データベースエンジニアはやめとけ?きついと言われる理由、魅力も徹底解説!

データベースエンジニアを目指している方の中には、「データベースエンジニアはやめとけ」といった意見を目にしたことのある方もいるのではないでしょうか。

データベースエンジニアを目指すモチベーションがあっても、ネガティブな意見があると不安に感じる方も多いと思います。

そこで本記事では、「データベースエンジニアはやめとけ」と言われる理由について検証し、データベースエンジニアの魅力ややりがいをご紹介します。

データベースエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴や役に立つスキルまで解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

データベースエンジニアはやめとけと言われる理由

なぜ「データベースエンジニアはやめとけ」と言われてしまうのでしょうか。

ここでは主な理由として上げられる以下の5つポイントについて解説し、果たして本当にそうなのか、データベースエンジニアの実態もご紹介します。

  • セキュリティ対策の責任が重い
  • 地道な作業が多い
  • 働ける職場が限られる
  • 将来性があまり期待できない
  • スケジュール通りに仕事が進みにくい

セキュリティ対策の責任が重い

まずは、セキュリティ対策が厳重で責任を感じることが多いという理由です。

データベースエンジニアは、アプリやシステムで利用されるデータを扱います。

住所や氏名、電話番号といった個人情報が多く含まれることも珍しくありません。

情報漏えいを防ぐために厳重な対策が施されており、セキュリティ上の事故が発生した際には大きく報道されることもあります。

データベースエンジニアには、厳重なセキュリティ対策のための責任が確かにあります。

セキュリティ対策の重要性は全エンジニアが意識しなければなりませんが、データベースエンジニアにはさらに強い責任感が求められることは確かでしょう。

地道な作業が多い

続いて、地道な作業が多くつまらないという理由です。

データベースエンジニアは、システムやアプリを裏から支える仕事です。

そのため、運用や監視といった地味な仕事や、設定やチューニングなどの細かい作業が多いのではないかという意見もたしかにあります。

データベースエンジニアの仕事は、見た目こそ地味かもしれませんが、アプリやシステム開発において不可欠な存在でもあります。

表立って評価されなくとも、責任感や正確性が要求される大切な仕事です。

働ける職場が限られる

データベースエンジニアとして働ける職場が限られている、という理由から「やめとけ」と言われてしまうこともあるようです。

たしかにデータベースは、ネットワークやサーバーを担当するインフラエンジニアがまとめて担当することが多い領域です。

そのため、「データベースエンジニア」という肩書きで活躍できる企業があまりなく、転職の際に選択肢が限られてしまう可能性はたしかにあります。

市場価値を高めるには、データベースについての知識だけでなく他のインフラ技術を扱うスキルも身につけなければなりません。

将来性があまり期待できない

データベースエンジニアには将来性がないと言われています。

データベース専門のエンジニアを募集する求人の数が減少傾向にあることは事実ですが、実際のところ、データベースエンジニアが将来的に活躍できる領域は多数あります。

例えば、AIデータサイエンスなどの最先端技術を扱う領域です。

AIやデータサイエンスでは大量のデータを扱うため、データベースが欠かせません。

データベースエンジニアとして高度なデータベーススキルがあれば、将来性のある分野へのキャリアチェンジも見込めるでしょう。

データベースエンジニアの将来性については、こちらの記事もご覧ください。

スケジュール通りに仕事が進みにくい

データベースエンジニアの仕事はスケジュール通りに進まず、激務にもなりやすいという意見もあります。

クライアントの意向によって仕様が変わることもあるため、スケジュール通りに仕事を進められないケースもあります。

もちろん職場や案件による部分は大きいものの、急な対応に追われることもあるため、負担に感じる方も多いでしょう。

データベースエンジニアのやりがいと魅力

地道な作業や急な対応など、たしかにデータベースエンジニアには「やめとけ」と言われてしまう要素もあるかもしれません。

しかしデータベースエンジニアは、やりがいや魅力も多い仕事です。

ここでは、データベースエンジニアのやりがいと魅力として、以下の3点について解説します。

  • 規模の大きい仕事に携われる
  • 様々な技術に触れられる
  • スキル次第で将来性が見込める

規模の大きい仕事に携われる

個人のスキルや企業にもよりますが、官公庁の機密情報を扱うデータベースや、銀行などの金融機関が扱うデータベースの構築に携われる機会もあります。

データベースはシステムやアプリにおいて必須の要素なので、規模の大きい仕事に参画できることもあるでしょう。

データベースエンジニアが責任の重い仕事であることは確かですが、その分社会への貢献ややりがいを感じられる仕事でもあります。

様々な技術に触れられる

データベースエンジニアは、様々な技術に触れる機会があります。

データベースは「インフラ」と呼ばれる分野の一部で、ITを支える基盤として機能しています。

データベースエンジニアは、同じくインフラに分類されるネットワークやサーバーだけでなく、データベースと連携して動くWebアプリケーションやシステムなど、幅広い分野の技術について触れられます。

スキル次第で将来性が見込める

データベースエンジニアは、スキル次第で将来性が見込める仕事です。

たしかに最近で、データベースエンジニアの求人は減少傾向にあり、将来性に乏しいのでは、と懸念する声もあります。

しかしAI開発やデータサイエンスなど、データベースエンジニアとしてのスキルを活かせる現場は多く、身につけるスキル次第で高い将来性が期待できるでしょう。

将来的に幅広い分野で活躍したい方は、プログラミングや統計・データ分析、クラウドなど、トレンドや関心に合わせてスキルの習得を検討することがおすすめです。

データベースエンジニアに向いている人の特徴

「データベースエンジニアはやめとけ」と言う人もいますが、データベースエンジニアの仕事が向いている人もいます。

ここでは、データベースエンジニアに向いている人の特徴として、以下の3点について解説します。

  • 細かい作業が得意な人
  • 論理的思考力がある人
  • 好奇心旺盛で学習意欲が高い人

細かい作業が得意な人

細かい作業が得意な人は、データベースエンジニアに向いています。

データベースエンジニアは細かい作業が多く、ミスに厳しい仕事です。

細かい作業にも集中して取り組める方や、責任感をもって仕事に取り組める方であれば、データベースを扱う際にも慎重に取り組めるでしょう。

論理的思考力がある人

論理的思考力がある人も、データベースエンジニアに向いています。

データベースの設計や実装には、論理的な考え方が欠かせません。

開発するシステムにおいてどのようなデータベースが最適なのか、予算や納期、リリース後の運用や管理などもふまえて考え、設計・実装していく必要があります。

物事の筋道を立てて考えて実行できる方は、データベースエンジニアに向いているでしょう。

好奇心旺盛で学習意欲が高い人

好奇心旺盛で勉強への抵抗が少ない人も、データベースエンジニアに向いています。

データベースエンジニアは様々な技術に触れられる職種です。

新しい技術に積極的にチャレンジできる方は、データベースエンジニアとして楽しみながら働くことができるでしょう。

また、データベースエンジニアとして将来的に活躍していくためには、データベースに関する高度な資格を取得したり、AIやデータサイエンスなどについて技術を身につける必要があります。

学習意欲が高い人は、データベースエンジニアとして活躍できるはずです。

データベースエンジニアに向いていない人の特徴

反対に、データベースエンジニアに向いていない人もいます。

データベースエンジニアに向いていない人の特徴として、以下の2点について解説します。

  • 集中力がなく地道な作業が苦手な人
  • 勉強が苦手な人

集中力がなく地道な作業が苦手な人

データベースエンジニアの仕事の中には細かい作業が多いため、地道な作業が苦手な方は仕事を苦痛に感じてしまうかもしれません。

また、データベースエンジニアが扱うデータには個人情報などの重要な情報も含まれるため、ミスが情報漏えいなどの大きな事故につながりかねません。

集中力が無い方や責任感をもって仕事に取り組めない方は、データベースエンジニアへの転職は慎重に検討した方が良いでしょう。

勉強が苦手な人

データベースエンジニアとして業界で活躍するには、継続的な勉強が求められます

データベースに関するスキルだけでなく、ネットワークやサーバーなどのインフラや、AIなどの最新技術についても情報を集めて勉強に向かえる人でないと、市場価値のあるエンジニアになるのは難しいでしょう。

「やめとけ」と言われないデータベースエンジニアになるためのスキル

それでは、「やめとけ」と言われないようなデータベースエンジニアになるためにはどうすれば良いのでしょうか。

高レベルなスキルを身につけることで、将来性や仕事の幅を広げることができるはずです。

ここでは、データベースエンジニアにおすすめのスキルを3つご紹介します。

  • データサイエンスの知識
  • マネジメントスキル
  • インフラの知識

データサイエンスの知識

データサイエンスのスキルを身につけられれば、活躍の幅が大きく広がります。

近年、データサイエンスは大きく市場が拡大しており、データベースに関する知識を活かすこともできるため、データベースエンジニアにおすすめのキャリアパスの1つです。

プログラミングだけでなく、統計やデータ分析などの高度なスキルが必要にはなりますが、関心のある方はチャレンジしてみましょう。

マネジメントスキル

プロジェクトマネージャーなどの管理職は、データベースエンジニアの主要なキャリアパスの1つです。

将来的にマネジメント業務を担当したい方は、マネジメントについての勉強や資格取得を検討すると良いでしょう。

データベースに限らず、ITの様々な現場で活躍するチャンスが生まれます。

インフラの知識

データベースはITの中でも「インフラ」と呼ばれる領域に分類されます。

他のインフラ技術についての知識を身につけておくと、より活躍の幅が広がるでしょう。

ネットワークやサーバー、クラウドなど、データベースとの関係が深い技術を身につけることで、インフラ領域を一手に任せてもらえるエンジニアになれます。

インフラ領域のスペシャリストとして市場価値を高めるのも、データベースエンジニアにおすすめのキャリアプランの1つです。

まとめ

本記事では、「データベースエンジニアはやめとけ」という意見について解説してきました。

「データベースエンジニアはやめとけ」という意見は、責任の重さや地道な作業、将来性などが理由となっているようです。

たしかにデータベースエンジニアには大変なこともありますが、規模の大きい仕事に携われたり、様々な技術に触れることができるという魅力もあります。

「やめとけ」と言われないようなデータベースエンジニアになるためには、高レベルなスキルを身につけて市場価値を高めていくことが大切です。

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