ITエンジニアは、近年注目が集まる仕事のひとつです。
他業種より高めの収入や、今後も長く需要が続くといわれている将来性など、先行き不安な現代において魅力的な仕事です。
ただ、専門的な知識や技術が必要な仕事のため「興味はあるけど、私には無理だと思う」と感じさせるとっつきにくさもありますよね。
しかし、実際のところ、未経験から勉強してITエンジニアに転職を成功させる例は多いです。
この記事では、ITエンジニアに興味がある人に向けて、未経験からITエンジニアに転職を成功させるための3ステップや、おすすめのスクールを紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
未経験からITエンジニアに転職を成功させるための3ステップ
転職までの流れを3つのステップにわけて紹介します。
具体的にどのようなプロセスでITエンジニアになるのか、イメージを掴むのに役立ててください。
ステップ1：エンジニアの種類を知る
ひとことで「ITエンジニア」といっても、設計・開発するものや必要な能力によって種類が分かれています。
どのような仕事に携わりたいのか、自分の方向性を決めるためにも、まずはエンジニアの種類を理解しましょう。
たとえば、Webサイトを設計をするフロントエンドエンジニア、動作や機能といった裏方的な部分を設計するバックエンドエンジニア、サイバーセキュリティに特化したセキュリティエンジニアなどがあります。
システムエンジニアやインフラエンジニアについては、以下の記事で詳しく紹介してますので、あわせてチェックしてみてください。
ステップ2：基礎的なスキルを習得する
ITエンジニアの種類を知り、目指したい方向がイメージできたら基礎的なスキルを習得しましょう。
書籍や無料の学習支援サイトを使ったり、スクールに通ったり、学習方法はさまざまです。
ただ、後述しますが、ITエンジニアになるために独学で勉強している人の多くは挫折してしまいます。
本気でITエンジニアを目指すのであれば、スクールに通うようにするなど、学習環境は妥協しないほうがベターです。
ステップ3：転職支援サービスを利用する
実務で使えるスキルを習得したら、転職支援サービスを利用し採用先を探します。
中にはITエンジニアに特化した転職支援サービスもあります。
未経験の業界に飛び込むのは、誰でも少なからず不安を感じると思いますが、業界に精通している人に相談できれば非常に心強いです。
スムーズに転職活動が進められるよう、プロのサポートを積極的に活用するのがおすすめです。
ITエンジニアは未経験からでも目指せる3つの理由
「ITエンジニアは実力主義。未経験から目指すのは厳しそう」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
実際のところ、未経験でも採用されている例はいくつもあります。
「ITエンジニアは未経験からでも目指せる」といえる理由について紹介します。
需要に供給が追いついていない
ITエンジニアは人手不足の業界です。
ITの普及や技術の進歩につれてより多くのエンジニアが必要となるため、今後も活躍する場に恵まれている仕事といえます。
「未経験でもいいからエンジニアが欲しい」と積極採用している企業もあるくらい、人手が足りていない状況です。
スクールが充実している
以下のようなニーズが増えていることから、ITエンジニアスクールは着実に普及しつつあります。
- 自分のキャリアを考えて将来性のある職業に転職したい
- 先進技術であるAI（人工知能）に関する仕事をしたい
- フリーランスエンジニアとして独立したい
未経験限定のスクールもあり、ITエンジニアを目指しやすい状況といえます。
プログラミング以外の能力も重要視されている
実力主義のITエンジニアにおいては、扱えるプログラミング言語や実務経験ももちろん重要です。
ただ、評価のポイントは実力だけではありません。
チームのメンバーと問題なく意思疎通ができる、クライアントにわかりやすく説明できるといったコミュニケーション能力も求められます。
実務経験や実力だけではないため、未経験にもチャンスがあるといえます。
ITエンジニアを未経験から目指すなら身につけたい3つの資質
ITエンジニアとして長く活躍している人には、どのような資質が備わっているのでしょうか。
ITエンジニアの適性について見ていきましょう。
挫折せずに学び続ける力
エンジニアになるための勉強は容易ではなく、挫折する人も多いです。
未経験エンジニアがプログラミング学習に挫折する確率は、当社が実施したアンケートによると回答者全体の90%と非常に高いのが現状です。
引用元：SAMURAI ENGINEER | 未経験エンジニアがプログラミング学習で挫折する確率は90%
特に独学で勉強する場合、一緒に勉強する仲間や気軽に質問できるメンターがいないため、強い精神力が求められます。
常に新しい知識を学習する意欲
情報は常に新しくなり、技術はどんどん進歩していきます。
ITエンジニアは、そんな先端技術の発展に合わせて新しい知識やアプローチを身につけていかなければなりません。
「ITに関しての学習や情報収集が苦にならない」と感じる人は資質があるといえます。
教えられたことを着実に実行する力
自己流ではなく、教えられたとおりに着実に実行する力は、ITエンジニアにとって重要なスキルです。
特に未経験からエンジニアとして入社した際、優秀な先輩エンジニアのアドバイスをまずは実行してみる素直さが大切です。
実務の面においても「クライアントの指示に正確に従う」「開発マニュアルの通りに実行する」といった着実な実行力は重要なスキルとなります。
未経験でITエンジニアを目指すためにやるべき3つのこと
ここからは、実際に未経験からITエンジニアになるためにやっておくべきことを3つ紹介します。
いずれも「ITエンジニアになれるかどうか」を大きく左右するポイントです。
必要な初期投資は惜しまない
最低限の初期投資として、PCと学習教材が挙げられます。
たとえば、実務と同じような環境で学習できるPCとスクール代を合わせると、おおよそ30万円〜70万円が目安になります。
目指したいエンジニアの種類にもよりますが、WebエンジニアであればMacを使用している企業がほとんどです。
これまでMacを利用したことがない場合、PCの操作から苦労することになるため、本気でエンジニアを目指すのなら必要な投資は惜しまないようにしましょう。
勉強仲間を作る
ITエンジニアになるには、支え合える仲間の存在は非常に重要です。
わからないことを教え合ったり、モチベーションを高め合ったりできるからです。
スクールに通えば、ITエンジニアを目指す仲間が簡単に見つかるでしょう。
独学の場合は友達経由で仲間を見つけるか、SNSで勉強仲間を探すのがおすすめです。
メンターを見つける
いつでもテクニカルなことについて気軽に質問でき、挫折しそうな心をフォローしてくれるメンターの存在は非常に重要です。
ここまでにもお伝えした通り、ITエンジニアを目指す約9割の学習者は挫折してしまうからです。
頼れる存在がいるに越したことはありません。
未経験でITエンジニアを目指すときにおすすめのスクール5選
ITエンジニアを数多く輩出している、おすすめスクールを5つ紹介します。
未経験の人に対するサービス・サポートを重視して厳選しました。
ぜひ参考にしてください。
活学（IKIGAKU）ITスクール
わかりやすさに特化した完全未経験特化型のスクールで、対面またはオンラインで受講できます。
挫折率が高いと言われているIT学習を知識ゼロからでも、理解できるカリキュラムとなっています。
日本初のアニメーション動画を採用し、1コマ10分程度で隙間時間でも効率よく学習できることが特徴です。
>> 『活学（IKIGAKU）ITスクール』の詳細を見る
ポテパンキャンプ
最短5ヶ月間で、未経験からWebエンジニアを目指せるポテハンキャンプ。
実務を意識した実戦的なオリジナルカリキュラムが特徴です。
また、転職に向けたサポートも充実していて、カウンセリングやポートフォリオ作成サポート、求人紹介を受けられます。
卒業生を対象にした交流会やイベントがあり、横のつながりが拡げられるメリットもあります。
TECH CAMP
受講者の97％が未経験のTECH CAMP。
講師に質問し放題、専属ライフコーチや管理キャリアアドバイザーのサポートといった手厚いサポートが特徴です。
ライフスタイルに合わせて学習できるのも特徴です。
時間がある人は短期間のスケジュールで、働きながら学習したい人は夜間と休日を利用するカリキュラムが選べます。
SAMURAI ENGINEER
累計指導実績35,000人以上、たしかな実績とノウハウが魅力のSAMURAI ENGINEER。
受講者の「なりたい」を叶える、3つのコースがあります。
- 教養コース…プログラミングを教養としてつけたい人
- フリーランスコース…独立したい人向け
- 転職保証コース…未経験からエンジニアに転職までサポートして欲しい人向け
カリキュラムは、受講者のゴールに合わせたオーダーメイド式。
専属マンツーマン学習ですが、受けられるのは週に1回のみ。
「ITエンジニアになって作りたいものがある」「エンジニアとして〇〇で活躍したい」といった具体的な目標に最短距離でアプローチできます。
UZUZカレッジ（Javaコース）
UZUZカレッジによる『Javaシルバー』と呼ばれる専門資格取得を目指すコースです。
この資格は非常に優れた知識とスキルを証明するものではありません。
しかし「最低限これはできる」という客観的な証明になるため、採用面接で有利にはたらく可能性は十分あります。
教材はオンラインで提供されているため、好きな時間に好きなだけ学習できます。
未経験からITエンジニアへの転職を成功させた3人の体験談
実際に、未経験からITエンジニアに転職した方へお話を伺いしました。
元地下アイドル、保育士、携帯販売といったITエンジニアと関係ない職業からの挑戦で、そこにはさまざまな思いや不安がありました。
元地下アイドル 柴田さん
地下アイドルからITエンジニアという、異色の経歴を持つ柴田さん。
活学ITスクールを活用してエンジニアになりました。
アイドル時代、ライブ配信やバーチャルアイドルが徐々に台頭していたのを見て、ITを魅力的に感じたそうです。
大学時代は幼児教育学科で、IT分野に精通しているというバックグラウンドはありません。
むしろ、はじめは「ITってなに？」というまっさらな状態だったそう。
0から勉強・転職をサポートしてくれる、活学ITスクールに魅力を感じたそうです。
元保育士 越田さん
元保育士からITエンジニアになった越田さん。
大学は教育系で、先程ご紹介した柴田さんと同様、IT分野のバックグラウンドはありませんでした。
29歳という年齢もあり、未経験からの転職はやはり不安が大きかったそう。
ただ、時間が経つにつれて、成長して活躍するイメージが生まれ、前向きになれたそうです。
越田さんは「今後も意欲的に学習していきたい」と話しており、この高い学習意欲がITエンジニア転職を成功させたひとつの要因かもしれません。
元携帯販売 福澤さん
元携帯販売からエンジニアになった福澤さん。
ITエンジニアに興味を持ったきっかけは、携帯販売の業務でITがいかに生活を支えているか実感したからだそう。
ただ、勉強した経験のない分野だったため、実際にやってみてから「理解できない」と挫折しないかという不安もあったそうです。
そのため「未経験でもわかりやすい」という評判を重視し、活学ITスクールを選んだとのこと。
講師の説明を聞いて「私でもできそうだ」と安心し意欲的に取り組めたそうです。
未経験でITエンジニアを目指す人からのよくある質問
未経験から他業種への挑戦は、当然ながら不安を感じるでしょう。
不安を解消できるように、ここではよくある質問を集めました。
文系でも目指せる？
文系でもITエンジニアで活躍している人は大勢います。
また、実務においては、今現在なにができるのかを重視するため、文系・理系について心配する必要はありません。
高卒でも目指せる？
高卒でもITエンジニアを目指せます。
前述した通り、ITエンジニアに求められるのはスキルやコミュニケーション能力といった今現在持っているものです。
資格やポートフォリオでしっかりと魅力を伝えましょう。
インフラエンジニアはやめたほうがいい？
インフラエンジニアとは、サーバー設計や構築、システムの保守・管理をする、裏方的な存在です。
緊急トラブルで夜間や休日に呼び出される可能性があるという緊張感から「やめたほうがいい」といわれがちですが、良い面もあります。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
PCスキルに全く自信がなくても目指せる？
転職成功例でご紹介したように、ITについて右も左もわからない状態から転職成功する人もいるため、今現在自信がなくても問題ありません。
最初はわからないことだらけでも、学習していくうちに自信が持てるようになるものです。
取っておくと転職に有利な資格はある？
スクール紹介で触れたJavaシルバーやCCNA、国家資格の基本情報技術試験などが挙げられます。
採用側の目線に立ってみると、資格は実力を知るための客観的な判断材料です。
特に未経験からエンジニアを目指す場合は、資格取得によって転職活動を優位に進められる場合があります。
ITエンジニアを未経験で目指すならスクールを活用しよう！
人手不足のITエンジニア業界では、未経験からでも活躍できる可能性が十分あります。
ただ、学習段階で挫折する可能性が高い一面もあるため、学習環境はよりよいものを整えたほうがいいでしょう。
おすすめなのはスクールを活用することです。
質のいい授業を受けられる、転職のサポートが受けられる、勉強仲間が見つかるなど、ITエンジニアを実現させるための最適な環境が整っています。
本記事が転職を成功させるための参考になれば幸いです。
