CCNPの難易度を他IT資格と比較!合格に重要なポイントや注意点もご紹介

IT関連の難関資格のひとつである「CCNP」。

取得を検討しているものの、

  • 「レベル的に未経験者じゃ無理かな」
  • 「どの程度勉強すれば合格できるだろう」

と疑問に思っている方も少なくないでしょう。

今回の記事では、そんなCCNPの難易度を、他のIT資格と比較しつつご紹介します。

また合格に必須となるポイントや注意点など、これからCCNPに関する有益な情報が満載です。

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この記事のメリット
  • CCNPの難易度やレベル感がわかります。
  • 効率のいい学習方法や注意点がわかり、合格率を伸ばすことにつながります。

ぜひ最後までお読みいただき、参考にしていただければと思います。

CCNPより少し難易度が低い人気なIT資格であるCCNAについては、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

オフラインでの学習も可能で、すぐ聞ける環境。
実機を触りながらの演習は、座学のみよりも身に付くスピードが格段に早いです。

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目次

CCNPとは?

まずこの章では、CCNPについてよくわからない方へ向け、資格の概要をご紹介します。

CCNPはアメリカの「シスコシステムズ社」という、世界最王手のネットワークシステム開発企業が運営する資格のひとつです。

シスコシステムズが運営する資格は世間的に「シスコ認定資格」と呼ばれ、以下のような種類があります

引用:CCNPとはどんな資格?難易度、勉強方法や新試験の参考書をまとめました

下から上に行くほど難易度が上がり、シスコ認定資格の中では、中間の難易度とされている資格です。

ただし「シスコ認定資格以外の一般的なIT資格」と比較すると、その難易度はすこし高めとなっています。

CCNPについては下記記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。

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CCNPの難易度・合格率

CCNPは、合格率が20パーセント前後と考えて差し支えありません。

シスコシステムズは、CCNPの合格率や合格点を一般公開してないので、正式な数字は不明です。

しかし、比較対象としてよく挙げられる「応用情報技術者試験(IPAが運営する国家資格のひとつ)」の合格率が、毎年約20パーセント前後と公表されています。

参考:応用情報技術者試験の合格率は20%!?難易度が高い理由や対策のポイントを解説

このようなことから、CCNPも約20パーセント前後を遷移していると考えていいでしょう。

難易度としては、平均的なIT資格よりは少しむずかしい」と捉えておくと間違いありません

IT資格の平均基準と位置づけられ、中級者向けで高い需要と人気があるものとして「基本情報技術者試験」が挙げられます。

こちらの毎年の合格率は、約25パーセント程度となっているためです。

参考:基本情報技術者試験の合格率は?難易度や問題傾向についても解説

「合格率20パーセント」は決して簡単な資格とはいえませんが、勉強方法によっては未経験者でも合格できるレベルともいえます。

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CCNP試験の改定による難易度への影響は?

CCNPは2020年の2月をもって、大幅な試験内容の改定が行われました。

その改定によって、取得の難易度も上がってしまったといっていいでしょう。

選択科目数が3つから2つに減ったことにより、より多くの範囲を勉強しなければならなくなったからです。

具体的にこれまでCCNPの合格には、以下の3つの選択科目がありました。

  • ROUTE
  • SWITCH
  • TSHOOT

しかし2020年の2月には、あたらしく以下の2つの必須科目が設けられています。

  • コア試験(回答必須)
  • コンセントレーション試験(6科目から1つ選択)

これによって受講生が網羅するべき範囲が狭域に凝縮されたため、難易度は上がってしまったのが現状です。

CCNPと他IT資格の難易度比較

この章では、CCNPと他の人気IT資格とで、難易度を比較していきます。

自身が知っている資格と比較のうえ、難易度の参考にしてください。

応用情報技術者試験との比較

CCNPと同等のレベル感の資格として、「応用情報処理技術者試験」があります。

応用情報技術者試験は「IPA」が運営する国家資格のひとつであり、IT業界の基礎的な知識が広範囲にわたって出題されるものです。

合格することで、どんな職種のIT業界にも対応できる汎用的な知識・技術がアピールできるでしょう。

ただ、その範囲の広さやジャンルの多様さも相まって、合格率は20パーセント前後と低い水準にあります。

CCNPはこちらの「応用情報技術者」と比較されることが多いため、難易度そのものは同等程度と考えていいでしょう。

ただCCNPはネットワークがメインのところ、応用情報技術者試験はネットワークを含めたあらゆるジャンルが含まれます。

ジャンルの多様さを考えると、完全未経験者にとっては若干、応用情報技術者試験のほうが難易度は高く感じるかもしれません。

AWS認定資格との比較

こちらのAWS認定資格は、言わずと知れたアメリカのIT大手「Amazon」が運営する資格です。

Amazonが運営するクラウドサービス「AWS」の基礎的な使い方をはじめ、環境構築や設計のやり方、開発やトラブル対応のしかたなどが出題されます。

レベル1から3までの3つに分けられており、難易度はそれぞれのレベルによって異なります。

具体的な合格率は公表されていませんが、レベル1は未経験からの入門編という位置づけです。

そのため、合格率はITパスポートと同等の50パーセント前後とされています。

レベル2〜3ではクラウドサービスにおける高度な知見が求められるため、CCNP同様に念入りな対策が必要になることは間違いありません。

ネットワークスペシャリスト試験との比較

ネットワークスペシャリストは、IPAが運営する国家資格です。

読んで字の如し、合格することで「ネットワークにおけるスペシャリスト」を名乗るに値する技術・知識を得られます。

IPAが定める難易度区分において、1から4までのレベルの中で最も難関の「レベル4」に位置しており、合格率は10〜14パーセント程度です。

参考:ネットワークスペシャリストドットコム

CCNPと同じくネットワーク関連の資格という位置づけですが、出題のレベルとしては、ネットワークスペシャリストに軍配が上がります。

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CCNPの合格率を上げるための勉強方法

ここでは、CCNPの合格率をアップさせるための学習方法について見ていきます。

あらゆる対策の中でも、すぐに実践できる方法をまとめていますので、ぜひひとつの参考にしてください。

インプットよりアウトプットの量を増やす

インプットの量以上に、アウトプットの量を多くすることが、CCNP合格のための勉強のコツです。

インプットはあくまで手段であり、本質はアウトプットにあるからです。

たとえば水泳で100メートルを速く泳ぐために、フォームなどをただ勉強・研究し続けていても、早く泳げるようにはなりません

早く泳げるようになるには、実際に泳いで改善を繰り返すことが一番の近道です。

学習もこれと同じで、感覚としてはインプット3、アウトプット7くらいの割合がちょうどいいでしょう。

苦手でよく間違える部分を重点的に学ぶ

実際に問題を解いたうえで、とくに間違える部分を、より重点的に学ぶようにするのもコツのひとつです。

すでに理解している部分を何度も解いたり、勉強を繰り返すのは、非効率そのものといっていいでしょう。

資格である以上、点数が取れないことには合格はありません。

その点数を取るためには、少しでも苦手を潰していくことが必要不可欠です。

何度も過去問を繰り返し解き、苦手な部分を明確化したうえで、集中的に対策をしていくのがいいでしょう。

CCNPのおすすめ参考書については、勉強方法と一緒に下記記事で紹介しているので参考にしてください。

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独学に不安を感じるならITスクールを検討する

自分ひとりで独学を続けることに不安を感じているのであれば、ITスクールの活用も選択肢のひとつでしょう。

学習を続ける上で、「環境の力を借りる」ことはたいへん有効だからです。

実際のところ、

  • 同じ目標をもった仲間
  • わからないところを教えてくれる講師

の存在は、ひとりで行う独学と比較して、圧倒的に学習効率を高めてくれます

自分の意思に自信がなかったり、少しでも短い時間で学習を進めたい人は、ぜひ検討するのがおすすめです。

なお次章では、具体的におすすめのITスクールをご紹介しています。

CCNP取得におすすめのITスクール

この章では、CCNPを効率よく短時間で合格できる、おすすめのITスクールをご紹介します。

Udemy

スムーズにCCNPに合格したいなら、Udemyの「Cisco CCNPコース」がおすすめです。

UdemyのCCNPコースは1ヶ月間の全額返金保証がついています。

そのため最初の数日間を試してみて、合わないと感じたらいつでもやめられるのがメリットです。

またCCNPに関連するコースとしても、以下のようにあらゆる種類が存在します

  • Enterprise
  • Enterprise Infrastructure
  • Security
  • Data Center
  • MPLS
  • ルーティングプロトコル
  • ほか

独学に不安を感じるなら、一度試しに利用してみることに損はありません。

KENスクール

CCNPの合格率を大きく上げる方法として、KENスクールの「CCNP取得講座」も挙げられます。

KENスクールは転職、および資格の取得に強いスクールとして有名です。

それもあって、国の助成金である「一般教育訓練給付金制度」が対象の講座もたくさん取り扱っています。

また受講生のCCNP合格実績は76パーセントと高水準なのも特徴です。

IT完全未経験、学生や副業との両立など、あらゆる方のニーズに広く対応しているITスクールといっていいでしょう。

リスキルテクノロジー

リスキルテクノロジーは、実務未経験者向けに、ITスキルを効率的に身に付けてもらうための研修サービスです。

プログラミングはもちろん、インフラ設計、ノーコードツールなどの知見など、ITエンジニアを目指す方に必須となる知識を学べます。

もちろん、CCNPに付随するネットワークの知識もしっかりと学ぶことが可能です。

未経験からのCCNP合格を目指すなら、こちらで基礎を固めてから挑戦することで、大きな成功率アップにつながるでしょう。

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CCNPを取得するメリット

ここでは、CCNPに合格することで受けられるメリットについてご紹介します。

年収が上がる

CCNPを取得することによって、年収の向上が期待できます

CCNPはIT資格の中でも、大きな知名度と需要を誇るからです。

IT業界に必須となる知識「ネットワーク」において、高度な取り扱いができることがアピールできるため、転職のシーンなどで交渉にも強くなるでしょう。

この年収アップを目的にCCNPに意欲的に取り組む、現役のネットワークエンジニアも少なくありません。

実務未経験でも知識やスキルが証明できる

IT業界で働いたことがない方でも、ネットワークの知識やスキルがアピールできるのは、CCNPがもたらす大きなメリットといえるでしょう。

基本的にIT業界への転職では、「実務での経験」がないことにはなかなか振り向いてもらえないのが現実です。

CCNPは、IT資格の中でも比較的高い難易度の資格なので、未経験者がもっていれば一目置かれることは間違いありません

また、「資格を取得するだけの意欲がある」ことのアピールとしても優位に働きます。

付加価値となり年収アップにつながる可能性がある

CCNPに合格することで、「自分自身の付加価値」となるでしょう。

第一線で活躍している現役ネットワークエンジニアの中でも、CCNPをもっている人は少ないためです。

「CCNP保持者」という肩書は、単体でも、何らかのスキルと組み合わせるにしても、あらゆるシーンで強力なアピールポイントになります。

CCNP試験での注意点

この章ではCCNPを取得することに関して、注意しなければならないポイントを紹介します。

試験情報が変わりやすい

CCNPを受験するのであれば、試験情報の変更には気を配っておく必要があります。

実際にCCNPは2020年、試験内容と出題範囲に大きな変更がありました。

さらにCCNPは合格点をおおやけにしておらず、その時々の試験の出題内容で合格率も変わります

試験内容が頻繁に変わることは、頭に入れておきましょう。

試験本番は一度回答したら前の問題に戻れない

CCNPの本番の試験では、一度回答したら前の問題には戻れないので、注意が必要です。

CCNPの試験は、従来のマークシート形式ではなく、PCを用いて回答する形式となっています。

回答したら次の質問画面に遷移するので、その仕組み上、

  • 不明な問題を後で解くためにいったん飛ばす
  • 時間が余ったので、答えた内容を見直す

ということができません

時間配分に留意しつつ、慎重に回答することが重要になります。

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CCNPの受験料と申し込み方法

ホームページから申し込むときの大まかな流れとしては、以下のとおりです。

  1. ピアソン VUEの会員登録を行う
  2. ピアソン VUEの公式サイトでIDナンバーとパスワードを取得する
  3. 受験予約ページに遷移し、個人情報や支払情報を入力する
  4. 試験会場を選択し、予約が完了

ホームページのみならず、電話で申し込むことも可能です。

その際は会員登録やIDの取得は必要ありませんが、

  • 個人情報
  • 支払情報
  • 受験料(現金支払の場合)

を用意しなくてはなりません。

またCCNPの受験料は税込みで86,240円となっています。

参考:CCNP新試験とは? 試験対策や受験時の心構えまで徹底解説

まとめ:CCNPの難易度を理解して対策しよう!

CCNPは数あるIT資格の中でも、比較的難易度は高い傾向にあります。

とはいえ実務未経験者の取得は、決して不可能でもないのが現実です。

実際に未経験からCCNPに合格し、見事ネットワークエンジニアとしてデビューする人もゼロではありません。

他のIT資格と特徴や性質を比較して難易度をしっかり把握したうえで、適切な対策をとることが、合格への近道となるでしょう。

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