セキュリティエンジニアに向いている人とは?スキルやキャリアも紹介

目次

セキュリティエンジニアとは?

セキュリティエンジニアは、エンジニアの中でも特に情報セキュリティに特化したエンジニアです。

以下の3つの観点で、セキュリティエンジニアという仕事について詳しく解説します。

  • 情報セキュリティに特化したエンジニア
  • 近年需要が高まっていてやりがいのある職業
  • 幅広いIT技術スキルが求められる仕事

情報セキュリティに特化したエンジニア

現代社会では、個人情報や企業の重要情報がオンライン上でやり取りされることが当たり前になっています。

そのため。情報セキュリティの重要性は年々高まる一方です。

セキュリティエンジニアは、企業や組織の情報漏えいやサイバー攻撃を未然に防止する役割を担い、企業や組織の信頼性を維持し、重大な損害から守る役目があります。

近年需要が高まっていてやりがいのある職業

近年、IT業界でなくさまざまな企業や組織において、情報セキュリティを担当するセキュリティエンジニアの存在はますます重要になっています。

例えば、金融や医療、自動車などのメーカー企業においても、セキュリティ対策が必須になっており、そのためのセキュリティエンジニアの需要は高まる一方です。

企業や組織の情報を守る役目によって、社会貢献を果たすこともでき、やりがいのある職業の一つです。

幅広いIT技術スキルが求められる仕事

セキュリティエンジニアは、セキュリティだけでなくIT技術全般についての知識を身につけておく必要があります。

特に、サーバーやネットワーク、OS、ITに関する法律に関する知識は、仕事をする上で必要不可欠なスキルです。

実際の業務では、ITシステムの企画から保守運用に至るまで、全ての工程に情報セキュリティ業務が発生するので、各業務についての知識や経験も必要になってきます。

需要高くやりがいのあるセキュリティエンジニアですが、インフラエンジニアとして一括りの業務に携わることも少なくないです。後悔しないためにも「やめとけ」と言われる理由についても参考にしてください。

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セキュリティエンジニアに向いている人の特徴

セキュリティエンジニアに向いている人の特徴として挙げられるのが以下の5つです。

それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

  • ロジカルシンキングが得意な人
  • 周囲の環境を常に意識し、セキュリティリスクを見逃さない人
  • 新しい技術や脅威に関心を持っている人
  • 与えられた仕事をやり抜く性格の人
  • 几帳面で正確性を重要視できる人

ロジカルシンキングが得意な人

複雑なシステムやアプリケーションのセキュリティを維持するためには、論理的な思考が必要になってきます。

そのため、ロジカルシンキングが得意な人にとって向いている職業です。

セキュリティ問題を追跡し、どこに原因があるかを分析して解決策を見つけるためには、システムの仕組みを論理的に理解し思考することが大切です。

周囲の環境を常に意識し、セキュリティリスクを見逃さない人

セキュリティエンジニアに向いている人の特徴として、常に周囲の環境を意識する人も挙げられます。

日常に潜むセキュリティリスクを見逃さないことで、セキュリティインシデントを未然に防ぐことができます。

周囲の環境にも常にアンテナを張っておく必要がありますので、このような意識を持つことが苦ではない人も向いています。

新しい技術や脅威に関心を持っている人

セキュリティ業界では、常に新しい技術や攻撃手法などの脅威が登場しており、常に最新の情報と知識を身につけておく必要があります。

そのためには、情報収集能力が求められます。

セキュリティだけでなくIT全般における最新技術についても常に関心を持ち続ける必要があるので、新しい技術や脅威に関心を持っている人にとっては向いている職業になります。

与えられた仕事をやり抜く性格の人

セキュリティ対策業務は手間と時間がかかりますが、与えられた仕事をきちんと最後までやり抜くことが求められます。

システムの脆弱性を発見して修正するためには、根気強さが必要です。

もし自分の仕事に不備があった場合には、企業や組織に膨大な損失を与えてしまう恐れもあります。

そのため、与えられた仕事をやり抜くタイプの性格の人も向いています。

几帳面で正確性を重要視できる人

ネットワークやシステムのセキュリティ対策をするためには、ネットワーク機器やシステムも正確に扱う必要があります。

誤った手順で設定してしまったりや処理を間違ってしまった場合には、情報セキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があります。

そのため、正確性を重要視することは非常に重要です。

几帳面な性格であることは、セキュリティエンジニアにとって大きなメリットです。

詳しくは以下の記事で紹介していますので、ご参考ください!

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セキュリティエンジニアの年収

セキュリティエンジニアは、セキュリティだけでなくIT全般に関する高度な知識が求められます。

そのため、30代のセキュリティエンジニアの平均年収は600万円前後であり、一般的なシステムエンジニアよりも高い傾向にあります。 (参考:求人ボックス

身につけたスキルによって年収に差はありますが、経験を積んでいくことで年収が大きくアップする傾向です。

また、難易度の高い資格を持っていると就職活動や転職活動で有利に働き、より高い年収が期待できます。

セキュリティエンジニアの年収が高い理由については、こちらで詳しく解説してますので合わせてチェックしてみてください!

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セキュリティエンジニアの将来性

セキュリティエンジニアの将来性は非常に高い傾向にあります。以下の3つの観点で詳しく紹介していきます。

  • 情報セキュリティの重要性が年々高まっている
  • セキュリティ分野は人手不足なので需要が高い
  • IT業界の様々な分野で活躍できる

情報セキュリティの重要性が年々高まっている

現代社会では、個人情報や企業の重要情報がオンライン上でやり取りされることが当たり前になっています。

そのため、様々な企業や業界において、情報セキュリティの重要性が年々高まってきています。

情報漏えいやサイバー攻撃が発生すると、企業や組織の信頼性が低下してしまう恐れがあります。

企業や組織の情報セキュリティを担当するセキュリティエンジニアの存在はますます重要になっています。

セキュリティ分野は人手不足なので需要が高い

あらゆる企業や業界において、企業や組織を保護するためのセキュリティエンジニアのニーズが高まっています。

しかし、セキュリティエンジニアの比率は一般的なエンジニアよりもはるかに低くく、ニーズに対応できる人材が不足しているのが現状です。

世の中で情報漏えいやサイバー攻撃などのセキュリティ問題が発生するたびに、企業や組織は採用を急いでいる状況です。

そのため、非常に需要が高い職業であり、求人数も年々増加傾向にあります。

IT業界の様々な分野で活躍できる

IT業界に限らず、金融や医療、自動車などの様々な分野においても高まっているのが現状です。

近年、IoTやAI、ブロックチェーン、メタバースなどの新しい技術が次々と登場しており、それらの新しい技術をセキュアに運用するためのニーズも高まっています。

今後も需要はさらに広がりを見せると予想されています。

セキュリティエンジニアに必要なスキル

仕事をする上で、特に必要になる4つのスキルについて紹介します。

  • セキュリティの知識
  • ネットワークの知識
  • コミュニケーション能力
  • 法律や経営に関する知識

セキュリティの知識

セキュリティに特化した業務を行うので、一般的なエンジニアよりもセキュリティに関する深い知識を持つ必要があります。

業務では、ネットワーク機器やアプリケーションを扱うので、ハードウェアとソフトウェアの両方に関するセキュリティ知識が求められます。

ネットワークの知識

外部からのサイバー攻撃はネットワークを介するものが多いので、ネットワークについての深い知識を身につける必要もあります。

ネットワークについて深く理解しておくことで、脆弱性を見つけやすく、セキュリティインシデントを未然に防ぐことが期待できます。

コミュニケーション能力

仕事を進める上では、社内のチームメンバーや上司、他部門の社員、社外のクライアントなどと定期的にコミュニケーションを取る必要があります。

そのため、対人のコミュニケーションスキルが求められます。

セキュリティ対策を進める上では、クライアントや他のエンジニアと認識のズレがないよう情報連携することが大切です。

また、セキュリティに関する複雑な内容を、セキュリティに詳しくない人にもわかりやすく説明する能力も必要になります。

法律や経営に関する知識

セキュリティに関する仕事をする上では、セキュリティに関する法律についての知識についても知っておく必要があります。

法律に則ったセキュリティ対策が必要になるので、万が一情報漏えいや違法アクセスなどの事件が発生した場合には法的な対応が求められることがあります。

また、企業の機密データを安全に保護するために重要な役割を担っているので、扱う機密データについては経営陣と同じレベルの理解力が必要です。

セキュリティエンジニアになるためのスキルと、なる方法はこちらで詳しく紹介しています。

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セキュリティエンジニアのキャリアパス

キャリアパスとしては、以下の3つが候補になってきます。それぞれのキャリアパスについて詳しく紹介します。

  • セキュリティコンサルタント
  • セキュリティアナリスト
  • セキュリティアーキテクト

セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントは、セキュリティに関するコンサルティングサービスを提供する専門家です。

コンサルティング会社や大手IT企業、組織の情報セキュリティ部門などで働くことが考えられます。

セキュリティポリシーやセキュリティリスクアセスメント、セキュリティ監査などの業務を行います。

セキュリティコンサルタントとして業務を遂行するためには、セキュリティの専門知識とプロジェクトマネジメント能力が求められます。

セキュリティアナリスト

セキュリティアナリストは、システムやネットワークに対する脆弱性の分析や脅威の監視を行います。

主に、セキュリティベンダー企業や金融機関、大手企業の情報セキュリティ部門などで働くことが考えられます。

仕事内容としては、セキュリティツールの導入や運用、ログの解析なども行います。

セキュリティアナリストとして業務を遂行するために必要なスキルは、セキュリティエンジニアで得るスキルが土台になってきます。

セキュリティアーキテクト

セキュリティアーキテクトは、システムやアプリケーション、ネットワークなどの設計において、セキュリティ要件を満たすアーキテクチャを構築するキャリアです。

セキュリティアーキテクトして業務を遂行するためには、セキュリティの専門知識やアプリケーション設計の経験が求められます。

主に、大手企業の情報セキュリティ部門や、セキュリティベンダー企業などで働くことが想定されます。

開発チームと協力して、セキュリティを考慮したソフトウェア開発のフレームワークを設計する機会もあるでしょう。

セキュリティエンジニアといっても、需要高くキャリアパスは幅広いのでこちらも参考にしてください。

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未経験からセキュリティエンジニアになるには

未経験からセキュリティエンジニアを目指したい場合には、どのようなアクションを取ればよいのでしょうか。

未経験から目指すために考えられる方法を3つ紹介します。

  • セキュリティに関する資格を取得する
  • 書籍やWeb教材で学習する
  • 専用のスクールで学習する

セキュリティに関する資格を取得する

1つ目はセキュリティに関する資格の取得です。

資格を取得するための学習で、セキュリティに関する全般的な知識を習得することができます。

主要な資格には、情報セキュリティマネジメント試験情報処理安全確保支援士CompTIA Security+などがあります。

これらの資格を取得していることで、企業や組織でセキュリティエンジニアとして働くために必要とされる知識があることをアピールできるので、就職活動や転職活動で有利に働く場合があります。

書籍やWeb教材で学習する

書籍やWeb教材で学習でも、知識を身につけることができます。

有名なセキュリティ関連の書籍には、

体系的に学ぶ安全なWebアプリケーションの作り方
WordPressセキュリティ大全
Webセキュリティ担当者のための脆弱性診断スタートガイド

などがあります。

また、UdemyCourseraといったWeb学習プラットフォームにて、セキュリティに関する講座を受講できます。

これらのプラットフォームでは、初心者から上級者まで幅広いレベルのコースを提供しています。

専用のスクールで学習する

専門のスクールで学習することもセキュリティエンジニアになるための近道です。

この方法は、より体系化された学習環境を提供されるので、プロフェッショナルなセキュリティエンジニアになるために必要な実践的なスキルを効率的に習得することができます。

専門のスクールでは、セキュリティ業界での経験豊富な専門家からの指導を受けることができるので、より実践的な知識も学ぶことができるメリットがあります。

まとめ

本記事では、セキュリティエンジニアに向いている人の特徴や、セキュリティエンジニアに必要なスキル、キャリアについて解説してきました。

セキュリティエンジニアとして活躍するためには、IT全般に関する知識とセキュリティに関する専門的な知識が必要になります。

また、セキュリティに関する資格を取得することは、自分のスキルを外部に公開する手段として適しており、就職活動や転職活動でも有利に働く機会が多いです。

未経験でもしっかりとしたスキルを身につけることで、セキュリティエンジニアになることができるので、ぜひ挑戦してみてください。

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