バックエンド言語は、Webサイトやアプリの裏側部分を開発する言語です。
インターネットが生活に欠かせない現代、バックエンドエンジニアには多くの求人があります。
高い年収も期待できるため、関心がある人も多いでしょう。
そこで本記事では、バックエンド言語のランキングから学習方法まで紹介します。
バックエンドエンジニアへ転職を考えている方や、おすすめのバックエンド言語が知りたい方は、本記事を参考にしてみてください。
【2024年】バックエンドのおすすめ言語ランキング
ここでは求人数や年収を考慮した、2024年におすすめのバックエンド言語ランキングを紹介します。
バックエンドのおすすめ言語ランキング①:Java
Javaはバックエンド開発に非常によく使われるプログラミング言語で、求人数が圧倒的に多いです。
Javaを学ぶとバックエンド言語の基盤ができるため、他言語を学ぶのが容易になります。
他のバックエンド言語に比べて、Javaエンジニアの年収は特段高くはないです。
しかし、求人数と安定性を考えると、バックエンド言語としてJavaは良い選択肢といえます。
バックエンドのおすすめ言語ランキング②:Python
Pythonは非常にシンプルで読みやすく、初心者でも短期間で学べるのが特徴です。
Pythonエンジニアは、他のバックエンド言語と比較しても年収が高く、求人数も豊富です。
Pythonが得意とするデータ分析やAIなどの高度技術は、今後さらに重要となるため、将来性のある言語ともいえます。
諸々のバランスが取れているPythonはおすすめのバックエンド言語です。
バックエンドのおすすめ言語ランキング③:Ruby
Rubyは初心者でも直感的に理解しやすい言語です。
特にRubyのフレームワークである「Ruby on Rails」は、効率的で高品質なWebアプリを作るツールを提供しています。
Rubyエンジニアは年収も高く、求人数も比較的多いです。
需要が安定しているため、Rubyを身につけることで、将来的に安定したキャリアを築くことができます。
初めてバックエンドを学ぶ言語としてRubyは最適な選択肢の一つといえます。
バックエンドのおすすめ言語ランキング④:JavaScript
JavaScriptはWebページに動的な要素を加える言語です。
フロントエンドとバックエンドの両方をカバーできるため、多くの企業でJavaScriptのスキルを求めています。
JavaScriptエンジニアは年収も比較的高いです。
そのためJavaScriptの知識とスキルがあれば、安定した年収と良質な仕事が得られます。
JavaScriptはバックエンド開発の学習におすすめの言語です。
バックエンドのおすすめ言語ランキング⑤:PHP
PHPはWeb開発の世界で非常に人気のある言語です。
多くのWebサイトがPHPを使用して構築されているため、PHPの知識を持つバックエンドエンジニアの需要は高いです。
PHPエンジニアの年収は、他の言語に比べて比較的低い傾向にある一方で、求人数は高い水準を保っています。
そのためPHPはバックエンド言語としておすすめの言語です。
バックエンド言語の求人数ランキング
バックエンド言語の求人数を、エンジニア転職サイト最大手のレバテックキャリアで調査しました。
実際の求人件数と順位は以下表のとおりです。
バックエンド言語求人ランキングTOP10
順位 | プログラミング言語(バックエンド) | 求人数 |
---|---|---|
1 | Java | 6,522件 |
2 | JavaScript | 4,511件 |
3 | Python | 4,242件 |
4 | PHP | 4,187件 |
5 | Ruby | 2,647件 |
6 | C# | 2,550件 |
7 | TypeScript | 1,942件 |
8 | Go | 1,884件 |
9 | C++ | 1,721件 |
10 | C言語 | 1,450件 |
バックエンド言語求人数ランキング1位:Java
Javaの求人は、大規模で安定したシステムを必要とする企業が多い傾向にあります。
例えば、金融業界、製造業、電気通信業などです。
主な業務内容はJavaを用いたシステム開発やWebアプリ開発です。
JavaはAndroidアプリ開発でも使われるため、モバイル開発に興味がある方にも魅力的な求人が多いです。
バックエンド言語求人数ランキング2位:JavaScript
JavaScriptの求人は非常に多様で、バックエンドに限らずフロントエンドもあります。
求人内容は、新規サービス開発から既存サービスの保守・改善まで多岐にわたり、企業の規模もスタートアップから大手企業まで幅広いです。
JavaScriptを学べば、自身のスキルセットや将来像に合わせて、適切な求人を見つけることが可能です。
バックエンド言語求人数ランキング3位:Python
PythonはWeb開発から機械学習まで様々な領域で使われているため、求人も多種多様です。
Web開発の場合、DjangoやFlaskなどのPythonフレームワークを使った経験が求められます。
Pythonの求人はスタートアップから大企業まで多岐にわたり、業種もITから金融まで広範囲です。
Pythonを学べば、自分の興味やキャリアゴールに合った求人を選べるでしょう。
バックエンド言語求人数ランキング4位:PHP
PHPの求人は主にWeb開発領域です。
特にWordPressやLaravelといったPHPフレームワークの知識が求められます。
WordPressは世界中で使われているブログやWebサイトの作成ツールで、LaravelはWebアプリの開発を容易にするツールです。
企業の規模は小規模なWeb開発会社から大手IT企業まで広範囲にわたります。
PHPを学べば、キャリアの方向性に応じて適切な求人を見つけることが可能です。
バックエンド言語求人数ランキング5位:Ruby
Rubyの求人はWeb開発領域が多いです。
特にRubyのフレームワークであるRuby on Railsを使用した開発経験が求められます。
主な求人はIT業界やインターネット関連のビジネスを展開している会社で、規模はスタートアップから大手企業まで多岐にわたります。
Rubyを学べば、自身のキャリアゴールや希望する働き方に応じた最適な求人を選べます。
バックエンド言語の年収ランキング
フリーランスエンジニアのエージェントサービスMidworksの調査結果によると、バックエンド言語による想定年収と順位は以下表のとおりです。
バックエンド言語年収ランキングTOP5
順位 | プログラミング言語(バックエンド) | 想定年収 |
---|---|---|
1 | Go | 1,099万円 |
2 | Ruby | 989万円 |
3 | TypeScript | 956万円 |
4 | Python | 950万円 |
5 | JavaScript | 874万円 |
圏外 | PHP | 831万円 |
圏外 | Java | 791万円 |
なおフリーランスにおける想定年収のため、会社員より多めになっています。
年収は一般的に経験、スキル、業界、地域などの影響を受けるため、あくまで目安としてください。
バックエンド言語年収ランキング1位:Go
Go言語はGoogleが開発したプログラミング言語で、高性能なWebアプリを開発する企業からの需要が高まっています。
Go言語は比較的新しい言語であり、十分な経験を持ったエンジニアが少ないため、経験豊富なGo開発者は特に市場価値が高いです。
そのためGo開発者の年収は、平均的なエンジニアの年収に比べて高くなることが多いです。
バックエンド言語年収ランキング2位:Ruby
Ruby開発者の年収は、Ruby on Railsの経験が豊富だと比較的高くなる傾向にあります。
特にスタートアップ企業ではRubyを用いたアプリ開発スキルを求められることが多いです。
スタートアップ企業は給料の一部が企業の株式として支払われることもあります。
企業の事業が成功すれば株式の価値も上がるため、実際にもらえる年収も上がる可能性が高いです。
バックエンド言語年収ランキング3位:TypeScript
TypeScriptは、JavaScriptを拡張したプログラミング言語です。
比較的新しい言語であり、十分な経験を持ったエンジニアが少ないため、経験豊富なTypeScript開発者は市場価値が高いです。
また、TypeScriptに加えて、ReactやVue.jsなどのフロントエンド技術を習得していると、年収も高くなります。
バックエンド言語年収ランキング4位:Python
Pythonは汎用性が高い言語で、Web開発から人工知能まで様々な場面で使われます。
特に、データサイエンスやAIの分野でPythonを使用できるエンジニアは、高い年収を得られやすいです。
スタートアップ企業ではPythonを使った開発スキルを求められることが多いため、企業の成長につながる成果を出せば、高い報酬を得られるでしょう。
バックエンド言語年収ランキング5位:JavaScript
JavaScriptは主にWebサイトやアプリを作るための言語です。
世界中の企業で広く使われているため、需要も高い傾向にあります。
特に、ReactやVue.jsなどのJavaScriptフレームワークを使えるエンジニアは、より高い年収を得られるでしょう。
バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアは、需要が高く報酬も高いことから人気の職種です。
ここでは、バックエンドエンジニアに関する概要を解説します。
バックエンドとフロントエンドの違い
Web上で見える部分かどうかが、バックエンドとフロントエンドの違いです。
バックエンドは、ユーザーからは見えないWebサイトやアプリの裏側で働いている部分です。
例えば、ユーザーがWebサイト上でフォームに情報を入力し送信ボタンを押すと、送信した情報はデータベースへ送られ保存処理が行われます。
しかし、送信から保存までの処理はユーザー側で確認できません。
一方で、フロントエンドはユーザーが直接見たり触ったりするWebサイトの画面部分です。
画面の色やボタンの形はフロントエンド言語によって実装されています。
Webサイトはバックエンドとフロントエンドが密接に連携することで、ユーザーが利用しやすいように設計されています。
バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドエンジニアの仕事内容は、システムの設計から保守運用まで非常に多岐に渡ります。
システムの開発は大まかに以下の工程に分けられます。
- 要件定義(基本計画)
- システム設計
- プログラム開発
- テスト
- 保守・運用
バックエンドエンジニアは、上記工程のうち主にプログラム開発から保守・運用までの部分を担当します。
具体的にはプログラミング言語を用いてシステムの中核部分をコーディングし、サーバーやデータベースの設計と構築を行います。
またシステムが正しく機能しているかを検証するテスト作業も重要な仕事の一つです。
システムが公開された後も、継続的にアップデートや改良を実施し、保守・運用を行います。
バックエンドエンジニアの平均年収
Webエンジニア正社員の平均年収(2023年6月12日時点)は約556万円です。
バックエンドエンジニアはWebエンジニアの一部であるため、年収に大きな差はないと考えられます。
なお令和3年度における日本の会社員の平均給与(年収)は約443万円です。
そのためバックエンドエンジニアの年収は日本の会社員平均よりも高いといえます。
参照:Webエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
バックエンドエンジニアになるのに必要な知識・スキル
バックエンドエンジニアになるためには、多くの知識やスキルが必要です。
ここでは特に重要である5つを紹介します。
IT基礎の知識
バックエンドエンジニアにとってITの基礎知識は欠かせません。
なぜなら、業務で日常的に使われ、エンジニアの基本能力とされているからです。
たとえば、ネットワークの知識はアプリの適切な通信確保に、セキュリティの知識はユーザーデータの保護に必要となります。
少なくとも、ITパスポート試験で問われるような基本的な内容は理解しておくべきでしょう。
IT化が進む現代社会では、ビジネスパーソンとしてITの知識が必要とされており、ITパスポート試験取得を推奨する企業も増えています。
ITのプロであるバックエンドエンジニアにとって、ITの基礎知識は不可欠であるといえるでしょう。
プログラミングスキル
バックエンドエンジニアになるには、特定のプログラミング言語に精通することが不可欠です。
システムやアプリはプログラミング言語で書かれたコードで動作しているからです。
システム開発では、Java、Python、Rubyなどの言語がよく使用されます。
これらの言語は、文法などの基本的部分で多くの類似点があるため、一つの言語をひと通り学べば、他の言語も比較的短期間で学ぶことが可能です。
まずは特定の言語の基本を学んでから、簡単なプログラム作成に挑戦し経験を積んでいくといいでしょう。
データベースの知識
データベースは、アプリの情報を保存しておくための場所です。
バックエンドの開発を行う上で、データベースの知識も必要になります。
なぜなら、多くのシステムではデータベースが重要な役割を果たしているからです。
バックエンドエンジニアとして仕事をしていく上で、データベースから避けては通れません。
少なくともデータベース設計と操作方法、データベースとやり取りするためのSQL(Structured Query Language)技術を理解する必要があります。
MySQLが一般的に使用されているため、基本的な知識を身につけておくといいです。
プログラミングスキルとデータベースの知識を一緒に学ぶことで、より市場価値の高いバックエンドエンジニアになれます。
コミュニケーションスキル
バックエンドエンジニアにとってコミュニケーションスキルも非常に重要です。
プロジェクトを進める上で、チームメンバーや関係者と適切に意見交換する必要があるからです。
一人で全ての問題解決は難しく、たとえ技術力があっても、そのアイデアや解決策を共有できなければ、チーム全体の生産性は上がりません。
また人間関係の問題は仕事の効率に大きく影響するため、コミュニケーションスキルを磨くことで、トラブルを避けて仕事をスムーズに進められます。
技術力と同様にコミュニケーションスキル向上に努めることが重要です。
文章作成スキル
エンジニアにとって文章作成も重要なスキルの一つとなります。
チーム内で日常的に使用するコミュニケーションツールが、主にテキストベースであるためです。
具体的には、SlackやChatworkなどのツールを使って、タスクの割り当てや進捗報告などのやり取りを行います。
さらに、システムの要件定義や仕様書を作成する際にも、明瞭で簡潔な文章作成スキルが求められます。
不明瞭な文章は、チームメンバー間での誤解が生じ、プロジェクトの進行に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
そのため、バックエンドエンジニアとして分かりやすく簡潔な文章作成能力を磨くことは必須といえます。
バックエンド言語の効果的な勉強方法
バックエンド言語を習得するためには、多くの時間を要するため効率よく勉強することが必要です。
ここでは、バックエンド言語の効果的な学習方法を紹介します。
実際に手を動かしながら学習する
プログラミング学習においては、実際に手を動かしてコードを書くことが重要です。
テキストを読んだり動画を見たりして学んでいると、理解したつもりになることが多いですが、本当に理解が深まるのは自分自身でコードを書いてみたときです。
最初は例文の見よう見まねでいいので、とにかく手を動かしましょう。
それから、少しずつ自分で問題を解いたり小さなプログラムを作成したりすることで、理解を深めていくといいです。
最終的に自分で問題を解決できるようになるため、テキストを読むだけでなく実践することを意識しましょう。
不明点は自分で考えて調べるクセをつける
プログラミングの学習過程で生じた疑問点は、まず自分で調べる習慣をつけましょう。
他人に聞くことは相手の時間を奪うことになるからです。
実際の開発現場では、問題やエラーが日常的に発生するため、自分自身で解決する能力が求められます。
自分で問題を解決することが成長の機会にもなることも多いです。
一方で、自分で考えて調査を行った上でどうしても解決できない問題に遭遇した場合は、他人に質問することも重要です。
その際は自分がどのような調査を行い、どのような結論に至ったかを共有すると、より適切なアドバイスが得られます。
学習中の不明点はすぐに人に聞かずに、自力で解決するクセをつけましょう。
学習したことをアウトプットする
アウトプットとは、学んだことを自分の言葉でまとめたり、他人に説明したりすることを指します。
学習したことはアウトプットするのが効果的です。
アウトプットを通じて、学習した内容(インプット)が自分の中で深まり、記憶に定着しやすくなるからです。
学習方法と学習の定着率の関係を表した「ラーニングピラミッド」という図があります。
それによると、アクティブラーニングと呼ばれるアウトプットを含んだ学習の定着率が高いとされています。
アウトプットの例としては、自分のメモ帳にまとめたり、オンラインのチャットに投稿したりする方法があります。
自分が学んだことを定期的にアウトプットする習慣を身につけると、より効果的な学習が可能です。
資格試験の勉強をする
バックエンド言語の学習には、資格勉強が非常に有効です。
資格の勉強をすることでバックエンド言語を体系的に学べるからです。
資格試験の範囲は、受験者が最低限知っておくべき内容で構成されています。
たとえば、JavaSilver試験の場合、初級Javaプログラマーが理解すべき内容が出題されるため、資格の学習を通じて、バックエンド言語に必要な知識を網羅することが可能です。
さらに、資格試験を目指すことにより、学習期限が決まる「締め切り効果」が働き、学習に集中しやすい環境が整います。
資格試験に合格できた場合は自信にもつながり、学習のモチベーションも高められます。
したがって、バックエンド言語を学ぶためには、資格試験の活用が効果的といえるでしょう。
他人からフィードバックをもらう
他人からフィードバックをもらうことで学習が加速します。
自分の勉強方法の方向性が間違っていないか確認できるからです。
実際にエンジニアの知り合いや友人に勉強方法などを相談してみるといいでしょう。
プログラミング言語学習はエンジニアであれば誰もが通る道なので、快く教えてくれるはずです。
先人たちの知恵を活かさない手はありません。
周りに頼れる人がいない場合は、MENTAなどのオンラインプラットフォームを利用して、経験豊富なエンジニアからアドバイスをもらう方法もあります。
勉強は一人で行うことも大切ですが、適切なフィードバックをもらうことで効率的に学習を進められます。
未経験からバックエンドエンジニアになる方法
ここでは未経験からバックエンドエンジニアになる主な3つの方法を紹介します。
プログラミングスクールを利用して学習する
手っ取り早く転職するならプログラミングスクールを利用した学習が効果的です。
転職サポートが付いているケースが多く、体系的に学べるカリキュラムが整っているからです。
プログラミングスクールでは学習サポートも受けられ、独学でプログラミングを学習するのが不安な方にはぴったりです。
価格は少し高めですが、自分自身への投資と考えれば決して無駄にはならないでしょう。
なお多くのスクールでは分割払いやローン払いにも対応しています。
金銭的な問題をクリアできるのであれば、プログラミングスクール利用の検討をおすすめします。
独学で学習してポートフォリオを作る
独学で学習する場合、ポートフォリオと呼ばれる作品集を念入りに製作する必要があります。
バックエンドエンジニアとして転職活動をする際には、自身で作成した作品の提出が度々求められるからです。
まずはオンラインサイトや書籍を利用してプログラミング言語の基礎を学び、基本的知識が身についたらオリジナルアプリの開発に移りましょう。
この作品が自身のスキルを証明する重要な材料になります。
ポートフォリオ作成時には、単にアプリを作るだけでなく、なぜそのアプリを開発しようと考えたのか、アプリを通じてどんな問題を解決したいのかを明確にしておくといいです。
さらに製作プロセスで発生した問題とその解決方法を示すことで、エンジニアとしての問題発見力と問題解決力を証明する機会になります。
独学でエンジニアに転職する場合は、ポートフォリオ作成に特に時間と労力を投じるべきです。
IT業界の非エンジニア部門に転職して学習する
少し突飛な手法ですが、バックエンドエンジニアを目指すためにIT業界の非エンジニア部門に転職する方法もあります。
例えば、不動産業界の営業職からエンジニアを目指す場合、ひとまずIT業界の営業職として転職するのです。
業界は変わる一方、職種が同じままなので転職のハードルは下がります。
IT業界に身を置いてしまえば、エンジニアや開発プロジェクトに関わる機会も増えます。
そのような環境下でプログラミング学習をしていけば、最終的にエンジニアとして働ける可能性も高まるでしょう。
軸ずらし転職と呼ばれるこの手法は、エンジニア未経験者がIT業界に進出するうえで有効です。
リスクを最小限に抑えつつ、バックエンドエンジニアへの道を切り開くための戦略として、検討してみてもいいでしょう。
まとめ:バックエンドエンジニアになるにはランキング上位の言語から学習を始めよう
本記事では、おすすめのバックエンド言語からバックエンドエンジニアへの転職方法まで紹介しました。
2023年現在でもIT人材は依然として不足しており、この傾向は今後も加速すると予想されています。
そのため、エンジニアへの転職は未経験者にとっても大きなチャンスです。
実務未経験者でも数ヶ月から半年の学習を経れば、バックエンドエンジニアへの転職は十分可能です。
まずはバックエンドでよく使用される言語であるJavaやPython、Rubyなどから始めることをおすすめします。
これからバックエンドエンジニアを目指す方は、自身に合った学習方法と適切なプログラミング言語を選び、学習を始めていきましょう。