仕事に行きたくないと感じる理由15選!おすすめの対処法とNG行動も紹介

仕事に行きたくないと感じるのには、必ず何か理由があります

やりたいことを抑圧していたり、病気が隠れていたりすることもあるため、行きたくないと思ったら一度じっくり考えてみましょう。

この記事では、仕事に行きたくないと感じる理由を15種類紹介します。

前向きに働くための対処法やNG行動などもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

目次

仕事に行きたくないと感じる理由15選

仕事に行きたくないと感じる理由15選

仕事に行きたくない理由としては、主に以下のような事柄が挙げられます。

自分がどれに当てはまるかを確かめ、後述の内容も参考に対応策を考えてみましょう。

1. 単純に気分が乗らない

平凡な理由としては、何となく気が進まないことが挙げられます。

例えば、休み明けや寝不足のときなどに、出勤するのが億劫になるのはありふれたことです。

ただし、気分が乗らない背後には、自分の抑圧している感情や思わぬ病気が潜んでいる可能性もあります

仕事に行きたくない日が多い場合には、一度じっくり真の原因を考えてみるのがおすすめです。

2. 仕事量が多すぎて疲れている

仕事に行きたくないと感じたら、タスクの量が多すぎないか検証してみてください。知らず知らずのうちにオーバーワークになり、心身が疲弊している可能性があります。

ちなみに仕事量は、与えられた労働時間でこなせる8割以下にとどめるのが適当とされています。

3. 職場の人間関係に不和がある

職場の人間関係にストレスを感じ、仕事に行きたくないと感じる人もたくさんいます。

とりわけ特定の上司や先輩の態度に憂鬱を覚える人が多いようです。

嫌な人間と毎日顔を合わせていれば、やがて拒否反応が起こるのも無理はありません。

​​4. 仕事にやりがいを感じられない

仕事が楽しくないと、働くことへのモチベーションが下がってきます。

やりがいを持てない要因は、内容や難易度が自分に合っていない、会社の役に立っていると感じられないなどさまざまです。

頑張りが思うように評価されず、面白くないと感じることもあるでしょう。

5. ほかにやりたい仕事がある

本当にやりたい仕事に携われていない場合、毎日前向きな気持ちでの出勤は難しくなってしまう可能性が高いです。

実際、「夢はあるが生活のために今の仕事を続けなければならない」などと自分を抑圧して生活している人も多いでしょう。

またいつでも挑戦できる状況にもかかわらず、なかなか一歩踏み出せないことにフラストレーションを感じているケースも想定されます。

6. 仕事で思うように活躍できない

自分が期待していたほど活躍できないという挫折により、仕事に行きたくないと感じることもあります。

活躍できない要因としては、単純にスキル不足のこともあれば、能力はあるものの機会に恵まれないことも考えられます

7. プレッシャーが大きすぎる

仕事にかかるプレッシャーに耐えかねて仕事に行きたくないと感じる人もいます。

重要な商談や大勢の前でのプレゼンなど、特定のイベントを前にプレッシャーを感じるのは自然です。

しかし、ポストやノルマなどにより、常に過度なプレッシャーがある場合、気の持ち方や働き方を変えたほうが良いかもしれません

8. ミスをしてしまって気まずい

仕事でミスをし、周囲に迷惑をかけた次の日などに行きたくないと感じる人も多いです。

一度ミスをすると、また失敗するのではないかと同じ業務に就くのが怖くなることもあります。

とくに新人の場合、仕事に慣れるまでは相当のミスを経験するため、センシティブな性格だと精神的に疲れやすいでしょう。

9. 給与や待遇などの条件面に不満がある

「給料が安い」「休みが少ない」など、労働条件を理由に仕事に行きたくないという人も多いです。

また頑張っているにもかかわらず、望むような評価やポジションを与えられず、モチベーションが低下する人もいます。

10. 経営者や上司のことを尊敬できない

仕事では、経営者や上司が決裁権を持っており、社員はその決定に従わなければなりません。

しかし、経営者や上司の人間性、ビジョンなどを尊敬できないと、ついて行く気にはなれないでしょう。

また経営者の公私混同や上司のえこひいきなど、不当な行為によって信用が低下し、仕事に行きたくないと感じることもあります。

11. ハラスメントを受けている

上司や先輩など、職場の人間からハラスメントを受けている場合、仕事に行きたくないと思うのは当然です。

立場の優位性を利用したパワーハラスメント、性的なセクシャルハラスメント、妊娠・出産等ハラスメント

これらは全て法律で防止措置を講じることが会社に義務付けられています。

12. 会社の将来性に不安がある

「今期の業績が悪い」「業界全体が縮小傾向にある」など、会社の将来性に不安を覚え、仕事への意欲が低下する場合もあります。

また経営が危うくなると、ボーナスがカットされたり、辞める人が増えたり、モチベーションを下げるような実害も起こり得ます

会社や業界に社員を守るだけの体力がないと感じる場合は、早々に退職し、新しい仕事に挑戦するのも賢明です。

13. 通勤にストレスを感じる

通勤に伴うさまざまなストレスが原因で、仕事に行きたくないと感じる人も多いです。

通勤にかかわるストレスとしては、寒さ・暑さや雨風といった天候の問題、ラッシュ時の圧迫感や周囲との密接などの原因が挙げられます。

ほかにも歩行による肉体的な疲労や運転による精神的疲労、安心できる自宅から離れる恐怖感などもあります。

さらに通勤に関連する事柄として「朝起きるのが辛い」という理由も一般的です。

朝起きて会社に行くのが辛い人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

参考:厚生労働省 こころの耳「用語解説 通勤ストレス

14. 体調不良がある

体調がすぐれないと、多くの人は労働への意欲が低下します。

無理すると長引く可能性もあるので、辛いときは休むことも検討しましょう

また体調不良は重大な病気のサインかもしれません。

不眠や食欲不振、動悸、吐き気など、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。

15. 私生活で嫌なことがあった

失恋や夫婦喧嘩、事故など、私生活で嫌なことがあり、仕事の意欲まで低下してしまうこともあります。

プライベートと仕事は区別すべきとは言われますが、実際にはなかなか困難です。

気持ちが苦しいときには「仕事にとりあえず行けばOK」など、頑張ることのハードルを低くし、自分をいたわることも考えましょう。

仕事に行きたくない場合の対処法

仕事に行きたくない場合の対処法

仕事に行きたくない状態を解消、緩和するには、以下の対処法をお試しください。

できるだけ前向きに働けるように自分で工夫をしましょう。

1. 仕事終わりに楽しみなことを設定する

仕事の後に自分への「ご褒美」を設定すると、前向きに1日を過ごせます。

例えば、仕事帰りに一杯やっていく、お気に入りの喫茶店に立ち寄る、映画を観に行くなど。

自分がリフレッシュできる楽しみを仕事終わりに作ってみましょう。

2. メンタルマネジメントや会話術を学ぶ

仕事に行きたくない気持ちは、考え方やコミュニケーションの仕方を変えることで解消される場合もあります。

参考書やインターネットを使って、メンタルマネジメントや会話術を学んでみましょう

人間の心理やタイプ、傾向などを理解するのには、心理学や精神医学などを勉強するのもおすすめです。

3. 業務内容や人員配置を効率化する

仕事量が多すぎたり、プレッシャーが大きすぎたりする場合には、業務を効率化して自分にかかる負担を減らしましょう

自分に権限がない場合は、上司に相談もしくは会社に要望することで改善を図ります。

特定の業務システムを入れることで一気に作業が楽になることも多いので、ITツールの導入も積極的にご検討ください。

​​4. 身近な人や専門家に相談する

友人や家族、恋人など、身近な人に話を聞いてもらうだけでも仕事に行きたくない気持ちは和らぐはずです。

人に話すことによって思考が整理され、合理的な考えが生まれることもよくあります。

また弁護士や社会保険労務士、経営コンサルタントなど、専門家の意見を取り入れるのも有意義です。

5. 休暇をとって心身を休める

過度なストレスが原因で仕事に行きたくない場合には、休暇をとって心身の疲れを取るのもおすすめです。

ちなみにストレスの対処には、下記の「3つのR」を実践することが大切と言われています。

  • レスト(Rest):休息、休養、睡眠
  • レクリエーション(Recreation):運動、旅行のような趣味娯楽や気晴らし
  • リラックス(Relax):ストレッチ、音楽などのリラクセーション

参考:厚生労働省 こころの耳「第4回 『ストレスの対処』ってどんなこと?

6. 休職して一旦仕事から離れる

心身を休めるには、一度休職して中長期的に仕事から離れるのも有効です。

例えば、仕事のストレスによるメンタルヘルス不調や関連疾患がある場合は、医療機関で診断書を書いてもらうと良いでしょう。

また勉強や留学といった自己都合で休職することも可能です。

7. 労働条件の改善を会社に要望する

仕事に行きたくない原因が賃金や労働時間といった労働条件にある場合、要望書の作成などによって会社に改善を求めるのも有効です。

なお、労働条件に関しては、厚生労働省の労働条件相談「ほっとライン」をはじめ、公的な無料相談の仕組みがあります

効果的な要望の仕方を含め、まずは相談してみるのもおすすめです。

​​8. ハラスメント等には法的な対処も検討する

パワハラやセクハラなどのハラスメントをはじめ、不法行為については法的な措置も検討すべきです。

不法行為を解消するとともに、慰謝料や損害賠償を請求できる可能性があります。

ハラスメントにお悩みの場合は、厚生労働省の「ハラスメント悩み相談室」や弁護士事務所などに相談してみましょう

9. 転職も視野に入れて今後のキャリアを考える

仕事にやりがいを感じられない、給料が低すぎる、活躍できないといった場合は、転職を考える良いタイミングかもしれません。

将来のキャリアについてよく検討し、現職にとどまることと退職して新しいチャレンジをすることのどちらが適切かを判断しましょう。

なお、転職を検討する人は、後述の「仕事に行きたくない人におすすめのサービス3選」も参考にしてください。

10. 心身の不調があれば医療機関を受診する

仕事に行きたくないと感じるだけでなく、下記のような心身の不調を感じる場合は、早めに医療機関を受診してください

何らかの病気になっている可能性があります。

■医療機関を受診すべき心身の不調の例

  • 気分が沈む
  • 憂うつを感じる
  • イライラする
  • 気持ちが落ち着かない
  • 動悸がする
  • 食欲がない
  • 夜眠れない、熟睡できない
  • 誰もいないのに人の声がする
  • 誰かが自分の悪口を言っている

参考:こころの情報サイト「こころの病気について理解を深めよう

なお、仕事に行きたくない場合の対処法については以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

仕事に行きたくないときに避けるべきNG行動

仕事に行きたくないときに避けるべきNG行動

仕事に行きたくない気持ちが強いと冷静な判断ができないこともありますが、以下の行動だけは避けるようにしましょう。

無断欠勤をする

無断欠勤は会社からの信用を失うことにつながります

また頻度が高ければ、懲戒処分や解雇の対象にもなり得ます。

そのため、会社を休む場合には必ず連絡を入れましょう。

上司との関係が悪いといった理由でどうしても連絡できない場合は、欠勤連絡の電話代行サービスを活用する手もあります

勢いで退職してしまう

仕事に行きたくないとしても、考えなしに辞めるのはおすすめしません。

退職すれば、収入源がなくなります

また「やっぱり辞めなければよかった」「あの仕事に戻りたい」と後悔する可能性もあります。

よって、早期に退職するにせよ、辞める辞めないの判断は冷静に熟慮したうえで下すべきです。

加えて、転職する場合は、退職する前に転職先を決めてしまうのが良いでしょう。

ちなみに以下の記事では、仕事を辞める理由について解説しているので、辞めるべきか判断する材料としてご活用ください。

現状を耐え忍ぶ

仕事に行きたくない感情を甘えだと捉え、我慢することも避けるべきです。

我慢を続ければストレスが蓄積し、やがてうつ病などのメンタルヘルス不調や関連疾患に発展する恐れがあります。

よって、耐えるのではなく、今の仕事で前向きに働けるような工夫をするか、転職して嫌な仕事から離れるのがおすすめです。

仕事に行きたくないのは甘えではない

仕事に行きたくないのは甘えではない

仕事に行きたくないことを甘えだと決めつけるのは早計です。

その気持ちの裏には、自分が本当にやりたいことや気づいていない病気などが隠れている可能性もあります。

仕事に行きたくないと悩む人は多い

仕事に行きたくないと思うことは、ほとんどの人が経験する事象です。

実際、働く男女の9割が「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答したという調査結果もあります。

そのため、仕事に行きたくないと感じるのは甘えではなく、労働者として自然の感情だといえます。

参考:PR TIMES×Biz Hits「仕事に行きたくない理由ランキング!男女500人アンケート調査

仕事に行きたくないのには理由がある

仕事に行きたくないと思うのには、何か理由があるはずです。

体調や気分が優れないのか、もしくは仕事内容に不満があるのか、どうして行きたくないのかの原因を分析してみましょう。

甘えと一蹴するのではなく、働き方について考えるきっかけにすることで、以後より良いキャリアを築ける可能性があります

うつ病などの疾患の兆候とも考えられる

仕事に行きたくないという気持ちは、何らかの疾患のサインとも考えられます。

仕事に行きたくなくなる病気の代表例は、うつ病です。

意欲の減退が著しかったり、眠れない、食べられないといった症状が現れたりした場合には、早めに心療内科や精神科を受診しましょう。

仕事に行きたくないと思いながら働くデメリット

仕事に行きたくないと思いながら働くデメリット

仕事に行きたくないという後ろ向きな気持ちで働き続けることには、以下のようなデメリットがあります。

早期に現状を打開し、前向きに働けるよう対処法を考えるのが建設的です。

仕事のモチベーションを高められない

仕事に行きたくない状態でイキイキと意欲的に働くのは難しいです。

モチベーションが上がらなければ、主体性や能動性がなくなり、こなすだけの仕事がさらにつまらなく感じられるでしょう。

やはりやりがいのある仕事に従事し、楽しく積極的に取り組むのが理想的です。

周りにやる気があれば浮いてしまう

ほかの社員は高いモチベーションで仕事をしているのに、自分だけ行きたくない気持ちで働けば、周囲から浮いてしまう恐れがあります。

周りから白い目で見られたり、失望されたりして、より一層仕事に身が入らなくなるかもしれません。

また自分が意欲的でない行動を取ることで、職場の士気を下げてしまい、会社から嫌がられる可能性も考えられます。

意欲的でなければ評価もされにくい

仕事のモチベーションが上がらなければ、積極的に業務に従事することができず、会社からの評価も落ちてしまいがちです。

評価されなければ昇進や昇給が望めず、より一層意欲が低下し、さらに評価が落ちるという悪いスパイラルに入ってしまうこともあります。

また自分が仕事に行きたくないとくすぶっているかたわらで、同僚や後輩などが活躍することもストレスとなるでしょう。

ストレスが心身に悪影響をきたすことも

仕事に行きたくないストレスをずっと溜め込んでいると、やがて病気になってしまう恐れがあります。

ストレスからくる病気としては、うつ病をはじめとするメンタルヘルス不調が代表的です。

ほかにも呼吸器系や循環器系、消化器系など、各種のストレス関連疾患(心身症)も考えられます。

病気になって長期間働けなくなるくらいなら、思い切って休暇を取ったり、退職したりするほうが合理的です。

■ストレス関連疾患(心身症)の例

  • 呼吸器系:気管支喘息、過喚起症候群
  • 循環器系:本態性高血圧症、冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)
  • 消化器系:胃・十二指腸潰瘍,過敏性腸症候群,潰瘍性大腸炎,心因性嘔吐
  • 内分泌・代謝系:単純性肥満症、糖尿病

※ほかにも神経・筋肉系、皮膚科領域、整形外科領域、泌尿・生殖器系、眼科領域、耳鼻咽喉科領域、歯科・口腔外科領域の疾患がある。

参考:厚生労働省 こころの耳「2 ストレスからくる病

仕事に行きたくない人におすすめのサービス3選

仕事に行きたくない人におすすめのサービス3選

どうしても仕事に行きたくない場合は、転職を検討するのもおすすめです。

転職を決意した人は、以下3種類のサービスをぜひご活用ください。

1. エンジニアスクール

エンジニアスクールでは、数ヶ月でプログラミング等を学び、ITエンジニアを目指せます

ITエンジニアは、未経験からでも転職しやすい職種です。

IT業界は人手不足が顕著なので、とくに若手の場合は、実務経験がなくても意欲さえあれば採用される傾向にあります

またITエンジニアの平均年収は442万円と、一般的な職種(平均403万円)よりも給与水準が高いです。

活学ITスクールは、IT未経験から最短1ヶ月で資格を取得し、エンジニアを目指せる完全無料のスクールです。

転職成功率98.7%の実績を誇ります

文系・PCスキルゼロの人を含め、多くの人がITエンジニアへの転身を実現しているので、ぜひご利用ください。

※参考:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?

2. 転職エージェント

転職エージェントは、求人の検索から内定・入社手続きまでを一貫してサポートしてくれる無料のキャリアサービスです。

キャリアコンサルタントの手厚い支援を受けながら転職先を探せます。

転職するか迷っている段階で相談だけ利用することも可能なので、ひとまずコンサルタントと話をしてみるのもおすすめです。

3. 退職代行サービス

退職代行サービスとは、本人の代わりに退職の申し出や必要な手続きを実行してくれるものです。

業者によっては退職日や有休消化の交渉なども代行してくれます。

出社せずに仕事を辞めたい、上司や会社と連絡を取るのが嫌といった場合に便利です。

料金は2〜5万円ほどが相場といわれています。

まとめ:仕事に行きたくない状態は今日から改善を!

仕事に行きたくない状態は今日から改善を!

仕事に行きたくない状態は、できるだけ早く解消するのがおすすめです。まずは業務の効率化を試みたり、誰かに話を聞いてもらったりと、すぐ実践できることから試してみましょう。

今の会社で改善が難しい場合には、転職を考えるのもおすすめです。転職する場合はエンジニアスクールや転職サービス、退職代行サービスなどが役立ちます。

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