Pythonエンジニアは高年収?相場と年収を上げる方法を紹介

「Pythonエンジニアは高年収って本当?」

「Pythonエンジニアとして年収を上げるにはどうすれば良い?」

本記事では、このような疑問がある方のために、Pythonエンジニアの年収事情について解説します

Pythonは近年人気のあるプログラミング言語です。

エンジニアを目指している方の中には、「Pythonエンジニアは高年収が期待できる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際のところ、Pythonエンジニアは他の言語を扱うエンジニアに比べて年収が高くなる傾向にあります。

本記事では、Pythonエンジニアの年収事情を職種や雇用形態別に解説します。

年収を上げる方法も紹介するので、Pythonに関心のある方はぜひ参考にしてみてください。

目次

Pythonエンジニアとは

Pythonエンジニアは、プログラミング言語「Python」を主に扱うエンジニアの総称です。

需要が高く、初心者でも比較的身につけやすい言語であることから、Pythonエンジニアを目指す人も少なくありません。

ここでは、Pythonエンジニアの仕事内容となり方を紹介します。

Pythonエンジニアの仕事内容

Pythonエンジニアの仕事内容は職種によって異なります。

一般に、「Pythonエンジニア」と呼ばれるエンジニアが多いのは以下の3つの職種です。

  • Webエンジニア
  • AIエンジニア
  • データサイエンティスト

WebエンジニアはWebアプリケーションの開発を、AIエンジニアはAI開発や分析を、データサイエンティストはデータ分析を、Pythonを使って行います。

その他、組み込みシステム開発やブロックチェーン開発でPythonが使われることもあり、仕事内容は職種によってさまざまです。

Pythonエンジニアになるには

Pythonエンジニアになるには、Pythonを扱えるスキルを身につけることから始めましょう。

AI開発やデータサイエンスよりも、はじめはWebアプリケーション開発を担当するWebエンジニアを目指すのがおすすめです。

スクールの受講などを通じてスキルを習得し、Webアプリケーション開発の技術を学びます。

Pythonエンジニアになる方法については、以下の記事もご覧ください。

Pythonエンジニアの年収相場

Pythonエンジニアは年収が高い」という評判を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

ここでは、Pythonエンジニアと他言語エンジニアの年収相場、Pythonの需要と将来性について紹介します。

Pythonエンジニアの平均年収

Pythonエンジニアの平均年収は、ITエンジニアの中でも高めです

たとえば、2020年の「TECH Street」の調査「プログラミング言語別年収ランキング」を参考にしてみましょう。

Pythonは20代で第7位、30代で第5位、40代で第3位、50代で第11位と、全体として高順位に位置しています。

また、「paiza株式会社」は2022年12月に「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」を発表しました。

この調査では、Pythonは「転職における言語別の平均年収ランキング」で「644.7万円」の第4位に位置しています。

こうした調査結果を見ると、Pythonエンジニアは年収が比較的高い職種であることが分かるでしょう。

他言語エンジニアの平均年収

それでは、他のメジャーな言語の平均年収とPythonの平均年収を比較してみましょう。

比較には「paiza株式会社」の「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」を用います。

各主要言語のランクと平均年収は以下の通りです。

言語ランク平均年収
Go第3位659.0万円
Ruby第6位638.3万円
Java第10位589.8万円
PHP第12位580.4万円
C第15位569.5万円

幅広い開発現場で使われているJavaやPHP、C言語の平均年収も、Pythonよりは低いという調査結果となっています。

Pythonの需要と将来性

Pythonの需要と将来性は今後も高いと考えられています。

Pythonは、AI開発やWebアプリ開発といった需要の高い分野で重宝されている言語です。

AIやWeb、データサイエンス分野は今後も成長を続けることが予想されており、Pythonのスキルを身につけておけば、将来的にも長く活躍できるチャンスはあるでしょう。

職種別Pythonエンジニアの平均年収

ここでは、職種別にPythonエンジニアの平均年収を紹介します

以下の3職種のそれぞれについて平均年収を紹介するので、キャリアプランの参考にしてみてください。

  • Webエンジニア
  • AIエンジニア
  • データサイエンティスト

Webエンジニア

大手求人サイト「求人ボックス」では、正社員のWebエンジニアの平均年収は「556万円」です(2023年6月現在)。

この数字はPythonエンジニアだけでなく、JavaやPHPといった他言語を扱うエンジニアも含みます。

Webエンジニアは近年需要が高く、エンジニアの中でも年収が比較的高いことが分かるでしょう。

Pythonは「YouTube」や「Dropbox」といった有名なWebアプリケーションの開発にも利用されており、今後もWeb系企業での需要が期待できます。

AIエンジニア

求人ボックス」では、正社員のAIエンジニアの平均年収は「598万円」となっています(2023年6月現在)。

PythonはAI開発に使われているため、AIエンジニアに欠かせないスキルの1つです。

AIエンジニアはIT業界の中でも年収が高い職種なので、高年収を目指したい方はキャリアパスの1つとして検討してみると良いでしょう。

AIエンジニアの年収については、以下の記事もご覧ください。

データサイエンティスト

同じく「求人ボックス」では、正社員のデータサイエンティストの平均年収は「699万円」となっています(2023年6月現在)。

近年勢いがある業界ということもあり、データサイエンティストの平均年収はかなり高めです。

データサイエンス分野で主に使われるプログラミング言語として、Pythonの他にR言語があり、こちらも高年収が期待できる言語として知られています。

雇用形態別Pythonエンジニアの平均年収

ここでは、正社員とフリーランスのPythonエンジニアの平均年収を比較してみます。

Pythonエンジニアとしてフリーランスで活動したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

正社員

正社員のPythonエンジニアの平均年収を算出する際、ここでは、大手求人サイト「求人ボックス」で「Pythonエンジニア 正社員」と検索した際の平均年収相場を見てみましょう。

求人全体の平均年収は「556万円」です(2023年6月現在)。

正社員の場合、Pythonエンジニアの平均年収は500~600万円程度になることが想定されます。

フリーランス

フリーランスのPythonエンジニアの平均年収は、およそ「860~910万円」と想定されます。

たとえば、「フリーランススタート」では、Python案件の平均月額単価は「72.1万円」です(2023年6月現在)。

同じく、「レバテックフリーランス」のPython案件の平均月額単価は「76万円」となっています(2023年6月現在)。

両サイトの平均月額単価を年収に換算すると、それぞれ「865.2万円」「912万円」となります。

フリーランスエンジニアの収入は本人のスキルや経験に大きく依存するため、全員がこれだけの収入を得られるわけではないということには注意が必要です。

フリーランスのPythonエンジニアについては、以下の記事もご覧ください。

Pythonエンジニアの年収が高い理由

Pythonエンジニアはなぜ年収が高めなのでしょうか。

ここでは、Pythonエンジニアの年収が高い理由を3つ紹介します。

  • AIエンジニアの需要が高いから
  • Pythonのニーズが高いから
  • 汎用性が高いから

AIエンジニアの需要が高いから

1つ目は、AIエンジニアの需要が高いからです。

PythonはAI開発によく利用されています。

AI分野の市場は急速に拡大しているため、AIエンジニアの年収が高いという話を聞いたことがある方も多いでしょう。

PythonはAIエンジニアにとって必須スキルの1つでもあるため、Pythonエンジニアの平均年収も高めになっているのです。

Pythonのニーズが高いから

Pythonは需要が高いプログラミング言語です

たとえば、「paiza株式会社」の「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」では、Pythonは「転職で企業からニーズが高い言語ランキング」で第4位に位置しています。

Pythonは企業からのニーズも高いため、年収も高めになる傾向があるようです。

汎用性が高いから

言語としての汎用性の高さも、Pythonの年収が高い理由の1つです。

Pythonはできることの幅が広い言語で、以下のような開発・業務に利用されています。

  • AI開発
  • Webアプリ開発
  • スクレイピング
  • 業務効率化
  • ブロックチェーン開発
  • IoT開発

最先端の分野を含む幅広い業界で活躍できるため、Pythonエンジニアには高い需要があります。

Pythonでできることについては、以下の記事もご覧ください。

Pythonエンジニアとして高年収を目指す方法

Pythonエンジニアは、たしかに高年収が期待できる職種ではありますが、収入は個人のスキルや実績に大きく左右されるものです。

ここでは、Pythonエンジニアとして高年収を目指す方法を6つ紹介します。

  • 高い技術力を身につける
  • 上流工程の経験を積む
  • AI・データサイエンス分野のスキルを身につける
  • マネジメントスキルを身につける
  • 転職する
  • 独立する

高い技術力を身につける

スキルアップは、エンジニアが年収を上げるための最も基本的な手段の1つです。

エンジニアの技術力は、年収に直結します。

技術力がなければ、上流工程の経験を積んだり、転職や独立したりといった方法を実践することもできません。

Pythonを扱うスキルをレベルアップさせるだけでなく、幅広い技術を身につけてエンジニアとしての成長を目指しましょう。

上流工程の経験を積む

上流工程の経験を積むことでも、年収アップが期待できます。

上流工程とは、システム開発の中でも要件定義や設計といったフェーズを指す言葉で、開発全体の方針や方向性、具体的な仕様を決定する大切な工程です。

基本的には、実装やテストといった下流工程の仕事よりも、上流工程の仕事の方が給料は高くなる傾向にあります。

上流工程の仕事に携わるには、豊富な経験と高い技術力が要求されますが、経験できればキャリアアップやスキルアップに大きく近づけるでしょう。

AI・データサイエンス分野のスキルを身につける

Pythonを扱う仕事の中でも特に需要が高い、AIやデータサイエンス分野のスキルを身につけるのも、年収を上げるために有効な手段の1つです。

AIやデータサイエンス分野で働くには、数学や統計学をはじめとする高度な専門的知識が要求されます。

そのため、優秀な人材が不足しており、高レベルなスキルを身に付けたエンジニアをどの企業も必要としているのが現状です。

習得は容易ではありませんが、AI・データサイエンス分野のスキルを身につけられれば、さらなる収入アップが期待できるでしょう。

マネジメントスキルを身につける

マネジメントスキルも、エンジニアのキャリアアップ・年収アップに役立ちます。

開発だけでなく、周囲のメンバーの統括や、開発プロジェクトを円滑に進めるための管理といった業務にも対応できれば、マネージャーとしてキャリアアップできるでしょう。

コミュニケーション能力プロジェクトマネジメントの手法など、マネジメントスキルは簡単に身につくものではありませんが、身につけられればキャリアアップの大きな武器になります。

転職する

十分な技術力・スキルがあるはずなのになかなか年収が上がらない、という方は転職も検討してみましょう。

エンジニアの年収は企業にもよるので、転職によって年収が大きく上がることも珍しくはありません。

転職エージェントなどに相談し、自分のスキルレベルや経験をふまえて企業を選定してみましょう。

Pythonエンジニアの転職事情については、以下の記事もご覧ください。

独立する

フリーランスエンジニアとして独立するのも1つの方法です。

一般的には、フリーランスの方が年収は高くなる傾向にあります。

もちろん、税金や保険料などの関係から、必ずしも手取り収入が大きく増えるとは限りません。

技術力に自信がある方は、フリーランスとしての独立も視野に入れてみると良いでしょう。

フリーランスのPythonエンジニアについては、以下の記事もご覧ください。

Pythonエンジニアの年収についてのよくある質問

最後に、Pythonエンジニアの年収についてのよくある質問を紹介します。

Python未経験からでも高年収を目指せますか?

未経験からでも、高年収を目指すことは可能です

Pythonはプログラミング未経験でも習得しやすい言語なので、基礎を身につけるのはそれほど難しくはないでしょう。

実践で使えるレベルのスキルを身につけるには時間がかかりますが、高い意欲と最適な学習環境さえあれば、高年収を狙うのは十分に可能です。

仕事で使えるレベルのPythonスキルを身につけるにはどうすれば良いですか?

仕事で使えるレベルのPythonスキルを身につけたい方には、プログラミングスクールの受講がおすすめです。

独学でもPythonの習得はできますが、効率が悪く挫折もしやすいため、本気でPythonエンジニアとして転職したい方はスクールの受講を検討してみましょう。

Pythonが学べるスクールについては、以下の記事もご覧ください。

まとめ

Pythonエンジニアは、他のプログラミング言語を扱うエンジニアよりも年収が高い傾向にあります。

言語としての汎用性の高さや、AI・データサイエンス分野で活躍できることから、Pythonを扱えるエンジニアには需要があり、高い将来性が期待できるでしょう。

Pythonエンジニアとして年収を上げるための最も根本的な方法は、スキルアップです。

高い技術力がなければ、上流工程の業務を担当したり、AI・データサイエンス分野で活躍したり、転職や独立で年収を上げたりすることはできないでしょう。

未経験からPythonエンジニアとして高年収を狙いたい方は、プログラミングスクールの受講もおすすめです。

近年人気がある言語なので、Pythonを学べるスクールは豊富にあります。

自分に合ったスクールでスキルを学び、Pythonエンジニアとして高年収を目指しましょう。

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