ITエンジニアになりたいけど、自分に向いているか不安
文系出身者でもITエンジニアになれる?
このように考える人も多いでしょう。
実際にITエンジニアになったとしても、困難に直面したときに「自分にはエンジニアに向いていなかったのかも」と感じることがあるかもしれません。
ITエンジニアに向いている人の特徴を理解し、自分の強みに自信をもつことが重要です。
この記事では、ITエンジニアに向いている人とそうでない人の特徴を紹介します。
未経験者や文系出身者でも活躍できるポイントも解説します。
ITエンジニアとしてのキャリアを新たに築きたい方は、ぜひ参考にしてください。
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ITエンジニアとは?
ITエンジニアの職種や将来性について、詳しく解説します。
- ITエンジニアにはさまざまな職種がある
- ITエンジニアは将来性の高い職種
ITエンジニアの仕事内容を詳しく解説した以下の記事も参考にしてください。
ITエンジニアにはさまざまな職種がある
ITエンジニアは、コンピュータを動かすためのシステム設計を行う職業で、役割や業務内容によっていくつかの職種に分類されます。
代表的な職種と特徴は以下の通りです。
職種 | 特徴 |
---|---|
システムエンジニア | クライアントの要求に応じたシステムの構築、設計を行う要求分析、システム設計、システム実装の3つの工程を行う |
サーバーエンジニア | サーバーシステムの設計・構築・運用、保守を専門とするサーバーを動かすアプリケーションを担当 |
Webエンジニア | WebサイトやWebサービスの設計・構築・運用から保守までを行う |
セキュリティエンジニア | システムの不正利用やサイバー攻撃を防ぐためのシステムの開発を行う |
自分に合った職種を選ぶことが重要です。
興味やスキル、価値観に合った仕事を選ぶことで、仕事に対する満足度や生産性が向上します。
また、得意な分野で働くことでキャリアアップや成長の機会も広がります。
システムエンジニアの仕事内容やキャリアパスについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ITエンジニアは将来性の高い職種
ITエンジニアは、将来性が期待されている職種です。
スキルや実績によっては高収入も目指せます。
IT業界は人材不足が深刻化しており、2030年には最大79万人が不足すると予測されています。
今後もITエンジニアの需要は高まると見られ、未経験でも目指しやすい職種です。
多くの人が将来性を見込んで、ITエンジニアを目指しています。
IT業界でキャリアを築くためには、必要なスキルを身につけることが重要です。
参照:経済産業省 情報技術利用促進課「IT人材需給に関する調査」
ITエンジニアに向いている人の特徴
ITエンジニアの職種は多種多様ですが、適性をもつ人の特徴には以下のような共通点があります。
- 論理的思考力がある
- 自己学習能力が高い
- コミュニケーション能力がある
- 問題解決能力がある
- 地道に取り組むことが得意
未経験者や文系出身者でも、ITスキルを身につけ、これらの強みをアピールすれば、ITエンジニアへ転職しやすくなります。
論理的思考力がある
ITエンジニアとして活躍するためには、論理的思考力は不可欠です。
論理的思考は、日々の業務で頻繁に遭遇するさまざまな問題を解決したり、効率的なプログラムを開発したりする際に求められます。
たとえば、新しい機能の開発や既存のバグの修正などを行う際には、問題を細分化し、それぞれの問題に対する最適な解決策を順に考え出すことが必要です。
このようなアプローチにより、問題を管理しやすくし、全体の課題を効率よく解決に導けます。
論理的思考力は、ITエンジニアとしての職務を円滑に進め、より高いパフォーマンスを発揮するための最も重要なスキルといえるでしょう。
自己学習能力が高い
ITエンジニアにとって、自己学習能力が高いことは大きな強みです。
IT業界は技術の進化が非常に早く、新しい技術やツールが次々と登場します。
このような急速に変化する環境で活躍するためには、自分で新しい知識を学び、スキルを向上させる能力が欠かせません。
自己学習能力が高いITエンジニアは、新しい技術トレンドに迅速に対応できます。
自分のスキルを絶えず更新し続けることで、市場価値を高く保つことも可能です。
これは、ITエンジニアとしてのキャリアをより安定して長く続けることにつながります。
コミュニケーション能力がある
コミュニケーション能力の高いITエンジニアは、他のメンバーとスムーズに情報を共有し、理解し合えます。
プロジェクトの成功には、チームメンバーやクライアントとの円滑なコミュニケーションが重要です。
さらに、ITエンジニアは技術的な内容を非技術的な人にもわかりやすく伝える能力が求められます。
プロジェクトの進行状況をクライアントに説明したり、技術的な制限や問題を非技術的なチームメンバーに伝えたりする場面で活かせます。
問題解決能力がある
ITエンジニアには、問題解決能力が不可欠です。
予期しないトラブルや障害に対して迅速に対応し、原因を分析して解決策を見つけることが求められます。
この能力は、エンジニアとしての信頼性を高め、チーム全体の生産性向上にも影響するでしょう。
困難な状況を乗り越えることで得られる達成感は大きく、エンジニアとしての成長につながります。
問題解決能力をもつエンジニアは、どのような困難な状況にも対応でき、キャリアを安定して築けるでしょう。
地道に取り組むことが得意
地道に取り組むことが得意な人は、ITエンジニアに向いています。
ITエンジニアの仕事は、細かな作業や長時間にわたる作業が多いのが特徴です。
これらの業務は一見地味に見えるかもしれませんが、一つひとつの作業がシステム全体の安定性や性能に直結します。
コードの小さなミスやシステム設計の些細な問題が、大きなトラブルを引き起こすことがあります。
そのため、細部に注意を払い、慎重に作業する能力が求められるのです。
このような慎重さは、テストやデバッグの段階でも非常に重要です。
ITエンジニアに向いていない人の特徴
ITエンジニアとして活躍するのが難しいとされる特徴は以下のとおりです。
- IT技術に興味が無い
- プレッシャーに弱い
- 単調な作業が苦手
- 仕事に対して受け身姿勢
- チームワークが苦手
対処方法も紹介しますので、思い当たる場合の参考にしてください。
IT技術に興味が無い
IT技術に興味や情熱が無いと、日々の業務に対するモチベーションが維持できません。
IT業界では、常に新しい技術やスキルの習得が求められます。
そのため、興味が無いとその学習過程自体が大変に感じることになります。
興味を持てる分野を見つけることが、長期的なキャリアにおいて非常に重要です。
たとえば、AIやデータサイエンス、Web開発、モバイルアプリ開発など、多岐にわたる分野の中から自分が興味を持てるものを探してみてください。
その分野での経験を積み重ねることで、日々の業務に対するモチベーションを高く保てます。
プレッシャーに弱い
プレッシャーに弱いとストレスが貯まりやすく、精神的に疲弊してしまいます。
長時間の作業や予期せぬ問題が発生した際には、その影響がとくに顕著です。
エンジニアの仕事は締め切りに追われたり、トラブル対応などプレッシャーがかかる状況が頻繁にあります。
マインドフルネスや運動など、ストレスを管理する方法を学ぶことがおすすめです。
心身のバランスを保つことで仕事の効率も上がります。
プレッシャーを感じたときに同僚や上司に相談できる職場環境も重要です。
オープンなコミュニケーションが推奨される職場では、問題解決がスムーズに進む傾向があります。
企業選びの際に意識するとよいでしょう。
単調な作業が苦手
単調な作業に耐えられないと、仕事を続けることが難しくなります。
エンジニアの仕事には、コードのデバッグやテストなど、地道で単調な作業も多く含まれます。
これらの作業は多くの時間と労力を要するものです。
とくに大規模なプロジェクトでは細部にわたる検証が求められ、その重要性はいっそう増します。
克服するには、単調さに対処する方法を見つけることが重要です。
たとえば、頻繁に行うタスクを自動化することで、手作業のミスを減らし、作業時間を大幅に短縮できます。
コーディングの合間にドキュメントを作成するなど、異なる作業を組み合わせて単調さを避けることもおすすめです。
仕事に対して受け身姿勢
わからないことを教えてもらうのを待っている受け身な人は、ITエンジニアに向いていません。
プロジェクトの進行中に問題が生じたときでも、他者に依存せず自分自身で解決策を見つけ、行動に移す能力が求められます。
そのためには、常に新しい情報をインプットしながら自分の知識に変えていく必要があります。
勉強会やセミナーに参加し自らのスキルを常にアップデートすることで、自立したITエンジニアとして成長できるでしょう。
チームワークが苦手
チームワークは他のメンバーと円滑に仕事を進める上で重要です。
エンジニアはチームで仕事を行うことが多いため、協調性が不足するとさまざまな問題が生じます。
他のメンバーとのコミュニケーションが円滑に取れず、情報共有が不十分になり、プロジェクトの進行が遅れる可能性があります。
周りの意見を受け入れ、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。
チームの目標に協力的な態度で臨み、自分の役割を意識し、その役割を全うすることも大切です。
チームワークを向上させるためには、信頼関係の構築も欠かせません。
そのためには、透明性の高いコミュニケーションを心がけ、他のメンバーの意見や感情を尊重する姿勢をもちましょう。
IT業界に向いている人は文系も当てはまる3つの理由
文系出身者でもITエンジニアを目指すことは可能です。その理由を3つ解説します。
- IT人材の約3割が文系出身者だから
- コミュニケーション能力が高く評価される職種だから
- ITスキルを身につけるスクールが充実しているから
IT人材の約3割が文系出身者だから
情報処理推進機構が発表したIT人材白書2020のデータによると、IT業務に携わる人材の約30%が、IT・情報系以外の文系出身でした。
これは文系出身者がもつスキルが、エンジニアとして活かせることを意味します。
ITエンジニアは人手不足のため需要が高い職種です。エンジニア求人の多くが学部・学科不問となっています。
入社時研修やスキルアップ研修、社内勉強会など、スキルを高める研修制度に力を入れている企業も多く存在します。
文系・未経験であってもスムーズにITエンジニアとしてキャリアをスタートできるでしょう。
参照:独立行政法人情報処理推進機構「IT人材白書2020」
コミュニケーション能力を活かせる職種だから
ITエンジニアは、コミュニケーション力やヒアリング力を活かせる職種です。
文系出身者はこれらのスキルが高いといわれています。
技術的な知識が少なくても、クライアントにわかりやすく説明できるため、信頼関係を築きやすいメリットがあります。
さらに、技術的なスキルを深めることで、より説得力のある交渉が可能です。
新しいプログラミング言語やフレームワークを学ぶことで、エンジニアとしての市場価値も高まり、クライアントに対して具体的な提案ができるようになるでしょう。
ITスキルを身につけるスクールが充実しているから
IT人材の需要が高まる中、ITの知識やスキルを身につけるためのスクールが増えています。
これらを利用することで、効率よくIT業界の知識を習得し、就職時に大きなアピールポイントとなります。
未経験歓迎の求人が増えている一方で、基本的なIT知識を事前に身につけておくことは重要です。
自分に合ったスクールを選ぶことで、効率よく知識を習得し、就職活動を有利に進められるでしょう。
文系出身でエンジニアになるために必要なスキルについては、以下の記事でまとめています。
まとめ:ITエンジニアに向いていないと諦めないで
ITエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を紹介しました。
この記事を参考にして、自身の強みや弱みを見つめてみてください。
自分がどのようなタイプのエンジニアに向いているのか、どの分野で活躍できるのかを理解することは、キャリアを築く上で非常に重要です。
技術的なスキルに自信が無ければ、まずは基礎から学び、徐々に高度な技術を身につけることをおすすめします。
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