整備士から転職したい人必見!おすすめの転職先や転職成功のためのポイント3つを紹介

整備士は一定の需要がある一方、給料が低い、将来性が感じられないなどの理由で転職を考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では整備士から転職したい方におすすめの転職先と、転職を成功させるためのポイントを紹介します。

整備士から転職を考えている方は、ぜひ本記事を参考に転職活動を進めてみてください。

目次

整備士を辞めたい人によくある理由

整備士を辞めたい人によくある理由としては、以下3つが挙げられます。

給料が低い

整備士の平均年収は400万円程度と、他の職業に比べるとやや低い水準となっています。

特に、大企業に勤務している整備士と比べると、中小企業に勤務している整備士の給料は低くなる傾向です。

選ぶ業界や職種にもよりますが、転職によって給与を上げられる可能性があります。

休みが少ない

整備士の仕事は、繁忙期になると休日出勤や残業が多くなる場合があります。

また、土日祝日が休みではない会社も多い傾向です。

友人や家族との時間や趣味の時間を確保するのが難しいために転職される方も多くいます。

将来性が感じられない

整備士の仕事に将来性が感じられない方も多いようです。

将来性が感じられない原因としては、以下3つが挙げられます。

  • トヨタなど大手自動車メーカーでは外国人整備士の採用が進んでいる
  • 自動運転技術の発展によりカーシェアリングが普及することが予測される
  • さらなる技術の発展によりIT関連の知識が求められる

以上のことから、IT業界などの将来性が高いとされている業界に転職される方もいます。

自動車整備士におすすめの転職先11選

自動車整備士の知識や経験を活かした転職先や、未経験からでも挑戦可能なおすすめの転職先を11個紹介します。

機械系エンジニア

機械系エンジニアは、工場設備や自動車などの設計・開発に携わる仕事です。

特に自動車関連の機械系エンジニアであれば、整備士としての知識も十分に活かせます。

新しく学ぶべき知識の一例としては、以下の4大力学やCAD(設計ソフト)の操作方法です。

  • 機械力学
  • 流体力学
  • 熱力学
  • 材料力学

転職難易度は高めですが、整備よりも設計に興味がある方におすすめできる仕事です。

ITエンジニア

ITエンジニアには、サーバーやデータベースの構築・運用保守をするインフラ系エンジニアや、Webサービスの設計・開発をするWebエンジニアなどが存在します。

インフラエンジニアやシステムエンジニアについては、以下の記事でも詳しく紹介していますので、併せてチェックしてみてください。

自動車部品メーカー社員

自動車部品の製造工程やものづくりに携わりたい方に向いています。

整備士の経験を活かして、品質の高い自動車部品を創ることができます。

一般的な会社員の平均よりは高めなので、自動車部品メーカーにキャリアアップするのもおすすめです。

製造業・メーカーに転職したい方は、みらいキャリアを利用するのはいかがでしょうか。

みらいキャリアは、業界未経験からの入社実績を持つ製造業・メーカー特化型の転職エージェントです。

自動車用品の販売スタッフ

自動車のパーツや用品の販売に興味がある方におすすめの仕事です。

整備士であれば、通常の販売スタッフよりも、より専門的な質問に回答できます。

未経験からでも転職のハードルは低く、残業が少ない会社が多いです。

洗車や簡単な整備・点検は行うことがあるため、整備士の経験を活かせます。

カーディーラー

整備士の中でも、ディーラーの整備士は比較的待遇が良い傾向にあります。

特定のメーカーに関する知識や技術についてより詳しくなりたい方や、待遇を改善したい方におすすめの転職先です。

サービスエンジニア

サービスエンジニアとは、コピー機やパソコン、サーバーなどの機械製品の保守・メンテナンスを行う仕事です。

年収700万円を提示している企業もあり、キャリアを積み重ねていくことで着実に収入を上げていけます。

自動車に限らず、機械全般が好きという方におすすめです。

タクシーやバスの運転手

整備よりも運転そのものが好きという方におすすめです。

タクシー運転手は、自分のペースで仕事をしたい方に向いています。

バスの運転手は、公務員のバス運転手であれば年収700万も目指せる仕事です。

公務員試験については年齢制限があることもありますが、20代の方であれば受けられる自治体は多いです。

民間企業だと年収は100万円ほど下がるイメージですが、意外に高いと思う方も多いのではないでしょうか。

自動車検査員

自動車検査員は指定工場や認証工場において、車検検査をする仕事です。

誰でもできるわけでなく『自動車検査員』の資格を取得している方のみ許されている業務になります。

自動車検査員資格は国家資格であり、受験に際して以下3点を満たさなければなりません。

  1. 整備士主任として実務経験が1年以上である
  2. 整備主任者研修の受講を完了している
  3. 「指定工場」で働いている

上記の整備士とは、1級または2級整備士を意味しています。

整備士からキャリアアップしたい方におすすめです。

1級自動車整備士

整備士として、よりレベルアップしたい方におすすめです。

1級になったことで給与にはすぐに反映されない工場が多いですが、長い目でみると取得しておいても損はありません。

一級自動車整備士は、電気自動車や水素自動車などの最新の自動車も整備できるからです。

整備士として長く活躍していきたい方は、1級自動車整備士を目指しましょう。

自動車学校の先生

かつて自分が通っていた専門学校の先生として、生徒たちに教えるのはいかがでしょうか。

募集枠は少ないかもしれませんが、整備士としての経験をフルに活かせる仕事になります。

休日も整備士より多く、教えることに興味がある方におすすめです。

教習所の教官

整備よりも運転することに興味がある方におすすめです。

未経験でも転職可能な求人も多く、年収500万円以上を目指せる教習所が多数あります。

人と接することが好きな方や、教えることが好きな方にはとてもやりがいのある仕事です。

損害保険会社の技術アジャスター

技術アジャスターは、損害保険加入者の事故に関する調査や示談交渉を行い、円満な解決をサポートする仕事です。

自動車全般に関する知識や修理技術、保険、法律に関する知識が求められます。

技術アジャスターになるには資格が必要ですが、資格試験の出題範囲は3級自動車整備士資格試験および自動車車体整備士資格試験程度です。

論理的に考える力や学び続ける力があり、保険業界で活躍したい方におすすめの仕事になります。

自動車整備士から転職するメリット

自動車整備士から転職するとどんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは3つのメリットについて解説します。

収入アップできる可能性がある

自動車整備士の平均年収は上昇傾向にありますが、IT業界のように20代のうちから高収入を目指すことは難しいです。

自動車整備士だと初任給が16万円前後の企業も多々見受けられる一方、IT業界であれば初任給が30万円近くある企業も珍しくありません。

また、ITエンジニアのような職種は、スキルが高まるほどに収入アップが期待できます。

整備士の収入面に不満を感じている方は、転職で年収アップを目指すのがおすすめです。

就業環境を改善できる可能性がある

自動車整備士の休みは、シフト制で週休2日の会社が多い傾向です。

また、残業代が払われていない会社も多々存在します。

以上のような点に不満がある方は、改善が見込める業界や職種に転職するのがおすすめです。

なお、どの曜日が休みになるかは、業界によっておおよそ決まってきます。

不動産業界であれば水曜日、IT業界であれば土日祝日などです。

新しい業界・職種にチャレンジできる

車が好きであるために自動車整備士になったものの、実際に働いてみると趣味で車いじりをしていればよかったと感じる方もいます。

そのような方にとって、新しい業界や職種にチャレンジできる転職はメリットです。

もし全く別の業界や職種にチャレンジしたい場合は、できる限り早めに転職しましょう。

特に20代のうちであれば、スキルが不足していてもポテンシャルを見込んで採用してもらえる可能性が高いからです。

自動車整備士から転職を成功させるための3つのポイント

理想の転職を実現するためにはいくつか知っておくべきことがあります。

キャリアプランを明確にする

具体的なキャリアプランがあることで、自分にとって適切な業界や職種を絞り込むことができます。

転職エージェントは転職のプロですが、あなたの中でプランが明確になっているほうがより適切な提案をしやすいです。

また、キャリアプランは面接時に間違いなく聞かれる質問です。

そのときに自分で考えた内容を軸にしないと面接官に納得感のある説明ができません。

以上の理由から、まずは自分でキャリアプランを明確にすることが重要です。

希望条件を明確にする

休日、福利厚生、年収、エリアなどの希望条件を明確も明確にしておきます。

求める条件が明確になっていれば、大量にある求人の中から自分に合うものをスムーズに探せるからです。

自分に合った条件を明確にし、生産性や満足度を向上できる転職を目指しましょう。

自分に合う転職エージェントを見つける

転職エージェントにも、常に寄り添った雰囲気でサポートしてくれる方や、ロジカルで厳しめにアドバイスをくれる方までさまざまなタイプの方がいます。

少なくとも数か月はやりとりをすることになるので、自分に合う転職エージェントを見つけないと活動がストレスになってしまいます。

したがって、いくつかの転職サービスを利用するのがおすすめです。

同時に複数のエージェントに相談し、自分と相性の良いエージェントを見つけてください。

自動車整備士から転職におすすめの転職サービス5選

転職活動を進めるのに役立つ転職サービスを5つ紹介します。

いずれも無料で利用できるサービスです。

ミイダス

公式サイト:ミイダス

ミイダスは、自分の市場価値(年収)を調べることができるサービスです。

いくつかの質問に答えるだけで、自分の適正年収や紹介可能な求人がわかります。

転職時のオファー金額の妥当性や適切な年収の目安として参考にしてください。

メイテックネクスト

公式サイト:メイテックネクスト

メイテックネクストはエンジニアに特化した転職支援サービスです。

所属している転職コンサルタントは半数以上がメーカーの技術系分野出身という特徴があります。

特に機械分野における求人数が豊富なため、製造業界に転職したい方におすすめです。

リクルートエージェント

公式サイト:リクルートエージェント

リクルートエージェントは人材業界最大手の転職エージェントです。

エージェントとの面談の日程調整がしやすく、土日でも対応してくれます。

また、非公開求人を多く保有しているのも特徴の一つです。

他の転職サイトにはない求人を選べます。

就職カレッジ

公式サイト:就職カレッジ

就職カレッジはフリーター、未経験、既卒向けの就職支援会社です。

初めて転職活動する方におすすめのエージェントになります。

一見、整備士には関係ないように見えますが、おすすめポイントは無料の就活講座があることです。

履歴書の書き方や面接対策、ビジネスマナーについてレクチャーしてもらえます。

活学キャリア

公式サイト:ラストデータ社会人大学

活学キャリアは、最短2日で未経験からITエンジニアを目指せる転職エージェントです。

転職成功率は98.7%と非常に高い実績を誇っています。

PCスキルに自信がない方でも受講でき、右肩上がりのIT業界に転職して待遇を改善したい方におすすめです。

>> 活学キャリアの詳細を見る 

自動車整備士から転職する際の3つの注意点

整備士からの転職で失敗しないために、3つの注意点を紹介します。

内定が出るまでやめない

転職活動が思うように進まず、時間がかかるのはよくあることです。

なかなか転職先が決まらない状況が続くと焦りが出てきてしまいます。

そのような状況では適切な判断ができなくなる可能性が高くなります。

したがって、安定的に収入を得ながら冷静に物事を判断できる状況を維持するのがおすすめです。

ただし、現職があまりにブラックな環境で、辞めないとどうしても転職活動が厳しい場合もあると思います。

そのような場合は現職を辞めたうえで、国からの補助金等をうまく活用しながら転職活動を進めてください。

情報収集を怠らない

転職活動をされている方の中には、転職エージェントから与えられる情報のみで進めている方がいます。

もちろんそれでも転職活動は可能です。

ただし、その情報が妥当なのか否かの判断がつかない状況の中で進めるのはあまり好ましくありません。

転職エージェントにも優秀な方とそうでない方がいます。

ときには誤った情報を提供される場合もあるかもしれません。

少なくとも転職予定の業界や職種については自分でも調べておきましょう。

転職理由はポジティブに変換する

書類作成や面接の段階で転職理由を伝える際、正直に書いてしまう方がいます。

もちろん嘘はいけませんが、転職理由はポジティブな内容に変換するべきです。

たとえば、人間関係が悪い職場から離れたい場合、チームワークを重視している企業に転職したいと伝えます。

実際にはなぜそう思うのかまで考えておくべきですが、ここは転職エージェントから適宜アドバイスをもらいながら進めてください。

自動車整備士からでもきちんと対策すれば転職は可能!

自動車整備士から別の業界や職種に転職することは、準備をしっかりすれば十分可能です。

特にIT業界は市場規模が大きく、右肩上がりの業界でありながら、圧倒的に人材が不足しています。

需要に対して供給が不足していることから、必要なスキルを身につければ未経験からでも活躍できる業界です。

本記事でお伝えした内容を参考に、まずは理想的なキャリアプランを描くことから始めましょう。

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