CCNAの難易度を他資格と比較!合格率を上げるポイントや注意点もご紹介

ネットワーク資格の代表格として
高い知名度があり、
さまざまな方が受験する人気資格「CCNA」

CCNAの取得を目指そうとするも

「平均的な難易度は高いのかな?」

と疑問を抱く方も多いでしょう。

今回の記事では、CCNAの難易度や合格率についてご紹介します。

また他資格との難易度比較や合格率を上げるためのポイントなど、CCNAを目指す方は知っておきたい情報が満載です。

ぜひ最後までお読みのうえ、参考にして下さい。

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この記事を読んでわかること
  • CCNAはシスコ技術者認定のひとつ。
  • 合格率は20〜30%と低く、難易度は高い傾向。
  • 2020年2月の改正で難易度が上がった。
  • 基本情報技術者とおおよそ同等、ネットワークスペシャリストより合格の可能性は高い。
  • 勉強法としてはアウトプットを増やし、苦手な部分を把握することが大切。
  • 取得によって未経験者でもスキルをアピールでき、付加価値にもなる。
  • 試験情報の改正や、コンピューター試験方式の特性に注意。
目次

CCNAとは?

CCNAはCisco Certified Network Associateの略称であり、ネットワーク業界では最も有名な資格で、未経験からIT業界へ転職する際にはとても有利に働くため、ITエンジニアの登竜門的資格とされています。

また、世界共通での資格となるため、国際的に価値があり世界中の企業や組織で広く認められているのも特徴です。

CCNAについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

CCNAの難易度・合格率

CCNAの合格率は、平均でおおよそ20〜30%です。

一般的な資格と比較すると合格率は低く、難易度は高いと見ていいでしょう。

ただ上記の数字は、あくまで傾向です。実際は難易度と合格率は必ずしも一致しないともいえます。

なぜなら、CCNAは人気資格のため、受験者層は「学生」から「駆け出しエンジニア」「現役のネットワークエンジニア」など、受験者のレベル感には大きなバラつきがあります。

その分未経験者のレベルも平均され、それが合格率として数字に表れているのです。

このような背景から合格率と難易度は必ずしも一致しないので、あまり最初から身構えることなく挑戦してみるのがいいでしょう。

CCNA試験の改定による難易度への影響は?

2020年の2月、CCNA試験に以下のような改正が発表されました。

・複数あった技術分野がひとつに統合された
・出題範囲が広がった

この改正によって、CCNAの難易度はさらに上がったと考えていいでしょう。

従来のCCNAは、複数の技術分野に細かく分けられていました。そのため、その分野に特化して一点集中で学習すればよかったわけです。

しかし、これらの複数の分野がひとつに統合されたことで出題範囲が広がりました。それに伴い現在のCCNA受験者は、より幅広い分野の網羅的な学習をしなければなりません。

CCNA試験は、試験情報や内容の改正が多い資格として知られていることも事実です。

今後も同様の改正で、難易度が増す可能性もゼロではないでしょう。

一発合格を狙うなら、試験内容の改正に対応している「活学ITスクール」がおすすめです。

CCNAと他資格の難易度比較

この章では、代表的なIT資格とCCNAの難易度を比較します。

それぞれ詳しくみていきましょう!

資格名難易度合格率
CCNA20〜30%
ITパスポート40〜60%
LinuC60〜70%
CompTIA
Network+
50%前後
基本情報技術者試験20〜30%
ネットワーク
スペシャリスト
10%以下

ITパスポートとの比較

ITパスポートは、国家資格です。(情報処理推進機構(IPA)が運営)

IPAが提唱する「5段階スキルレベルの中で1」となっており、IT未経験者や初心者に向けた比較的易しい内容となっています。出題範囲もそれほど広くないため、合格率も平均で40〜60%と高い傾向です。

CCNAの合格率は20〜30%なので、比較的取得しやすいといえるでしょう。

ただITパスポートは未経験者向けの資格であることもあり、転職やキャリアアップで有利になる資格とはいい難いのも事実です。勉強にかける時間や学べる知識など、費用対効果を考えるとCCNAに挑戦するほうが賢明といえます。

LinuCとの比較 

LinuC(リナック)はLPI-Japanが運営する、サーバー関連の出題がメインの資格です。

取得することで、LinuxOSベースのサーバーにおける実践的な知識とスキルがアピールできます。

LinuxOSのサーバーは国内でも圧倒的なシェアを誇り、使っている企業も多いので需要も高いでしょう。

なおLinuCの合格率は3段階のレベルにもよりますが、平均で60〜70%と高くCCNAと比較しても合格率は約3倍です。

ただこちらも総合的な需要で見るとCCNAには及びません

とはいえサーバーなどのインフラ系への転職の際、重宝することは間違いないでしょう。

CompTIA Network+との比較

CompTIA Network+は、アメリカの非営利IT団体「CompTIA」が運営する資格です。

ネットワークに関する出題がメインで、基礎理論からセキュリティ対策など幅広い内容が網羅的に出題されます。

ただCompTIA Network+も初心者向けなので、それほど踏み込んだ内容は出題されません。

実務未経験者でも、1ヶ月程度の学習時間で取得可能とされています。

おなじネットワーク関連でも、CCNAのほうがひとつひとつの出題のレベルが高い傾向にあるため、需要を考えるならCCNAを選ぶのがおすすめです。

基本情報技術者試験との比較

基本情報処理技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格のひとつです。

「IT業界への登竜門」として高い人気と知名度を誇り、専門学生や駆け出しエンジニア、現役エンジニアなどさまざまな方が受験します。

出題範囲が広く、コンピューターの基礎理論からデータベース、セキュリティや経営戦略までが網羅されています。

基本情報技術者試験の合格率は約20〜30%と、CCNAと同等の難易度です。

しかし出題範囲の広さやジャンルの幅広さや網羅性を考慮すると、基本情報技術者試験のほうが難しく感じる人もいるかもしれません。

そのぶん取得によって幅広い職種で重宝する、汎用性の高い資格です。

ネットワークスペシャリストとの比較

こちらのネットワークスペシャリストも、情報処理推進機構(IPA)による国家資格です。

その名のとおりネットワークに特化した内容で、取得によって高度な専門知識をもつ「スペシャリスト」であることの証明となるでしょう。

しかしこちらはIPAが提唱する5段階スキルレベルのうち4に位置する難関資格で、合格率も10%以下となっています。

CCNAよりも難しい資格となりますが、そのぶん大きな需要があるため、転職はもとよりキャリアアップにも大いに役立つことは間違いないでしょう。

受験者層は主に「十分に実務経験を積んだネットワークエンジニア」です。

それでいて低い合格率のため、独学のみならずスクールや講座を活用する方も少なくありません。

取るべきIT資格に迷っている方は、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください!

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CCNAの合格率を上げるための重要なポイント

この章では、CCNAを取得するのに大切なポイントをご紹介します。

インプットよりアウトプットの量を増やす

インプット以上にアウトプット量を増やすことが、合格率アップのポイントとなります。

アウトプット中心の学習のほうが理解しやすく、頭に定着しやすいためです。

とくにIT未経験者の方は、CCNAの問題を解く前に「参考書を読んで概要をちゃんと理解しよう」などと、インプットに時間をかけすぎる傾向にあります。

最初は体系的な学習は必要ですが、ある程度の理解で実際に問題を解いてみるのも大切です。

インプット2割、アウトプット8割くらいの割合が理想といえるでしょう。

CCNA学習のおすすめ参考書はこちら。

CCNAイージス(CCNAの無料Web教科書)での学習もおすすめです。
合わせてチェックしてみてください。

苦手でよく間違える部分を重点的に学ぶ

CCNAの取得の確率を上げるためには、学習効率にこだわったほうがいいでしょう。

学習効率を上げるには、「苦手な部分や間違えた部分のみ学ぶ」姿勢が大切です。

苦手な部分を知るためには、実際に問題を解いてみるしかありません。

問題を解いたうえで間違った部分を分析することで、初めて改善点がわかります

参考書を読むことばかりを繰り返していては、

  • 自分がどこまで理解しているか
  • どこからがわからないのか

が見えてくることはないでしょう。

実践・分析・改善を繰り返すことが、効率のいい学習です。

CCNA独学のコツ、必要な学習時間な下記記事で徹底解説しています。

独学未経験からCCNA取得までを成功させたい方は、こちらも参考にしてください。

独学に不安を感じるならITスクールを検討する

未経験者にとってCCNAは、簡単な資格ではありません。

学習の段階で挫折してしまったり、そもそも独学に苦手意識をもつ方も多いでしょう。

そのような方は、ITスクールの活用も選択肢となります。

スクールによって以下のメリットがあるためです。

  • 挫折しにくくなる
  • 学習効率飛躍的に向上する

ITスクールでは未経験者に最適なカリキュラムが用意されるため、無理なく学習でき、挫折対策にも有効です。

また学習効率も飛躍的に向上します。

たとえば一人で行う独学の場合、わからないところを理解するにはネットを駆使したり、自分で読解しなければなりません。

その点スクールなら講師に質問でき、その場で理解できます

いち早くCCNAを取得でき、就職して「稼ぐフェーズ」に入れるでしょう。

CCNA取得におすすめのITスクール

この章では、CCNAを取得するためにおすすめのITスクールを紹介します。

活学ITスクール

活学ITスクールは、株式会社LastDataが運営するITスクールです。

カリキュラムの対象は「未経験・文系・PCスキルゼロの方」。そのため、わかりやすく噛み砕いた技術解説が特徴です。

また、活学ITスクールはCCNAの資格を、驚異の最短1ヶ月で取得できます

さらに活学ITスクール利用者のCCNA合格率はなんと92%

CCNAの一般的な合格率20〜30%である中、高い水準となっている点もポイントです。

  • 「未経験からエンジニアになって、手に職をつけて安定的に働きたい」
  • 「CCNAを取得して転職成功率を上げ、ゆくゆく市場価値の高いエンジニアになりたい」

と考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

Udemy

Udemyは、株式会社ベネッセコーポレーションが運営するITスクールです。

講座の種類が豊富な点が魅力で、自分に合った講座が必ず見つかるでしょう。

もちろんCCNA向けの講座「新CCNA(200-301)完全未経験からの合格講座」も用意されています。

受講費用も9,000円と安く、他のスクールと比較して受講のハードルも低い点がメリットです。

CCNA取得におすすめITスクールは、こちらでも紹介しているので参考にしてください

CCNAを取得するメリット

この章では、CCNAの取得で得られるメリットをご紹介します。

就職や転職が容易になる

CCNAの取得によって、就職や転職がしやすくなる点は大きなメリットでしょう。

取得によって、一定のスキルをもつことの証明ができるためです。

とくにCCNAは、ネットワーク関連における高度な技術力がアピールできます。

これにより就職・転職のハードルが下がるので、働き方の自由度や選択肢も大きく広げることも可能です。

実務未経験でも知識やスキルが証明できる

実務未経験からIT業界やネットワークエンジニアを目指すのは、比較的困難です。

しかしCCNAを取得することで、実務未経験からでもその道を目指すハードルは大きく下がるでしょう。

CCNAを取るだけの知識とスキル、すなわち「実力」が証明できるからです。

また就職した後も、資格の勉強で得た知見は存分に活かせるでしょう。

付加価値となり年収アップにつながる可能性がある

CCNAが「付加価値」となり、年収アップに役立つ点もメリットです。

CCNAはさまざまなケースで重宝する資格ですが、取得を「必須」としている企業はほとんどありません。

資格をもたないネットワークエンジニアもたくさんいます。

そんな中で資格があることで差別化を図れるため、あらゆる場面で年収の交渉も通りやすくなるでしょう。

CCNA試験での注意点

この章ではCCNAの試験において、注意すべき点についてご紹介します。

試験情報が変わりやすい

CCNAは試験情報が変わりやすいため、注意が必要です。

直近では2020年の2月に、細かく分かれていた分野が統合される大幅な変更がありました。

またCCNAは、合格点を公表していない点も特徴です。

試験のタイミングや出題内容によって難易度が変動する点も、難しいといわれる要因のひとつとなります。

CCNAに挑戦する際は、こういった情報の変更にも留意しなければなりません。

試験本番は一度回答したら前の問題に戻れない

CCNAの試験は紙とペンではなく、コンピューターによる「CBT方式」が採用されています。

問題に答えた後は戻れないため、解答し直すことができません

従来の紙とペンで行われる試験のように、わからないところを飛ばして進めたり、答えた内容を見返すことが不可能です。

そのため一問一問を慎重に、かつ丁寧に回答する必要があります。

まとめ:CCNAの難易度を把握して正しい対策を!

CCNAは他の資格と比較し、初級〜中級向けとされています。

CCNAが取得できたらCCNAの上級資格CCNPにチャレンジしてみると良いでしょう。

しかし決して「簡単」といい切れるレベルではなく、問題集を見てすぐ諦めてしまう方も少なくありません。

合格のためにはIT資格の平均的な難易度、および重要ポイントを押さえた学習が必要不可欠です。

下調べをしっかり行って適切な対策を施し、CCNAの合格率を上げていきましょう。

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Writer

活学ITスクール編集部

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