エンジニアの平均年収ランキングTOP5を職種別・企業別で紹介!年収を上げる具体的な方法も解説

ITエンジニアという言葉を耳にすることが多くなった今日、年収について気になったことはありませんか?

ITエンジニアとは、ITに関連する専門的な知識やスキルを身につけている人の総称です。

ITエンジニアにはさまざまな職種が存在し、抽象度の高い問題に取り組む職種ほど年収が高い傾向にあります。

この記事では、エンジニアの平均年収について職種別・企業別・プログラミング言語別のランキングTOP5をご紹介します。

また、年収を上げる具体的な方法についても解説します。

エンジニアとしてのキャリアアップを目指している方、これからエンジニアになりたいと考えている方は必見です。

目次

エンジニアの平均年収は約1,100万円

エンジニアの年収は、スキルや経験によって大きく差が出ます。

職種別の年収については後述しますが、経済産業省の調査によると、エンジニアの平均年収は約1,100万円です。

参考:経済産業省 | IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果 P7

ただし、この年収は”国内外で著名なレベルのエンジニア”の年収です。

つまりエンジニアの中でもトップレベルの年収になります。

では一般的なエンジニアはどうでしょうか。

”独立して仕事ができる中堅人材レベル”では、平均年収576万円となっています。

日本の平均年収は450万円程度ですが、それよりも100万円以上多い年収です。

手に職をつけながらできる限り高い年収を目指したい方には魅力的な仕事といえるのではないでしょうか。

【職種別】エンジニアの平均年収ランキングTOP5

経済産業省のIT関連産業の給与等に関する実態調査結果をもとに、職種別の平均年収TOP5を紹介します。

参考:経済産業省 | IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果

1位:ITコンサルタント 929万円

ITコンサルタントは医者のようなイメージです。

医者が診断結果をもとに適切な治療を提案・実施するように、ITコンサルタントは企業の経営状況を診断し、IT面の最適化に必要な施策を提案・実施します。

ITエンジニアを経験した後、コンサルタントに転身される方もいます。

具体的な仕事内容の例は以下の通りです。

  • 戦略策定
    クライアントのビジネス戦略を理解し、それをサポートするためのIT戦略を提案する。
  • トラブルシューティングと問題解決
    クライアントが遭遇している技術的な問題を解決する。
  • システム導入・最適化
    新しいITシステムの導入や既存システムの改善を支援する。
  • 教育とトレーニング
    クライアントが新しいシステムを効果的に活用できるようトレーニングを提供する。

広範な知識とスキルを持つ必要があり、ビジネスとテクノロジーの両方の観点から問題を解決する能力が求められます。

常にテクノロジーについてアンテナを張り、クライアントのビジネスにどのような影響を与えるかを理解することも重要です。

2位:プロジェクトマネージャー 892万円

プロジェクトマネージャーは指揮者のようなイメージです。

オーケストラにおいて各所の調和が取れるように指揮するように、プロジェクトマネージャーは開発プロジェクトをマネジメントします。

適切な進捗管理や生じた問題への対処を行い、プロジェクトを成功に導く力が求められます。

具体的な仕事内容の例は以下の通りです。

  • チーム管理
    チームを指導し、各メンバーがタスクを理解し、予定通りに進行できるように支援する。
    また、チームのパフォーマンスを評価し、必要に応じてフィードバックを提供する。
  • コミュニケーション
    チームだけでなく関連部署とも適宜コミュニケーションを図り、プロジェクトが円滑に進むようにする。
  • 問題解決
    プロジェクトが進行する中で発生するさまざま問題を解決する。
  • 品質管理
    開発したプログラムに問題はないか、クライアントの求めている品質に達しているかなど、品質管理をする。

エンジニアリングに関する知識やスキルだけでなく、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決能力などのソフトスキルも必要とされます。

また、時間とリソースを効果的に管理し、複数のタスクを同時に進行させる能力も必要です。

3位:ITアーキテクト(基板設計担当) 779万円

ITアーキテクトはIT業界における建築家のようなイメージです。

建築家が建物の設計を作り、それに基づいて実際の建物が建てられるのと同様に、ITアーキテクトも製品の基板設計を作り、それに基づいて実際の基板が製造されます。

具体的な仕事内容の例は以下の通りです。

  • システム全体の計画と設計
    重要な経営戦略やビジネス戦略をもとに、ITシステムの企画から構想、そして全体の構造を形成するためのグランドデザインを作成する。
  • システム構築の最適化
    システム構築のプロセスを効率化し、品質を向上させる。
  • ビジネスとITの連携
    ビジネスの視点とITの視点を統合し、システム設計を行う。

システム開発のプロジェクトにおいて重要な役割を果たす職種で、高度な技術力だけでなくビジネスへの理解も求められます。

4位:ITスペシャリスト(DB・NW・セキュリティ等) 759万円

ITスペシャリストは、経済産業省が定めるITスキル標準(ITSS)がレベル3以上で特定の分野について高いスキルや深い知識を持つ人のことを指します。

ITスキル標準(ITSS)について詳しく知りたい方は以下を参照ください。

参考:独立行政法人情報処理推進機構 | ITスキル標準(ITSS)

専門分野は以下の6つです。

  • プラットフォーム
    コンピュータシステムやソフトウェアが正しく動作するための「土台」を作り出す役割を担う。
  • ネットワーク
    企業や組織の内部のコンピュータネットワーク(LANなど)を含む、ネットワーク全体の設計・構築・導入・運用を行う。
  • データベース
    データを管理するデータベースの設計・構築・運用・保守を行う。
  • アプリケーション共通基盤
    システムに必要なソフトウェアを導入したり、フレームワーク(ソフトウェア開発の枠組み)を選定・開発・導入する役割を担う。
  • システム管理
    システム全体の設計・開発・管理・運用を行う。
  • セキュリティ
    サーバーへの攻撃や個人情報の流出などを防ぐセキュリティ対策を行う。

参考:独立行政法人情報処理推進機構 | スキル領域とスキル熟達度(6)ITスペシャリスト 

5位:IT運用・管理(顧客向け情報システム) 609万円

IT運用・管理はシステムが綱に適切な状態を保てるよう、運用・管理する仕事です。

問題が発生したときはすばやく対処し、システムを最適な状態にします。

具体的な仕事内容の例は以下の通りです。

  • システムの監視・管理
    システムが正常に動いていることをモニタリングする。
  • 障害の対応と報告
    システムに障害が発生した際は早急に解決する。
    同時に問題の特定を行い、処理の過程や再発防止策について報告する。
  • バックアップの実施
    データやシステムに問題が生じた際に巻き戻せるよう、バックアップを定期的に作成する。
  • 改善と問い合わせ対応
    システムの改善や新しい手順書の作成、ユーザーからの問い合わせ対応を行う。

【企業別】IT企業の平均年収ランキングTOP5

企業の有価証券報告書や財務諸表などのデータを基に、IT企業別の年収ランキングTOP5を紹介します。

1位:スクウェア・エニックス 1,427万円

1位はスクウェア・エニックスで、平均年収は1,427万円です。

ゲーム好きの方なら間違いなく耳にしたことある会社ではないでしょうか。

同社が開発した有名なゲームソフトとしては、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーが挙げられます。

2位:ソフトバンクグループ 1,322万円

2位はソフトバンクグループで、平均年収は1,322万円です。

ここで解説するまでもありませんが、通信会社として非常に有名なソフトバンクを有する企業です。

グループには『Zホールディングス株式会社』(旧ヤフー株式会社)やPayPay株式会社があり、世の中に大きなインパクトを与える事業を複数運営しています。

3位:ジャストシステム 1,309万円

3位はジャストシステムで、平均年収は1,309万円です。

日本語ワープロソフト『一太郎』や日本語入力システム『ATOK』などのソフトウェアや関連サービスを企画・開発しています。

タブレット通信教育『スマイルゼミ』なども手がけています。

4位:野村総合研究所 1,232万円

4位は野村総合研究所で、平均年収は1,232万円です。

日本初の民間総合シンクタンクとしてリサーチと提言を行い、金融や産業のお客様にコンサルティングとITソリューションを提供しています。

5位:バンダイナムコホールディングス 1,205万円

4位はバンダイナムコホールディングスで、平均年収は1,205万円です。

玩具や模型、ゲーム、映像、音楽など、さまざまなエンターテインメント事業を展開しています。

『妖怪ウォッチ』や『それいけ!アンパンマン』などの人気キャラクターを活用し、おもちゃやゲームの開発を手掛けていることで有名です。

【プログラミング言語別】エンジニアの平均年収ランキングTOP5

プログラム言語別のエンジニア年収ランキングを紹介します。

これからプログラミングを習得される方は、学習言語を選ぶ際の参考にしてください。

1位:Python 590万円

Pythonは、初心者が比較的学びやすい言語です。

シンプルで読みやすく、学習コストが低いためです。

AIや機械学習などの分野で使われています。

2位:Java 573万円

Javaは、オブジェクト指向型プログラミング言語です。

オブジェクト指向とは、システム全体をオブジェクト(物体)の集合体として考える設計思想です。

クレジットカードのICチップ開発や、Androidアプリ開発に使われています。

3位:C++ 605万円

C++は、高速で効率的なプログラムを作成することができます。

ゲーム開発やシステム開発などに広く使われています。

4位:C# 574万円

C#は、マイクロソフトが開発したプログラミング言語です。

C#もオブジェクト指向が採用されています。

Unityというゲームエンジンや検索エンジンのBingの開発に使われています。

5位:Javascript 561万円

Javascriptは、ブラウザ上で動作するプログラミング言語です。

Javascriptを画像のスライドさせたり、入力フォームからメッセージを送ったりすることが可能になります。

エンジニアとして年収をアップする4ステップ

今は未経験で知識がない方でも、やる気と情熱を持って着実に成長していけば高い年収を目指すことは不可能ではありません。

ここではエンジニアとして年収をアップする4ステップについて解説します。

ステップ1:目指す方向性を決める

まず自分の興味や適性に基づいて目指す方向性を決めます。

可能であれば、すでに目指したい方向で活躍している方に相談するのがおすすめです。

エンジニアにも多くのITコンサルタントから開発系までさまざまな職種があります。

いずれにしても、どのような方向でキャリアを積んでいきたいのかをあらかじめ決めておきましょう。

何をやりたいかによって、学ぶべきことが大きく異なるためです。

未経験からITエンジニアを目指す方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。

ステップ2:スキル・経験を積む

目指す方向性を決めたあとは、必要なスキルや経験を積んでいきます。

ここで注意したいのは、最初から完璧に理解しようとしないことです。

プログラミングは本を読んだら一発で理解できるほど単純なものではありません。

しかし、勉強を継続していけば、あるところから突然理解が進むようになります。

独学だと行き詰まったときに挫折する可能性があるため、継続的に勉強をしていけるようメンターや勉強仲間を見つけるのがおすすめです。

無事にエンジニアになったあかつきには、全力で業務に取り組み、さまざまな経験を積みましょう。

ステップ3:転職する

続いて転職です。

年収アップに転職は欠かせません。

ただし、年収アップの転職をするには、現職で身につけたスキルや実績を客観的に証明することが必要です。

たとえば、Webで予約サービスを提供している会社があるとします。

ここでの成果の一例としては、サイトの表示スピードの改善です。

表示スピードが改善されるとユーザーのストレスが減り、サイトの利用率アップにつながる可能性があるからです。

以上のように数字で示せる成果を残し、年収アップにつながる転職を目指しましょう。

ステップ4:フリーランスになる

最後のステップはフリーランスエンジニアになることです。

収入面だけを考えると、会社員の場合は実績やスキルに対してどうしても年収が低くなりがちです。

一方でフリーランスエンジニアであれば、月単価が80万円という案件もざらにあります。

求めるスキルについては、JavaやPHPを用いた開発経験2年以上という案件もあり、そこまで高いハードルではありません。

以上のことから、最短で年収アップを実現したいのであれば、フリーランスは最適です。

エンジニアで年収をアップしたいなら転職は必須

今回はエンジニアの年収を職業別・企業別に紹介してきました。

これまでにも述べてきた通り、エンジニアとして年収を上げていきたいのであれば転職は必須です。

ただし、受け身の姿勢で経験を積んでいくだけでは高い年収は期待できません。

能動的かつ戦略的に経験を積み重ねていきましょう。

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