業界の中でも、特にAI分野は技術が急速に発展しています。

現状のスキルに満足していては、いずれスキルが通用しなくなる恐れもあるでしょう。

最新の研究成果や技術情報をキャッチアップして業務に活かしたり、自身が扱えるスキルを増やして案件の幅を広げたりといった意識が大切です。

上流工程の案件に参画する

上流工程の案件への参画を目指すことも大切です。

AI分野に限らず、フリーランス向けの案件報酬は、上流工程の方が高くなる傾向にあります。

実装やデータ処理よりも開発や設計、メンバーよりもプロジェクトマネージャーやリーダーといったポジションを目指しましょう。

いきなり上流工程の案件に参画するのは簡単ではないため、1つのプロジェクトに長く携わって信頼を得ることで、キャリアアップを目指すのがおすすめです。

技術力以外のスキルも高める

技術力だけでなく、コミュニケーション能力やマネジメントといったスキルを養うことも大切です。

技術力以外のスキルを鍛えることで、リーダーやマネジメントポジションでの案件を受注できる可能性も上がります。

コミュニケーションやマネジメントに苦手意識がある方もいるでしょうが、特にシニアエンジニアは、マネジメント分野での活躍を期待されるものです。

長くフリーランスとして活躍していきたい方は、マネジメントも疎かにせずにスキルアップを図りましょう。

AIエンジニアにおすすめのフリーランスエージェント

案件を獲得するには、フリーランスエージェントの活用が欠かせません。

ここでは、AIエンジニアにおすすめのエージェントを2つ紹介します。

  • BIGDATA NAVI
  • ITプロパートナーズ

BIGDATA NAVI

公式サイト:BIGDATA NAVI

BIGDATA NAVIは、AIとデータサイエンス分野に特化したフリーランスエージェントです。

AI・データサイエンス分野に詳しいエージェントによるサポートを受けられるのが魅力で、自分のスキルレベルと希望にマッチした案件を紹介してもらえます。

副業からの独立もサポートしてもらえるため、フリーランスになりたい方は、まずBIGDATA NAVIに登録して相談してみましょう。

ITプロパートナーズ

公式サイト:ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT企業家、フリーランスエンジニア専用の案件紹介サービスです。

フリーランスエージェントとしては珍しく、週2日からの案件が多数紹介されています。

フリーランスはもちろん、副業としてAI案件を探したい方にもおすすめです。

トレンドの技術を取り入れた案件が多いため、AI関連の案件も見つけやすいでしょう。

フリーランスのAIエンジニアについてのよくある質問

最後に、フリーランスのAIエンジニアについてのよくある質問を紹介します。

AIエンジニアとして転職するにはどうすれば良いですか?

AIエンジニアとして転職するには、スキルが欠かせません。

最近ではAI関連のスキルを学べるスクールも増えてきているので、独学よりも効率的に学習でき、転職もサポートしてもらえます。

AIエンジニアへの転職については、以下の記事もご覧ください。

AIエンジニアとして独立する際に失敗しないためにはどうすれば良いですか?

AIエンジニアとしての独立で失敗しないためには、十分な実務経験を積み、スキルを習得することを心がけてください。

スキルや経験が不十分だと、安定的に案件を獲得するのはどうしても難しくなります。

企業でAIエンジニアとして実務経験を積み、自分の実力を図るために副業にチャレンジしたり、エージェントに相談してアドバイスを求めたりすると良いでしょう。

まとめ

フリーランスのAIエンジニア向けには幅広い案件が紹介されています。

他分野のエンジニアに比べると、どうしても案件数は少なくなってしまいますが、AI市場の拡大にともない、今後も案件数と将来性には期待が持てるでしょう。

活躍するためには、高レベルな技術と、マネジメントスキルや営業力が求められます。

未経験からの独立を考えている方は、まずは焦らずに企業での実務経験を積み、スキルアップしてから検討してみてください。

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