カテゴリー
社内SEの転職は本当に難しい?その理由と成功に導く完全ガイド


社内SE人気だし気になるけど、転職するのは難しいのかな?
このように自ら挑戦へのハードルを上げ、足を止めている方もいるのではないでしょうか。
転職市場でホワイト職種といわれる社内SEですが、その裏では「なかなか受からない」「そもそも求人がない」という意見も。
しかし、正しいルートを踏めば、社内SEは「ラクに目指せる穴場的職業」に変わります。
今回は難しいと言われる原因、そして確実に転職成功させる手段を紹介します。
社内SEの転職は難しい?
社内SEへの転職は、やはり簡単ではありません。
働きやすさや倍率の高い職種であるにもかかわらず、数は決して多くないからです。
そのうえ、未経験でも入社可能な求人となると、さらに選択肢は少なくなります。
ですが、未経験から社内SEへの転職は「不可能」ではありません。
経験がなくても小さく経験を積み、転身を成功させている人は数多くいます。
大切なのは、正しい戦い方を知ることです。
社内SEはなぜ倍率が高い?
こちらの記事では、「社内SEの倍率は高い」と言及しました。


その最大の理由は、「ラクそうで安定していそう」というイメージの定着にあります。
事実として残業や転勤がほとんどない企業が多いため、年齢やスキルを問わず応募が殺到しやすいのです。
さらに、そもそもの求人数が少ないことで、相対的に倍率が高くなっているということです。
社内SEの転職が難しいと言われる原因


転職の難しさの理由はいくつかあり、ここでは代表的な4つの要因を見ていきます。
求められる実務経験が高度かつ希少だから
1つ目は、必要とされる経験の質が独特だからです。
技術的な点よりも
- 社内の空気を読んで調整する力
- ベンダーとの交渉力
など、いろんな能力がなくてはなりません。
なので、技術以外の「社内で通用するスキル」をどうアピールできるかが大事なのです。
求人が非公開になりがちだから
求人が非公開になりがちで、見つけにくいことも理由のひとつです。
採用は社内公募や知人紹介、限定エージェント経由で進められることが大半です。
これは、企業がセキュリティ上の理由で「今どんな人材を求めているか」を外部に公開したくない、という事情も背景としてあります。
結果、求人数が少ないという状況が作られています。
セキュリティ・インフラ知識の不足がネックになりがちだから
セキュリティやインフラ知識不足がネックになるのも、転職が難しくなる理由の一つです。
社内SEを目指す人の多くは、開発SEです。
社内SEは、インフラやセキュリティにも広く目を配らなければならず、開発経験だけでは太刀打ちできないため、そこでつまずく人も多いです。
社内SEの業務が幅広く、専門性だけで通用しないから
社内SEは、特定技術の特化だけでは通用しません。
一般的に専門的なものから簡易的な雑用まで、一人の担当者が幅広い仕事を任されます。
専門領域に固執していると、現場で活躍しにくくなります。
さて、こうして見ていくと転職には表面化しづらい難所が多く、ハードルが高いことがわかります。
中でも経験のアピール方法や求人が見つからない問題は、対策が難しく行き詰まりがちです。
そのような方こそ、理想のキャリア実現への近道に向け、転職市場に詳しいプロに任せるべきといえます。
活学キャリアでは専門アドバイザーが、あなたの経験や志向性を整理し、企業ごとの採用傾向に即した戦略を設計します。
たくさんの非公開求人から企業のニーズを見極めたり、自分では気付きにくい強みを発掘したりなど、納得できる転職をサポート。
迷いや不安を一人で抱えるなら、まず無料相談で専門家にどんなことでも打ち明けてみてください。
転職が難しい社内SEになることのメリット


社内SEは転職難易度が高いですが、それだけに得られるリターンも大きいです。
ここでは筆者のこれまでの経験や口コミをもとに、本当に「得」だと感じたことを紹介します。
ベンダーコントロール力が身につく
ベンダー対応のスキルが自然と磨かれます。
開発などの作業を外注する企業が多いので、「作る前の段取り」が重要になるからです。
ひとえに段取りと言っても、
- 社内のニーズ言語化
- 費用と納期のバランス調整
- 場合によっては交渉
などのスキルは、現場でしか身につきません。
エンジニアとしてだけでなく、ディレクター的な発注視点を養えるのは大きなメリットです。
組織内で横断的な人脈形成や信頼関係構築ができる
人脈と信頼を築きやすいのもメリットです。
社内SEは、あらゆる業務において、現場の声を聞いて調整を進める必要があるからです。
出張や転勤が少なく生活基盤が安定する
社内SEは一般的に社内常駐なので、勤務地が変わることなく長く働ける環境が整っています。
SIerやSESでは頻繁な客先常駐や全国転勤がつきものですが、そうした心配がほとんどないのはやはり大きなメリットです。
家庭を持つ人やプライベートを大切にしたい人には安心です。
転職が難しい人気の社内SEでもデメリットはある
転職が難しいからといって、「まったくデメリットがない完全にホワイトな企業」とは限りません。
適正もあるので、「入ってみたら思っていたのと違った」と感じる人も多いのが現状です。
どんなに条件が良くても、働き方や役割が自分に合っていなければ後悔してしまいます。
転職が難しい社内SEが活躍しやすい業界
主に以下が、社内SEが活躍しやすい業界と言われています。
- 製造
- IT・情報通信
- メーカー
- 金融
- 商社
- 公共関連
製造やITはIT投資に積極的で、社内SEの必要性も高くなるからです。
逆にIT化が進んでいない業界では雑務など増えてしまいがちなので、ぜひ以下の記事も参考に業界選びにもこだわってみてくださいね。


転職が難しい社内SEの年収事情
社内SEの平均年収は約500万円であり、以前に年齢や地域別の年収事情の記事をリリースしています。


転職難易度が高いぶん、やはり年収も期待できます。
企業規模や経験で差は生じますが、安定性そして待遇面などトータルで考えると、コスパが良いと感じる人も多いです。
転職が難しい社内SEに未経験から転職する手段は?


ただでさえ転職が難しい社内SE、未経験からの転職はハードルはさらに高くなることは事実です。
ただ、正しい努力でコツコツ努力すれば、確実に実現は可能になります。
ここでは、未経験から転職を実現する手段について見ていきます。
SESやSIerとの違いから見る、社内SE転職のハードル
未経験から転職するうえで、まず押さえておきたいのがSESやSIerとの違いです。
SESやSIerは受託や常駐が基本で、「顧客の指示に従って動く立場」になります。
そして、社内SEは自社内の業務改善を主導する「企画・推進する立場」です。
つまり、指示待ちではなく、自ら課題を見つけて動く姿勢が必要です。
この違いを理解せずに転職活動を始めると、ミスマッチで苦戦しやすくなるので、まずはこの違いを覚えておきましょう。
SIerやSESに転職して出向先で実績を作る
社内SEはSIerやSESとまったく異なる立場ではあると前述したものの、その経験はけっして無駄にはなりません。
なのでまずSIerやSESで出向先に入るのも有効で、理由は以下2つです。
- 未経験入社のハードルが低い
- 出向先の業務が社内SE的な仕事であるケースが多い
まず、未経験からまっすぐ社内SEに入るよりは、常に人を集めているSIerやSESのほうが、内定率は高くなります。
そしてそこで業務改善や外注対応を経験すれば、「実質、社内SEと同じことをやっていました」と言えるようになります。
最短ルートではないものの、未経験者が確実に地力をつけられる方法です。
業務改善系コンサル職からキャリアアップ
業務改善系のコンサルの経験があれば、IT業界未経験でも転職は十分に目指せます。
「業務のムダを見つけて仕組みを整える」という視点は、社内SEにも欠かせないからです。
たとえば現場でヒアリングをして課題を整理し、関係部署と調整する工程は、コンサル職でもよくある光景です。
このような経験は、たとえITの専門知識がなくても十分に評価されます。
まずはいま持っている武器(経験)で、IT導入サポートなど簡単な業務から実績を積んでいくといいでしょう。
未経験および社内SEに強い転職エージェントを使う
活かせそうな経験がない、もしくは思いつかないなら、転職エージェントを使わない手はありません。
社内SEの求人は非公開や紹介限定が多く、ひとりでは十分に見つけられないからです。
「未経験OK」の求人は、企業との関係性が深いエージェントだからこそだったりします。
豊富な求人はもちろん、未経験者向けに特化したサポートを受けたいなら、活学キャリアをご検討ください。
活学キャリアでは企業ごとの内情や社風、配属後の業務内容まで把握したうえで、求職者の強みを思い切り活かせる環境を提案します。
納得できる選択肢ではじめの一歩を踏み出したい方にこそ、無料相談でお待ちしています。
また、未経験の方に向けた志望動機も、次の記事をお手本にイメージを膨らませてほしいと思います。


まとめ:社内SEの転職は難しいが、正しい準備で突破できる!
社内SEの転職難易度の高さは、自分に合った対策とその準備しだいで、十分にカバーすることが可能になります。
成果の出ない努力を見極め、正しく着実に対策を行うには、ひとりで抱え込まずプロの力を借りるのが賢明です。
活学キャリアは、社内SEをはじめとするホワイト転職に特化したサポートサービスで、求職者一人ひとりの経歴や志向に合わせて求人提案を行っています。
まずは気軽に無料カウンセリングで、進むべきルートを一緒に明確にすることからはじめてみませんか?