数多くあるプログラミング言語のなかでもニーズが高いPHPですが、資格が複数あるのはご存知でしょうか。
今回は、PHPエンジニアならば取得しておきたいPHPの資格を、学習方法やおすすめの書籍などを交えてご紹介します。
未経験からITエンジニアを目指したい方は、活学キャリア支援にご相談ください。資格を活かして転職に取り組みたいなど、ご希望をしっかりヒアリングします。
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PHP技術者認定試験とは
PHPに関する資格といえば「PHP技術者認定試験」が有名です。PHPの技術育成、雇用増加を目指すために生まれました。
PHP技術者認定試験は、一般社団法人PHP技術者認定機構が運営しており、全国200箇所で実施しています。
そもそもPHPとは、動的なページやコンテンツを作成するのに適した、サーバーサイドのプログラミング言語です。
WordPressのカスタマイズやプラグイン開発には、ほぼPHPを活用しているといっても過言ではありません。ゲームや基幹システムの開発によく活用されています。
加えて、PHPは人気プログラミング言語ランキング第3位に入っているほど人気言語であり、求人数も多く存在しています。
人気プログラミング言語ランキング(求人数)※ | |
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1位:Java | 7,766件 |
2位:JavaScript | 6,253件 |
3位:PHP | 5,702件 |
4位:Python | 4,807件 |
5位:Ruby | 3,074件 |
※SalesNow DBによる2023年1月1日から2023年12月31日の調査結果
このようにさまざまな場面で活用されているPHPですが、PHPエンジニアの技術レベルに差があることが、業界内における課題となっていました。PHP技術者認定を取得できれば、PHPの技術力があること、技術レベルを証明できるのです。
参照:SalesNow DB
PHPのバージョンとは
PHP技術者認定試験には「PHP5」「PHP7」「PHP8」など、複数の種類があります。
PHP技術者認定試験にもバージョンごとの試験を受ける必要があるため、PHPバージョンについて詳しくみていきましょう。
バージョンによる違いとは
PHPのバージョンが異なると、一部関数や仕様に差異があります。
たとえばPHP5.6からPHP7に更新された際は一部の関数が削除されたり、さらにPHP8に更新された際はエラー表示方法が変更されたりしました。
このように、基本的には同じ言語でありますが内容に多少の差異があります。そのため、試験を受ける際はどのPHPバージョンの試験を受けるのかを決めて、受験するバージョンの勉強に取り組みましょう。
2024年9月現在の最新バージョン
2024年9月時点の最新バージョンはPHP8.3であり、PHP技術者認定試験もPHP8の試験が最新です。
なお、PHPはバグやセキュリティの問題などの修正を行うため、随時バージョンを更新しています。
各バージョンのサポート期限があり、アクティブサポートはリリースからおおよそ2年間程度です。セキュリティサポートは、アクティブサポート終了からおおよそ1年間程度とされています。
バージョンが更新されても、引き続き旧バージョンのPHPの使用は可能です。しかし、上記のようにサポートには期限があるため、脆弱性のリスクを回避する意味でも最新バージョンへの移行が推奨されています。
PHPバージョンの使用統計
W3TechsによるPHPの使用統計調査によると、2024年9月時点では全WebサイトのうちPHP7がもっとも使用されています。
Webサイトで使用されているPHPバージョンの割合※ | |
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バージョン7 | 51.7% |
バージョン8 | 34.3% |
バージョン5 | 13.8% |
バージョン4 | 0.1% |
上記の調査結果から、まだまだPHP7を使用しているWebサイトが多いことがわかります。一方で、バージョン7のなかでは最新であるPHP7.4の場合でも、アクティブサポートおよびセキュリティサポートはすでに期限切れです。
そのため、今後は最新バージョンに移行されPHP8の割合が高まっていくことが予想されます。
参照:W3Techs「Usage statistics of PHP for websites」
PHP技術者認定試験の3つの難易度
PHP技術者認定試験の難易度は、試験等級に合わせて以下のように大きく3つに分類できます。
PHP試験等級 | ITSSレベル | おすすめ対象者レベル |
---|---|---|
初級 | 1 | ・一般的なPHP基礎知識に関する初学者向け資格・学生や新人プログラマーの取得が推奨される・認定教材やオンラインマニュアルからも出題される |
準上級/上級 | 2/3 | ・3年程度の実務経験があるPHPエンジニア向け資格・PHPの基礎と実用的なプログラミング能力が試される |
ウィザード | – | ・PHP技術者認定試験のうち最上位の資格・知識と技術の実践的なスキルを要する |
ITSSレベルとは「IT Skill Standard(ITSSスキル標準)」の略で、IT人材育成を行う際の指標です。
レベル1は新人のプログラマーだけでなく、学生にもおすすめされる初心者向けの難易度とされています。
レベル2/3は基礎知識をもっており実務経験を積んだエンジニア向けの難易度です。
ウィザードはITSSスキル標準に含まれないため、レベルの判断ができません。しかし、PHP技術者認定試験のうちもっとも難易度が高く、PHP熟練者向けの試験です。
PHP技術者認定試験の種類と概要
この章では、PHP技術者認定試験の各試験の概要を紹介します。
PHP8技術者認定 初級試験
独習PHPの第4版から主に出題されます。
難易度 | PHPプログラミングの基礎レベル |
ITスキル標準 | レベル1 |
出題範囲 | オブジェクト指向構文、制御構文、PHPの基礎、リクエスト情報、組み込み関数など |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 60分 |
試験の問題数 | 40問 |
合格基準 | 正解率70%以上 |
試験費用(税込) | 13,200円(学校法人の生徒、先生は6,600円) |
PHP7技術者認定 初級試験
初めてのPHP(PHP7版)を主な教材とし、一般的な知識を織り交ぜながら出題されます。
難易度 | PHPプログラミングの基礎レベル |
ITスキル標準 | レベル1 |
出題範囲 | ユーザとの情報交換(Webフォームの作成)、情報保存(データべース)、テキストと数の操作など |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 60分 |
試験の問題数 | 40問 |
合格基準 | 正解率70%以上 |
試験費用(税込) | 13,200円(学校法人の生徒、先生は6,600円) |
PHP5技術者認定 初級試験
初めてのPHP5を主な教材とし、一般的な知識やオンラインマニュアルなど幅広く出題されます。
難易度 | PHPプログラミングの基礎レベル |
ITスキル標準 | レベル1 |
出題範囲 | 配列の操作、関数、テキストと数の操作、Webフォームの作成、ファイルの操作など |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 60分 |
試験の問題数 | 40問 |
合格基準 | 正解率70%以上 |
試験費用(税込) | 13,200円(学校法人の生徒、先生は6,600円) |
PHP8技術者認定 上級・準上級試験
プログラミングPHP第3版から主に出題されます。
難易度 | PHP言語仕様から実用的なプログラミング技術を問われるレベル |
ITスキル標準 | 上級:レベル3 準上級:レベル2 |
出題範囲 | 言語リファレンス、基本的な関数、セキュリティ、インストールと設定など |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 120分 |
試験の問題数 | 30問 |
合格基準 | 上級:正解率70%以上 準上級:正解率50以上~70%未満 |
試験費用(税込) | 16,500円(学校法人の生徒、先生は8,250円) |
PHP5技術者認定 上級・準上級試験
PHP8技術者認定上級・準上級試験と同様に、主にプログラミングPHP第3版から出題されます。
難易度 | PHP言語仕様から実用的なプログラミング技術を問われるレベル |
ITスキル標準 | 上級:レベル3 準上級:レベル2 |
出題範囲 | Webに関するテクニック、セキュリティ、アプリケーションに関するテクニック、データベースなど |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 120分 |
試験の問題数 | 60問 |
合格基準 | 上級:正解率70%以上 準上級:正解率50以上~70%未満 |
試験費用(税込) | 16,500円(学校法人の生徒、先生は8,250円) |
PHP技術者認定 ウィザード
PHP技術者認定試験のなかでももっとも難しい試験です。他の試験と違い個別の試験を受けるのではなく、PHP8の上級試験で指定のスコアを超えることで認定されます。
2024年3月18日より変更された認定基準は以下のとおりです。
難易度 | PHPプログラミングの最上位レベル |
---|---|
合格条件 | 上級試験(PHP8 以降)でスコア1275点以上(正答率85%)以上を取得した場合、ウィザードの呼称およびロゴマークを使用できる |
試験費用(税込) | 無料 |
PHP技術者認定試験に合格するための学習方法
この章では、PHP技術者認定試験に合格するための学習方法を解説します。
- 書籍で学ぶ
- オンラインコンテンツで学ぶ
- 認定スクールで学ぶ
書籍で学ぶ
書籍はいつでもどこでも学習でき、網羅的に学べることが特徴です。
PHPの初学者にはイラストが豊富に使われている書籍がおすすめです。
アウトプットについては定番の問題集がありますので、後ほどご紹介します。
その他おすすめの書籍も後述していますので、自分に合った1冊を見つけてください。
オンラインコンテンツで学ぶ
動画や音声で学びたい方は、オンラインコンテンツを利用しましょう。
一般社団法人PHP技術者認定機構の公式サイトで、初級試験対応教材を無料でダウンロードできます。
この教材は3部構成となっており、導入から基礎までをしっかり学べます。
参考:一般社団法人PHP技術者認定機構 公式サイト
学習におすすめのサイトについては次項でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
認定スクールで学ぶ
短時間で資格を取りたい方、未経験者、上級の資格を取りたい方はスクールがおすすめです。
一般社団法人PHP技術者認定機構では以下3つのスクールがあります。
- ゴールド認定スクール
- シルバー認定スクール
- 学割プログラム参加校
『学割プログラム参加校』の生徒は、初級と上級の試験を割引価格で受けられるのがメリットです。
無料の模擬試験が実施されているスクールもありますので、チェックしてみてください。
PHP技術者認定試験の学習におすすめの書籍やサイト
PHP技術者認定試験の学習時に活用したい書籍やサイトを紹介します。
- 独習PHP
- PHP8技術者認定初級試験公式問題集A
- 初めてのPHP
- 徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集
- プログラミングPHP
- paiza
- Progate
- ドットインストール
独習PHP
『独習PHP』は、PHPの教科書的な存在です。
第11章からなり『解説』『例題』『練習問題』を通して基本的なスキルを得られます。
Webページやアプリを開発するのに必要な基礎知識やデータベース連携まで、プログラミング初心者から上級者まで幅広く学べる本です。
電子版もあるため、通勤通学中の電車など、どこでも気軽に学習できます。
PHP8技術者認定初級試験公式問題集A
PHP8技術者認定初級試験公式問題集A は、PHP技術者認定試験による認定教材の1つです。HP技術者認定機構のエバンジェリストがメイン著者を、CTOが監修を務めています。
PHPをただ知識として学ぶだけではなく、実際にプログラマーが現場で使用するようなシーンを想定して解説されているのが特徴です。
また、本書はペーパーバック版とkindle版があるため、自分が読みやすい形式で勉強に取り組めます。
初めてのPHP
『初めてのPHP』は、基礎を丁寧に解説したPHP7の入門書です。
基本的な文法のほかに、PHPとWebサーバーやブラウザの仕組みまで解説しています。
データベースとの連携やフレームワークなど、実践で役立つ解説が満載です。
サンプルプログラムも豊富に記載されており、中級者にも選ばれています。
徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集
『徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集』は、公式の認定対策本です。
資格試験対策で定評のある『黒本』と呼ばれています。
PHP7を習得するための基礎から応用までが徹底解説されています。
173問一つずつにある解説がわかりやすいと評判です。
模擬試験1回分もあるため、学んだ内容をしっかりアウトプットしましょう。
プログラミングPHP
『プログラミングPHP』は、言語仕様から実用的なテクニックまで解説しているボリューミーな1冊です。
文字列処理、オブジェクト指向プログラミング、グラフの描画についても解説されています。
この1冊を読み込めば、自分でアプリケーションを作成することもできるでしょう。
徹底攻略 PHP5技術者認定[初級]試験 公式問題集
一般社団法人PHP技術者認定機構の認定対策本です。
経験豊富な講師による、書き下ろし問題170問を掲載しています。
設問ごとに丁寧な解説があるため、試験対策としてだけでなく、PHP5を習得するためにも活用できる一冊です。
『徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集』と同様に電子版もあるため、日々のすきま時間をうまく利用して学習を進めていきましょう。
paiza
『paiza』はITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォームです。
会員登録後、コーディングスキルをチェックし、スキルに応じて企業からスカウトが来るサービスを提供しています。
『paizaラーニング』を利用することで、基礎について無料で学習できます。
プログラミング初心者には無料の範囲だけでも十分なボリュームが提供されていますので、ぜひチェックしてみてください。
Progate
『Progete』はオンラインで学習できるプログラミング学習サイトです。
無料または月額料金がかかる2種のプランがあります。
いずれの言語においても、変数・配列・繰り返し処理・関数など基礎を『学習レッスンコース』で学び『道場レッスン』で問題を解いていくシステムです。
学んだことをすぐにアウトプットできる仕様になっており、手を動かすことで着実にスキルアップできます。
有料プランでも1ヶ月990円からと、非常に低コストで学習できるため、自分のペースで学習していきたい方におすすめです。
ドットインストール
『ドットインストール』は、1本3分程度の動画でプログラミングを学べる学習サイトです。
Progate同様に、基礎から実践的なシステム開発を学べ、PHP以外の学習コンテンツも充実しています。
ドットインストールでは、アウトプットできる環境を整えるために環境構築が必要ですが、これは実務においても避けて通れません。
プランは基本無料ですが、有料のプレミアム会員(月額1,080円)もあります。
まずは無料で学習を進め、基礎を習得できたら有料に切り替え理解を深めましょう。
PHP技術者認定試験に合格するメリット
この章では、PHP技術者認定試験を取得するメリットを解説します。
- PHPを体系的に学べる
- 収入アップが見込める
- 転職活動でアピールポイントになる
- 需要が高く求人数が多い
PHPを体系的に学べる
資格取得に向けた勉強により、PHPの基礎から応用まで総合的に学べます。
基礎がわかっていないと応用はできませんから、少しずつ段階を踏んでいくのがおすすめです。
難易度が低い資格から順番に取得し、ステップバイステップでPHPのスキルを高めていきましょう。
収入アップが見込める
PHPの資格に限ったことではありませんが、資格の取得が収入アップに繋がる可能性があります。
企業によっては資格取得者に基本給とは別に資格手当を支給することもあるためです。
また、フリーランスのような自身のブランドで仕事を獲得するような方の場合、資格取得は自分の実力を証明する材料になります。
結果としてより好条件の案件を獲得できる可能性が高まり、収入アップにつながります。
転職活動でアピールポイントになる
実務経験を積むと同時に資格を取得することで、理論も実践も十分に備えた人材であるということを客観的に証明できます。
また、これからITエンジニアを目指す人であれば、ITエンジニアに必要な「意欲的に学習する力」を証明することにもつながります。
需要が高く求人数が多い
PHPは、人気プログラミング言語ランキングでも3位にランキングされている人気言語です。PHPを使用してWebサイトやシステムを構築している企業が非常に多いため、PHPの知識や技術は需要が高いといえます。
また、求人数も多いため、就職・転職の際に選択肢が広がります。
限られた求人から転職先を見つけるとなると、転職条件を妥協してミスマッチが発生しかねません。求人数が多いことは、就職・転職するうえで大きなメリットになり得ます。
PHP技術者認定試験を受験する流れ
PHP技術者認定試験は、ほぼ一年中各地の受験会場で開催されています。
ここでは、受験の流れについて一つずつ解説します。
- 申し込み方法
- 当日の持ち物
- 合否確認
申し込み方法
PHP技術者認定試験は、Odyssey CBT(オデッセイコミュニケーションズのテスティングサービス)から申請できます。
申請の大まかな流れは以下のとおりです。
- Odyssey CBTでID登録を行う
- 試験日程・試験会場を決定し、Webもしくは電話で申し込む
- 受験料を支払う
PHP技術者認定試験の申し込みは、まずOdyssey CBTにID登録を行います。
試験日程や申し込み方法、受験料の支払い方法は試験会場により異なるため、申し込みの詳細は直接試験会場に確認しましょう。
当日の持ち物
試験当日は、以下3点の持参が必要です。
- Odyssey IDとパスワード
- 受験票
- 写真付き身分証(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカード(個人番号カード)、社員証、学生証のいずれか1点)
受験票は試験会場から発行されるものです。会場によっては発行されない場合もあるため、受験票については事前に試験会場に確認しましょう。
身分証明書は当日持ち込みを忘れてしまうと、受験不可になってしまうため要注意です。写真付きの身分証が無い場合は、以下の書類のうち2点の提示で代替できます。
- 健康保険、国民健康保険または船員保険等の被保険者証
- 国民年金、厚生年金保険または船員保険等の年金証書
- 国民年金手帳、年金手帳
- 本人名義のクレジットカード(本人の署名があるもの)
- 本人名義のキャッシュカード
- 学生証、会社の身分証明書または公共機関が発行した資格証明書
- 住民基本台帳カード、マイナンバー通知カード
- 住民票(3ヶ月以内に発行されたもの)
- 運転経歴証明書
- 共済組合員証
- 共済年金または恩給等の証書
上記は、必ず原本かつ有効期限が切れていないものを準備しましょう。
合否確認
試験結果は、受験後に渡されるスコアレポートですぐに確認できます。また、合格した場合、合格証は試験後に約4〜6週間で発行されます。
合格証の他、合格者には合格者番号が付与されるため、Odyssey CBTから合格証明が取得可能です。
企業や学校などから合格証明の提示を求められた際も、合格番号を共有することで誰でも結果を閲覧できます。
PHP技術者認定試験に関するよくある質問
PHP技術者認定試験に関するよくある質問を紹介します。
PHP技術者認定試験の勉強時間の目安はどれくらい?
初級の場合はプログラミング初心者で約100時間ほど、実務経験者で約10時間ほど見込んでください。
上級・準上級の場合は5年ほどの実務経験者で約50時間ほどです。
前提条件によって勉強時間は大きく異なりますので、あくまでも目安としてみておきましょう。
PHP技術者認定試験に有効期間はある?
有効期間はありません。
一般社団法人PHP技術者認定機構がなくならない限り、取得すれば永久的に有効な資格です。
PHP5などの古いバージョンが終わったとしても、資格そのものは有効です。
PHP技術者認定試験は就職にも有利になる?
就職に有利になる場合もあります。
資格を持っているとスキルの証明になるほか、取得に向けた意気込みや努力も面接官にアピールできるからです。
どのPHPバージョンの資格を受けるべき?
受験時の最新バージョンがおすすめです。
2024年9月時点ではPHP7の使用率が高いですが、サポートが切れておりいずれPHP8に移行されていきます。そのため、基本的には最新バージョンであるPHP8がおすすめです。
しかし、入社したい企業がある場合はその企業で使用しているバージョンを確認し、求められる資格を取得するとよいでしょう。
いずれかの資格を取得したあとも、バージョンは随時更新されます。PHPに限らずプログラミングは常に最新技術に発展するため、継続的な勉強が必要です。
一度資格を取得したあとも、状況に応じてどんどん最新バージョンの知識を身に付けていきましょう。
PHP技術者認定試験に合格してキャリアに活かそう
PHP技術者認定試験は、PHPの技術育成、雇用増加を目指すために創設された資格です。
PHPでサービスを提供している企業はたくさんあるため、PHP資格を取得して優秀なエンジニアになれば仕事に困ることはありません。
ぜひPHP技術者認定試験に合格して、転職やキャリアアップ・案件獲得に活かしていきましょう。
活学キャリア支援は、未経験からIT業界への転職をサポートする転職エージェントです。豊富な求人から、一人ひとりに適した企業をご案内します。
IT資格を取得できるオリジナルカリキュラムもご用意しているので、しっかり学んでから転職したい方もぜひご活用ください。
ぜひPHP技術者認定試験に合格して、キャリアアップや案件獲得に活かしていきましょう。