IT派遣はやめとけ?6つの理由 | メリットと向いている人の特徴

目次

IT派遣はやめとけと言われる6つの理由

近年のIT業界の人気から、まずはIT派遣エンジニアとして働いてみたい方も増えています。

しかし、「IT派遣エンジニアはやめとけ」と耳にしたことのある方も多いのも事実です。

ここでは、IT派遣エンジニアはやめとけといわれる理由を6つ紹介します。

不安定な雇用形態

IT派遣エンジニアは、企業からの依頼を受けてプロジェクトに参加することが多く、ロジェクトの終了とともに仕事がなくなってしまうことがあります。

派遣元企業が新たな派遣先を獲得できなければ、IT派遣エンジニアとして仕事がない状況になります。

そのため、不安定な雇用形態であるといわれています。

年収が低い

IT派遣エンジニアは年収が低い傾向にあります。

株式会社リクルートの2023年2月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査によると、SE・プログラマー・ネットワークエンジニアの平均時給は2,570円でした。

これを1日の8時間を日給として、月20日勤務で試算すると月収約41万円、IT派遣エンジニアの年収493万円となります。

参照元:

2022年のdodaの調査によると、IT/通信業界の全世代の平均年収は436万円でした。

IT派遣エンジニアの方が年収が高く見えますが、正社員の場合、以下の通り年齢が上がれば年収も上がります。

  • 30代では485万円
  • 40代は603万円
  • 50代以降は720万円

IT派遣エンジニアは年齢が上がっても年収は変わらない傾向があり、正社員の方が生涯年収が高くなります。

スキルアップの機会が限定的

IT派遣エンジニアは、そのスキルを見込まれてプロジェクトに参加することが多いです。

プロジェクト内では、既に有しているスキルを担当する範囲内で発揮するため、新たなスキルの習得機会が限定的といわれます。

また、IT派遣エンジニアは設計工程の後続工程を担当することが多く、経験する工程が少ない傾向にあります。

仕事の内容が単純化されることがある

IT派遣エンジニアは、前述したとおりスキルを見込まれてプロジェクトに参加します。

自分のスキルによっては限定した範囲しか担当できずに、プロジェクトが変わっても実施する内容は変わらない場合があります。

そのため、仕事内容が単純化されることがある、といわれています。

キャリア形成に不向き

IT派遣エンジニアは、キャリア形成に不向きといわれています。

その理由としては、大きく2つあります。

  • 短期的なプロジェクトに参加することが多い
  • 上流工程を経験することが少ない

教育体制が整っていないことがある

IT派遣エンジニアが新たな派遣先でプロジェクトに参加したときに、受け入れ先である派遣先企業での教育体制が整っていないことがあります。

教育体制については、派遣先企業やプロジェクトの規模によることが多いですが、以下に具体例を挙げます。

  • システムの仕様を説明した資料がない
  • 基盤情報がまとめられていない

「IT派遣はやめとけ」なんて言わせない!4つのメリット

「IT派遣エンジニアとして働くのは難しいのか」

このような疑問が浮かんだ方も多いでしょう。

実は、IT派遣エンジニアとして働くメリットはたくさんあります。

ここでは、「IT派遣はやめとけ」と言わせない、4つの理由を紹介します。

未経験でも採用されやすい

IT派遣エンジニアは、未経験でも採用されやすいです。

近年、IT業界の需要の高まりからIT人材が不足しており、人材確保のため、未経験でも採用後の伸びしろを期待して採用する企業が多いです。

そのため、IT業界に興味があるけど続くか不安と感じている方には、まずIT派遣エンジニアとして働くことをおすすめします。

派遣の中では給与が高い

近年、IT業界の需要の高まりから、高いレベルのITスキルを持つ人材には、より高い給与が提示される傾向があります。

そのため、派遣業界の中では、比較的給与が高くなる可能性があります。

株式会社リクルートの2023年2月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査によると、SE・プログラマー・ネットワークエンジニアの平均時給は2,570円でした。 

同月の三大都市圏(関東・東海・関西)の平均時給は 1,611円であるため、派遣エンジニアは高い報酬を得やすいことがわかります。 

また、一般的なITスキル以外に高度なITスキルを有することで、さらに自分の市場価値を高めることができるため、時給が高くなる傾向にあります。

働きによっては引き抜きの可能性がある

IT派遣エンジニアとしてのスキルが高い場合、派遣先企業に引き抜かれる事例が多くあります。

派遣先企業としては、契約更新時にIT派遣エンジニアから更新を断られるリスクがあり、人材確保のため、自社の社員にならないか勧めます。

人脈が広がる

IT派遣エンジニアは、派遣先企業のプロジェクトに参加し、短期間で技術的な課題を解決することが求められます。

派遣先企業のプロジェクトを通して、様々な業界、分野の人々と野を働くことで、幅広い人脈を築けるというのもIT派遣エンジニアのメリットの一つです。

そのため、IT派遣エンジニアは人脈の広がりが期待できます。

IT派遣に向いている人の6つの特徴

IT派遣エンジニアにはメリットが複数あることがわかりました。

それでは、IT派遣エンジニアに向いている人はどんな人でしょうか。

ここでは、IT派遣エンジニアに向いている人の6つの特徴を紹介します。

柔軟性がある人

IT派遣エンジニアは様々な企業に出向きます。

職場が変われば、雰囲気や方針、マニュアルなども異なります。

そのため、異なる環境に素早く対応できる柔軟な対応力を求められることが多いです。

企業の要望に応じて様々な役割を期待されるため、柔軟な対応力を発揮できる人がIT派遣エンジニアに向いているといえます。

コミュニケーション能力が高い人

IT業界のプロジェクトでは、多くのエンジニアと協働するため、どのエンジニア職であってもコミュニケーション能力を求められることが前提です。

IT派遣エンジニアは、様々な企業のプロジェクトに新たに参加するため、通常よりも高いコミュニケーション能力を発揮しなければ業務をこなすことができません。

そのため、IT派遣エンジニアはコミュニケーション能力が高い人に向いているといえます。

技術力が高い人

IT派遣エンジニアはスキルを買われてプロジェクトに参加するため、技術力が高い人は仕事に困ることはありません。

また、企業やプロジェクトごとに求められる能力が異なるため、幅広い知識が求められる場面が多いです。

知識欲が旺盛な人

IT業界は急速に発展しており、新しい技術やトレンドが次々と登場しています。 

そのため、知識のアップデートを行わなければ、技術に置いて行かれしまい、参加できるプロジェクトがなくなってしまいます。 

IT派遣エンジニアは、新しい技術に興味を持ち、学び続ける意欲が必要といえます。

ストレス耐性がある人

IT業界のプロジェクトでは、納期や技術的な課題解決を要求され、ストレスを感じる場面が多くあります。

IT派遣エンジニアも同様、業務内容によっては解決するまで帰れないという事態に直面することが予想されます。

また、派遣先が変わる度に新しい環境や人間関係となるため、ストレスに耐性がある人が向いているといえます。

自己管理能力が高い人

IT派遣エンジニアは、複数のプロジェクトに都度参加し、変化する環境で働きます。

指示も派遣先企業の社員によって行われるため、指示事項の対応期限や契約時間内での業務遂行などを自分で管理する必要があります。

そのため、自己管理能力が高い人に向いているといえます。

IT派遣を目指せるスクール5選

IT派遣エンジニアは未経験でも歓迎されますが、IT知識を全く取得していない場合、採用されることも難しくなってしまいます。

そのため、IT全般の知識などを事前に習得することをおすすめします。

スクールを利用すると、効率的にIT全般知識を学ぶことができるのでおすすめです。

ここでは5つのスクールを紹介します。

1.ラストデータ

ラストデータ社会人大学は、未経験専門エンジニアスクールです。

ラストデータ社会人大学では、条件を満たすと0円で受講が可能な講座があり、IT全般の知識が習得可能な上に、世界共通ネットワーク資格CCNAを取得できます。

他にも転職のサポートが受けられるなど、充実したサポート体制が整っています。

2.Tech Academy

テックアカデミーは、採用通過率10%の狭き門を通過した現役エンジニアが講師のため、実践的なスキルをマンツーマンで学べることが特徴です。

チャットでの質問に現役エンジニアが即対応してくれるサポートや副業案件保障制度もあり、初心者からでも安心して学ぶことができます。

3.DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPでは、実務経験豊富な現役エンジニア講師の講義を受講できるとともに、メンターの現役エンジニアと、週2回の定期メンタリングがあり、ひとりひとりに合ったサポートが受けられます。

転職型プログラミングスクールとして、転職サポートとともに、副業サポートも行われます。

4.SAMURAI ENGINEER

SANURAI ENGINEER(侍エンジニア)は日本初のマンツーマン専門のプログラミングスクールです。

挫折しやすいプログラミングスクールもマンツーマンでの講義とオリジナルカリキュラムによりモチベーションを保つことができます。

5.TECH CAMP

TECH CAMP(テックキャンプ)は、短期集中や休日夜間スタイルの講座が特徴です。

講座は、厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付制度の対象で、受講料が最大70%OFFになるものがあります。

IT派遣で失敗しないための4つの対策

「せっかくIT派遣エンジニアになったのに、失敗だった」と後悔したくありません。

IT派遣で失敗しないための4つの対策を紹介します。

1.資格を取得する

IT派遣エンジニアはスキルを見込まれてプロジェクトに参加するため、スキルの証明が必要になります。

スキルの証明には資格を取得することが手っ取り早く、おすすめの方法です。

IT業界の資格には、IT全般知識を問うものと専門性を問うものの2種類に分けることができます。

また、IT技術は急速に発展しており、新しい技術が次々と登場しています。

新しい知識を保有していることをわかりやすく示すために、ベンダー系資格を取得することで自らの需要を高めておくことが重要です。

■IT全般知識

基本情報処理試験、応用情報処理試験

■専門性を問うもの

ベンダー系資格、例:AWS(クラウドサービス)、CCNA(ネットワーク)

2.派遣切りに備える

IT派遣エンジニアは期間が定められて契約することが多いです。

そのため、契約期間終了後に新たな仕事が見つからない可能性を踏まえ、生活に困らない程度の貯蓄が必要となります。

最低でも、給与半年分を生活防衛資金として準備しておくと良いといわれています。

3.正社員への登用がある派遣先を選ぶ

IT派遣エンジニアの雇用形態の中に、派遣先の企業から直接雇用されることを前提とした紹介予定派遣という派遣契約もあります。

案件を選択する際には、企業の雰囲気を掴みながら、自らのスキルを発揮しプロジェクトに貢献しましょう。

IT派遣エンジニアから正社員エンジニアにステップアップすることで、給与が上がる可能性があります。

4.目的や目標をはっきりさせる

IT派遣エンジニアとして働く目的や、やりたいこと、目標をはっきりさせましょう。

例えば、経験を積みたいから短期間案件に参加したい、最新IT技術を活用した案件に参加したいなど、派遣エンジニアとして働く目的や目標を明確にします。

派遣先企業からのオファーがあった場合や、求人検索時の判断材料にできるため、意に沿わないプロジェクトに参加することがなくなります。

また、参加するプロジェクト毎に、自分は何をこのプロジェクトから得られるのかを考えた上で派遣先企業を選ぶ意識を持つことが大事です。

おすすめの派遣会社5選

希望する派遣先企業の仕事を効率的に探す場合に、役に立ってくれるのが人材派遣会社です。

ここでは、IT派遣エンジニアにおすすめの派遣会会社を5つ紹介します。

エンジニアガイド

エンジニアガイドは、大手人材派遣会社スタッフサービスが運営するITエンジニア専門の派遣会社です。

求人数は年間約40,000件以上と業界最大級で、専属コーディネーターが非公開を含む求人の中から最適な仕事を提案します。

IRエンジニア専用のポータルサイトもあり、安定して働けるようにサポートを受けることが可能です。

また、自宅で受講できるeラーニングや通信教育講座が用意されているので、好きな時間にスキルアップできます。

パーソルテクノロジースタッフ

パーソナルクロステクノロジー(旧パーソルテクノロジースタッフ)は、優良派遣事業者として認定を受けているエンジニアに特化した派遣会社です。 

求人検索では人気キーワード検索が可能で、人気求人の把握ができます。 

また、社員の経済的、精神的負担軽減を目的に、奨学金の返還支援制度を導入するなど、働きやすい環境が整えられています。 

modis

Modisは、世界規模の人材サービス企業アデコが運営しているIT・エンジニアに特化した人材派遣会社です。

2023年4月に会社名をAKKODiS (アコーディス)コンサルティングへ変更します。

グローバルなネットワークを有し、日本国内でも取引実績は10,000社以上の案件を抱えています。

保育サービス企業と提携し、育児支援をしているので、育児中の方でも仕事との両立を目指せます。

パソナテック

パソナテックは、IT・ものづくり業界に特化した人材派遣会社です。 

大手企業や注目企業との取引実績があり、常に約2,000件の求人があります。 

キャリア実現のためのキャリアデザイン支援の充実や、半日から取得できる有休や通勤交通費の支給、福利厚生のベネフィットステーションなど働きやすい環境が整えられています。 

リクルートスタッフィング

リクルートスタッフィングは、リクルートが運営する人材派遣会社です。

リクルートならではの供給力で、スキルや就業条件以外に「指向」に着目した独自のマッチング技術で案件を紹介します。

大手ならではの福利厚生、フォローサポート体制、研修キャリア支援を受けることができます。

IT派遣よくある質問と回答

Q.IT派遣の仕事内容とは?

A. IT派遣エンジニアの仕事内容は、企業やプロジェクトによって異なります。

以下に例を挙げます。

  • プログラミングなどのシステム開発や運用保守を担当する。
  • 要件定義や設計などの上流工程から、プログラミングやテストなどの下流工程まで、プロジェクトの各段階に関わることがある。
  • 業務内容やプロジェクトによっては、企業内でチームメンバーとして働くこともあります。

Q.IT派遣に必要なスキルとは?

A.  IT派遣エンジニアとして働く際の必須資格はありませんが、スキルによって報酬が高くなる傾向にあります。

IT系の資格を取得しておくと分かりやすく企業にアピールできるため、おすすめです。

IT系の資格は、IT全般知識と専門性(ベンダー系)資格に分類されます。

■IT全般知識

基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの国家資格

■専門性(ベンダー系)資格

AWS(クラウドサービス)、CCNA(ネットワーク)、Oracle(データベース)などのベンダー系

また、プログラミング言語やフレームワークなどの技術スキルや、コミュニケーション能力など、身につけておくと需要の高い派遣エンジニアになることができます。

Q.IT派遣として働く際の注意点は?

A.  IT派遣エンジニアとして働く際には、以下のような注意点が挙げられます。

  • 人材派遣会社や派遣先企業との契約内容や条件を事前によく確認すること。
  • 時給や契約期間などによって、収入が不安定になる場合があることを事前に把握しておくこと。
  • 派遣先企業の文化や業務内容が異なるため、適応力が求められる場面があること。
  • 将来的なキャリアプランを考える際には、派遣エンジニアとしての経験をどのように生かすかを考えておくこと。

Q.IT派遣はキャリアアップできるのか?

A.  IT派遣エンジニアももちろん、キャリアアップが可能です。

望むキャリアパスによって方法は異なりますが、以下に例を挙げます。

  • さまざまな業種の業務経験を積むこと。
  • さまざまな工程を経験すること。
  • 資格取得や外部研修などを通じて、専門的な知識を習得すること。
  • 希望するエンジニア職のプロジェクトに参加すること。
  • 紹介予定派遣から正社員エンジニアになること。

Q.IT派遣をやめたい場合の手続きは?

A.  派遣エンジニアをやめたい場合は、雇用主である人材派遣会社に退職届を提出する必要があります。

退職届を提出する際には、契約期間などを確認する必要があるため、事前に人材派遣会社と相談しておくことが望ましいです。

退職を決めたら、業務の引き継ぎの他に、退職後の健康保険などの手続きを確認を確認することをおすすめします。

まとめ

IT派遣エンジニアは未経験でも採用されやすく、IT業界に興味のある方の最初の一歩としておすすめです。

DX推進やIoTの台頭により、IT派遣エンジニアはIT業界内でも更に需要が高まっています。

高いITスキルを持つ人材には、より高い給与が提示される傾向が高いため、ITスキルを磨きながら挑戦してみましょう。

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