IT業界に転職したいものの、実務未経験ゆえ「本当に転職できるのかな?」と不安を感じている20代の方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、20代未経験者がIT転職に成功するためのポイントを紹介します。
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【結論】未経験の20代でもIT業界への転職は十分に可能!
タイトルどおり、実務未経験かつ20代でもIT業界へ転職することは可能です。
IT業界は全体的に、20〜40代といった若い年代の方がメインで活躍しているためです。
IT業界に対し「しっかり勉強とか経験を積んだ中年層くらい職人肌の人がたくさんいそう」というイメージをもつ方も少なくありません。
しかし逆に近年では未経験でも20代のうちに転職活動を行ったり、新卒からIT業界に転職するケースが増えています。
20代未経験でもIT業界へ転職が可能な理由
この章では、未経験の20代でも、IT業界に転職できる理由を3つ紹介します。
- IT業界は全体的に人材不足だから
- 年齢が若くポテンシャル採用の可能性が高いから
- 「人柄」で選ぶ企業が増えているから
それぞれくわしく見ていきましょう。
IT業界は人全体的に材不足だから
IT業界は、深刻な人手不足に悩まされているのが現状です。
厚生労働省のデータによると「情報通信業」は41%の人材不足に陥っています。
また、2025年に36万人、2030年には最大で79万人の人材が不足すると見込まれています。
このような背景から実務経験のない20代の若手を積極的に採用し、戦力として育てていく企業も少なくありません。
IT業界へ転職するなら、人手不足の今が狙い目ともいえるでしょう。
参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和4年8月)の概況」
参照:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」
年齢が若くポテンシャル採用の可能性が高いから
20代未経験で転職できる理由の一つに、「ポテンシャル採用が期待できる」点も挙げられます。
ポテンシャル採用の可能性が高いのは、第二新卒の20代前半までです。
20代後半になると、スキル・経験を重視した採用も増えます。
しかし、20代後半だからといって、IT業界に転職できないわけではありません。
業種での経験やスキルがあったり、教育体制が整った企業を選んだりすることで、未経験者でもIT業界に転職できる可能性が高まります。
技術同様に「人柄」で選ぶ企業が増えているから
技術はもちろんですが、近年では採用基準として「人柄」を重視しているIT企業が増えています。
従来のIT企業には「とにかく技術に特化した職人肌で、それ以外のスキルに乏しい人」が少なくありませんでした。
しかし近年はIT需要の急激な拡大により、コミュニケーション能力をはじめ、エンジニアに求められるスキルレベルが上がっています。
そのため技術以上に人柄を見て、「周りとうまくやっていけそうか」で判断する企業は珍しくありません。
20代未経験でIT業界へ転職をするメリット
ここでは、20代未経験からIT業界に進むメリットを4つ紹介します。
- 平均年収が高い
- 一生使えるスキルや経験が身につく
- 全体的に若手が多いため活躍しやすい
- 将来性が高く安定して働ける
それぞれくわしく見ていきましょう。
平均年収が高い
20代未経験でIT業界へ転職をするメリットとして、平均年収が高いことが挙げられます。
doda「平均年収ランキング」によると、20代IT技術系の平均年収は380万円です。
20代の平均年収352万円と比べると、IT業界の平均年収は高いといえます。
また、IT業界全体の平均年収は624万円です。
日本人の平均年収が443万円なので、IT業界自体、平均年収がかなり高くなっています。
IT業界では、多くの企業ではスキル・経験を積むことで年収アップを目指せます。
未経験でIT業界に転職してもキャリアを積んでスキルアップすれば、年収は上がりやすいでしょう。
参照:doda「平均年収ランキング」
※2022年9月~2023年8月の1年間にdodaサービスに登録した約63万人の会社員、サラリーマンの平均年収データを集計・分析したもの
参照:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」
一生使えるスキルや経験が身につく
一生もののスキル・経験が手に入る点がメリットです。
IT業界で培えるスキルは他の企業のみならず、独立や起業などの用途でも汎用的に使えるためです。
「今後の人生の自由度や選択肢を広げる」ことを目的に、若いうちからIT業界への転職を目指す人は増えています。
全体的に若手が多いため活躍しやすい
IT業界は全体的に若手が多く、活躍しやすいこともメリットです。
厚生労働省のデータによると、IT業界全体の平均年齢は40.3歳です。
総合商社・建設業・飲食業などの平均年齢が43.4歳なので、比較するとIT企業の平均年齢が低いことがわかります。
近年では、「年下先輩」の関係性を嫌う若手が増えています。
いくら実力主義の世界とはいえ、年齢が大きく離れているとやりにくさを感じるものです。
そういった問題を解決するため、若手のみを限定して採用する企業も増えています。
参照:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」
将来性が高く安定して働ける
IT業界は将来性が高く、安定した働き方ができる点もメリットになります。
IT需要は現在進行形で拡大中で、今後もさらに伸びていくと予想されているためです。
実際にいま世界を牽引しているGAFAMと呼ばれる企業は、すべてITサービスを展開しています。
GAFAMとは、Google・Amazon・Facebook・Apple・Microsoftの企業名の頭文字をとった呼び名です。
世界的に有名なテクノロジー企業で、世界中の多くの人々に利用されています。
さらにAIや5Gといった技術の進化も目まぐるしいため、今後しばらく仕事に困ることはないといっていいでしょう。
20代未経験のIT転職でも目指しやすい職種
この章では、20代未経験からでも転職しやすい職種を見ていきましょう。
システムエンジニア
システムエンジニアは、
- お客様とのヒアリング
- 仕様書作成
- プロジェクト進捗管理
- プログラミング
- テスト・修正
- 納品
など、一連の作業をまとめて担当する職種です。
受注から納品まですべてを担当するため、良質な経験とスキルを身につけられます。
そのため数あるIT業界の職種の中でも、とくに高い人気を誇ります。
「未経験から目指すのが難しい」と思われがちですが、近年では未経験の方がシステムエンジニアになるケースは珍しくありません。
システムエンジニアについて詳しい仕事内容や年収はこちらを参照ください!
プログラマー
プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書をもとに、プログラミング言語を使って用いてシステムを開発する職種です。
JavaやPython、Rubyなどの言語があり、開発するシステムの内容によって必要な言語が異なるため、どの言語を扱えるかで転職先の選択肢が変わります。
プログラマーとして経験を積めば、将来的にシステムエンジニアへのキャリアアップも可能です。
IT営業
ITサービスを顧客に勧める、営業職です。
それほど高度な知識やスキルを必要としないため、未経験からでも目指しやすい職種として知られています。
とはいえ紹介するITサービスはもちろん、競合他社や類似サービスの幅広い知識が必要です。
IT事務・テスター
IT事務およびテスター業務も、未経験から目指しやすい職種となります。
具体的には書類を作成したり、プログラマーが書いたコードをデバッグ・修正する業務がメインです。
各IT企業は納品前に、あらゆるパターンで何度もテストを繰り返します。システム納品後にエラーやバグが出ることを避けるためです。
それほど高度なスキルを要しないものの、開発工程には欠かせない仕事です。
SESエンジニア
未経験から目指しやすい職種として、SESエンジニアも挙げられます。
SESとはいわゆる派遣のことで、SES企業の社員として、派遣先のIT企業のプロジェクトに参画する働き方を指します。
SES企業は多くの人材を抱えることで利益を増やすため、主に「実務未経験歓迎」のスタンスなのが特徴です。
ただ派遣先の企業を選ぶことはできず、自分がやりたい仕事ができないケースもあるため注意しましょう。
未経験の20代がIT業界への転職で成功するためのポイント7つ
ここでは、20代未経験がIT転職を成功させるポイントを6つ紹介します。
- ITスクールの転職保証や資格支援を活用する
- スキルや知識が証明できるものを用意しておく
- 多くの企業に応募し面接で数を打つ
- 技術よりも人一倍のやる気と意欲を伝える
- コミュニケーション能力と自走力をアピールする
- IT特化型の転職エージェントに複数登録する
それぞれくわしく見ていきましょう。
ITスクールの転職保証や資格支援を活用する
ITスクールによる「転職保証」および「資格取得支援」を活用するのも、20代未経験でIT転職を成功させるポイントです。
転職保証を受けることで、IT業界への転職はより確実なものになるでしょう。
また資格取得支援を活用すれば、IT系の資格が取得でき転職で有利になります。
たとえば活学ITスクールでは、ネットワーク資格として有名な「CCNA」が取得可能です。
スキルや知識が証明できるものを用意しておく
20代未経験のIT転職成功のポイントとして、「スキルや知識の証明」の準備は必須といえます。
なにも証明できるものがなく、口先だけのやる気アピールでは、内定をもらえる確率が下がるためです。
近年はポテンシャルや人柄で採用する企業が増えているものの、知識やスキルの証明はあるに越したことはないでしょう。
スキルの証明とは、主に以下の2点が挙げられます。
- 自作のポートフォリオ
- IT関連の資格
多くの企業に応募し面接で数を打つ
20代未経験からIT転職を成功させるには、一つの企業に専念して対策するより、さまざまな企業に応募し数を打つことが大切です。
ひとつの企業に専念して本気で対策すると「この企業に落ちたら次はない」のような心理となりプレッシャーがかかります。
その結果、面接で極端に緊張してしまうなど余裕をもった対応ができません。
それよりも複数の企業に応募して実際に面接をしてみることで、より自分に合う企業が見つかることもあります。
技術よりも人一倍のやる気と意欲を伝える
技術以上に、「人一倍のやる気」と「意欲」をアピールすることも、未経験からのIT転職におけるポイントになります。
実務でITに触れている方々からすれば、未経験者の技術レベルはお世辞にも高いとはいえません。
企業側も当然それをわかっているため、未経験者に対してそれほど高度な技術は期待していないのが現状です。
そのため、未経験者がもっとも重視すべきポイントは「やる気と意欲」。
「技術4割、やる気6割」くらいでアピールすることが大切です。
コミュニケーション能力と自走力をアピールする
「コミュニケーション能力の高さ」も、未経験からIT転職を成功させるために必須となるアピールポイントです。
「周りに溶け込んでうまくやってくれそうか」は、企業側がとくに気にしているポイントになります。
「丁寧で円滑なコミュニケーションで、スムーズに仕事を進められること」は全面的にアピールしましょう。
IT特化型の転職エージェントに複数登録する
IT業界に強い転職エージェントを複数活用することも、IT転職成功のポイントのひとつです。
転職エージェントを活用することでアドバイザーからのあらゆるサポートが受けられるため、転職成功率の向上が期待できます。
また複数登録によって独自求人や非公開求人など、さまざまな求人情報が得られることも理由です。
転職エージェントは基本的に無料で利用できるため、登録して損はないでしょう。
20代未経験のIT転職におすすめエージェント
未経験の20代でも転職を成功させるために、おすすめのエージェントを4つ紹介します。
- 活学キャリア
- リクルートエージェント
- マイナビITエージェント
- ワークポート
それぞれ見ていきましょう。
活学キャリア支援
活学キャリア支援は、20代未経験のIT転職に特化したエージェントです。
また、働きながら学びたい方向けに、研修付きの求人も紹介しています。
働きながら実務経験を積み、同時に必要な技術を学べるため、スムーズなキャリアチェンジが可能です。
また、勉強してから就職したい方向けのカリキュラムを用意しているため、未経験者でも確実にITスキルを身につけられます。
現在のキャリアに悩んでいる方のために、無料相談を行っているので、ぜひご相談ください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する大手転職エージェントです。
ジャンルを問わず業界最多の求人数を誇り、IT業界についても例外ではありません。「未経験OKのIT求人」で検索しても、2万件以上がヒットします。
求人情報の動向やトレンドを抑える点でも、登録して損のない転職エージェントです。
マイナビITエージェント
マイナビITエージェントは、人材大手マイナビが運営するIT特化型のエージェントです。
とくに20〜30代の若い年代の転職に強いことが特徴で、絶大な支持を得ています。
さらにひとりひとりにつく「キャリアアドバイザー」の評判も良好です。
IT・Web業界の事情に詳しいため、より具体的で的確なアドバイスがもらえるでしょう。
ワークポート
ワークポートは、株式会社ワークポートが運営・提供する転職エージェントです。
全国に24もの拠点をかまえ、転職相談実績は67万人と高い実績を誇ります。
紹介求人にもデンソーやサイバーエージェントなど名だたる企業が名を連ね、「転職コンシェルジュ」が転職活動をサポート。
未経験求人も豊富に取り扱っているため、20代でIT業界を目指す方にもおすすめです。
20代未経験のIT転職におすすめのスクール
この章では、IT業界未経験の20代が転職する時におすすめのスクールを3つご紹介します。
- 活学ITスクール
- テックアカデミー
- テックキャンプ
それぞれくわしく見ていきましょう。
活学ITスクール
活学ITスクールでは、「文系・PCスキルゼロ」の方々を対象にしたカリキュラムをご用意しております。
とくに、20代でこれからIT業界へ転職を考えている方に最適です。
活学ITスクールの大きな特徴の一つは、IT転職で重宝される難関資格「CCNA」を取得できるコースを提供している点です。
さらに受講者のCCNA転職成功率は98.7%と、高い水準を誇ります。
20代未経験の状態から「資格の取得でより確実なIT転職を実現したい」と考えている方は、ぜひご活用ください。
テックアカデミー
テックアカデミーは、キラメックス株式会社が運営するプログラミングスクールです。
国内最大手のITスクールとして知られ、取り扱うコースの豊富さが特徴となっています。
さらに提携している企業数も多いため、理想のIT転職を実現できるでしょう。
テックキャンプ
テックキャンプは、株式会社divが運営するプログラミングスクールです。
多くのプログラミングスクールでは、転職保証に20代後半〜30代前半程度の「年齢制限」があります。
しかしテックキャンプでは、その年齢制限がありません。
20代はもちろん、30〜40代からでもIT業界への転職を目指せるのは大きなメリットです。
20代未経験からIT業界へ転職するときに注意したいこと
ここでは、20代未経験の状態からIT業界を目指す際の注意点を2つご紹介します。
- 「未経験歓迎」の求人にはよく目をとおす
- ハードルを上げすぎない
それぞれ見ていきましょう。
「未経験歓迎」の求人にはよく目をとおす
「IT完全未経験でも大歓迎!」というスタンスの求人には、以下のようなケースが多いため注意が必要です。
- SES業界である
- ブラック企業で常に求人を募集している
未経験OKの求人は、傾向としてSES業界(派遣)が多いです。
またその企業自体がブラックで、常に求人を募集している可能性もあります。
「年間休日日数」や「平均残業時間」は必ずチェックしましょう。
ハードルを上げすぎない
20代未経験からIT業界を目指すなら、ハードルを高くしすぎないことも大切です。
- きれいなオフィス
- モダンなWeb系自社開発
など、目標を高くもつことは良いことです。
しかし未経験となると、どうしても再現性は下がってしまいます。
理想の企業で働きたいなら、まずは企業を選ばず「実務で働く」経験を積み、地道にステップアップしていくことが大切です。
20代未経験のIT転職に関するよくある質問
ここからは、20代未経験のIT転職に関するよくある質問に回答します。
高卒・未経験でもIT業界に転職できる?
高卒・未経験でもIT業界に転職できます。
IT業界は全体的に人材不足のため、専門卒・大卒・院卒だけでは人材を補えません。
実際、IT人材は2030年時点で約16〜43万人不足すると予想されています。
今後は学歴よりもスキル・経験・意欲が求められます。
高卒・未経験でも、基礎的なITスキルを身につけることで、応募できる求人を見つけられる可能性が高いでしょう。
参照:経済産業省「IT人材需給に関する調査」
未経験からIT業界に転職するのは難しい?
IT業界に関する知識やスキルがないまったくの未経験の場合、転職は簡単ではありません。
ただし、自分で作成したポートフォリオやIT関連の資格など、スキルや知識を証明できるものを事前に用意することで、転職できる可能性は高くなります。
未経験からIT業界への転職をやめとけといわれる理由は?
IT業界では、プロジェクトの締め切りに追われることが多いのが理由の一つです。
そのため残業時間が長くなったり、忙しい時期は休みが取れなかったりすることがあります。
比較的プライベートの時間も大切にできる、自分に合った企業を選ぶことが大切です。
まとめ:未経験の20代はIT転職のチャンスに溢れている!
IT業界は実力主義で、職人気質の方も多い傾向です。
ただ、だからといって20代未経験が転職できないわけではありません。
近年のIT業界では、実力のみならず、以下の要素で採用に踏み切る企業が増えています。
- 若さ
- 人柄
- やる気
- ポテンシャル
- コミュニケーション能力
20代の実務未経験者は、IT転職においてチャンスに溢れています。
自分のスキルの低さに臆することなく、胸を張ってIT業界を目指してください。
未経験からIT転職を目指したい方は、活学キャリア支援をご活用ください。
受講生の98.7%が実際にIT業界への転職を成功させており、最短2日からIT業界への転職を実現できます。
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