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【映像クリエイターからエンジニアへ】キャリアを捨ててまでエンジニアになった理由

完全未経験からのエンジニア転職。
聞こえはいいですが、実際にやってみると案外大変なものです。
なぜなら、基本的に企業側は中途採用をする理由として「即戦力人材」を求めているからです。
ゆえに、未経験からの挑戦となると、かなりハードルが高いのが実態です。
今回インタビューに協力してくれた幸田さんも、前職は映像クリエイターと、エンジニア業界とは無縁の生活を送っていました。
それでも、最終的には理想とする企業に出会い、無事転職することが出来ました。
今回の幸田さんのように、ちゃんと内定を取って現場で活躍されている方がいるのも事実です。
なぜこのような差が生まれるのでしょうか?
未経験からエンジニアを目指したいと考えている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
転職前の経歴をしていたか教えてください!
ーーーはい。
大学では、美術系の学科に通い、映像・写真制作について学んでしました。
卒業後はそのまま写真・映像制作の仕事をやっていましたが、一時的に別の業界を見たいと思い、不動産の戸建ての設計をやっていたこともありました。(笑)
ですが、結局映像制作の仕事に戻りまして、カメラマン、録音、証明、編集など一連の業務を幅広くやっていました。
映像クリエイターの大変なことってなんですか?

ーーー映像制作で大変だったのは、納期が近づくと月の残業が100時間前後になることも珍しくなくて・・・(笑)
その時は、会社に1週間くらい寝泊まりして・・・ということがありましたね。
過労死ラインすれすれで、正直かなり体がしんどかったですね。
労働環境が転職する理由になったのですか?
ーーーそれも理由の一つですね。
あと少し違った理由がありまして、私が映像制作を始めたころはまだまだ黎明期で、周りに映像クリエイターをやっている人がほとんどいない時代でした。
ですが最近は、どんな人でもスマホで簡単に動画が撮れるようになってきたことで、映像制作そのもののハードルが下がってきたため、需要と供給のバランスが崩れてきたのが、転職を意識し始めた2つ目の理由です。
でもプロと初心者には技術的な差がありませんか?
ーーーちゃんとした映画とかはそうですね。
ですが、一般的には、安くて大量生産できることが求められます。
しかも、高いレベルのものを作れたからと言って特別単価が上がるわけでもなく、そこまで稼げるわけではありませんでした。
自分自身は、何かの技術を学んで極めていくことが好きだったので、映像クリエイターに固執するのではなくて、他の分野で技術を身につけ、自分自身の価値を高めていけたらと考えたことが転職のきっかけです。
なぜIT業界を目指したんですか?

ーーー前職の映像クリエイター時代に、スプレッドシート・ファイルサーバ・IP電話など、ITのサービスを使うことが多くて、自分に多少なりとも身近な存在だったことからIT業界を意識し始めました。
また、自分自身がさっきも言った通りIT技術の発達によって、立場を追われた側でもあったので、やはりITを理解しておくことは大切だなと身をもって感じたことも、理由の一つかもしれません。
でも一番大きな理由は、「効率を上げられる」からです。
効率を上げられる?
ーーーシステムで業務を効率化したいなと考えています。
無駄な手間を無くしたい、無駄なことを無くしていきたいということです。
例えば前の映像クリエイターの仕事で、それまで30分くらいかかっていた作業が、IT技術によって一瞬でできるということがありました。
動画を作った時より、こうして効率化できた時のほうが、「短縮できた!」という達成感があったんですよね。
転職に向けてどんなことをしていましたか?
ーーー最初はGoogleとかで「IT初心者 未経験」とか調べつつ、色々な企業や募集を眺めて自力で応募したりしていました。
ですが、なかなかいい企業や募集に巡りあうことが出来なくて、ただ月日だけが流れていっていました。
最初は転職エージェントを使わなかったんですか?

ーーーそうですね・・・。
転職エージェントは、自分の中でやり取りがめんどくさいというイメージが有ったので、あまり使おうという発想になりませんでした。(笑)
ただ、思うように転職活動が進められず、やっぱりエージェントの力を借りてみようと思ったのが、転職エージェントを使い始めるきっかけでしたね。
なぜ活学キャリアでサポートを受けることにしたのですか?
ーーー一番最初に相談したのが活学キャリアでした。
最初に無料カウンセリングがあったのですが、その時担当してくれたのが梅澤さんでした。
自分がIT業界未経験だったこともあって、まずはIT業界の全体像について詳しく解説していただいたんですけど、その時初めてエンジニアには何種類もあることを知りました。
そこから、自分が将来どうなりたいか?をベースにどんなエンジニアを選んだらいいのかを一緒に考えていただいたんですよね。
すごく親身な印象を受けたので、このまま梅澤さんにお願いしようかなと決めました。
ちなみにこの時、自分にはインフラエンジニアが合っていると感じたので、インフラエンジニア業界に絞って転職活動を進めていきました。
やりとりの煩わしさは大丈夫でしたか?
ーーー変な広告であったり、そういったものは一切ありませんでした。
本当に必要な連絡しかなかったので、特にその辺で気になることはありませんでした。
転職に不安や迷いはなかったんですか?今までのキャリアもありますし…
ーーー新しい業界なので、不安でもあり楽しみでもあり・・・
でも新しいことにチャレンジするのはもともと好きだったので、そこはポジティブに捉えていました。
確かに今までやってきた映像クリエイターについて、そこそこ使えるスキルは持っているのかなとは思いますが、別にこれから先、例えば副業とかで使えるかもしれないので。
少しもったいない気はしますけどね。
転職に際して譲れなかったポイントは何ですか?
ーーー特になかったですね。
未経験では年収は拘れないと思うので。
とにかくブラックそうじゃないところであれば嬉しいなと思っていました。
イメージとしては、残業60時間込みの21万円だとか、そういうのでなければ、そこくらいですかね。
法に触れてなさそうなところで探していました。
転職して叶えたかったことは何ですか?
ーーーとにかく市場価値の高い人間になることですかね。
前職はそこで苦労したので。
ただIT業界って、ちゃんと情報系の大学を出ている人が良くイメージが有ったので、自分に本当に出来るのか?という不安がありました。
ただ梅澤さんの話を聞いていて、実際に活躍されている方で情報系の学部を出ていない人も多いってことを知りました。
参入障壁が高ければ高いほど、それを乗り越えた時自分が価値の高い人間になれるのかなと。
転職活動中に何か勉強はしていましたか?
ーーーCCNAです。
梅澤さんからやっておきなさいと言われたので。
でも・・・転職活動中に役立ったかというと、その時は別に役立っていないんですけどね。(笑)
ハッキリ言いますね(笑)

ーーー資格を取れてたら変わったんでしょうけどね(笑)
まあでも、未経験なりに頑張っているというアピールにはなったんじゃないかなと思います。
どんな求人を紹介してもらったんですか?
ーーー未経験でも入れる、年収が安すぎないところです。
普通に求人サイトで探すと、月収20万でボーナス無しみたいなところがいっぱいで・・・。
27歳でそれは少しきついなというのがあったので。
ぎり年収300万くらいはいくかなというところを中心に紹介してもらいました。
転職活動期にはどれくらいの期間がかかりましたか?
ーーー全体だと7か月くらいかかりました。
ですが、梅澤さんと出会ってからは1か月で決まりました。
転職活動していくなかで自分の市場価値は明らかになりましたか?
ーーーそうですね。
違う業界からきたので、当時はSIerもSESも自社開発もわかっていませんでした。
なので、とりあえず拾ってくれるところがあればいいかなあという感じですかね。
なので、市場価値というのはあまりないかなとは思ったんですけど、梅澤さんとのやり取りの中でそういったことは学んでいき、結果的に自力では内定が取れないようなレベルの企業から内定をいただけました。
活学キャリアの満足度はどれくらいですか?

ーーー80点ですかね。
なんといっても梅澤さんのサポートが良かったです。
自分のヒアリングしてもらって、面接対策してもらって、こういうことしゃべればいいということをリスト化してもらったりとか、核心の部分を聞いてもらったりだとか、返ってくる内容も齟齬はほとんどなかったですね。
自分のために20時間近く割いてくれたんじゃないかと思います。
とにかく手厚かったですね。
今の会社に入社を決めた理由はなんですか?
ーーー大手の会社ということで、研修制度がとてもしっかりしていたからです。
1ヶ月半ほど、ずっとCCNAについてのみ集中して学べるというのはよかったですね。
ただ梅澤さんに言われて、事前に少し勉強しておいた甲斐もあって、スムーズに研修の勉強に臨むことが出来ました。
そう思うと、梅澤さんの言うことを聞いて勉強しておいて良かったなと思います!
ズバリ年収は上がりましたか?
ーーー下がりました。
でもまあ未経験からですし、それは最初から分かっていたので特に何とも思っていないです。
それよりも今の会社は、資格手当が充実しているので。
例えば資格を一個とったら月5,000円ずつ給料が増えるみたいな。
なので、10個とったら月50,000円アップじゃないですか。それだけで年収60万上がるので。
とにかく勉強を頑張ってあげていきたいなと思っています。
ズバリ転職はやって良かったですか?
ーーー結果、良かったですね。
いろいろ調べながら、自分の、仕事の効率上げるツール作りたいというのに参加できるというのもそうですし、インフラエンジニアはいろいろ知識付けていったら、後々自分を助けてくれる職業と思うんで。
勉強した分、仕事の幅が広がったり、給料が上がったり、自分に返ってくるという面で良かったなと思います。
生活やプライベート面で変わったことはありますか?
ーーー残業がほぼなくなったので、帰るのが早くなりました。(笑)
あとは、アプリの接続がもたったら、ファイルサーバーが・・・とか裏側も想像できるようになったのは面白いなと。
また、自分のパソコンに例えばAWSを入れてみたりして、操作したりなど自分でできるようになったのも面白いなと思います。
ITに対する見方が変わりました。
いかがでしたか?
映像クリエイターでこれまで頑張っていた幸田さん。
本人は謙遜されていましたが、そのまま続けていても十分安定した職だったと思います。
それでも、先々を見据えあえてリスクを取り、年収を下げてまで転職しました。
年収を下げるって相当勇気のいることだと思います。
ですが、20代など早いうちであれば結果的に生涯年収では前職を上回っている・・・
なんてこともよくある話です。
特に、エンジニア業界は将来性が極めて高い領域です。
ですから、現職の将来性に不安がある人にはぜひオススメの業界なんです。
ぜひこの記事を読んで、今後のキャリアを考えるうえで、参考の一助にしてみてください。
活学キャリアでは、完全未経験からのエンジニア転職を応援しています!
今回の幸田さん以外にも、たくさんの卒業生の声を載せています。
ぜひ合わせて読んでみてくださいね。