「キャリアアップして給与やステータスを上げたい」「新しい職種にチャレンジしたい」
転職を考える際は、このような希望があるのではないでしょうか。
転職を成功させるためには、自分の今の仕事や能力について深く知り、効果的にアピールする必要があります。
そこで今回は、営業からの転職におすすめの職種や転職する際の必勝法について詳しく解説します。
未経験から異業種への転職を考えるなら、転職支援エージェントを活用するのが近道です。
なお、未経験からIT業界への転職を検討している方は、IT研修つきの求人を多数取り扱う、活学キャリア支援をご活用ください。ご自身の希望にマッチする求人をご案内します。
営業から転職するのは難しい?
営業職はビジネススキルが高いため、転職は十分目指せると考えられます。
たとえば、コミュニケーション力やヒアリング力、問題解決力など営業で身につくスキルは多岐にわたり、多くの業種で活かせます。
商品やサービスを売るための仕組みや、顧客への対応などを理解しているため汎用性が高く、未経験から異業種への転職でも評価対象となりやすいでしょう。
営業から転職したいと考える理由
営業からの転職を検討する人が挙げる転職理由は、おもに以下の5つです。
- ノルマが課され続ける
- 残業・過重労働が続きやすい
- 外回りが体力的にきつい
- ワークライフバランスを向上させたい
- キャリアアップを成功させたい
5つの理由をチェックしてみましょう。
ノルマが課され続ける
よく挙げられる転職理由が、ノルマに関するものです。
営業は会社の業績向上の要なので、達成が不可能だとしか思えないような目標が課され続けることもあります。とくにストレスに弱い方や体力が無い方は、ノルマの過剰さを理由に退職するケースが多いです。
また、企業によるものの、営業成績の数字だけで評価が決まる傾向が強い点も転職理由の一つになります。結果だけでなく過程も見て評価してほしいと考える場合、評価の方法・制度を理由に転職活動を行います。
残業・過重労働が続きやすい
ノルマがきつく業務工程も多い企業で働く場合、残業や過重労働が常態化しやすく疲弊することも転職理由になるでしょう。うまくコントロールしなければ、精神や身体に負荷が蓄積されていきます。
短期間であればやり過ごせても、負荷がかかった状態が長期間続くと高ストレス状態に陥るリスクが高まります。生活習慣の不安定さや、強いストレスから来るメンタルヘルス不調などは、一度陥ると快復に時間がかかる傾向です。
身体的、精神的に不安を感じた時点で、転職を視野に入れる方が多いと考えられます。
外回りが体力的にきつい
ディレクトセールス営業のような外回りにおいて、顧客に直接コンタクトをとる営業活動は、体力消費が激しい業務です。
顧客とのコミュニケーションに楽しみを見出せたとしても、もともと体力があまり無い方にとっては、外回りは厳しい業務だといえます。
日々多くの顧客のもとへ足を運ばなければならず、体力的に続かないと判断して別の職種への転職を決意する人も少なくない傾向です。
ワークライフバランスを向上させたい
私生活を重視したい方にとって、ワークライフバランスが整っていない企業で働くことに限界を感じるケースも挙げられます。
営業は膨大なコストを掛けて成績向上に注力する職業です。自己管理やタスク管理がうまくいかないと、その負担が私生活まで浸食しかねません。企業によっては、就業時間外の接待や、休日出勤を強いる場合もあります。
私生活の充実度が日々のモチベーションとなる人は多く、就業後は趣味に時間を使いたい、休日は家族と過ごしたいと望むのも当然でしょう。ワークライフバランスを充実させられないことに不満を貯め込み、退職・転職をする結果になることが多いです。
キャリアアップを成功させたい
営業職から転職することで、給与やステータスの向上を目指したいと考える方もいます。
営業である程度アピールできるような成果をもっていると、現在働いている会社よりも高待遇で転職先を見つけられることもあるでしょう。よりよい環境で、スキルを活かしてキャリアアップを成功させたいとの想いから転職活動を進めます。
営業からの転職を検討したほうがよい人の特徴
営業向きではない人の特徴として、以下の8つが挙げられます。
- コミュニケーション力が低い
- 柔軟に対応できない
- プライドが高い
- プレッシャーに弱い
- 数字で評価・比較されるのがつらい
- 複数のタスクを同時進行できない
- 体力が無い
- ルーチンワークが苦手で飽きっぽい
営業から転職を考えたほうがよい人の特徴を、紹介します。
コミュニケーション力が低い
営業向きではない特徴として、営業職に不可欠なスキルであるコミュニケーション力の低さが挙げられます。
セールス営業に分類されるものは、すべてコミュニケーション能力を求められます。相手の話を聞いてニーズをくみ取ったうえで、自分の伝えたいことを的確に伝えなければなりません。
そもそも人と話すのが苦手で他者とコミュニケーションがうまく取れない人にとっては、セールス営業そのものが苦痛に感じるでしょう。
柔軟に対応できない
顧客の要望や需要に合わせて商品を提案していく営業では、柔軟な対応が求められます。その場の流れに任せるだけでなく、相手の話を聞きつつ契約締結につなげるためには、状況に応じた行動が必要です。
また、セールス営業のなかでもとくに飛び込み営業をする場合は、さまざまな顧客に臨機応変に対応できるスキルが望まれます。
マニュアルではなく、柔軟に言動を選んでいくことが苦手な人にとっては、セールス系の営業は続けにくい仕事だといえるでしょう。
プライドが高い
営業職では、プライドの高さが邪魔をして思うような結果を得られない場合もあります。
「営業は、断られてからがはじまり」との言葉があるように、何度断られても、高圧的な態度をとられても、契約の締結を目標に行動する必要があります。そのため、顧客の言動にその都度苛立つようでは、営業には向かないでしょう。
プレッシャーに弱い
数字での比較や上司からの鼓舞などをプレッシャーと感じる人は、営業向きとはいえません。
会社や部署の業績アップのために、プレッシャーにさらされ続けるのも営業の特徴です。営業は断られることのほうが多いなか、結果を激しく求められる傾向にあります。
プレッシャーによるストレスで心身のダメージを抱えやすいと、営業の仕事を続けるのは難しいでしょう。
数字で評価・比較されるのがつらい
会社の業績向上の要でもある営業は、常に数字での結果を求められます。どれほど多くの商品を売ったのか、契約を締結できたのかが評価と直結するのが一般的です。
企業によって異なるものの、評価制度では業績の良し悪しが常に比較され、業績が悪いと評価も落とされてしまいます。
努力の量やアイディア、クリエイティビティのような数字以外の要素で評価されたいと考える人にとっては、営業は肌に合わないと感じるかもしれません。
複数のタスクを同時進行できない
タスク管理が苦手な点も、営業向きではない特徴の一つです。
営業では、顧客対応とサービス・商品の売り込みを同時に行うことも多く、複数のタスクを同時進行できる能力は非常に大切です。顧客とのアポイントを設定しつつ、既存顧客を逃さないためのフォローアップも求められます。
やるべきことを整理して行動することが苦手だと、営業の仕事を窮屈に感じるかもしれません。
体力が無い
ディレクトセールス営業を含む営業職は、非常に体力を求められる仕事の一つです。
顧客に直接コンタクトをとる外回りなど、体力消費が激しい業務が必要とされます。目標達成のために多くの営業案件をこなさなければならず、身体的にも精神面でも強さが求められるため、かなりの体力を要します。
ルーチンワークが苦手で飽きっぽい
同じ作業を繰り返すようなルーチンワークが苦手な場合も、営業には向いていないでしょう。
営業に求められる顧客とのコミュニケーションそのものは、常に臨機応変な対応が求められます。とはいえ、常に提示され続ける目標達成に向けて、顧客リストをもとに営業トークを繰り返すことをルーチンワーク的だと感じる人は少なくありません。
飽きっぽい性格だと自覚がある方は、決められたことをただ流れ作業のようにこなす感覚になるとストレスになりかねません。業務工程や目標に対する意識の仕方について、自分なりの工夫をし続ける必要があります。
営業からの転職で得られるメリット
営業から転職することで期待できるメリットは、以下のものがあります。
- 休日の休みが確保できる
- 結果だけでなく過程も評価される
- やりがいを得られる
休日を確保できるとワークライフバランスが整い、仕事にも意欲的に取り組めると考えられます。
また、売り上げ目標やノルマ達成のような結果だけで評価されることなく、過程も評価対象となる喜びも感じられるでしょう。仕事に対するやりがいを得られることで、モチベーションアップにもつながります。
営業から転職する際のキャリアプラン
営業からの転職を検討する際には、以下のようなキャリアプランがあります。
- 営業として別の業界へ転職する
- 営業として同じ業界へ転職する
- 異業種で同じ業界へ転職する
- 異業種で別の業界へ転職する
営業の仕事自体に不満が無いなら、営業として別業界や同じ業界へ転職するのも選択肢の一つです。しかし、これまでのスキルを活かしつつ営業ではない異業種への転職を目指す方法もあります。
転職エージェントが行った異業種転職の実態調査によると、異業種転職が多い職種として営業職が上位に挙がっています。
業界に関する知識や営業で得た人脈を活かせれば、同じ業界で別の仕事に挑戦する際に他の求職者との差別化も図れるでしょう。
異業種で別の業界へ転職を目指すなら、新たな技術やスキルの習得、業界特有の事情などの知識も必要です。キャリアチェンジの仕方としてはリスクがかかる選択のため、未経験求人を多数保有している転職エージェントを利用するのも効率的な方法です。
営業からの転職におすすめの職種・業界11選
営業職から転職を目指すときにおすすめの職種・業界は、以下のとおりです。
- ITエンジニア
- IT営業
- 人材業界
- 不動産業界
- 事務
- 人事
- 商品開発
- 販売職
- 経理・会計
- ストアマネージャー・店長
- ファイナンシャルアドバイザー
営業のスキルを活かしつつ転職を検討したい方は、チェックしておきましょう。
ITエンジニア
営業力をもつエンジニアのニーズが高まっているため、営業以外への転職を検討するなら、ITエンジニアを選ぶのも一つの手です。
営業から目指しやすいITエンジニアの一例として、以下の職種が挙げられます。
- テストエンジニア
- フィールドエンジニア
- セールスエンジニア
テストエンジニアは、基本的にプログラミングコードを書く必要が無く、IT未経験からでもキャリアを積みやすいのが特徴です。フィールドエンジニアは、クライアントの要望を的確に聞き取るスキルが不可欠となるため、コミュニケーション力が活かせます。
また、技術的な面から営業をサポートするセールスエンジニアは、クライアントとの関係構築やコミュニケーション力など、これまでの経験を活かして働けます。
ITエンジニアへの転職をお考えの方は、未経験でも転職成功率98.7%を誇る活学キャリア支援をご活用ください。プロのキャリアアドバイザーが、はじめてのITエンジニア転職を徹底サポートします。
ITエンジニアについては、以下の記事で詳しく解説しています。
IT営業
営業スキルを存分に活かしつつ、今後も需要が伸び続けるとされているIT関連の仕事に就けば、それ自体が今後のキャリアアップの糧になります。
IT業界で働くなかで、現在のIT業界にどのような問題があり、何が求められているか実感をもって把握できます。IT業界における人脈を作れるのもメリットになるでしょう。
今後あらゆる場面で必要とされるIT技術に関する確かな知識と人脈があれば、自分が何か新しいことを始めようとするときに間違いなく役立ちます。
人材業界
相手が何を求めているのかを瞬時に察知し、理想的な結果を得るための交渉スキルが求められる人材業界は、営業とよく似ています。
営業から転職する仕事として、異業種ながら比較的なじみやすいといえるでしょう。
人材斡旋を行っている会社であれば、クライアント企業とのコミュニケーションも非常に重要な業務になります。その点、コミュニケーション力に秀でた営業経験者にはうってつけです。
不動産業界
商材が大きいことに加え、顧客が一つの購入契約をするためにかかるコストが膨大になる不動産業界では、営業で身につくあらゆるスキルが役立ちます。
とくに交渉スキルやプレゼンテーションスキルは、相手が求める物件を提案するだけでなく、自社が売りたい物件を買ってもらうために非常に重要なスキルです。
資格を取得して知識を増やしていくことで、着実にステップアップできる点も不動産業界で働くメリットといえます。
事務
事務職に必要となる資料作成、パソコンスキルは、営業職で培ったノウハウを活かしやすいといえます。
ノルマや数字にプレッシャーをもたずに働きやすいうえ、来客対応などコミュニケーション力が役立つ機会もあります。
残業時間が比較的少ないため、ワークライフバランスを充実させたい人の選択肢となるでしょう。
人事
営業で身につけた対話力や交渉力、観察力は、人事で活かされやすいスキルといえます。社内の人事を考えるときや採用活動を担当する際には、相手を見極める必要があるためです。
待遇に関して相手の希望と会社の提示するものが食い違う場面においても、高度な交渉力が求められます。
商品開発
顧客の悩みを解決できるような商品を開発するためには、クリエイティブなアイディアに加えて、顧客の潜在的なニーズを捉えることが大切です。
一定のニーズが見込める領域に向けて商品を開発できれば、他社との差別化を図れるため、ヒット商品を生み出せる可能性も高まるでしょう。営業として働くなかで感じたニーズの在り処をヒントにできます。
企画・マーケティング
営業で培ったスキルは、企画やマーケティングにも反映できます。商品の売り込みにおいて最先端にいる営業は、顧客が反応しやすいアプローチのかけ方を模索できます。
まだ注目されていないニーズに関するアイディアを得る機会も多いといえるでしょう。営業で働きながら気づいたことを書き溜めておくと、マーケティング的な見地に立ったクリエイティブな発案にもつながります。
販売職
基本的に商品やサービスを顧客に紹介する仕事を担う販売職は、営業で培ったコミュニケーションスキル・交渉力を活かせる仕事です。
企業や法人を相手に商品・サービスを売り込む営業に対して、販売職では個人消費者を相手に店舗やショップで直接売り込みを行います。
より対人コミュニケーションを中心に置いた仕事を担当したいと思っている方には、販売職が適しています。
経理・会計
経理・会計の仕事は、常に数字と向き合って会社の財務を支えます。ノルマの管理をはじめとする、数字を扱う業務に嫌悪感がなくむしろ楽しめる方は、経理・会計への転職を検討しましょう。
また、ある程度の専門的な知識をもっていれば、実践で働けるのも経理・会計職のよい点です。
ストアマネージャー・店長
営業経験は、従業員を管理するストアマネージャーや店長職にも役立ちます。店員どうしの関係を構築するためには、営業で培ったコミュニケーション力が活かされます。
店長として働く場合、担当する店舗で着実に売り上げを向上させることが必要です。営業でマーケティング的な考え方が身についていれば、売れる仕組みを考える能力を発揮できます。
どのような工夫をすれば顧客の心に響くのか、どの商品をアピールすべきかなどに関して、クリエイティブなアイディアを出せるでしょう。
ファイナンシャルアドバイザー
ファイナンシャルアドバイザーは、需要が高まっている職種の一つです。ライフスタイルが多様化するなかで、安定した経済基盤を形成・設計しておきたいと考える人も増えています。
クライアントと対話しながら問題解決に向けた方策を提案する営業は、コミュニケーション能力や課題発見力、プレゼンテーション能力を保有しています。それらを高度なレベルで求められる、ファイナンシャルアドバイザー向きといえるでしょう。
営業からの転職にアピールすべきスキル
営業で培ったスキルのなかで、転職時にアピールできるスキルは以下のとおりです。
- ヒアリング能力
- プレゼンテーション能力
- 課題発見力
- 情報収集スキル
- 交渉スキル
- スケジュール・タスク管理スキル
- マーケティング知識
転職時にアピールすべき7つのスキルについて、詳しく解説します。
1.ヒアリング能力
営業で身につくスキルのなかに、ヒアリング能力が挙げられます。
商品・サービスを確実に購入してもらうためには、相手が何を求めているかを正確に見極める必要があります。そのうえで、要求にマッチするように自社の商品・サービスの特徴をアピールすることが大切です。
クライアントと丁寧なコミュニケーションをとりつつ営業を続けていると、対話のなかで相手の悩みを聞き取る力が伸びていきます。クライアントの表面的なニーズだけでなく潜在的なニーズをくみ取り、提案できるスキルがあると信頼関係を築きやすくなります。
相手の状況を引き出す力は、営業に限らず開発系やマネジメント系、コンサルタント系などのさまざまな業種で必要とされる能力です。
2.プレゼンテーション能力
売りたいものについて十分にアピールできるプレゼンテーション能力は、さまざまなビジネスシーンで求められる能力です。
これまでプレゼンテーション方法を研究してきた方はもちろん、顧客と接するうえでマニュアルに沿って対応してきた方にも、十分に身に付いているスキルでしょう。
話す順番や内容について、経験にもとづき的確に提案できるスキルがあれば、他業種に転職しても重宝されます。
3.課題発見力
ビジネスの場で非常に重要なのが、現状を変えるための課題を見つける能力です。
とくにセールス営業は、1日に多くの顧客と対峙していくなかで、営業ノルマを叶えるためにさまざまな問題にぶつかります。コミュニケーション方法を工夫したり、顧客とのコンタクトの回数を増やしたりと、さまざまな方法を検証することが欠かせません。
現状を打開するために、本質的な問題を見極める力が鍛えられるのは大きな財産といえるでしょう。
4.情報収集スキル
営業として働いていると、情報収集スキルも習得できます。業界の事情や競合他社との違い、潜在層に関する情報などに精通することが必須となるためです。
たとえばセールス営業では、顧客の潜在ニーズを引き出し、納得して購入契約につなげなければなりません。自社商品が顧客の求めるものであると魅力的に伝えつつ、他社商品では代替え不可能であると伝える必要があります。
必要かつ正確な情報を探し出す力は、どのような現場でも求められるスキルといえます。
5.交渉スキル
交渉スキルは、営業以外の業種に転職するときにも重宝されます。交渉能力には、ヒアリング能力やプレゼンテーション能力などに加えて、駆け引きに関する知識と能力が必要です。
容易に身につくものではないからこそ、営業の業務を通じてある程度習得できていれば、実践的なビジネススキルとして非常に需要の高い能力といえます。
6.スケジュール・タスク管理スキル
営業の仕事は、ノルマを抱えながら顧客とのコンタクトや既存顧客のフォローなど多岐にわたるため、スケジュール・タスク管理スキルも身につきます。
社会人としてごく基本的なスキルではあるものの、忙しい仕事・高いパフォーマンスを求められる仕事ほど重要となる能力です。
7.マーケティング知識
マーケティングの知識は、さまざまな職種において非常に有用です。市場調査にもとづき、顧客に自社商品・サービスの魅力を伝え、潜在層の顧客にも広くリーチできます。
日々新規事業が生まれている現代において、マーケティングの知識は非常に注目されています。市場や既存顧客に関する知識を営業に活用してきた経験があれば、マーケティングにつながる考え方を実践的に取り入れられるでしょう。
営業から転職する際の必勝法9選
営業からの転職活動でやっておくべき必勝法は、おもに以下のとおりです。
- 優先順位をまとめて整理する
- 自分の長所と短所を客観的に整理する
- 自分の短所を改善・活用する方法を考える
- 営業経験をどう活かせるか整理する
- 特性に合う業種を見極める
- 志望動機を明確に言語化する
- 転職先の業種で働いている人に話を聞く
- 転職先の業種・業界で需要の高い資格をとる
- 転職エージェントに依頼する
9つの必勝法について、確認しておきましょう。
優先順位をまとめて整理する
まずは、やりたい仕事と実現したいことをしっかり考えたうえで、優先順位をつけることが必要です。
異業種への転職活動では、仕事内容を含めて条件面でのギャップが発生しやすい傾向にあります。業務内容・希望条件などを整理しておくことで、方向性が違ったまま転職活動を始めてしまうリスクを減らせるでしょう。
自分に合っている仕事、やりたい仕事が決まったら、次は転職の軸を決めます。
勤務地や月給、福利厚生、研修制度、会社の規模や業界に占めるシェアなどにおいて、絶対に外せない条件とそれ以外を整理していきましょう。そのうえで、さまざまな求人を見ていくと少しずつ会社が絞れます。
自分の長所と短所を客観的に整理する
面接を受ける際や履歴書を作成する際には、長所と短所を客観的に整理して伝えることが大切です。
転職者には、すでにできているチームに加わり、チームメンバーとコミュニケーションをとりながらも自分なりの貢献をしていくことが求められます。そのような状況下で他の社員とチームワークよく働いていくためにも、自分が何が苦手で何が得意なのかを知っておくことが必要です。
また、冷静かつ的確に自己評価ができることは、あらゆる仕事において現状を的確に捉えて適宜工夫して行動できることの証明にもなります。
自分の短所を改善・活用する方法を考える
自分の長所・短所がわかったら、それを今後どのように活かしていくのか考えます。
短所はどのように補っていくのか、得意な部分はどのように業務に活かしていくのかまで話せるようにしておきましょう。自分としっかり向き合い、前向きに進む力があることをアピールできます。
すでに短所の改善・長所を活かすことにすでに取り組んできた場合、これまでの経験と結びつけて語れるようにしておくと伝わりやすいでしょう。
営業経験をどう活かせるか整理する
これまで培った営業経験をどのようにして活かせばよいのか、整理しておくことも大切です。営業は他の仕事にも活かせる経験を積める機会が多く、気づかぬうちに社会から求められるスキルを習得している場合があります。
仕事を通じて経験したことを整理して、そこからどのような学びを得てきたか、それをどのように業務に活かしてきたかを言語化できるようにしておきましょう。
特性に合う業種を見極める
強みや経験を整理したら、どのような仕事が自分に合っているのか分析しましょう。特性に合う業種の見極め方として、以下の条件が挙げられます。
- 得意なことを業務の中心にできる仕事
- これまでの経験を活かせる仕事
- 自分がやってみたいと思えるような仕事
自分に合う仕事を見つけられない場合は、自分が苦手な業務や、どうしてもやりたくない業務を除外する方向で進めていきましょう。
志望動機を明確に言語化する
志望動機を明確に示せるように準備しておくことも重要です。その職種・企業に転職したい理由を明確にし、自己分析で把握できた強みを踏まえてアプローチすることが大切となります。
転職を希望する会社でなければならないのはなぜか、企業理念や事業内容なども踏まえて理解しておくとなおよいでしょう。
面接では、自身のスキルや経験が応募先企業が求める人材と合致しているとアピールすることも大切です。
転職先の業種で働いている人に話を聞く
転職には、転職先の情報も重要です。
業界においてどのような人材が求められているか、近年の技術革新にどのような影響を受けているかを把握しておくとよいでしょう。
加えて、つらい面や入社前に最低限知っておくべきことは何かなど、実践的な場で求められることを聞いておくと面接にも対応しやすくなります。
転職先の業種・業界で需要の高い資格をとる
転職を狙う業界で広く認められている資格を取得しておくことは、即戦力になることを示す要素として効果的です。
資格を取得することで、その業界・職種へのモチベーションの高さをアピールできます。さらに、仕事について一定の知識やスキルがある保証にもなります。
IT転職・就職未経験者に有利な資格については、以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
転職エージェントに依頼する
未経験から異業種転職を目指すなら、転職エージェントを活用することで効率的に転職が成功しやすくなります。
履歴書・経歴書の書き方や内容に、客観的な視点からのアドバイスをもらえる点もメリットです。経験豊富なプロのエージェントによって、希望する企業への転職を全力でサポートしてもらえるのは、異業種転職において大きな支えとなるでしょう。
営業から転職する際に注意すべきこと
営業からの転職活動では、以下の点に注意が必要です。
- 年収・月収はほとんどの場合で減少する
- 30代の異業種転職は難易度が高め
営業から転職する際に気をつけたい注意点について、解説します。
年収・月収はほとんどの場合で減少する
転職してすぐは、以前の職場よりも高い給与は得られない事例がほとんどです。
異業種・業界からの転職では、実践的なスキルの習得から始めるため、新卒と同じような感覚で新しい道に邁進せねばなりません。転職後すぐにこれまでの収入を超える給与を望むのは難しいため、いつまでに収入をアップさせたいかを明確にしておくとよいでしょう。
30代の異業種転職は難易度が高め
20代は将来性を期待して採用されるケースが多い傾向ですが、30代は即戦力を期待される傾向にあります。そのため、未経験業種への転職は年齢とともに難易度が高くなります。
希望に合う業種・職種から選択できるよう、キャリアプランを変更したい人は早めに行動することが大切です。
まとめ:転職エージェントを活用して営業からの転職を成功させよう
ビジネススキルの高い営業職は、十分に転職を目指せる職種といえます。
AIが大きく仕事の幅を広げつつある現代において、顧客の細かい要望を聞き取り、信頼関係・絆を構築できるスキルは、今後も求められ続けると考えられるでしょう。
営業で培われるコミュニケーション能力や課題発見力は、あらゆる職種や場面において需要が見込まれます。営業のスキルを活かしつつ異業種への転職を狙うなら、未経験者の受け入れ態勢が整った転職エージェントを活用するのも有効です。
転職成功率98.7%を誇る完全無料の転職エージェントである活学キャリア支援は、プロのキャリアアドバイザーが未経験からの挑戦を全力サポートします。
営業からITエンジニアへの転職に不安を感じている方、何から手をつければよいのか知りたい方は、まずは無料カウンセリングをご検討ください。