未経験からエンジニアの転職は難しい?
どうすれば未経験からエンジニアに転職できる?
本記事では、上記のような悩みを抱える人に向けて、未経験からエンジニアに転職できるのかについて解説します。
また、未経験からエンジニアになるためにおすすめの学習方法や、転職方法のコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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未経験からエンジニアは「難しい」「なめてる」と言われる3つの理由
未経験からエンジニアは「難しい」「なめてる」と言われる理由は次の通りです。
- 即戦力を求める企業が多いため
- 専門的な技術・知識が求められるため
- 年齢を重ねると採用されにくくなるため
以下、それぞれ具体的に解説します。
1.即戦力を求める企業が多いため
未経験からエンジニアへの転職が難しいとされる理由の一つに、多くの企業が即戦力を求めていることが挙げられます。
未経験エンジニアの技術の習得には時間がかかり、プロジェクトの進行に影響を与える可能性があるためです。
実際、株式会社ビズリーチによると、97%の企業が即戦力採用に主体的になっていることがわかっています。
引用:株式会社ビズリーチ「中途採用・転職活動に関するアンケート」
未経験だと採用される企業が限られることが、「難しい」「なめてる」などの意見につながっているといえるでしょう。
2.専門的な技術・知識が求められるため
エンジニアリングの分野では、分野ごとに異なる高度な技術的スキルと専門知識が必要です。
未経験者がこれらのスキルを身につけるには、相応の時間と努力を要します。
たとえば、インフラエンジニアは、プログラミング言語のほか、インターネットやサーバー、クラウドの仕組みなどの知識が必要です。
覚えなければならないことが多く学習でつまずきやすい点も、「難しい」「なめてる」といわれる要因になっています。
3.年齢を重ねると採用されにくくなるため
未経験からITエンジニアへの転職は、年齢が高くなると採用されにくくなる傾向があります。
企業は、できるだけ長く自社に貢献してくれる人材を求めているためです。
年齢を重ねると、新しい技術の習得速度や体力面での不安、長期的なキャリア形成の観点から企業から躊躇されやすくなります。
結果、採用を受け入れてくれる企業が少なくなり、「難しい」「なめてる」と意見される理由になっているといえるでしょう。
未経験からでもエンジニアへの転職は可能!
IT業界の人手不足や未経験者を受け入れる企業の増加により、未経験からでもエンジニアへの転職は可能です。
とくに人手不足は深刻で、IT人材は将来的に40〜80万人の規模で不足が生じると予想されています。
引用:経済産業省「IT人材育成の状況等について」
また、最近ではプログラミングスクールやオンラインコースなど、エンジニアになるための学習リソースが豊富です。
未経験からでも即戦力となるスキルを身につけやすい環境が整っていることも、転職可能な理由の一つといえます。
未経験からエンジニアを目指すなら知っておきたい業界の現実
未経験からエンジニアを目指すなら、業界の現実を把握しておくことは欠かせません。
業界が抱える現実は、以下の通りです。
- すぐにコードを書かせてもらえない可能性がある
- 残業・休日出勤が多くなる場合がある
- 突然の対応を求められることがある
以下、それぞれ詳細に解説します。
すぐにコードを書かせてもらえない可能性がある
未経験からエンジニアに転職した後、すぐにコードを書かせてもらえるとは限りません。
実務で求められる、業界や企業ならではの知識・技術を学ぶ必要があるためです。
実際、新入社員に対して一定の研修期間を設けている企業は多く存在しています。
未経験からエンジニアを目指す場合は、入社してすぐコードを書けないことを覚悟し、長期的な視点をもつとよいでしょう。
残業・休日出勤が多くなる場合がある
業界の現実として、残業や休日出勤が多くなるケースは珍しくありません。
実際、エンジニアの月の平均残業時間に関するアンケートでは、約40%が30時間以上であると回答しています。
ITコンサルタント・プロジェクトマネージャーなどの上流職種では、とくに残業平均時間が長い傾向があります。
ただ、厚生労働省が「IT業界における働き方改革」を発表したことを機に、今後は劣悪な環境のIT企業も減る見込みです。
参照:厚生労働省「IT業界における働き方改革」
突発的な対応を求められることがある
IT業界は、業務の性質上、突然の対応を求められることも珍しくありません。
とくに、ITインフラを支えるインフラエンジニアにとっては、突発的なトラブルの対応は日常茶飯事です。
たとえば、システムダウンやセキュリティの問題が発生した場合、迅速に問題を診断して解決策を提供する必要があります。
未経験からエンジニアを目指すなら、トラブルに直面した際に冷静に対応できるよう、事前の準備と心構えが必要でしょう。
技術の進歩に合わせて学習を継続する必要がある
IT業界は絶えず進化し続ける分野なため、新しい技術やツールが次々と登場します。
そのため、エンジニアとして成功するためには、職に就いた後も継続的に学び続けることが大切です。
ただ、継続的に学習することで、業務の効率化や問題解決能力の向上にも直結します。
さらに、継続的な学習は自己の市場価値を高め、キャリアの選択肢を広げるためにも不可欠といえるでしょう。
後悔しない未経験向けエンジニア求人の選び方
未経験からエンジニアの求人を選ぶ際は、下記で紹介する3つのポイントに注意しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
キャリアサポート体制の有無を調べる
未経験からエンジニアに転職する際に後悔しないためには、求人選びでキャリアサポート体制の有無を確認することが重要です。
キャリアサポート体制が整っている企業を選ぶと、エンジニアとして活躍するために必要な、専門的な知識やスキルを効率的に習得できます。
また、キャリアサポートが充実している企業では、従業員の成長を重視する文化が根付いている傾向があります。
長期的なキャリア形成にも有利に働くでしょう。
企業で受けられる具体的なキャリアサポートは、以下の通りです。
- 研修プログラム
- メンターシップ
- 定期的なフィードバック
- キャリアアドバイス など
社内の技術環境が最新かどうかチェックする
IT業界は技術の進化が非常に速いため、使用している技術が古いとスキルが市場価値に見合わなくなる可能性があります。
そのため、企業が使用している技術環境が最新かどうかをチェックするようにしましょう。
新しい技術を使用している企業なら、将来的に他の企業への転職やキャリアの選択肢が広がります。
エンジニアとして活動するモチベーションの維持にもつながるでしょう。
労働環境を確認する
労働環境が自分の働き方やライフスタイルに合っているかを確認することで、仕事の満足度を高められます。
勤務時間・休日休暇・残業の有無・給与・福利厚生などの労働環境は、日々の仕事の満足度に直接影響するためです。
とくに給与は、自身の生活に関わってくるため、蔑ろにできません。
実際、レバテックルーキーの調査によると、エンジニア志望学生が企業選びで重視する軸は「給与」が57.7%と最も多くなっています。
引用:レバテックルーキー「エンジニア志望学生が企業選びで重視する軸」
求人情報を見る際に詳細にチェックし、必要であれば面接時にも確認を行うとよいでしょう。
未経験からエンジニアになるための学習方法
未経験からエンジニアになりたいなら、プログラミングや専門技術の学習は欠かせません。
具体的な学習方法2つを解説します。
テキスト・学習サイトを利用して独学で学習する
テキスト・学習サイトを利用して独学で学習すると、コストを抑えながら自分のペースで学習を進められます。
ただ、独学ではわからない点が出てきたときに質問できる環境がないため、モチベーションの管理が必要です。
プログラミングスクールを活用する
プログラミングスクールは、体系的にIT業界で必要な技術やプログラミング言語を学べます。
実務経験豊富な講師から直接指導を受けられ、独学では理解しにくい複雑な概念や技術も効率的な学習が可能です。
また、カリキュラムが整っているため学習の進捗を明確に管理しやすく、挫折しにくい環境が整っています。
就職支援やキャリアカウンセリングを提供しているスクールもあるため、転職の成功率も挙げられるでしょう。
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転職成功率は98.7%と高いため、これからITエンジニアを目指す人はぜひチェックしてみてください。
未経験からエンジニア転職を成功させるポイント
未経験からエンジニアの転職を成功させるポイント4つを、以下にて具体的に解説します。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、学習したプログラミング言語や技術、独自に開発したアプリケーションやウェブサイトなどの成果物を展示するものです。
採用担当者に対して技術的な能力と問題解決スキルを直接アピールできるため、転職で有利に働く可能性が高いです。
面接時の話題提供としても役立ち、採用担当者に対して積極的かつ具体的に自己PRできるようになるでしょう。
IT関連の資格を取得する
未経験者がIT関連の資格を取得すると、技術的な知識とスキルを証明する手段となるため効果的です。
また、資格取得を通じて学ぶ過程で、実務に直結する技術的な知識が身につきます。
面接時に、保有している技術・スキルについて自信を持って語れるようになるでしょう。
ベンチャー・中小企業に絞る
ベンチャーや中小企業は、大企業に比べて採用における柔軟性が高く、ポテンシャルや成長意欲を重視することも珍しくありません。
未経験者でも、積極的に採用してもらえる可能性が高いでしょう。
また、小規模な企業はさまざまな業務に関わる機会が多く、幅広い経験が積める点も魅力です。
技術的なスキルだけでなく、ビジネス全般に関する理解も深められるでしょう。
転職エージェントを活用する
未経験から、ITエンジニアに転職するなら、転職エージェントの利用もおすすめです。
未経験者は、どの企業が未経験者を受け入れやすいか、どのようなスキルを身につければよいかを判断できません。
しかし、転職エージェントを利用すれば、専門知識をもつエージェントから転職に必要な具体的なアドバイスを受けられます。
また、転職エージェントは多くの企業と連携しているため、公開されていない求人情報を教えてもらうことも可能です。
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未経験からエンジニア転職を目指す人によくある質問
ここからは、未経験からエンジニアへの転職を考える人によくある質問とその回答を紹介します。
- 女性でも未経験からエンジニアを目指せる?
- エンジニアになるためには何時間勉強すればいい?
以下、それぞれ詳しく紹介します。
女性でも未経験からエンジニアを目指せる?
女性も未経験からエンジニアを目指すことは可能です。
IT業界では女性エンジニアの需要が高まっており、未経験からでもエンジニアになるための機会が増えています。
type女性の転職によると、2017年には約26%だった女性エンジニアの求人は、2023年時点では約40%です。
引用:type女性の転職
女性活躍推進法などで女性の社会進出の理解が深まったため、今後はさらに目指しやすくなると期待されています。
エンジニアになるためには何時間勉強すればいい?
一般的にエンジニアになるためには1,000時間といわれています。
ただ、人によって学習効率や理解度に差があるため一概には言い切れません。
また、独学で学習するか、プログラミングスクールを利用するかによっても必要な勉強時間は異なります。
一方で、1日あたりの勉強時間は4時間程度がおすすめです。
現役のエンジニアを対象にした調査では、1日あたり平均約4時間30分の学習を平均17ヶ月間続けていたことがわかっています。
参照:侍エンジニア「エンジニアになるまでの1日の平均学習時間」
まとめ:「難しい」と思い込まずにエンジニア転職にチャレンジしてみよう!
本記事では、未経験からITエンジニアに転職することは難しいかについて解説しました。
慢性的な人材不足が続いている今、未経験からでもITエンジニアへの転職は可能です。
目指したい職種に合わせた技術・知識を獲得し、転職に向けて準備を進めましょう。
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