ITスキルを身につけるためには、独学するかプログラミングスクールに通うかのどちらかを選ぶ必要があります。
効率的に学べて就職支援があるという理由でプログラミングスクールを選ぶ人が多いですが、中には「スクールに通っても卒業できない」という意見もあります。
そこで今回は、プログラミングスクールを卒業しても就職できないのかについて解説します。
結論からいうと、プログラミングスクールで自発的にスキルアップした人は、エンジニアとして就職できています。
プログラミングスクールが就職できないと言われている理由
プログラミングスクールが就職できないと言われている理由は、以下の通りです。
全員がエンジニアになれないから
スクールを卒業しても、全員がエンジニアになれる訳ではありません。
卒業すれば必ずエンジニアになれると思っている人がいますが、エンジニアとして活躍できるスキルがなければ就職・転職を成功させることができません。
就職支援が不十分なスクールを選んでいるから
就職や転職のサポートが不十分なスクールを選ぶと、就職がうまく行かない可能性が高くなります。
他のスクール生と差別化できないから
プログラミングスクールの受講生や卒業生はたくさんいるため、差別化できないと就職や転職で希望の職種に就くのは難しいでしょう。
短期集中でスキルが定着しないから
数日から1ヶ月程度の短期集中型のスクールがあるため、就職できるほどのスキルが定着しないと言われることもあります。
ビジネスの視点が身につかないから
スクールでは、基本的に講師の授業を受けてスキルを身につけるため、企業で働くために必要なビジネスの視点が鍛えられないという意見もあります。
年齢的に採用されづらいから
スクール生には40代・50代の人もいるため、年齢的に採用されづらいという現状もあるでしょう。
プログラミングスクールに通うのはやめとけと言われる理由
以下のような理由で、プログラミングスクールに通うのはやめとけと言われることもあります。
独学でもスキル習得できるから
書籍・オンライン講座・アプリを使えばプログラミングスキルを独学で習得できるため、プログラミングスクールに通う意味がないと考えている人がいます。
現場で使える知識が身につかないから
講師の授業を受けるのがメインなので、現場で使える実践的な知識が身につかないと考えている人もいます。
仕事できるレベル前に卒業するから
エンジニアとして活躍するためには数年かかるため、数ヶ月〜1年程度のプログラミングスクールでは仕事できるレベルにならないという意見もあります。
プログラミングスクールを卒業しても就職できない人の特徴
プログラミングスクールを卒業しても就職できない人の特徴は、以下の通りです。
目標も持ってスキルアップしていない
身につけたいスキルが明確になっていない人は、目標に向かって勉強している人よりもスキルアップしづらいため、就職に失敗する可能性が高いです。
理想を高く持ちすぎている
卒業後に日本を代表する企業に就職・転職をしたいと考えている人は、卒業後に苦労することがあります。
自発的に学んでいない
なんとなく講義を受けているだけだと、企業で即戦力になれるほどのスキルが身につかないので、就職できないこともあるでしょう。
稼げるからという理由だけで通っている
プログラミングスキルは需要が高いから稼げるという理由だけでスクールに通っている人は、途中で挫折する可能性が高いので、就職を成功させるのは難しいでしょう。
問題解決能力が低い
エンジニアとして活躍するためには問題解決能力が不可欠なので、ただ講義を受けているだけだと企業で活躍できない可能性が高いです。
学習するのが辛い
プログラミングの学習をするのが辛いと思いながらスクールに通っている人は、エンジニアとして就職するのは厳しいでしょう。
プログラミングスクールに通うメリット
プログラミングスクールに通うメリットは、以下のようにたくさんあります。
独学よりも挫折しにくい
独学はいつでも勉強をやめられる環境なので、費用を払って講座を受けるプログラミングスクールの方が挫折しにくいです。
スクール生と切磋琢磨できる
プログラミングスクールでは他の受講生と切磋琢磨して学習を進められるため、モチベーションを維持しやすいというメリットもあります。
講師に直接質問できる
独学だと誰にも質問できないため、講師に直接質問できるプログラミングスクールのほうが効率よく勉強できるというメリットもあります。
プログラミングスクールを卒業して活躍する人の特徴
プログラミングスクールを卒業して活躍する人には、以下のような特徴があります。
プログラミングが好き
プログラミングが好きな人は、モチベーション高く学習し続けられるため、卒業後に活躍できる可能性が高いです。
目標を持って自発的に学習している
目標を持ってスクールに入学して、講義外でも自主的に学習している人はスキルが伸びやすいため、就職や転職に成功する人が多いです。
自分に合ったスクールを選んでいる
自分のライフスタイルやレベルに合ったスクールを選んでいる人は、スキルアップしやすいため、卒業後に活躍できる可能性が高いです。
実績・ポートフォリオが充実している
自主的にアプリを開発して実績を作ったり、丁寧にポートフォリオにスキルを記載している人は、エンジニアとして活躍している人が多いです。
大学でプログラミングを学んでいる
大学でプログラミングを学んでいる人は、基礎的なITの知識があるため、プログラミングスクールで効率よくスキルアップしています。
プログラミングスクールに通って就職を成功させる方法
以下のポイントを押さえれば、就職の成功確率が上がるでしょう。
プログラムを学ぶ理由を明確にする
スクールに入学する前にプログラムを学ぶ理由を明確にすることで、自分に合ったスクールを選べます。
目標を立ててからスクールに通う
卒業までにどんなスキルを身につけたいかを考えることで、途中で挫折することがなくなるでしょう。
自分で調べる癖をつける
エンジニアとして活躍するためには問題解決能力が不可欠なので、スクールで勉強している間に自分で調べる癖をつけておきましょう。
面接対策・企業分析に力を入れる
自分が身につけたスキルを正当に評価してもらえるためにも、面接対策や企業分析にも力を入れましょう。
講師に質問をする
講師に直接質問できるのがプログラミングスクールの大きなメリットなので、わからないことがあったら積極的に質問してみましょう。
受講前に基礎的な知識を身につけておく
スクール入学後に挫折しないためにも、受講前に基礎的なITのスキルを身につけておくのがおすすめです。
プログラミングスクール生が就職の書類選考で気を付けること
就職の書類選考では、以下のポイントに気を付けてください。
プログラミング関連の資格を取る
どの程度のスキルがあるかを伝えるために、プログラミング関連の資格を取得しておくのがおすすめです。
自作アプリを紹介する
スクールに通っていただけだと自分の実力を判断してもらえないため、学んだことをもとにアプリを自作するのもおすすめです。
強みとなるポートフォリオを作成する
高度なプログラミングスキルがあってもポートフォリオが適当だと企業側にアピールできないため、自分の実績やスキルを盛り込んだポートフォリオを作成しましょう。
プログラミングスクール生が就職面接で気を付けること
就職面接では、以下のポイントに気を付けてください。
志望動機をはっきりさせる
プログラミングスクールで学んだことやキャリアプランを踏まえて志望動機を固めて、面接官にアピールすることが重要です。
プログラミングスクールに通った理由を伝える
独学でプログラミングを学ぶ人も多いため、どうしてプログラミングスクールに通ったのかをはっきり伝えられるように準備しておきましょう。
学んできたことを明確にする
身につけたスキルを明確にしておくことで、就職後に活躍できると感じてもらえるでしょう。
自分に合うプログラミングスクールを選ぶポイント
以下のポイントを踏まえて、自分に合うプログラミングスクールを選びましょう。
卒業生の就職先がはっきりしているか
いくら就職・転職サポートが充実していると書かれていても、実際に卒業生が就職できてなければ意味がないため、卒業生の就職先を確認しておくのが重要です。
同年代の卒業生が活躍しているか
就職実績はもちろん、プログラミングスクールで学んだことをもとにエンジニアとして活躍しているかどうかも、スクールを選ぶ際の重要なポイントとなるでしょう。
就職支援が充実しているか
スクールによって就職支援の内容や手厚さが大きく異なるため、どの程度のサポートがあるかを確認しておきましょう。
カリキュラムの質が実務レベルか
就職後に即戦力として活躍できるスキルを身につけられるどうかを、カリキュラム内容を確認して判断しましょう。
おすすめのプログラミングスクール7選
おすすめのプログラミングスクール7選は、以下の通りです。
活学ITスクール
活学ITスクールは、プログラミングの知識0の人向けのプログラミングスクールなので、これからプログラミングを学習していきたい人におすすめです。
受講者の離脱率が1.3%という脅威の継続率を達成しているので、確実にプログラミングスキルを身につけたい人に最適といえるでしょう。
TECH CAMP(テックキャンプ)
TECH CAMP(テックキャンプ)は、3年で独立して年収1,000万円を達成した人や大手SaaS企業で年収UPを達成した人、残業ゼロで年収を倍にした人など多数の実績があるスクールなので、独立思考がある社会人に最適といえるでしょう。
チームラボやマネーフォワード、ニューズピックスなどの人気企業への転職実績もあるため、大手企業に転職したい人にもぴったりです。
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)は、途中離脱率2.1%という高い継続率を達成しているスクールです。
累計45,000人以上の相談をしている経験豊富なコンサルタントが、学習プランの選択だけでなく人生プランに対してもアドバイスをしてくれるので、キャリアプランに悩んでいる人にも最適です。
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは、はじめてのプログラミングコースやWebアプリケーションコースなどの基礎講座や、WordPressコースやフロントエンドコースなどの特定ジャンルの講座があるため、学びたいことが明確になっている人に最適のサービスといえます。
tech boost(テックブースト)
tech boost(テックブースト)は、現役エンジニアがメンターとしてアドバイスしてくれたり、受講生コミュニティや勉強会の実施によるスキルアップや成果物のクオリティ向上が期待できるため、講師や受講者と一緒に学んでいきたい人にぴったりといえるでしょう。
RUNTEQ(ランテック)
RUNTEQ(ランテック)は、日本最大級の比較検証サイト「mybest」の2023年2月度プログラミングスクールランキング1位になっている人気スクールです。
RUNTEQ式のエンジニア短期成長メソッドを組み込み、いつでも自動で書いたプログラムのチェックが行える自動プログラムチェックシステムが搭載されているため、24時間いつでもカリキュラムを進められます。
.Pro(ドットプロ)
.Pro(ドットプロ)は、セミオーダーカリキュラムでスキルを会得し、希少価値の高い人材の排出を目指しているスクールです。
Git入門やSQL基礎などの初心者向けの内容から、OpenAIを活用した演習やDjango応用などの実践的な内容まで含んでいるので、総合的なITスキルを伸ばしたい人に最適といえるでしょう。
まとめ
この記事では、プログラミングスクールを卒業しても就職できないと言われる理由を紹介しました。
明確な目標がない人や自発的に勉強できない人は、プログラミングスクールに通っても就職できない可能性が高いです。
ただ、今回紹介したポイントを抑えてスクールに通えば、エンジニアとして就職できる可能性が高いです。
ぜひ、プログラミングスクールで効率よくスキルアップして、希望する企業・職種に就けるように頑張ってみてください。