アプリといえば、普段使っているスマホアプリを思い浮かべる人が多いでしょう。
タップひとつで起動し、さまざまなサービスが利用できるアプリは非常に便利ですよね。
アプリはもはや生活の一部といえる存在で、日々新たなアプリがどんどん開発されています。
そこで、この記事ではおすすめのWebアプリとスマホアプリを紹介します。
開発で必要なスキルを最短で身に付ける方法も解説していますので、アプリ開発に挑戦したい人はぜひ読んでみてください。
アプリの種類について
アプリは以下の3つに分けられます。
- Webアプリ
- ネイティブアプリ
- ハイブリットアプリ
Webアプリは、その名の通りWeb上で使えるアプリです。
ダウンロードやインストールといった手間がなく、インターネット環境さえあれば利用できます。
一方、ネイティブアプリは、スマホやタブレットにダウンロードして使うアプリです。
ネイティブアプリは、カメラや顔認証など、端末の機能を活用した動作ができます。
ハイブリットアプリはWebアプリの機能をネイティブアプリでも利用できるようにしているアプリです。
詳しくは以下の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。
アプリ開発に使われるおすすめの言語まとめ | 言語の選び方も解説(記事公開後に設定)
Webアプリのおすすめ15選
おすすめのWebアプリを有名なものからマイナーなものまで15個紹介します。
食べログ
掲載店舗数No.1の超定番グルメアプリ、食べログ。
料理名、料理のジャンル、利用シーン(デート、接待など)といった豊富な検索機能から、行きたいレストランをすぐに見つけられます。
以下のようなこだわり条件も指定可能で、理想に近いレストランを厳選できます。
- カップルシート
- 禁煙/喫煙可
- ライブ演奏
- ペット可
レストラン探しはもちろん、サイトデザインの参考にもなるでしょう。
クックパッド
サッと作れる簡単レシピから、特別な日に作りたいこだわりメニューまで見られる、レシピ検索サービスの大定番。
料理の工程が写真と文章で表示され、初心者でも簡単に作れるのが特徴です。
また、完成した料理の画像が大きく表示され「作りたい」「食べたい」と思わせるサイト設計は、画像イメージが重要なサイト作りのお手本になるでしょう。
検索エンジンの代名詞的存在です。
日本だけでなく世界中で使用されており、まさにワールドスタンダードといえるサービスです。
検索だけでなく、書類作成や表計算ソフトもリリースしており、多くのビジネスシーンで活用されています。
Yahoo!
日本最大級のポータルサイトで、検索やニュース、質問(知恵袋)、オークションなど幅広いサービスを提供しています。
Googleが現在のような立ち位置を築く前からインターネットを利用している人は、Google以上に親しみを感じるかもしれませんね。
locaLPlace
生活のお困りごとや悩みを解決できるサービスがlocaLPlaceです。
具体的には以下のようなサービスを探せます。
- 医療系(歯科、病院受診、薬の処方)
- ハチの駆除
- トイレのつまり
- 水漏れ修理
- エアコンクリーニング
- 車の買取
- 不用品回収
イラストが豊富で、だれにでもわかりやすいユーザーフレンドリーな設計が特徴です。
Progate
オンライン・プログラミング講座のProgate。
『初心者から、創れる人に』がコンセプトで、わかりやすく実践的な内容を学べます。
すべてのコースを見るには有料プランに入る必要がありますが、無料でも初歩的な部分を学べます。
「プログラミングに挑戦してみたい」という人は、ぜひ試してみてください。
Wantedly
企業と求職者を繋げるサービス、Wantedly。
従来の求人サイトとは違い、企業と求職者のビジョンや価値観共有に重きを置いています。
「同じ志を持つ人と働きたい」という人には重宝するでしょう。
企業の担当者と直接面談できることも特徴です。
note
だれでも気軽に文章を発信できるサービスです。
私的な日記からビジネスのノウハウまで幅広く掲載されており、記事の有料販売もできます。
自身のポートフォリオをnoteの記事にまとめるなど、使い方は自由自在です。
一休.com
ホテルや旅館の予約ができる一休.com。
高級志向で、厳選されたラグジュアリーなホテル・旅館・レストランを多数掲載しています。
ホテル自体の設備や雰囲気が素晴らしいのはもちろんですが、各施設の見せ方がうまくデザインされています。
SUUMO
物件の売買や賃貸探しができるSUUMO。
キャッチーなテレビCMでもおなじみで、実際に使ったことがある人も多いでしょう。
「購入するなら新築か中古か?」「マンションか一戸建てか?」といったコラムも掲載しており、不動産関係の情報がすべて凝縮されています。
価格.com
商品の性能や価格、レビューが一挙に見られる価格.com。
家具家電、ファッション、ギフト、ふるさと納税まで、文字通り「なんでも」取り扱っています。
買ってから後悔しないように、高額な買い物をする前には一度チェックしてみてください。
AI画伯
実際の写真を肖像画のように加工してくれるアプリです。
「ピカソ、レンブラント、ウォーホルといった巨匠たちが私の顔を描いたら……」
そんな妄想が実現するユニークさがヒットし、全世界で1000万人以上のユーザーに使用されています。
オミカレ
オミカレは、日本最大級の婚活パーティー情報サイトです。
会員数730,067人、パーティー掲載数25,514という実績を誇り、多くの出会いを提供しています。
都道府県別の検索、『ぽっちゃり』や『自衛隊』などカテゴリ別の検索、オンライン婚活など、多機能ながら使いやすい設計になっています。
Paletta
プログラマー向けのカラーパレットツール、Paletta。
表示される色をクリックすると、同系色の色とコードが表示され、開発作業に重宝するWebアプリです。
実際に現場で使われることもあり、プログラマーを目指す人はブックマーク推奨です。
診断チャートメーカー
診断チャートがだれでも簡単に作成できる診断チャートメーカー。
YES/NOの2択に回答していき、最後に「診断の結果、あなたは〇〇な人です!」といった診断は、だれもが一度はやったことがあるでしょう。
具体的には以下のような診断を作成できます。
- 恋愛相性診断
- 仕事の適性診断
- あなたにピッタリの漫画診断など
機能自体はシンプルですが「ついやりたくなる」を刺激するWebアプリです。
ネイティブアプリのおすすめ9選
スマホやタブレットにインストールして使う、ネイティブアプリのおすすめ10選を紹介します。
NAVITIME
自動車のルートから電車の乗り換えまで、目的地までの道案内をしてくれるアプリです。
遅延や混雑状況までわかるので、電車移動が多い人にとっては必携のアプリといってもいいでしょう。
Parts Catalogue
ヤマハがこれまで日本国内に向けて販売してきた製品のカタログを閲覧できるアプリです。
各部品や構造を細かく見られ、部品の在庫や価格もチェックできます。
シンプルで使いやすいカタログを作る際のお手本になるでしょう。
Go
1000万ダウンロードを突破した、人気配車アプリです。
アプリを開くと現在地周辺の地図が表示されるので、タクシーを呼びたい場所を選択し「タクシーを呼ぶ」ボタンを押すだけの簡単操作です。
アプリ内の機能『Go Pay』を使えば、降車時に現金で支払う必要はありません。
タクシードライバーとチャットのやりとりも可能で、細かな指示にも対応してもらえます。
タニタの健康管理アプリ ヘルスプラネット
ヘルスメーターや計測器具でおなじみのタニタがリリースしているアプリです。
体重、体脂肪率、歩数などをグラフ化し、日々の健康づくりをサポートしてくれます。
必要な機能を過不足なく盛り込んでいる仕様は、幅広い年齢に使われることを想定したアプリ作りの参考になるでしょう。
PayPay銀行
銀行と連動して使える便利なアプリで、具体的には以下の機能を利用できます。
- 残高確認
- 入出金確認
- 借入
- 振込
- 明細のダウンロード
わざわざ銀行に行かなくても、アプリひとつで完結するので、多くのユーザーに親しまれています。
シンプルな見た目と使いやすさは大きな魅力です。
FORD1 PLUS
沖縄スキューバダイビングの総合情報アプリ、FORD1 PLUS。
生物情報、ダイビングスポット、マリンアクティビティなど幅広い情報を掲載しています。
予約やお問い合わせもアプリから行えるので、沖縄のスキューバダイビングはこれひとつで完結します。
特定の観光スポットを取り扱うアプリ開発をする際に参考になりそうな印象です。
ハイブリットアプリのおすすめ7選
Webアプリとネイティブアプリ、両方の性質を兼ね備えているハイブリッドアプリのおすすめを紹介します。
Amazon
おそらく知らない人はいないであろうショッピングサイトです。
大手サービスらしく、Webアプリとネイティブアプリどちらにも使いやすく洗練されています。
ただ、最近では「不正レビューが散見される」といった声もあり、ユーザーにとってより有益なサイトになるよう改善が進められています。
YouTube
説明不要の世界的な動画共有サービスです。
Webアプリ、ネイティブアプリどちらでも快適に視聴でき、動画共有アプリのお手本といえます。
Googleらしい優れた検索機能も特徴で、検索履歴や予測入力が搭載されています。
カーセンサー
リクルートが運営している中古車探しのカーセンサー。
メーカーや車種、価格、装備など豊富な検索機能を実装しています。
車にこだわりのある人はもちろん、車に詳しくない人にも馴染みやすいでしょう。
また、車の魅力を紹介する「クルマカタログ」という機能を搭載。
見ているだけでますます車好きになれる、購買意欲がそそられる設計は、他ジャンルのアプリにも応用できます。
Zoom
Web会議ツールのZoom。
コロナウイルスの影響で一気に普及し、ビジネスや学校教育でも採用されています。
安定した動作や、数クリックで簡単にミーティングへ参加できるシンプルさが魅力です。
1投稿140文字で伝えるSNS、Twitter。
最近のアップデートで140文字以上の長文も発信できるようになりました。
スマートフォン向けのアプリは特に優れている印象で、タップやフリックで感覚的な操作が可能です。
2022年にイーロン・マスク氏がTwitterを買収して以来、認証バッジの有料化など、たびたび注目を集めています。
クラウドワークス
大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークス。
駆け出しのフリーランスや副業したい人など、多くのユーザーに愛用されています。
多種多様な職種を掲載しており、以下はその一例です。
- アプリ開発
- ホームページ製作
- デザイン
- 動画制作
- 作曲
- ライティング
- 写真
- 翻訳など
シンプルで見やすい、落ち着いたデザインのレイアウトは、ビジネス系アプリの参考になるでしょう。
メルカリ
個人間で気軽に売買できるフリマアプリ、メルカリ。
不用になった家具や家電、ゲーム、ブランド品など、実際に売ったことがある人もいるでしょう。
商品を検索すると商品画像と値段が並び、重要な情報が一目でわかる見やすさが特徴的です。
また、商品のバーコードを読み取ると、出品に必要な情報が自動で入力される便利な機能も搭載。
ユーザーの使い勝手に特化したデザインと機能が参考になるアプリです。
Webアプリの開発フロー
実際の現場では、以下の流れでWebアプリ開発が行われます。
- 必要な機能やクライアントの要望をまとめる
- Webアプリの見た目や内部の仕様を企画・設計する
- 実際に開発する
- 動作テスト
- リリース
- 運用・保守する
Webアプリ開発は、技術だけの仕事ではありません。
クライアントにヒアリングしたり、チームで話し合ったり、コミュニケーション力も重要です。
個人でアプリ開発する場合の流れは以下でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
アプリ開発を個人で行う場合の流れは?初心者でも開発できるツールも紹介
開発したWebアプリの活用の仕方3つ
実際にアプリを開発した場合、どのように活かせるのでしょうか。
アプリそのものを使う以外の活用方法を3つ紹介します。
転職活動のアピール材料にする
開発したアプリの提示は、スキルや知識のアピールになります。
どの言語を扱えるのか、どのような仕様のアプリを作れるのか。
口頭で説明するだけでなく、実際の完成品を見せることで説得力が増します。
ポートフォリオのひとつにする
ポートフォリオは、自身のスキルや実績を証明するものです。
転職のアピール材料としてすぐに使えなくても、ポートフォリオのひとつにしておくことで、後々役に立つかもしれません。
「過去に作ったWebアプリが評価されてオファーをもらう」といったケースもあるので、活かせる可能性は十分あります。
マネタイズする
アプリによっては、有料で配布したり、アプリに広告を掲載したり、マネタイズできる可能性もあります。
アプリの保守・運用は必要ですが、それでも継続的に収益を得られるのは大きなメリットです。
アプリ開発に必要なスキルを挫折せずに最短で身につける方法
アプリ開発のスキルを身につけるには、プログラミングスクールが一番です。
無駄なく効率的に学習できる教材とカリキュラムで、最短距離で目標を実現できるでしょう。
わからないところがあればいつでも質問可能で、さらに挫折を防ぐメンタルケアやサポートもあります。
たいていのプログラミングスクールで無料カウンセリングを実施しているので、興味がある人はお問い合わせしてみてください。
Webアプリ開発を独学で学ぶ方におすすめの書籍5選
「独学で挑戦したい」という方に向けて、Webアプリ開発を学べるおすすめの書籍を紹介します。
Webエンジニアの教科書
タイトル通り、Webエンジニアを目指す人の教科書的な1冊です。
専門的な内容は少なめで、これからWebアプリに挑戦したい人にも読みやすい内容になっています。
Webサービスのつくり方
こちらも初心者におすすめしたい1冊です。
「Webアプリを作成するにあたって、まず何を決めたらいいのか」「何から考えるべきなのか」といったエンジニアの思考が学べます。
初心者は読んでおいて損はありません。
Webアプリエンジニア養成読本
基礎の学習を終えて、Webアプリ開発にこれから挑戦する人におすすめの1冊です。
ただ読むだけでなく、実際に手を動かして学べる実践的な内容になっています。
学習できる言語は、主にPHPとRubyです。
プロになるためのWeb技術入門
初歩から始まり、本格的なWebアプリ開発までできるようになる1冊です。
徹底的に丁寧な説明が特徴で「なぜそうなるのか?」という疑問を残さずに読み進められます。
また、図解が多いので、本を読むのが苦手な人にもおすすめです。
演習で学ぶWebサイト・Webアプリケーション制作入門
必要不可欠な知識・スキルを幅広く学べる1冊です。
例題を解いて学習するスタイルで、スクールで講義を受けているような感覚で読み進められます。
とにかく手を動かして学習したい派の人におすすめです。
Android技術者認定試験について
Android技術者認定試験とは、Androidアプリ開発をしている人の知識と技術をはかる試験です。
資格取得すれば、実力を客観的に証明できるので、就職・転職活動において有利になる可能性があります。
また、資格学習を通してアプリ開発の知識が身につくので、Androidアプリの開発に興味がある人は勉強してみるといいかもしれません。
Webアプリの開発スキルはプログラミングスクールで身につけよう
Webアプリ開発のスキルは独学でも習得可能です。
しかし、学習効率や、挫折せずに続けられるかという視点でみると、プログラミングスクールがおすすめです。
Webアプリ開発のスキルは、一度身につけてしまえば一生役に立ちます。
スクールで本格的に学ぶ価値は十分あるといえるでしょう。