プログラマーはやめとけ?理由とやりがいから向き不向きまで解説

プログラマーはやめとけ

といった意見を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

プログラマーを目指している方の中には、そうした意見を目にして不安に感じている方もいるはずです。

本記事では、「プログラマーはやめとけ」と言われる理由と実態、プログラマーに向いている人・向かない人の特徴について解説します。

インフラエンジニアの方がプログラマーよりもおすすめできる面もあるため、プログラマーではなくインフラエンジニアからキャリアをスタートさせるという選択肢も有力です。

インフラエンジニアの強みやキャリアについても解説するので、プログラマーを目指している方もぜひ参考にしてみてください。

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目次

プログラマーはやめとけと言われる理由と実態

プログラマーはなぜ「やめとけ」と言われてしまうのでしょうか。

ここでは、プログラマーがやめとけと言われてしまう理由と実態について、以下の点から解説します。

  • 納期に追われやすい
  • 残業が多い
  • 体力的に厳しい
  • 継続的な勉強が必要
  • 年齢が上がるとキャリアパスが限られる
  • 将来性が薄い

納期に追われやすい

プログラマーは、プロジェクトの納期を守らなければなりません。

プログラマーは納期に追われることが多く、ハードワークを負担に感じてしまう方も多いようです。

ストレスによる身体的・精神的な不調を引き起こす可能性があるため、「やめとけ」と言われてしまうことも多くあります。

納期については企業や案件、本人のスキルやマネージャーの能力などによる部分が大きく、実態として必ずしも全プログラマーが負担を強いられているとは限りません。

残業が多い

プログラマーは残業や休日出勤が多いと思われており、その点から「やめとけ」と言われてしまうこともあります。

急な仕様変更や不具合が発生しやすく、時間外労働を不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

IT系企業はブラック企業が多い、と考えられていた時期もありますが、今では労働環境が改善されていることも多く、企業さえ選べば長時間労働を避ける事は十分に可能でしょう。

体力的に厳しい

長時間労働などが原因で、体力的な負担が大きいと感じる方も多い仕事です。

また、デスクワークが中心になるため、運動不足が気になる方も多いのではないでしょうか。

労働環境が整った会社に就職できれば、体調面のケアはきちんと実施してもらえるはずです。

最近ではリモートワークが中心になりつつあるので、体力に不安のある方でも働きやすい環境が整ってきています。

継続的な勉強が必要

プログラマーには継続的な勉強が欠かせません

ITの進歩は速く、スキルアップできなければ収入も上げられません。

継続的に勉強を続けていかなければならないという点で負担に感じる方も多いようです。

ITエンジニア全般に言えることですが、プログラマーに継続的なスキルアップが欠かせないのは事実です。

「勉強していくのが不安」「勉強したくない」という方はプログラマーとして成長していくのは難しいこともあるでしょう。

年齢が上がるとキャリアパスが限られる

プログラマーについては、「35歳定年説」が主張されることがあります。

体力勝負な部分もあるため、20代までは通用していた働き方が30代以降は通用しなくなってくる、という考え方です。

年齢が上がると別のエンジニアへのキャリアチェンジが難しくなることもあり、年齢が上がってしまうとキャリアパスが限定されるため、「プログラマーはやめとけ」と言われてしまうようです。

とはいえ、プログラマーとして技術を磨いて経験を積んだ後であれば、マネージャーや営業といったキャリアに加え、システムエンジニアなど上流工程に携わるチャンスもあります。

経験次第でさまざまなキャリアが見込めることもあるため、必ずしもキャリアパスが限定されているとは限りません。

将来性が薄い

AIや機械学習の普及によって、プログラマーの需要が減ると考えられています。

AIにコードを書かせたり、ノーコード開発が普及したりすることで、プログラマーの仕事がなくなってしまうのではないかと不安に感じている方もいるでしょう。

たしかに、単純なコーディングしかできないプログラマーに関しては将来性が怪しい面もあるかもしれません。

新しい技術を積極的に取り入れ、常にスキルアップして自身の市場価値を高めていく必要があります。

プログラマーの魅力ややりがい

プログラマーは「やめとけ」と言われてしまう反面、実は魅力ややりがいもある仕事です。

ここでは、プログラマーの魅力ややりがいを3つご紹介します。

  • 実力が評価されやすい
  • キャリアパスが広い
  • 自由な働き方が期待できる

実力が評価されやすい

プログラマーの魅力の一つは、実力が評価されやすいことです。

年功序列ではなく、実力で評価してくれる企業が多い職種なので、スキルアップできれば年収を上げやすい仕事でもあります。

スキルさえあれば働き方を選択しやすく、様々な企業で働いたり、フリーランスとして活躍する道もあります。

成長意欲が高く、スキルアップに積極的になれる方であれば、プログラマーとして活躍できる場は広いでしょう。

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キャリアパスが広い

プログラマーはキャリアパスが広いエンジニアでもあります。

年齢を重ねるとキャリアが限定されるという意見もありますが、実際にはプログラマーからでも幅広いキャリアパスが期待できます。

インフラエンジニアやAIエンジニアなど、プログラミングスキルを活かして別のエンジニアとして活躍するキャリアはもちろん、マネージャーやコンサルタントといったゼネラリストといったキャリアも見込めるのが、プログラマーの魅力です。

自由な働き方が期待できる

プログラマーは自由な働き方が期待できる職種です。

企業によってはリモートワークやフレックスタイム制を採用している企業も多く、比較的自由な働き方ができるでしょう。

十分な実務経験を積めばフリーランスとして活躍する道もあるので、そうしたキャリアを目指したい方は継続的なスキルアップを心がける必要があります。

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プログラマーに向いている人の特徴

プログラマーの魅力を活かせるのはどのような人なのでしょうか。

ここでは、プログラマーに向いている人の特徴を3つご紹介します。

  • 向上心がある
  • 論理的思考力がある
  • コミュニケーションに不安がない

向上心がある

プログラマーに向いている人の特徴の一つとして向上心があることが挙げられます。

プログラマーは常に新しい技術やトレンドを敏感にキャッチし、継続的に学び続けなければならない職種です。

自分のスキルや知識を向上させるために、学習意欲を持って積極的にスキルアップを図らなければなりません。

論理的思考力がある

プログラマーに向いている人の特徴として、論理的思考力があることが挙げられます。

プログラムは論理的な仕組みにもとづいて動くため、論理的に考えながらコードを書かなければなりません。

トラブルが発生した時に問題を解決するため、筋道を立てて考え抜くことも大切です。

プログラマーとして活躍するには、問題解決能力や論理的思考力が欠かせません。

コミュニケーションに不安がない

プログラマーに向いている人の特徴として、コミュニケーションに不安がないことが挙げられます。

システム開発はチームで行われるため、プログラマーは多くのメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事を進めていかなければなりません。

プログラミングにおいては、レビューコメントの書き方やプログラムの読みやすさ、質問の仕方・答え方も重要なコミュニケーションの一部です。

コミュニケーションに不安がない人の方が、プログラマーとしての活躍が期待できます。

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プログラマーに向かない人の特徴

反対に、プログラマーに向いていない人もいます。

プログラマーに向かない人の特徴は、以下の3点です。

  • 学習意欲がない
  • コミュニケーションが苦手
  • 柔軟性がない

学習意欲がない

プログラマーは常に新しい技術やツールを学び、最新の知識やスキルを身に付ける必要があります。

学習意欲がなく、新しいことに興味を持てない人はプログラマーに向いていません。

業務中でも新しい技術やツールを習得する必要があるので、自己学習が苦手だと、担当できる業務が限定されてしまう恐れもあります。

コミュニケーションが苦手

プログラマーには、他のプログラマーやマネージャー、クライアントとのコミュニケーションが欠かせません。

プログラムには仕様書やドキュメントがありますが、それだけではプログラムを作ることができないため、必ず他の人とコミュニケーションをとり、意見を交換しながら作業を進める必要があります。

そのため、コミュニケーションが苦手な人は、プログラマーに向かないといえます。

柔軟性がない

システム開発の現場では、様々なエラーに対応しなければなりません。

開発の過程で、予期せぬ問題が発生することも珍しくないため、臨機応変に対応することが求められます。

そのため柔軟性がなく、新しい技術やトラブルに対応できない人は、プログラマーとして活躍するのは難しいでしょう。

プログラマーよりインフラエンジニアがおすすめ?

IT未経験からエンジニアを目指す場合は、プログラマーよりもインフラエンジニアの方がおすすめです。

ここでは、プログラマーよりインフラエンジニアの方がおすすめできる理由と、キャリアチェンジについて解説します。

インフラエンジニアの方が年収は高くなりやすい

プログラマーよりもインフラエンジニアの方が年収が高くなる傾向にあります。

たとえば、大手求人サイト「求人ボックス」で公開されているインフラエンジニアの平均年収は、およそ「540万円」です。

対して、同じく「求人ボックス」でのプログラマーの平均年収はおよそ「433万円」です。

インフラエンジニアの方がプログラマーよりも年収が高くなる傾向にあるため、高年収を期待したい方はインフラエンジニアからキャリアをスタートさせるのもおすすめです。

インフラエンジニアの方が将来性は高い

プログラマーよりも、インフラエンジニアの方が高い将来性を期待できると言われています。

技術のトレンドこそあっても、ネットワークをはじめとするインフラ分野はなくなることが想定しにくく、将来的にも高い需要が期待できる職種です。

インフラ系はITの様々な分野と密接に関わっているため、他のIT領域へのキャリアチェンジもしやすいのも、インフラエンジニアの将来性の高さにつながっています。

インフラエンジニアからプログラマーへの転職もアリ

プログラマーを目指している方でも、インフラエンジニアからキャリアチェンジするという選択肢もあります。

システム開発にはさまざまな分野の知識が求められるため、インフラを意識したプログラムの実装ができるエンジニアには高い市場価値が期待できるでしょう。

プログラマーになるにはプログラミングが求められるため、独学でチャレンジして挫折してしまったという方も多いはずです。

インフラエンジニアのキャリアはプログラミングスキルが無くてもスタートできるので、プログラミングで挫折した方でもチャレンジしやすいでしょう。

インフラエンジニアになるにはスクールの受講がおすすめ

インフラエンジニアになるには、スクールの受講を検討すると良いでしょう。

プログラミングはなくてもインフラエンジニアになれるとはいえ、インフラ関連のスキルや資格があった方が転職しやすいことも事実です。

インフラエンジニアになるには、スクールの受講がおすすめです。

必要なスキルを効率的に学べるのはもちろん、転職サポートまで実施してもらえるため、確実にインフラエンジニアとしての転職を成功させたい方は、ぜひスクールの受講を検討してみてください。

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