ネットワークに携わるIT人材なら、もっておきたい資格として高い人気と知名度を誇る「CCNA」には、明確な効率的勉強方法が存在します。
この記事を最後まで読み終えた頃には、今から何をどうするべきかが見えているでしょう。
CCNA合格に必要な勉強時間、おすすめ勉強法なども詳しく解説しているのでぜひ最後までお読みのうえ、参考にしていただければと思います。
- CCNAはシスコ認定資格のひとつ。
- CCNAを独学で取得することは可能。
- 独学のメリットは安価で済むことと、マイペースな学習ができる点。
- 独学のデメリットは挫折のしやすさと、聞く人がいないこと。
- 必要な勉強時間は、おおよそ150〜200時間程度。
- 確実に取得するなら、ITスクールの活用がおすすめ。
- 試験情報の改正と、解答の後戻りができないことと、更新に注意。
CCNAは独学の勉強で取得できる?
CCNAは、シスコ認定資格の中でも初級〜中級の位置にある資格のため、独学の勉強でも十分に取得できるでしょう。
ただCCNAは出題の範囲が広いため、決して勉強が簡単ではないのも事実です。
とくにIT完全未経験の場合、参考書をパッと見た時点で諦めてしまう方も少なくありません。
そのような方は、ITスクールの利用がおすすめです。
おすすめのスクールは後述しています。
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CCNAの合格に必要な勉強時間は?
CCNAに合格するためには、一般的に約150〜200時間の勉強が必要とされています。
毎日3時間勉強したとして、おおよそ2ヶ月強がかかる計算です。
CCNAの学習サイト「Ping-t」内の「おめでとう♪合格体験記」によると、
合格者 (仮名) | 勉強期間 (か月) | 得点 (点) | コメント(要約) |
---|---|---|---|
kingkong | 3か月 | 889 | 教材動画を見るところから始め、言葉の意味がなんとなく理解できるようになってきてからPing-tで演習をひたすら解きました。 白本も購入しましたがあまり見ませんでした。 |
趙さん | 1か月 | 850くらい | 白本2周してから模試を繰り返し解きました。 |
イージス | 6か月 | 940 | 独特の「Cisco語」に振り回されます。 試験範囲となるどの技術においても、きちんと本質を理解していなければ正答するのは難しいと感じました。 |
ラスター | 4か月 | 900 | 長く険しい道のりだった。。 |
もちろん合格に要する勉強時間は、経験の有無や勉強方法によって前後します。
ですが、CCNAの試験は内容が頻繁にアップデートされることでも知られ、ここ数年で難易度も高くなっているのが現状です。
もし未経験者がゼロから独学で勉強する場合、3ヶ月以上かかるケースもあり得るでしょう。現役のネットワークエンジニアでさえも、しっかり勉強しないと不合格になってしまいます。
試験自体の受験料も1回4万円以上と割高なので、なるべく1度で合格できるよう、余裕をもった勉強時間を確保しておくことが大切です。
ですが試験自体の受験料は1回4万円以上と割高なので、なるべく1度で合格できるよう、余裕をもった勉強時間を確保しておくことが大切です。
CCNAとは?
CCNAとは、アメリカのネットワーク機器大手企業である「シスコシステムズ社」が運営する資格のひとつです。
シスコシステムズ社が運営する資格は、難易度別に5つの項目に分類されています。
これらすべてをまとめて、「シスコ技術者認定」と呼ばれることが一般的です。
なお、本記事で紹介しているCCNAは、難易度5段階のうち下から2番目です。
初心者〜中級者向けの難易度となっており、現役エンジニアから未経験者まで、幅広い方が受験します。
CCNAについて詳しくは下記記事でわかりやすく解説しているので参考にしてください。
CCNAの勉強を独学で行うメリット・デメリット
CCNAの勉強を独学で行うことには、いいところもあれば良くないところもあります。
この章では、独学のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
メリット
CCNAの勉強を独学で行うメリットとして、主に以下が挙げられます。
- お金がかからない
- 自分のペースでじっくり学習できる
独学でCCNAの勉強をした場合、かかるお金は参考書や問題集の購入費のみ。
数千円あれば学習に取り組むことができるため、始めるハードルが低くなるのは大きなメリットでしょう。
また、自分のペースでじっくり学習できる点もメリットです。
スキマ時間を活用したり、予定のない休日に集中的に取り組むなど、時間とペース配分の融通が利くのは、独学ならではといえます。
デメリット
反対にCCNAの勉強を独学で行うデメリットとして、以下が挙げられます。
- 挫折しやすい
- 不明点を誰にも聞くことができない
やはり挫折しやすいことが、独学の最大のデメリットとなります。
初期費用が数千円と安価で済むことから、「辞めても大きな損失はない状態」ができるためです。
また自らスケジュール管理をしたり、継続するのも簡単なことではありません。
またCCNA資格の勉強は、とくにIT未経験者にとって難易度が高いです。
参考書やネットの情報を駆使しても、どうしても「理解」できない部分はあるでしょう。
その不明点を誰にも聞けない状況では、モチベーションの維持が難しくなります。
独学で勉強したい方は、下記記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
独学でCCNAに最短で合格するための勉強方法
独学でCCNAを勉強し、最短で合格するための具体的な方法を3ステップでご紹介します。
1.書籍やネット教材などで体系的に学ぶ
まずは書店などで書籍や参考書を購入したり、ネット教材を駆使して、CCNAの出題内容を体系的に学びましょう。
CCNAはネットワーク分野を代表する有名な資格のため、勉強したい人に向けた書籍や教材は充実しています。自分のレベルに合ったわかりやすいものを選ぶようにしてください。
書籍での学習を続け、理解できない部分をネットで補うようにして勉強すれば、CCNAにおける大まかな出題範囲は把握できるでしょう。
実務未経験の方でも、CCNAの試験対策を進めていくことで、自然とネットワークの基礎を習得できます。
ここでのポイントは、このインプットのフェーズに時間をかけすぎないこと。5〜6割くらい理解できたら、次章のアウトプットのフェーズに進みましょう。
2.問題集を購入し疑似試験を反復する
ひと通りCCNAの試験内容を体系的に勉強したら、過去問題集を購入し、模擬試験を繰り返します。
CCNAに限らず、過去問題を反復することは資格の試験対策の基本です。
実際に過去に出題された問題を解くことで、「どんな分野のどんな問題が、どんな形式で出題されるか」がわかります。
なお書籍の過去問題集もいいですが、より実践に近い模擬試験を行うなら、Web問題集を活用するのがいいでしょう。
実際のCCNA試験は紙とペンではなく、コンピューターによる「CBT方式」で行われるためです。
3.よく間違える苦手な箇所を分析し学習する
過去問題集の反復は効果的ですが、ただ解くだけではあまり意味はありません。
よく間違える箇所および苦手な部分を分析することが、学習効率を高めるうえで必須です。
CCNAの模擬試験が終わるたびに、必ず以下の項目を分析しましょう。
- 自分はどの分野が苦手か
- どの部分を解くのに時間がかかったか
- 実際、どの部分を間違えたか
そして苦手な部分や間違えた部分のみをピンポイントで学習するのが、もっとも効率的といえます。
自分の苦手な部分は、アウトプットすることでしかわかりません。そのため、アウトプット中心の学習が大切です。
CCNAの勉強におすすめの教材
この章では、CCNAを勉強して資格を取得するために、おすすめの教材をご紹介します。
CCNAの勉強におすすめの書籍
CCNA資格を取得するのに、おすすめしたい書籍は以下の3つです。
とくに「1週間でCCNAの基礎が学べる本」と、「図解でスッキリ」については、未経験向けの噛み砕いた説明が特徴となっています。
上記の3冊いずれも、ネットでのレビューでも高評価が目立つおすすめの書籍です。
CCNAのおすすめ参考書は、下記記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
注意点としては、書籍を購入して自分で勉強すると、資格獲得前に挫折する人が80%近くいるという事実は認識しておかなければなりません。
自分で書籍等を使いCCNAの勉強をするということは、わからない箇所は自分で調べて、勉強の時間を自分で調整しながら継続し続ける必要があります。
時間と労力がかかるゆえに途中でモチベーションが下がり、合格する前に挫折する人が大半なことも想像がつきますよね。
ではどうしたら挫折しなくなるのか?
選択肢としては、
- はっきりした目標とスケジュールを明確にする
- 一緒に頑張る仲間を作る
- お金をかけてしまって短期間勉強する
はっきりした目標というのは、CCNA合格するぞ!というのではありません。
「CCNAを取得してエンジニアになり、お金を稼いで海外旅行にいつでもいけるようになりたい」や、「いつでも自由に働ける環境を手に入れたい」のような、CCNAを取得することによって自分が将来どうなりたいかを考えてから始めると良いでしょう。
目指す目標によって、スケジュールも変わってきます。
目標のために早くCCNAを取得しなければならないのであれば、そのためにどうしなければいけないかも見えてきます。
例えば、SNSで資格取得を考えている人に直接アプローチしてみたり、自分から発信して仲間を集めてみても良いでしょう。
仲間を作り、人の頑張りを見ることで「自分も頑張ろう」と思えたりお互いに刺激し合いながら勉強できます。
挫折しないために、ITスクールなどに思い切ってお金をかけてしまうのもひとつの手です。
お金をかけてしまえば、あとはやるだけの状況を作れるので、やらざるを得ません。
また、ITスクールには効率的にCCNAを取得するノウハウがたくさんあるため、余分な勉強をせずに短期間勉強するだけで合格できる可能性が高まります。
軽くご紹介させて頂くと、活学ITスクールではIT初学者でも最短1か月でCCNAを取得できます。
IT初学者の方でも最短で合格できるように、教材、講師、サポートすべての質を徹底的に追求しているので、スクール受講生のCCNA合格率は95%以上の結果を維持し続けています。
今なら無料でカウンセリングを受け付けているので、まだ検討段階の方もぜひ気軽に聞いてみてくださいね。
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CCNAの勉強におすすめのネット教材
CCNAを勉強して取得するためには、ネット教材を活用する選択肢もあります。
中でもとくにおすすめしたいネット教材は以下のとおりです。
Ping-tは上記3つの中で唯一有料ですが、情報の更新頻度が高く、最新の試験対策ができることで人気を博しています。初見の方でもわかりやすいUIもポイントです。
またCCNAイージスは完全無料のWeb参考書として人気が高く、試験内容に関する技術解説の精度も非常に高くなっています。
3分間ネットワークは、ネットワーク関連の情報を会話形式で学習できるサイトです。IT未経験からネットワークの基礎をインプットする際、重宝するでしょう。
ただし、上記のネット教材も書籍と同じように、独学で勉強することによる挫折のリスクは高いものがあります。
また、CCNAの合格率は20%と、難易度は比較的高めです。
難易度が高いからこそ、就・転職にかなり有利などメリットがありますが、それに見合った時間と労力が必要になってきます。
それでは、挫折せずにCCNAを取得するにはどうしたらよいのでしょうか?
CCNAを勉強する中で最も時間と労力を要するのは、全く理解できない箇所が多々発生しても自分で調べて理解していかなければならないことです。
加えて、自分の作業進捗を管理し計画を立て、モチベーションを維持し続けながら数か月間頑張る必要があります。
それでも諦めずに、自分の目標に向かって勉強し続けることが一番重要です。
CCNA合格のためにはITスクールで勉強するのもひとつの手段
CCNAの資格を取得するためのひとつの手段として、「ITスクールの活用」も挙げられます。
ITスクールによって、以下のメリットが得られるためです。
- 挫折対策に有効
- 理解できない部分を講師に質問できる
- 学習時間を圧倒的に短縮できる
ひとりで独学をすることの最大のデメリットは、わからない点を質問できず、大半が挫折してしまうことです。
一方のITスクールなら講師に自由に質問ができるため、独学に比べて圧倒的に効率のいい学習ができるでしょう。
おすすめのITスクールは、次章でご紹介します。
CCNAの勉強におすすめのITスクール
この章では、CCNAの取得に役に立つITスクールをご紹介します。
活学ITスクール
活学ITスクールは、株式会社LastDataが運営するITスクールです。
数あるITスクールの中でも、CCNAの取得を目指すならもっともおすすめといえるでしょう。
活学ITスクールを利用すれば、CCNA資格が1か月という短期間で取得できるためです。また合格率は92%と、業界最高水準を誇ります。
また活学ITスクールは、「未経験・文系・PCスキルゼロ」の方を対象とした、わかりやすさにこだわったアニメーション動画カリキュラムが用意されています。
そのため、「未経験からエンジニアになって、手に職をつけて安定的に働きたい」と思っている方にこそ、ぜひおすすめしたいITスクールです。
ウズウズカレッジ
ウズウズカレッジは、株式会社UZUZが運営するITスクールです。
さまざまなコースが用意されており、もちろんCCNAを取得するための「CCNAコース」も存在します。
教材はすべて動画となっており、ITスクールでありながら自分のペースで学習できる点がメリットです。また受講生ひとりひとりにメンターがつくため、不明点を気軽に質問できます。
「IT未経験者でも安心してCCNAに挑戦できる環境」が、魅力のスクールです。
Udemy
Udemyは、株式会社ベネッセコーポレーションが運営するITスクールです。
Udemyが運営する講座の中でも、CCNAを目指す方は「新CCNA(200-301)完全未経験からの合格講座」がおすすめでしょう。
IT未経験でネットワーク知識ゼロの方を対象にしているため、わかりやすい解説に定評があります。
こちらのUdemyも基本的に動画教材が用いられ、受講生が好きなタイミングで学習できることがメリットです。
なお、受講費用は9,000円と他のITスクールと比較しても安く、初心者向けに受講のハードルを下げていることがわかります。
CCNAの取得におすすめのスクールは、下記記事でさらに詳しく紹介しているので参考にしてください!
勉強する上で知っておきたいCCNA試験の注意点
この章では、CCNAの試験に関する注意点をご紹介します。
試験情報が変わりやすい
CCNAは試験情報の改正が多いため、注意が必要です。
たとえば直近だと2020年の2月、試験項目の分類と、出題内容の大幅な改正がありました。
さらにCCNA試験は、合格点を公表していません。
試験の時期や内容によって難易度も変わることが、難しさのひとつでもあります。
CCNAに挑戦する際は、情報の変更にも気をとめておきましょう。
試験本番は一度回答すると戻れない
CCNAの試験本番では、一度問題に答えたあとは、その問題を見返すことはできません。
コンピューターによる「CBT方式」と呼ばれる形式で行われるためです。
解答すると次の問題にページが遷移し、前の問題に戻ることはできません。そのため、
- わからないところをいったん飛ばす
- 前の問題の答えを思い出したから、解答を変更する
といったことが一切できないため、ひとつひとつ慎重に答えていく必要があります。
勉強する上で知っておきたいCCNA資格の注意点
この章では、CCNA資格の保有に関する注意点を紹介します。
3年おきに更新が必要
CCNAを含め、すべてのシスコ技術者認定資格は、有効期限が3年です。
そのため3年ごとの更新が必須で、怠るとせっかく勉強して取得したCCNAが無効となってしまいます。
ネットワークの技術は年々めまぐるしく進化するものです。CCNA保有者として、最新の知識へのアップデートは欠かせません。
CCNAの更新方法
CCNAの更新方法は、以下のとおりです。
- CCNAをもう一度受験し、合格する
- CCNA以上の資格を受験し、合格する
他の資格では、よく「講習を受ければ更新完了」のようなものがありますが、CCNAはそうではありません。
CCNA、もしくはそれ以上の難易度の資格を受験のうえ、新たに合格する必要があります。
もし落ちてしまった場合はもちろん更新できず、3年で無効となってしまうため、注意が必要です。
まとめ:自分に合った勉強法でCCNAを取得しよう!
CCNAを独学で勉強し取得するのは、決して不可能ではありません。
しかし出題範囲がかなり広いことから、独学が続かず挫折してしまう方が多いことも事実です。
そのような方に向けたITスクールも充実しているので、もし独学が難しい場合は検討してみるのもひとつの選択肢となります。
この先のキャリアで必ず役に立つCCNAを、自分に合った方法で勉強して確実に取得しましょう。