「SES企業ってどこも同じに見えるけど、どうやって良い企業を選べばいいの？」
「ブラックSES企業に入ってしまったらどうしよう…」
そんな不安を抱える20代の未経験者のあなたへ、この記事では「SES企業の見分け方」をわかりやすく解説します。
トピックス
・良いSES企業の特徴やブラック企業の見抜き方
・面談や契約時に確認すべき事項、リスクを避ける方法
・SESの基本知識や未経験者でも安心して選べる企業の判断基準とは？
合わせて読みたい⇒SESブラック企業を見抜く逆質問を全公開！ホワイト企業の見極め方とは？
SES企業ってどんなとこ？SIer、自社開発を見分けるポイント5選
SES企業、SIer、自社開発企業は、それぞれ働き方や特徴が異なります。
しかし、求人票や面談だけでは違いが分かりにくいことも。
ここでは、SIerや自社開発と比較しながら、SES企業の特徴や見分け方を具体的に解説します。
勤務地や時間が「プロジェクト次第」の企業には注意
SES企業では、クライアント先で働くのが一般的なため、勤務地や勤務時間が「プロジェクトによる」と記載されていることがよくあります。
一方、自社開発企業やSIerの場合、勤務地や勤務時間は基本的に固定されており、求人にも明確に記載されるのが特徴です。
特に自社内勤務の場合、部署ごとに多少の違いはあるかもしれませんが、勤務地や勤務時間については具体的に示されているはずです。
そのため、求人情報に「勤務地・勤務時間がプロジェクト次第」などと曖昧に記載されている場合は、SES企業である可能性が高いでしょう。
安定性を求めるなら固定された勤務地が示されている企業、柔軟性を重視するならSES企業と、自分の働き方の希望に応じて選ぶことが大切です。
曖昧なまま応募すると、ミスマッチが起きる可能性があるため、事前にしっかり確認するようにしましょう。
社員数に比べてオフィスが狭い企業の裏事情
SES企業では、エンジニアがクライアント先で働くことが主流のため、自社オフィスを広く構える必要がない場合が多いです。
そのため、社員数とオフィスの広さが釣り合っていないケースがよく見られます。
例えば、
社員数が数百人にも関わらず、オフィスがマンションの一室や小規模なシェアオフィスである場合、明らかに社員数とオフィススペースのバランスが取れていないことが分かります。
一方、SIerや自社開発企業では、自社内で開発業務を行うことが主流のため、オフィス環境は比較的広く、設備が整っていることが一般的です。
また、社員がオフィスで直接協働する機会が多い分、オフィスの質や環境が重視されます。
気になる企業があれば、公式ホームページでオフィス内の写真や設備について確認してみましょう。
もしオフィスの様子が掲載されていない場合は、その住所をGoogleマップで調べるのも一つの方法です。
オフィス環境は、その企業の経営姿勢や社員への配慮を反映していることが多いため、面談や見学時にしっかり確認し、「ここで働きたい」と思えるかどうかを判断材料にしましょう。
帰社日がある企業、何に気をつけるべき？
「帰社日」とは、SES企業特有の制度で、プロジェクト先で働く社員が自社オフィスに戻る日を指します。
多くの場合、社員同士の交流や情報共有、帰属意識を高めるために設けられていますが、頻度が多いと移動や拘束時間が増え、負担になることも。
また、注意すべきなのは、帰社日自体を設けずに「エンジニアを派遣したらその後は放置」というSES企業も存在する点です。
このような企業では、社員へのフォロー体制が乏しく、サポートを期待できないケースもあります。
帰社日の有無や目的をしっかり確認することで、その企業の働き方やサポート体制を見極めることが重要です。
一方で、SIerや自社開発企業では、業務のほとんどが自社内で完結するため、「帰社日」という概念は存在しません。これらの企業では、エンジニアが日常的にチーム内で連携を取る環境が整っています。
契約社員を多く採用する企業
SES企業では、契約社員を多く採用しているケースがあります。この理由は、プロジェクト単位での雇用調整がしやすいからです。
例えば、
契約社員のAさんが配属されたプロジェクトが終了し、次の案件が見つからなければ契約を更新されずに終了するリスクがあります。
また、「試用期間中は契約社員」としながら、正社員登用を曖昧にする企業もあります。
一方で、SIerや自社開発企業では、社員を正社員として採用し、長期的なキャリア形成を前提とした雇用を行うことが多いです。
確認すべきポイント：
・求人票や面接で雇用形態を確認し、契約更新の条件を明確にする。
・正社員登用の実績について具体的に質問する。
契約社員の割合が高い企業では、雇用の安定性に注意が必要です。
大量募集するSES企業の隠れたリスクとは？
「未経験OK」「大量募集」といった求人に惹かれる方も多いですが、これには注意が必要です。
大量募集を行う企業の中には、教育体制が整っていないために新人が早期退職し、その補充として定期的に採用を繰り返しているケースがあります。
その結果、スキルアップが難しい環境に陥ることも少なくありません。
さらに、大量募集を行うSES企業では、配属先が確保されていない場合もあります。
案件待機中の給与が減額される、あるいは働く環境が自分に合わない可能性も考慮する必要があります。
大人数のエンジニアを募集する背景
・クライアント企業に派遣するエンジニアの人数が多いほど、企業の売上が増える。
・エンジニアの入社・退社が頻繁であり、それを補充する必要がある。
特に、大手求人サイトで「5名以上の募集」を掲げている企業は派遣型のSES企業である可能性が高いです。
一方で、SIerや自社開発企業は、スキルや適性を重視した少人数採用が一般的です。これらの企業は、長期的な人材育成を重視しており、大量募集を行うケースは少ないです。
SES企業を見分ける！求人でチェックすべきポイント10選
SES企業に転職を考える際、求人票の内容からその企業の実態を見極めることが重要です。
本記事では、求人票をチェックする際に注意すべき10のポイントを解説します。
求人内容に「システム・エンジニアリング・サービス」とある
求人に「システム・エンジニアリング・サービス」と書かれている場合、それはSES企業の求人である可能性が高いです。
この表記は「エンジニアが成果物ではなく業務そのものを提供する」という契約形態を意味します。
この言葉が使われている場合、業務が明確でない場合が多いので、具体的な仕事内容を確認することが重要です。
勤務先が「東京23区」「プロジェクト先」と書かれている
SES企業の求人では、「東京23区」や「プロジェクト先」など、勤務地が曖昧に記載されていることが多いです。
これは、エンジニアがクライアント先に常駐するため、勤務地が固定されないケースがあるからです。
勤務地が具体的に記載されていない場合、どのような勤務地になるのか、事前にしっかり確認しましょう。
勤務時間が「プロジェクト次第」と書かれている
SES企業の求人票には、勤務時間が「プロジェクトに準ずる」や「クライアントの勤務時間に合わせる」と記載されている場合があります。
これは、SES企業がクライアントの働き方に応じて業務を進めるためです。
勤務時間について曖昧なときは、面接時に確認しましょう。
求められるスキルがぼんやりしている
「未経験歓迎」「スキル不問」などの記載がある場合、具体的なスキル要件が曖昧であることが考えられます。
SES企業では、広く人材を採用し、必要に応じて派遣するケースが多いため、スキルに関する詳細が記載されていない場合があります。
面接で教育体制やスキルアップのサポートについて具体的に確認することをお勧めします。
「未経験OK」で大量募集している
「未経験OK」「大量募集」と記載された求人には注意が必要です。
離職率が高い企業では、補充のために頻繁に募集を行うケースが多いからです。
また、教育体制が整っていない企業では、スキルを身につけられず、短期間で離職するリスクもあります。
「帰社日」と書いてある
「帰社日」とは、SES企業特有の制度で、プロジェクト先から自社に戻る日を指します。
社員同士の交流や情報共有を目的としていますが、頻度が多いと移動の負担が増える可能性があります。
また、SESでも帰社日を設けない企業では、社員へのフォロー体制が不十分な場合もあります。
帰社日の頻度や目的をしっかり確認しましょう。
契約社員も採用している
契約社員を積極的に採用しているSES企業は、正社員との待遇差があることが多いです。
契約社員としての雇用形態は柔軟性が高い一方で、雇用の安定性が低いことも考えられます。
契約内容や更新の条件をしっかり確認し、自分が納得できる働き方かどうか見極めましょう。
福利厚生がしっかりしているか
SES企業の中には、福利厚生が充実している企業もあります。
資格取得支援やキャリア支援、リモートワーク制度などが整っているかどうかを確認しましょう。これらの充実度が、企業の社員に対する姿勢を反映しています。
福利厚生の具体的な内容は必ず確認しましょう。
協力会社を募集している
求人票に「協力会社募集」と記載されている場合、その企業はSES企業である可能性が高いです。
協力会社を通じてクライアントにエンジニアを派遣するモデルを採用している企業が多く、自社での業務が少ない可能性があります。
入社前に案件面談がある
SES企業では、入社前にクライアントとの案件面談が行われることがあります。
これは、プロジェクトの適正を判断するためです。
たとえば、
求人に「入社前に案件面談があります」と書かれている場合、その企業が「案件ありき」の採用をしている可能性が高いということです。
これは、面談でクライアントの評価を受け、案件が確定しなければ採用されないということを意味します。
そのため、面談の目的や内容を事前に確認し、万が一のケースにも備える必要があります。
ホワイト優良SES企業の見分け方5選！
ホワイトSES企業を見分けるには、
・教育体制
・評価制度
・有給休暇
・社員構成
・口コミ
の5つのポイントをしっかりチェックすることが重要です。
教育体制が整っているか
優良SES企業では、未経験者や経験の浅いエンジニアに対して教育体制がしっかり整っています。
例えば、
新人研修やOJT（On-the-Job Training）、資格取得支援制度などが充実している企業は、社員の成長を大切にしている証拠です。
一方、教育体制が整っていない企業では、現場に放り込まれ、適切なサポートが受けられない可能性があります。
求人票や面接で、具体的な教育内容や研修制度について質問し、成長できる環境が整っているか確認しましょう。
評価制度とキャリア支援の充実度
優良SES企業は、社員の成果やスキルアップを公平に評価し、キャリア形成をサポートします。
例えば、
定期的な評価面談や昇給の仕組みが明確な企業では、モチベーションを保ちながら働くことが可能です。
一方、評価制度が曖昧な企業では、努力が報われにくく、不満が溜まりやすい環境となります。
有給休暇が取りやすいか
ホワイトSES企業では、有給休暇が取りやすい環境が整っています。
例えば、
事前申請で休暇がスムーズに取得できる、あるいはプロジェクトの合間に休暇を推奨している企業は、社員の健康やプライベートを大切にしています。
一方、有給休暇が事実上取得できない企業では、ワークライフバランスが崩れる可能性が高いです。
面接や社員の口コミを確認し、有給休暇の取得実績や社内の取り組みをチェックしましょう。
幅広い年代の社員が活躍しているか
優良SES企業では、若手からベテランまで幅広い年代の社員が活躍しています。
これは、社員が長期間にわたり安心して働ける環境が整っている証拠です。
特定の年代に偏っている場合、離職率が高く、安定性に欠ける可能性があります。
企業のホームページで社員構成や平均勤続年数を確認し、安定して働ける環境かどうか判断しましょう。
口コミサイトを活用して満足度を確認
「OpenWork」や「転職会議」といった口コミサイトを活用すると、社員や元社員のリアルな意見が確認できます。
企業の強みや弱み、働きやすさに関する情報は、求人票や公式サイトでは得られない貴重な判断材料です。
ただし、一部の極端な意見に引っ張られすぎないよう、全体の傾向を参考にしましょう。
【要注意】ブラックSES企業の見分け方6選！
SES企業の中には、未経験者に厳しい環境を強いるブラック企業も存在します。
転職で後悔しないためには、危険な企業を見抜く力が必要です。
ここでは、そんなブラックSES企業を回避するための6つのチェックポイントを紹介します。
・IT業務以外への派遣
・経歴詐称の指示
・多重下請け構造
・労働条件の不明確さ
・教育体制の欠如
・案件待機中の給与減額
面接時では、ブラックかどうかを見抜くための逆質問もしましょう。
IT以外の現場に派遣される
SES企業で働く際、本来はIT業務に従事するのが基本です。
しかし、ブラック企業ではIT以外の現場に派遣されるケースがあります。例えば、倉庫作業や事務など、契約内容に反した業務を強いられることも。
このような場合、キャリア形成が進まず、モチベーションも下がります。求人情報や契約内容をしっかり確認しましょう。
ITコンサル志望から、携帯販売員になってしまったインタビューを参考にしてください。
経歴詐称を求める
ブラックSES企業では、エンジニアに実際のスキル以上の経歴を偽るよう指示する場合があります。
例えば、
「経験3年以上」として経歴を詐称し、高単価で契約を取る手法です。
このような企業では、現場でのトラブルや信頼の喪失がエンジニア自身に降りかかるリスクがあります。
面接で経歴詐称を求められた場合、その企業との契約は避けるべきです。
正直なスキル評価を行う企業を選びましょう。
多重下請け構造の下位にいる
多重下請け構造の最下位に位置するSES企業では、利益が少なく、社員への待遇が悪化する傾向があります。
このような企業では、クライアントとの直接契約がないため、プロジェクトの詳細や条件を把握できない場合があります。
直接契約の案件が多い企業は、自社でのプロジェクト管理やエンドクライアントとの取引を強調しています。
一方で、取引先や案件情報が曖昧な場合、多重下請けの可能性があります。
口コミサイトで、案件の種類や契約形態についての情報を探し「中抜きが多い」「待遇が悪い」といった具体的なコメントがあれば要注意です。
サイトでの調査もしながら、面接で、
「御社はエンドクライアントと直接取引されていますか？」
「どのような契約形態で案件を受注していますか？」
などの質問をして確認することも重要です。
SES業界の年収構造や平均年収を詳しく解説しています。
労働条件が不明確
ブラックSES企業では、労働条件が不明確なことが多いです。
例えば、
勤務時間や給与、休日に関する記載が曖昧で、実際に働き始めると想定外の労働を強いられるケースがあります。
労働条件が曖昧な企業は、労働環境に問題がある可能性が高いです。
労働契約書を確認し、不明確な点があれば詳細を質問すること。回答が曖昧な企業は避けましょう。
育体制や研修制度の支援が全くない
ブラックSES企業では、社員の成長に無関心な場合が多く、教育体制や研修制度が整っていません。
新入社員が現場に放り込まれ、サポートを受けられないまま苦労するケースが多々あります。
このような企業では、スキルアップの機会が乏しく、キャリアの停滞を招きます。
面接時に教育体制や研修制度について具体的に質問し、スキルアップできる環境が整っているか確認しましょう。
案件待機中に給与を減額される
SES企業では、案件待機中に給与が減額される場合があります。
ブラック企業では、この待機期間中に給与が大幅に減額される場合があります。
法律的に問題があるケースもあるため、契約内容に待機期間の条件が記載されているか確認してください。
SES企業を見分けるための5つの賢い方法
SES企業への転職を考えるなら、信頼できる企業を選ぶことが何より大切です。
賢く企業を選ぶための5つの方法を紹介します。
社員のリアルな声を知るために口コミサイトを見る
口コミサイトは、社員や元社員のリアルな意見を知るのに最適なツールです。
などでは、教育体制、労働環境、離職率などについての具体的な口コミを確認できます。
たとえば、
「教育体制が充実している」「案件待機中でも給与保証がある」といったポジティブなコメントが多い企業は、信頼性が高いと言えるでしょう。
他にも、インターネットで「企業名 口コミ」「企業名 評判」と検索すれば、転職用の口コミサイトを簡単に見つけることができます。
そこで掲載される意見は、実際にその企業で働いていた人々の体験談であり、ホワイト企業かブラック企業かを判断する重要な材料となります。
ただし、口コミは匿名で投稿できるため、中にはサクラや誇張された意見が含まれている可能性があります。
また、口コミにはネガティブな意見が書かれやすい傾向があるため、全てを鵜呑みにするのではなく、複数の意見を参考にしながら全体の傾向を把握するのが賢明です。
公式ホームページをチェック
SES企業を見分ける上で、公式ホームページを確認することは非常に重要です。
企業の公式サイトには、求人情報だけでは分からない企業理念や事業内容、教育制度、福利厚生などが掲載されています。
公式サイトが簡素で、特に以下のような点が見られる場合、ブラックSES企業の可能性があります。
・求人に関する情報が曖昧で具体性に欠ける
・社内の写真や福利厚生についての情報がほとんど掲載されていない
・サイト全体のデザインや内容が雑で、作り込みが甘い
ただし、公式サイトの情報が少ないからといって必ずしも悪い企業とは限りません。
特に、中小規模の企業では、ウェブサイトに多くのリソースを割けない場合もあるので、面接を受けて判断しましょう。
IT業界専門の転職エージェントを活用
IT業界に特化した転職エージェントは、SES企業の内部情報を詳しく知っています。
例えば、
どのようなプロジェクトが多いか、案件待機時の対応、離職率など、公開されていない情報を教えてくれることがあります。
また、エージェントを通じて優良企業に絞った求人紹介を受けられる点も大きなメリットです。
活学キャリアは、IT専門の転職エージェントで未経験に強いのが特徴です。
企業の内情を事前に把握することで、ミスマッチを防げます。
SNSで企業の評判や雰囲気を探る
X（Twitter）やLinkedIn、FacebookなどのSNSは、企業の評判や雰囲気を知る手段として有効です。
例えば、
企業アカウントがプロジェクト情報や社内イベントの様子を積極的に発信している場合、働きやすい環境を整えている可能性が高いです。
また、ハッシュタグで検索すると、社員や元社員の生の声が見つかることもあります。
企業名や関連ハッシュタグでSNSを検索し、社員の投稿や企業文化に関する情報を収集してください。
会社説明会やイベントに参加して直接確認する
実際に会社説明会やイベントに参加することで、現場の雰囲気を感じられます。
社員と直接話せる機会があれば、働き方やキャリア支援について詳しく質問してみましょう。
画面越しでは分からない「空気感」も掴むことができるため、自分に合う企業かどうかを見極める貴重な機会になります。
会社の公式サイトから、 採用情報ページやイベント情報をチェックしたり、SNSで情報が得られやすいです。
優良SES企業に入るためのカギは「内部情報」を知ること！
SES企業を選ぶときのポイントは、「どれだけ内部情報を知るか」にかかっています。
求人票や企業HPだけでは見えない実態を、口コミサイトや転職エージェント、SNSなどを活用してしっかりリサーチすることが重要です。
それでも不安がある場合は、転職エージェントから専門的な情報を入手することをおすすめします。
活学キャリアでは、信頼できる内部情報を基に、未経験でも安心して働ける企業をご紹介しています。
お気軽にご相談ください。
