ネットワークエンジニアの志望動機はどうやって作るべき?
内定に近づける志望動機のコツを知りたい
ネットワークエンジニアを目指している方の中には、転職活動での志望動機の作り方に悩む方も多いのではないでしょうか。
未経験からネットワークエンジニアを目指す場合、スキルや実績でのアピールが限られるということもあり、面接での受け答えや応募書類は大きなポイントになります。
この記事では、ネットワークエンジニアの志望動機の作り方と例文や面接対策をご紹介します。
また、ネットワークエンジニア以外にもインフラエンジニアに興味をお持ちの方は、こちらもよく読まれていますのでご参考ください!
ネットワークエンジニアの志望動機を作る前準備と注意点
ネットワークエンジニアへの転職を目指していても、いざ志望動機を作る段階になると、まとめ方が分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ネットワークエンジニアを目指す方が志望動機を作る際の前準備と注意点について解説します。
- ネットワークエンジニアを目指す理由を明確にする
- 業界・企業研究をする
- 自己分析をする
- 抽象的な表現を避ける
ネットワークエンジニアを目指す理由を明確にする
IT関連の職種は数多くあり、その中からネットワークエンジニアを選んだのはなぜでしょうか。
まずは、ネットワークエンジニアを目指している理由を明確にしなければなりません。
ネットワークエンジニアを目指す理由は、志望動機の核となる部分です。
例えば「手に職をつけたいから」という理由でネットワークエンジニアを目指すのであれば、「他のエンジニアでも手に職はつけられるのでは?」と思われてしまいます。
なぜネットワークエンジニアを目指すのか、自分の中でのきっかけや興味関心を整理・分析しておくと良いでしょう。
ネットワークエンジニアの仕事内容や魅力を今一度確認しておくことをおすすめします。
ネットワークエンジニアとはどのような職種なのかは、次の記事もご覧ください。
業界・企業研究をする
IT業界全体や志望する企業についての知識は転職活動において必須です。
業界の全体像を把握すれば、ネットワークエンジニアを目指す理由もより明確になります。
IT業界全体の動向を把握することで、志望する企業にどのような特色があるのか、把握しやすくもなるでしょう。
業界研究はもちろん、志望する企業についても詳しい研究が必要です。
「ネットワークエンジニアになれればどの企業でも良い」ということはないはずです。
なぜその企業に入社したいのか、その企業の強みや魅力について把握しておきましょう。
自己分析をする
志望する企業のことだけでなく、自分の強みやスキルについても整理しておきたいところです。
過去の経歴からネットワークエンジニアに活かせるスキルはないか、ネットワークエンジニアに向いている性格的な強みはないかなど、自己分析を行って把握しておきましょう。
ネットワークエンジニアに向いている人の特徴を下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
抽象的な表現を避ける
志望動機を作る際は、抽象的な表現を避けましょう。
例えば、
- 「社会貢献度の高い仕事がしたいから」
- 「機器に触れるのが好きだから」
といった抽象的な表現を志望動機の中で使ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ネットワークエンジニアでなければならない理由や、その企業でなければならない理由が曖昧なままだと、志望動機全体が曖昧なものとみなされてしまいます。
志望動機を作る際は抽象的な表現は避け、具体的な経験や例をまじえるように意識してみましょう。
ネットワークエンジニアの志望動機の構成要素
ネットワークエンジニアの志望動機を作る際、全体をいくつかの構成要素に分けて考え、それらをつなぎ合わせて1つの志望動機に仕上げるのがおすすめです。
ここでは、ネットワークエンジニアの志望動機の構成要素を4つご紹介します。
- ネットワークエンジニアを目指す理由
- その企業を志望する理由
- キャリア・スキルによる自己アピール
- 将来なりたいネットワークエンジニア像
ネットワークエンジニアを目指す理由
まずはネットワークエンジニアを目指す理由が必要です。
この箇所は、志望する企業によって大きく変える必要はありません。
ネットワークエンジニアになりたいと思ったきっかけやエピソードを記載しましょう。
他のエンジニアではなく、ネットワークエンジニアでなければならない理由が必要です。
- 「通信障害を解消する仕事をしたいから」
- 「自宅のインターネット環境に障害が起こった時に、ネットワークについて調べてみて関心を持った」
など、ネットワークエンジニアに特有の理由を記載しましょう。
その企業を志望する理由
ネットワークエンジニアを採用している企業は数多くあるため、なぜその企業でなければならないのかを記載しましょう。
- 「勉強しやすい環境が整っており、技術を高められると感じたから」
- 「ネットワークに関わる仕事として長い歴史があり、公共事業にも力を入れているから」
など、その会社ならではの強みや魅力に惹かれた、という点を強調しましょう。
キャリア・スキルによる自己アピール
選考時点での自分のキャリアやスキルでアピールすることも大切です。
例えばこれまでのキャリアに関しては、
- 「前職でマネジメントの経験がある」
- 「細かい仕事や責任重大な仕事に慣れている」
など、ネットワークエンジニアに必要な素養をアピールできると良いでしょう。
また、現時点でのITスキルに関しては、
- 「スクールでCCNAを取得しました」
- 「ネットワークに関する本を読み、資格取得に向けて勉強しています」
など、スキルを証明できる資格や、勉強中の事柄について具体的にアピールするのがポイントです。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格は下記で詳しくご紹介しています。
将来なりたいネットワークエンジニア像
どのようなネットワークエンジニアになりたいか、という点も志望動機に組み込みます。
例えば、
- 「チームを率いて教育できるようなネットワークエンジニアになりたい」
- 「高レベルなスキルを身につけて、クラウドなどの分野でも活躍できるエンジニアになりたい」
など、技術のトレンドやキャリアパスを把握しており、向上心を持って業務に取り組んでいけるということをアピールできると良いでしょう。
ネットワークエンジニアの志望動機の例文とNG例
それでは、実際にネットワークエンジニアの志望動機の例文とNG例を見てみましょう。
強調するポイントごとに3種類の例文とNG例を紹介するので、うまく志望動機がまとまらないという方は参考にしてみてください。
例文1:ネットワークエンジニアを目指すきっかけを強調
良い例文
「私は、数年前の〇〇という事故から、ネットワークエンジニアという職種を知りました。
ネットワークエンジニアの対応で事態が収束したと知って、私たちの生活を陰から支えてくれているのだと感じました。
御社のように、公共事業に力を入れていて社会貢献度の高い会社でネットワークエンジニアとして働きたいと考えています。」
こちらは、ネットワークエンジニアを目指すきっかけを強調した例文です。
具体的な事件・事故をきっかけとして挙げており、動機が志望する企業の強みにも合致しています。
NG例文
「私は昔からパソコンやインターネットが好きで、これからますます発展していくIT業界でネットワークエンジニアとして働いていきたいと考えています。
御社は大規模なネットワーク構築にも携わっていますので、前職で培ったマネジメント経験を活かして、ゆくゆくは大きなプロジェクトも任せられるネットワークエンジニアを目指しています。」
この例文では、「なぜネットワークエンジニアを目指しているのか」という肝心の理由が曖昧にされています。
他のエンジニアでも良いのではないか、と思われてしまうため、ネットワークエンジニアでなければならない理由やきっかけについて触れましょう。
例文2:自分のキャリアと熱意を強調
良い例文
「私は現在、家電量販店で販売員として勤務しています。
パソコンやルーターなどの機器を扱う機会が多く、勉強を重ねる中で、ネットワークが社会に欠かせないものだということを詳しく学ぶことができ、ネットワークエンジニアの仕事に関心を持ちました。
自分なりに勉強を重ね、スクールでCCNAと基本情報技術者試験に合格しました。
今後も研鑽を積んで高レベルでスキルのあるエンジニアになりたいと考えています。」
この例文では、自分のキャリアとネットワークエンジニアを目指す理由が明確にリンクしています。
資格の取得によって現在のスキルレベルと熱意を具体的に示すことができているのもポイントです。
NG例文
「現職では接客の仕事をしています。
接客の仕事をするなかで、自分の強みであるコミュニケーション能力をより活かした仕事ができないかと思い、ネットワークエンジニアを志望しています。
IT業界は未経験ですが、現職で培ったコミュニケーション能力を活かして前向きに取り組んでいきたいと考えています。」
この志望動機では、自分のキャリアとネットワークエンジニアとがうまくつながっていません。
「コミュニケーション能力」を活かしたい仕事であれば他の仕事でもいいのではないか、と感じさせてしまいます。
例文3:その企業の志望理由を強調
良い例文
「私は通信技術に関心があり、自分で勉強を重ねてきました。
ネットワークエンジニアとして転職するにあたり、技術を磨いてハイレベルなエンジニアを目指しながら社会に貢献していける環境で働きたいと考えています。
貴社はネットワークエンジニアとして成長できるような制度や仕組みが整っており、高レベルなエンジニアの育成を重視している点に魅力を感じました。
高い技術力を持ったエンジニアとして御社に貢献していきたいと考えています。」
企業研究の成果が現れており、高レベルなエンジニアを目指したいという理由と、企業の特色とが合致している志望動機です。
学習意欲の強さをアピールできているのも評価につながるでしょう。
NG例文
「通信の仕組みに興味を持って調べている内に、ネットワークエンジニアとして通信を提供する側として働きたいと考えるようになりました。
御社は研修制度が充実しており、未経験でもネットワークについての基礎を身につけられるのではないかと考えています。
ITの経験はありませんが、粘り強さには自信があるので、最後まで取り組めるのではないかと考えています。」
企業の魅力として研修制度しか挙げられておらず、現時点でのスキルや勉強について触れられていません。
研修制度だけを強調していると、受け身な姿勢なのではないかと思われてしまうでしょう。
ネットワークエンジニアを目指すには、学習やスキルアップへの積極的な姿勢が欠かせません。
ネットワークエンジニアの面接対策
志望動機を用意するだけでなく、面接対策も実施しておくと良いでしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアの面接対策について解説します。
- ネットワークエンジニア特有の質問事項を想定しておく
- 逆質問を上手く活用する
- 質問に対して嘘をつかず、一貫性を意識する
特に面接への不安がある場合は、スクールの転職サポート等を活用することをおすすめします。
面接や応募書類についてのアドバイスが受けられるため、未経験からの転職でも安心です。
ネットワークエンジニア特有の質問事項を想定しておく
面接官からの質問事項を想定し、事前に準備しておくことが大切です。
ネットワークエンジニアに特有の質問として、以下のようなものが挙げられます。
- 「なぜネットワークに関心を持ったのか」
- 「ネットワークエンジニアになるためにどのような勉強をしているか」
- 「ネットワークエンジニアには夜勤があるが、大丈夫か」
- 「チームでコミュニケーションをとって仕事をすることについてどう考えているか」
ネットワークに関心を持った理由や、ネットワークエンジニアの業務に関する質問が想定されるため、ある程度自分の中で回答を用意しておきましょう。
逆質問を上手く活用する
ネットワークエンジニアに限りませんが、逆質問をうまく活用することで採用される可能性も上がり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
ネットワークエンジニアを目指す方におすすめの逆質問例として、次のような質問が挙げられます。
- 「御社で活躍しているネットワークエンジニアの特徴を教えてください」
- 「入社までに勉強しておくべき技術や知識はありますか?」
- 「経歴やスキルを見て、ネットワークエンジニアとして足りないと感じられる部分はありますか?」
- 「現場で大切にしている考え方や仕組みはありますか?」
質問に対して嘘をつかず、一貫性を意識する
こちらもネットワークエンジニアへの転職に限りませんが、質問に対して嘘をつかないことと一貫性を保つことが大切です。
例えば、志望動機として「ネットワークの設計や構築をしたい」と言っておきながら「クラウド技術を身につけたい」といった発言をしていたら、どちらが本当の志望動機なのか疑問に思われてしまうでしょう。
また、経歴やスキルについて嘘をついてしまうと、仮に内定をもらえてもその後の業務で嘘が発覚してしまったり、業務に支障をきたす恐れもあります。
質問に対しては正直に答え、一貫性のある発言を意識しましょう。
未経験からネットワークエンジニアを目指すには?
何のサポートも受けずに、独学で未経験からネットワークエンジニアを目指すのは難しいでしょう。
未経験からネットワークエンジニアを目指すには、転職サポート付きスクール「活学ITスクール」の受講がおすすめです。
独学でネットワークエンジニアを目指すのは難しい
独学で未経験からネットワークエンジニアを目指すのは、実は難易度が高いものです。
IT業界は人手不足と言われていますが、誰でも採用されるという訳ではありません。
独学の場合、十分なレベルのスキルを身につけたり資格を取得するのに時間がかかります。
転職活動のノウハウもない場合が多いため、スキルを身につけられても効率的に転職活動を進めることは難しいでしょう。
ネットワークエンジニア転職を未経験でも成功させるポイントについて、以下の記事で解説していますのでご参考ください!
転職サポート付きスクールの「活学ITスクール」の利用がおすすめ
ネットワークエンジニアへの転職を目指す場合、「活学ITスクール」の利用がおすすめです。
ネットワークエンジニアにとって必須の資格である「CCNA」を取得できるだけでなく、転職サポートが手厚いのもポイントです。
面接対策や書類添削など、内定に近づくためのサポートを受けられます。
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ネットワークエンジニアへの転職を目指している方は、こちらも参考になりますのでご覧ください。