カテゴリー
SESはスキル不足で退場になる⁈今からでもできる対策を徹底解説!


・今の現場をスキル不足で退場になりそうで怖い



・スキル不足でもエンジニアとしてキャリアアップしたいけどどうしたらいい?
SESとして働く中で、スキルが現場で求められるレベルに合っていないと感じて、このまま働いていては現場から退場になってしまうのではないかと相談される方は多いです。
特に、クライアントの希望で急にはじめて触れる言語に対応するスキルを求められてしまったり、経験値が少ないのに急に難しい仕事を振られてついていけなくなるケースはよくあります。
今回はそもそもSESが、スキル不足を原因にして辞めさせられてしまうことはあるのか、また、スキル不足に気付いたときに何をすればいいのかを解説していきます。
SESはスキル不足で退場させられることがあるって本当?
案件ごとに契約するSESは、クライアントの要望に応えられない場合、本当に退場になってしまうことがあります。
契約途中で解除となってしまうと転職時にマイナス印象になってしまうことも。
ここではまず、案件から「退場」になるとはどういうことなのか、解説していきます。
- SESの「退場」とは?
- SESがスキル不足で「退場」になることは本当にある
- 「退場」になっても所属企業との契約が解除されることはない
SESの「退場」とは?
SESが「退場」になるとは、常駐していたクライアントから契約を解除されることです。
案件が決まる際には、営業担当の交渉やSES面談を通じて、クライアントの希望とミスマッチが起こらないように何度も調整・確認を繰り返します。
しかし、プロジェクトの内容が変わったり、必要とされるスキルが変更されたりすると、クライアントの側から契約を解除する旨を通達されることがあります。
とはいえ「退場」はクライアントの都合で急に決まることもあるので、必ずしも独力で防ぎきれるものではありません。
SESがスキル不足で「退場」になることは本当にある
SESがプロジェクトから退場させられる理由として最も多いのが、スキル不足です。
配属前の面談などで、必要なスキルのすり合わせをする機会はたくさんあるものの、いざ案件に入ると事前に聞いていた内容とは違うスキルを求められることはよくあります。
さらに営業担当からクライアントに知らされていたスキルが盛られていたり、クライアントが求めるペースで仕事を進めることができないこともあります。
そういった場合には所属企業に契約解除が申し入れられ、ほかのエンジニアと交代することになります。
「退場」になっても所属企業との契約が解除されることはない
「退場」になると、クライアントとの契約を切られてしまいますが、所属企業との間の契約が解除になるわけではないので、次の案件が見つかれば再び別の現場に配属されることになります。
ただし、数か月にわたって案件が見つからないと、大幅に減給されたり、最悪クビになる可能性もあります。
特にスキル不足が原因で「退場」になった場合は、なかなか次の案件がなかなか決まらないこともあるので、早めにスキルアップして転職することが大切です。
SESがスキル不足であることで起こる9つの問題
スキル不足に陥ると、プロジェクトを退場になる以外にも様々な問題が起きてきます。
ここではスキル不足によって起きてくる問題を9つ、具体的に紹介していきます。
- SES面談で落ちる
- 単純作業の仕事しか任せてもらえない
- 選べる案件の範囲が狭くなる
- 待機期間が長くなる
- 昇給できない
- 他職種に転職できない
- 年齢を重ねると転職は難しくなる
- AI技術が発展して仕事を奪われる危険が高い
- メンタルを追い込まれやすい
SES面談で落ちてしまう
スキル面でのミスマッチが起きないように、現場で求められるスキルをSESとクライアントが確認するために行うのがSES面談です。
その際にクライアントが求めるスキルと自分のスキルが合わなければ、その時点で不採用になってしまいます。
また、SES企業によってはクライアントに提出する書類でSESのスキルを盛ってしまう会社もありますが、それもSES面談の段階でバレれば不合格になってしまいます。
幅広い需要に応えられるように普段から自学自習していることが大切です。
単純作業しか任されない
スキル不足でエンジニアとしての仕事が任せられないと、単純作業や事務仕事など、スキルがなくてもできる仕事しか任せられません。
- 品質管理・テスター業務
- データ入力
- コールセンター
- メール対応
これらの仕事がどんなに上達しても、エンジニアのスキルアップにはつながりません。
さらにこれらの仕事を年単位で続けてしまうと、成長できない人材、成長する気のない人材と認識され、キャリアアップのチャンスさえもらえなくなります。
一方で、もし未経験で入社して上のような仕事を半年以上振られ続ける場合には、その会社はエンジニアの育成に力を入れていない可能性が大きいので転職しましょう。
選べる案件が限定される
多くのクライアントは、幅広い依頼をカバーできる即戦力としてのSESを探しているので、そもそもスキルが低い人材向けの求人がかなり少ないです。
通常、選べる案件が多ければ、勤務地や給与、リモートワークができるかどうかなどの基準で自分にあった現場を選ぶことができます。
しかしスキル不足では限られた求人から選ばなければいけないので、案件を選ぶ際にかなり妥協しなければいけないことがほとんどです。
待機期間が長期化する
案件が紹介されるまでには、営業担当がエンジニアの希望に合ったプロジェクトを探し、マッチング度が高そうなところとの面談をセッティングするという手順をふみます。
しかしスキルが低いとそもそもプロジェクト自体が見つからず、さらに面談で失敗するとなかなか配属先が決まらなくなり、待機期間が延びてしまいます。
会社によっては、一定以上待機期間が延びると、ボーナスがなくなったり、大幅に減給したり、さらにはクビになってしまうこともあります。
なかなか給料が上がらない
スキル不足の状態で配属されるのは、スキルがなくても仕事ができるような、単価や利益率が低い案件しかありません。
高単価な仕事はスキルと経験が十分にあるエンジニアにまわされるので、スキルが無ければ良い仕事もなく、評価も給料も上がらないという悪循環に陥ってしまいます。
実際、SESエンジニアの平均年収は300万円から500万円、未経験のエンジニアの年収も300万円ほどといわれていますが、十分なスキルが無ければ300万円前後から抜け出せません。
他職種への転職が難しくなる
エンジニアから転職する場合、特に高収入の職種の採用市場では、IT業界に関する知識や実践的なITスキルを持った人材が人気です。
低いスキルのまま単純作業で何年も同じ会社に勤めていて、そこから転職しようとすると、能力や熱意のない人材として評価されてしまい、書類にも通りづらくなっていきます。
他業界・他業種へ転職したいと思っている人でも、自己学習を重ね、なるべく成長できる業務で経験を積んでいくことでIT人材としての専門性を高めていくことが大切です。
年齢が高いとさらに転職の難易度が上がる
スキルがないまま、単純作業だけして年月が過ぎてしまったり、待機期間に入ったのに自学自習や資格の取得などの対策を行わないと、リストラになることもあります。
また、30代を超えて40代に近づいてくると、次第にSESとして新しい案件に配属されるのが難しくなっていきます。
AI技術の進展で仕事がなくなる危険性が高い
これまでエンジニアが担ってきた仕事の中でも、スキルが無くてもできるような単純作業は、今後AIの発展によって自動化されると言われています。
さらに近年人件費が高騰してきていることで、今後ますます多くの仕事がAIに取って代わられていくと言われています。
長期的にエンジニアとしてIT業界で働いていきたいのであれば、なるべく広範囲にわたる高度なスキルを身に着けておきましょう。
メンタル的に追い詰められやすい
現場でスキル不足を実感することが増えると、今の現場で居場所がないと感じるようになったり、自分のスキルはどこに行っても役に立たないのではないかと感じてしまう人もおおいです。
また、案件が決まらず待期期間に入ってしまうと、いつまで続くかわからない中途半端な状況に常に不安を感じながら自学自習などをしなければいけなくなります。
SESがスキル不足を感じてしまうサイン
SESの現場は時間に追われながらクライアントの要望に応えていくことになるので、働いているなかでスキル不足を感じるタイミングはいくつかあります。
実際にスキルが求められているレベルに達していないことも、単に現場が求めるスピード感や要求する仕事が難しい場合もありますが、ここではもっともよくあるサインを3つ紹介していきます。
- 短期契約のプロジェクトばかりにはいっている
- 現場のペースに追いつけない
- 周囲のエンジニアばかりが優秀に思えてしまう
プロジェクトの契約期間がいつも短い
スキルが十分にある人は、最初の契約期間が短くても契約更新のタイミングで再契約となるため、1つのクライアントと継続的に契約しています。
一方でスキルが低いエンジニアはそもそも短期間の契約しかもらえず再契約もしてもらえず、最悪の場合はごく短期間で退場になってしまいます。
短期間でプロジェクトを移ってしまうと、常に新しい現場になれることにエネルギーを割かれてしまい、キャリアアップにつながるような経験は積めません。
目まぐるしく様々な現場を経験しても、振り返ってみると市場価値の高いスキルがほとんど身につけられていないことに気づくという人は多いです。
現場のペースについていけない
現場に入って渡されるマニュアルが理解できなかったり、「一人でできる」と言って任された仕事で何をすればいいか全くわからなかったりすると、スキル不足を痛感します。
また、チームで業務に当たるなかで、ある程度のスキルがあるとほかのエンジニアの分の仕事を任されることがあります。
そんなとき、伝えられた納期通りに仕事が終わらないと、たとえ自身のスキルは高くてチーム全体の進捗に問題であったとしても、自分のスキル不足のせいで足を引っ張ってしまったと感じる人は多いです。
周囲のエンジニアばかりが優秀に思える
業務についてわからないことを質問したとき、教えてもらっても理解しきれなかったり、ほかのエンジニアがあまりにハイスペックだったりすると、自分のスキルは通用しないと思ってしまいやすいです。
SESの仕事がチームプレイであることが多い以上、ほかのエンジニアと比べて自分の力を評価してしまうことは仕方のないことですが、たとえ自分の実力を過小評価してしまう場合もあります。
自分のスキルではどの程度の仕事ができてどれくらいの年収が妥当なのか、疑問に思ったら転職エージェントに相談しましょう。
活学キャリアでは無料のカウンセリングで、特に未経験~初級エンジニアの方にぴったりのキャリアパスをご紹介しています。
スキル不足が心配な方でも、併設のITスクールで資格取得講座を無料で受講することができるので、市場価値の高い資格を取りながらキャリアアップに理想的な環境を探すことができます!
SESがスキル不足になる原因4選
たとえ数年間SESとして働いていても、スキル不足に陥ってしまうSESはとても多いです。
ここでは、「頑張って働いているのにスキルが上がらない」という方によくある原因を4つ紹介していきます。
- 成長できるような案件に入れていない
- 研修制度が整わない会社に入っている
- 案件の契約期間が短すぎる
- 業務内容とスキルが合っていない
成長できる案件に入れていない
SESが着実に成長していくためには、自分のスキルにちょうどよい案件で実務経験を積んでいくことが大切です。
自分のスキルよりも難易度が低すぎる案件についていると、その間スキルアップできずに時間だけが過ぎてしまいます。
自分にちょうど良い案件が見つかるかどうかは所属企業の営業力も関わってくるので、必ずしも自分の力でどうにかできるわけではありません。
しかし、自分に合った案件に入れなければ成長できないまま時間ばかりが過ぎてしまい、結果としてスキル不足に陥ってしまうので注意が必要です。
研修制度が整っていない
SESがスキル不足にならないためには、なるべく多くスキルアップをしていく必要がありますが、案件の業務をこなしながら自力だけでスキルアップするのは現実的に難しいです。
特に完全未経験からエンジニアを始める場合には、研修なしで現場に出て基礎的な知識もないまま働き始めてしまうと、後になって自力でスキルアップしたくても何から始めていいかもわからなくなる人も多いです。
所属先を選べるならば、スキルの研修やマネジメント研修の受講、資格の取得支援や提携しているITスクールの受講などの制度が充実している会社を選ぶようにしましょう。
案件の契約期間が短すぎる
クライアントが求める仕事は案件ごとに異なるため、仕事を身に着けるのに必要な期間も異なりますが、なかには最初から契約期間が1ヵ月ほどと短い案件もあります。
様々な案件を経験すること自体は大切ですが、短期間で終わる案件ばかり担当していると、仕事を覚えて環境に慣れるのに必死になっているうちに契約が終わってしまい、スキルが育ち切らないまま次の案件へ行くことになります。
スキルが十分に身について使いこなせるようになるまで働き続けられるよう、なるべく半年以上の案件を選ぶようにしましょう。
業務内容が合わない案件に配属された
たとえば研修などで最新のプログラミング言語のスキルを磨いていても、配属された先の現場で使われているのが古い言語であれば、結局「スキル不足」と評価されてしまいます。
自分のスキルに合った現場を紹介してもらえるように、普段から営業担当とのコミュニケーションを綿密に行っておきましょう。
SESがスキル不足で退場させられる3つの理由
SESがスキル不足を理由に退場させられてしまうことは実際にあると解説してきましたが、実際に退場になるのはなぜなのかについて、ここでは3つの理由を解説していきます。
- クライアントが求めるスキルがない
- クライアントとコミュニケーションはとれない
- 現場のペースについていけない
クライアントが求めるスキルに合っていない
SESを依頼するクライアントの多くは、限られた納期に対応できる人材を求めているので、仕事に慣れるのを待っていてはくれません。
クライアントが求める仕事をこなせる力を既に持っていて、確実に仕上げることのできる人材を求めています。
だからこそ、クライアントの求めるスキルとエンジニアのスキルが合っていない場合には、すでに仕事ができるほかのエンジニアに取って代わられてしまうのです。
クライアントと意思疎通が図れない
SESはチームメイトだけでなく、クライアントとも進捗状況などについてやり取りをする必要があります。
たとえクライアントの求めるスキルを持っていたとしても、コミュニケーション能力が低くて進捗についてのやり取りができない人では、即戦力にならないと捉えられてしまいます。
事務的なやり取りがスムーズにできない人は退場になるので気を付けましょう。
現場のペースについていけていない
たとえクライアントの求めるスキルが自分のスキルとあっていたとしても、現場が求める納期に仕事が間に合わなければ、ペースについていけない人材と見なされます。
IT業界に求められる仕事は常に締切が差し迫っていることが多いため、現場のペースについていけないエンジニアは戦力になりません。
エンジニアのスペックの高さには、知識や経験だけでなく仕事を進めるペースの速さも含まれるので、普段から効率的に仕事を進められるように工夫しておきましょう。
SESが退場しないためにできること5選
今まさに現場に入っていてスキル不足を実感し、退場にならないかと不安に思っている人もいるかもしれません。
ここではSESが退場しないために今すぐできること、また、どうしてもクライアントの求めることと自分のスキルが合わない場合にできることを解説していきます。
- 今あるスキルを育てる
- 自分に合った案件を選ぶ
- 市場価値の高い、プログラミング系やクラウド系のスキルを身に着ける
- 営業担当とコミュニケーションを深める
- 転職エージェントに相談
今あるスキルのブラシュアップ
スキル不足で退場になりそうなときにすぐできるのは、今あるスキルを伸ばしてクライアントの要望に応えられるようにすることです。
すぐにスキルをつけなければいけない場合には、関連する資格取得の参考書を活用したり、特定の言語やシステムに関する知識が必要な場合にはオンラインの学習コースで学習するのがおすすめです。
長期でスキルを磨いていきたい場合には、自分が続けられそうな学習ツールを選ぶようにしましょう。
自分に合った案件を選ぶようにする
契約書などに書いてある技術要件を確認すれば、クライアントの期待値と自分の実力の差を確認することができます。
そもそも自分の実力に合っていない案件に入ってしまったら、実力不足で退場になるのも仕方ありません。
また、プロジェクトが始まったあとになって業務内容が変わり、自分のスキルで追いつかない仕事を任せられてしまったら、営業担当に相談して案件を変えてもらいましょう。
プログラミング系やクラウド系のスキルを身に着ける
より単価の高いプロジェクトに配属されたいのであれば、プログラミングやクラウドのような需要の高いスキルについて学習してみましょう。
複数のプログラミング言語を扱えるエンジニアは重宝されやすく、一つの現場で継続して契約を獲得できる可能性が高いです。
特に以下の言語はSESの現場で扱われていることが多いのでおすすめです。
- Java
- C#
- Python
- PHP
- Ruby
- SQL
- JavaScript
自分の営業担当との理解を深める
案件探しは、まず営業担当に自分に合った仕事を紹介してもらうところから始まります。
だからこそ、自分が希望する条件や、どこまでなら譲歩できるかを正確に営業担当に伝えることで、自分に本当にあった案件を紹介してもらえます。
このとき、自分のスペックや学習していることについても確実に伝えれば、ミスマッチを最小限にすることができます。
転職エージェントに相談する
今の所属企業にいてはキャリアアップ・スキルアップにつながる案件に出会えないと感じている人や、SESの不安定な働き方がストレスだという人は、思い切って転職エージェントに相談してみましょう。
たとえば社内SE、受託開発を行っているSES企業、SIerなどであれば、SESのスキルが少しでもあれば十分に狙えます。
SES企業の求人情報でも、一般には公開していない優良企業の情報に出会える可能性は極めて高いので、転職する際はかならずエージェントに相談しましょう。
転職後の定着率98%の活学キャリアでは、担当のキャリアアドバイザーが企業を直接紹介してくれるから、自分に合った会社に出会うことができます。
厳しい基準を満たした優良企業のみと契約を結んでいるからこそ、エンジニアとして働きやすい環境で安心してキャリアアップしていくことができます。
SESがスキル不足で実際に退場になってしまったら
実際にスキル不足を理由に現場を退場になってしまうケースはとても多いです。
一度退場になってしまったら、次に同じことにならないために何ができるのか、効果的な対策を練ることが大切です。
ここでは実際に何をすればいいか、3つのポイントを解説します。
- 原因をはっきりさせる
- 不足しているスキルを補う
- 転職エージェントに相談する
なにが原因だったのかを明確にする
スキル不足が原因で退場になった際に、一番最初にやるべきは、何が原因だったのかを明確にすることです。
まずはそもそも案件が自分のスキルに合った案件だったのかを確認しましょう。
自分に合っていない案件であれば営業担当とのコミュニケーションが足りていなかった可能性があります。
一方で、一見自分のスキルが活かせる現場に入れたのに、案件内容の変更などがないにもかかわらず退場になってしまった場合は、スキルが現場レベルに届いていないことが原因だと考えられます。
スキルを身につける・学ぶ
もし退場の原因が自分のスキル不足であれば、なるべく自分でスキルを身に着けていきましょう。
最近ではオンラインで学習できるツールや資格取得の勉強などのツールも出ているので、転職活動をしながらスキルアップしていくこともできます。
スキルを身に着けるには継続的に学習できることが大切なので、自分が生活の中でストレスなく長く続けられるようなやり方を見つけましょう。
転職エージェントに相談する
自分のスキル不足以外が理由で退場になってしまった場合や、今の会社ではスキル不足を解消できないと思ったら、転職エージェントに相談して転職を検討しましょう。
もし本当に転職するか迷っていても、転職エージェントに相談することで、今の会社での待遇が実力に見合っているか確認することもできます。
たとえ今の会社で自分に合った案件と出会えなかったとしても、会社によっては充実した教育研修制度を利用しながら働ける場合もあります。
特に、IT業界未経験者~初心者向けの案件を多数扱っている活学キャリアでは、エンジニアの育成に力を入れている企業とだけ契約しています。
さらに、転職活動をしながら併設のITスクールにて、無料で資格取得講座を受講できるキャンペーンも実施中!
スキル不足だと思っていても必ずぴったりの企業に出会えるよう、キャリアアドバイザーが全力サポートしてくれるので、諦めずに相談してみましょう。
スキル不足を感じているSESにおすすめの転職先の特徴
スキルが足りないと感じているのであれば、スキルを身に着けられる環境の企業に転職するのが大切です。
一番おすすめなのが教育・研修制度が充実している会社です。
資格取得を支援している企業であれば、働きながらでも効率的にスキルアップしていけます。
また、SES企業であれば、豊富な案件を扱っていたり、リモートで働けたり、自社に出勤できる案件を扱っている会社であれば、安心して働いていけます。
さらにキャリアアップを目指していきたいのであれば、今の自分が扱えるスキルに加えてよりハイレベルなスキルが求められる案件や、上流工程の案件を目指せる会社を選べば、安定して働き続けることができます。
SESからの転職でおすすめの職種4選
IT業界への登竜門として人気のSESですが、実際にSESでの実績や経験があれば転職しやすい、おすすめの職種が4つあります。
ここでは4つの職種の概要と、どんな人に向いているかを解説していきます。
- 上流工程のシステムエンジニア
- SIer
- 自社開発
- 社内SE
システムエンジニア(上流工程)
初心者が任されやすい下流工程が保守・テスト点検などを担うのに対して、上流工程ではシステムの設計や要件定義、クライアントとの折衝などの業務を担います。
エンジニアスキルをさらに深めていきたいという人でなくても、以下のような人には上流工程のシステムエンジニアがおすすめです。
- システム設計の全体像を把握したい人
- 将来的に開発を目指している人
- エンジニアとしての実務経験をもっと積みたい人
SIer
依頼に応じてシステム開発の一部を担うSESに対して、SIerはシステムの設計・開発・導入から運営までを一貫して担い、ときにはプロジェクトのマネジメント面も担います。
特に下のような志向がある方は、SIerに転職することをおすすめします。
- コミュニケーション力などのソフトスキルを活かしたい人
- 安定して一つの現場で働きたい人
- マネジメントスキルをつけたい人
- システム開発の工程について幅広く経験を積みたい人
- セキュリティやインフラについての知識・経験を積みたい人
SIerについては以下の記事でも詳しく解説しています。
SESとの違いについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
自社開発企業
自社開発であれば、自社の製品やサービスの企画、開発、運用まで幅広く業務を担当できます。
SESと比べて一つのプロジェクトにおける契約期間が長く、収入が安定しやすい点が人気です。
さらに、企業の規模が大きければSESよりも充実した福利厚生を受けられることもあるので安心です。
- 開発で働きたい人
- 特定のスキルを身に着けたい人
- 年収を確実に上げたい人
- 今後さらにキャリアアップしたい人
- 開発でしか伸ばせない、特定の領域についてスキルアップしたい人
さらに、開発の仕事を行いながらも、多様な業界やクライアントと関わっていきたい方は受託開発を行っている企業をめざしましょう。
社内SE
社内で使用するシステムについて、構築から運用、管理、業務効率化を担当する仕事で、SESと異なり、同じ職場でより多様なスキルが問われます。
- 企業全体に関わるようなシステムで経験を積みたい
- エンジニアについて幅広い経験を積みたい
- マルチタスクができる人
- サポート業務が好きな人
- 長期的な視野でシステムに関わりたい
- 場所や収入など、環境が安定した場所で働きたい
社内の他の様々な部署と関わりながら働くことがおおいため、コミュニケーション力や柔軟な対応が得意な方に特におすすめです。
SESから転職する人におすすめの転職支援サービス5選
ここまで、スキル不足を感じた際や、今の会社では有効なキャリアアップができないと感じたときには転職することをおすすめしてきました。
そうはいっても、IT人材向けの転職支援サービスがあまりに多くて、どのように選んだらいいかわからないという方も多いです。
ここでは、エージェントサービスを提供している転職サイトを5つ紹介していきます。
- 活学キャリア
- Geekly
- レバテックキャリア
- マイナビIT Agent
- doda エージェントIT
エージェントを使えば、無料で非公開の求人を紹介してもらえたり、自力では見つけにくい優良ホワイト企業との出会いもあるので、転職を検討している人には必見です!
活学キャリア
活学キャリア
完全未経験からエンジニアを目指したい方や、経験年数・実績がほぼない状態からキャリアアップを目指していきたい方にお勧めなのが活学キャリアです。
未経験者対象の求人だけで1200件以上を扱っていることに加え、スキル不足で悩んでいる方には、併設校の資格取得講座を無料で受けられるキャンペーンも実施中。
SESやSIerに特に幅広い契約を持っており、専任の転職カウンセラーが応募から紹介まで一貫して担当するので、未経験はもちろん、業界経験者でも自分にぴったりの案件先が見つかります。
Geekly
Geekly
IT業界専門の転職エージェントサービスとして、8600人以上に及ぶ豊富な支援実績を誇るのがGeekly(ギークリー)です。
対面またはオンラインの面談に基づいて、3万7千件以上の求人から自分に合った求人を紹介してもらえます。
さらに、IT職種専任のアドバイザーが100人以上と多数在籍しており、専門知識を持って入社日の調整や給料の交渉も間に入って行ってもらえるからこそ、定着率97%以上と高いマッチング度になっています。
レバテックキャリア
レバテックキャリア
IT業界専門の転職サービスだからこそ、ITエンジニアからも高い人気を獲得しており、「利用したい転職エージェント」ランキングで1位を獲得したこともあります。
公開されている4万2千件以上の求人には、開発環境や仕事内容、エンジニアの評価基準など、エンジニアが転職で本当に知りたい情報が具体的にまとめられています。
さらに、職種別で専門のアドバイザーが担当してくれるので、年収アップにつながるような強みを引き出した上で転職支援を行ってくれる点も魅力の一つです。
マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENT
転職・就職サイトのマイナビが運営する転職エージェントです。
公開・非公開合わせて2万8千件以上の求人が掲載されているので、豊富な求人のなかから残業の条件や使われる言語の種類、在宅勤務の可否によって自分に合った案件に出会うことができます。
エンジニア経験者のエージェントも多数在籍していることもあり、73%以上の利用者が年収アップでの転職を実現しています。
dodaエージェントIT
dodaエージェントIT
転職業界大手のdoda(デューダ)が運営する転職エージェントのIT業界に特化した部門です。
多業種での支援経験が豊富なアドバイザーが幅広い視点からアドバイスをくれるので、他業種への転職はもちろん、ほかの業界への転職も視野に入れている方に特におすすめです。
LINEを利用してアドバイザーと連絡を取ることもできるので、時間がなくても着実に転職活動を進めたいという人にも利用しやすいサービスです。
SESでスキル不足から退場しそうになっている方からよくある質問8選
ここでは、スキル不足が原因で退場しそうになっているSESからよく寄せられる質問に回答していきます。
- 短期間でやめてしまって大丈夫?
- 今スキル不足になっていても転職して仕事はできる?
- 現場の雰囲気に合わないと思ったらどうすればいい?
- プロジェクトの業務についていけない場合にはどうすればいい?
- 退場になる場合、どれくらい前に連絡来る?
- SESが今持つべきスキルは?
- スキル不足のせいで所属企業にクレームが入ることはある?
- 退職するときにやるべきことは?
ここにない質問や不安がある方は、活学キャリアの無料カウンセリングで相談することができるので、いつでもご連絡ください。
短期間で会社をやめてしまって大丈夫?
たとえ半年や1年などの短い期間であっても、本当にキャリアアップが見込めないのであれば、転職することをおすすめします。
もちろん、短期間での退職歴があると、次の転職先を探す際に「すぐにやめてしまうのではないか」と不安に思われてやめてしまいます。
しかし、本当にブラックなSES企業にいる場合には転職先も事情を理解してポテンシャルを見込んでくれます。
まずは転職エージェントに相談して、今転職したらどんな仕事が狙えるかを知りましょう!
今スキル不足でも仕事はみつかる?
年齢と経験次第では可能です。
IT業界は常に人手不足であり、今後もITへの需要が高まる中でその傾向は続いていくとされています。
今の採用市場では、20代であれば今のスキルや経験が多少足りなくても、今後のポテンシャルを見込んで採用してくれる企業が多いです。
しかし30代から40代になってくると、かなりの経験、実績、スキルがなければ転職は難しくなっていきます。
特に未経験者でも歓迎しているような、教育支援制度が充実したSES企業は20代向けの求人しか出していないことが多いので、転職を決めるなら早めにしましょう。
現場の雰囲気が合わないときはどうしたらいい?
働きにくい雰囲気を感じたら、まずは自社の営業担当に相談しましょう。
- 人間関係が劣悪
- 仕事の進捗・分担が分かりにくい
- 目指している職種と仕事内容がかけ離れている
- 正当に評価してもらえない
- クライアントの無理な要望に振り回されている
上のような感覚を感じてしまうと、「現場が合わない」と感じてしまう方が多いです。
営業担当の仕事には、SESとクライアントのマッチングに加えて、SESが働きやすい環境となるようにクライアントと交渉していくことも含まれます。
もし営業担当に相談しても、何か月もたっても状況が解決しないならば、案件のチェンジを依頼したり、転職することを考えましょう。
プロジェクトの業務についていけないときはどうしたらいい?
まずはついていけなくなってしまった理由を見極めます。
たとえば、仕事が進行通りに進んでいない場合には、自分のスキルと合っていない仕事を任されているのか、それとも仕事の量が多すぎるのか考えてみましょう。
仕事が多すぎる場合、可能な限りチームメイトや先輩社員とコミュニケーションをとって、アドバイスを聞いてみることをおすすめします。
また、自分のスキルに全く合わない仕事を大量に任せられてしまっている場合、営業担当に相談し、改善される見通しがない場合には現場を変えてもらうことも有効です。
もし、現場変更にも応じてもらえない場合には、転職も考えましょう。
SESの退場に関する連絡はどれくらい前に来る?
契約の更新などについて決まるのが契約更新の1か月前であることが多いため、退場についても多くの場合には期日の1か月前までに宣告されます。
ただ、クライアントによっては1か月前を過ぎてから連絡してくる場合もあります。
あまりに急に退場になってしまうと、所属企業の営業担当も対応できずに待機期間が発生してしまうこともありうるので、所属企業の営業担当とはこまめに連絡をとれるようにしましょう。
SESが今持つべきスキルとは?
SESの仕事内容は、クライアントの依頼によって全く違いますが、どのような現場でも役に立つ基本的なスキルとして以下のようなスキルが挙げられます。
- プログラミング(Java、C#、Python、JavaScriptなど)
- システム設計の基礎知識
- 要件定義
- テスト・点検の経験
- データベースの知識とSQLスキル
- システムの開発・運用の知識
- コミュニケーション力
自分がやりたいことや経験を積みたい領域が限られていたとしても、SESはクライアントの希望に従って様々な業務を行わなければならないので、幅広いスキルを身につけるようにしましょう。
SESのスキル不足がクレームにつながることはある?
SESのスキル不足は、プロジェクトの進捗が遅れる原因に直結するので、所属企業へのクレームにつながることもあります。
他にも遅刻や欠勤などの勤怠の面やチーム内でコミュニケーションがうまく取れていない場合でもクレームが寄せられることはよくあります。
クレームを防ぐには、規則に従って、依頼されたペース通りに働くことに加え、聞かなければわからないことは早めにチームメンバーに連絡・相談するようにしましょう。
実際に退職するときはまず何をしたらいい?
退職を伝えるべき期限については、会社の就業規則で決められていることがおおいため、なるべく退職を決めたらまず最初に確認します。
次に、SESが退職する際には、まず所属企業の営業担当に退職をしたい旨伝え、そこから手続きをひとつづつ進めていきます。
退職理由を伝える際には「キャリアアップしていくため」というような前向きな理由を伝えると、退職をスムーズに受け止めてもらえるのでおすすめです。
また、どうしても退職に際して無理な引き留めをされたり、トラブルになりそうであれば、退職代行に依頼するとストレスなく退職をすすめられるので、利用しましょう。
【実体験】スキル不足を感じてSES企業から転職したらスキルアップも叶った!
「以前働いていたSES企業では、研修が受けられずいきなり現場に入るようにいわれました。
契約期間は半年でしたが、その間に担当していたのはテスト業務だけ…。
そのまま契約が終了した後は、待機期間として自宅待機を命じられて、自主学習して毎日学習内容を報告するようにいわれました。」
スキルが身につかないまま待機期間に入ってしまい、このままでは実務経験を積むことも、スキルアップしていくこともできないのではないかと思ったというこの方。
活学キャリアのキャリアカウンセリングを受けてみて、キャリアへの考え方が大きく変わったとのことです。
「努力すればスキルアップしていけると思っていましたが、前の会社に留まっていたら、正しい努力の仕方もわからないまま時間を無駄にしていました。」
活学キャリアでのアドバイスを基に、併設スクールでの資格取得講座を無料で受講して資格を取得し、無事3社から内定を受けたこの方。
今はSESとして2つ目の現場に入り、早くも上流工程を担当しています。
SESがスキル不足で退場になってしまうことは、本当にある!
スキル不足でSESが契約解除をされることは、実際によくあります。
原因には、
- スキルにマッチした現場に出会えなかった
- クライアント側の仕事が変わった
といった企業側からの問題もあれば、
- ITスキルが不足している
- コミュニケーションがうまくいっていない
といったSES側の問題もあります。
充分にスキルアップしておいて、そもそも退場にならないようにすることが大切ですが、もし退場になってしまったら原因をしっかり顧みて、次に向けて対策することが大切です。
どうやって対策したらいいかわからない場合や、営業担当とのコミュニケーションがうまく取れない場合には、転職エージェントに相談してみると新しい可能性がみつかることもあります。
活学キャリア支援では、厳格な基準を満たした企業のみと契約しているので、確実にホワイト企業に出会うことができます。
さらに、専任のキャリアアドバイザーが面接から企業の紹介までを一貫して担当するので、確実に自分に合った環境に出会い、ステップアップしていくことができます!