エンジニアの平均時給は?雇用形態別・年代別・スキル別で徹底紹介

「エンジニアの時給相場はどれくらい?」
「高時給の案件を獲得するには?」

以上のような悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。

エンジニアの時給相場は、雇用形態や年代、企業規模などによって異なります。また、保有しているスキルによっても異なる点が一般的です。

そこで本記事では、エンジニアの時給相場をそれぞれ項目別に解説します。記事後半では、3,000〜5,000円の高時給案件を獲得する方法も解説しています。

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目次

【雇用形態別】エンジニアの時給相場

ここからは、エンジニアの時給相場を雇用形態別に解説します。

正社員エンジニアの時給は約2,400円

求人ボックスのデータを参考にすると、正社員エンジニアの時給は約2,400円です。

東京都の最低賃金が1,113円であることを考えると、かなり高い水準であるといえるでしょう。

また、正社員エンジニアの平均年収は約470万円です。

日本の平均年収が461万円であることを踏まえると、年収も高水準といえます。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧

派遣社員エンジニアの時給は約2,300円

同じく求人ボックスによると、派遣社員エンジニアの平均年収は約2,300円です。

東京都の最低賃金が1,113円であることを考慮すると、派遣社員エンジニアでも高い水準であるといえます。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧|厚生労働省

パート・アルバイトエンジニアの時給は約1,200円

求人ボックスによると、パート・アルバイトエンジニアの時給単価は約1,200円です。

アルバイトの平均時給が1,235円であることを踏まえると、平均並かやや低めの水準であるといえます。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照:株式会社マイナビ「2024年5月度 アルバイト・パート平均時給レポート

【年代別】エンジニアの時給相場

ここからは、年代別にエンジニアの時給相場を解説します。

20代エンジニアの時給は約1,750円

求人ボックスのデータを参考に計算したところ、20代のエンジニアの時給相場は約1,750円です。

具体的には、20〜24歳で約1,600円、25〜29歳で約1,900円となっています。

厚生労働省の「令和2年版厚生労働白書」によると、20〜24歳の平均時給は1,333円、25〜29歳で1,569円です。

以上を踏まえると、かなり高い水準であるといえるでしょう。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書

30代エンジニアの時給は約2,350円

同じく求人ボックスのデータをもとに換算した結果、30代のエンジニアの平均時給は約2,350円です。

具体的には、30〜34歳で約2,300円、35〜39歳で約2,400円となっています。

なお、厚生労働省の「令和2年版厚生労働白書」では、30〜34歳の平均時給は1,784円、35〜39歳で1,982円です。

以上から、30代エンジニアの時給もかなり高い水準であるといえるでしょう。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書

40代エンジニアの時給は約2,650円

求人ボックスのデータによると、40代のエンジニアの平均時給は約2,650円です。

具体的には、40〜44歳で約2,600円、45〜49歳で約2,700円となっています。

厚生労働省の「令和2年版厚生労働白書」では、40〜44歳の平均時給は2,291円、45〜49歳で2,476円です。

以上を踏まえると、40代エンジニアもかなり高い水準であるといえるでしょう。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書

【企業規模別】エンジニアの時給相場

ここからは、企業規模ごとにエンジニアの時給相場を解説します。

10〜99人の企業は約2,250円

求人ボックスのデータによると、従業員数が10〜99人の小規模の企業の時給相場は、約2,250円となっています。

人数が少ないためエンジニアの役割が多岐にわたり、幅広いスキルが求められることが主な理由です。

プロジェクトマネージャーやリードエンジニアのような上流工程のポジションにつくことも珍しくありません。

スキルを高めてキャリアアップすることで、高時給を目指せる環境といえるでしょう。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料

100〜999人の企業は約2,250円

求人ボックスによると、従業員数が100〜999人の企業の時給相場も同じく2,250円程度です。

100〜999人の企業になると、プロジェクトの規模が大きくなってエンジニアの役割がより明確化されます。

エンジニアのスキルと経験がバランスよく評価されるため、時給は中程度に設定されることが多いです。

また、企業の売り上げが安定していて、小規模の企業に比べて時給が安定している傾向があります。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料

1000人以上の企業は約2,500円

求人ボックスによると、従業員数が1000人以上の大規模の企業の時給相場は2,500円程度です。

1000人以上の企業はプロジェクトの規模が非常に大きく、エンジニアの仕事内容も高度かつ専門的になります。

エンジニアのスキルと経験が大きく評価されるため、時給は高く設定されることが多いです。

また、大規模の企業で上流工程のポジションを担当できれば、かなり高い水準の収入を得られるでしょう。

参照:求人ボックス「ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料

【スキル別】エンジニアの時給相場

ここからは、スキル別にエンジニアの時給相場を解説します。

  • プログラミング言語ごとの時給相場
  • インフラスキルごとの時給相場
  • フレームワーク・ライブラリごとの時給相場
  • AI・分析・解析人材スキルごとの時給相場

以下、それぞれ具体的に解説します。

プログラミング言語ごとの時給相場

Offersデジタル人材総研によると、最も時給が高い言語はObjective-Cの5,126円となっています。

Objective-Cは、C言語にオブジェクト指向機能を追加したプログラミング言語です。

主にiOSアプリやmacOSアプリの開発に使用されており、需要が高い言語の一つといえるでしょう。

また、C言語・C++・Javaなどの言語も平均時給が高い傾向があります。

汎用性が高く、さまざまな分野で需要が高まっている言語です。

参照:Offersデジタル人材総研「スキル別副業ITエンジニア採用決定時給レポート

インフラスキルごとの時給相場

Offersデジタル人材総研によると、インフラスキルではKubernetesが最も時給が高く5,536円となっています。

Kubernetes(クバネティス)は、コンテナ化されたアプリケーションの管理などを自動化するプラットフォームです。

アプリケーションの管理と自動化に注目が集まっていることで、需要が高まっています。

また、Azure・GCPなどクラウドに関するスキルも平均時給が高い点が特徴です。

オンプレミスからクラウドに移行する企業が増加していることから、今後も需要の増加が期待されています。

参照:Offersデジタル人材総研「スキル別副業ITエンジニア採用決定時給レポート

フレームワーク・ライブラリごとの時給相場

フレームワーク・ライブラリごとの時給相場を見ると、Reactが最も時給が高く4,842円とされています。

Reactとは、Facebook社が開発したJavaScriptライブラリです。

WebサイトやWebアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)を構築するために使用されます。

フロントエンド開発において広く採用されており、多くの大企業で採用されている点が特徴です。

また、Reactと同じく人気を集める以下3つは、どれも平均時給が4,200円前後と高い傾向があります。

  • Vue.js
  • Nuxt.js
  • Next.js

汎用性が高く人気のフレームワーク・ライブラリは、時給相場が高くなりやすいといえるでしょう。

参照:Offersデジタル人材総研「スキル別副業ITエンジニア採用決定時給レポート

AI・分析・解析人材スキルごとの時給相場

AI・分析・解析人材スキルごとの時給相場を見ると、BigQueryが最も高く5,473円とされています。

BigQueryとは、Googleが提供するフルマネージド型のデータウェアハウスサービスです。

膨大な量のデータを高速で分析できるうえにサーバーレスで専門知識が不要なため、多くの企業が導入しています。

なお、「AI」スキルを保有するエンジニアは、現在4,363円です。しかし、AIの普及に伴い、今後時給相場が高まると期待されています。

参照:Offersデジタル人材総研「スキル別副業ITエンジニア採用決定時給レポート

エンジニアが時給アップのために必要なスキル3選

エンジニアが時給アップのために必要なスキルは、以下の3つです。

  1. コミュニケーションスキル
  2. 業務管理能力
  3. 継続学習能力

以下、それぞれ具体的に解説します。

1.コミュニケーションスキル

時給アップを目指すなら、コミュニケーションスキルは非常に重要です。

技術的な知識やスキルが高くても、クライアントやメンバーとコミュニケーションを取れなければ、プロジェクトは成功しません

技術的な内容を非技術者にもわかりやすく説明する能力や、問題解決のためのディスカッションをする能力が求められます。

また、リモートワークが増えていることから、コミュニケーションツール(Slack・Zoomなど)を活用できる力も大切です。

コミュニケーション能力を磨くことでプロジェクトの進行がスムーズになり、結果として時給アップにつながるでしょう。

2.業務管理能力

業務管理能力も、エンジニアが時給アップを目指すために必要なスキルの一つといえるでしょう。

プロジェクトの進行を効率的に管理し、期限内に高品質な成果物を提供する能力は、企業にとって非常に価値があるためです。

とくに複数のプロジェクトを同時に進行する場合や、納期が厳しいプロジェクトにおいて、業務管理能力は重要になります。

タスクの優先順位をつける能力や進捗状況を適切に把握する能力、リソースを効果的に配分する能力などが求められるでしょう。

3.継続学習能力

継続学習能力は、エンジニアが時給アップを目指すために欠かせないスキルといえます。

IT業界は技術の進化が非常に速く、新しい技術やツールが次々と登場するためです。

継続的に学習してクライアントの悩みを最新技術でもって解決できれば、企業からの評価が上がって時給を高められるでしょう。

常に最新の情報をキャッチアップし、自分のスキルセットを更新し続けることが求められます。

エンジニアが3,000〜5,000円の高時給案件を獲得する方法

ITエンジニアが3,000〜5,000円の高時給案件を獲得したいなら、以下の2つの方法がおすすめです。

  • フリーランスエンジニアとして活躍する
  • 海外で働く

以下、それぞれ詳しく解説します。

フリーランスエンジニアとして活躍する

フリーランスエンジニアとして活躍することは、高時給案件を獲得するための有力な方法の一つです。

フリーランスエンジニアは、自分のスキルや経験に応じて案件を選べます。

なかでも、専門性の高いスキルをもつエンジニアなら、企業から高い評価を受けて高時給の案件を獲得しやすくなるでしょう。

以下のような先端技術に精通しているエンジニアは、とくに需要が高いです。

  • AI
  • 機械学習
  • クラウドコンピューティング
  • ブロックチェーン

スキルや経験次第で、時給3,000〜5,000円以上の案件を高時給案件を受注できるでしょう。

海外で働く

海外で働くことも、エンジニアが高時給案件を獲得するための有効な方法です。

とくに北米やヨーロッパなどの先進国ではエンジニアの需要が高く、報酬も日本に比べて高い傾向があります。

たとえば、アメリカのシリコンバレーでは、時給3,000〜5,000円以上の高時給案件は珍しくありません。

ただし、海外で働くためには、英語力や現地の文化に適応する能力が求められる点には注意が必要です。

ITエンジニアで時給1万円は目指せる?

ITエンジニアが時給1万円を目指すことは可能ですが、専門的なスキルと経験が必要です。

以下のような需要の高い分野で活躍できるスキルを身につけることで、目指せる可能性が広がります。

  • AI
  • データサイエンス
  • クラウドコンピューティング
  • サイバーセキュリティ

また、英語を身につけて北米やヨーロッパなどの報酬が高い国で活躍することも、時給1万円に到達する方法の一つです。

さらに、自己ブランディングやネットワーキングも大切な要素といえます。

自身のスキルや実績をアピールするために、ポートフォリオを作成し、SNSや専門サイトでの情報発信を行うことが重要です。

エンジニアコミュニティにも参加することで、高時給案件の情報を得られるチャンスが広がるでしょう。

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まとめ:必要なスキルを身につけて高時給エンジニアを目指そう

エンジニアにはプログラミングスキルや専門的知識が求められるため、時給も平均より高い水準にある点が魅力です。

働く企業や働き方次第では、3,000〜5,000円の高時給で働くことも可能です。

必要なスキル・知識を身につけて、高時給エンジニアを目指しましょう。

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