「Pythonの練習はどうやってすれば良い?」
「Pythonで挫折しない練習のコツは?」
Pythonの習得には、継続的な練習が欠かせません。
プログラミングは簡単に身につくものではないため、実際にコードを書いてプログラムを作り、実践の中で覚えていく必要があります。
Pythonの習得に有効な練習方法はいくつかあり、自分に合った方法で練習を続けていくことが大切です。
本記事では、Pythonの練習に最適な方法をご紹介します。
練習する際の準備や、おすすめの学習サイト・動画チャンネル、挫折しないためのコツまで解説するので、Pythonの習得を考えている方は参考にしてみてください。
Pythonを練習する際の準備
Pythonの練習を始める前にすべき準備として、以下が挙げられます。
- 環境構築をする
- Pythonを練習する目標を設定する
- 練習方法を決める
- 学習のスケジュールを決める
環境構築をする
はじめに、Pythonが実行できる環境を構築しましょう。
Pythonはどんなパソコンでもすぐに始められる訳ではありません。
Pythonそのものをパソコンにインストールし、プログラムを書くためのテキストエディタなどを準備する必要があります。
Pythonの環境構築について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
Pythonを練習する目標を設定する
むやみにPythonを練習するのではなく、事前に目標を設定しておきましょう。
たとえば、以下のような具体的な目標を設定することをおすすめします。
- Webエンジニアとして転職するためにオリジナルアプリを作る
- Webスクレイピングで副業収入を得る
具体的な目標を設定しておかないと、最適な練習方法やスケジュールも決まりません。
練習方法を決める
目標に合わせて練習方法を決めましょう。
たとえば、Webアプリ開発を目標にしたい方は、オリジナルアプリを開発するためにWeb開発用のフレームワークのチュートリアルを進めるのがおすすめです。
書籍や動画コンテンツ、Webサイトなど、豊富な練習方法から選択してみてください。
学習のスケジュールを決める
学習スケジュールを立てて計画的に進めることも大切です。
Pythonは確かに初心者でも習得しやすい言語ですが、転職できるレベルを独学で目指そうとすれば、どうしても半年程度はかかってしまいます。
スケジュールを立てずに進めても、学習の進捗が把握しきれず、モチベーションを保てないこともあるでしょう。
1週間や1ヶ月スパンで計画を立てておきましょう。
Pythonの練習方法4選
Pythonを学習する際は、目標や好み、予算に合わせて練習方法を選びましょう。
一般に、Pythonの練習方法として以下が挙げられます。
- Webサイトの活用
- 書籍の活用
- スクールの受講
- 動画サイトの活用
Webサイトの活用
独学の場合は、Webサイトを使った練習をおすすめします。
Webサイトで練習するメリットは、場所や時間を選ばず低コストで学習できるという点です。
パソコンとインターネットさえあればいつでも学習でき、サービスによっては有料で講師に質問できる機能もあるため、効率的に練習できるでしょう。
書籍の活用
独学の場合、書籍もWebサイトとあわせて活用すると良いでしょう。
Python関係の書籍は多数販売されているため、自分に合ったものを選びやすいというメリットがあります。
内容が網羅的で、困った点や分からない単語をすぐにチェックできるため、Webサイトでの学習のお供に購入しておくと役に立つはずです。
スクールの受講
プログラミングスクールの受講は、効率の良さと転職しやすさがメリットです。
独学よりも効率的に進められるのはもちろん、転職サポートも手厚いスクールが多いため、転職活動もスムーズに進められます。
Pythonの練習におすすめのスクールについては、以下の記事もご覧ください。
動画サイトの活用
最近では、YouTubeなどの動画サイトでも、Pythonの練習ができます。
エンジニアによるPythonの動画が公開されているため、チェックしてみましょう。
無料で視聴できるのはもちろん、スマートフォンさえあればどこでも動画をチェックできるため、スキマ時間を有効に活用できます。
Pythonの練習ができるおすすめのサイト
それでは、実際にPythonの練習ができるおすすめのWebサイトをご紹介します。
初心者の方は以下のサイトを練習に役立ててみてください。
- paizaラーニング
- Python-izm
- Progate
- 侍テラコヤ
paizaラーニング
「paizaラーニング」は、動画と練習問題でプログラミングを学べる学習サイトです。
Python以外にもさまざまな言語を学習できる講座が提供されています。
Pythonを学習する場合は「Python3入門編」からチャレンジしてみましょう。
環境構築の必要がなく、不明点をエンジニアに質問もできるため、独学でも効率的に進められます。
Python-izm
「Python-izm」は、Python専門の学習サイトです。
入門から応用まで、無料で全てのコンテンツを利用できるのもポイントで、ステップアップしながら練習できるため、初心者の方でも安心して学べます。
サンプルコードと実行結果が記載されており、自分でコードを書きながら理解しやすいサイトです。
Progate
「Progate」は、スライド式でプログラミングを学べる学習サイトです。
スライドを見ながら実際にコードを書いて学習でき、コードもブラウザ上でそのまま実行できます。
スマホ用のアプリも提供されているので、時間や場所を問わずに練習できるのもポイントです。
有料プランも月額1,078円と低価格なので、コストを抑えたい方も検討してみてください。
侍テラコヤ
「侍テラコヤ」は、月額制のプログラミング学習サービスです。
月額制でどの教材も学習し放題なだけでなく、現役エンジニアとのオンラインレッスンを受けられるため、効率的な練習ができます。
転職サポートもあるため、Pythonを練習して転職を目指したい方にもおすすめです。
Pythonの練習におすすめの動画チャンネル
YouTubeを使った学習も、Pythonの練習には効果的です。
ここでは、Pythonの練習に役立つYouTubeチャンネルを3つご紹介します。
- キノコード / プログラミング学習チャンネル
- いまにゅのプログラミング塾
- はやたす / Pythonチャンネル
キノコード / プログラミング学習チャンネル
「キノコード / プログラミング学習チャンネル」は、プログラミング関係の動画を幅広く公開している人気チャンネルです。
動画のデザインが見やすく、解説も分かりやすいのがポイントで、スクレイピングや自動化など応用的な内容の動画も公開されています。
いまにゅのプログラミング塾
「いまにゅのプログラミング塾」は、Pythonの講座をメインに動画投稿しているチャンネルです。
初心者にも分かりやすい説明がされており、挫折しやすいポイントをおさえた解説が評価されています。
基礎的な練習動画以外にも、自動化や主要フレームワークの使い方を解説した動画も人気があるため、中級者以上の方にもおすすめです。
はやたす / Pythonチャンネル
「はやたす / Pythonチャンネル」は、Pythonに特化したYouTubeチャンネルです。
Pythonの基礎から応用、副業やAIアプリ開発まで、幅広く学習できるため、チェックしておいて損はないでしょう。
Pythonに関する基本的な内容はこのチャンネル1つで十分に学習可能です。
Pythonの練習におすすめのスクール
Pythonの習得には、スクールの受講がおすすめです。
コストがかかってしまうというデメリットはありますが、エンジニア講師によって作られた学習カリキュラムに沿って学べるため、効率的にPythonの練習ができます。
Pythonの練習におすすめのスクールについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
Pythonの練習ができるおすすめの本
Pythonの練習に書籍を使ってみるのも良いでしょう。
Pythonは人気があるプログラミング言語なので、練習に役立つ書籍も多数発売されています。
Pythonの練習におすすめの書籍について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
挫折しないPython練習のコツ
Pythonをはじめ、プログラミングの練習には挫折がつきものです。
ここでは、Pythonの練習で挫折しないためのコツを3つご紹介します。
- 手を動かして練習する
- 誰かに質問できる環境で練習する
- できるだけ毎日練習する
手を動かして練習する
Pythonの習得には、実際に手を動かした練習が欠かせません。
書籍や動画での学習も有効ですが、コードを眺めているだけでは効果的な練習にはつながらないでしょう。
自分でコードを書き、プログラムの動きをチェックしながら学習を進める必要があります。
書籍やサイトのサンプルコードを書き写すだけでも効果があるので、手を動かした練習を意識しましょう。
誰かに質問できる環境で練習する
誰かに質問できる環境で練習することをおすすめします。
プログラミング学習で挫折してしまう原因の1つが、「エラーや不明点を解決できない」というものです。
プログラミングにエラーはつきものですが、いつまでも解決できないと学習効率が落ちてしまい、モチベーションも下がってしまいます。
スクールを受講するか、学習サイトの有料プランの利用などを検討し、質問できる環境を作りましょう。
できるだけ毎日練習する
できるだけ毎日練習することを習慣化してください。
練習の間隔が空いてしまうと、前回の練習内容を思い出すのに時間がかかってしまい、定着しにくくなってしまうでしょう。
スキマ時間にアプリで触れるだけでも構わないため、毎日Pythonに触れた方が、スキルは習得しやすくなります。
Pythonの練習についてのよくある質問
最後に、Pythonの練習についてのよくある質問をご紹介します。
Python初心者は何を作って練習すれば良いですか?
Python初心者は、簡単なWebアプリを作って練習すると良いでしょう。
AI開発やデータ分析などに比べれば、初心者でも簡単なWebアプリの開発は可能です。
書籍やWebサイトのサンプルをもとに開発にチャレンジし、慣れてきたらオリジナルのアプリを作ってみましょう。
Pythonを習得するにはどのくらいの練習時間が必要ですか?
プログラミングスクールでPythonの習得を目指す場合、一般的には3ヶ月~半年のスケジュールが組まれています。
独学の場合はスクールに通うよりも時間がかかるため、Pythonエンジニアとしての転職を目指すのであれば、半年~1年ほどの学習期間は必要になると考えておきましょう。
初心者はどの程度のレベルを目指して練習すべきですか?
初心者はまず、選んだ練習方法のカリキュラムを完走することを目指しましょう。
書籍で学習する方は、購入した書籍を全て学習し終えることを目標にしてみてください。
また、Webサイトで学習する方は、選んだ講座を最後まで閲覧することを目標にしましょう。
自分が選んだ学習方法を途中でやめずに、最後までやり遂げることが大切です。
まとめ
Pythonの練習には、書籍やWebサイト、スクールの受講など、さまざまな方法があります。
自分の目標や予算に応じて練習方法を選択するべきですが、短期間で効率的に学習したい方はスクールの受講がおすすめです。
独学でもスクールに通う場合でも、Pythonの練習は手を動かして行いましょう。
自分でコードを書いて実行し、動きを確認しながら進めることで、知識が定着しやすくなります。
誰かに質問できる環境を作り、毎日の練習を習慣化することも大切です。