プログラミング学習は独学でも可能ですが、スクールを受講するメリットは多く利用すればITエンジニアへの道は早まります。
プログラミングに興味があっても「ITエンジニアを目指す際、どうやって学習を始めれば良いのだろう」「東京のプログラミングスクールが多すぎて選び方が分からない」と悩む方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、東京のプログラミングスクールの通学型とオンライン型あわせて8校を厳選しました。
加えてプログラミングスクール受講までのステップや、プログラミングスクールの選び方も解説します。
この記事を読めば、プログラミングスクール選びの手順が理解できるので、興味のある方はぜひご覧ください。
地域を限定せず、エンジニア職種ごとのおすすめプログラミングスクールを確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
プログラミングスクール受講までの4ステップ
プログラミングスクールは闇雲に選ぶと失敗する可能性があり、1校に絞るまでにやるべきことがあります。
ここではプログラミングスクール受講までの流れを、次の4ステップで解説します。
- ステップ①学習目的を明確にする
- ステップ②無料教材や書籍で独学する
- ステップ③プログラミングスクールを数校に絞る
- ステップ④無料説明会・体験を複数利用する
プログラミングスクールを焦って決めずに、まずは本章をご一読ください。
ステップ①学習目的を明確にする
プログラミングを学ぶと決めたら、最初に学習する目的を明確にしましょう。
学習目的が定まらないと、一人ひとりに必要なカリキュラムが決まらないからです。
例えばWebサイトを作る場合はPHPやRuby、Webアプリケーションを作る場合はJavaの知識を習得する必要があります。
目的・目標が決まっていないのに、「名が知れている」「料金が安い」といった理由でスクールから決めてしまうのは危険。
ゴール地点がないとなぜ学習しているのか分からなくなり、挫折してしまう可能性が高まります。
ステップ②無料教材や書籍で独学する
学習目的が決まれば、まずは気軽に独学から始めてみましょう。
プログラミング学習自体が続けられそうか、お金をかける前に確かめることが大切です。
そしてプログラミング学習は、基礎部分なら独学でも気軽に習得することができます。
例えば無料で利用できる学習プラットフォームや動画教材を活用したり、書籍でIT業界の概要を掴んだり、仕事や学業と両立しながら学習を進めます。
プログラミング技術をさらに追求したいのか見極めるだけでも、独学する価値があります。
ステップ③プログラミングスクールを数校に絞る
「独学では挫折してしまいそう」「時間短縮で学びたい」と考える人は、プログラミングスクールを受講すると良いでしょう。
プログラミングスクールを選ぶ時、まずはあなたの学習目的が達成できる数校に絞ることが大切です。
公式サイトやまとめサイト、SNSの口コミなどから情報を集め、受講したいプログラミングスクールを見極めましょう。
ステップ④無料説明会・体験を複数利用する
プログラミングスクールが絞れたら、複数の無料説明会に参加しましょう。
実際にスクールの講師から話を聞き比較することで、よりあなたに合った1校を選べます。
さらにスクールによっては、入会前にカリキュラムを体験できるところがあります。
教材の形式は動画やテキストなどスクールによって異なるので、実際に手に触れて確かめておきましょう。
プログラミングスクールを選ぶ時のチェック項目
ここではプログラミングスクールを選ぶ時のチェック項目として、以下の4つを紹介します。
- カリキュラムの内容
- 入会金と受講料
- 無料説明会や無料体験での印象
- 客観的な口コミ
この4点を参考にして、ミスマッチなくスクールを選びましょう。
①カリキュラムの内容
カリキュラムの内容は、スクール選びで最も重要といえるでしょう。
目的が達成できるのか、最後まで学び切れるのかを見極める必要があります。
ここではWebサイト制作を副業で行う場合を例に、必要なカリキュラムを見ていきましょう。
まず習得が必要なプログラミング言語は、HTMLやCSS、JavaScriptなどです。
そして教材はテキストや動画があり、あなたが使いやすい形式なのか見極めることが大切です。
さらに単に技術を習得するだけでなく、副業案件を紹介してくれたり仕事の取り方を指導してくれたりすると、具体的な仕事につなげていけるでしょう。
②入会金と受講料
プログラミングスクールの料金はスクールを分かりやすく差別化できるポイントで、数十万円かかる料金をなるべく押さえたいと思うのは当然です。
ただし料金の安さだけで選ぶのは危険で、合わないカリキュラムは挫折の原因になってしまいます。
料金は金額に見合ったカリキュラムやサポートがあるのか、自分が払える範囲なのかを見極める必要があります。
③無料説明会や無料体験での印象
プログラミングスクールの無料説明会に参加し、講師やスクールの雰囲気を自分の目で確かめながら、気になる点は直接質問して疑問解消します。
また無料体験を実施するスクールなら、実際のカリキュラムに近い教材を試せるので、入会後のミスマッチを減らすことができます。
④客観的な口コミ
口コミサイトやSNSの客観的な口コミは、スクール選びの参考になります。
口コミ評判が高いスクールに魅力を感じ、興味を持つのは自然です。
しかしその一方でスクールのカリキュラムやサポートへの評価は、人によってとらえ方が異なるケースもあります。
口コミの情報をきっかけにして、実際に体験学習を利用したり講師に質問したりして上手く活用しましょう。
東京の通学型プログラミングスクールおすすめ4選
ここからは東京で通学できるプログラミングスクールを、以下の4校に絞って紹介します。
- Freeks
- ヒューマンアカデミー
- ネットビジョンアカデミー
- 42Tokyo
Freeks
Freeksは月額制のプログラミングスクールで、月10,780円からと低価格で受講できるのが特徴です。
受講期間は自分で決められるので、短期集中でコスパ良く学びたい方と仕事と両立しながらじっくり学びたい方のどちらにも適しています。
またFreeksなら、カリキュラム内で実案件の経験を積むことができます。
最初の案件は右も左も分からず戸惑ってしまいますが、講師のサポートを受けながら経験できるので安心です。
スクール名 | Freeks |
特徴・利用するメリット | サブスク型のプログラミングスクール 実務経験が積める |
学べるスキル・言語 | Java、PHP、JavaScript、Pythonなど |
入学金(税込) | ― |
受講料(税込) | 10,780円~/月 |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会あり |
教室所在地 | 永田町(オンライン受講も可) |
公式サイト | https://freeks-japan.com/ |
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは多彩なキャリアアップ講座を提供するスクールで、IT系ならAIやデザインスキルを学べます。
ヒューマンアカデミーで教室利用とオンライン受講を併用すれば、効率良く精度の高い学習時間となります。
例えば基礎スキルはオンラインで何度も繰り返し、実践力は講師に直接教えてもらうことができます。
さらに就職サポートが充実していて、キャリアカウンセラーが求人紹介・書類添削・面談指導まで徹底的にバックアップ。
企業説明会も毎月実施していて、採用担当者の貴重な話を聞くことができます。
スクール名 | ヒューマンアカデミー |
特徴・利用するメリット | 教室利用・オンライン受講を併用できる 就職できるまでバックアップ |
学べるスキル・言語 | Python、AWS、ネットワーク全般デザインスキルなど |
入学金(税込) | 11,000円 |
受講料(税込) | 645,663円~(一部非公開) |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会・無料体験あり(時期による) |
教室所在地 | 銀座、秋葉原、新宿(オンライン受講も可) |
公式サイト | https://haa.athuman.com/ |
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーではネットワークエンジニアとして、インターネットの基盤であるインフラに携わるスキル習得を目指します。
カリキュラムは座学で講師から学んだり、実機を使い演習を行なったりします。
現場で使う実機を手に取って学べるので、就職後の実務に活かすことができます。
またネットビジョンアカデミーの受講生は、ネットワークの世界的資格であるCCNA資格の取得率が99%と高水準。
元々ネットワークエンジニアの会社だったからこそ実現する質の高いカリキュラムで、他のスクールよりもきめ細かい知識を習得していきましょう。
スクール名 | ネットビジョンアカデミー |
特徴・利用するメリット | CCNA資格合格率は99% 上京支援サポートあり |
学べるスキル・言語 | Linux、ネットワーク系全般 |
入学金(税込) | ― |
受講料(税込) | 無料~ |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会あり |
教室所在地 | 新宿(オンライン受講も可) |
公式サイト | https://www.netvisionacademy.com/ |
42Tokyo
42Tokyoは世界各国で展開するエンジニア育成機関で、日本では東京・六本木のみに教室を展開しています。
42Tokyoの大きな特徴は、受講料無料で学歴・年齢不問で学べることです。
このような好条件で学ぶには一次試験・二次試験の2つに合格する必要があり、その試験はかなりハードと言われています。
入学試験を受けるだけでもためになる刺激的な試験なので、興味があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
入学が決まれば24時間使い放題の校舎で、優れた仲間達と切磋琢磨しながら学べる環境が用意されています。
スクール名 | 42Tokyo |
特徴・利用するメリット | 入学には一次二次試験がある DMM.comが業務委託をしている |
学べるスキル・言語 | C言語など |
入学金(税込) | ― |
受講料(税込) | 無料 |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会あり |
教室所在地 | 六本木 |
公式サイト | https://42tokyo.jp/ |
東京のオンライン型プログラミングスクールおすすめ4選
続いてオンライン形式のおすすめのプログラミングスクールを、以下の4校に絞って紹介します。
- テックアカデミー
- デイトラ
- CodeCamp
- RUNTEQ
テックアカデミー
テックアカデミーはコースの種類が豊富なプログラミングスクールで、例えば以下のようなコースを提供しています。
- エンジニア転職保証コース
- はじめての副業コース
- フロントエンドコース
- iPhoneアプリコース
- データサイエンスコース
コースの目的が分かりやすく、初心者でもコースを選びやすいのが特徴です。
またテックアカデミーを受講するメリットは、講師の質の高さと返信の早さにもあります。
チャットサポートでの回答の早さは数分程度と言われていて、質の高い回答で疑問を解決しながら次々に学習を進められます。
スクール名 | テックアカデミー |
特徴・利用するメリット | コースの種類・受講期間が多数 体験学習で講師との面談が可能 |
学べるスキル・言語 | Java、PHP、Ruby、Python、JavaScriptなど |
入学金(税込) | ― |
受講料(税込) | 53,900円~ |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会・無料体験あり |
公式サイト | https://techacademy.jp/ |
デイトラ
デイトラはSNSの口コミで広まったプログラミングスクールで、そのカリキュラムはコスパが抜群だと言われています。
デイトラには学んだスキルを仕事にするための最短ルートがあり、初級から順次レベルを上げて学びを進めます。
また受講修了後のサポートが充実していて、随時更新されるカリキュラムは永久的に閲覧可能で、さらに受講修了後1年間の講師サポートも付いています。
受講修了後にも講師に相談できるので、安心して学習を続けられます。
スクール名 | デイトラ |
特徴・利用するメリット | ・受講料が業界最安級・サポートが長期間 |
学べるスキル・言語 | PHP、WordPress、デザインスキルなど |
入学金(税込) | ― |
受講料(税込) | 69,800円~ |
無料説明会・無料体験 | 無料体験あり |
公式サイト | https://www.daily-trial.com/ |
CodeCamp
CodeCampは受講者数5万人越えの実績あるプログラミングスクールで、教材はIT企業の研修でも300社と多くの方に利用されています。
CodeCampのコースは受講期間が選べるので、仕事を続けながらでも短期集中でも学ぶことができます。
そして講師のレッスンやチャットのサポート時間は、7時から23時40分と長時間対応となっています。
CodeCampにはそれぞれの生活リズムに合わせて学習できる環境があります。
スクール名 | CodeCamp |
特徴・利用するメリット | 講師の対応時間が長い デザインコースの種類が豊富 |
学べるスキル・言語 | Ruby、Java、JavaScriptデザインスキルなど |
入学金(税込) | 33,000円 |
受講料(税込) | 165,000円~ |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会あり |
公式サイト | https://codecamp.jp/ |
RUNTEQ
RUNTEQでは、未経験から現場で活躍できるレベルを目指すカリキュラムがあります。
入門編から徐々にレベルを上げて学び、応用・発展編へと進んでいきます。
カリキュラムと同時進行で作るオリジナルアプリは、個性を重視した企画設計から始まり、リリース・運用までの一連の流れを学びます。
他のスクールにはない高いレベルのポートフォリオを作り、採用面接でアピールすることができます。
スクール名 | RUNTEQ |
特徴・利用するメリット | ポートフォリオ制作に力を入れている 中間試験・卒業試験がある |
学べるスキル・言語 | Ruby、JavaScriptなど |
入学金(税込) | ― |
受講料(税込) | 550,000円 |
無料説明会・無料体験 | 無料説明会あり |
公式サイト | https://runteq.jp/ |
プログラミングスクールを受講するメリット
ここからはプログラミングスクールを受講するメリットについて、以下の3点から紹介します。
- 挫折する確率が下がる
- 最短ルートでエンジニアを目指せる
- 現役エンジニアから学べる
独学にはないメリットに納得した方は、ぜひ受講を検討してみてください。
①挫折する確率が下がる
スクールを受講すると、プログラミング学習の挫折率が下がると言われています。
そもそも学習に挫折する原因は、分からない所で手が止まってしまい学習を進められないことが挙げられます。
その点プログラミングスクールなら、分からない所があればいつでも質問できる環境があります。
挫折する原因は他にもモチベーションの維持が挙げられますが、プログラミングスクールなら教室での学習環境や講師との定期面談、受講生のコミュニティなどやる気を維持する環境が整っています。
プログラミングスクールには、挫折を回避できるさまざまな仕組みがあるといえるでしょう。
②最短ルートでエンジニアを目指せる
プログラミングスクールには、最短ルートでエンジニアを目指す環境があります。
プログラミングスクールは、エンジニアになるための体系的な知識をカリキュラムに組んでいます。
一方で独学の場合は何から学べば良いのか、どの教材を使えば良いのか分からないまま遠回りしてしまうこともあるでしょう。
特に転職や副業を目指す場合、プログラミングスクールを活用すれば時間短縮が可能です。
③現役エンジニアから学べる
プログラミングスクールには講師が在籍していて、その多くが現役エンジニアです。
プロの講師から、最新の技術を直接教えてもらうことができます。
ただし一部のスクールでは、エンジニア以外のスクール卒業生などが講師を担っています。
受講申し込みをする前に、公式サイトや説明会での確認は必須です。
プログラミングスクールを受講する前に確認すべきポイント
プログラミングスクールを受講するまでの流れやメリットをご理解いただけましたでしょうか。
最後にプログラミングスクールの受講を決める前に、確認すべきポイントを3つ紹介します。
- 教育訓練給付金制度の対象か
- キャリアサポートが充実しているか
- 質問の返事の早さ
この3点が揃っていれば受講生に優しいスクールといえるので、ぜひ内容をご確認ください。
①教育訓練給付金制度の対象か
教育訓練給付金制度の対象スクールだと、お得にプログラミングを学ぶことができます。
教育訓練給付金制度とは国が提唱している働く人の能力開発を支援する制度で、対象スクールの場合は受講費用の一部を国が負担してくれます。
今回紹介した6校の中では、テックアカデミーやヒューマンアカデミーが対象で、以下のように受講料の一部を負担してくれます。
対象コース | 受講料(税込) | 実質負担額(税込) | 国の負担割合・金額 |
---|---|---|---|
テックアカデミー エンジニア転職保証コース | 547,800円 | 164,340円 | 受講料の70% |
ヒューマンアカデミー Webデザイナーコース | 645,663円 | 545,663円 | 10万円 |
教育訓練給付金制度を利用するには細かい条件や手続きを要するので、ハローワークやスクールに事前に確認が必要です。
②キャリアサポートが充実しているか
プログラミングスクールを選ぶ際は、キャリアサポートが充実しているかどうかを確認しましょう。
スクールでプログラミング技術だけを学んでも、仕事へ上手くつなげられない可能性があります。
転職支援はポートフォリオの添削や求人紹介、職務経歴書や履歴書の添削サポートがあると、選考へスムーズに進めるでしょう。
また副業を目指す方は、案件紹介や案件着手のサポートなどがあれば、仕事を受注する流れが掴めるでしょう。
③質問の返事の早さ
プログラミングスクールを選ぶ時は、チャットでの質問の返信スピードを確認しておきましょう。
随時返信をくれるスクールが魅力的な一方で、中には返信に1週間程度要するスクールもあります。
1週間学習が進まないと、カリキュラムを期間内に終えられない可能性も出てきます。
スムーズにリズム良く学習を進めるためには、質問への返信スピードは重要といえるでしょう。
まとめ:東京のプログラミングスクールは学習目的に沿って決めよう!
プログラミングスクールは数が多く、どこを重視すれば良いのか難しいですがプログラミングスクールそれぞれのメリットや条件を確認して、あなたにピッタリの1校を見つけていきましょう。
今回紹介したプログラミングスクールや受講までの手順、確認すべきポイントを参考に色々なスクールをチェックしてみてはいかがでしょうか。