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社内SEのキャリアパス7つを紹介!考えるポイントや必要な行動を解説

社内SEは働き方も必要スキルも多岐で、キャリアパスで迷いやすい職種。

未経験からだとキャリアパスはどうなる?



居心地だけでこのまま社内SEを続けるべき…?
市場変化が進む今、なんとなく社内SEとして働き続けるだけでは、本来掴めたはずのチャンスを逃してしまう可能性もあります。
そこで今回は未経験からのパターンも含め、社内SEのキャリアパスを解説します。
今の自分のレベルや立ち位置を踏まえ、再現性の高いキャリアパスを探すきっかけにしてください。
社内SEのキャリアパスを考える前に
社内SEのキャリアパスを考えるには、まず仕事内容について正しく理解しておきましょう。
社内SEとは、自社の中でITまわりの管理や整備を担当するエンジニアです。
社外クライアントにシステム開発を行う一般エンジニアと異なり、あくまで自社のために業務を行います。
詳細はこちらの記事をお読みください。





そもそもキャリアパスの前に、社内SEは自分に適してる?
と思う方は、我々「活学キャリア」が相談に乗ります。
過去の卒業生は「やりたいことが定まっていない」という方が殆どでしたが、キャリアコーディネーターと一緒に、エンジニアとしてキャリアプランをどうしていくか相談し、結果として皆さん理想の転職を叶えています。
ぜひ一緒に「現実的かつ納得できるキャリアパス」を考え、行動しませんか?
社内SEがキャリアパスを考えたほうがいい理由3つ


社内SEとして働きたいと考えるなら、戦略的にキャリアパスを考えるのが吉。
そのワケを見ていきましょう。
常に変化するIT市場で将来性を高めていくため
IT業界は目まぐるしく施術もトレンドも進化していく世界であり、それは社内SEもおなじで、変化に対応する人材でないとすぐに埋もれてしまうのが現状。
だからこそ、「どう成長したいのか」という軸が大切です。
目指す方向が見えていれば、学ぶべき技術や現場で積むべき経験も自然と明確になります。
幾多の選択肢の中での迷いを防げるから
社内SEの仕事は、とにかく多種多様なのが特徴。
ゆえに何をやりたいのか、また得意分野が曖昧になりやすいです。
あらかじめキャリアパスを考えておけば各種業務の意味が理解でき、悩む時間も減らせます。
市場と社内方針を知らないと価値低下のリスクがあるから
キャリアパスを考えることで、自分自身の市場価値低下を防げます。
キャリアパスを考えるなら自分の希望はもちろん、市場動向や社内方針も見る必要があります。
たとえばオンプレ中心だった企業がクラウドに舵を切った瞬間、従来のやり方では通用しなくなりますし、外注を推す企業では調整やマネジメント力が重視されます。
こうした変化を放っておいて漫然と働き続けると、知らないうちに市場価値の低い人材になるかもしれないのです。
だからこそ社内外の変化を意識し、「この先自分の強みをどう活かすか」を考えておくべきです。
未経験から社内SEになった場合のキャリアパス
未経験からのキャリアパスだと、一般的に次のようになります。
図のとおりまずは簡単な業務から始めることになります。
それが満足にできたら、その後数ヶ月~数年かけて徐々に実務の幅が広がり、責任の大きなことができるようになります。
その後は技術をつけるか、マネジメントを経験するかでキャリアパスが分かれていく形です。
技術職ないしはマネジメント職・管理職に進むには、置かれた環境でまず頑張りをアピールすること。
日頃から上司に「経験したい」旨を小出しに伝えておいたり、資格などの功績で意思を見せるのもたいへん有効な手段です。



働けば必ず専門業務はできるし、経験も積めるでしょ?
と安易に考えるのは早計です。
過去に、「社内SEに未経験から挑戦するとき知っておく注意点」を言及しているので、興味のある方はどうぞ。





経験を0から1にするのがいちばん難しいと思う



働きながら資格は正直きつい…
活学キャリアは、こう感じている方のための転職エージェントです。
未経験研修制度がついた1,200件以上の求人を扱っているので、「給料をもらいつつ学べる仕組み」になっています。
経験を1にするにもぴったりで、経験を積むための働きつつの勉強なども不要で、着実に経験を積み上げられます。
経験豊富なアドバイザーの親身な対応も評判ですので、ぜひこの機会に使ってみてください!
経験を活かす場合の社内SEのキャリアパス3つ


ここで紹介するのは、経験を活かすキャリアパスです。
相応の経験や技術力を武器に実現するキャリアパスとして、ぜひ意識して見てみてください。
インフラエンジニア
ネットワークやサーバーの保守運用を経験してきたなら、インフラエンジニアとして進むのも王道ルート。
中小企業はとくにオンプレミスとクラウドの混在環境が多く、幅広い技術が求められるシーンが多い傾向にあります。
開発エンジニア
業務効率化のために何らかのプログラム言語を使ってきた経験があるなら、それをきっかけに本格的な開発エンジニアになるのも選択肢です。
要件定義やテスト設計まで任されていたなら、現場にそのまま入っていける土台がすでにできあがっているといえます。
フリーランスとして独立
意外と思う方も多いと思いますが、フリーランスとして独立するというキャリアパスもあります。
- 社内調整が得意
- ベンダーとの交渉が上手
- 構成管理から導入まで一通りできる
などの強みは、いろんな企業で通用します。
会社の外に出ることで「自分の価値の出し方」を再認識し、さらなる成長を遂げる方もいます。
事前準備さえ慎重に行えば、十分現実的でしょう。
スペシャリストとしてキャリアアップする場合の社内SEのキャリアパス3つ


社内SEのキャリアパスには、スペシャリストとして進むという道も存在します。
具体的にどのようなものか見ていこうと思います。
マネージャー職
マネージャー職にはシステムだけでなく人や予算、全体を管理するため、会話力などが問われます。
現場と経営の橋渡し役として成長に貢献できる役割で、メンバー育成に意欲的な方にもぴったりです。
ITコンサルタント
課題を見つけ、改善・提案するのが得意なら、こちらも選択肢です。
ITコンサルタントはこれまで自社の中でやってきたことを、「他社のため」に提供する仕事。
業務知識を熟知し、それを上手に提案できる能力は、あらゆる会社で確実に通用します。
CIOおよびCEO
全社の業務改革にまで深く関わってきたなら、CIO(最高情報責任者)およびCEO(最高経営責任者)という選択肢も現実味を帯びてきます。
持ち前の知見を戦略に落とし込む力や、会社全体のビジョンを描く力が問われますが、社内SEはその素質をもっているといっても過言ではありません。
これまでの経験で組織を動かすポジションに就きたい方は、挑戦しがいがあります。
キャリアパスを考えるときのポイントは?


キャリアパスを考えたほうがいいといっても、なかなかすんなり思いつくものではないですよね。
ここでは、考えるときのポイントを紹介していくので、参考にしつつ考えてみてください。
経験を活かすかスペシャリストになるかを考える
社内SEのキャリアパスは選択肢が広く、自分がどの方向を目指すのかで日々の行動も変わってきます。
- 技術を深めてスペシャリストを目指すのか
- 業務知識を武器にマネジメントに進むのか
といった、大まかな方向性だけでも持っておくことが大切です。
とはいえ、ただの理想論では意味がありません。
- 自分が得意とすること
- 苦にならないこと
- むしろ楽しいと感じる部分はどこなのか
などを、これまでの経験をもとに冷静に見極めておくと、無理のないキャリア選択がしやすくなります。
5年後・10年後・15年後と段階的にビジョンを組み立てる
「とりあえず3年頑張る」など抽象的なものではなく、5年・10年・15年と中長期の視点で目標を組み立てておくことが大切です。
未来を完全に予測することはできませんが、段階ごとの方向性を持っておくことで迷いが出にくくなりますし、必要なスキルや行動も逆算しやすくなります。
一例ですが、以下のように一覧表などにまとめておくことをおすすめします。
時期 | 目標 | 取得するスキル |
---|---|---|
5年後まで | 社内インフラの責任者になる | サーバー構築クラウドセキュリティ |
10年後まで | 社内DXをリードする立場になる | DXツール業務改善力企画・提案力 |
15年後まで | CIOなど経営とITをつなぐポジションに就く | 経営戦略IT全般プレゼンテーション力 |
時期 | 目標 | 取得するスキル |
---|---|---|
5年後まで | 小規模な開発プロジェクトを主導する | JavaScriptSQL業務理解力 |
10年後まで | 外部ベンダーを管理できるPMになる | プロジェクトマネジメント交渉力 |
15年後まで | 独立してIT顧問・ITコンサルとして活躍する | コンサルティング力分析力実績づくり |
現状を踏まえて「再現性」を考える
ただただ理想のキャリアビジョンを考えるだけでなく、「今の会社でそれが実現できるのか?」という視点はちゃんともっておくことです。
たとえば「クラウドのスキルを身につけたい」と思っても、今いる会社でオンプレしか使っていない、かつ今後導入の可能性もないとなったら実現のハードルは高くなります。
今いる会社で無理そうなら転職などで環境を変える行動が必要になりますが、その選択で目標が実現できそうかどうか、現実的な視点ももちたいところ。



キャリアパスは気合だけでは切り開けないから怖い…



その「再現性の高さ」の見極めが難しいんだけど…
と悩んでしまう気持ちは、転職を多数経験してきた筆者も痛いほど理解できます。
そんなときこそ、「活学キャリア」を活用してみてください。
IT未経験でもOKの求人が1,200件以上ありますが、それらをただ紹介するだけではなく、専門アドバイザーが「なりたい自分の実現にちゃんと辿り着けそうなキャリアパスとそれを実現できる環境」を一緒に考えてくれるのが最大の魅力。
「給料をもらいながら学ぶ」という選択肢もあるので、「まずは相談だけ」という形でも利用価値は十分にあります。
自分ひとりで悩むより信頼できるプロと一緒に整理していくほうが、ずっと確実で前向きに行動できるので、まずは無料カウンセリングにどんなことでもお伝えください。
ITのトレンドや新技術には常に興味をもっておく
社内SEとして働くと、どうしても自社のシステムや運用の知識に偏ってしまうもので、それだけだと気づかないうちに時代遅れになってしまいます。
だからこそ日々進化している技術に目を向け、今後来るチャンスの波に乗れるよう準備しておかなければなりません。
コミュニティや勉強会で人脈と知識を蓄えておく
社内SEこそ社外のITコミュニティや勉強会に足を運んでみるのはすごく大事です。
他の現場でどんな技術が使われているか、また働き方の事例などを知るだけでも刺激になりますし、自分の今後を考えるうえで貴重なヒントになります。
人脈も広がっていくので転職やキャリアチェンジを考えるときの視野もぐっと広がるでしょう。
社内SEの年収はキャリアパスによって違う
社内SEの年収は約500万円ですが、キャリアパスによって違ってきます。
たとえば高年収の例ですが、目指すキャリアが
- エンジニア職なら年収は約700~850万円
- マネージャー職なら約650~900万円
- 外資系で約670万円
- 金融系で約610万円
- マーケティング職で約560万円
などとなっています。
また、社内SEとして年収を少しでも上げるための方法を、以下の記事で紹介しています。


社内SEとして理想のキャリアパスを実現する為に持っておくべきスキル
ここまで社内SEのキャリアパスの考え方を解説してきました。
キャリアパスを自分の中で決めたら、次はその実現に必要なスキルを身につけましょう。
社内SEとして共通して備えておきたいスキルは以下の通りです。
- 業務を支えるインフラや、情報漏洩を防ぐための知識
- 専門用語を使わずITが苦手な人に教える解説力
- 物事の全体像を素早く理解する俯瞰力
- デジタル技術での効率化を考え、現場に合った形で実行に移す応用力
以下の記事では社内SEとして必要なスキルをより詳しく解説しています。


未経験から社内SEに転職する際に覚えておきたい注意点
未経験から転職するのであれば、いい面だけでなく、次のような面も念頭に置いておくことをおすすめします。
- 技術だけに集中はできず、雑用や問合せ対応も仕事のうち
- 頑張りやスキルが目に見える形で評価されにくく、給与に反映されづらい
- 部署間調整や外部とのやりとりなど、対人スキルも必須
社内SEなら専門的な仕事に全振りはできず、雑用なども仕事のうちですし、目に見える成果が出しにくいので頑張りが給与に大きく反映されることも少ないです。
また「SE」という名称がついていてもPCの前に貼り付くだけでは通用せず、対人スキルももはや「必須」です。
過去の記事でも、「経験の方が転職するときに念頭に置いておくこと」として紹介していますので、気になる方はお読みください。


未経験でも社内SEとしてキャリアパスの幅を広げる行動3選





まったく経験がないから、選択肢の広げようが無いよね
このように悩む方もいると思いますが、未経験でも努力と行動次第で広げることは可能です。
ここでは、そのための行動を3つに厳選して解説します。
社内で広範にわたる実務経験を積む
まずは「社内で幅広く仕事に関わること」を意識するといいです。
インフラ、開発、ヘルプデスクなどなんでもやってみる姿勢が、次のキャリアの土台を確実に広げます。
最初はわからないことだらけでしょうが、実務を通して身につけた「経験」はあとから大きな強みになります。
小さな依頼でも「これはどんな業務に関係しているんだろう」などと考えながら取り組むだけで、吸収できることはずいぶん変わってくるでしょう。
働きながら「人に見せられる功績」を作る
未経験だからこそ、「目に見える成果」にこだわって行動してみてください。
- 社内マニュアルを改善した
- トラブルの再発防止策を作った
など、些細なことでも形になる実績は、転職活動や社内評価の場面で強いアピール材料になります。
自分では当たり前と思っていることも、他の職場では高く評価されることは多々あります。
また
- スキルを証明できるポートフォリオ
- 資格
- 副業案件の納品実績
なども功績としてアピールできます。
転職エージェントサービスを使ってみる
すぐには転職を考えていなくても、エージェントに話を聞いてみるだけで得られることはたくさんあります。
たとえば
- 今のスキルで通用するのか
- 市場ではどんなキャリアが求められているのか
を知るだけでもとるべき行動が明確になるので、その用途で使っている人も珍しくはないです。
プロの目線で自分の可能性を整理してもらうだけでも、大きな前進といえるでしょう。
再現性の高いキャリアパスを考える方におすすめの転職エージェント3つ


せっかくキャリアパスを考えるのであれば、なるべく自分の理想に近く、かつ再現性が高いものを考えたいですよね。
ここでは、そのようなキャリアパスを考える方におすすめの転職エージェントを3つご紹介します。
活学キャリア
1つめのおすすめは、弊社が運営する「活学キャリア」。



将来が不安だけど、したいこともないからキャリアパスは難しい



漠然としたキャリアパスはあるけど、再現性を考えると無理かな
そんな方にこそおすすめしたい転職エージェントです。
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書類や面接のアドバイスだけでなく、求職者自身ではとても気づけなかった「再現性のあるキャリアパス」を一緒に描いてくれるのが最大の魅力です。
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二人三脚で一緒に理想を考えてくれるプロがお待ちしています。
リクルートエージェント
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社内SEから他職種にキャリアチェンジしたい人にも強く、IT専任のアドバイザーに相談できるのも安心ポイントです。
大手ならではの情報量と企業との関係性の深さが、可能性を広げてくれるでしょう。
マイナビIT AGENT
IT・Web業界に特化したサービスで、20代~30代の若手層に向けた支援が手厚いです。
社内SEとして今後どう成長していくべきかをヒアリングし、志向にぴったりな求人を紹介してくれます。
企業とのパイプも強いため「どんな環境でならキャリアが再現できるか」を具体的にイメージしながら進めやすいです。
社内SEのキャリアパスに関連するよくある質問


最後に、社内SEのキャリアパスに関連する質問について答えていきます。
プログラミングができない社内SEのキャリアパスは?
次のようなキャリアパスがあります。
- 社内システムの改善および運用
- 社内DXの推進・導入担当
- ITサポートやヘルプデスク担当者
ちなみにエンジニア業務の経験があれば開発やインフラ、マネジメント経験を積めば、マネージャーやITコンサルなど選択肢が一気に広がります。
社内SEとしてスペシャリストとゼネラリストどちらを目指すべき?
どちらにもメリットがあるため、自分の現状や希望を踏まえて再現性の高い方を選ぶのが良いでしょう。
スペシャリストは特定の技術および領域を深め専門性を高めるので、希少性を武器に価値を高められます。
ゼネラリストは幅広い業務に関わるので、汎用性の高い「調整力」や「マネジメント力」を身につけやすく、いろんな職種に対応しやすくなります。
社内SEからDX人材というキャリアパスは現実的?
十分に現実的で、むしろ社内SEはDX人材に近づきやすい立場ともいえます。
DXを進めるには、
- 業務の実態を理解していること
- ITの知識を持っていること
の両方が求められます。
社内SEはその両方に日常的に関わっているため、現場と経営をつなぐ存在として活躍しやすいのです。
まとめ
社内SEのキャリアパスは明確な正解があるものではありません。
ですが自分の強みや興味、置かれた環境を丁寧に見つめながら考えれば、再現性の高い道を描けるようになります。
技術だけでなく俯瞰的な視点や調整力なども武器になりますし、ガラリと環境を変えることだって立派な選択肢。
焦る必要はなく、じっくり一歩ずつ自分なりの道を考えていくことが大切だと思います。
ここまで読み進めて、



なるほどとは思ったけど、まだやっぱり自分のキャリアパスはモヤモヤしてて決められそうにない…
と感じた方もいるかもしれません。
方向性を考えるのって本当に難しいですし、自分ひとりで考えていると堂々巡りになってしまいますよね。
「活学キャリア」は、そんなときに頼っていただきたい転職エージェント。
プロのアドバイザーがあなたの経験や想いを丁寧にヒアリングしながら、再現性の高いキャリアパスを一緒に描いてくれるので、やりたいことがまったく明確じゃなくても大丈夫です。
しかも取り扱う求人は1,200件以上、未経験OKなのはもちろん、未経験向けの研修が充実している企業ばかりが揃います。
ぜひなんでも無料カウンセリングに打ち明け、一歩を踏み出してキャリアを変えていきましょう!