IT資格の難易度は、合格のしやすさや転職市場での評価などに関わる重要なポイントの1つです。
自分のレベルに合っており、なおかつ自分の市場価値を適切に高めてくれる資格を選ぶことをおすすめします。
今回は、IT資格の難易度だけでなく、初心者におすすめの優しい資格も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
IT資格の難易度はさまざま
IT資格の難易度は、種類によってさまざまです。
国家資格やベンダー資格などのジャンルごとに、IT資格の難易度を一覧で紹介するので参考にしてください。
初心者でも取れるIT資格の難易度一覧
初心者が無理なく取得できるIT資格の難易度は次の通りです。
難易度 | 偏差値 | 初心者向けIT資格 |
普通 | 49 | 基本情報技術者 |
簡単 | 48 | オラクルマスター Bronze |
簡単 | 46 | CCNA(シスコ技術者認定資格) |
簡単 | 45 | ITパスポート |
簡単 | 43 | AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト |
簡単 | 43 | LPIC-1 |
簡単 | 39 | MOS |
難易度 | 偏差値 | 初心者向けIT資格 |
普通 | 49 | 基本情報技術者 |
簡単 | 48 | オラクルマスター Bronze |
簡単 | 46 | CCNA (シスコ技術者認定資格) |
簡単 | 45 | ITパスポート |
簡単 | 43 | AWS認定 ソリューション アーキテクト アソシエイト |
簡単 | 43 | LPIC-1 |
簡単 | 39 | MOS |
ITパスポート以下は比較的合格しやすい反面、転職やキャリアアップで有利になる資格とはいい難いのも事実です。
ITエンジニアへの転職を目指すなら、基本情報技術者やCCNAなどに挑戦するのがおすすめです。
これらの資格は独学でも学習可能ですが、ただ資格を取るだけでなく
転職後に活用できる確かなスキルを身につけるには、ITスクールを活用するのもおすすめです!
IT国家資格の難易度一覧
IT系の国家資格は、IPA(情報処理推進機構)が主催する情報処理技術者試験が代表的です。
難易度 | 偏差値 | IT国家資格 |
超難関 | 71 | ITストラテジスト |
超難関 | 70 | システム監査技術者 |
難関 | 69 | プロジェクトマネージャ |
難関 | 68 | システムアーキテクト |
難関 | 68 | ITサービスマネージャ |
難関 | 67 | ネットワークスペシャリスト |
難関 | 67 | データベーススペシャリスト |
難関 | 67 | エンベデッドスペシャリスト |
難関 | 67 | 情報処理安全確保支援士 |
難関 | 65 | 応用情報技術者 |
普通 | 49 | 基本情報技術者 |
簡単 | 45 | ITパスポート |
難易度 | 偏差値 | IT国家資格 |
超難関 | 71 | ITストラテジスト |
超難関 | 70 | システム監査技術者 |
難関 | 69 | プロジェクトマネージャ |
難関 | 68 | システムアーキテクト |
難関 | 68 | ITサービスマネージャ |
難関 | 67 | ネットワーク スペシャリスト |
難関 | 67 | データベース スペシャリスト |
難関 | 67 | エンベデッド スペシャリスト |
難関 | 67 | 情報処理安全確保支援士 |
難関 | 65 | 応用情報技術者 |
普通 | 49 | 基本情報技術者 |
簡単 | 45 | ITパスポート |
出典:資格の取り方「IT(パソコン) – 資格難易度ランキング」, 資格難易度ランキング「-IT・パソコン・情報技術-」
※一部、記載のない資格については自社で独自に偏差値を算出
情報処理技術者試験の難易度は、
「ITパスポート(簡単)
⇩
基本情報技術者(普通)
⇩
応用情報技術者ほか(難関)」
というように上がります。
ITベンダー資格の難易度一覧
ITベンダー資格とは、
・オラクルデータベース
・Linux(OS)
など、特定の製品・サービスに関する民間資格です。
難易度 | 偏差値 | ITベンダー資格 |
難関 | 68 | オラクルマスター Platinum |
難関 | 67 | CCDE(シスコ技術者認定) |
難関 | 65 | オラクルマスター Gold |
難関 | 65 | CCNP(シスコ技術者認定) |
普通 | 55 | オラクルマスター Silver |
普通 | 53 | LPIC-2 |
簡単 | 48 | オラクルマスター Bronze |
簡単 | 46 | CCNA(シスコ技術者認定資格) |
簡単 | 43 | AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト |
簡単 | 43 | LPIC-1 |
簡単 | 39 | MOS |
難易度 | 偏差値 | ITベンダー資格 |
難関 | 68 | オラクルマスター Platinum |
難関 | 67 | CCDE (シスコ技術者認定) |
難関 | 65 | オラクルマスター Gold |
難関 | 65 | CCNP (シスコ技術者認定) |
普通 | 55 | オラクルマスター Silver |
普通 | 53 | LPIC-2 |
簡単 | 48 | オラクルマスター Bronze |
簡単 | 46 | CCNA (シスコ技術者認定資格) |
簡単 | 43 | AWS認定 ソリューション アーキテクト アソシエイト |
簡単 | 43 | LPIC-1 |
簡単 | 39 | MOS |
出典:資格の取り方「IT(パソコン) – 資格難易度ランキング」, 資格難易度ランキング「-IT・パソコン・情報技術-」
※一部、記載のない資格については自社で独自に偏差値を算出
それぞれ「Bronze・ Silver・Gold」「レベル1・レベル2・レベル3」といった等級があります。
IT資格が転職におすすめな理由
IT資格を取得しておくと、転職する際に役立ちます。
IT資格が転職におすすめな理由は以下の3点です。
実務に役立つ知識を体系的に習得できる
IT資格を取得するには、試験の出題範囲をまんべんなく勉強する必要があるため、自然に体系だった知識が身につきます。
さらにIT資格は、ITエンジニアの仕事に関連した内容のものが多く、実務的な知識を効率的に習得することが可能です。
例えば、CCNAなら出題範囲の
「ネットワークの基礎」
「ネットワークアクセス」
「IP コネクティビティ」
などを学びます。
いずれもネットワークエンジニアの実務に重要な事柄です。
スキルを客観的に証明できる
IT資格を持っていれば、書類選考や面接時に資格に紐づくスキルを客観的に証明できます。
CCNAならネットワークの知識、LPICならLinuxのスキル、AWS認定ならクラウド技術といった具合です。
少なくとも各分野に関して一定の理解があることは示せるので、とくに未経験採用の場では無資格者よりも優位に立てます。
実務経験の少なさをカバーできる
IT資格は採用現場で一定のアピール材料となるため、実務経験の少なさをカバーするのにも使えます。
とりわけ実務経験がない初心者の場合は「経験はないが、資格の知識やスキル、やる気がある」とアピールすることが有効です。
またIT資格は、エンジニアの経験者が未経験の分野へ進出する際にも使えます。
例えば、AWS認定を取ってクラウド関連の仕事を始める、プロジェクトマネージャを取得し管理部門に上がるといった具合です。
ただし、資格を取ったからと言って直ぐに実務に活かせるかと言われるとちょっと注意が必要!
資格を取るだけでなく、転職(就職)することまで考えているなら、『学んだ内容が現場でどのように活用されているのか?』と、一歩踏み込んだ内容まで教えてくれるスクールに通うのがオススメです。
資格手当で収入アップにもつながる
IT資格の取得者に対して、月々いくらかの資格手当を出すIT企業も多いです。
一つあたり月に数千円〜数万円が支給されるため、たくさんIT資格を持っているほど収入アップにつながります。
■主なIT資格の資格手当(例)
- MOS – 1,000円
- LPIC-1 – 月5,000円
- AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト – 月5,000円
- CCNA – 月10,000円
- 基本情報技術者試験 – 月10,000円
- 応用情報技術者試験 – 月15,000円
- ITストラテジスト – 月20,000円
※金額は企業ごとに異なります
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IT資格の選び方のポイント
自分に合ったIT資格を選ぶには、以下のポイントを意識するのがおすすめです。
初心者は難易度の低いものから
初心者はIT分野に特有の用語やロジックに慣れるためにも、難易度の低い資格から始めるのがおすすめです。
いきなり難しいIT資格に挑戦すると挫折する心配もあるので、まずは簡単な資格をとって自信をつけましょう。
キャリアアップや転職活動を有利に進めたい方は、CCNAがおすすめです。
活学ITスクールは、オフライン研修もあり合格のためのノウハウも講師の方たちが丁寧にサポートしてくれます。
そのため、合格率も高水準となっています。
無料で講師の方が相談にのってくれます。まずは相談してみてください。
実務スキルを高めるにはベンダー資格ほか
ITエンジニアとしての実務スキルを身につけるには、ITベンダー資格がぴったりです。
転職を希望する職種や思い描くキャリアパスなどに合ったものを選びましょう。
例えば、ネットワークエンジニアになるならCCNA、クラウドエンジニアだとAWS認定などがおすすめです。
また難易度の高いIT資格では、データベーススペシャリストをはじめ、スペシャリスト系の資格もあります。
PMを目指すならマネジメント系の資格を
プロジェクトの企画や工数、納期などを管理するプロジェクトマネージャの仕事には、マネジメント系のIT資格が役立ちます。
代表的なのは同名の国家資格「プロジェクトマネージャ」です。
そのほか、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)やP2M(日本プロジェクトマネジメント協会の資格)などもあります。
国家資格がほしいなら情報処理技術者試験
権威性や社会的信用度の点から国家資格を取得したい人には、IPAの情報処理技術者試験がおすすめです。
なお、情報処理技術者試験には受験資格がありません。
そのため、難易度の高い応用情報技術者試験やITストラテジストほか高度情報技術者試験も含め、誰でも気軽に挑戦できます。
IT資格のおすすめ15選【難易度が低い順】
以下では、ITエンジニアの実務に役立つおすすめのIT資格を、難易度が低いものから順に紹介します。
関心のある分野や思い描くキャリアパスなどを踏まえ、自分に合った内容・難易度のIT資格をお選びください。
1. MOS
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、ワードやエクセルなど、マイクロソフトオフィス製品のスキルを証明するIT資格です。
ITエンジニアの業務にもマイクロソフトオフィス製品は使われるので、それらの基本機能を把握するのに役立ちます。
またMOSを勉強することで、上位資格であるMCPやVBAエキスパートなどの取得にもつながります。
難易度(合格率) | 簡単(約80%) |
受験者数 | 累計480万人以上 |
出題範囲 | ・文書の管理・文字、段落、セクションの挿入と書式設定 ・表やリストの管理 ・参考資料の作成と管理 ・グラフィック要素の挿入と書式設定 ・文書の共同作業の管理 ※Word 2019(一般レベル)の場合 |
難易度 (合格率) | 簡単(約80%) |
受験者数 | 累計480万人以上 |
出題範囲 | ・文書の管理・文字、段落、セクションの挿入と書式設定 ・表やリストの管理 ・参考資料の作成と管理 ・グラフィック要素の挿入と書式設定 ・文書の共同作業の管理 ※Word 2019(一般レベル)の場合 |
MOSはレベル分けがされている資格であり、エキスパートとスペシャリストがあります。
それぞれの違いについては、資格広場のこちらの記事が参考になります。
2. LPIC-1
LPICは、インフラエンジニアが実務で使うLinux(OS)のスキルを証明するIT資格です。
「Linux技術者認定試験」とも呼ばれます。
LPIC-1(レベル1)を取得すると、Linuxでシステム管理をするための基本的な実務スキルがあることを示せます。
難易度(合格率) | 簡単(約50%) |
受験者数 | 日本で 累計28万人以上 |
出題範囲 | ・システムアーキテクチャ ・Linuxのインストールと パッケージ管理 ・GNUとUnixコマンド・デバイス、 Linuxファイルシステム、 ファイルシステム階層標準 |
難易度 (合格率) | 簡単(約50%) |
受験者数 | 日本で累計28万人以上 |
出題範囲 | ・システムアーキテクチャ ・Linuxのインストールとパッケージ管理 ・GNUとUnixコマンド・デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準 |
3. AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト
AWS認定 ソリューションアーキテクトは、AWS(Amazonのクラウドサービス)を活用した設計に関するIT資格です。
入門レベルのアソシエイトでは、AWSサービスやクラウド、ネットワークなどの基本スキルを示せます。
また取得することでクラウド技術を活かしたエンジニア業務が可能になるため、仕事の幅が広がります。
難易度(合格率) | 簡単(約50%) |
受験者数 | 不明 |
出題範囲 | ・セキュアなアーキテクチャの設計 ・弾力性に優れたアーキテクチャの設計 ・高性能アーキテクチャの設計 ・コストを最適化したアーキテクチャの設計 |
難易度 (合格率) | 簡単(約50%) |
受験者数 | 不明 |
出題範囲 | ・セキュアなアーキテクチャの設計 ・弾力性に優れたアーキテクチャの設計 ・高性能アーキテクチャの設計 ・コストを最適化したアーキテクチャの設計 |
4. ITパスポート
ITパスポートは、ITの利活用に関する総合的な知識を証明する入門レベルの国家資格です。
システム戦略からマネジメント、技術要素(情報デザインやネットワークなど)まで、IT知識の基礎をまんべんなく学べます。
IT知識を0から習得したい人や業界知識を得たい人、簡単な資格で自信をつけたい人などにおすすめです。
難易度(合格率) | 簡単(約50%) |
受験者数 | 年間1万人ほど |
出題範囲 | ・企業と法務 ・経営戦略 ・システム戦略 ・開発技術 ・プロジェクトマネジメント ・サービスマネジメント ・基礎理論 ・コンピュータシステム ・技術要素 |
難易度 (合格率) | 簡単(約50%) |
受験者数 | 年間1万人ほど |
出題範囲 | ・企業と法務 ・経営戦略 ・システム戦略 ・開発技術 ・プロジェクトマネジメント ・サービスマネジメント ・基礎理論 ・コンピュータシステム ・技術要素 |
5. CCNA(シスコ技術者認定)
CCNAはネットワークエンジニアの実務に必要な基本スキルを証明できるIT資格です。
未経験専門のプログラミングスクールである「活学ITスクール」はプロ講師のマンツーマンサポートが受けられるほか、アニメーション動画で「わかりやすい」カリキュラムが特徴です。
CCNA合格率は92%。文系・PCスキルゼロの人でも問題なく合格を目指せます。
これからスキルを身につけてITエンジニアに転職したい人は、ぜひ「活学ITスクール」でCCNAを取得しましょう。
なお、CCNAの概要や難易度、メリットなどの詳細は以下の記事でご確認いただけます。
難易度(合格率) | 簡単(約20〜30%) |
受験者数 | 年間10万人弱 |
出題範囲 | ・ネットワークの基礎 ・ネットワークアクセス ・IPコネクティビティ ・IPサービス ・セキュリティの基礎 ・自動化とプログラマビリティ |
難易度 (合格率) | 簡単(約20〜30%) |
受験者数 | 年間10万人弱 |
出題範囲 | ・ネットワークの基礎 ・ネットワークアクセス ・IPコネクティビティ ・IPサービス ・セキュリティの基礎 ・自動化とプログラマビリティ |
6. オラクルマスター Bronze
オラクルマスター Bronzeは、データベースの管理や運用に関する基礎レベルのIT資格です。
主流なデータベース言語であるSQLの知識も身につけられます。
データベースエンジニアとしてキャリアを築く場合は、Bronze→Silver→Gold→Platinumの順で上位資格まで取得するのも良いでしょう。
難易度(合格率) | 簡単(不明) |
受験者数 | 累計27万人以上 |
出題範囲 | ・Oracle データベース管理の概要 ・Oracle データベースのインストールおよびデータベースの作成 ・Oracle Network 環境の構成 ・Oracle インスタンスの管理 ・データベース記憶域構造の管理 ・ユーザーおよびセキュリティの管理 ・スキーマ・オブジェクトの管理 ・データベースの監視およびアドバイザの使用 |
難易度 (合格率) | 簡単(不明) |
受験者数 | 累計27万人以上 |
出題範囲 | ・Oracle データベース管理の概要 ・Oracle データベースのインストールおよびデータベースの作成 ・Oracle Network 環境の構成 ・Oracle インスタンスの管理 ・データベース記憶域構造の管理 ・ユーザーおよびセキュリティの管理 ・スキーマ・オブジェクトの管理 ・データベースの監視およびアドバイザの使用 |
7. 基本情報技術者
基本情報技術者は「ITエンジニアの登竜門」に位置付けられる国家資格です。
IT戦略からシステムの提案、企画、設計、運用にいたるまで、幅広い業務に関する基礎知識を証明できます。
実務的な知識を広範囲にバランスよく身につけたい人、ITエンジニアの実務のイメージをつかみたい人などにおすすめです。
難易度(合格率) | 普通(約20〜30%) |
受験者数 | 年間10万人以上 |
出題範囲 | ・プログラミング全般に関すること ・プログラムの処理の基本要素に関すること ・データ構造及びアルゴリズムに関すること ・情報セキュリティの確保に関すること |
難易度 (合格率) | 普通(約20〜30%) |
受験者数 | 年間10万人以上 |
出題範囲 | ・プログラミング全般に関すること ・プログラムの処理の基本要素に関すること ・データ構造及びアルゴリズムに関すること ・情報セキュリティの確保に関すること |
8. 応用情報技術者
応用情報技術者は基本情報技術者の上位資格です。
「ワンランク上のITエンジニア」を目指す業界歴の浅い人材を対象に展開されています。
エンジニアとしてのスキルだけでなく、管理や経営も含めた広範囲の知識と応用力を証明できます。
難易度(合格率) | 難関(約20〜25%) |
受験者数 | 年間10万人弱 |
出題範囲 | ・経営戦略に関すること ・情報戦略に関すること ・戦略立案 ・コンサルティングの技法に関すること ・システムアーキテクチャに関すること ・IT サービスマネジメントに関すること ・プロジェクトマネジメントに関すること ・ネットワークに関すること ・データベースに関すること ・組込みシステム開発に関すること ・情報システム開発に関すること ・プログラミングに関すること ・情報セキュリティに関すること ・システム監査に関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約20〜25%) |
受験者数 | 年間10万人弱 |
出題範囲 | ・経営戦略に関すること ・情報戦略に関すること ・戦略立案 ・コンサルティングの技法に関すること ・システムアーキテクチャに関すること ・IT サービスマネジメントに関すること ・プロジェクトマネジメントに関すること ・ネットワークに関すること ・データベースに関すること ・組込みシステム開発に関すること ・情報システム開発に関すること ・プログラミングに関すること ・情報セキュリティに関すること ・システム監査に関すること |
9. 情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティに関する専門的な知識を証明するハイレベルな資格です。
取得すれば、サービスや情報システムの安全を守るセキュリティエンジニアのキャリアにつながります。
合格後、所定の手続きを済ませると、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」が得られることも魅力です。
難易度(合格率) | 難関(約15〜20%) |
受験者数 | 年間2〜3万人 |
出題範囲 | ・情報セキュリティシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守に関すること ・情報セキュリティの運用に関すること ・情報セキュリティ技術に関すること ・開発の管理に関すること ・情報セキュリティ関連の法的要求事項などに関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約15〜20%) |
受験者数 | 年間2〜3万人 |
出題範囲 | ・情報セキュリティシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守に関すること ・情報セキュリティの運用に関すること ・情報セキュリティ技術に関すること ・開発の管理に関すること ・情報セキュリティ関連の法的要求事項などに関すること |
10. データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストは、データベースに関する高度な固有技術を持つ専門家であることを証明する国家資格です。
データベースの設計や構築、運用に関わるデータベース管理者、インフラエンジニアのキャリアアップにつながります。
初心者向けのIT資格でいうと「オラクルマスター Bronze」と親和性があります。
難易度(合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間2万人ほど |
出題範囲 | ・データベースシステムの企画・要件定義・開発に関すること ・データベースシステムの運用・保守に関すること ・データベース技術に関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間2万人ほど |
出題範囲 | ・データベースシステムの企画・要件定義・開発に関すること ・データベースシステムの運用・保守に関すること ・データベース技術に関すること |
11. ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストは、ネットワークシステムの構築や運用に関わる専門技術を証明するIT国家資格です。
ネットワークエンジニアをはじめ、インフラエンジニア全般のキャリアアップに役立ちます。
CCNAと親和性のある資格なので、CCNAを取ったら将来的に挑戦すると良いでしょう。
難易度(合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間2〜3万人 |
出題範囲 | ・ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関すること ・ネットワークシステムの運用・保守に関すること ・ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること ・ネットワークサービス活用に関すること ・ネットワーク・アプリケーション技術に関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間2〜3万人 |
出題範囲 | ・ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関すること ・ネットワークシステムの運用・保守に関すること ・ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること ・ネットワークサービス活用に関すること ・ネットワーク・アプリケーション技術に関すること |
12. ITサービスマネージャ
ITサービスマネージャは、ITサービスの品質や提供体制などを管理するITサービスマネジメントに関する国家資格です。
将来、エンジニアの現場を離れ、上位の管理部門で働きたい人に向いています。
またITサービスマネージャの業務では、顧客と関わる機会も多いため、お客さんと接する仕事がしたい人にもおすすめです。
難易度(合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間2,000人ほど |
出題範囲 | ・サービスマネジメントに関すること ・サービスマネジメントシステムの計画及び運用に関すること ・パフォーマンス評価及び改善に関すること ・サービスの運用に関すること ・ファシリティマネジメントに関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間2,000人ほど |
出題範囲 | ・サービスマネジメントに関すること ・サービスマネジメントシステムの計画及び運用に関すること ・パフォーマンス評価及び改善に関すること ・サービスの運用に関すること ・ファシリティマネジメントに関すること |
13. システムアーキテクト
システムアーキテクトは、システム開発の上流工程で活躍する上級エンジニアにふさわしい国家資格です。
取得することで、システムの設計や要件定義など、プロジェクトの初動部分へ主体的に関われるチャンスが広がります。
上流工程に携わると自分のアイデアが製品に直に反映されるため、自ら考えたシステムを世に出したい人にもぴったりです。
難易度(合格率) | 難関(約10〜15%) |
受験者数 | 年間5,000人ほど |
出題範囲 | 〔情報システム〕 ・契約・合意に関すること ・企画に関すること ・要件定義に関すること ・開発に関すること ・運用・保守に関すること ・関連知識 〔組込みシステム・IoT を利用したシステム〕 ・機能要件の分析,機能仕様の決定に関すること ・機能仕様を満足させるシステムアーキテクチャ及びハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定に関すること ・対象とするシステムに応じた開発手法の決定に関すること ・汎用的モジュールの利用に関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約10〜15%) |
受験者数 | 年間5,000人ほど |
出題範囲 | 〔情報システム〕 ・契約・合意に関すること ・企画に関すること ・要件定義に関すること ・開発に関すること ・運用・保守に関すること ・関連知識 〔組込みシステム・IoT を利用したシステム〕 ・機能要件の分析,機能仕様の決定に関すること ・機能仕様を満足させるシステムアーキテクチャ及びハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定に関すること ・対象とするシステムに応じた開発手法の決定に関すること ・汎用的モジュールの利用に関すること |
14. プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャは、プロジェクトの計画や予算、進捗などを管理するマネジメント業務のスキルを証明するIT国家資格です。
プロジェクトの責任者としてチームを指揮することに惹かれる人に向いています。
管理部門に上がることは現場で働くエンジニアにとって王道のキャリアパスなので、昇進・昇給に役立つ資格としてもおすすめです。
難易度(合格率) | 難関(約10〜15%) |
受験者数 | 年間1万人ほど |
出題範囲 | ・プロジェクトの立ち上げ ・計画に関すること ・プロジェクトの実行・管理に関すること ・プロジェクトの終結に関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約10〜15%) |
受験者数 | 年間1万人ほど |
出題範囲 | ・プロジェクトの立ち上げ ・計画に関すること ・プロジェクトの実行・管理に関すること ・プロジェクトの終結に関すること |
15. ITストラテジスト
ITストラテジストは、数あるIT資格の中で最も難易度が高いとされる国家資格です。
IT戦略を策定し、情報技術を駆使して事業や業務、商材・サービスを改革するための知識、実践的スキルを証明できます。
エンジニアの仕事だけでなく経営にも興味がある人、コンサルティングの業務に携わりたい人などに向いています。
難易度(合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間5,000人弱 |
出題範囲 | ・業種ごとの事業特性を反映し情報技術(IT)を活用した事業戦略の策定に関すること ・業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること ・業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関すること ・事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること ・組込みシステム・IoT を利用したシステムの企画,開発,サポート及び保守計画の策定・推進に関すること |
難易度 (合格率) | 難関(約15%) |
受験者数 | 年間5,000人弱 |
出題範囲 | ・業種ごとの事業特性を反映し情報技術(IT)を活用した事業戦略の策定に関すること ・業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること ・業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関すること ・事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること ・組込みシステム・IoT を利用したシステムの企画,開発,サポート及び保守計画の策定・推進に関すること |
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IT資格を取得する際の注意点
IT資格を自分のキャリアに役立てるためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
以下の点を意識すれば、IT資格の恩恵をより良く受けられるでしょう。
初心者向けの資格でも十分な勉強が必要
初心者向けのIT資格を受験する場合にも、油断することなく十分な試験対策をして本番に臨むべきです。
IT資格の難易度が低いというのは、ほかと比較して相対的に易しいということであり、試験問題が簡単という意味では必ずしもありません。
例えば、基本情報技術者の偏差値は49とお伝えしましたが、合格率は20〜30%ほどであり、受験した初心者の半分以上が不合格になっています。
資格があれば確実に転職できるわけではない
IT資格は、転職の成功を確定させるものではありません。
採用現場では、IT資格の保有状況のほか、学歴や年齢、前職、人間性など総合的な観点から合否が判断されます。
とはいえ、IT資格が転職の場で少なからずプラス材料になることは間違いないでしょう。
またIT資格を取得することで知識やスキルが向上することも確実だといえます。
キャリアに役立つ資格を選んで取得すべき
時間やコストを考えると、すべてのIT資格を取得するのは困難です。
そのため、自らのキャリアと直接的に関わる資格を優先的に取るのが良いでしょう。
例えば、インフラエンジニアへの転職に関心があるなら、CCNAやLPIC-1、AWSなどが適切です。
インフラエンジニアの仕事内容については、以下の記事もぜひ参考にしてください。
まとめ:IT資格は自分に合った難易度のものを
IT資格を取得し、キャリアに活かすには、自分に合った難易度のものを選ぶことが大切です。
例えば、初心者の場合は、ITパスポートや基本情報技術者、CCNAなどに挑戦すると良いでしょう。
経験者は、ネットワークスペシャリストやプロジェクトマネージャなどの中から、キャリアパスに適したものをお選びください。
これを機会にぜひ何か一つIT資格を取得してみましょう。
特に未経験の方で、これから転職を考えている方はスクールで体系的に学ぶことがおすすめです!