アプリ開発するフリーランスに求められるスキルは?高単価で請け負えるようになるためのステップやおすすめエージェントも紹介

「アプリ」といえば、LINEやInstagramなど普段から利用する人も多く、馴染みのある存在でしょう。

そんなアプリを開発する分野に興味を持っている人も多いのでは?

そこで、本記事ではアプリ開発するフリーランスに求められるスキル、高単価の案件を獲得する方法、おすすめのエージェントを紹介します。

フリーランスになることは簡単ではありませんが、現在はフリーランスになるための支援を行っているプログラミングスクールも多数あります。

未経験からでも挑戦できる環境が整っているため、興味がある方は本記事を参考に、ぜひ挑戦してみてください。

目次

アプリ開発の種類

アプリ開発は以下の3つに分けられます。

  • Webアプリ
  • ネイティブアプリ(スマホアプリ)
  • ハイブリットアプリ

Webアプリはブラウザで動くアプリです。

ネイティブアプリはスマホにインストールすることで動作するアプリを指します。

ハイブリットアプリはWebアプリとネイティブアプリの特性を掛け合わせたアプリです。

アプリ開発の種類や言語については以下の記事で詳しくまとめていますので、あわせて確認してみてください。

アプリ開発に使われるおすすめの言語まとめ | 言語の選び方も解説(記事公開後に設定)

アプリ開発するフリーランスの平均年収

厚生労働省の職業情報提供サイト『job tag』によると、ソフトウェア開発エンジニア(スマホアプリ)の年収は550.2万円です。

ただし、フリーランスの場合は収入の上下幅が非常に大きいので、平均年収はあくまで参考程度にとどめておきましょう。

参考:厚生労働省 | job tag

アプリ開発をフリーランスで請け負うメリット

フリーランスエンジニアとしてアプリ開発を担うメリットはなにか。

フリーランスならではの強みを解説します。

仕事を選べる

フリーランスは、自分で好きなように仕事を選べます。

苦手な仕事は一切やらない、好きな仕事だけ受注という働き方も現実的に可能で、得意な分野を専門的にブラッシュアップできます。

一方、会社勤めの場合、上司やクライアントからの指示であれば、苦手な仕事でも対応しなければなりません。

働く場所を自由に選べる

フリーランスは会社勤めではないので、基本的には出勤する必要がありません。

PCとネット環境さえあれば、自分の好きな場所で働けます。

愛着のある街に住んだり、旅をしながら働いたり、といった住む場所の選択肢が広がります。

収入アップできる

フリーランスは、働いた分がそのまま収入になります。

頑張り次第では、短期間で大幅な収入アップも狙えるでしょう。

会社勤めの場合「基本給+残業代(+あれば賞与)」といった給与形態で上限が固定されるので、短期間で大幅な収入アップは見込めません。

アプリ開発をフリーランスで請け負うデメリット

フリーランスには、会社勤めにはなかったデメリットがあり「フリーランスが絶対にいい」とは言い切れません。

デメリットもしっかり把握したうえで、自身の進路を決めてください。

収入が不安定になる

会社勤めの場合、仕事の多い・少ないに関わらず一定の給料がもらえます。

一方、フリーランスは仕事量が給料に直結し、仕事をしなければ収入はゼロになります。

一定の給料をもらえる保障はない、自己責任の世界がフリーランスです。

事務作業に手間がかかる

フリーランスは「自分の仕事だけに集中すればいい」というわけではありません。

以下のような事務作業もこなす必要があります。

  • 仕事獲得のための営業
  • ポートフォリオ作成
  • クライアントとのやりとり
  • 契約の締結
  • 請求書の発行
  • SNSアカウントを作成しスキルをアピールなど

「フリーランス」と聞くと、自由でのびのびとした働き方を連想する人もいるでしょう。

しかし、実際は仕事以外にも細かな事務作業が多く発生し、会社勤めにはない苦労があります。

スキルを伸ばしにくくなる

フリーランスエンジニアは自分で仕事を選べるので、苦手分野をいつまでも克服できない可能性があります。

得意な仕事と苦手な仕事が同じ給料なら、誰だって得意な仕事を選ぶでしょう。

フリーランスとして市場価値を高めたい場合、苦手な分野にも挑戦するチャレンジ精神や学習意欲が重要です。

アプリ開発するフリーランスに求められるスキル

アプリ開発をこなすフリーランスエンジニアは、どのようなスキルを持っているのでしょうか。

実際に活躍している人の経験や傾向から見えた、3つの重要なスキルを紹介します。

実務経験(最低1年)

実務経験が一切ない状態から、アプリ開発のフリーランスになるのは困難でしょう。

たとえ十分なスキルがあったとしても、実務経験ゼロは、企業側にとって採用を見送りたくなるポイントです。

また、アプリ開発はチームで行われることもあり、スキルだけでなく「チームで働いた経験があるかどうか」も重要なポイントになります。

必要なスキルがある、チームワークの経験が十分にあるとみなされるには、最低1年は実務経験が必要です。

最新の言語やフレームワークに関する知識

アプリ開発は最新の技術が用いられる分野です。

最新の言語やフレームワークを知っている・使った経験があるというのは、大きな強みになります。

特にアプリ開発の場合、言語や環境の移り変わりが早いので、柔軟に対応する能力が求められます。

コミュニケーション力

「エンジニアにコミュニケーション能力は必要ない」「黙々とPCで作業すればいい」というイメージを持っている人もいるでしょう。

しかし、実際はコミュニケーション能力が不可欠で、アプリ開発はチームワークが伴います。

フリーランスとしてチームに参加し、滞りなく作業できるだけのコミュニケーション能力は欠かせません。

アプリ開発案件をフリーランスで請け負う場合の案件例

アプリ開発のフリーランスには、実際にどのような案件があるのでしょうか。

大手クラウドソーシングサイト『レバテックフリーランス』に掲載されている案件を一例として紹介します。


引用元:レバテックフリーランス



引用元:レバテックフリーランス

会社員の間にしっかりと経験と知識を積み重ねておくことで、実務経験2〜3年ほどでも上記のような案件を受託できる可能性があります。

最近ではTwitterでエンジニアを募集している企業もあるため、直接アプローチするのもありです。

上記はあくまで一例であり、使う言語やスキルによってはさらに高額な報酬を得ることも可能です。

アプリ開発案件をフリーランスで請け負うための手段

アプリ開発をしているフリーランスエンジニアは、どのように仕事を獲得しているのでしょうか。

具体的な方法を3つ紹介します。

人脈を活用する

エンジニアスクールで出会った仲間や講師、会社員時代のコネクションなど、人脈が仕事に繋がるパターンです。

仲介業者を通さない直接の契約になるので、報酬が高い傾向があります。

クラウドソーシングを活用する

CrowdWorksとLancersといったクラウドソーシングには、たくさんの案件が掲載されています。

報酬、稼働頻度、必要なスキル・言語などさまざまなので、自分に合ったものを選べます。

他の方法に比べて報酬が低い傾向にありますが、最初の実績作りには最適です。

エージェントを活用する

エージェントとは、フリーランスと企業の間に入り、営業や交渉を代行してくれるサービスです。

登録して案件紹介を待つだけなので、自分で営業する必要がありません。

手数料が取られる、未経験の場合あまり紹介してもらえないなどのデメリットもありますが、相場より高単価な案件を多く取り扱っています。

アプリ開発を高単価で請け負えるフリーランスになるための3ステップ

アプリ開発のフリーランスエンジニアが知っておくべき、高単価の案件を獲得する方法を紹介します。

①需要の高いプログラミング言語を習得する

たとえばJavaScriptは需要が高く、多くのアプリ開発だけでなくWebサイトの動作構築にも使われる守備範囲の広い言語です。

ほかには「需要が多いのに扱えるエンジニアが少ない」という希少性から、SwiftやGoもおすすめです。

SwiftはiOSアプリ開発の主流言語、GoはGoogleが開発した言語で将来性に期待が持てます。

SwiftもGoも高収入な傾向にある言語なので、マスターすれば市場価値の高い人材になれるでしょう。

②転職または副業で実績を作る

いきなりフリーランスとして独立する前に、エンジニアとして会社に勤めるか、あるいは副業で案件をこなして実績を作りましょう。

すでにお伝えしたように、アプリ開発にはスキルとチームワークが求められます。

それらの経験があるか、滞りなく行えるかを判断するうえで、実務経験はなによりの証拠になります。

「このようなスキルがあります」「この言語を勉強しました」と主張するだけでは、客観的に判断できません。

③エージェントに登録する

最後のステップは、エージェントへの登録です。

前述のとおり、未経験の場合あまりいい案件が紹介されませんが、実務経験があれば高単価案件を多く紹介してもらえる可能性が高いです。

また、エージェントを利用すれば営業や交渉といった手間が省けます。

作業や勉強に集中でき、仕事効率が上がることでさらなる収入アップにも期待できるでしょう。

アプリ開発案件があるおすすめのフリーランス向けエージェント

ここでは、実際にアプリ開発案件を取り扱っている、フリーランス向けエージェントを紹介します。

レバテックフリーランス

公式サイト:公式サイト

IT専門でフリーランスエンジニアに特化したエージェント、レバテック。

利用者の平均年収は876万円で、高単価案件を多く取り揃えています。

また、IT専門アドバイザーによるサポートで、案件の提案から長期契約を結ぶための秘訣などを指導してもらえます。

安定して仕事が取れるのは、フリーランスにとって非常に大きなメリットでしょう。

ランサーズエージェント

公式サイト:ランサーズエージェント

クラウドソーシングサイトLancersが手掛けるエージェントサービスです。

公式サイトによると、案件の9割以上がリモートとのこと。

また、週3程度から始められる案件も多く、場所と時間を選ばない自由な働き方を実現できます。

もちろん、週5のフルコミット稼働の案件も豊富に扱っています。

Midworks

公式サイト:Midworks

非公開求人が全体の8割を占めるMidworks。

報酬の高さはもちろん、会社勤め並みの福利厚生が魅力です。

以下、福利厚生の一例です。

  • 交通費や書籍、勉強会の費用を支給
  • 経理支援システムの利用料負担
  • スポーツクラブ、育児介護などの福利厚生
  • 労災保険

フリーランスとして一般的なサラリーマン以上に稼ぎながら、サラリーマン並みの福利厚生を受ける。

そんないいとこ取りのような働き方も夢ではありません。

アプリ開発フリーランスにはネイティブアプリ開発がおすすめな理由

ネイティブアプリとは、App StoreやGoogle Playからダウンロードして利用するアプリのことです。

スマートフォンのスクリーンに表示されているLINEやInstagramなど、すべてネイティブアプリです。

ネイティブアプリ開発は需要が高く、将来性もあります。

実際にスマートフォンやタブレットは普及し続けていますし、今後数年で消えることはないでしょう。

自分が必要だと思うアプリを開発してリリースすることも可能で、副収入を得られるきっかけになるかもしれません。

アプリ開発で実績があるのならエージェントを活用しよう

実務経験がある場合は、エージェントを活用することをおすすめします。

エージェントは、通常では見られない高待遇の非公開求人を取り扱っているので、自分で探すよりも好条件の仕事が見つかりやすいです。

単価が上がれば仕事量を減らすことができ、今以上にプライベートが充実するかもしれません。

案件探しは椅子取りゲームのように、他に候補者がいれば埋まってしまいます。

いい案件を逃さないように、興味がある人はぜひチェックしてみてください。

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