プログラマーへの転職に有利な資格14選!業界別のおすすめを徹底解説

「プログラマーに資格は必要?」

「プログラマーに転職するにはどんな資格がおすすめ?」

プログラマーへの転職を考えている方の中には、このような疑問がある方も多いでしょう。

本記事では、プログラマーの資格取得のメリットやおすすめの資格について解説します。

プログラマーへの転職を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

またプログラマーやエンジニアとして資格取得を目指すなら、活学ITスクールをご活用ください。

基礎コースならネットワークの基盤を学べ、さらにCCNAの資格取得やPythonでAIアプリを作る方法を学べます。

アニメーションを用いた動画を使用した未経験者でもわかりやすいカリキュラムを提供しているので、気になる方はぜひ活学ITスクールまでお問い合わせください。

【プログラマーになるためにおすすめの資格一覧】

資格名難易度合格ライン受験料
ITパスポートレベル1(初級)正答率60%7,500円(税込)
基本情報技術者試験/応用情報技術者試験レベル2(中級)/レベル3(中~上級)正答率60%/正答率60%7,500円(税込)/7,500円(税込)
Oracle Master初級正答率65%3万4,300円(税抜)
Oracle認定Javaプログラマ初級正答率60%1万3,300円(税抜)
PHP技術者認定試験初級正答率70%1万3,200円(税込)
Python3エンジニア認定基礎試験初級正答率70%1万1,000円(税込)
Ruby技術者認定試験初級正答率75%1万6,500円(税込)
C言語プログラミング能力認定試験初級正答率60%5,200円(税込)
アプリケーション技術者認定試験初級~中級正答率70%1万6,500円(税込)
App Development with Swift初級~中級非公開1万780円(税込)
Unity認定試験初級スコア500以上(スコアスケール200~700)3万4,055円(税込)
CGエンジニア検定初級正答率70%5,600円(税込)
ETEC初級~中級合否判定なし(スコアによる客観評価)1万6,500円(税込)
OCRES初級~中級非公開3万7,250円(為替変動による見直し有:1回/年)
※記事公開時点での情報です。
この記事を読めばわかること
  • プログラマーに資格は必ずしも必要ないが、未経験者にとって資格取得は武器になる
  • 資格取得のための勉強は、知識を体系的に学べて転職やキャリアアップに役立つ
  • なりたいプログラマーの種類に合った資格を取得する必要がある
  • 実務にも力を入れつつ、スクールで学ぶのがおすすめ
目次

プログラマーに資格はいらないといわれる理由

プログラマーに資格が必要ないといわれるのは、大きくわけて以下の2つが理由です。

  • 資格がなくてもプログラマーとして働けること
  • スキルが重視されること

必ずしも資格が必要な職業ではありませんが、プログラマーとして働くうえで資格は大きな武器になることもあります。

スキルを客観的に証明してくれるため、企業の採用担当者や人事担当者にとって、資格はスキルレベルを把握する材料です。

とくに実績が証明できない初心者・未経験の場合に、資格取得は有効な手段となります。

また、転職やキャリアアップに有利に働くことが期待できるので、資格取得に向けて積極的にチャレンジしてみましょう。

IT業界の資格にはどのようなものがあるのか、どの資格から取っていけばよいのかを詳しく知りたい人は、こちらも参考にしてみてください。

プログラマーが資格を取得するメリット

ここでは、プログラマーが資格を取得することで得られる以下の3つのメリットについて解説します。

  • 転職・就職活動で有利になる
  • 体系的に学べる
  • キャリア・収入アップが見込める

転職・就職活動で有利になる

資格を取得していれば、転職・就職活動を有利に進められる場合があるのもメリットです。

企業の採用担当者が気になるのは応募者のスキルレベルなので、スキルや知識を客観的に証明するための手段として資格を利用できます。

IT業界はスキル・経験を重視する傾向にあるため、アピールしたい分野の資格を取得しておくのがベターです。

未経験からチャレンジしたい人や実務経験が少ない初心者であっても、資格があれば、未取得の人よりもスキルをアピールできます。

プログラマー初心者もITの知識レベルはまだ十分ではなく、資格取得の勉強をすることによって知識を習得でき、自信を持って就職・転職活動に挑みやすいのもポイントです。

体系的に学べる

資格の勉強をすることによって、プログラミングを体系的に学べます

未経験から新しいIT分野の知識を身につける場合は、何をどのように勉強してよいかわからないことも多いはずです。

資格試験では特定の技術を扱うスキルを幅広く問われるため、業務に必要な知識を体系的に身につけられます。

キャリア・収入アップが見込める

キャリア・収入アップを目指せるのも資格取得のメリットです。

スペシャリストやマネージャーへのキャリアアップの要件に資格取得が設定されているケースがあります。

昇格の判断材料にもなり得るため、業務に関連する資格取得はチャレンジする価値ありです。

勤務先・転職先によってはキャリア支援制度が設けられており、資格手当や合格報奨金が出る場合もあるので、資格取得によって十分な収入アップが期待できます。

資格と実務経験をバランスよく組み合わせることで、より安定した収入を得るためのキャリアを築けるのもモチベーションをキープできるポイントです。

プログラマーとして働く魅力ややりがいについて知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

プログラマー資格の種類は国家資格と民間資格がある

プログラマーの資格には、国家資格と民間資格があります。

国家資格はその名のとおり国によって運営・認定されている資格試験、民間資格は民間の団体が認定している資格試験です。

なかでも、民間資格はベンダー資格とベンダーニュートラル資格にわけられます。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

資格の種類特徴資格例
国家資格IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が認定している信頼度の高い資格ITパスポート
基本情報技術者
応用情報技術者 など
べンダー資格ハードウェアやソフトウェアなどを販売しているベンダーが実施する試験で得られる資格ORACLE MASTER
Oracle認定Javaプログラマ
Cisco技術者認定 など
ベンダーニュートラル資格特定のベンダーではなく、中立的な立場で開発される資格Python3エンジニア認定基礎試験
PHP技術者認定試験
Ruby技術者認定試験
C言語プログラミング能力認定試験 など

国家資格は、経済産業省が所管するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が認定する資格を指します。

「レベル1」から「レベル4」までの難易度に分けられており、認知度・信頼度が高く受験料も比較的リーズナブルなのが特徴です。

民間資格であるベンダー資格は、特定の商品を提供するベンダー企業が運営する資格で、企業の製品についての知識やスキルが問われます。

シスコ社のCCNAやPHPなどが知られており、比較的受験の機会が多く世界に通用する資格があるのが特徴です。

同じく民間資格であるベンダーニュートラル資格は、国や特定のベンダーではなく中立的な立場で開発される資格です。

Ruby技術者認定試験やC言語プログラミング能力認定試験などがあり、実務に活かしやすい知識・スキルを身につけるのに適しています。

プログラマー資格の難易度

プログラマー資格の難易度は、選ぶ資格の種類によってさまざまです。

たとえば国家資格の情報処理技術者試験は、ITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者の順で難易度が上がるため、自身のレベルに合わせて選ぶ必要があります。

資格ごとに「Bronze・ Silver・Gold」「レベル1・レベル2・レベル3」といったグレードがあるので、初心者ならまずは難易度の低い資格からチャレンジしましょう。

IT資格の難易度をくわしく知りたい方は、こちらを参照してみてください。

プログラマーの資格を選ぶ際のポイント

プログラマーの資格を選ぶ際は、以下のポイントに注目してみてください。

  • 実用性
  • 網羅性・汎用性
  • 運営団体の信頼性
  • 就職・転職時の評価

あまりに難易度が低すぎる資格やマイナーすぎる資格を取得しても、評価につながりにくくなります。

実際の業務でも活かせる場面が限られてしまうため、資格を選ぶ際は実用性が高いものを選ぶのが基本です。

たとえば実用性でいえば、本記事で紹介しているPHP技術者認定機構が実施する「PHP技術者認定試験」が当てはまります。

PHPは昔から人気のプログラミング言語であり、世界中のおよそ4分の1のWebサイトが作られているWordPressとも相性ぴったりです。

案件数も多いため、将来的にフリーランスを目指したい人も身につけておくとよいでしょう。

網羅性や汎用性の高い資格でいえば「基本情報技術者」や「応用情報技術者」が当てはまります。

ITに関する知識を網羅的に問われるため、学ぶ中で基礎的な知識が身につき、他の言語も学習しやすくなるのがポイントです。

また国家資格やベンダー資格のような運営団体の信頼性の高い資格を選べば、就職・転職時の評価につながる場合もあります。

未経験・初心者からプログラマーを目指す人全般におすすめの資格4選

未経験や初心者からプログラマーを目指すなら、信頼度や汎用性の高い以下4つの資格がおすすめです。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
  • Oracle Master
  • Oracle認定Javaプログラマ

プログラマーになるために必要なスキルとキャリアパスについて知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

ITパスポート

ITパスポートは、IPAの区分では「レベル1」に該当する難易度が比較的低い初心者向けの資格です。

入門レベルの国家資格であり、エンジニアの転職活動において評価されることはほとんどありません

とはいえ豊富な専門知識がなくてもチャレンジしやすく、ITの基礎的な内容について把握できます。

プログラミング系の資格取得を目指すきっかけとして、学んでおくのもおすすめです。

出題範囲ストラテジ系(経営全般)
マネジメント系(IT管理)
テクノロジ系(IT技術)
試験方法CBT方式
難易度レベル1(初級)
合格ライン正答率60%
受験料7,500円(税込)
対象者ITについての初歩的な知識が無い方
公式サイトITパスポート試験
※記事公開時点での情報です。

基本情報技術者試験/応用情報技術者試験

基本情報技術者試験応用情報技術者試験は、どちらも国家資格である情報処理技術者試験の一種です。

基本情報技術者試験は、入社から2年以内の取得を義務づけている企業もあるほどメジャーな資格で、IT全般についての幅広い基礎知識を学べます。

応用情報技術者試験はさらに難易度が上がり、ITエンジニアとしてのより高度なスキルを証明できる資格です。

IPAの区分では基本技術者試験はレベル2、応用情報技術者試験はレベル3に該当します。

経験が乏しい未経験・初心者であっても、資格を持っていることにより運用保守業務や経営戦略に関する業務などについて評価を得やすいため、転職にも有利に働くでしょう。

未経験なら、まずは基本情報技術者試験から受験をはじめてみるのがおすすめです。

くわしい出題範囲については、公式サイトの試験要綱を確認してください。

出題範囲企業活動
システム企画
システム開発
プロジェクトマネジメント
アルゴリズム
ソフトウェア
ハードウェア
セキュリティ
ネットワーク など
試験方法CBT方式
難易度レベル2(中級)
合格ライン正答率60%
受験料7,500円(税込)
対象者対象者 ITについて一定の知識がある方
実践的な活用能力を身につけた方
公式サイト基本情報技術者試験
※記事公開時点での情報です。

「応用情報技術者試験」の概要

出題範囲企業活動
システム企画
システム開発
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム戦略
経営戦略
セキュリティ
ネットワーク
データベース
システム監査 など
試験方法CBT方式
難易度レベル3(中~上級)
合格ライン正答率60%
受験料7,500円(税込)
対象者ITについて一定の知識がある方
IT業界である程度経験を積んだエンジニアの方
公式サイト応用情報技術者試験
※記事公開時点での情報です。

Oracle Master

Oracle Masterは、データベース製品の大手Oracle社が認定している、Oracle Databaseの管理に関する知識を証明できる資格です。

データベースに関する知識はどのようなプログラマーであっても活かせるため、未経験や初心者であっても取得できれば評価の対象になります

レベル別にBronze・Silver・Gold・Platinumの4つのグレードにわかれており、Silverランク以降の難易度が高いため、未経験ならまずはBronzeの取得を目指すのがおすすめです。

以下の表ではBronzeの試験についてまとめています。

出題範囲DB 基礎知識
SQL基礎
Oracleデータベースの基本的な操作 など
試験方法CBT方式
難易度初級
合格ライン正答率65%
受験料3万4,300円(税抜)
対象者ITの基礎知識がある方
データベース関係の知識を身につけたい方
公式サイトOracle Master
※記事公開時点での情報です。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Oracle Masterと同じくOracle社が実施しているプログラミング言語「Java」のスキルを認定する世界共通のベンダー資格です。

アプリケーションを動かしたり、データセンター・携帯電話に使われたりとJavaの汎用性は高く、大企業や公的機関などあらゆるシーンで採用されています。

案件数も多く転職する際の企業選びの選択肢が増えるので、Javaで転職活動を有利に進めたい方は受験を検討してみるのもおすすめです。

Bronze・Silver・Goldの3つのグレードにわかれており、Silver以上は世界に通用する資格のため未経験や初心者のスキル証明にうってつけです。

1年ほど実務経験のあるjavaプログラマーに適した難易度のためBronzeから受けてレベルアップを目指す方法もあります

以下の表ではBronzeの試験についてまとめました。

出題範囲Java基礎
オブジェクト指向
関連テクノロジーについての知識 など
試験方法CBT方式
難易度初級
合格ライン正答率60%
受験料1万3,300円(税抜)
対象者ITの基礎知識がある方
Javaの基礎を身につけたい方
公式サイトOracle認定Javaプログラマ
※記事公開時点での情報です。

Web系プログラマーを目指す人におすすめの資格3選

Web系のプログラマーを目指す人におすすめの資格を3つご紹介します。

  • PHP技術者認定試験
  • Python3エンジニア認定基礎試験
  • Ruby技術者認定試験

Webシステムのコーディングを行うWeb系プログラマーを目指すなら、よく使われる言語を習得するのがおすすめです。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、一般社団法人PHP技術者認定機構が行うベンダーニュートラル資格です。

Web業界で人気のあるプログラミング言語PHPのスキルがあるかを問われる試験で、初級・上級(準上級)・認定ウィザードの3段階の難易度にわかれています。

PHPは世界でトップシェアを誇るWordPressなど、Webアプリケーション開発でシェアの高い言語のため、プログラマーを目指す人にとって不可欠な言語といえるでしょう。

スキルを身につけられれば、PHPエンジニアとしてのスキルをアピールできるので、活躍のチャンスが十分に期待できます。

以下の表では初級についてまとめました。

出題範囲PHP基礎
試験方法CBT方式
難易度初級
合格ライン正答率70%
受験料1万3,200円(税込)
対象者ITの基礎知識がある方
PHPの基礎を身につけたい方
公式サイトPHP技術者認定試験
※記事公開時点での情報です。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験は、プログラミング言語Pythonのプログラミングスキルを認定する資格です。

PythonはAIや機械学習などの分野でも利用されている将来性の高い言語で、記述方法もわかりやすくプログラミング入門者でもチャレンジしやすいのもメリットとなります。

Pythonの基礎からデータ分析を学べる試験も展開されているため、データサイエンスに関心のある方は受験を検討してみましょう。

出題範囲Python基礎
試験方法CBT方式
難易度初級
合格ライン正答率70%
受験料1万1,000円(税込)
対象者ITの基礎知識がある方
Pythonの基礎を身につけたい方
公式サイトPython3エンジニア認定基礎試験
※記事公開時点での情報です。

Python3エンジニア認定基礎試験が気になる人は、以下の記事をチェックしてみてください。

活学ITスクールには、Pythonでオリジナルアプリを開発するAIアプリコースがあります。

未経験で知識ゼロからでもしっかりと開発スキルを身につけることができるので、実務に使えるスキルを学びたい方はぜひ受講をご検討ください。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Ruby Associationが実施するRubyのプログラミングスキルを認定する資格試験です。

Rubyは日本生まれのプログラミング言語で、Rubyベースのシステムを設計・開発・運用するエンジニアなどを対象にしています。

海外で人気の言語でしたが、近年は日本国内でもシステム開発に幅広く使用されている言語で、初心者でも学習しやすいことから、これからプログラミングに取り組む人にもおすすめです。

初級・中級者向けのSilverと上級者向けのGoldの2つにわけられており、Silverの難易度はPHP技術者認定試験の初級と同じレベルです。

以下の表では、基本的な技術レベルを認定するSilverについてまとめています。

出題範囲Ruby基礎
標準ライブラリ
試験方法CBT方式
難易度初級
合格ライン正答率75%
受験料1万6,500円(税込)
対象者ITの基礎知識がある方
Rubyの基礎を身につけたい方
公式サイトRuby技術者認定試験
※記事公開時点での情報です。

アプリケーションプログラマーを目指す人におすすめの資格3選

アプリケーションの開発・運用などを行う、アプリケーションプログラマーを目指す人におすすめの資格を3つご紹介します。

  • C言語プログラミング能力認定試験
  • アプリケーション技術者認定試験
  • App Development with Swift

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、日本の民間企業サーティファイが主催するC言語のプログラミングスキルを問うベンダーニュートラル資格です。

システム開発の現場で幅広く使用されているプログラミング言語で、シンプルな記述や処理が高速などの特徴があります。

資格取得を目指すなかでプログラミングの実践経験を養えるうえ、汎用性の高いC言語の知識があることをアピールできます。

就職・転職の際に求められる可能性も高まるでしょう。

1〜3級まで難易度が分類され、3級ではC言語の基本的なプログラミング能力が問われるので、初心者ならまずは3級取得に挑戦してみるのがおすすめです。

以下の表ではC言語の概念を理解し簡単なプログラムが書ける、3級についてまとめています。

出題範囲C言語基礎
試験方法リモートWebテスト
難易度初級
合格ライン正答率60%
受験料5,200円(税込)
対象者ITの基礎知識がある方
C言語の基礎を身につけたい方
公式サイトC言語プログラミング能力認定試験
※記事公開時点での情報です。

アプリケーション技術者認定試験

アプリケーション技術者認定試験は、一般社団法人 IT職業能力支援機構が実施している、Androidアプリケーション開発を行うスキルを認定する資格試験です。

世界で通用する資格で、Androidアプリケーション開発の基本的な知識をチェックできるベーシックと、高度なアプリケーションの開発者向けのプロフェッショナルに分類されています。

IT経験が無い場合は少々難易度が高く、プログラムを読んで回答する問題にはJavaの知識が必須のため、Javaの習得を優先的に行うのも選択肢の一つです。

以下の表では、ベーシックについてまとめています。

出題範囲Androidプログラミング
スクリプト言語 など
試験方法CBT方式
難易度初級~中級
合格ライン正答率70%
受験料1万6,500円(税込)
対象者ITの基礎知識・Javaの基礎知識がある方
Androidアプリ開発の基礎を身につけたい方
公式サイトアプリケーション技術者認定試験
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App Development with Swift

App Development with Swiftは、Apple社がリリースしたオープンソースのプログラミング言語Swiftを使った、iOSアプリの開発スキルを認定する資格試験です。

Swiftの基礎的な知識に加え、iOSアプリケーションの開発に必要なスキルや開発ツールの使い方などが問われます。

現在では多くのiOSアプリがよりパフォーマンスの高いSwiftへ移行しているため、これからアプリケーションプログラマーを目指す人にも適した資格です。

現状では英語版での試験のみ実施されており日本語版での試験実施は未定とされているため、ある程度の英文読解力が必要になります。

出題範囲Swift基礎
iOSアプリ開発ツール
iOSフレームワーク など
試験方法CBT方式
難易度初級~中級
合格ライン非公開
受験料1万780円(税込)
対象者ITの基礎知識がある方
Swift・iOSアプリ開発の基礎を身につけたい方
公式サイトApp Development with Swift
※記事公開時点での情報です。

ゲームプログラマーを目指す人におすすめの資格2選

ゲームプログラマーは未経験からの転職は難易度が高いため、他業種のプログラマーとして経験を積みながら、以下の資格取得を検討するのがおすすめです。

  • Unity認定試験
  • CGエンジニア検定

Unity認定試験

Unity認定試験は、ゲームエンジン「Unity」を扱うスキルを問う認定試験です。

多くのゲーム開発に使われるため、ゲームプログラマーを目指す人なら取得しておくほうがよい資格です。

Unityの基礎だけではなく、Unityと合わせて使われるプログラミング言語「C#」のスキルも問われます。

プログラマー向けの試験は初心者向けではありますが、150時間のUnityソフトウェアの使用が推奨されており、十分な対策が必要です。

ユーザー・アソシエイト・プロフェッショナル・エキスパートの4つの難易度があり、レベルが上がると受験資格として実務経験が求められます。

まずは、初心者向けのユーザーからプログラマー認定に挑戦してみましょう。

以下の表では、ユーザーレベルの試験についてまとめました。

出題範囲Unity基礎
C#基礎 など
試験方法リモートWebテスト
難易度初級
合格ラインスコア500以上(スコアスケール200~700)
受験料3万4,055円(税込)
対象者ゲームプログラマーを目指す方
C#・Unityの基礎を身につけたい方
公式サイトUnity認定試験
※記事公開時点での情報です。

CGエンジニア検定

CGエンジニア検定は、CGを扱うスキルを問う資格試験です。

プログラミングに特化した資格試験ではありませんが、ゲーム・VR・ARアプリなどのソフトウェア開発やシステム開発を行うための幅広い知識が求められます。

ゲームエンジニアとして活躍したい方にも適した資格といえるでしょう。

基礎知識を問われるベーシックと、専門知識と応用力が問われるエキスパートに分かれているので、ベーシックの取得からチャレンジしてみてください。

以下の表では、ベーシックについてまとめています。

出題範囲モデリング
レンダリング
アニメーション
システムと規格 など
試験方法CBT方式
難易度初級
合格ライン正答率70%
受験料5,600円(税込)
対象者ゲームプログラマーを目指す方
CGの基礎を身につけたい方
公式サイトCGエンジニア検定
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組み込み系プログラマーを目指す人におすすめの資格2選

組み込み系は電化製品などに組み込まれるプログラムを開発するエンジニアです。

ハードウェアの知識などを証明できる、以下のような資格取得がおすすめです。

  • ETEC
  • OCRES

ETEC

ETEC(組込み技術者試験制度)は、社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が運営している、組み込み系の技術に関する知識やスキルを問う試験です。

組み込みソフトウェアの開発に必要なプロセッサ・メモリ管理・ソフトウェアの設計・C言語のコーディングなどの幅広いスキルが問われます。

「クラス2」とクラス2で500点以上のスコアを取得した人が対象の「クラス1」にわかれており、クラス2はこれから組み込み系に取り組む人でも挑戦しやすい試験です。

出題範囲プロセッサ
基本ソフトウェア
ソフトウェア開発
通信 など
試験方法CBT方式
難易度初級~中級
合格ライン合否判定なし(スコアによる客観評価)
受験料1万6,500円(税込)
対象者組み込み系プログラマーを目指す方
公式サイトETEC
※記事公開時点での情報です。

OCRES

OCRES(OMG認定 組み込み技術者資格試験)は、国際標準化団体OMGが認定している組み込み技術者向けの資格です。

OMG認定技術者資格試験プログラムの日本版試験で、コースは「BPM」「SysML」「UML」の3種類があります。

それぞれのコースの中でファンダメンタル(初級)・インターメディエイト(中級)・アドバンス(上級)の3つのレベルがあります。

上位資格を取得するためには下位資格の合格が必要です。

世界的に通用する資格試験であり組み込みソフトウェアの規格をカバーしているので、組み込みエンジニアとして一歩先に進みたい方におすすめの試験といえます。

上位資格を取得すれば、リアルタイムシステムや組み込みソフトウェア開発などすべてのプロジェクト責任者として、グローバルな活躍が期待できるのもポイントです。

出題範囲ソフトウェア工学分野
MDA・UMLプロファイル など
試験方法CBT方式
難易度初級~中級
合格ライン非公開
受験料3万7,250円(為替変動による見直し有:1回/年)
対象者組み込みエンジニアを目指す方
公式サイトOMG認定資格試験
※記事公開時点での情報です。

プログラマーを目指す人が効率よく資格勉強をする方法

プログラマーを目指す人が効率よく資格勉強をする方法は、大きく分けて以下の3つです。

  • 必要な資格を見極める
  • プログラミングスクールを利用する
  • 開発にも力を入れる

ここからは、資格取得に向けて必要なスキルを身につけるポイントをご紹介します。

必要な資格を見極める

資格を取得する際は、必要な資格を見極めなければなりません

自分が目指すプログラマー像を明確にし、そのプログラマーへの転職に有効な資格に絞って対策する必要があります。

あまりにマイナーすぎる資格や簡単すぎる資格を取得しても、就職や転職において選考を有利に進めることはできません

たとえば、システムエンジニア(SE)が取ったほうがよい資格として国家資格の情報処理技術者試験が挙げられます。

未経験からの転職活動や現役エンジニアのキャリアアップに向けて必要な資格、企業が評価してくれる資格を見極めて資格取得を目指しましょう。

プログラミングスクールを利用する

プログラマーの資格取得を目指すなら、プログラミングスクールを利用するのも選択肢の一つです。

独学でも資格取得は目指せますが、スクールならカリキュラムに沿って進められるので学習効率が向上し、資格取得までの時間を短縮可能です。

就職・転職サポートも充実している「活学ITスクール」では、未経験からチャレンジしたい人でも学びやすい環境を用意しています。

たとえば、アニメーションを用いた動画で未経験者でもわかりやすく学べます。

また、エンジニア系の資格取得者・エンジニア経験者が講師をしているので、実践的な内容の質問や現場のリアルな話をお伝えできます。

資格の勉強をスムーズに進めたい人は、活学ITスクールの受講を検討してみてください。

開発にも力を入れる

企業が重視するのは資格よりも実務経験のため、実際に手を動かして開発経験を積むことを重視しましょう。

資格のある未経験者よりも資格の無い経験者のほうが採用される可能性は高いので、実務にも力を入れることも大切です。

転職やキャリアアップを目指すなら、ポートフォリオの作成など自身のスキルを成果物として提示することで評価につながります。

インフラエンジニアからプログラマーを目指すのもおすすめ

プログラマーへの転職を目指して資格勉強していたにもかかわらず挫折してしまった方は、インフラエンジニアからのキャリアチェンジを検討するのもおすすめです

プログラミング学習やポートフォリオの作成で挫折してしまう方は多く、プログラマーへの転職を難しいと感じている方もいるでしょう。

インフラエンジニアはサーバーやネットワークなどITの基盤となるインフラ技術を扱うエンジニアですが、最初はプログラミングスキルがなくても転職できます

インフラエンジニアとしてIT経験を積んだ上で、再度プログラマーを目指すことも可能です。

インフラエンジニアとプログラマーの違いについては以下の記事で解説しているので、キャリアプランの参考にしてみてください。

まとめ

プログラマーを目指すために資格は必ずしも必要ではありませんが、取得できれば多くのメリットがあります

選考を有利に進められたりキャリアや収入アップにつながったりなどのメリットがあるため、転職を検討している方はぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。

IT未経験からプログラマーを目指す場合、信頼度や汎用性の高い資格を選ぶのがおすすめです。

また資格取得だけを目標にするのではなく、ポートフォリオの作成など開発にも力を入れましょう。

プログラミング学習が不安な方は、インフラエンジニアへの転職も有力な選択肢です。

インフラエンジニアからプログラマーへの転職も十分に可能なため、キャリアプランの一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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