【ブラックSES企業からの脱出②】転職したら、年収が100万円も上がった話

入社前に聞いていた仕事と、実際に任されている仕事が全然違う・・・
エンジニア転職のサポートをしていると、よく寄せられる悩みの1つです。
この記事を読んでいる方の中にも、同じような悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの問題、IT業界の構造について詳しく知らずに就業してしまうと、ぶつかりがちな壁なんです。

今回インタビューに協力してくれた森口さんも、その一人でした。
そんな状態だった森口さんは、どのようにしてこの現状を打破したのでしょうか?

ぜひ今回の記事を読んでいただき、このような問題が起こってしまう理由や、この問題を回避する方法について知っていただき、悔いのないエンジニア転職を実現するための一助にしてみてください。

目次

転職前の経歴をしていたか教えてください!

ーーー前職は、IT企業に属してはいたんですけど、まず一番最初に従事していた仕事というのが、某携帯会社の庶務をやっておりまして、書類の不備確認などをやっておりました

その基礎が出来上がってきたときに、書類移管業務というのが立ち上がりましたので、そちらの取りまとめ役に従事しておりました

技術的なことはそんなに触れてはいなかったんですか?

ーーーそうですね。

それで、そこの現場の次に携帯会社の基地局サーバーのソフトウェアアップデート、サーバーの運用監視をやっておりました

主にLinuxを使用して、運用仕事をしていく感じの仕事でした。

とはいえ、基本的なコマンドしか使わなかったので…cdだったり、pwdだったり、あとはログを見るためのもの、なのでそんな難しいものは使いませんでした。

前職で大変だったことはなんですか?

ーーー現場の話になってしまうのですが、ルールに準じて仕事をしていかなくてはいけない…

何かをするにあたっても手順書通りにやっていかなくてはいけない、次の工程が分かっていても、100%こうだろうなと予測ができたとしても、手順書通りに必ず進めていかないといけないんですよね。

それがすごく私の中で大変で、一つ一つルールに当てはめて、間違いのないように進めていかなければいけない間違えてしまったらインシデントにつながってしまうので、そこに準ずるというのは最初は慣れなくて大変でした。

他にも何か大変だったことはありますか?

ーーーそうですね・・・

実は最初入社した時には、研修が終了したらITの案件に参画できると聞いていました

それで入社を決めたのですが、確かにWeb系の研修はずっとありました。

ただ、研修を重ねてHTML・CSS・JavaScriptが出来るようになっても、フロントエンドのことが出来るようになっても、いつまで経っても、ITの案件に参画していただけなかったんです・・・。

上長に確認しても、次は別の研修を受けてからね~と何度も先延ばしされ、その期間があまりに長すぎて、進めていくうちに本当にそういう案件にいれてくれるの?って不安になりました

結局予想通り3年経っても参画させてもらえなかったんですよね。

IT業界では、会社によって入社前に聞かされていた内容と、実際に任される業務に差異がある場合があります。
詳しくは以下の記事をご覧ください!

その辺が転職の理由に直結した感じですか?

ーーーそれも理由の一つです。

他に挙げるとするなら、とにかく給料が安すぎたことですかね。

副業をしないと、とても生活できないようなレベルでした。

実際に副業していたんですか?

ーーーしていましたね。

転職を機にもうやめてしまったんですけど、副業しないと生きていけないくらいでしたので・・・。

転職しようとなった時に、まずはじめにどこで何を調べましたか?

ーーーITの道でいこうと思いまして、最初にマイナビやリクナビあたりで探していました

そこで、例えば…私がいたIT企業はWeb系だったんですけど、前職の経験もあって自信がなくなっていたので、それ以外のIT系で探していました。

ネットでは「未経験でもOK IT」とかですね。

なぜITの道でいこうと思ったんですか?

ーーー二つ前の会社、新卒で入った会社なんですけど、警備員として機械警備というものをやっておりました。

機械で、センサーで感知して、信号が入ったら、それを受信して隊員に伝えて現場監視に行くみたいな仕事なんですけど、機械なので、専門知識が必要なんですよね。

その製品に対しての知識、コンピュータのソフトに対しての知識、技術的なことなどなど。

私は現場に出ず、現場に対して指示する立場でしたが、物を知らないのに指示しなくてはいけないってことがあって。そこで頑張って専門知識を身につけました。

それで隊員でも分からないことも遠隔で指示することもできるようになって、やりがいや楽しさを見出したという経験をしたことが有ります

それで警備業界を離れるときに、専門知識を使って働くにはどうしたらいいかと考えたとき、IT業界でエンジニアをする考えに至りました

この時、何を知りたくて、どのような検索ワードを使いましたか?

ーーーきっかけが給与だったので、給与ですとか、あとは研修体制ですね

特に、研修期間を見てましたね。

3年やって参画させていただけなかった過去があるので、3年やらなければいけないのかな、とか。

あとは面接で聞くしかないですけど、どれくらいでどういう案件に参画させてもらえるか、そういうことは伺っておりました

調べる中で色々興味が出てくると思うんですけど、何に興味を持ちましたか?

ーーー転職活動していた時に従事していたのがインフラ業界(携帯の基地局サーバーの運用監視)だったこともあって、インフラの道に進みたいなとぼんやりと思っていました

ただ、インフラエンジニアというものをそもそも知らなかったので、まずはここに興味を持ちました。

その後、インフラエンジニアについて調べていくうちに、何をすべきなのか、持っておく資格は何なのかといったところも興味を持ちました

興味を持って調べる中で、どういった検索ワードを使いましたか?

ーーー「インフラエンジニア、資格」と調べて、資格が出てきたら、「LPICとは」「CCNAとは」「AWSとは」といった感じで深掘りして言った感じですかね。

あとは給与がすごく低かったのがコンプレックスだったので、「インフラエンジニア 年収」とかそういったことも大事なところではあるので検索しました(笑)

ところで、どうして転職エージェントを使おうと思ったんですか?

ーーー実際に言われたこととして、自分で会社を探すのがへたくそだと、きっぱり言われてしまいまして笑)
確かにそうなんですよね。おっしゃる通りなんです。

すごく「あ、そうだな」と実感したとともに、ここで第三者に入っていただくことで問題が解決することもあると思い、以前転職したときは自分で選んで、それでうまくいかなかったから、今回は誰かにたのんで、第三者の視点もいれて、キャリアパスも考えながら、どういった道が開けるかということを見てみようということで、転職エージェントを活用することにしました。

その中で、活学キャリアを選んだ理由はなんですか?

ーーー色々比較したわけでなく、たまたまご縁があったので、ご相談させていただいたという流れです。

転職活動をしていて、不安だったことはありましたか?

ーーー沢山ありましたね。

まずそもそも内定いただけるのか、いただいたとして、ちゃんとやっていけるのか、そこで長く勤めていけるのかていうのもすごく不安でした

それから、今回WEB系からインフラに業界を変えるということで、インフラしかやっていませんよっていう会社で通用するのかとか、あと資格何も持っていないので、そういったところもすごく不安でしたね。

また、ずっと続けてきた会社を辞めること自体も不安でした

転職して叶えたかったことはなんですか?

ーーーやはり、入社してからしっかりとIT業務に携わらせてもらえるようになることですかね。

あとは同じく給与になるんですけど、安定してしっかりサポートしていただきながら働けるということ、現在の会社ではできるので。

今にして思えばそれが叶えたかったことかなと思います。

どんな求人を紹介してもらいましたか?

ーーー基本的にインフラエンジニアの仕事にちゃんと従事できると確約が出来る会社を紹介していただきました。

その時点では複数候補が有ったので、その中から研修の充実度合いや給与などを見て決めていった感じです。

面談を通して自身の市場価値は明らかになりましたか?

ーーー明確とまではいかないですけど、だいたいこれくらいなんだろうなという想定はできましたね。

前職に関しては、面接官とお話ししていく中で、「それは少ないです、このくらいもらって当たり前くらいです」ときっぱり言っていただいたので。

ラストデータの転職サポートの満足度はずばり??

ーーーそれはもう満点です!(笑)

ありがとうございます!どんな点が特に良かったですか?

ーーー面接対策です。

私、面接の仕方というものをまるっきりわかっていなくて・・・

面接対策でいくつかデータいただいたんですけど、こういう質問が来るので、答えを用意しておいてくださいというところの作成から始まって、実際それを理解しつつ自分の言葉にして、ロープレしていただきました

たぶん面接対策していただかなかったら内定はもらえていなかったなと思います。

面接対策しっかりしていただいた後で、不安なので、「もう一度やらせてください」と言っても、いやな顔一つせずに引き受けていただいたので、その点はすごく感謝していますし、満足です。

選考を進めるうえで勉強は必要でしたか?

ーーー必要ではなかったですね。結論から申しますと。

今後身につけたい知識・スキルは何ですか?

ーーーまだ方向性に関しては定まっておりません。

今できることは何かって考えた時にLPICレベル1、CCNA、AWS。取るころには方向性は決まっているでしょうけど、今はまだ何も資格を持っていないのでLPICレベル1を今は取りたいです

それが終わったら、CCNAやCCNP、自分が努力できる範囲は資格かなと思いますので、まずはそこをやっていきたいです。

スキル面としては、会社から紹介された案件に参画して、それを着実に120点の内容で頑張っていく、そうして顧客満足度を目指しつつということを並行して行って、将来できる幅を増やしていきたいなと思っています

ぶっちゃけ、前職より年収は上がりましたか?

ーーーはい、あがりました。

年収で言うと100万円上がるのではないかと思います

転職して、生活面で変わったことはありますか?

ーーー給料が上がったので、ウォーターサーバー契約しました。
私水が大好きで・・・(笑)

生活の基本レベルから改善していくわけですね!

ーーーあと予定としては、宅配の冷凍のごはんを始めてみようと思っています。

塩分とか糖質とかを栄養士が管理しているおかずセットみたいなのを買えるんですよ!

あれをやろうかと思っています。1食500円くらいで買えるんですよね。

最後に・・・ズバリ転職活動やってよかったですか?

ーーーもちろんやってよかったです。声を大にして言えます。

やはり転職活動のやり方は大事ということですね!

ーーーそうです、すごい重要だと思います。

特に面接は対策がすごく大事だなというのを身に染みて感じました

いかがでしたか?
仕事内容に見合わない待遇
そもそも、最初に聞いていた話からドンドン話がすり替わっていく会社

こういった企業は、IT企業に限らずどの業界にも存在します。
それを回避するには、企業の目利きが大切です
ですが、それを一個人で判断するのは至難の業です。
同じIT企業でも、企業によって驚くほど環境は変わるということが、この記事を通じて伝われば嬉しいです。
今回ご紹介した森口さんのように、会社選びで悩んでいる方は、ぜひ一度活学キャリアへお越しください!

活学キャリアでは、完全未経験からのエンジニア転職を応援しています!

今回の森口さん以外にも、沢山の卒業生の声を載せています。
ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

この記事の監修者

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エンジニア・講師

山本 忠輝

東京大学大学院において宇宙関係の研究に従事。その後はIT開発の現場に身を置き、エンジニアとしての実務経験を積みながら、人事としての採用・育成にも携わる。現在は活学ITスクールの講師としても活動中。業界歴は14年におよび、現場と人事の両視点から未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。

この記事の監修者

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谷川 昭雄

株式会社ラストデータ 代表取締役/元Earth Technology創業者

IT未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。
2013年に「英語×IT人材」に特化したEarth Technologyを創業し、年商18億円企業へと成長。2021年には株式会社ラストデータを設立。未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。累計5,000名以上のキャリア支援を行う。

IT業界歴は17年以上におよび、未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。

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