社内SE優良企業の項目別ランキング!ホワイト企業の共通点や出会い方

こんにちは。活学キャリアです。

今、転職を考えている方の中には、

できれば働きやすい会社で社内SEになりたいけれど、どれが本当に優良企業なのかわからない…

転職サイトにある条件が良さそうな企業も、本当にホワイトかどうかは判断がつかないよね…

と感じている方は少なくないと思います。

今回はそんな方々に、社内SEの優良企業や業界にまつわる情報を、項目別にランキング形式でご紹介していきます。

年収や離職率、社員からの評判など複数の視点から読み解くことで、自分にとっての理想の働き方が明確になるものなので、ぜひ参考にしてほしいと思います。

目次

【年収編】社内SEが働きやすい優良企業ランキングTOP5

早速、社内SEが働きやすい優良企業を見ていきます。

まずは、年収ランキングTOP5からです。

順位企業名平均年収企業の概要・特徴
1位三井物産1369万円エネルギー・金属・機械などを扱う巨大商社。
世界中に資源ネットワークを持ち、市況変動を巧みに活かす事業構造を構築。
2位キーエンス1261万円生産現場向けのセンサや測定機器などをグローバルに展開。
顧客の課題に即応する直販体制と、現場の声を反映した商品開発力が強み。
3位豊田通商1036万円トヨタグループの中核を担う総合商社。
モビリティや資源、ライフスタイル領域など多角的に事業を展開。
4位武田薬品工業1035万円国内最大手の製薬企業。
グローバルにも強く、創薬やバイオ医薬品に注力。
5位野村総合研究所989万円システム開発とコンサルティングの両輪を持つIT系シンクタンク。
金融業界への強みが際立つ。

※2025年5月現在

参考:openwork

いずれも年収水準が約1,000万円と高いだけでなく、グローバル展開や技術革新、事業の安定性にも優れている点が共通しています。

成長性や専門性のある環境でスキルを磨きながら、高収入も実現したい方であれば、誰もが憧れる企業とされてます。

【売上編】社内SEが働きやすい優良企業ランキングTOP5

続いて、売上別に分けた優良企業ランキングになります。

順位企業名売上企業の概要・特徴
1トヨタ自動車4509,5325百万円世界最大級の自動車メーカー。
グローバル展開とEV・自動運転など次世代技術への投資を積極化。
2三井物産1332,4942百万円資源・エネルギーから食料・機械まで幅広い事業を手がける総合商社。
海外拠点とネットワークが強み。
3ソニーグループ1302,0768百万円エンタメとエレクトロニクスのグローバル企業。
ゲーム、音楽、金融など多角的に成長を続ける。
4豊田通商1018,8980百万円トヨタグループの商社機能を担い、モビリティや素材分野で成長。
アフリカ市場への注力が特徴。
5デンソー714,4733百万円自動車部品の開発・製造を手がける大手。
自動運転・電動化技術で業界をリードする立場にある。

※2025年5月現在

参考:openwork

いずれも業界トップクラスの売上を誇り、安定した経営基盤を持つ企業ばかりです。

自動車・エネルギー・エレクトロニクスといった成長性のある分野でIT活用を進めており、社内SEとしてもスキルを活かしやすい環境が用意されています。

とくに次世代技術への取り組みが積極的な点は、各々の今後のキャリア形成にも好影響を与えることは間違いなさそうです。

【離職率編】社内SEが働きやすい優良企業ランキングTOP5

以下は、「離職率の低さ」を基準に選んだ優良企業ランキングTOP5です。

順位企業名離職率企業の概要・特徴
1三井物産2.40%総合商社としての安定した経営と柔軟な働き方改革により、長期的に働きやすい環境が整っている。
2日本ガイシ3.70%セラミックス技術を強みにエネルギー・環境分野で存在感を持つ。
福利厚生や職場の人間関係にも定評あり。
2ヤマハ発動機3.70%バイクやマリン事業を中心に世界展開。
自由度の高い社風とワークライフバランスの取りやすさが魅力。
4ソニーグループ4.20%エンタメ・テックを融合した先進企業。
キャリアの多様性と働き方の柔軟性が定着率の高さにつながる。
4村田製作所4.20%電子部品のグローバル企業。
職場風土が穏やかで、技術者が落ち着いて働ける環境づくりを重視。

※2025年5月現在

参考:SES初心者ナビ

どれも安定した事業基盤や柔軟な働き方、社内の風通しの良さなどが共通しており、「地に足をつけて長く働きたい」と考えるエンジニアにぴったりな環境が整っています。

離職率は給与や業務内容、人間関係などの総合的な指標といっても間違いないので、企業選びの際にはぜひ注意して見ておきたいですね。

【評判編】社内SEが働きやすい優良企業ランキングTOP5

続いて、評判順で見る優良企業ランキングです。

順位企業名総合評価企業の概要・特徴
1三井物産4.54資源・エネルギー・食料など多角的なビジネスを展開。
グローバルな舞台で活躍できる風通しの良い職場が評価を集める。
2野村総合研究所 (NRI)4.39コンサルとシステム開発を融合したIT戦略企業。
成長意欲を尊重する風土と、金融業界を支える高度な技術力が強み。
3キーエンス4.36業務改善に貢献するFA機器を直販するスタイルが特長。
営業・開発・ITが連携しやすい仕組みで効率的な働き方が可能。
3双日4.36総合商社の中でも変革意識が高く、若手にも裁量が与えられる職場。
穏やかな社風と着実な実力主義が支持されている。
5ソニーグループ4.27クリエイティブな製品を生み出す文化が浸透。
多様な人材が活躍できる柔軟な環境で、働きがいのある職場として高評価。

2025年5月現在
openworkの企業ページにある、総合評価(星の数)を参考にしています。参考:openwork

三井物産や野村総合研究所といった実力派企業が上位を占め、いずれも職場環境や風土に対する満足度が高いことが特徴です。

業務のやりがいや裁量、成長機会の豊富さ、社員間の信頼関係といったポイントで評判が高く、社内SEとしても働きがいを感じやすい企業ばかりです。

企業選びの際は待遇だけでなく、こうした「社風の相性」も重視すると納得感が上がります。

また、上記のように数字で表すのがなかなか難しい「将来性」について興味のある方は、以下の記事もお読みください。

社内SEが働きやすい優良企業の共通点

働きやすい優良企業には、やはりいくつかの共通点があるものです。

この章では、その共通点として、とくによく共通するものを3つピックアップしました。

業務が分担されている

社内SEが働きやすい企業では、担当範囲が明確に区切られており、無理なく業務を遂行できる体制が整っていることが多いです。

複数名体制で、それぞれの専門性に応じた分担がなされており、必要に応じて外部ベンダーを活用する仕組みも確立されています。

組織としてサポートし合う風土があるため、負担がかかりにくくいのが特徴です。

レガシー対策が進んでいる

使い勝手のよくない旧式システムや非効率なフローが残っていると、社内SEの業務は煩雑になりがちです。

優良企業ではITインフラの刷新にとどまらず、業務プロセスそのものの見直しも積極的に行われます。

属人的な管理から脱却し、誰でも使いやすく保守しやすい仕組みを整備しているため、トラブル対応に追われるリスクも極力軽減されています。

属人化を防いでいる

一部の人にだけノウハウが集中する「属人化」は、大きな負担につながります。

優良企業ではドキュメント整備やナレッジ共有が徹底されており、誰が対応しても同じ品質を保てる体制を目指しています。

したがって特定の担当者が長期休暇や退職をした場合でも業務が滞ることなく進行できるため、精神的なプレッシャーも少なくなります。

全社で情報を共有する文化が、働きやすさに直結しています。

社内SEが働きやすい優良企業が多い業界

じつは社内SEの働きやすさは、企業ごとの特徴はもちろんですが、業界全体の傾向に左右される一面もあります。

ここでは、傾向として好条件がそろいやすい業界を紹介します。

製造系

日本のモノづくり企業では、生産工程や物流管理のシステムを整備する動きが加速しており、IoTやAIといった新技術の導入も進んでいます。

したがってこの業界では、現場の課題を技術で解決するポジションとして、社内SEの価値が高いです。

また経営基盤が安定している企業も多く、腰を据えて働きたい人にもおすすめですが、業界特有の専門知識が求められるため、ITスキルに頼らず学び続ける姿勢が求められます。

IT・情報通信系

ITリテラシーの高い社員が多く在籍しており、スムーズな連携が図れるのがこの業界の強みです。

自社サービスの開発や基幹システムの内製化が当たり前になっている企業も多く、社内SEが開発者に近い役割を担うこともしばしば。

最新技術に対する理解も深いので常に情報をアップデートする必要はありますが、そのぶんスキルが確実に伸びやすく、エンジニアとして手応えを感じられる環境です。

メーカー企業

数あるメーカー企業の中でも、とくに大手では社内SEの役割がより多機能化しています。

たとえば商品開発から販売、アフターサービスなど、全体プロセスを支える基盤として、IT戦略の中枢を担うことが増えています。

グローバル展開しているところも多く、海外とのシステム連携やセキュリティ強化などをはじめ、広い視野と知見が求められます。

現場理解と経営視点の両方をもつ人にとっては、大きなやりがいを感じられます。

金融系

システムの安定稼働が経営に直結する業界なので、社内SEにとってはプレッシャーと同時に大きな達成感を感じられます。

銀行や証券などでは、大規模な基幹システムの保守やセキュリティ対策、新たなFinTechサービスの構築に携わる機会も多く、高度なスキルが求められます。

責任の重さゆえに報酬水準も高めで、技術と報酬のバランスがとれた業界ともいえるでしょう。

正確性・信頼性を重視する姿勢が身につき、今後のキャリア形成にも有利に働きます。

商社系

商社は取引の幅が広いため、ITを活用した業務効率化のニーズが年々高まっています。

拠点が国内外にまたがる企業も多く、社内SEには多言語対応や海外基準のシステム管理といったグローバルな視点が求められるシーンも多々あります。

物流管理や業務フローの可視化など、業務改善の効果が目に見えやすく、結果を出す面白さを感じやすいのも魅力です。

公共関連

自治体や公的機関でも、大規模な住民向けサービスや行政業務のデジタル化が進む背景により、社内SEが「IT主導者」として求められています。

急激な変化より安定運用が重視されるため、腰を据えてじっくり働きたい人に理想的な職場といえるでしょう。

民間と比べると給与は控えめなこともありますが、社会貢献性が高く、働く意義を感じやすい点はメリット。

ワークライフバランスを重視する方にも適した業界です。

社内SE優良企業が少ない業界

どんな企業でも社内SEは必要とされますが、「働きやすさ」で見れば業界ごとの差が出やすいのも事実です。

とくに「労働環境の整備が遅れている」「ITの理解が乏しい」といった特徴がある業界では、苦労が増えてしまうことも。

ここでは、社内SEの優良企業が少ない業界を見ていきます。

医療系

医療業界は、高い技術力と責任感が求められる環境になります。

たとえば電子カルテや診療予約、検査機器との連携など、医療機関には独自のITシステムが多く存在します。

こういったものを安全に運用するには、専門知識に加え、個人情報や医療法規に対する深い理解も不可欠です。

さらに病院では「院内SE」を雇っているところもあり、電子カルテの不具合や、さらに命に関わる出来事もあるため、夜間や休日でも対応しなければなりません。

プレッシャーは大きいですが、人命を支えるという使命感や社会的意義に魅力を感じる方には、やりがいのあるフィールドです。

各種サービス系

各種サービス業界では、高い柔軟性と体力が必要になる傾向です。

サービス業はどれをとっても顧客ニーズの変化が激しく、それに合わせたシステム改修が頻繁に発生します。

また、利用者側のIT知識が不十分な場合が多く、トラブル対応やサポート業務の負荷も増えがち。

新しい予約システム導入時に、現場スタッフから基本的な操作方法を何度も聞かれるといったケースもあり、技術支援に時間を割かれることが頻発します。

最新の技術動向を追い続ける意欲と、現場に寄り添うコミュニケーション力がないと、厳しさを感じやすい業界です。

建設・土木業界

建設・土木業界はレガシーな環境が根強く残る業界のため、社内SEの飛躍が難しい傾向があります。

独自の慣習や紙ベースの運用が中心で、IT導入やシステム刷新が後回しになり、SEが提案した仕組みが受け入れられないことも多々あります。

傾向として業界全体でデジタル化が進みにくいため、変化を起こすには根気と社内調整力が求められます。

さて、ここまで優良企業が多い業界・少ない業界についてご紹介してきましたが、あくまでこれは傾向にすぎません。

実際には、建設やサービスといった業界の中にも、しっかりとITに投資し、社内SEがのびのび働ける優良企業は存在しています。

業界はどうしても譲れない。でも、その中で働きやすい会社を見極めたい

自分にとって本当に合う職場を、業界事情も踏まえて探したい

そう思う方には、活学キャリアがおすすめです。

活学キャリアは単に未経験歓迎の求人を紹介するだけではなく、

  • この業界では何がネックになりやすいのか
  • どんな企業なら成長しやすいのか

といった業界特有の事情も踏まえて、あなたに合った選択肢を一緒に考えてくれます。

業界を変えるか、業界の中で見つけるか」そんな根本の悩みから、プロと一緒に無料カウンセリングで言語化していきましょう!

社内SE優良企業を見つける方法

優良企業には出会いたいけど、求人票だけで見つけるのは無理があると思う…

こう思う方も多いと思いますし、ごもっともな意見です。

ですが求人情報の探し方や情報収集の工夫で、優良企業に出会う確率をグッと高めることが可能になります。

ここでは、後悔しない転職を実現する具体的な3つの方法を紹介します。

転職サイトで社内SEの情報をこまめにチェックする

転職サイトを日常的にチェックする習慣が、良い求人との出会いにつながります。

優良企業の求人は人気が高いため、掲載からすぐに募集終了となることも珍しくありません。

なので公開から数日のタイミングで動けるかどうかが大きな差になります。

「残業少なめ」「社内SE」「自社開発100%」などの条件を登録しておけば、希望に近い求人を自動で通知してもらうことも可能です。

情報を見逃さない姿勢」を整えていないと、優良企業との出会いは見つかりません。

SNSや掲示板で各企業の社内SEの内情や評判を把握する

求人情報だけでは見えない、実際の職場のリアルな声を把握するなら、SNSや掲示板をチェックしたほうがいいでしょう。

企業口コミサイトやX(旧Twitter)などでは「情報システム部が軽視されている」「SEに裁量がある」など、現場経験のある方にしかわからない投稿が見つかることもあります。

よくも悪くもこういった書き込みは、判断材料として非常に参考になります。

もちろん情報の信ぴょう性には注意が必要ですが、複数の声を照らし合わせることで、求人票にはない「実態」が見えてきます。

社内SE向けの転職エージェントに任せる

優良企業を見つける方法を紹介しましたが、一人で行うリサーチ力には限界があり、良し悪しの判断も難しいものです。

そういった場合は、社内SEに強い転職エージェントに相談しましょう。

職種や業界に精通したエージェントであれば、求人の裏側の情報まで教えてもらえることが多いです。

企業のIT部門の立ち位置や過去の転職者の声など、自力では得られないデータも豊富なだけでなく、応募書類や面接対策もサポートしてもらえます。

でも、そういう優良企業はだいたい「経験必須」だよね

と思ってしまうものですが「ゼロの経験をイチにしてくれる企業」、そして「そういった企業を網羅した転職エージェント」は存在するので、後ほどご紹介します。

社内SEとして優良企業へ転職するには

人気の優良企業への転職を勝ち取るなら、次のような対策が有効です。

  • 求人情報に記載のスキルから学ぶ
  • 需要の増減が少ないインフラ資格を学ぶ
  • マッチング率から転職エージェントを選ぶ

まずは戦略として、求人票にある必須スキルやツールを把握し、優先的に学習すること。

中でもインフラ系の知識や資格は景気に左右されにくく、安定した需要があります。

そして、企業数などの諸条件の中でも、「マッチング率」優先でエージェントを活用すれば、優良企業との出会いにぐっと近づけるでしょう。

詳しく知りたい方は、以下の記事で紹介しているので、読んでみてください。

優良企業の社内SEを狙うなら「活学キャリア」!

せっかく社内SEになるなら、ブラックじゃなくて優良企業がいい

そんな声を何度も聞いてきたからこそ、私たち活学キャリアでは「求人票だけでは見えない中身」を最重視しています。

たとえば、

  • 社内SEが複数在籍しているか
  • システム運用や改善業務に専念できる体制か
  • 属人化などの風潮がないか

こうした要素まで企業ごとに丁寧に細かくチェックし、「働きやすさ」を軸に求人を厳選しています。

未経験でも、「将来的に余裕を持って働ける環境に行きたい」という思いがあるのは当たり前。

そんなあなたの「ゆずれない条件」にとことん寄り添い、本当に長く働ける優良な一社と出会うための転職を全力でサポートします。

ぜひこの機会に、お気軽に無料カウンセリングにご相談ください!

まとめ

社内SEとして優良企業に転職するには、ただ「条件の良さ」だけを見て判断してはいけません。

企業の文化や体制、業務の分担状況など見えづらい部分に目を向けることが大切です。

とはいえ、こうした情報を一人で集めて判断するのは簡単ではありませんし、結局迷って動けなくなる方が多いのも事実です。

そんなときに頼れるのが、活学キャリアです。

このサービスの強みは「企業選びの判断基準がわからない」という人に寄り添い、あなたの希望や性格をもとに、見るべきポイントまで一緒に考えてくれること。

条件や待遇に惑わされず、「自分に合う優良企業と出会う」ことに目的を絞り、プロの視点でサポートしてくれます。

企業の本質を見極める力にまだ自信がない方こそ、まずは無料カウンセリングで「漠然とした理想の働き方」でもいいので、気軽にご相談ください。

この記事の監修者

s

エンジニア・講師

山本 忠輝

東京大学大学院において宇宙関係の研究に従事。その後はIT開発の現場に身を置き、エンジニアとしての実務経験を積みながら、人事としての採用・育成にも携わる。現在は活学ITスクールの講師としても活動中。業界歴は14年におよび、現場と人事の両視点から未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。

転職成功者インタビュー

アドバイザーに相談してみる

お気軽にご相談ください。

目次