SESって調べると、ネガティブな情報ばかりだけど大丈夫?
今SESで働いているけど、このまま続けて良いのか不安・・・
このようなお悩みを抱えている方に向けて、今回はSESはやめとけと言われる理由と、それを回避する方法について、実体験を交えながら解説していきます。
SESやめとけと言われる理由6選
SES(システムエンジニアリングサービス)業界は、独特な勤務形態です。
それが故に、SES業界で働くことを「やめとけ」と言われる理由は多岐に渡ります。
ここでは、「SESやめとけ」と言われる主な理由を、実際にSES会社で働いていた方の体験談を踏まえながら6つに分けて詳しく解説します。
労働環境が整っていない
「SESやめとけ」と言われる大きな理由の1つ目が、労働環境の問題です。
こちらは、実際にエージェントサービスを活用して、別のSES会社に転職された方の体験談です。
最初に働いていたSES会社では、プロジェクトによって出社時間が9時だったり13時だったり、夜勤が有ったり無かったりと、勤務時間やルールが大きく異なり、安定した働き方ができませんでした。
これでは自分のライフスタイルと合わないと感じ、転職エージェントで紹介してもらったワークライフバランス重視の企業に転職しました。
その会社で配属されるプロジェクトは、どこも勤務時間が安定していて、ようやく自分のペースで仕事に取り組めるようになりました。
SESでは、プロジェクトごとに勤務時間や残業・夜勤のルールなどが決まっているので、派遣される側がそのルールに合わせることになります。
そのため、プロジェクトが変わるごとに、自身の働き方が変化してしまい、安定した生活を送りにくいといった問題を抱えています。
また、SESエンジニアは、プロジェクトの納期に追われ、長時間労働に陥りがちです。
特に、納期直前やトラブルが発生した際には、残業や休日出勤が常態化し、ワークライフバランスが崩壊してしまうケースも少なくありません。
活学キャリアでは、独自の基準を満たした未公開求人1000以上の中から、あなたの理想の働き方にあった会社だけをご提案いたします。
エンジニアと関係ない仕事をさせられる
「SESやめとけ」と言われる大きな理由の2つ目が、仕事内容の問題です。
最初に聞いていた業務内容と、実際に任せられる業務内容に大きな乖離があるケースが、このSES業界では非常に多いのが現状です。
エージェントサービスを利用した方でも、同じ様な悩みを抱えている方がいらっしゃいました。
僕は以前、エージェントサービスを活用してエンジニアとして入社しました。
それなのに、実際に任せられた業務は、エンジニアとは全く関係のないウォーターサーバーの営業でした。
プログラミングスキルを活かすどころか、お客様への提案や契約といった営業活動がメインとなり、当初期待していたエンジニアとしての仕事とはかけ離れていました。
入社時研修の試験の結果が振るわなかった自分にも責任は有りますが、自分のキャリアプランとのズレを感じ、退職を決意しました。
今回紹介した事例はウォーターサーバーの営業マンでしたが、他にも携帯ショップの販売員や、ヘルプデスクなど、エンジニアと全く関係が無いプロジェクトに配属されてしまうことが往々にして起こっているのが現状です。
関係ない仕事をやらされる事例はかなり多く、SESの闇と言われる際たる要因とも言えます。
しかし、このような事態が横行している会社を、一個人が判断するのは至難の業です。
こういったケースを回避するには、転職エージェントを活用してみてくださいね。
ところで、この体験談にはもう一つポイントが有ります。
それは、エージェントサービスを活用したのに、こういった事態に陥ってしまっているという点です。
エージェントサービスなんてどこも同じ・・・かと思いきや、正直言ってサービスによってかなり質にムラがあります。
例えば、介護業界は得意だけどIT業界は苦手なエージェントみたいなパターンです。
SESへの転職を考えているならば、しっかりとIT業界専門の転職エージェントを活用しましょう。
活学キャリアは、IT業界専門の転職エージェントです。
そんなIT業界のプロが、独自の基準で選んだ未公開求人1000以上の中から、あなたの希望の職種に合った会社だけをご提案いたします。
給料が上がりづらい
「SESやめとけ」と言われる大きな理由の3つ目が、昇給の問題です。
過去にエージェントサービスを利用した方の中でも、昇給に関して悩まれていた方が多くいらっしゃいました。
私は以前、自分で転職活動をしてSES企業へ入社しました。
求人広告では「資格手当あり」と記載されていたため、資格取得に励みました。
しかし、実際に働いてみると、資格手当はほとんど支給されず、給与もなかなか上がらない状況でした。
何度か上司に相談しても、具体的な回答は得られず、モチベーションが大きく下がりました。
せっかく取得した資格が評価されないことに、強い不満を感じていました。
また、プロジェクトによっては残業も多く、プライベートとの両立も難しく、将来に対する不安も募っていきました。
このような状況の中で、私は「このままこの会社で働き続けても、自分の成長につながることはない」と判断し、転職を決意しました。
新しい会社では、資格取得を支援する制度が整っており、給与も能力に応じて正当に評価される環境で働くことができているので、非常に満足しています。
一部の会社ではありますが、この体験談の様に評価基準が曖昧であったり、基準があるにも関わらずそれを無視されることがあります。
そればかりか、昇給以前に残業代未払いなど、労働基準法に違反している会社があるのも事実です。
この問題も、エージェントを活用せずに一個人で判断するには難易度が非常に高いです。
常駐先での孤独感
「SESやめとけ」と言われる大きな理由の4つ目が、孤独感の問題です。
少し意外に感じるかもしれませんが、プロジェクトによっては1人で顧客先に常駐する場合があり、孤独感を抱える人が少なくありません。
僕が常駐していた会社は、けっこう大きな会社で、プロジェクトメンバーは80人くらいいました。
しかし、そのメンバーの中で自分の会社の社員は私一人だけ。
そのため誰にも気軽に相談できず、孤独を感じることが多くありました。
特に、仕事で困ったとき、経験豊富な先輩社員に気軽に質問できる環境が欲しかったですね。
一人で悩みを抱え込み、解決に時間がかかってしまうことも度々ありました。
また、社内イベントや飲み会なども無く、同僚との交流を通して得られる情報や刺激もありませんでした。
周囲の社員の方々が不親切だったというわけではないですが、やはり一番は同じ会社の人間と仕事がしたい、という気持ちが強くなったのです。
孤独感からくる不安感が大きくなり、精神的に参ってしまったため、転職を決意しました。
自分以外に、自社の社員がいない…ということは、SESという労働環境の特性上、十分にあり得ます。
このケースの場合、体験談にもあるように「気軽に相談できる先輩」がいないのが、何よりも辛いところです。
また、常駐先で常に働き続けることになるので、自分が所属している会社への帰属意識が薄まってしまうという問題もあります。
スキルアップの機会が少ない
「SESやめとけ」と言われる大きな理由の5つ目が、スキルアップの問題です。
SESエンジニアは、一つのプロジェクトに長く携わる機会が少ないので、良く言えば様々な技術に触れることができます。
一方で、特定の技術を深く学ぶことが難しいという側面があります。
また、プロジェクトによっては、昔の技術や手法をそのまま使い続けている所も少なくありません。
その結果新しい技術を学ぶ機会が限られてしまい、意識的に自己学習を積まないとスキルが停滞してしまう可能性があります。
私は以前、SES企業で働いていました。
常駐先のシステムは非常に古いもので、新しい技術に触れる機会はほとんどありませんでした。
当然、最新のプログラミング言語や開発手法を学ぶことは難しく、自分のスキルが停滞しているように感じていました。
同じプロジェクトに参画されている先輩も、新しい技術に興味はあるものの、日々の業務に追われて、自己学習する時間がなかなか取れていないと仰っていました。
このままでは、IT業界で生き残っていくのは難しいと思い、転職を決意しました。
IT技術は日々進化しています。
一方で、プロジェクトの多くは開発した時の技術を使いながら運用や保守を進めている会社が多いのが現状です。
その結果、自分で新しい技術を学ばない限り、どんどん最新技術の事がわからなくなってしまい、いざ転職しようとしても想像以上に低い評価しかもらえない…なんてことも起こり得ます。
キャリアアップの壁
「SESやめとけ」と言われる大きな理由の6つ目が、スキルアップの問題です。
小規模なSES会社では、管理職への道が狭く、キャリアアップが難しい場合があります。
私は以前、エンジニアとして働いていました。
現場で障害が発生した時に技術的な問題を解決したり、新しいシステムを開発したりと、日々忙しく過ごしていました。
そんな中、友人と話しているうちに今後のキャリアについて考えるようになり、管理職への道を考えるようになりました。
しかし、私の所属していた会社では、管理職のポストが限られており、エンジニアから管理職へのキャリアプランが明確に示されていませんでした。
また、現場で実績を積むことよりも、人脈やコミュニケーション能力が重視される傾向があり、私にはハードルが高く感じられました。
さらに、SES企業では、プロジェクト単位で異動することが多く、一つのプロジェクトでじっくりと実績を積むことが難しいという側面もありました。
そのため、管理職への昇進は、実力だけでなく、運の要素も大きく影響するのではないかと感じ、転職を決意しました。」
このように、会社によっては昇進が非常に狭き門となっていて、キャリアアップが難しい…なんてことが起こり得ます。
キャリアアップを本気で考えている人にとっては、非常に厳しい環境と言えます。
SESをやめるべきタイミングと判断基準
ここでは、SESをやめるべきタイミングと、その判断基準について解説します。
ご自身の歩みたいキャリアを思い浮かべながら、今SESをやめるべきなのか?その必要が無いのかチェックしてみましょう。
また、これからSESを目指そうと考えている方も、今後自分がSESとして働くと、このような問題が出てくる可能性があるんだな…と参考程度に読んでみてください。
健康状態に支障をきたしている
労働環境が整っていなかったり、プロジェクトでの孤独感など、SESエンジニアとして働くということは、それなりの心労を抱えている可能性が有ります。
特にストレス、睡眠不足は体調不良に留まらず、うつ病などの原因にもなります。
体調面で怪しいなと感じる場合は、転職を検討するべきタイミングが来ていると考えた方が良いでしょう。
仕事に行きたくないと感じたら、こちらの記事を参考にしてください。
長期間同じような仕事をしている
以下のような状況が続いている場合は、転職を検討する良い機会かもしれません。
新しい環境で、自分のスキルを活かして活躍できる可能性があります。
- 半年以上、新しい技術を学んでいない
- 周囲のエンジニアと比較して、スキルに差を感じている
- キャリアアップの目標が達成できない
新しい技術に触れる機会がなく、成長を感じられない場合は、転職を検討するタイミングかもしれません。
キャリアプランが描けない
将来のキャリアプランが描けない場合、転職して新たな一歩を踏み出すことも一つの選択肢です。
仕事にやりがいを感じていない
一日の半分近くを仕事に充てているわけですから、この時間が苦痛であったりやりがいを感じていない状況で続けるのは非常に辛いものです。
仕事に楽しさややりがいを感じられなくなっている場合は、転職によって環境を変えることを検討してみましょう。
将来的にミスマッチを起こす可能性があるキャリアビジョンを持っている
以下の様なキャリアビジョンを持っている方は、SESの働き方では実現が難しい場合があります。
- 特定の技術を極めたい
SESでは、様々なプロジェクトを経験できますが、一つの技術に深く関わる機会は限られています。
- 管理職を目指したい
SES企業では、管理職への道が狭く、キャリアアップに限界を感じる場合があります。
- 自社製品開発に関わりたい
SESは、顧客企業のプロジェクトに参画することになります。
そのため、自社製品を開発したいという方には合わないかもしれません。
- 常に最先端の技術に触れたい
IT業界は日々進化しており、新しい技術やツールが次々と登場しています。
そんな最新の技術に触れたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしSESエンジニアは、多忙な業務の中で、十分な学習時間を確保できない場合があります。
その結果、最先端の技術に触れる機会が少なくなり、自身の競争力の低下やキャリアの停滞などの問題が生じる場合も有ります。
この様にSESの仕事は、メリットがある一方で、今挙げたようなデメリットも存在します。
もし、あなたがここで挙げたような内容で悩んでいるのであれば、転職を検討するタイミングです。
SESをやめる際にやるべきこと
転職活動は、単に仕事を変えるだけではなく、自分の人生を大きく左右する重要な決断です。
そのため、安易な気持ちで転職活動を進めるのではなく、慎重に計画を立て、実行することが大切です。
SESからの転職を考える場合は、以下の6つのことを実践してみてください。
自己分析を行う
転職活動で最も重要と言えるのが、自己分析です。
これまでのSES経験を振り返り、自分の強みや弱みを明確にすることで、より自分に合った仕事を見つけることができるようになります。
自己分析を行うことで、転職活動の成功の確率を高めることができます。
なぜ自己分析が重要なのでしょうか?
それは、転職活動は企業から選ばれるだけでなく、自分自身で企業を選ぶという側面も持ち合わせているからです。
そのため、自分の強みややりたいことを明確にすることで、より自分にとって最適な企業を選ぶことができるのです。
スキルと実績の整理
面接では、企業が求める人物像に合致していることをアピールすることが大切です。
SES経験を活かして、以下のスキルや実績をアピールしましょう。
- 多様なプロジェクト経験: 様々なプロジェクトに携わってきた経験は、企業にとって大きな魅力となります。
- 問題解決能力: 発生した問題に対して、迅速かつ的確に対応できる能力をアピールしましょう。
- チームワーク: チームで協力して仕事を進めることができることをアピールしましょう。
- コミュニケーション能力: クライアントやチームメンバーと円滑にコミュニケーションを取れることをアピールしましょう。
面接では、具体的なエピソードを交えながら、自分のスキルや実績をアピールすることで、面接官へ好印象を与えることができます。
キャリアプランを立てる
先ほど行った自己分析や実績を踏まえ、「今の自分」から「なりたい自分」へ変化するために、何をするべきなのか?をテーマに、転職活動の軸となるキャリアプランを立てていきます。
将来どのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を設定することで、転職活動の軸が定まります。
また、軸がしっかりすることで、今後の迷いを大きく減らすことが出来ます。
自身の市場価値を正しく理解する
ここまで行ってきた分析を踏まえ、自分のスキルや経験が、現在の市場でどれくらいの評価を受けるのかを適切に把握しましょう。
特にSESで複数のプロジェクトを経験したということは、様々なスキルを身につけているとみなされます。
その結果、自分が思っている以上に高く評価されることもあります。
自分で判断が付かない場合や不安な場合は、転職エージェント等を活用しましょう。
【転職エージェントを利用するメリット】
- 自分に合った求人を紹介してもらえる
- 面接対策や書類作成のサポートが受けられる
- 業界や企業に関する情報を得られる
【転職エージェントの選び方】
- IT業界に特化したエージェントを選ぶ
- 過去の成功事例が多いエージェントを選ぶ
- 相談しやすい担当者を探しましょう
活学キャリアでは、企業ごとに内定の獲得に成功した方の事例を沢山保有しています。
それらを参考に、自分自身の転職活動に活かしましょう。
活学キャリアは、IT業界専門の転職エージェントです。
そんなIT業界のプロが、独自の基準で選んだ未公開求人1200以上の中から、あなたの希望の職種に合った会社だけをご提案いたします。
自身の市場価値を高める努力をする
先述の通り、ご自身が参画していたプロジェクトが古いシステムを使っていた場合、今の経験だけを武器に転職しようとすると、想像以上に転職に苦労する場合が有ります。
それを回避するには、ITスクール等を活用して、ご自身の市場価値を高めることも時には必要です。
可能であれば何か資格を取ってから転職活動を行うと良いでしょう。
企業側への熱意が伝わり内定の可能性が大幅にアップします。
しかし、日々業務に追われていると、先述の通り新しい技術を学ぶ時間を確保するのが難しい場合が多いと思います。
そこで、オススメなのが活学ITスクールです。
活学ITスクールでは、忙しい社会人の皆さんでも、「スキマ時間」を活用して効率的に学習を進められるように、工夫を凝らしたカリキュラムを提供しています。
また、活学ITスクールでは資格を取ることをゴールにするのでは無く、その資格の内容が、実際の現場でどのように活用されているのか?を実機を使いながら、元エンジニアの講師陣が分かりやすく一対一で解説しますので、現場に出てからも使える知識を学べます。
生活費のシミュレーション
意外と見落としがちなポイントですが、見切り発車で転職活動を始めるのではなく、生活費や貯蓄状況などを考慮し、転職後の収入や生活設計を計画的に立てましょう。
特に、転職先の収入が現在の収入を下回る可能性も考慮し、生活水準を維持できるかシミュレーションすることは極めて重要です。
SESをやめた後に選べるキャリアプラン
SESをやめる場合、その後に考えられるキャリアプランについて3つご紹介いたします。
自社開発企業への転職
SES企業から自社開発企業への転職は、多くのエンジニアが目指す選択肢の一つです。
自社開発企業への転職には、以下のようなメリットがあります。
- 製品開発に関われる: 自らが開発した製品が世の中に出ていく喜びを味わうことができます。
- 長期的なキャリアプラン: 自社製品の開発に携わることで、長期的なキャリアプランを描きやすくなります。
- 企業の成長に貢献できる: 自らのスキルを活かして、企業の成長に貢献することができます。
- 福利厚生が充実している場合が多い: 大手企業であれば、福利厚生が充実しているケースが多く、安定した生活を送ることができます。
フリーランスエンジニアになる
SES経験を活かして、フリーランスエンジニアとして独立するのも一つの選択肢です。
フリーランスエンジニアになるメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 自由な働き方: 自宅で仕事ができたり、好きな時間に働けたりと、自由な働き方が可能です。
- 高収入: 能力次第で高収入を得ることも可能です。
- 多様な案件に関われる: さまざまな企業のプロジェクトに参加できるため、幅広い経験を積むことができます。
ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーを目指す
SES経験で培ったスキルを活かして、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーとして活躍する道もあります。
ITコンサルタントは、顧客の課題をヒアリングし、最適なITソリューションを提案します。
そのため、高いコミュニケーション能力と問題解決能力が求められます。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画、実行、管理を行います。
そのため、リーダーシップとマネジメントスキルが求められます。
SESからの転職をやめた方が良いタイミング
SESからの転職ですが、控えておいた方が良いタイミングが存在します。
それはズバリ、世の中の経済状況が悪い時です。
なぜ経済状況を考慮する必要があるのでしょうか?
それは、経済状況が企業の採用活動に大きな影響を与えるからです。
景気が良い時期には、多くの企業が人材を求めており、求人数も多くなります。
逆に、景気が悪い時期には、企業の採用活動が縮小し、求人数も減少してしまうことが多いです。
そのため、経済状況を考慮した転職活動を行うためには、以下の点に注意する必要があります。
- 転職活動を始めるタイミング: 景気が良い時期や、自分が志望している業界の将来性が高い時期を狙って転職活動を開始することで、より多くの求人の中から自分に合った仕事を選ぶことができます。
- 転職先の選定: 将来的に安定して働ける企業を選ぶだけでなく、業界の動向や企業の財務状況などをしっかりと調査し、将来性のある企業を選ぶことが重要です。
経済状況を把握するためには、業界のニュースをこまめにチェックすることで、経済状況の変化を把握するように努めたり、GDP、失業率、消費者物価指数などの経済指標を参考に、景気動向を把握するように努めると良いでしょう。
SESやめとけは本当?SESでも成功する人の特徴3選
さて、ここまではSESに関するネガティブな情報をお伝えしてきました。
しかし、「SESは絶対ダメ」なのかと言えばそんなことはありません。
SES企業でもキャリアアップに成功しているエンジニアは多くいます。
そんな方々に共通しているのは、以下の4つの点です。
高い適応力と学習意欲を持っている
SESは担当するプロジェクトが頻繁に変わるため、新しい技術や環境に素早く対応できる適応力が必要です。
また、常に新しい知識を吸収しようとする学習意欲も不可欠です。
知識を吸収する為に、例えば平日は仕事を頑張り、週末はITスクールに通い新しい技術や、普段の業務では触れない領域の学習をしています。
高いコミュニケーション能力がある
さまざまなクライアントやチームメンバーと円滑にコミュニケーションを取れる能力は、SESエンジニアにとって非常に重要です。
他者とのコミュニケーションがスムーズに行える能力がある方は、現場でも非常に重宝され、SES業界でも成功する可能性が高い傾向にあります。
キャリアプランが明確化されている
先ほどから何度か「キャリアプラン」という言葉が出てきていますが、SESで働く上で、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にすることは非常に重要です。
自分の中でプランやゴールを決めておくことで、目標に向かって一直線に努力することが出来ます。
そうすることで、今何を頑張れば良いのかが明確化され、成功に近づく事が出来るわけです。
こんなSESはやめとけ?優良SES企業の見極め方
SES業界で活躍するためには、入社する企業選びが非常に重要です。
多くの選択肢の中から、自分に合った優良なSES企業を見つけるために、以下のポイントをしっかりと確認しましょう。
福利厚生がしっかりしている
- 健康保険・年金: 社会保険完備は当然として、それ以外の健康に関するサポート(健康診断、予防接種など)があるか確認しましょう。
- 育児休暇・介護休暇: ライフイベントに合わせた休暇制度が整備されているか、復帰後のサポート体制が整っているか確認しましょう。
- その他: 交通費支給、住宅手当、保養施設など、生活をサポートする福利厚生が充実しているか確認しましょう。
教育制度が充実している
- 研修制度: 新技術習得のための研修や、キャリアアップのための研修が定期的に開催されているか確認しましょう。
- 資格取得支援: 資格取得にかかる費用を会社が負担してくれる制度や、受験休暇が取得できるか確認しましょう。
- OJT: 経験豊富な先輩社員から直接指導を受けられるOJT制度が充実しているか確認しましょう。
キャリアプランが明確である
- キャリアプランが明確: 将来のキャリアプランが具体的に示されているか、自身のキャリア目標と合致しているか確認しましょう。
- キャリアアップ支援: 上司や人事からのキャリア相談や、キャリアアップのための具体的な支援策があるか確認しましょう。
- 評価制度: 評価基準が明確で、公平な評価に基づいた昇給・昇進制度が整っているか確認しましょう。
企業風土が自分に合っている
- 社風: 会社の雰囲気や価値観が自分に合っているか、口コミサイトや社員の評判などを参考にしましょう。
- 人間関係: 同僚や上司との人間関係が良好で、働きやすい環境かどうか、面接などで確認しましょう。
- ワークライフバランス: 残業時間や休日出勤の頻度、有給休暇の取得率などを確認し、ワークライフバランスが保てるか確認しましょう。
顧客企業との関係性が良好である
- 顧客企業の業種: 興味のある業界の企業のプロジェクトに関われるか、自身のスキルや経験を活かせる案件が多いか確認しましょう。
- プロジェクト内容: 単なる作業ではなく、スキルアップにつながるような、やりがいのあるプロジェクトが多いか確認しましょう。
- 顧客との関係性: 顧客との関係性が良好で、信頼関係を築けるような企業か確認しましょう。
ただし、これらの項目の殆どは外から判断するのは非常に困難を伴います。
そのため、活学キャリアなど転職エージェントを活用して、自分の理想としている働き方にあった会社を紹介してもらうのが良いでしょう。
SES会社のオススメランキング
そうは言っても、「エージェントオススメの会社を教えて欲しい…」
と思われる方もいらっしゃるかもしれないので、ここでは活学キャリアオススメのSES会社をランキング形式でご紹介いたします。
会社名 | 従業員数 | 有休消化率 | 平均年収 | |
1位 | 株式会社オープンアップITエンジニア | 5,759名 | 80% | 454万円 |
2位 | NSD株式会社 | 4,380名 | 68% | 671万円 |
3位 | アウトソーシングテクノロジー | 26,627名 | 74% | 389万円 |
4位 | ワールドインテック | 17,482名 | 80% | 393万円 |
5位 | アイエスエフネット | 2,520名 | 79% | 439万円 |
6位 | システナ | 3,826名 | 65% | 461万円 |
7位 | コムチュア | 1,912名 | 78% | 606万円 |
8位 | ソルクシーズ | 485人 | 53% | 614万円 |
9位 | ソリトンシステムズ | 659人 | 58% | 705万円 |
10位 | GOOYA | 861人 | 78% | 470万円 |
SESやめとけに関するよくある質問と回答
やばいSES会社を見抜くにはどうしたら良いですか?
基本的には、以下のポイントを考慮して転職先を選びましょう。
- 企業文化: 自身の価値観に合う企業文化かどうかを重視しましょう。
- キャリアプラン: 将来のキャリアプランと合致しているかを確認しましょう。
- 働き方: 残業時間や休日、リモートワークの有無など、働き方が自分に合っているかを確認しましょう。
- 福利厚生: 健康保険や年金、育児休暇などの福利厚生が充実しているかを確認しましょう。
しかし、SES会社は、全国に2万件程度有ると言われています。
その中から、本当に良い企業を探し出すのは、正直言ってかなりの困難を伴います。
そのため、リスクの高いSES会社への転職を考えているなら、活学キャリアの活用がお勧めです。
活学キャリアは、IT業界専門の転職エージェントです。
そんなIT業界のプロが、独自の基準で選んだ未公開求人1000以上の中から、あなたの希望の職種に合った会社だけをご提案いたします。
また、非公開求人も多数取り揃えておりますので、難易度が非常に高いSES会社への転職を考えている場合、まずはお気軽にご相談ください。
SESと自社開発、どっちが良い?
まずは、SESとそれ以外の働き方を比較してみましょう。
SES | 自社開発 | フリーランス | |
プロジェクトの多様性 | 高い | 低い | 高い |
スキルアップの機会 | 低い | 高い | 高い |
収入の多様性 | 中程度 | 高い | 不安定 |
自由度 | 低い | 中程度 | 高い |
上記の表からわかるように、SESは、自社開発と比較して、キャリアプランが不透明で、スキルアップの機会が少ない傾向にあります。また、給与面でも、自社開発エンジニアの方が高い傾向にあります。
一方でプロジェクトの多様性は自社開発に比べ高く、様々な案件に関わることで自分の市場価値を高めることも出来ます。
このように、どちらの働き方にもメリットデメリットが有るので、ご自身の中で何を大切にするのか?という軸を持って、キャリアを考えることがお勧めです。
SESに向いている人はどんな人ですか?
以下の様な方は、SESに向いていると言えるでしょう。
- 様々な経験を積みたい人: 多彩なプロジェクトに携わることで、幅広いスキルを習得し、キャリアアップを目指せます。
- 独立志向が強い人: 多くのプロジェクトを経験することで、独立に必要なスキルや人脈を築くことができます。
- 柔軟な働き方をしたい人: プロジェクトの状況に応じて、働き方を変えることができるため、ワークライフバランスを調整しやすいです。
SESへの転職は自分の軸が大切!
今回は、「SESはやめとけ」というテーマで、SESのメリットやデメリットをお伝えしてきました。
SESについて調べていると、どちらかと言えばネガティブな情報の方が沢山ヒットするものです。
しかし、SESが絶対悪というわけではなく、「良い会社」に入社できれば、ここでお伝えしてきたメリットを沢山享受できるので、ご自身のキャリアにとって大きくプラスになります。
ここで大切なのは、何をもって「良い会社とするか」は人それぞれであるということです。
だからこそ、転職活動を行う上で最も重要なのは「自分の軸」をしっかりと持つことです。軸がブレてしまうと、最終的に自分の目標や方向性を見失ってしまう可能性があります。
エンジニアとして、どのようなキャリアを歩んでいきたいのか?
そこから逆算して、自分に合った業務内容を経験できる会社・自分に合った社風の会社・自分に合った働き方を実現できる会社を探していきましょう。
活学キャリアでは、専属キャリアコンサルタントが、あなたのなりたい姿から最適なキャリアプランを一緒に考えていきます。