ITエンジニアは楽しい?仕事内容ややりがい、メリットを紹介

ITエンジニアは楽しい?仕事内容ややりがい、メリットを紹介

「ITエンジニアを目指したいけれど、仕事は楽しいだろうか?」
「ITエンジニアの仕事にやりがいはあるだろうか?」

ITエンジニアを目指して上記のように悩む方は多いです。

ITエンジニアはクライアントの要求をヒアリングし、システムの設計や開発を行います。

平均年収が高く、リモートワークもしやすいため、人気の職種です。

しかし、未経験の場合ITエンジニアの仕事のやりがいや面白さについては、知らない方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ITエンジニアの仕事内容ややりがい、メリットなどについて紹介していきます。

そもそもITエンジニアとは?という方は、以下の記事でわかりやすく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

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目次

ITエンジニアが楽しいと感じること

ITエンジニアが楽しさややりがいを感じることは下記6つです。

  • 技術を活かして達成感を得られる
  • 専門的で汎用性の高いスキルが身につき、成長できる
  • 業務を通じてさまざまな業界に携われる
  • 世の中の課題を解決し、社会貢献できる
  • 最先端の技術に触れられる
  • 多くの人と交流できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

技術を活かして達成感を得られる

ITエンジニアとして自分の技術を活かして働くことで、達成感を得られます。システム開発では、自分が得た知識を使ってシステムを構築できるため、仕事を通じてモノづくりの達成感を得られるでしょう

専門的で汎用性の高いスキルが身につき、成長できる

専門的で汎用性の高いスキルが身につくため、エンジニアとしての市場価値を高められます

ITエンジニアはプログラミング言語やクラウドに関するスキルなど、技術的なスキルの習得が必須です。

また、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルなど、IT業界以外でも役立つ汎用的なスキルが習得できます

日々の業務を通して自然とスキルアップができ、成長を実感しやすいでしょう。

業務を通じてさまざまな業界に携われる

業務を通じてさまざまな業界に携われるため、多くの知識が得られる楽しさがあります。

システム開発をするためには、クライアントの業界や業務内容などについて深く理解することが必要です。

多くのプロジェクトに参加すれば、それまで知らなかったさまざまな業界の知識が学べるため、好奇心旺盛な方は仕事を通じて刺激を得られます

世の中の課題を解決し、社会貢献できる

システム開発によって人がやる必要の無い作業を自動化できるため、少子高齢化による人材不足などの課題を解決することも可能です。

また、ショッピングサイトやインターネット申込など生活に関わるシステム開発は、より身近な課題を解決したり、暮らしが便利になったりと、社会貢献に直結していることを強く実感できるでしょう。

最先端の技術に触れられる

ITエンジニアとして働く醍醐味は、最先端の技術に触れられることです。

技術の進化は日進月歩で、新しいプログラミング言語やツールが次々と登場します。エンジニアはこれらの新技術を学び、実際にプロジェクトに適用する機会があります。

たとえば、人工知能(AI)や機械学習、ブロックチェーンなどです。

常に自分がトレンドの最前線に立っている実感を得られ、モチベーションの維持にもつながるでしょう。

多くの人と交流できる

ITエンジニアとして働くことで、多くの人と交流できます。

ITエンジニアの仕事は、チームでの協力が欠かせません。プロジェクトを成功させるためには、デザイナーやプロジェクトマネージャーなど、多くのメンバーが協力し合う必要があります。

多様なバックグラウンドをもつ人々と交流する中で、自然と人脈が広がります。

とくにグローバルなプロジェクトに参加すると、海外のエンジニアやクライアントとコミュニケーションを取る機会も増え、国際的な視野を広げられるでしょう。


このような多様な人々との交流を通じて、新たな視点やアイデアを得られる点が、ITエンジニアの大きな魅力です。

【職種別】ITエンジニアの仕事内容と魅力・やりがい

ここでは、ITエンジニアの仕事内容ややりがいについてご紹介します。

  • システムエンジニア(SE)
  • ネットワークエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • セキュリティエンジニア

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは、企業の業務システムやアプリケーションの設計、開発、運用、保守を担当します。

クライアントの要求を理解し、それを具体的なシステム仕様に落とし込む能力が重要です。また、プロジェクト全体を俯瞰し、チームをリードする役割を担う必要があるため、リーダーシップやコミュニケーション能力が求められます。


自分が設計・開発したシステムがクライアントの業務効率を向上させたり、業績を伸ばしたりするのを見ることで、大きなやりがいを感じられるでしょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワークインフラの設計、構築、運用、保守を担当します。ネットワークの安定性やセキュリティを確保するための技術的な対策を講じることが主な業務です。

インターネットやイントラネットの通信がスムーズに行われるようにすることで、企業活動の基盤を支える重要な役割を担っています。


最新のネットワーク技術やプロトコルを駆使し、常に進化するセキュリティ脅威に対処することで、技術者としてのスキルを高められる点が魅力です。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、企業や組織のサーバーシステムの設計、構築、運用、保守を担当します。

サーバーの性能や可用性、セキュリティを確保するための技術的な対策が求められる職種です。また、クラウド環境の利用が進む中で、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境の構築や運用も重要な役割となっています。


サーバーのトラブルシューティングやパフォーマンスチューニングなど、専門的な技術スキルを駆使し、システム全体の信頼性を向上させることに大きなやりがいを感じられます

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、ウェブサイトやウェブアプリケーションのユーザーインターフェースを設計・実装します。

HTML、CSS、JavaScriptなどを用いて、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースの構築が求められます。

デザイン部門と協力しながら、視覚的な美しさと機能性を両立させることが仕事の醍醐味です。目に見える形で制作物が完成するため、達成感も大きいでしょう。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、企業や組織の情報システムのセキュリティを確保するための対策を講じます。

サイバー攻撃の脅威が増す中で、セキュリティポリシーの策定や侵入検知システムの設計・運用、セキュリティインシデントの対応など、多岐にわたる業務を担当します。

最新のセキュリティ技術や攻撃手法に関する知識を常に更新し、迅速かつ的確に対応する能力が求められるでしょう。

企業の重要な情報資産を守る使命感が、この職種の大きなやりがいです。

ITエンジニアの業務がきついと感じるとき

ITエンジニアの業務がきついと感じるときは下記3つです。

  • 技術の移り変わりが早く、勉強すべき内容が多い
  • 納期に間に合わないと残業する必要がある
  • 顧客とのコミュニケーションに悩む
  • 急なトラブル対応が必要になる
  • 常にチームワークを求められる
  • シフト制の夜勤があるとき

それぞれの理由について見ていきましょう。

技術の移り変わりが早く、勉強すべき内容が多い

IT業界は技術の移り変わりが早く、勉強すべき内容が多いため、スキルアップのために継続的な勉強が負担になる場合があります。

ITエンジニアの仕事は最新の技術を活用する機会が多いため、自分の知識をアップデートすることが必要です。

また、業務で必要になる知識やスキルの幅が広く、プログラミングだけでなくサーバー、クラウド、セキュリティなど多種多様です。


そのため業務時間外に勉強が必要な場合もあり、仕事をしながら多くのことを学ぶのがきついと感じる可能性があります。

納期に間に合わないと残業する必要がある

ITエンジニアは納期に合わせてシステム開発を行う必要があるため、スケジュール通りに作業が進まないと残業が発生します。

急な仕様変更やバグ対応により残業が増えると、心身ともにきついと感じてしまうでしょう。

納期に間に合わせるためには、自分だけでなくプロジェクト全体のスケジュールを把握し、計画的に作業を進められるスキルが必要です。

顧客とのコミュニケーションに悩む

仕事では自分と相性の悪い人と接する機会があり、コミュニケーションの仕方に悩んでしまうITエンジニアも多いです。

特に要件定義などの場合、仕事でクライアントと関わる機会が多いため、相性の悪い相手と接する可能性も高まります。

コミュニケーションスキルが高くない人は、ITエンジニアの仕事をきついと感じてしまう場合があるため注意が必要です。

急なトラブル対応が必要になる

ITエンジニアの仕事には、予期せぬトラブル対応がつきものです。

システム障害やセキュリティインシデントなど急なトラブルが発生すると、迅速に原因を特定し、解決策を見つける必要があります

このような緊急対応は、とくに大規模なシステムやミッションクリティカルな環境では、プレッシャーが大きくなりがちです。

深夜や休日に呼び出されることもあるため、生活リズムが乱れがちになることもあるでしょう。

しかし、このような状況を乗り越えることで、問題解決能力やストレス耐性が向上し、エンジニアとしての成長を実感できます。

常にチームワークを求められる

ITエンジニアの仕事は、チームで協力して行うことが多く、チームワークが欠かせません。プロジェクトを成功させるためには、各メンバーが自分の役割を果たしながら、他のメンバーと連携する必要があります。

とくに大規模なプロジェクトでは、多くのメンバーとの調整が必要となり、意見の衝突やスケジュール調整の困難さなど、チームワークの難しさを感じることもあるでしょう。

しかし、チーム全体で目標を達成したときの達成感や、互いに支え合うことで得られる絆は、エンジニアの仕事の大きな魅力でもあります。

シフト制の夜勤があるとき

ITエンジニアの中には、シフト制の夜勤が必要な職場もあります。

とくに、24時間365日稼働しているシステムを担当する場合、夜間のシステム監視やトラブル対応が必要となります。夜勤は生活リズムを崩しやすく、体力的な負担も大きくなるでしょう

しかし、夜間勤務手当やシフト手当が支給されることが多く、金銭的な補償がある場合もあります。

また、夜間に働くことで、昼間の時間を有効に使えるメリットもあります。

自身の健康管理に注意しながら、バランスを取って働くことが重要です。

ITエンジニアになるメリット

ITエンジニアになるメリットは下記3つです。

  • 常に需要があり将来性が高い
  • 論理的思考力が身に付く
  • 副業やフリーランスを目指せる
  • 他業種に比べて平均年収が高い
  • スキルの汎用性が高い

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

常に需要があり将来性が高い

ITエンジニアはIT化が進む現代において需要は大きいため、将来性が高いといえます。

システムやアプリケーションの開発を行う企業は近年増加しており、ITエンジニアを必要とする企業は非常に多いです。

また、ITエンジニアになれば将来的に仕事を失うリスクを減らせ、自分の市場価値を高められるでしょう。

詳しくは下記の記事で解説しているので参考にしてください。

論理的思考力が身につく

ITエンジニアになれば、他の職種でも活かせる論理的思考力が身につきます

要件定義や設計、プログラミングなど、ITエンジニアの様々な仕事で論理的思考力が必要です。

仕事を通じて論理的思考力を鍛えられるため、あらゆる仕事における課題の発見や解決に役立つスキルを身に付けられます。

副業やフリーランスでも働ける

ITエンジニアとしてスキルを高めれば、副業やフリーランスでも活躍できます

ITエンジニアは需要に対して人材が不足しているため、副業やフリーランスの案件も豊富です。

スキルや実績があれば個人でも自分のやりたい仕事を獲得しやすいため、副業やフリーランスを目指すITエンジニアも多いでしょう。

フリーランスになることで、会社員よりも高額な報酬が得られる案件を獲得できる可能性もあります

フリーランスのITエンジニアになりたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

他業種に比べて平均年収が高い

ITエンジニアは、他業種と比較して平均年収が高い職種です。

2023年のdodaの調査によると、ITエンジニア全体の平均年収は452万円です。全職業の平均年収が415万円であることを考えると、ITエンジニアの平均年収が高い職種であるといえます。

ITエンジニアには技術的なスキルや専門知識が求められるため、その対価として高い報酬が支払われることが一般的です。

とくに、AIやクラウド、サイバーセキュリティなど、需要が高い分野のエンジニアは、さらに高い給与を得られます。

また、技術者としての経験を積むことで、昇給や昇進の機会が多くなり、キャリアアップによる収入増加も期待できます。

高い報酬を得られることで、経済的な安定を確保しやすくなる点が、ITエンジニアの大きなメリットです。

参照:doda「ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説

スキルの汎用性が高い

ITエンジニアとして培ったスキルは、非常に汎用性が高く、さまざまな職種で活かせます

たとえば、システムの設計・開発スキルは、ITコンサルタントとしてクライアントにアドバイスを提供する際に役立ちます。

また、データ解析の知識は、データアナリストとして企業の意思決定をサポートする業務に応用できるでしょう。

さらに、プロジェクト管理の経験は、プロダクトマネージャーとして新製品の企画・開発をリードする際に有効です。

技術の進化とともに新たな職種や役割が生まれる中で、エンジニアとしてのスキルを活かして幅広いキャリアパスを選択できる点が魅力です。

ITエンジニアに向いている人の特徴

ITエンジニアに向いている人の特徴は下記6つです。

  • 物事を論理的に考えるのが得意
  • 好奇心旺盛で学習意欲が高い
  • コミュニケーションスキルが高い
  • 忍耐力があり作業に長時間集中できる
  • 臨機応変に物事に対応できる
  • 細部まで確認する習慣がある

それぞれの特徴について見ていきましょう。

物事を論理的に考えるのが得意

論理的思考力がある人は課題を解決する能力が高く、システムの設計や開発を円滑に進められるため、ITエンジニアに向いています。

ITエンジニアは要件定義や設計、プログラミングなどの仕事において、課題を解決するために物事を論理的に考える力が必要です。

特にクライアントの複雑な要望を満たすシステム開発には高い論理的思考力が求められるためITエンジニアは日常的に頭を使う人が向いています。

好奇心旺盛で学習意欲が高い

IT業界は変化が激しく、ITエンジニアは最新の技術や新しい知識を身につける必要があるため、好奇心旺盛で学習意欲が高い人が向いています


また、クライアントの業界や業務についても多くの知識を身につける必要があるため、高い学習力が必要です。

コミュニケーションスキルが高い

クライアントやチームのメンバーとコミュニケーションを取る機会が多いため、コミュニケーションスキルが高い人はITエンジニアに向いています

業務を円滑に進めるためには、情報の連携や意思疎通を正確に行うことが必要です。

コミュニケーションスキルが低いと業務に支障が出てしまうため、高い傾聴力や意思伝達力などが仕事で求められます。

クライアントへのヒアリングの際に的確な提案ができると、自分自身のやりがいにもつながります。

忍耐力があり作業に長時間集中できる

忍耐力や集中力の高い人は丁寧に仕事を進められるため、ITエンジニアに向いています。

ITエンジニアには黙々と行う地味な仕事も多く、単調な仕事を正確に継続して行う力が必要です。

地道な仕事でも楽しめる人や長時間でも丁寧に仕事を進められる人は、ITエンジニアとして活躍できるでしょう。

臨機応変に物事に対応できる

日々の業務で思わぬトラブルが発生する機会が多いため、ITエンジニアには臨機応変に物事に対応できる人が向いています

システム開発において仕様変更やバグ対応は頻繁に起こるため、冷静に軌道修正やスケジュール変更できる力が必要です。

そのため、臨機応変に物事に対応できる人であれば、ITエンジニアの仕事をスムーズに進められるでしょう。

細部まで確認する習慣がある

システム開発は丁寧な仕事が求められるため、ITエンジニアは細部まで確認する習慣がある人に向いています。

要件定義や設計、プログラミングなどの仕事において、細かいミスがあると後々の工程の仕事に大きな影響を及ぼす可能性が高いです。

そのため、ITエンジニアはクライアントの要望やバグの確認などを丁寧に行う必要があり、細部まで確認する習慣が求められます。

ITエンジニアは楽しくやりがいがある仕事

ITエンジニアはクライアントからの感謝や自分の成長を感じられる職種であり、楽しいと感じる場面は多いでしょう。

また、システムを通じて世の中の課題を解決できるため、社会貢献による達成感も得られます

論理的思考力や学習意欲、コミュニケーションスキルなどが高い人におすすめの職種です。

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