エンジニア適性検査とは?内容や目的、実施できるツールをご紹介

エンジニアへ転職するにあたって、避けて通れない適性検査。
なんとなく苦手意識を持っている方も少なくないと思います。

適性検査の種類や形式にはじつにさまざまなものがあり、万が一適性検査の結果がよくなくても挽回の道は十分にあります。

今回の記事ではエンジニア適性検査の内容や目的、対策法まで徹底解説します。

トピックス
・適性検査の内容と目的とは?
・適性検査の対策方法
・適性検査を通過するためのコツ

本記事を参考に十分な知識をつけ、万全の準備を整えたうえで適性検査に挑んでほしいと思います。

合わせて読みたい⇒20代の未経験者でもIT転職は可能!成功のポイントや注意点をくわしく解説!

目次

エンジニアの適性検査とは?主な形式を2つ紹介

IT企業やその他大手企業への転職に挑戦するなら、よくあるSPIだけでなく、日本エス・エイチ・エル社が提供する各種テストも押さえておく必要があります。

SPIとは?

適性検査の一種で、「言語」「非言語」「性格」の3つの分野で、志望者のスキルや行動傾向を見極めるものです。数ある適性検査の種類の中でもとくに代表的な存在で、たいへん多くの企業が採用選考などで利用しています。

そのテストの形式には、主に以下の2つの形式があります。

  1. WEB形式(Web-CAB、C-GAB、玉手箱)
  2. マークシート式(CAB、GAB、IMAGES)

どちらの方式もIT業界や大手企業ではよく用いられていますが、その中でもとくにWeb-CABやCABは情報処理・システム業界で広く導入されており、小難しい事柄に対する思考力や問題解決力を問われるのが特徴です。

CAB系の問題は中学・高校の学習などとは質が異なり、柔軟な発想や瞬時の判断力を求められる内容の問題が多いため、事前の対策は欠かせません。

以下の記事ではITエンジニアの向き不向きを詳しく解説しているので、適性検査の内容と併せてぜひご一読ください。

エンジニア適性検査ではなにが検査される?

エンジニアの適性検査で試されるのは、論理的な思考や柔軟な学習力だけではありません。

性格や仕事への取り組み方、さらには高いストレス下でも動じず対応できるか、といった多方面の要素が見抜かれます。

ここでは、適性検査で検査される内容について紹介します。

思考や学習能力

エンジニアは論理的思考を駆使して、問題を解決する力が求められます。

そのため適性検査では高度な数学力のほか、抽象的な情報を論理的に整理する力などがチェックされます。

とくにCAB系の問題では、アルゴリズムやパズル形式が出題される場合が多く、これまで学校で学んできた問題とは異なる角度から思考力を試される傾向にあります。

アルゴリズムとは?

「目的を達成(および問題を解決)するための手順や方法」のことを指します。
アルゴリズムの特徴は、誰が実行しても同じ結果が得られることです。

適性検査においては、プログラミングやシステム開発に必要な論理的思考力を評価するために、数列や算術演算、また規則性の認識力が試されるような問題が出題されます。

性格や考え方、仕事への姿勢

開発現場で成果を上げるには、技術だけでなく自己管理や協調性、責任感といった人間性も欠かせません。

そのため適性検査では、その人の行動傾向や考え方を探る設問が数多く出題されたり、困難に直面した際の心構えや解決策などが問われたりします。

ストレスに対する忍耐強さ

システムトラブルや長時間・期間にわたる開発作業はエンジニアの宿命でもあるので、高いストレス耐性が求められます。

そのため適性検査でも、ストレス耐性に関するチェックが行われます。

たとえばプレッシャーがかかる状況を想定した設問を通じ、「冷静さ」や「柔軟性」といった対処スキルがチェックされる、といった具合です。

リリース間近の緊迫した期間にも冷静かつ柔軟に対応できるか、そして落ち着いて業務を進められる安定感があるかを見極めるのが狙いです。

なお、以下の記事では未経験からエンジニアになるための方法について触れていますので、ぜひ本章の内容と併せてお読みください。

エンジニアの適性検査はなぜ実施されるのか?落とされることはあるの?

そもそもなぜ適性検査など行う必要があるのか、またそれが原因で落とされることがあるのかなど、これからエンジニアを目指す方にとっては適性検査に関して疑問に思うことは多々あると思います。

ここではそのような方に向け、エンジニアの適性検査が行われる理由、および適性検査で落とされることの有無について解説していきます。

エンジニアの適性検査が行われる理由

エンジニアの適性検査は、エンジニアとしての技術力だけでなく、問題解決力やコミュニケーション能力、ストレス耐性などを見て「長期的に活躍できるかどうか」を見極めるために行われます。

要するに、企業側が「この人は、我々が求めている能力や人間性を備えた応募者なのか」というのを判断し、ミスマッチを防ぐのが狙いです。

エンジニアの適性検査で落とされることはあるのか?

エンジニアの適性検査で落とされることはあります。

なぜなら、適性検査によって企業との相性がよくないことがわかれば、採用しても早期退職につながる可能性があるためです。

適性検査は論理的思考力とスピードが求められるためそもそも難しく、向き不向きがはっきり分かれがちです。

たとえ適性検査で十分な手応えがあったとしても、企業によっては面接での評価も点数に含まれていたりなど、合否の判断基準もそれぞれ異なります。

そのため企業との相性、もしくはエンジニアとして適性がないと判断されてしまった場合、残念ながら適性検査で落とされてしまうことがあるのは事実です。

体験談

筆者の体験談

筆者は大学の情報処理科で成績もそれほど悪くなかったため、エンジニア適性検査には自信がありました。

しかし初見のCAB問題があまりに難しくあっという間に時間が過ぎていき、その焦りから計算ミスを連発してしまい、最後には問題を解ききれず不合格に終わったことがあります。

そこで論理思考のなさ、そしてやる気だけでは評価されないことを痛感しました。

またWeb上には、以下のような体験談もあります。

エンジニアを目指している就活生ですが、CAB検査で落ちまくります。

大学は偏差値の高いところで理系です。

SPIで落ちることはほぼありませんが、どうもCABだけ落ちまくります。

演算とか考えていたら時間が過ぎますし、推論は最初の5問くらいしか分かりません。

引用:Yahoo知恵袋

28歳未経験からエンジニア目指して就活してますが、適性検査で落とされますし、面接では話すことが苦手で上手く伝えられません。

webテストの玉手箱の対策本を買って勉強してますが、ヤバいくらいできません。

計算も遅いですし、答えの計算式見ても理解ができません。

引用:Yahoo知恵袋

では、どのような人が適性があると判断され、どのような人は適性が無いと判断されがちなのか、次の章で解説していきます。

エンジニア適性検査で適性がないと判断される人の共通点5選

エンジニア適性検査で「不向き」とされる方には、共通する特徴がいくつかあります。

たとえ技術力があっても、適性検査においてはその人特有の性格が足を引っ張ることがあるのです。

ここでは、適性なしと判断されがちな要因を5つ解説していきます。

理性的ではなく本能的

まずは「理性的」ではなく、「本能的」に考える人は、適性がないと判断されがちです。

なぜなら感情や直感に頼りすぎる本能的な行動は、ロジック重視のエンジニア業務において不利になるからです。

システムのエラーを解消したり、要件を整理したりする際には、冷静な分析や判断が重要になります。

感覚に頼るだけでなく、筋道立てて考える習慣を付けましょう。

こだわりが強い

こだわりが強い人も、適性検査では不利になるケースが多いです。

なぜなら、適性検査では「あらゆる方法を検証して考えなければならない問題」などもあって、柔軟性も問われるからです。

ここで一つの手法やツールに固執しすぎるタイプの方は、ここで苦戦して柔軟性のなさがバレてしまいます。

細かくて地道な仕事が苦手

細かくて地道な仕事を苦手と感じる方も、適性がないと判断されやすい傾向にあります。

なぜならプログラムやシステム設計は、たった1文字の記述や設定のミスが大きな不具合につながるため、細かい作業が得意であることが必須だからです。

地味で細かなところにも気を配れて、かつそれを根気よく進める段取り力と集中力が求められます。

集中力が欠落しがち

集中力がない人も、エンジニアとしての適性がないと判断されます。

なぜならエンジニアの仕事は長時間の開発やデバッグが多いため、高い集中力は不可欠な要素になるからです。

デバッグとは?

プログラムやシステム内のバグ(誤りや不具合)を見つけて、それを修正する作業を指します。プログラムが思ったとおりに動かないとき、またはソフトウェア開発の品質を確保する目的で、日常的にプログラマーやエンジニアが行う作業として知られています。

注意力散漫になるとミスや見落としが増えるため、かえって作業に時間がかかったりなど、チームに迷惑をかける結果となります。

コミュニケーションが苦手

エンジニア適性検査では性格や行動、報連相(報告・連絡・相談)の可否、協調性に関する設問などから、コミュニケーション能力も判断されます。

そのため、コミュニケーション能力が苦手な方は、エンジニアとして向いてないと判断されてしまいます。

なぜならエンジニアは基本的にチームで作業するため、コミュニケーションが欠かせないからです。

たとえば報告や相談がスムーズにできないと、仕様変更やバグ修正の際に誤解や認識の齟齬が頻発し、業務に支障が出てしまいます。

さて、ここまでエンジニアの適性が無いと人事から判断されやすい方の特徴をお伝えしてきました。

もし、ここで挙げた5つの特徴に当てはまってしまう場合、この後紹介する対策を実践するほか、エンジニア業界専門の転職エージェントを活用するのもオススメです。

特に未経験からのエンジニア転職に強い「活学キャリア」では、求人情報の提供や書類や面接選考のサポートはもちろん、適性検査のサポートも企業毎に行っています。

向き不向きで不安のある方は、積極的に活用してみましょう!

エンジニア適性検査で適性があると判断される人の共通点10選

エンジニアに向いているとされる人にも、共通する特徴があります。

先ほどの章を読んで

もしかして、私エンジニアになる適性が無いかも…

と思った方も、ここで紹介する内容を抑えておけば合格に近づくことが出来るので、諦めないで対策をしてみましょう!

ロジカルに物事を考えられる

ロジカル(論理的)に物事を考えられる方は、適性検査でも向いていると判断されやすいです。

なぜならエンジニアは、プログラムを書く際も、エラーやバグが発生した際も、論理的に考えて取り組むことが前提となるからです。

ロジカルに考えて仮説を立て、検証と修正を進めていく能力は、やはりエンジニアとしては避けて通れません。

臨機応変に動ける柔軟性がある

IT業界では常に新しい技術やツールが登場し、開発環境や要件も変わりやすいため、柔軟に行動できる人ほど重宝されます。

たとえば日頃から素早く対応方針を切り替えたり、別のツールを試してみたりする習慣があると、いざというとき適切な選択肢を導き出せます。

適性検査では「瞬時に発想を変えて問題を解決できるかどうか」を図る設問が出てくる場合が多いです。

協調性が高い

協調性も、エンジニア適性として重要な要素になります。

協調性が高い人は、問題を抱えているメンバーにフォローを行ったり、仕様変更などの情報をスムーズに共有したりして、プロジェクト全体を円滑に回せるからです。

適性検査では、質問への回答パターンなどから「チームワークを重んじる姿勢」が見抜かれます。

地道にコツコツ努力や学習を継続できる

新しい知識を継続的に身につけようとする人は、適性検査でも高い評価につながりやすいものです。

IT業界は技術トレンドが絶えず更新されるため、自発的に勉強しながら地道にスキルを磨き続ける必要があります。

適性検査で「地道な努力の継続ができる」と判断されれば、企業側からは「長期的に成長し続けられる人材」と見なされるでしょう。

イレギュラーに対応できる柔軟性がある

想定外のトラブルや要件変更があっても、冷静に対処できる姿勢があると、適性検査でも有利になりやすいです。

ITプロジェクトでは、いつどんな障害が発生するか分からないため、慌てず柔軟に切り替えていく対応力がなくてはなりません。

「不測の事態に強いエンジニア」として適性検査で評価されれば、企業からも好印象となります。

常に作業の自動化や効率化を考えている

日頃から「業務を効率よく進めるための工夫ができる人」は、エンジニアとしても適性があると判断されやすいです。

たとえばルーティン作業を自動化し、時間を大幅に削減するような取り組みは、自分のみならずチーム全体にもメリットをもたらします。

IT業界では、あらゆる物事に対して常に「めんどくさいから何とかならないか」と考えることが、思いがけないアイデアにつながったりします。

新しいもの好きで好奇心旺盛

次々と生まれる新技術やツールに興味を示す人は、エンジニア適性があります。

IT業界は進化が早く、新しいサービスやライブラリが登場します。

それを開発現場に頻繁に取り入れたり、入れ替えたりする企業は珍しくないので、好奇心を原動力にキャッチアップしていく姿勢は重宝されます。

視野が広く物事を俯瞰して考えられる

物事を広い視点でとらえる人は、エンジニアとしても重宝されます。

「物事を広い視点でとらえる人」というのは、たとえば実装の際に既存システムとの連携やメンテナンス性、さらには他部署への影響まで考えられるような人です。

つまり「多方面の物事に対し、一歩先を見据えられる判断力」を、適性として認める企業は多いでしょう。

自力で問題を解決する自走力がある

不測のトラブルや未知の分野に直面しても、自分で情報を調べたり試行錯誤を繰り返したりして乗り越える人は、エンジニア適性があります。

開発現場では誰も経験したことのない課題にぶつかることも少なくないため、他者に頼る前にある程度まで解決策を導ける力は必須です。

数ある業界の中でも、とくにIT業界では上記のような「自走力の高い人」は重宝されがちです。

タスクや時間をはじめとする自己管理能力がある

全体の作業ペースを把握したり、納期を守るためにスケジュールを調整できたりする人は、エンジニア適性があります。

プロジェクトでは複数のタスクが並行して進むことが多く、限られた時間内で効率的に成果につなげなければなりません。

納期がタイトなプロジェクトも多いIT業界では、時間にルーズなようではなかなか活躍できません。

このほか、エンジニアに向いている人の特徴についてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

エンジニア適性検査の代表的な種類6選【対策・導入企業も紹介】

エンジニアの適性検査には、さまざまな種類があります。

たとえば論理的思考や協調性を図るものはもちろん、実際にプログラムを作成させる形式のものなども存在します。

なぜなら、さまざまな企業でよく導入されている有名な適性検査については、いまや参考書なども豊富にあるので、応募者の差別化が難しくなっているのが現状だからです。

この章では、適性検査の種類を紹介するとともに、それぞれの対策や導入企業の事例も紹介します。

CAB

CAB(Computer Aptitude Battery)は、システムエンジニアやプログラマーの適性を確かめるのに最適な検査で、論理的思考力や暗号解読能力が問われます。

限られた時間内で的確に解答を導く力が求められるため、集中力も必要とされます。

制限時間が短いので、あらかじめ過去問を解いて形式に慣れておくことが望ましいでしょう。

計算問題では暗算力を鍛える、複雑な論理問題では図解を活用して整理するなど、とにかく「解答スピード」を意識した練習をしてください。

なおCABは、以下のような企業で導入されています。

CABを導入している企業
  • SBテクノロジー
  • システナ
  • エクサ
  • ウチダエスコ
  • オービック
  • など

GAB

GAB(Graduate Aptitude Battery)は総合職採用での利用がメインですが、ITエンジニアの選考でもよく導入されています。

言語や数理的な問題に加え、読解力などあらゆる能力を確認するのが特徴です。

こちらも試験時間が短めで素早い判断と集中力を要するため、基礎学力だけでなく問題処理のスピードも重視されるでしょう。

言語問題と数理問題を並行して学習する必要があるので、文章を速く正確に読み取ったり、グラフ・表をスピーディーに解析するなどの対策を行い、回答精度を高めていきましょう。

またGABは主に以下のような企業で導入されています。

GABを導入している企業
  • GMOインターネット
  • ネットワンシステムズ
  • トレンドマイクロ
  • 京セラ
  • 菱友システムズ
  • など

ATPP

ATPP(Aptitude Test for Programmers and Programmers)は、主にIT企業で広く使用されている採用試験です。

システムエンジニアやプログラマー向けのもので、数学的問題や算術問題で構成されているのが特徴です。

具体的には数列、算数、一連の数字、算術演算、5×5行列などのセクションがあり、論理的思考力や問題解決能力が問われます。

内容は前述の「CAB」と似ている部分が多々あり、CABのほうがより過去問題集が多く提供されているので、こちらでも十分な対策ができます。

2025年1月現在、ATPPを導入している具体的な企業は明らかになっていませんが、多くのIT企業が導入しています。

SPI

SPI(Synthetic Personality Inventory)はもっとも広く普及している適性検査の一つで、IT企業からメーカー、サービス業まで幅広い業界で採用されているのが特徴です。

言語問題や非言語問題、性格検査がセットになっており、基礎学力だけでなく行動傾向やコミュニケーション力などが総合的にチェックされます。

就活においても定番テストとして認知度が高いため、対策テキストのみならずインターネットの情報も星の数ほどあります。

対策としてはまず過去問題に挑戦し、各分野の問題形式と制限時間に慣れることです。

そのうえ言語では読解力を磨くことを中心に、非言語では公式を暗記し計算スピードを強化しましょう。

性格検査については素直に答えつつ、一貫性を意識してください。

SPIを導入している代表的な企業は以下です。

SPIを導入している企業
  • 日立システムズ
  • NTTコムウェア
  • 伊藤忠テクノソリューションズ
  • 日鉄ソリューションズ
  • 富士ソフト
  • NTT
  • トヨタシステムズ
  • ほか多数

玉手箱

Web上で受検できるWeb適性検査として有名で、言語や数理、英語・性格の各テストがあります。

大手企業や総合職以外にもITエンジニア選考での導入事例が増えています。

問題数のわりに制限時間が短いため、素早く問題を見極め、限られた時間でスピードを意識して答える練習をしなければなりません。

またWeb回答のため、従来の紙の試験のような「回答し直し」ができないので、慎重に答える練習も必要です。

玉手箱を導入している企業は、以下のとおりです。

玉手箱を導入している企業
  • 富士通
  • 富士通エフサス
  • 電通国際情報サービス
  • ほか

Images

ImagesはSHL社が提供する短時間型の総合適性検査で、計数・言語・英語・パーソナリティを60分で測るものです。

GABより科目数が多いわりに試験時間が短い点がポイントで、パーソナリティでは個人の行動特性が判定されるため、強みや課題を見極められます。

対策としては、とにかく過去問を通じて計算・読解の形式に慣れ、時間配分を把握することです。

また「英語」が含まれる適性検査はそれほど多くないため、こちらの対策不足で落ちる方が多いとされていることから、入念な学習が必要になります。

主な導入企業としては、以下が挙げられます。

Imagesを導入している企業
  • C.C.D-hp
  • CSSクレセント
  • 大塚商会

エンジニアの適性検査で落とされないために気をつけるべきこと5選

エンジニアの適性検査は技術力だけでなく、論理的思考や性格面も判断基準となります。

適性検査で落とされないためには、事前準備のコツや注意点を正しく知り、しっかり押さえておくことが重要です。

ここでは、落とされないために気をつけるべきポイントを紹介します。

過去問題を解いて慣れておく

とにかく過去問題を解いて、慣れておくことが重要になります。

なぜなら、出題形式や設問のパターンを知らないまま本番に挑んでも、解答スピードが追いつかず本来の実力を発揮できるわけがないからです。

よく出される傾向の問題を把握しておくと苦手分野を認識できるうえ、効率的な時間配分にもつながります。

まず過去問を積極的に活用し、形式に慣れることから始めましょう。

参考書やテキストを購入して実践する

市販の参考書やテキストを使い、体系的に学習を進めるのもおすすめです。

独学だけでは見落としがちなポイントが非常に多くなったり、また何を重点的に勉強すべきかわからなくなるケースも多々あります。

参考書では頻出分野や解答のコツがまとめられているほか、専門家の解説や例題で理解を深められるため、ミスの修正や苦手分野の克服もスムーズに行えます。

自分だけでは気づかない間違いに気づけたりもするので、手軽なWeb教材もいいですが、参考書を手に取ってみましょう。

適性検査アプリを活用する

適性検査対策アプリを使うことで、スキマ時間にも手軽に学習ができます。

たとえば通勤・通学の移動中や休憩時間などに取り組めるため、限られた時間を最大限活用しながら、問題のパターンや解答速度を高められます。

アプリによっては模擬試験モードや分野別トレーニング機能があるため、弱点を繰り返し練習できるのもメリットでしょう。

多忙な人ほどアプリを活用し、日々の空き時間を利用して着実に実力を伸ばすべきといえます。

嘘の回答をして矛盾を生じさせないようにする

適性検査では嘘の回答をすると一貫性が崩れやすく、落ちる可能性が高まります。

性格検査では回答の整合性をチェックする仕組みがあるので、虚偽や大げさな自己評価は結果的にバレてしまいます。

自分を高く見せようと極端にプラス評価を選択すると、別の質問との不一致によって、逆に信頼性が疑われるので注意しましょう。

多少自分を盛りたい気持ちを抑えつつ、冷静かつ自然体で回答してください。

適性検査をサイトで実施してみる

いまやインターネットでも、適性検査は多数提供されています。

種類も豊富で無料のものから有料のものまで存在するので、適性検査の対策としてはサイトも必ず取り入れておきたいところです。

また適性検査によっては紙ではなくWeb形式のものもあり、操作感でペースが崩されたり、仕組み上再回答ができなかったりと、何かと勝手が異なります。

事前に試験形式を再現したWebテストを探して実践し、本番さながらの感覚で操作や回答速度をチェックすることが大切です。

次章では、エンジニア適性検査を実施できるサイトを紹介します。

エンジニア適性検査を実施できるサイト4選

エンジニア適性検査の対策を手始めに行うなら、まずはインターネットでやってみるのがいいでしょう。

ここでは、おすすめの適性検査サイトを4つご紹介していきます。

プログラマー適性/想定年収診断(GeekJob)

GeekJobが提供するこの診断は、プログラマーとしての適性や、転職後の想定年収を評価するものです。

所要時間は約5分で、簡単な設問とテストに回答するだけで結果が得られます。

具体的には、以下の3点が診断されます。

プログラマー適性

受験者の特性をもとに、プログラマーとして適性があるか否かを診断

転職後の想定年収

初心者からのエンジニア転職事例300パターンをもとに、5年後の想定年収を予測

プログラマー適性

1500人を超える学習者のデータから、プログラミングに対する適性を判断

参考:プログラマー適性/想定年収診断(GeekJob)

以下の記事でも、プログラマーの向き不向きを詳しく解説していますので、ぜひ併せてご一読ください。

プログラミング分野適性診断(Winスクール)

Winスクールが提供する適性診断で、質問に回答するだけで、受験者に最適なプログラミング分野を判断してくれるといった内容です。

質問内容は主に性格や行動パターンに関するもので、たとえば「細かなことによく気付く性格だ」という設問にはいかいいえで答える、といった具合です。

診断結果に基づき、利用者に適したプログラミング分野と、それに対応する講座が紹介されます。

参考:プログラミング分野適性診断(Winスクール)

適性診断(エンジニアリング協会)

エンジニアリング業界で活躍できるか否か、その適性を評価するものです。

設問は全15問で、物事への考え方や価値観に関する内容がメインとなっています。

短時間で自分の性格特性を把握できるので、手早くエンジニアリング業界への適性を確認する分にはちょうどいい内容といえます。

参考:適性診断(エンジニアリング協会)

マナラボ

マナラボが提供するCABテストは、SEやプログラマーの採用試験でよく用いられる「CABテスト」を簡易的に受験できるものです。

全15問の問題が出題され、制限時間は3分が目安となっています。

問題内容は図形の法則性を導き出すなど、論理的思考力を測定するものなので、プログラミングに必要な能力の自己評価にもってこいです。

参考:マナラボ

エンジニア適性検査で不向きと判断されても問題ない

エンジニア適性検査で不向きと判断されても、エンジニアになる夢をあきらめる必要はありません。

なぜなら、適性検査はあくまで現時点での素質を測る手段ですが、「今後の成長の伸びしろ」や「実際に働くなかで身につく対応力」を注視している企業もあるからです。

さらに、企業によって求める要件や評価基準もそれぞれ大きく異なるため、一度の検査の結果がすべてを決定づけるとも限りません。

適性検査の結果ひとつで諦めるのはもったいないので、果敢に応募を続けることが大切になります。

適性検査で不向きと判断され、自信をなくしてしまっている方は、「活学キャリア」の活用がおすすめです。

面接対策から企業とのやりとりまでフォローしてくれる「キャリアアドバイザー兼リクルーティングアドバイザー」が在籍しており、企業に対して受験者の想いや潜在能力を最大限に伝えてくれます。

そのアドバイザーは適性検査についても徹底的なサポートを行ってくれるので、検査結果が不安な方でも内定獲得の可能性を飛躍的に高められます。

転職成功率98.7%、そして転職成功人数4,000人以上の実績を誇るエージェントを、この機会にぜひご活用ください。

まとめ

ここまで、エンジニア適性検査の形式や種類、対策などについて紹介してきました。

適性検査にはさまざまな種類があり、検査を通じて能力だけでなく、人間性や考え方なども評価されます。

仮に適性検査で不向きとなってしまっても、今後の成長や企業との相性によって十分に挽回することは可能です。

向き不向きで逃げるのではなく、根気強くエントリーを繰り返し、IT業界に飛び込みましょう。

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