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クラウドエンジニアの将来性は?需要増加の理由と仕事内容についても紹介


クラウドエンジニアって安定した職業なの?



今後は需要が減っていくのでは?
クラウドエンジニアへの転職を考えている人の中には、その将来性について不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、クラウドエンジニアの将来性は高いです。
現在、クラウドエンジニアの求人は比較的多く、未経験であっても積極的に採用されるようになっています。
そこで本記事では、クラウドエンジニアの将来性が高い理由を解説しつつ、その仕事内容やキャリアアップのコツなども紹介していきます。
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クラウドエンジニアの将来性は明るい!その理由6選
クラウド技術の急速な進化と普及に伴い、クラウドエンジニアの需要はますます高まっています。
ここでは、クラウドエンジニアの将来性が明るい理由を6つご紹介します。
多くの企業でクラウドサービスの導入が進んでいるから
近年、企業においてクラウドサービスの導入が急速に進んでいます。
以下の図は総務省による企業でのクラウドサービス利用状況の調査結果ですが、年々利用が増えていて、2019年から2023年までに10%以上も増加していることが分かります。


何故、企業はクラウドサービスの導入を進めているのでしょうか。
その理由は、クラウドサービスでは機械・設備を自分で用意する必要がないので、従来の方法に比べ、コストを抑えつつ柔軟な運用をすることが可能になるからです(従来の環境との違いについては、後ほど詳しく解説します)。
このようなメリットから、大企業から中小企業まで、幅広い層がクラウド環境への移行を進めていて、それに伴ってクラウドエンジニアへの需要も増大しています。
リモートワークが進みクラウド需要が増しているから
コロナ禍をきっかけに、多くの企業がリモートワークを導入しました。
従業員がオフィスにいなくても、セキュリティを確保しながら業務に必要なデータやアプリケーションにアクセスできるクラウド環境は、企業の生産性を支える重要な基盤です。
今後もリモートワークが一部の業界で標準化されると予想されており、クラウドの需要はますます高まる見込みです。
これを背景に、クラウドエンジニアの需要も増加し続けるでしょう。
5GやAIの普及から需要が生まれるから
5G(第5世代移動通信システム)の普及とAI(人工知能)の進化により、クラウド技術の活用範囲が広がっています。
例えば、AIで学習や推論を効率的に行うためには、高い処理能力と適応力を持つクラウド環境が必須です。
また、動画配信や自動運転、医療診断といった分野では、クラウドを活用した新しいサービスが次々と生まれています。
これらを支えるクラウドエンジニアは、最先端の技術に携わりながら市場価値を高めることができます。
クラウド技術が使用されているAIについて、より詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
データ管理とコスト削減が必要だから
企業は膨大なデータを、効率よく管理運用する方法を模索しています。
クラウドサービスは、使用した分だけ課金される従量課金制が基本であり、柔軟なリソース管理が可能です。
例えば小売業では、通常時はリソースを縮小し、セール時にのみサーバーを増強することで、コストの最適化を図ることができます。
また、クラウドはデータのバックアップや災害復旧の面でも優れており、重要な情報資産を守るための手段として広く採用されています。
クラウドセキュリティに関わる人材が不足しているから
ISC2(International Information Systems Security Certification Consortium)の2023年の調査によれば、日本のサイバーセキュリティ人材は前年から23.8%増加し、約48万1,000人に達しました。
しかし、需要は約59万1,000人と推定され、約11万人の人材不足が生じています。
参考:Cybersecurity Workforce Study(2023)
この背景には、クラウドサービスの利用拡大により、従来とは異なるセキュリティリスクが生じていることが挙げられます。
今後もクラウドサービスが拡大していくことを考えると、クラウド環境特有のセキュリティ対策を理解して、適切な運用ができるエンジニアの需要はさらに高まっていくことでしょう。
クラウドネイティブが浸透してきているから
クラウドネイティブとは、クラウド上で効率よくシステムを運用するための設計や技術を指します。
例えば、大手ECサイトや金融業界では、クラウドネイティブのアプローチを採用することで、急なアクセス集中やユーザー増加にも柔軟に対応しています。
現在、クラウドネイティブ技術を習得したエンジニアの数は限られているため、スキルを磨けば転職市場で有利に働きます。
クラウドエンジニアとして将来性を高められる資格・スキル
クラウドエンジニアとして自らの市場価値を高め将来性を確保するには、資格を取得したり、業務時間外に自ら新たなスキルを身につけることが最も有効です。
以下では、将来性を高めるために必要なスキルや資格を紹介していますが、長くなってしまうので代表的なものだけ紹介しています。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。


クラウドサービスの運用スキル
まず、AWS、Azure、Google Cloudなど主要なクラウドプラットフォームの基本操作スキルです。
基本的なクラウドサービスを理解することで、業務の効率化や問題解決能力の向上が見込めます。
インフラ設計スキル
クラウド環境に最適化されたシステムを構築する能力が求められます。
ユーザーの要件に応じて柔軟な設計ができれば、信頼性の高いシステムを提供できます。
トラブルシューティングスキル
システム障害やネットワーク問題を迅速に解決するスキルです。
具体的には、ログ解析やシステム監視ツールの活用が含まれます。
コスト管理能力
クラウドサービスの料金体系を理解し、効率的にコストを管理することが重要です。
サーバー・ネットワークスキル
クラウド環境ではサーバーやネットワークのスキルが欠かせません。
・サーバーの構築と管理
・ネットワークの基本概念
・負荷分散の知識
これらのスキルはクラウド環境でも活用され、システムの安定運用に直結します。
プログラミングスキル
クラウドエンジニアには、プログラミングスキルも求められます。特に、以下が有用です。
・Python
Pythonは、初心者でも学びやすいプログラミング言語で、ウェブ開発やデータ分析、AIなど様々な分野で使われています。
・Java
Javaは、企業の大規模なシステムやアンドロイドアプリの開発に広く使われています。システムやアプリケーションの開発だけでなく、クラウドサービスとの統合にも使われます。
・Bash
Bashは、主にLinuxやMacOSといったシステムで使われる、コマンドを入力して操作する言語です。サーバー管理の自動化や、 定期的なタスクの処理に重宝します。
クラウド認定資格
クラウドエンジニアとしてのスキルを証明するためには、資格取得が効果的です。
以下の資格は業界での信頼性が高く、転職やキャリアアップに有利に働きます。
AWS認定ソリューションアーキテクト (アソシエイト・プロフェッショナル) | AWSを活用した設計と運用の知識を認定します。 |
Microsoft Azure Administrator | Azure環境での管理と運用スキルを証明する資格です。 |
Google Cloud Professional Cloud Architect | Google Cloudの設計スキルを持つことを示します。 |
資格は、特定のプラットフォームにおける専門性をアピールする手段となります。
さらに、資格取得の過程で学んだ知識は、実務でも大いに役立ちます。
クラウドエンジニアの将来性と年収アップ
クラウドエンジニアの将来性を語るうえで外せないのが年収事情ですよね。
この章では、クラウドエンジニアの年収事情について簡単に紹介しつつ、クラウドエンジニアの年収の将来性について解説していきます。
クラウドエンジニアの年収と展望
クラウドエンジニアの平均年収は、国内で500万~700万円が一般的です。
さらに、経験年数やスキルセットによっては年収1,000万円以上を狙うことも可能です。
特にAWSやAzureなどの主要クラウドプラットフォームに精通している場合、高い需要があるため、報酬が大幅に増える傾向があります。
例えば、AWS認定資格を持つエンジニアの平均年収は一般的な水準を20%以上上回るケースも報告されています。
クラウドエンジニアのリアルな年収事情については、こちらの記事で詳しく解説しています。


将来性のある会社に入社して年収アップ



将来性のある会社って、どんな会社?
それはズバリ、昇給制度が整っている会社です。
以下のポイントを確認しましょう。
・定期的な昇給制度:年次で給与が見直される仕組みがあるか。
・評価基準の透明性:スキルや成果に応じた評価が行われるか。
・キャリアパスの明確化:昇進による収入増加の可能性が具体的に示されているか。
業界のプロに相談する
ただ、その会社が本当に昇給出来る会社なのかを、外から見極めるのは簡単ではないですよね。
例えば、「初任給は業界水準より高くても、昇給スピードが他社より遅かった」なんてこともよくある話です。
そんな事態を回避するためには、業界のプロのサポートを受けながら転職活動をすることがオススメです。
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スキルアップで年収アップ
クラウドエンジニアとしての市場価値を高めるためには、以下のスキル習得が有効です。
・クラウド認定資格の取得
AWS認定ソリューションアーキテクト (アソシエイト・プロフェッショナル) | AWSを活用した設計と運用の知識を認定します。 |
Microsoft Azure Administrator | Azure環境での管理と運用スキルを証明する資格です。 |
Google Cloud Professional Cloud Architect | GCPのアーキテクチャ設計スキルを持つことを示します。 |
・プログラミングスキルの向上
PythonやJavaScriptなどのスクリプト言語に精通する。
・セキュリティの知識
クラウド環境のセキュリティ設計や運用に関する知識の習得。
・自動化ツールの活用
TerraformやAnsibleなどのインフラの設定を自動化、効率化するツールに習熟する。
スキルアップの結果、より高い報酬を提示する企業や案件に挑戦する機会が増えるでしょう。
未経験からクラウドエンジニアになる方法
しっかりと準備を進めることで、未経験からでもクラウドエンジニアに挑戦することは可能です。
ここでは、未経験からクラウドエンジニアになるための具体的なステップを紹介します。
クラウドプロバイダの活用
未経験者がクラウド技術を学ぶ最初の手段として、クラウドプロバイダ(AWS、Azure、Google Cloudなど)が提供する無料トレーニングや試用プランがあります。
たとえば、AWSには「AWS Free Tier」というプログラムがあり、実践的な練習が可能です。
さらに、クラウドプラットフォームごとに実施される体験型のイベントに参加するのも効果的です。
これにより、実際の操作感を体験しながらスキルを磨けます。
未経験者におすすめな資格
未経験者がクラウドエンジニアとしての信頼性を高めるためには、資格取得が効果的です。
特に以下の資格は、未経験からクラウドエンジニアを目指す際に役立ちます。
AWS Certified Cloud Practitioner | AWSに必要な基本的なスキルを証明できる資格です。 未経験者でも、クラウドアーキテクチャの基本を学ぶことができ、 クラウドエンジニアとしての基礎を築けます。 |
Azure Data fundamentals | Microsoft Azureのデータサービスやデータ処理についての資格で、 Azureに関する基本的な知識と実務能力を証明できます。 これも未経験者向けに設計されており、Azure環境での運用に必要な基礎を身につけることができます。 |
Google Cloud Cloud Digital Leader | Google Cloudの基本的な知識に対応する資格です。 Google Cloudの初心者向けに設計されており、未経験者でも基礎的なクラウドスキルを学びながら、実際のクラウド環境での作業に必要な知識を証明できます。 |
これらの資格は、いずれもオンラインで受験が可能で、公式の学習ガイドや教材が充実しています。
資格取得により、採用担当者に対するアピールだけでなく、自己スキルを客観的に証明する手段にもなり、未経験からクラウドエンジニアへとステップアップする大きな一歩となります。
未経験者がクラウドエンジニアを目指す方法についてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事もご参照ください。
未経験者向けクラウド求人の探し方
未経験者が効率的にクラウドエンジニアの求人を探すには、やはり専門家にアドバイスを求めるのが確実です。
数多くの転職希望者と向き合い、諸業界の事情にも通じているエージェントと契約すれば、ネットでは知りえない現場の生の声を聞くこともできるでしょう。
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クラウドエンジニアとして働く人の実体験
ここでは実際に、クラウドエンジニアとして働くAさん(30代)の例を紹介します。
転職理由
Aさんは、前職ではインフラエンジニアとしてオンプレミス(社内設置型)のシステムを担当していました。
しかし、クラウド技術の普及に伴い、オンプレミスの需要が徐々に減少していることを感じ、将来的なキャリアの幅を広げるためにクラウドエンジニアへの転職を決意しました。
現在の仕事内容
現在、Aさんは中堅のIT企業でAWS(Amazon Web Services)を中心にクラウド基盤の設計・運用を担当しています。
クライアントのニーズに合わせてシステムを設計し、実際に運用中に発生した問題の解決にも取り組んでいます。
特に、クラウド環境ならではの拡張性や柔軟性を活かした、効率的で安定したインフラを提供することを意識しているそうです。
やりがい
「技術を使って、実際に企業の課題を解決できることにやりがいを感じています。
また、クラウド技術の進化に合わせて自分のスキルが向上している実感があり、時代に即した技術を身につけていることが自信にも繋がっています」
大変なところ
「新しい技術を学び続ける必要があり、日々の勉強が欠かせません。
また、システムにトラブルが発生した際には、迅速に対応しなければならない責任が求められるため、そのプレッシャーも大きいです」
このように、クラウドエンジニアは技術的なやりがいがあり、スキルを磨くことで転職市場でも評価が高まる職業です。
特に、将来性のある分野でキャリアを築きたいと考えている20代の方にとっては、大きなチャンスが広がっている職種と言えるでしょう。
将来性重視ならクラウドエンジニアを目指そう!
クラウドエンジニアは、時代の変化とともに需要が高まっている職業で、将来性は非常に高いです。
その上、クラウド技術を扱える人材は不足しており、未経験者でもOKとする企業が増えています。
そして、クラウドエンジニアに求められる資格や知識、スキルを習得するなど、前もってしっかりした準備を行うことで、キャリアの選択肢はさらに広がるでしょう。
また、未経験から効率的にクラウドエンジニアを目指すなら、転職エージェントを活用するのも一つの手です。
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