システムエンジニア(SE)のキャリアプランは?具体例とともに徹底解説!

システムエンジニア(SE)は、明確な定義がなく、所属する企業によって担当業務や目指しやすい職種は様々です。

それでも、自分の人生、行きたい方向にキャリアを進めていきたいですよね。

そこで今回は、システムエンジニアのキャリアプランに的を絞って、「システムエンジニアがキャリアプランを考えておくべき理由」「キャリプランの考え方」「おすすめのキャリアプラン4選」「システムエンジニア以外のキャリアプラン」「キャリアプランを実現するには」を徹底解説します!

システムエンジニアのその先のキャリアを知りたい人にとっては有意義な記事となっていますので、是非ともご一読ください。

そもそもシステムエンジニアとは?という方は、まずは以下の記事を読んでみてください。

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目次

システムエンジニア(SE)がキャリアプランを考えておくべき理由とは?

それでは早速、システムエンジニアがキャリアプランを考えておくべき理由から解説していきます。

キャリアの選択肢が増えているから

システムエンジニアは、チームをマネジメントしたかったら「プロジェクトマネージャー」、技術を磨き続けたかったら「スペシャリスト」など、キャリアの選択肢がいくつにも分かれる職業です。

また、AIやビッグデータなど新たな技術群の出現によって、将来需要が高まるであろう新たな職業も次々と登場しています。

そのため、ITに関わるエンジニアとしては、早い段階でキャリアプランを決めておき、その分野での技術の習得・学習に勤しみたいところです。

早期のキャリア形成が重要な職種だから

システムエンジニアは年齢層が若いこともあり、早期のキャリア形成が重要な職種となります。

実際に転職サイトなどでシステムエンジニアの求人を見てみると、キャリア形成を目的に35歳以下という年齢制限を設けているケースも多いです。

30代になると、システムエンジニアの先のキャリアに入ったり、そこでの実践が始まったりするので、できればなるべく早い段階、20代で、キャリアプランの方向性を定めておきたいところです。

自分に合った働き方をするため

時代や新たな技術革新に伴って、システムエンジニアの職務範囲は広がり、様々な職種へのキャリアパスが存在するようになりました。

例えば以前はシステムやアプリケーションに限定されていたプログラマーですが、今ではアプリケーション以外にもAIやIoT、VR/ARなどが注目されています。

ITインフラの業界においても、よりセキュリティの需要が高まってきたり、データの受け渡しがクラウド中心になってきたりといった変化があるでしょう。

現在、そしてこれからの社会では、より多様な職種・働き方の中から、キャリアを選択していくことになります。

そのため、いろいろな働き方の中で、自分にあった働き方を選択することは非常に大切な能力となるでしょう。

また、特に女性は、20代後半から30代にかけて結婚・出産という時期を迎える方も多く、より綿密なキャリア設計をしておく必要があるとも言えるでしょう。

システムエンジニア(SE)のキャリアプランの考え方を解説

それではここからは、システムエンジニアのキャリアプランの考え方を解説していきます。

まずは自己分析から

システムエンジニアは、システムやアプリケーションの設計・開発をする仕事です。

しかし、どんなシステムやアプリケーションを設計・開発するかによって、業務内容や求められるスキルが大きく変わってきます。

そのため、自分がどういう仕事をしたいのか、どの分野の技術を身に付けたいのかを冷静に分析し、それに沿ったキャリアを歩んでいくことが大切です。

例えば、AIやIoT、アプリケーションを設計・開発するのと、インフラ周りの運用・保守では、全くといってもいいほどに業務内容は変わってきます。

キャリアプランを考える最初の手順として、現在持っているスキルや実績、今後の目標などをきちんと分析し、それに沿った仕事ができるように、方向性を決めておきましょう。

今後ニーズが高まるIT分野で活躍する

また、システムエンジニアとしてこの先長く活躍するためには、今後ニーズが高まるIT分野で活躍することも大切です。

今後需要が高まる領域の職種を把握した上で、キャリアプランを選択することをおすすめします。

なお、経済産業省が発表した資料「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、今後特に重要性が増す分野として「ビッグデータ」「IoT」「AI(人工知能)」が挙げられました。

この3分野を視野に入れた上で、ご自身のキャリアプランを描いていきましょう。

既存技術でも需要が高いIT分野で活躍する

また、今後ニーズが高まる分野同様に、既存技術でも需要が高いIT分野で活躍することも大切です。

具体的には、「情報セキュリティ」「クラウドサービス」「モバイル端末」などが挙げられるでしょう。

これらの分野は市場規模が大きい上に人材は不足しており、比較的間口は広いです。

もちろん技術獲得に向けた努力は必要ですが、未経験者でもキャリアプランが描きやすい分野であるとも言えるかもしれません。

システムエンジニアの需要や将来性については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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自分に合った働き方をする

もちろん、将来性や需要を気にするだけでなく、自分に合った働き方をすることも大切です。

自分の興味のある分野であれば学習や業務に対する抵抗も少なく済むでしょうし、結果も出やすくなるでしょう。

近年では働き方の多様化や業種の細分化が進み、技術を研鑽してスペシャリストを目指したり、マネジメント能力を身に付けてマネージャーを目指したり、あるいはフリーランスとして独立したりするなど、様々な選択肢が考えられます。

システムエンジニアとして自身のキャリアプランを選択する上では、将来性のある分野だけではなく、自分が長く継続的に活躍できる働き方をすることも極めて重要です。

システムエンジニア(SE)におすすめのキャリアプラン4選

ここからは、システムエンジニアにおすすめのキャリアプランを4選紹介していきます。

どれもシステムエンジニアの次のステップとして考えられるキャリアプランとなっていますので、ご自身の性格や能力と合わせながら、参考にしてみてください。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を統括する管理職です。

クライアントとの納期・予算の交渉や調整、プロジェクトの進捗管理などを行うため、マネジメント能力やコミュニケーション能力が必要となります。

また、システム開発における知識も全体的に持っておく必要があるため、できるだけ多くの現場経験を積んでおくことも必要でしょう。

スペシャリスト

スペシャリストは、特定の分野において技術を研鑽し、技術的な面での拠り所となる存在です。

クライアントの要件が技術的に実現可能であるかを判別したり、問題が発生した際には速やかに解決したりすることが求められるため、技術者としての知識やスキル・専門性が期待される職種です。

スペシャリストとして活躍するためには、常に自己研鑽を怠らず、新たな技術をインプットし続ける必要があります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、クライアントの課題を聞き出し、IT技術を用いてそれを解決する方法を提案する職種です。

様々な企業の経営戦略や業務改革の例、また経営に関する知識を持っておく必要があります。

また、ビジネス全般に関する理解やクライアントの課題に対するITソリューションの知識も必要です。

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、技術的な知見を持つ営業職のことです。営業部門に配属されることが一般的でしょう。

セールスエンジニアは、クライアントに対して、自社製品の導入の提案や、導入後のサポートを行うことが主な仕事となります。

販売からアフターフォローまでを担う必要があるため、幅広い知識とコミュニケーション能力が必要です。

プレゼンが得意な人や、折衝能力の高い人におすすめのキャリアプランとなります。

もし途中でエンジニアから別職種へ転職したくなった時には、士業JOB「エンジニアから転職したいなら人事がおすすめ?士業も有り?エンジニアからの転職を考える」を参考にしてください。

システムエンジニア(SE)以外のキャリアプランは?

続いて、システムエンジニア以外のキャリアプランについてみていきましょう。

今回は、異業種同職種へのキャリアチェンジを解説します。

異業種同職種へのキャリアチェンジは、システムエンジニアと近しい職種でありながら、新たな分野に挑戦できるためキャリアチェンジに失敗する可能性が少なく、非常におすすめの選択です。

社内SE

社内SEは、自社の情報システムを開発・運用・保守する職種です。

通常のシステムエンジニアとは異なり、一般的に他社のクライアントは存在せず、自社内で業務が完結していることが特徴となります。

仕事の相手が自社内の人となるため、納期など各種調整が効きやすく、緊急対応も多くないというのがメリットです。

反対に、ひとつの現場にしか携われなかったり、世界が自社内に限定されてしまったりといったデメリットも存在します。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトの制作やWebアプリケーションの開発など、幅広くWeb上の開発をメインとするエンジニアです。

通常のシステムエンジニアとは異なり開発にも積極的に携わっていくほか、扱う言語も全く異なるものになります。

また、Webエンジニアは企画やマーケティングに関わることが可能で、フリーランスとして独立しやすいというメリットがあります。

デメリットとしては、技術革新のスピードが凄まじいため、通常のシステムエンジニア以上に継続した学習が必要であることが挙げられるでしょう。

フリーランス

また、独立してフリーランスとなることもキャリアプランのひとつとなります。

フリーランスはひとつの職種を指す言葉ではなく、個人事業主の総称・俗称です。

また、フリーランスは給料が上がりやすく、自分の実力次第でどこまでも稼ぐことができます。働く時間や場所を選べることも大きなメリットです。

デメリットとしては、すべてを自分で行わなくてはいけないため、技術の網羅性が問われることでしょう。また、営業も自分でしなくてはいけないため、営業力・コミュニケーション能力も非常に問われる働き方です。

フリーランスのシステムエンジニアになりたい方は、以下の記事で具体的な方法など詳しく解説しているので参考にしてください。

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システムエンジニア(SE)がキャリアプランを実現するには?

最後に、システムエンジニアがキャリアプランを実現するにはどうすればいいのかを解説します。

自分の望むキャリアプランを描いた後は、以下の点に注目して実現を目指してみてください。

いつまでに何をするかのプランニングをしっかりと決める

キャリアプランを実現するためには、具体的に「いつまでに何をするのか」を明確化しておく必要があります。

まずは目標(ゴール)を明瞭にし、そこから逆算して細かくプランニングを立てることがおすすめです。

必要なスキルを身につける

また、キャリアプランの実現のために必要なスキルを身につけることももちろん大切です。

しっかりと自己分析をして、現在の自分が持っているスキルと、キャリアプランを実現するために必要となるスキルを把握しましょう。

必要なスキルを身につけるには、書籍や学習サイトを利用したり、プログラミングスクールなどに入会して実力をつけるという方法があります。

あるいは、 その知識に関連する資格の取得に挑戦することも良いでしょう。IT分野は資格が充実しており、それぞれ技術ごとに難易度別に資格が展開されていることがほとんどです。

国家資格や有名ベンダーの資格を所持することは、そのまま自身の実力を証明できることへと繋がるので、システムエンジニアは是非とも資格取得に励んでおきたい職業です。

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システムエンジニアに必要なスキルや資格については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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キャリアアップのための転職も視野に入れておく

自分のやりたい職種が自社内にない場合や、自社内では設備が充実していない場合は、キャリアアップのための転職も視野に入れておくことが大切です。

転職を考える場合は、求人情報から、求められるスキルと、現在の自分が持っているスキルを比較し、理想のキャリアプランが実現できる企業を選択することが重要です。

また、今の自分ではまだスキルが足りない場合など、数年単位で転職活動を考えてみるのもキャリアアップにはおすすめです。

事前に十分なスキルを身につけておき、転職後もスムーズにキャリアを展開していけるように前もって準備しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、システムエンジニアのキャリアプランに的を絞って、「システムエンジニアがキャリアプランを考えておくべき理由」「キャリプランの考え方」「おすすめのキャリアプラン4選」「システムエンジニア以外のキャリアプラン」「キャリアプランを実現するには」を徹底解説しました。

是非とも本記事を参考に、ご自身のキャリアプランを設計してみてください。

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