社内SEの仕事内容を解説!一般SEとの違いややりがい・厳しさも紹介!

こんにちは、活学キャリアです!

ごく一般的なSEよりも、仕事内容に疑問をもたれがちな社内SE。

とくにこれから目指そうとしている方々では、

いつもどんなことをしているの?

ぶっちゃけラクなの?それとも厳しいの?

と疑問を抱いて検索するもイメージが掴めず、本記事にたどり着いた方も少なくないと思います。

本記事で取り上げるテーマは、「社内SEの仕事内容」。

通常のSEとの違い、その内容の中でやりがいや厳しさを感じるシーンなども解説していくので、ぜひ読んでみてください!

目次

そもそも社内SEとはなに?

まずは、そもそもの概要について説明します。

社内SEとは、会社の中で使われるシステムやパソコンを開発・管理するエンジニアのことです。

社員が使うソフトウェアを作ったり、ネットワークの不具合を直したりなど、組織内で働く人たちのスムーズな仕事をサポートします。

社内SEの仕事内容を解説

では早速、この章では実際に担当する仕事内容について見ていきます。

システム予算制作や管理業務

会社のIT事情に関して、どれだけお金を使うかを考えます。

たとえば簡単なところでいうと、新しいパソコンを買うべきか、新たなソフトのライセンスに投資するか、といった感じです。

使えるお金に限りがあるので、経営陣に納得してもらう理由を資料にまとめ、必要性を説明する説得力がいります。

システムの企画および導入

組織内で使うシステムの企画や導入も仕事のうち。

企画では「どんな仕組みにすれば仕事がラクになるか」を考えたりします。

具体的には、

  • 毎朝行っているデータ打ち込み作業の自動化の提案
  • 生産管理業務の簡略化(片手で操作できるデータ収集端末装置の導入やソフト開発、製品のQRコード管理、など)
  • さらなる生産性アップを目的とした制御プログラムの導入
  • オリジナルのグループチャットツールの導入
  • 上層部のスケジュール管理をいろんなツールに連動させるクラウドサービス導入提案

ざっと挙げるとこのようなものです。

導入では実際に現場の声を聞いて導入ソフトを考えるだけでなく、導入後に「使いにくい」と言われないようテストや確認を行わなければなりません。

開発作業・外注ベンダー選定・調整

システムを開発したり導入するときは、自分たちで手掛ける場合もあれば、専門の会社に依頼することも。

もし外注するなら、信頼に足るベンダーを選んで契約内容を調整します。

筆者が以前に現場で経験した例でいうと、社員から「社内の勤怠システムが使いづらい」といった声が上がり、それを一新させる流れになりました。

ただ当時、社内ではシステムを1から作るリソースが確保できなかったので、社内SEが信頼できる外注企業を探し、委託したということがあります。

外注・委託するときは要望をはっきり伝え、スケジュールやコストがコンパクトになるよう調整したり、開発中に問題が起きたらすぐ連絡を取り合い解決策を探さなければなりません。

社内インフラの保守・運用

会社のネットワークやサーバーなどのインフラを安定して動かすのも、社内SEの任務。

いまや「ネットが遅い」「サーバーが落ちた」などの事態が起きれば仕事に大きな支障が出るので、日々のメンテナンスは欠かせません。

もし不具合が起きたら、すみやかに原因特定を行い復旧に勤めるなど、社員が安心して業務に集中できる環境を支えます。

社内の問い合わせおよびトラブル対応

「パソコンが動かない」「ソフトの使い方がわからない」など、ITの問い合わせは多種多様です。

問い合わせを受けたら、その現場・部署に出向いて問題解決に従事します。

「わからないことや困りごとが気軽に言える体制」を整えるのも仕事のうち。

ゆえに、ここで人柄が重要視されます。

社内SEと客先常駐SEの仕事内容の違いは?

社内SEと、客先常駐SEの仕事内容の違いを一覧にしてみました。

社内SE客先常駐SE
仕事内容自分が働く会社の中で使うシステムやパソコン環境を整えるクライアント企業のシステムやサービスを作る・直す仕事
働く場所自分の会社の中(本社や支社など)自身が所属する企業外のクライアントの現場
関わる人同じ会社の社員常駐先の社員
特性会社の仕組みをよく理解して、長く働きながら改善していく仕事いろんな現場で働くので、経験をどんどん積むことができる仕事

社内SEは自社に深くかかわるため、長期的な視点で会社に合う仕組みを考えたりします。

そして客先常駐SEは自社ではなく、クライアントの現場に出向いて任務に励みます。

社内SEは自社の社員と直接やり取りしながら、会社のために最適な方法を探るスタイルなので、「狭く深く」のイメージです。

一方、客先常駐SEは複数のクライアントの現場を経験できたり、現場ごとに関わる人もコロコロ変わるので、「広く浅く」のイメージですね。

なお、他のエンジニアの仕事内容や年収についてくわしく知りたい方は、以下の記事が参考になります。

社内SEの仕事内容でやりがいを感じられるシーン

社内SEは仕事を行ううち、どんなシーンでやりがいを実感しているのか、気になりますよね。

この章は、そのやりがいを感じるシーンのご紹介です。

社内のシステムに一貫して携われる責任感

社内SEは、企画から開発、運用、トラブル対応など、一つのシステムが使われる間は、半永久的に関わることになります。

退職などがない限り途中で大きく人が変わることが少ないので、

この会社のシステムは自分が守っているんだ!

といった誇りをもって仕事に臨むことが出来ます。

責任をもって長く見守ってきた仕組みがうまく動いていると、うれしさや誇らしさがしみますよね。

社員からの感謝や効率化による成果を感じやすい

自社内なので、作業時間や残業時間などのデータから「どのくらい効率化が進んだか」がわかりやすいことも、やりがいに繋がります。

また、社内の人から

毎日やってた仕事が明らかにラクになった

前より余裕で早く終わるようになった

など、直接お礼を言われる機会が多いのもポイントです。

社員の役に立てることで自己重要感も満たされるので、嬉しさを感じられます。

裁量の大きな仕事を任されることもある

こちらは、主に上流工程のことです。

前述のとおりシステム事情に一貫して関わるので、上流工程が経験しやすいです。

それだけでなく「会社のIT機器のエキスパート」という立ち位置から、中小企業の場合だと通常上層部が行う社内のIT戦略計画のメンバーに関われる機会もあります。

社内SEの仕事内容で厳しさを感じるシーン

もちろん社内SEの仕事内容は、やりがいばかりに溢れているわけではありません。

ここでは、仕事内容の中で「厳しさ」を感じるシーンを見ていきます。

問い合わせやトラブル対応による業務中断は珍しくない

たいていのシステムトラブルは急に起こるもので、たとえ自分が別の仕事に集中していても中断して対応しなければなりません。

社員からの「仕事が中断されてるから今すぐ来て!」という声にも、すぐ駆けつける必要があります。

シングルタスクで、落ち着いてひとつの作業に集中したい人にとってはつらいシーンです。

仕事内容が雑多なのは否めない

社内SEは上流や経営層の業務などもやる傍ら、ヘルプデスクや雑用など、内容がなんでも屋さんのように雑多です。

本来の専門業務に集中したいと思っていても、雑用に追われ、気がつけば1日が終わることも。

仕事や勉強といった努力は評価に反映されにくい

通常のSEは経験と知識が積み上がるほど市場価値が上がり、高単価の実現がだんだん容易になります。

またフリーランスのSEも、しっかり勉強したり、仕事量を増やすほどダイレクトに収入が増えます。

しかし社内SEは、知識量や仕事量、勉強などの努力がそれほど評価に直結しません。

なぜならあくまで会社の中で必要な業務をやるだけで、自分の力を売り込むシーンはほとんどないためです。

また内容も裏方なので、どれだけ頑張って勉強して新しい技術を導入しても、まわりから見えにくいのも事実です。

正当な評価が反映されにくい点は、つらさを感じるシーンでしょう。

でも、やりがい・厳しさをひっくるめて社内SEは高い魅力と人気がある職業。

ゆえに

倍率が高いということは、つまり優遇されるのは結局、有識者とか経験者よね

と感じてしまうものですが、その悩みはぜひ活学キャリアにお任せください!

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しかも、気になる転職先は

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社内SEに向いている人・向いていない人

社内SEには、特有のやりがいと辛さの両面があるため、「向き不向き」が生じてしまうのも事実です。

以下では、両者それぞれの共通項などを理解しやすいように明記しているので、ぜひご覧になってみてください。

現代の社内SEのこの先のトレンド・動向は?

これからの社内SEにはクラウドやAI、IoTなどの技術が求められそうです。

DXの影響で、だんだん「会社の中で完結させる」と考える企業が増えてきたのが背景としてあります。

クラウドやAI、また全企業必須の「セキュリティ」の知識も優遇されるなど、要するにどんどん専門性が欲されるようになっているということです。

なお次の記事では、社内SEの将来性について解説していますので、興味のある方はご一読ください。

社内SEの仕事内容に関するよくある質問

最後に、社内SEの仕事内容に関連するよくある質問に答えていきます。

社内SEの仕事内容にマッチする資格はありますか?

あります。

社内のITに関すること全般を担うので、汎用的な知識を学べる資格や、汎用性の高い技術系資格が活きます。

具体例を挙げるなら、

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • データベーススペシャリスト
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • CCNA・CCNP

などです。

以下の記事にある資格もたいへん有効なので、ぜひ一度見てみてください。

プログラミングが出来なくても社内SEになれる?

はい、なれます。

なぜなら「企画の推進やトラブル対応がメインで、専門業務はベンダーに外注している」という企業も多々あるのが理由です。

ただ、内製化重視の企業だと、プログラミングや専門知識が必須なことは多いかもしれません。

前もって求人をしっかり読んで確認しましょう。

社内SEの1日の業務スケジュールはどんな感じ?

もちろん会社や時期によって異なりますが、大まかには以下のようなイメージです。

  • 【朝】更新処理、ベンダーからの問合せ、メール確認、現場の課題ヒアリング、ほか
  • 【昼】更新処理、改修箇所策定、開発作業、打合わせ、ベンダー含む社内での打合わせ、ほか
  • 【夜】夜間処理の監視、エラー対処、タスク確認、ほか
  • 【随時】:社員のトラブル対応および問合せ対応、ほか

夜間処理というのは、会社の稼働時間中にできない大規模なアップデートおよびバックアップ作業のこと。

ここでエラーが出て更新が止まると翌朝の営業に支障が出るので、責任をもって監視をします。

ただ、こういった夜間の仕事を任されるのは、一般的な企業なら入社後最初の1年2年くらいだけです。

ただ、ブラック企業に入社してしまうと、そういった仕事を延々とやらされることになるので、会社選びは重要です。

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まとめ

社内SEの仕事内容は、システムを安定して稼働させる運用管理だけでなく、社員からの問い合わせ対応やトラブル対応も含まれます。

一連の業務を通じて会社の生産性を底上げし、現場の声を取り入れながら改善を重ねる過程は、紛れもなく大きなやりがい。

学びとやりがいにあふれた職業なので、ぜひ仕事内容をしっかり理解し、目指してみるのもひとつです。

でもだいたい「要経験」が条件になってるのが現状なんだよね…

仮になれても、いきなりシステムトラブルの対応とか絶対できないよ

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