Webサイトから見える部分のプログラムを書く仕事が、フロントエンドエンジニアです。
フロントエンドエンジニアに興味はあっても、どのくらいの年収があるのか気になります。
そこで本記事では、フロントエンドエンジニアの年収や、IT職種との年収の違い、年収アップする方法を紹介します。
フロントエンドエンジニアへ転職を考えている方や、フロントエンドエンジニアの年収が知りたい方は、本記事を参考にしてみてください。
ITエンジニアに転職するなら、活学キャリア支援の利用がおすすめです。
未経験でも安心して転職活動を進められるよう、自己分析から面接対策まで徹底サポート。未経験可の求人はもちろん、IT講座付きの求人のご紹介も可能です。
効率よく転職を成功させたいなら、ぜひ一度ご相談ください。
フロントエンドエンジニアの平均年収は556万円
フロントエンドエンジニアの平均年収は556万円と、決して低くはありません。
フロントエンドエンジニアは、Webサイトのビジュアル部分を作る仕事でもあることから、プログラミング初心者や若手エンジニアに人気の職種です。
以下からは、フロントエンドエンジニアの平均年収をさまざまな角度から比較して見ていきましょう。
参照:求人ボックス給料ナビ「フロントエンドエンジニアの仕事の年収・時給・給料」
フロントエンドエンジニアと日本の平均年収
日本の平均年収と比べると、フロントエンドエンジニアの年収は高いため、未経験から高年収を目指したい人におすすめの職種といえます。
2024年6月現在、日本の平均年収は、458万円です。
- フロントエンドエンジニアの平均年収……556万円
- 日本の平均年収……458万円
参照:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
経験年数別フロントエンドエンジニアの平均年収
フロントエンドエンジニアの年収を経験年数別で見ると、1年目でも約333万円、3年経過すれば約518万円と、決して低い年収ではないことがわかります。
以上のことから、フロントエンドエンジニアは、経験年数に応じて年収アップが期待できる仕事といえるでしょう。
年収の目安としては以下のとおりです。
- 1年目の平均年収……約333万円〜
- 2年目の平均年収……約400万円〜
- 3年目の平均年収……約518万円〜
年代別で見ると、40〜44歳(約621万円)でフロントエンジニアの平均年収(約556万円)を上回っていることから、経験を積むほど給与面で有利になることがわかります。
参照:CAREERUPSTAGE「フロントエンドエンジニアは需要が高く高収入?平均年収や年収アップに必要なスキルを紹介」
参照:求人ボックス給料ナビ「フロントエンドエンジニアの仕事の年収・時給・給料」
地域別フロントエンドエンジニアの平均年収
フロントエンドエンジニアの年収を地域別に比較すると、最も平均年収が高い地方は近畿地方で、その中でも京都府が598万円とTOPです。
最近では、リモートワークが増えていることから、地方出身でも都市部の企業で働けます。
とはいえ、スキルなしの状態でリモートワークが認められることは多くありません。
優良企業も都市部に集まりやすいため、地域によって年収に差があると知っておくとよいでしょう。
参照:求人ボックス給料ナビ「フロントエンドエンジニアの仕事の年収・時給・給料」
フロントエンドエンジニアの平均年収と中央値
フロントエンドエンジニアの平均年収と中央値は、下記のとおりです。
- フロントエンドエンジニアの平均年収……556万円
- フロントエンドエンジニアの中央値……550万円
企業によっても年収は大きく変わるので、フロントエンドエンジニアの年収の相場を理解しておくことは大切です。
参照:求人ボックス給料ナビ「フロントエンドエンジニアの仕事の年収・時給・給料」
フロントエンドエンジニアの仕事内容について詳しく知りたい方は、以下も参考にしてください。
フロントエンドエンジニアとIT職種の年収を比較
ここでは、代表的なITエンジニア職種とフロントエンドエンジニアの年収を比べてみましょう。
- フロントエンドエンジニアとITコンサルタントの年収
- フロントエンドエンジニアとネットワークエンジニアの年収
- フロントエンドエンジニアとプログラマーの年収
フロントエンドエンジニアとITコンサルタントの年収
フロントエンドエンジニアとITコンサルタントの年収の違いは次のとおりです。
- フロントエンドエンジニアの平均年収……556万円
- ITコンサルタントの平均年収……647万円
ITコンサルタントとは、企業の課題をITを使って解決する仕事です。
IT企業では、開発やテストなどの下流工程よりも、設計を行う上流工程の方が年収が高いです。
参照:求人ボックス給料ナビ「ITコンサルタントの仕事の年収・時給・給料」
フロントエンドエンジニアは開発(下流工程)を担当するエンジニアであることから、ITコンサルタントより年収が低い傾向があります。
フロントエンドエンジニアとネットワークエンジニアの年収
フロントエンドエンジニアとネットワークエンジニアの年収の違いは次のとおりです。
- フロントエンドエンジニアの平均年収……556万円
- ネットワークエンジニアの平均年収……534万円
ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計・構築・運用・保守を専門とするエンジニアです。
フロントエンドエンジニアが開発エンジニアなのに対して、ネットワークエンジニアは、ITシステムを支えるインフラエンジニアに分類されます。
フロントエンドエンジニアの平均年収が若干高い傾向にありますが、そこまで大きな差はありません。
参照:職業情報提供サイトjobtag「電気通信技術者」
フロントエンドエンジニアとプログラマーの年収
フロントエンドエンジニアとプログラマーの年収の違いは次のとおりです。
- フロントエンドエンジニアの平均年収……556万円
- プログラマーの平均年収……550万円
フロントエンドエンジニアとプログラマーは開発エンジニアとも呼ばれ、年収もほぼ同等です。
プログラマーの仕事は、プログラミングをすることです。
フロントエンドエンジニアもプログラミングをしますが、主にWebブラウザ上で動作するプログラムを作ることが業務になります。
プログラマーが高年収を稼ぐ方法は、こちらでもまとめてますので、合わせてチェックしてみてください!
未経験からフロントエンドエンジニアで年収アップする方法
フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接目にする部分のプログラミングをすることが仕事です。
ブラウザで表示されたボタンを押した時の、画面が切り替わる処理だったり、テキストに入力したユーザーのアクションによって処理を記述したりします。
デザイン的要素が強いことからも、未経験からの学習がしやすいと言われています。
ここでは、未経験からフロントエンドエンジニアで年収アップするコツを見ていきましょう。
資格を取得する
未経験から就職・転職する際は、資格があると有利になります。
未経験からフロントエンドエンジニアになりたくても、開発実績がないため、どのくらい実力があるのか採用担当者に評価されにくいからです。
多くの企業は、会社に貢献してくれる即戦力を求めるのが本音といえるでしょう。
未経験の採用を認めている場合は、HTMLやCSS、JavaScriptなどのフロントエンドエンジニアに欠かせないスキルは評価項目になります。
そのため、業務に関連する資格を取得して、技術をアピールするとよいでしょう。
コーディングスキルを高める
未経験からフロントエンドエンジニアとして年収アップするには、コーディング(プログラミング)を効率アップすることは大切です。
コーディングスキルを高めておくと、一日でできる作業量が増えて生産性が上がるからです。
開発経験が乏しい場合でも、ライブラリや過去のコードを使うことで、開発時間とテストの短縮ができます。
コーディングは一朝一夕で身につくスキルではありませんが、日頃から読みやすいコードを書く意識をして自身のレベルを上げていきましょう。
質の高いポートフォリオを作成する
未経験からフロントエンドエンジニアになるには、学歴があってもスキルを評価されないこともあります。
IT業界は、実力や実績が重視されるからです。
そのため、質の高いポートフォリオを作り、スキルを評価してもらいましょう。
下記の内容をポートフォリオに盛り込むことで、実力が正しく評価されます。
- これまで、どんなものを作ったことがあるか
- どんな知識を持っているか
- 過去に何をやってきたか
採用面接の場合に、ポートフォリオを持っていない人と差別化できるメリットもあります。
バックエンドエンジニアのスキルも習得する
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは、よく比べられる職種です。
フロントエンドエンジニアが、パソコンやスマホの見える部分で動くアプリを作るのに対して、バックエンドエンジニアは、サーバ側(裏側)の処理を担当します。
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの処理は、データの受け渡しなど双方に関わり合っているため、バックエンドエンジニアの知識もあると重宝されるでしょう。
バックエンドエンジニアは、サーバサイドエンジニアと呼ばれ、複雑な業務になるほどバックエンドエンジニアの工数が大きくなります。
バックエンドエンジニアについては、こちらでもまとめてますので、合わせてチェックしてみてください!
複数のプログラミングスキルを活かす
活躍するフロントエンドエンジニアになるために、複数のプログラミングスキルを身に付けることをおすすめします。
フロントエンドエンジニアが使うJavaScriptの他にもプログラミングができると、業務の幅が広がるからです。
例えば、Web業界ではRuby(ルビー)やPHP(ピーエイチピー)、Python(パイソン)、Go(ゴー)などのプログラミング言語が使われます。
そのため、複数のプログラミングができると市場価値のあるITエンジニアとなれるでしょう。
Webディレクターになる
未経験からフロントエンドエンジニアとして年収を上げていくには、Webディレクターになることで年収アップできます。
Web制作においてディレクションを担当するのがWebディレクターの仕事です。
Web制作では、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2方面で制作が進んでいくため、Webディレクターは全体を管理します。
Webディレクターにはコミュニケーション能力やマネジメントスキルも重要です。
フルスタックエンジニアになる
プログラミングやインフラ構築、クラウドサービスに関するスキルを身に付けて、フルスタックエンジニアになることで年収アップが目指せます。
フルスタックエンジニアとは、システム開発においてオールラウンドに活躍できるエンジニアのことです。
仕事内容には、フロントエンド開発・サーバ側の処理を行うバックエンド開発・ITインフラの構築・保守、モバイルアプリの開発などが含まれます。
使用する主な言語は、以下のように多岐に渡ります。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- Python
- Java
- Swif
- Kotlin など
将来性があることはもちろん需要も高く、とくにベンチャーやスタートアップ企業には評価されやすいでしょう。
フロントエンドエンジニアになるために有利な資格9選
就職や転職に有利な資格を取得することで、採用されやすくなるでしょう。
ここでは、フロントエンドエンジニアにおすすめの資格を9つ紹介します。
- Webクリエイター能力認定試験
- ウェブデザイン技能検定
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- CIW JavaScript Specialist
- PHP技術者認定試験
- ウェブ解析士
- Ruby技術者認定試験
- 基本情報技術者試験
- PMP®試験
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験とは、Webサイトのデザイン力やコーディング能力など、ホームページ制作スキルを認定する試験です。
国際的なWeb技術標準団体のW3Cが定めた規格をもとに、HTMLやCSSなど、Web制作の基本に関する問題が多数出題されます。
初級のスタンダードと上級のエキスパートに分かれており、スタンダードは実技試験のみですが、エキスパートでは実技試験と知識問題の両方が出題されます。
この資格を取得することで、Web制作に関する知識と技能が証明され、Webクリエイターとしての能力をアピールできるでしょう。
体系的にWeb制作を学べるため、独学でWebデザイナーを目指す人や、Webデザイナーとして必要なコーディングスキルを身に付けたい人にもおすすめな資格です。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定とは、Webデザイン関連の知識や技能、実務能力が問われる検定です。
Webデザイン系資格の中で唯一の国家資格であるため、信頼性が高く、スキルを証明するための資格として非常に人気があります。
HTMLやCSSの知識をはじめ、法律などの知識が問われ、実技ではHTMLの編集や画像の作成・加工などが出題されます。
国家資格ですが、学校卒業・訓練校修了などの受験資格は設けられていません。「ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者」であれば誰でも受験可能です。
これからフロントエンドエンジニアを目指す方には最適な資格といえるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験
フロントエンドエンジニアは、HTMLとCSSの知識が必須です。
HTMLとは、Webサイトに何を表示するのかを記述したもので、CSSが文字やボタンの配色、サイズなど、どのように表示するかを記述したものになります。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5のスキルと知識を評価する資格で、資格需要も多いです。
そのため、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す人は、HTMLの学習のためにHTML5プロフェッショナル認定試験を受けてみるとよいでしょう。
CIW JavaScript Specialist
フロントエンドエンジニアが使うプログラミング言語は、主にJavaScriptです。
JavaScriptは、Webページに動きを付ける代表的なプログラミング言語で、フロントエンドエンジニアには必須とされています。
CIWの「JavaScript Specialist」という資格は、JavaScriptの基本的な文法から、ライブラリやフレームワークの実装まで応用スキルが学べます。
業務では必須となるため、スキルに自信のない人は資格を活用して勉強してみてください。
PHP技術者認定試験
Web業界でよく使用されるプログラミング言語にPHPがあります。
簡単にWebサイトの更新ができるWordPressは、PHPから構成されているため、PHPが使えると就職や転職で有利になるでしょう。
バックエンドエンジニアはPHPをよく使いますが、フロントエンドエンジニアも知識があることで業務の幅が広がります。
PHP技術者認定試験は、難易度に合わせて試験が分かれているため、スモールステップでスキルアップしていきましょう。
ウェブ解析士
ウェブ解析士とは、Webマーケティングに関する知識・スキルを証明できる資格です。
Web上のデータを軸としたあらゆるデータを解析・活用して、事業成果の最大化を図ることがウェブ解析士の仕事です。
フロントエンドエンジニアの業務範囲に関わる資格ではありませんが、マーケティング・アクセス解析の知識をもつことで、クライアントに質の高いサービスを提案・提供できるようになります。
将来的にフルスタックエンジニアを目指す場合は、Webマーケティングに対する知見も求められるため、取得しておいて損は無い資格です。
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、フルスタックエンジニアを目指す際に有利になる資格です。
とくに、サーバサイドで広く使用されるRubyのスキルを証明できるため、任される業務の幅が広がります。
フロントエンドエンジニアはRubyのフレームワークを使用してシステムを構築する機会も多いため、Ruby技術者認定試験に合格すれば、Rubyを使ったプロジェクトに参加しやすくなるでしょう。
試験の内容は、Rubyの文法・組み込みライブラリ・オブジェクト指向などが含まれ、問題は選択式の50問で構成されています。
比較的取得しやすい資格なので、チャレンジしてみてもよいでしょう。
基本情報技術者試験
IT業界の就職・転職におすすめな国家資格が、基本情報技術者試験です。
基本情報技術者試験は、資格保有者数も多く人気の資格で、持っていると企業から評価されるメリットがあります。
試験内容には、プログラミングに関する問題もあるので、スキルアップに最適でしょう。
スキルに自信のない人は、下位の資格「ITパスポート」から受験するのもいいですし、基本情報技術者試験に合格すると、さらに上位資格に挑戦できます。
IT業界への転職に有利になる資格を、こちらでもまとめてますので、合わせてチェックしてみてください!
PMP®試験
PMP®試験とは、システム開発におけるプロジェクトマネジメント全般の知識を学べる、高難易度の国家資格です。
プロジェクトマネジメントとは、目標を達成するために、プロジェクトの計画・実行・監視・管理を行う役割のことを指します。
試験を受けるためには、プロジェクトマネジメントの実務経験が3年以上必要です。また、試験合格後も3年毎に更新が必要であり、知識のアップデートが欠かせません。
取得・維持することは難しい資格ですが、広い視野でプロジェクト全体を見渡すスキルが手に入るため、フルスタックエンジニアを目指すのであれば、取得すべき資格の1つといえるでしょう。
フロントエンドエンジニアで年収1000万稼ぐ方法3つ
ここでは、年収1,000万円稼ぐ方法を紹介します。
大企業や年収の高い企業に転職する
転職先によっても稼げる金額は変わってきます。
大企業や年収の高い企業に転職すると、はじめから高い給与水準が設定されているからです。
また、正社員の場合は、役職につくことで年収アップも期待できます。
これまでの実力や実績を評価してもらえるように、質の高いポートフォリオを作成し、転職活動に取り組んでみてください。
フリーランスで高単価案件を請ける
個人で仕事を請け負うフリーランスフロントエンドエンジニアになる方法も一つの手段です。
フリーランスの場合は、案件の掛け持ちができるので、高単価案件を複数こなすことで、年収1,000万円稼ぐ人もいます。
また、フリーランスとして活躍するには、よい人脈も大切です。
フリーランスエージェント経由で案件を受注するよりも、友人や知人経由で仕事をもらう方が単価が高いこともあります。
エンジニアの勉強会やセミナーに積極的に参加することで、質の高い人脈を形成していきましょう。
上流工程の仕事に携わる
年収1,000万円稼ぐには、上流工程の仕事に携わることをおすすめします。
開発やテストなどの下流工程の仕事よりも、設計などの上流工程の方が年収は高いからです。
上流工程とは、システム開発の最初の段階で、システムの企画や外部設計などを行う部分のことです。
クライアントの要望を具体化するためのコミュニケーション能力や、プロジェクト全体を俯瞰して管理するためのマネジメント能力が求められます。
上流工程の仕事に携わりたい場合は、まずはエンジニアとしてのスキルを磨きながら、プロジェクトの全体像を常に把握する習慣を身に付けましょう。
上流工程の経験を積むことで、プロジェクトマネージャーに昇格できる可能性も広がります。
フロントエンドエンジニアの年収に関する5つの疑問
こちらでは、フロントエンドエンジニアの年収に関する疑問を見ていきます。
疑問を解決して、フロントエンドエンジニアの理解を深めましょう。
フロントエンドエンジニアは将来性のある仕事?
スマートフォンの普及や、現代のデジタル化に伴い、Webアプリやモバイルアプリの需要は増えています。
フロントエンドエンジニアの仕事は、UI(サイトの見た目)やUX(使いやすさ)の開発に特化しているため、今後も求められる仕事といえるでしょう。
新卒からフロントエンドエンジニアになれる?
スキルがあれば新卒からフロントエンドエンジニアになれます。
なぜなら、IT業界は実力や実績が重視されるからです。
フロントエンドエンジニアの場合は、HTMLやCSS、JavaScriptのスキルは必須となります。
そのため、自信のない人は独学で学んだり、プログラミングスクールを利用したりして現場で使える技術を身に付けましょう。
フリーランスフロントエンドエンジニアの年収は?
レバテックフリーランスの求人情報から、フリーランスフロントエンドエンジニア平均月単価72万円を12ヶ月で計算すると、平均年収は864万円です。
最高月単価の145万円で計算すると、平均年収1740万円と1,000万円を超えているので、フリーランスはかなり稼げると想定できるでしょう。
とはいえ、未経験から案件を受注することは難しいため、はじめは実務経験を積むことに注力し、フリーランスも視野に入れてスキルを磨くことをおすすめします。
参照:レバテックフリーランス「フロントエンドエンジニアの求人・案件一覧」
フロントエンドエンジニアに向いている人は?
コミュニケーション能力がある人は、フロントエンドエンジニアに向いています。
その理由は、バックエンドエンジニアや、Webデザイナー、プロジェクトマネージャー、他にもプロジェクトに関わるチームメンバーと仕事をするからです。
一人でもくもくと作業をするのではなく、メンバーと信頼関係を築いて情報交換しながら進められる人に向いているといえます。
さらに、クリエイティブ思考のある人や、トレンドに敏感な人もフロントエンドエンジニアに適性があるでしょう。
IT業界の代表的な職種は、こちらでもまとめてますので、合わせてチェックしてみてください!
バックエンドエンジニアとの平均年収の違い
ユーザーが見えないデータベースの登録や決済機能の実装を行うのが、バックエンドエンジニアの仕事です。
バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの年収の違いは次のとおり。
- フロントエンドエンジニアの平均年収……約556万円
- バックエンドエンジニアの平均年収……約660万円
バックエンドエンジニアのスキルは、フロントエンドエンジニアよりも習得難易度が高く、さらに、リリース後の運用や保守といった仕事の需要も高いです。
そのため、フロントエンドエンジニアよりも年収が高い傾向といえます。
参照:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
まとめ:フロントエンドエンジニアは平均年収が高く需要も高い
フロントエンドエンジニアの年収は、日本の平均年収と比べても高い水準であり、今後も需要増加が期待できます。
資格を取得してスキルの証明ができれば、若い年代でも高い給料や上の立場を目指すことは十分に可能です。
実務未経験者でも数ヶ月から半年間しっかり学習すると、十分就職や転職が可能となるため、未経験からでもはじめやすい職種といえるでしょう。
活学キャリア支援では、これからフロントエンドエンジニアを目指す方向けに、Pythonや機械学習、データ分析など実務レベルのスキルを習得できるプログラムを提供しています。
何でも相談できる無料カウンセリングも行っているので、ご自身のキャリアについてお悩みがあれば、相談してみてはいかがでしょうか。
STAND4U・・・WEB制作を中心に、プログラミング、仕事・就職・転職・モバイル通信など、インターネットに関わる情報を発信しています。