サーバーエンジニアになるために、資格の取得を検討している方も多いでしょう。
ところが「サーバーエンジニアに資格は不要」の意見もあることから、未経験者の方は不安や戸惑いを感じるものです。
今回の記事では、サーバーエンジニアは資格を取るべきか否かについて解説します。
おすすめの資格、およびサーバーエンジニアに求められる能力も理解できるので、ぜひご覧ください。
なお、サーバーエンジニアはインフラエンジニアの一種です。未経験からインフラエンジニアを目指す際は、「CCNA」の取得が最初の目標となるでしょう。
「活学ITスクール」は、未経験からでもCCNA取得を目指せるカリキュラムと各種転職サポートを提供しています。
インフラエンジニアとしてのキャリア形成で後悔しないためには、こちらも参考にしてください。
【サーバーエンジニアを目指すためのおすすめの資格一覧】
資格名 | 難易度 | 合格率 | 受験料 |
---|---|---|---|
ITIL | ★★★☆☆ | 48.3% | 4万3,890円(税抜) |
基本情報技術者 | ★★★☆☆ | 43.4% | 7,500円(税込) |
MCP(マイクロ・ソフト認定資格) | ★★★☆☆ | 非公表 | Azure Fundamentals:1万2,500円(税抜) Azure AdministratorAssociate:2万1,103円(税抜) |
Linux技術者認定資格 LinuC | ★★★☆☆ | 50% | 1万6,500円(税込) |
CCNA | ★★★☆☆ | 20〜30% | 4万円(税込)(300ドル) |
CCNP | ★★★★★ | 10〜20% | コア試験:約6万円(税込) 集中試験:約4万5,000円(税込) |
応用情報技術者 | ★★★★☆ | 20% | 7,500円(税込) |
ネットワークスペシャリスト | ★★★★★ | 14.3% | 7,500円(税込) |
- サーバーエンジニアに資格は必須ではないが、保有のメリットは大きい。
- 資格は未経験者のアピール材料にもなり、市場価値や年収のアップにつながる。
- サーバーエンジニアにおすすめの資格はCCNA、CCNPほか。
- サーバーエンジニアには、クラウドサービスや仮想化の技術も求められる。
サーバーエンジニアに資格は必要?
結論、資格よりも実務経験と実力が求められることが大半のため、サーバーエンジニアには資格は「必須」ではありません。
ただし、サーバーエンジニアは資格をもっておくに越したことはありません。
そもそもサーバーエンジニアとは、Webアプリや業務システムなどのサーバーに関する設計や構築、環境整備や維持をするエンジニアのことをいいます。
未経験者の場合は実務経験や実力がないため、資格を取得できれば、やる気や実力をアピールできます。
また経験者の場合でも、年収や市場価値を高めるためには、資格の取得は欠かせません。
そのため未経験者でも経験者でも、今後長くサーバーエンジニアとして働くなら、資格の取得も検討したいところです。
サーバーエンジニアの仕事内容については、以下の記事もご覧ください。
サーバーエンジニアが資格をもつメリット
サーバーエンジニアは資格を取得することで、以下3つのメリットが得られます。
- 未経験でも知識とスキルを証明できる
- 専門的で高難易度の仕事に携われる
- 市場価値が上がって年収アップが期待できる
それぞれ詳しく解説していきます。
未経験からの転職でも知識とスキルを証明できる
資格のメリットは、サーバーエンジニアとして経験がない方でも、知識・スキル・やる気をアピールできることです。
サーバーエンジニアは開発エンジニア以上に、専門的かつ高度な知識や経験が求められます。
「支障が出たら損失が大きい部分」を扱う仕事だからです。
未経験からサーバーエンジニアになる際に資格があれば、サーバーを扱う最低限の知識とスキルを証明できるため、就職・転職活動で役立ちます。
専門的で高難易度の仕事に携われる
より高度で難易度の高い仕事に挑戦できる点も、サーバーエンジニアが資格をとるメリットとなります。
難易度の高い資格を習得するとスキルがあることを証明できるため、「上流工程に携わりたい」などと上司にアピールすれば、その交渉が通る可能性は上がります。
また、無資格の人と比べて、手取り足取り教える手間を圧倒的に削減できます。
未経験者に作業手順を教える場合、知識がまったく無いよりも、資格があるほうが圧倒的に飲み込みは早いでしょう。
市場価値が上がって年収アップが期待できる
サーバーエンジニアとして年収アップの可能性が高まることも、資格のメリットでしょう。
資格を保有することで、サーバーエンジニアとして市場価値の向上が見込まれるためです。
ひとえにサーバーエンジニアといっても、上流工程(設計・構築業務)と下流工程(保守・運用業務)とでは、年収が高いのは前者となります。
上流工程を担当するには、高度なスキルが必要です。
資格保持者ならスキルが認められ、その業務に挑戦できる可能性は高くなり、年収アップにもつながるでしょう。
詳しい年収アップ方法については、以下の記事で紹介しているのでご覧ください。
サーバーエンジニアにおすすめの資格【基本・初心者】
この章では、未経験の方向けのサーバーエンジニア資格をご紹介します。
資格名 | 難易度 | 合格率 | 受験料 |
---|---|---|---|
ITIL | ★★★☆☆ | 48.3% | 4万3,890円(税抜)※2023年11月現在 |
基本情報技術者 | ★★★☆☆ | 43.4% | 7,500円(税込)※2023年11月現在 |
ITIL(アイティル)
ITILはイギリスの企業「AXELOS(アクセロス)」が運営するIT資格です。
イギリス企業が運営する資格でもあり、世界共通の資格として認められています。
主にITサービスにおけるマネジメントについての出題がメインです。
取得することで、「サーバーをはじめとするIT機器を適切に扱えること」および「設計のみならずIT基盤の総合的な運用能力」が証明できます。
またITILはグローバルな資格でありながら、難易度はそれほど高くないのもポイントです。
サーバーエンジニアとして外資系企業への転職を目指す方にもおすすめとなっています。
試験名 | ITIL(アイティル) |
受験料 | 4万3,890円(税抜)※2023年11月現在 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | 40問 |
試験時間 | 60分 |
会場 | 全国各地の専門会場 |
公式サイト | ITIL®認定資格 AXELOS公式サイト |
基本情報技術者
基本情報技術者は、数あるIT資格の中でもっとも代表的な資格のひとつです。
IT業界の登竜門として、学生から駆け出しエンジニア、現役IT業界従事者まで、受験者層は多岐にわたります。
この資格で問われるのは、ITに関する幅広い知識です。
サーバーはもちろん、基礎理論、データベース、プログラミング、アルゴリズム、経営戦略など、IT知識全般が出題内容に含まれます。
取得することで、ITに関する知識を幅広く網羅的に把握していることの証明となるでしょう。
サーバーエンジニアのみならず、IT業界に携わるための教養として、挑戦しておきたい資格です。
試験名 | 基本情報技術者試験 |
受験料 | 7,500円(税込)※2023年11月現在 |
難易度 | ★★★☆☆ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | 科目A:約60問 科目B:約20問 |
試験時間 | 科目A:90分 科目B:100分 |
会場 | 全国各地の専門会場 |
公式サイト | 基本情報技術者試験(情報処理推進機構) |
他のIT資格にも興味をお持ちの方は、IT資格が一覧できるこちらの記事も参考にしてください。
サーバーエンジニアにおすすめの資格【OS系】
サーバーエンジニアには、OS関連の知識も必須です。この章では、OSに関するサーバーエンジニア資格を見ていきましょう。
資格名 | 難易度 | 合格率 | 受験料 |
---|---|---|---|
MCP(マイクロ・ソフト認定資格) | ★★★☆☆ | 未公表 | Azure Fundamentals:1万2,500円(税抜) Azure AdministratorAssociate:2万1,103円(税抜)※2023年11月現在 |
Linux技術者認定資格 LinuC | ★★★☆☆ | 43.4% | 7,500円(税込)※2023年11月現在 |
MCP(マイクロ・ソフト認定資格)
MCP(Microsoft Certified Professional)は、数あるマイクロ・ソフト認定資格の総称です。
MCPで出題されるのは、主に「Windows Server」に付随した内容となっています
Windows Serverとは、国内でトップシェアを誇るサーバーOSです。
サーバーエンジニアであればMCPの中でも、「Azure Fundamentals」および「Azure AdministratorAssociate」などの受験がおすすめとなります。
これらの受講によって実践的な知識やスキルを養えるでしょう。
MCPも、世界的に認められている資格となっています。国内はもちろん、世界中で受験者が多い人気の資格なので、将来海外で働きたい方にもおすすめです。
試験名 | MCP(マイクロ・ソフト認定資格) |
受験料 | Azure Fundamentals:1万2,500円(税抜) Azure AdministratorAssociate:2万1,103円(税抜) ※2023年11月現在 |
難易度 | ★★★☆☆ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | Azure Fundamentals:約35~50問 Azure AdministratorAssociate:約40~60問 |
試験時間 | Azure Fundamentals:約45分 Azure AdministratorAssociate:約140分 |
会場 | 全国ピアソンVUE公認試験会場 |
公式サイト | Microsoft認定試験公式サイト |
Linux技術者認定資格 LinuC
「Linux技術者認定試験 LinuC」は、LinuxOSに関する出題がメインの資格です。
Linuxは国内でも大きなシェアを誇るOSの一つです。
取得することで、幅広いIT企業に適応できる実践的スキルが身につきます。
Linux技術者認定資格は難易度別に3つの試験に分かれています。
LinuC-1が最も難易度が低く、LinuC-3が最も難易度が高い設定です。
自分の現状のレベルに合わせて、無理なく挑戦するのがいいでしょう。
試験名 | Linux技術者認定資格 LinuC |
受験料 | 1万6,500円(税込)※2023年10月現在 |
難易度 | ★★★☆☆ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | 約60問 |
試験時間 | 90分 アンケートに5分あり(実質85分) |
会場 | 全国各地の試験センター オンライン |
公式サイト | LinuCレベル1 試験概要 | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan |
サーバーエンジニアにおすすめの資格【ネットワーク系】
この章ではサーバーエンジニアとして、主にネットワークに関する知識が問われる2つの資格をご紹介します。
CCNA
CCNAは、ネットワーク機器を主事業とする「シスコシステムズ」が運営する資格です。
CCNAはネットワークに関する資格ですが、サーバーエンジニアでも取得しておいて損はありません。
インフラエンジニアを目指す方ならぜひ取得しておきたい資格のひとつです。
こちらのCCNAの取得に興味がある方は、「活学ITスクール」の利用をご検討ください。
「活学ITスクール」では、サーバーエンジニアに必須のCCNAが短期間で取得できます。
さらに合格率も92%と高水準なので、これからサーバーエンジニアを目指す方は、選択肢の一つとして最適です。
試験名 | CCNA(Cisco Certified Network Associate) |
受験料 | 4万円(税込)※2023年10月時点 ($300、1ドル=150円換算) |
難易度 | ★★★☆☆ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | 約100問 |
試験時間 | 120分 |
会場 | 全国各地の所定の試験会場 オンライン |
公式サイト | シスコ認定試験 |
CCNP
CCNPも「シスコシステムズ」が運営する資格で、前章で紹介した「CCNA」の上位資格のような位置づけとなっています。
ネットワーク関連について、より深く踏み込んだ内容が出題される資格です。
取得によって高度なネットワークの知識・技術を備えていることの証明になります。
そのため、市場価値や年収の向上に大きく貢献するでしょう。
順序としては、CCNAを取得してからCCNPに挑戦するのが一般的です。
そのためにも合格率92%を誇る「活学ITスクール」を利用し、まずは確実にCCNA取得を目指しましょう。
試験名 | CCNP(Cisco Certified Network Professional) |
受験料 | コア試験:約6万円(税込) 集中試験:約4万5,000円(税込) ※2023年10月現在 |
難易度 | ★★★★★ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | 約60問 |
試験時間 | 210分 コア試験:120分 集中試験:90分 |
会場 | 全国各地の試験センター オンライン |
公式サイト | CCNP Enterprise 認定 |
サーバーエンジニアにおすすめの資格【応用・上級者】
サーバーエンジニアとしてより高度な知識・スキルを求める方へ、おすすめの資格を2つご紹介します。
資格名 | 難易度 | 合格率 | 受験料 |
---|---|---|---|
応用情報技術者 | ★★★★☆ | 20% | 7,500円(税込)※2023年10月現在 |
ネットワークスペシャリスト | ★★★★★ | 14.3% | 7,500円(税込)※2023年10月現在 |
応用情報技術者
応用情報技術者は、前章で紹介した「基本情報技術者」の上位資格です。
試験の内容は、基本情報技術者試験と同じくITに関する網羅的な知識となっていますが、より踏み込んだ内容が出題されます。
サーバーはもちろんデータベースやネットワークなど、あらゆる分野で高度なスキルの担保となるでしょう。
一般的には「基本情報技術者」を取得後、スキルアップの目的で「応用情報技術者」に挑戦する方が多い傾向にあります。
「応用」だけあって難易度が高く経験者向けの資格となりますが、エンジニアにとって大きな付加価値となることは間違いありません。
試験名 | 応用情報技術者 |
受験料 | 7,500円(税込)※2023年10月現在 |
難易度 | ★★★★☆ |
試験実施方式 | 午前の部:多肢選択式(四肢択一) 午後の部:記述式 |
問題数 | 約91問 |
試験時間 | 約300分 午前の部:150分 午後の部:150分 |
会場 | 全国各地の試験センター オンライン |
公式サイト | 応用情報技術者試験|情報処理推進機構 |
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストは、情報処理推進機構(IPA)が運営する資格の一つです。
ネットワークに関する基礎理論からマネジメントまで、広く深い内容が出題されます。
取得することでネットワーク関連のスペシャリストとして、高度な実践スキルと能力を持ち合わせていることがアピールできるでしょう。
サーバーエンジニアとしても、ネットワーク知識はあるに越したことはありません。
難易度は高く、合格率はほぼ毎回15%を切ります。
実務経験を十分に積んだうえで挑戦するのがおすすめです。
試験名 | ネットワークスペシャリスト |
受験料 | 7,500円(税込)※2023年10月現在 |
難易度 | ★★★★★ |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
問題数 | 午前Ⅰ:30問 午前Ⅱ:25問 午後Ⅰ:3問 午後Ⅱ:2問 |
試験時間 | 午前Ⅰ:50分 午前Ⅱ:40分 午後Ⅰ:90分 午後Ⅱ:120分 |
会場 | 全国各地の試験センター オンライン |
公式サイト | ネットワークスペシャリスト|情報処理推進機構 |
サーバーエンジニア資格取得におすすめの勉強方法
この章では、サーバーエンジニアが資格を取得するための方法を4つ紹介します。
スクールや講座を利用する
資格取得には、スクールおよび講座の利用が効率的でしょう。
独学に比べて学習の偏りをなくせることや、不明点を聞いて理解できる点がメリットとなります。
ITスクール「活学ITスクール」は、サーバーエンジニアに必須のCCNAが短期間で取得できる点がポイント。
さらに合格率も92%と高水準なので、サーバーエンジニアを目指す方には最適です。
スクールを利用して勉強環境を整えたい方は、「活学ITスクール」の利用をご検討ください。
プロのキャリアアドバイザーによる就職・転職サポートを実施しており、資格をとってからのキャリアプランの相談も受け付けています。
書籍や教材を購入して独学する
市販の書籍および教材を自分で選んで、自ら学習する方法です。
中でも過去問題集は、すべての資格の勉強における基本中の基本です。
少しでも安価で済ませたい方や、自分のペースでじっくり学習したい方、また挫折に強い方に向いています。
Webサイトで学習をする
インターネットが普及したことにより、Webサイトを活用して学習ができます。
Webサイトでは動画や実際に手を動かしながら勉強を行えるためスキルとしても身に付きやすいです。
無料で問題等を提供しているサイトもあり、スマホでいつでも手軽に資格の勉強ができ、コストを最小限に抑えられるメリットがあります。
しかし、Webサイトの中には間違った情報が配信されていることも少なくありません。
利用する際は大手企業や公的機関、利用者の口コミを確認しながら信頼できるWebサイトを利用しましょう。
自分で仮想マシンを制作する
資格を習得するためには、実際に自宅で仮想サーバー環境を作って実践的に手を動かしながら学んでいく勉強方法もあります。
テキストや動画だけでなく、実際に作りながら勉強をしたい方におすすめの方法です。
仮想サーバーが自宅にある最大のメリットは、インプットだけでなくアウトプットもできることです。
難易度は上がりますが、実践に近い作業も経験できるので、資格勉強を通じて業務に活かせるスキルも身につけられます。
サーバーエンジニアに必要とされる能力・スキル
この章では、サーバーエンジニアがあらゆる企業から求められる能力・スキルを、大きく4つに分けて紹介します。
- サーバー設計・運用・保守のスキル
- クラウドサービスを扱えるスキル
- セキュリティを扱えるスキル
- 仮想化・コンテナ化の知識
サーバー設計・運用・保守のスキル
サーバーのOSに関する幅広い知見を活かしたスムーズな設計、それを運用するのがサーバーエンジニアの仕事です。
どれか一つでも疎かになると、多くの従業員の作業がストップしてしまい、時間や信頼の損失につながることも事実です。
設計から保守の一連の工程は、サーバーエンジニアとして必ず身につけるべきスキルとなります。
クラウドサービスを扱えるスキル
クラウドに関するスキルや知識は、いまやサーバーエンジニアに必須です。
現代のサーバーは、一般的に以下の2種類があります。
- オンプレミス型
- クラウド型
現代はまだオンプレミス型の企業も多いのが現状です。
しかしクラウドサーバーの合理性から、クラウド型に移行する企業も少しずつ増えています。
今後サーバーエンジニアとして長く活躍していくためには、クラウドの知識は必要不可欠です。
セキュリティを扱えるスキル
セキュリティは、サーバーエンジニアに求められる知識や能力の中でもとくに重要です。
IT需要の拡大に伴い、サイバー攻撃やハッキング系の被害は年々増加しています。
今ではIT業界全体で、「セキュリティ」は非常に重要な分野のひとつです。
もちろんサーバーエンジニアも例外ではなく、サーバー設計などでセキュリティを考慮する必要があります。
オンプレミス型とクラウド型でも施すセキュリティは異なるため、その点も把握しておかなければなりません。
仮想化・コンテナ化の知識
サーバーにおける仮想化とは、「1つのサーバーを、複数の仮想サーバーとして利用する」技術のことです。
仮想化によって用途に応じた独自のサーバーを利用でき、経費削減が図れるなどのメリットがあります。
またコンテナ化も「仮想化」の技術の一つで、通常の仮想化より容易で手軽な利用が可能になり、サーバー負荷などを削減できる点がメリットです。
サーバーエンジニアには上記どちらの知識も必要で、状況に合わせた柔軟な対応が求められます。
サーバーエンジニアの仕事内容は、こちらで詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
まとめ:資格を取得して市場価値の高いサーバーエンジニアへ
サーバーエンジニアは実力主義なので、資格は必須ではありません。
しかし資格の取得には、未経験から目指す方やサーバーエンジニアとして市場価値を高めたい方にとって、大きなメリットがあります。
サーバーエンジニアは将来性も明るいため、今後も需要が高まる職種です。
資格を取得して、市場価値の向上を図るのも、賢い選択となるでしょう。