社内SEに転職して後悔した5つの理由|現場のリアルと後悔しないキャリアの選び方

社内SEに転職して、こんなはずじゃなかった…

後悔している人と、満足している人は何が違うの?

そんな後悔の声が、転職後1〜2年目のエンジニアを中心に増えています。

社内SEは「ホワイト」というイメージがある一方で、SNSや転職口コミサイトでは「つらい」「後悔した」などの意見もちらほら見かけます。

「業務が単調」「技術力が伸びない」「提案しても通らない」――
現場で抱えるモヤモヤは、外から見た“ホワイト職種”というイメージとは大きく異なるものです。

この記事では、社内SEとして働いたからこそ見えてくる“後悔の本質”を、リアルなエピソードと共に深掘りしていきます。

本記事を読んでわかること
  • 社内SEに転職して後悔しやすい人の共通点と心理背景
  • 後悔を招く5つの具体的な状況とその乗り越え方
  • 後悔しない社内SEの選び方やキャリアパスの描き方
目次

社内SEになって後悔した方のリアルな声・口コミ

ここでは、社内SEとして後悔した人の口コミやリアルな意見を集めました。

中小企業では間違いなく現状と比較すると後悔する

ベンダー丸投げは楽だし定年まで会社にいれるのが一番理想ですがリストラにあうとつみます。

引用:Yahoo知恵袋

転職して1年くらいです。

導入などで要件を聞いたり、ベンダーとカスタマイズの話したり、経営に予算聞いたりと正直着いていけてないです。

他にも細々としたヘルプデスクの雑用係があったり、勿論専門のインフラ業務もあります。

「楽」などという話はどこからくるのでしょう?

引用:Yahoo知恵袋

出世したいのであれば、現場仕事の方が良いですよ。

私も以前は情シスにいましたけど、正直、上がつかえていると下が上がれない。

企業にもよりますが。

引用:Yahoo知恵袋

より専門的な分野で仕事したいなら良いですけどね。

実務が好きな人の方が向いています。

出世思考の人はやめておく方が良いでしょうね。

ラクではないですよ。

中小だとひとり情シスになりがちだし。

大手だと夜中でもダウンさせるわけにはいかないから待機が必要だし。

引用:Yahoo知恵袋

まぁ現場によると思うけど、前にいた現場の人達は、けっこう大変そうだったし人も普通に辞めてたなぁ。

調整業務とか比較的多い印象はあるから、ストレスに感じる人はあまりおすすめしない。

引用:X

中小企業だと、裁量の小ささや将来のリスクに不安を感じる方が多いようです。
また、インフラ出身者からは「雑務が多い」という現実が伝わってきます。

社内seの仕事について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

社内SEに転職して後悔した…そんな声が増えている

「社内SEって安定しててホワイトなんでしょ?」

そう思って転職したものの、いざ働いてみると「なんか違う」「思ってたよりつらいかも」と後悔の声を漏らす人が増えています。

特に20代後半〜30代前半のエンジニアに多いのが、“スキルが伸びない”“評価されにくい”といったキャリア面での不満。

さらに、日々の業務が「想像以上に地味だった」「やりがいを感じられない」と感じている人も少なくありません。
前述したように、SNSや口コミサイトでも、そのような声が散見されます。

表には出にくいけれど、静かに“後悔”を抱えながら働いている社内SEは、想像以上に多いのが現実です。

社内SEに転職して後悔した声
  • 想像していた仕事内容と現実のギャップ
  • キャリアの伸び悩みや閉塞感
  • 社内SEを辞めたいと感じた瞬間とは

想像していた仕事内容と現実のギャップ

転職前のイメージでは「設計や改善に関われるはず」「手を動かして構築にも入れるかも」と考えていた人ほど、
現場に配属された途端、「あれ…ただの調整係?」と戸惑いを感じるケースが多くあります。

特に多いのが以下のようなギャップ:

・業務内容が「調整」や「問合せ対応」に偏っている
・「開発」「改善提案」ができると思ったのに、実際はベンダーとの仲介役
・手を動かすより、ひたすら管理・整理ばかり

実際にあった例では、
「開発経験が活かせると思って社内SEに転職したのに、最初の1年はずっとヘルプデスク。業務マニュアルばかり更新していた」
といった声も。

「転職=キャリアの前進」と思っていたのに、仕事の中身が期待と違えば、それは“後悔”につながってしまいます。

キャリアの伸び悩みや閉塞感

社内SEは基本的に同じ社内の業務や仕組みに関わり続けるため、外部に通用するスキルが磨きにくいという課題があります。

特にSIerや開発系からの転職者に多いのが、

「最新技術に触れる機会が少なく、気づけば学習意欲も下がっていた」
「自分が“市場価値のないおじさん”になっていく気がして怖い」

といった、将来への閉塞感です。

社内ツールの運用や、既存フローの保守ばかりを任される日々では、
「何を積み上げているのか分からない」「転職もしにくくなった気がする」といった焦りが生まれて当然です。

自分の成長が止まっている実感ほど、働く上で精神的にキツいものはありません。

社内SEを辞めたいと感じた瞬間とは

「辞めたい…」と感じるタイミングには、いくつかの典型的な“引き金”があります。

たとえば:
・改善提案が「そんなの必要ない」と一蹴されたとき
・開発に関わりたいと言っても「それは外注の仕事だから」と拒否されたとき
・定型業務だけをこなす毎日に疑問を感じたとき

ある30代前半の男性はこう語ります。

要件定義ができると思ってたけど、結局はベンダーとの進捗確認だけ。開発にも触れず、業務改善提案は通らず、“俺って何してるんだろう”って朝ふと考えてしまうようになった。」

社内SEの仕事には“静かな消耗”があり、目立たないだけで心が擦り減っているケースもあります。

社内SEで後悔しやすい理由5選

社内SEという働き方自体に問題があるのではなく、“環境とのミスマッチ”が後悔につながることが多いです。
ここでは、実際に多くの人が後悔を感じる5つの典型パターンを紹介します。

社内SEで後悔しやすい理由5選
  • 転職市場で評価されづらいスキルに偏る
  • ITスキルより調整力が重視される
  • 変化の少ない環境で、成長実感が持てない
  • 自分の存在価値が見えづらくなる
  • IT部門の立場が弱く、提案が通らない

転職市場で評価されづらいスキルに偏る

社内SEの業務は、自社の業務知識や独自ツール、社内フローの理解など、社内限定のスキルに偏りやすい傾向があります。

たとえば以下のようなケース。

「販売管理システムのマスタ登録がメイン業務。気づけば半年、新しい技術に触れていなかった」
「AccessやVBAでの社内ツール改修はしてるけど、転職で“スキル”として評価されるのか不安…」

転職市場で評価されやすいのは、言語スキルや開発経験、クラウドやインフラなどの汎用スキルです。
“内向きな仕事”を何年も続けていると、気づかないうちに市場価値が下がっていることも。

後悔のきっかけは、「転職を考えたときに、自分に武器がないと気づいた瞬間」かもしれません。

ITスキルより調整力が重視される

多くの社内SEが直面する現実が、「技術よりも調整が仕事の中心になる」という点です。

たとえば──

「業務の9割が社内問い合わせ対応とベンダーとの連絡。設計も構築もほぼ触ってない」
「現場からの要望をまとめて、“開発会社に丸投げ”がルール。やりがいも達成感も薄い」

スキルアップや技術志向を求めて社内SEになった人ほど、「これって本当にエンジニアなのか…?」と違和感を覚えやすくなります。

調整・マネジメント能力を評価される環境であれば前向きになれるかもしれませんが、
“自分の価値は技術にある”と感じていた人にとっては、後悔の種になることも多いです。

変化の少ない環境で、成長実感が持てない

社内SEの多くが抱えるのが、「成長してる感覚がない」という悩みです。

たとえば、こうした声があります。

「日々のルーティンに追われるだけ。数ヶ月経っても、何を学んだか思い出せない」
「勉強する意欲があったのに、現場で求められるのは“前と同じようにやって”だった」

開発現場では当たり前にある“技術のアップデート”や“挑戦機会”がないことが、キャリアの停滞感と後悔につながります。

特に20代〜30代前半の「今スキルを伸ばしたい」層にとって、成長できない感覚=キャリアの不安になるのは当然です。

自分の存在価値が見えづらくなる

社内SEは、基本的に“問題が起きないこと”が仕事。
つまり、成果が見えにくく、評価されにくいポジションでもあります。

ある30代のSEは、こう語っています。

「システムが安定稼働していても“それが仕事でしょ”で終わり。褒められることも、数字で評価されることもない」
「前職では納品やリリースで喜ばれた。でも今は、黙って淡々と回してるだけで、誰にも気づかれない」

目立たない、称賛もされない。
そうした日々の積み重ねが、「自分がこの会社にいる意味って何だろう?」という深い後悔につながっていきます。

IT部門の立場が弱く、提案が通らない

社内SEが働く企業によっては、IT部門の立場が非常に弱いことがあります。

・経営層がITに無関心
・“コストセンター”扱いで削減対象
・現場の声に押しつぶされて、改善提案が通らない

こうした状況下では、やりがいや裁量が奪われていきます。

ある男性は、ネットワーク再構築の提案を行った際、上司からこう言われたそうです。

「トラブル起きてないのに変える必要ある?」

その一言で、「この会社で何かを良くしようとしても無駄かもしれない」と思ったとのこと。

変えようとしても変えられない――その無力感が、静かな離職やモチベーション低下につながるのです。

後悔しやすい社内SEの特徴とは?

どんな職種にも「向き・不向き」はあります。社内SEを選んで後悔する人には、ある共通した傾向が見られます。

自分に当てはまるかどうかを確認することで、転職前に後悔を防ぐヒントになります。

後悔しやすい社内SEの特徴
  • キャリアビジョンがないまま転職した人
  • 技術志向が強い人・成長意欲が高い人
  • 改善意欲があるのに行動が制限されている人

社内SEになって後悔する人・後悔しない人【一覧で解説】

転職して後悔する人、しない人、それぞれの傾向を一覧表にまとめてみました。

特徴後悔する人後悔しない人
働き方に対する価値観バリバリ開発したい技術力をとことん高めたい安定して長く働きたいワークライフバランス重視
コミュニケーション力人と話すのがどちらかというと苦手社内調整や提案、顧客折衝が苦じゃない
成長実感の求め方日々のアウトプット量や技術的スキルの向上に重きを置く課題解決力や調整力重視ビジネススキルも重視
キャリア志向最先端技術に携わりたい専門職として極めたい上流工程やマネジメントも視野に入れている
業務の進め方に対する姿勢言われたことを着実にこなしたい自分から提案して改善したい
業務範囲の広さに対する感じ方何でもやらされるのが苦痛裁量の広さと捉えて前向きに対応できる

どんな働き方を理想とするかによって、向き不向きは変わってきます。
最新技術にこだわりたい方や、受け身で指示を待つタイプの方には合わないかもしれません。

一方で、自分から行動しながら仕組みづくりに関わりたい方や、柔軟な働き方を大切にしたい方にはフィットする傾向です。

適性についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

キャリアビジョンがないまま転職した人

「なんとなく社内の方が楽そうだったから」
「SESや客先常駐から抜け出したくて」

こうした動機で社内SEに転職すると、後悔しやすい傾向があります。

実際、活学キャリアに相談に来る方の中でも、
「社内seの方が安定してそう」というイメージだけで決断してしまったという声は少なくありません。

社内SEは、“受け身”の働き方になりやすく、主体的にキャリア設計をしていないと、気づいたときにはスキルが止まり、「このままでいいのかな…」と漠然とした不安が襲ってきます。

「どこに向かいたいのか」を明確にしておくことが重要です。

社内SEに転職したいが、どこに向かいたいか悩んでいる方は活学キャリアへご相談ください。
業界のプロが一緒に整理してくれます。

技術志向が強い人・成長意欲が高い人

技術が好きで、最新の技術動向を常に追っているような人ほど、社内SEに物足りなさを感じやすい傾向があります。

「クラウドやIaCに興味があるのに、業務ではExcelとメールだけ」
「資格の勉強をしても、現場で使う機会がない」

こんな状態が続くと、
「せっかく勉強してるのに、活かせる場がない」というフラストレーションにつながります。

社内SEは、「会社に必要とされること=変化の少ない業務」になりがちです。
そのため、“今の自分を変えたい”という気持ちが強い人ほど、現状に不満を持ちやすくなります。

活学ITスクールの利用者にも、「学んだことを活かせない現場にいることが苦しい」と相談してくる方が多くいます。
技術を武器にしたいなら、より開発寄り・構築寄りの環境に転職する選択も視野に入れてみてください。

開発寄り・構築寄りの社内SEに転職を考えている方は、活学キャリアへお気軽にご相談ください。

改善意欲があるのに行動が制限されている人

「このフロー、もっと効率化できるのに」
「部門間の調整をシステムで改善できるのに」

そう思っても、現場からの反発や予算制限、社内文化の壁にぶつかり、やる気が空回りしてしまうのも、社内SEでよくある現象です。

「提案しても“前と同じでいい”で片づけられてしまう。改善したくても、もう言う気もなくなった。」

こうした環境に長くいると、「自分が変えられることなんて何もない」という無力感に支配され、後悔に変わっていきます。

ただ、改善意欲を持っていること自体は、キャリアにおいて大きな武器です。

活学キャリアでは、そうしたポテンシャルを活かして、社内SEからITコンサルやPMポジションへのキャリアシフトを実現している事例もあります。
変化を起こしたい人ほど、「動ける環境」へ転職する価値は大きいです。

社内SEとして後悔しないための選び方

社内SEとして「入社後に後悔しないかどうか」は、企業選びの段階でほぼ決まると言っても過言ではありません。
どんな企業でも社内SEを募集していますが、「働きやすい環境か」「スキルアップにつながるか」は大きく異なります。

後悔のない転職をするには、以下のポイントを必ず確認しましょう。

社内SEとして後悔しないための選び方
  • 内製比率が高く、自社で開発できる環境か
  • ITリテラシーが高い組織かどうか
  • IT部門が戦略部署として見られているか
  • IT部門が戦略部署として見られているか

実際の口コミに見る「社内SEの働きやすさ」

社内SEに対する肯定的な口コミの中で、特に目立つのが「働きやすさ」に関する声です。

最強ではないにせよ、おいしい路線なのは確かです。

というのも今は政府主導でDXを推進しています。

そのための人材が大量に求められています。

ガッツリ稼げるほか高く評価されますし、将来に向けて使いみちの広いスキルが身につきます。

引用:Yahoo知恵袋

今の時代だと、社内で人手に頼っている作業を自動化・効率化できる、いわゆる社内SE的なポジションが狙い目かもな〜。

大手企業でもまだ手が足りていない印象。

開発系スキルを一通り学んで実務レベルまで持っていくよりも、ローコード系ツールを使いこなせるようになる方が、再現性も高い気がする。

引用:X

こうした声から見えてくるのは、社内SEは開発職やSIer系のエンジニアと比べて、業務量や納期プレッシャーが比較的穏やかな傾向にあるという点です。

  • 残業が少なく、定時で帰れる日が多い
  • 顧客折衝がなく、社内の人間関係だけに集中できる
  • 休日出勤や急な呼び出しが少ない

これらの環境は、ワークライフバランスを大切にしたい方にとって、大きな魅力となっており、いわゆるホワイトな職場環境が想像できます。

内製比率が高く、自社で開発できる環境か

内製比率が高い=社内で開発体制を持っているかどうかは、非常に重要な判断軸です。

たとえば、要件定義から実装、運用までをすべてベンダー任せにしている企業では、社内SEの役割は「調整役」「進捗管理」がメインになりがちです。
その結果、技術的な成長機会が得られず、モヤモヤを感じる人が後を絶ちません。

一方で、内製に力を入れている企業では、設計や開発に直接関わることができ、社内SEであっても「作る側」としてのやりがいを感じられます。

実際、活学キャリアでも「内製比率が高い企業を選んで良かった」という声が多数届いています。
求人票ではわかりづらい部分ですが、面接時に“どこまで自社で対応しているか”を必ず質問しましょう。

内製比率が高い企業で社内SEを希望の方は活学キャリアへ一度ご相談ください。

ITリテラシーが高い組織かどうか

社内SEの仕事は、「社内の人とのやりとり」が多くを占めます。
そのため、組織全体のITリテラシーが低いと、ストレスや業務負荷が一気に増えるという落とし穴があります。

・全社員にパスワードの意味を説明しなければならない
・Excel操作の基本を毎回レクチャー
・セキュリティ意識が低く、何度注意してもUSBメモリを使ってしまう…

こうした状況では、社内SEが「社内ヘルプデスク」と化し、本来の仕事に集中できません。

ITリテラシーが高い企業では、

・ツール活用が進んでいる
・クラウド前提の設計が浸透している
・IT部門がパートナーとして信頼されている

といった環境が整っています。

こうした職場では、社内SEとしてのスキルも自然と磨かれていきます。
求人情報や会社説明会の資料だけでなく、現場社員の声や技術ブログなどもチェックして、IT文化の成熟度を見極めましょう。

IT部門が戦略部署として見られているか

「IT部門が経営にどう位置づけられているか」は、社内SEの未来を大きく左右します。

・単なるコストセンターとして見られている
・意思決定から遠く、呼ばれるのは“困ったときだけ”
・「今まで通りでいい」と言われ続ける

こうした状況では、どれだけ努力しても、評価されずに後悔へとつながります。

一方、経営戦略の中核としてITを活用している企業では、社内SEの提案が事業を動かす原動力となることも珍しくありません。

たとえば、
製造業であってもIoTやビッグデータ活用が進む企業では、IT部門が明らかに“攻めのポジション”になっています。

活学キャリアでも、戦略的IT部門にジョインした転職者が「自分の提案が実行されたときの達成感が段違い」と語っています。

「IT投資の意思決定にどのくらい関われるのか?」を面接時に確認することで、その企業がどれだけITに期待しているかが見えてきます。

それでも後悔しているなら、次の選択肢を

ここまで読んで「やっぱり自分には社内SEは合っていないかもしれない」と感じた方もいるかもしれません。
でも、それは“失敗”ではなく“気づき”です。

大切なのは、「今の環境でできることをやり切ること」と「次の一歩に進む決断をすること」。
後悔を次のキャリアに活かす方法を考えていきましょう。

次の選択肢
  • 異動や役割変更で巻き返せることもある
  • その経験は、キャリアチェンジにも活きる
  • 社内SEが向いていなかった人の次の選択肢は?
  • 活学キャリアで次の一歩を相談してみる

異動や役割変更で巻き返せることもある

もし「完全に辞めるしかない」と感じているなら、まずは“異動”や“役割変更”という選択肢も視野に入れてみましょう。

たとえば以下のようなケースでは、社内に残りながら方向性を変えることができます。

・ヘルプデスク中心だったが、インフラ運用チームに移動できた
・ユーザー調整ばかりだったが、RPAやSaaS導入などの業務改革に関わるようになった
・業務部門に出向し、ITと業務の橋渡し役としての視点を得た

同じ社内SEでも、部署や業務内容が変わるだけで得られる経験はまったく異なります。

まずは上司や人事としっかり対話し、自分の希望を伝えることが、巻き返しの第一歩になります。

その経験は、キャリアチェンジにも活きる

どうしても「今の会社では改善が難しい」と感じるなら、転職によるキャリアチェンジも視野に入れましょう。
社内SEで得た経験は、他職種でも十分通用します。

・ユーザーとの調整力 → ITコンサル・PM・情シス責任者
・全体最適を考える視点 → 業務改善コンサル・IT戦略室
・業務設計・運用 → クラウド導入支援やインフラエンジニア

「調整ばかりだった…」とネガティブに捉えがちな経験も、言い換えとマッチング次第で強みになります。

活学キャリアでは、そうした“経験の棚卸し”や“適職への言語化”をサポートしています。
転職だけをゴールにせず、今後のキャリアの選択肢を広げる視点で相談できる点が、他とは違う特徴です。

社内SEが向いていなかった人の次の選択肢は?

社内SEに入ってから「やっぱり違った…」と感じる人に人気があるのは、次のような職種です。

・インフラエンジニア|安定性や裏方志向が強い人に人気
・プロジェクトマネージャー|上流やマネジメントを担いたい人向け
・ITコンサルタント|経営×ITに興味がある人に適性あり

こうした職種も、活学キャリアでは無料でキャリア相談・求人紹介が可能です。

活学キャリアで次の一歩を相談してみる

社内SEとしての後悔を無駄にしないためにも、今の悩みを誰かに言葉にしてみることから始めてみませんか?

活学キャリアでは、IT業界出身のアドバイザーが、あなたの経験や悩みに寄り添ってキャリアの可能性を一緒に考えます。

・社内SEから転職すべきか迷っている
・自分の経験が他社で通用するのか不安
・次は技術を磨ける職場に行きたい

こんな思いを抱えている方は、ぜひ一度相談してみてください。履歴書も不要・完全無料でプロの意見が聞けるチャンスです。

あなたの「社内SEとしての後悔」は、未来のキャリアのヒントに変えられます。

まとめ:社内SEで後悔しないためには「適性と環境のマッチング」が重要

社内SEは人によっては働きやすい職種ですが、後悔することもゼロではありません。

大切なのは、自分の価値観に合った環境を見極め、入社後のギャップを防ぐこと。

情報を事前に把握し、将来まで見据えた戦略で選択を行ってほしいと思います。

その選択や見極めが難しいんだよね…

活学キャリアは、この手の悩みを抱える方のためのサービスです。

企業の内部事情やIT体制のリアルまで把握したうえで、あなたの希望や強みに合う職場をご紹介。

単なる求人紹介ではなく、キャリア戦略まで一緒に描く伴走型のサポートだから、未経験こそ安心です。

まずは気軽に無料相談で、一緒に理想を整理することからはじめましょう!

この記事の監修者

s

エンジニア・講師

山本 忠輝

東京大学大学院において宇宙関係の研究に従事。その後はIT開発の現場に身を置き、エンジニアとしての実務経験を積みながら、人事としての採用・育成にも携わる。現在は活学ITスクールの講師としても活動中。業界歴は14年におよび、現場と人事の両視点から未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。

この記事の監修者

s

谷川 昭雄

株式会社ラストデータ 代表取締役/元Earth Technology創業者

IT未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。
2013年に「英語×IT人材」に特化したEarth Technologyを創業し、年商18億円企業へと成長。2021年には株式会社ラストデータを設立。未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。累計5,000名以上のキャリア支援を行う。

IT業界歴は17年以上におよび、未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。

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