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セキュリティエンジニアに向いている人は?必要な素質と仕事内容を解説!


セキュリティエンジニアになりたいけど向いているかな?



私は素質あるかな・・
セキュリティエンジニアに転職しようかと考えている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、セキュリティエンジニアに向いている人の性格を紹介します!
トピックス3つ
・セキュリティエンジニアに向いている人の特徴とは?
・必要な素質や求められるスキル
・自分に適性があるかを判断するポイント
これからセキュリティエンジニアへの転職を検討中の方は、まずはネットワークに関する基礎知識を習得するのがおすすめです。
活学キャリアでは、ネットワークの基礎技術を学べる「CCNA」のカリキュラムをご用意しています。
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セキュリティエンジニアの業務内容は?
セキュリティエンジニアは、企業や組織のシステム・ネットワークをサイバー攻撃や不正アクセスから守る専門職です。
具体的には、ファイアウォールやIDS/IPSの設定・運用、脆弱性診断やセキュリティ監査、インシデント発生時の対応などを行います。
日常業務はシステムの監視やログ分析といった地道な作業が多い一方で、攻撃を未然に防いだり、被害を最小化したりできたときには大きな達成感があります。
また、セキュリティ技術は常に進化しているため、新しい知識を学び続ける姿勢も欠かせません。
IPA(情報処理推進機構)の調査によると、国内の情報セキュリティ人材は約20万人不足しており、今後も需要は増加傾向にあるとされています。
セキュリティエンジニアの詳しい仕事内容や1日の流れについては、こちらをご覧ください。


セキュリティエンジニアに向いている人の性格は?
セキュリティエンジニアに向いている人の性格は次の通りです。
- ロジカルシンキングが得意な人
- トラブル時に冷静に判断できる人
- 新しい技術や脅威に関心をもっている人
- 与えられた仕事をやり抜く性格の人
- 几帳面で正確性を重要視できる人
ロジカルシンキングが得意な人
セキュリティエンジニアは、ロジカルシンキングが得意な人に向いています。
複雑なシステムやアプリケーションのセキュリティを維持するためには、論理的な思考が必要です。
セキュリティ問題を追跡し、どこに原因があるかを分析して解決策を見つけるためには、システムの仕組みを論理的に理解し思考する必要があります。
トラブル時に冷静に判断できる人
セキュリティエンジニアの仕事では、システム障害やサイバー攻撃といった突発的なトラブルに直面することが少なくありません。
こうした状況でパニックになってしまうと、誤った判断によって被害を拡大させてしまう恐れがあります。
そのため、冷静に状況を整理し、優先順位をつけて対応できる人は大きな強みを発揮できます。
実際にあったケースでは、社内システムに不審な通信が確認され、夜間に緊急対応が必要となりました。
その場で慌ててサーバーを停止すれば業務全体が止まるリスクもあったため、担当のエンジニアは一時的に特定の通信経路を遮断し、影響範囲を最小化。
その後、原因を突き止めて数時間で復旧に成功しました。このように「状況を冷静に分析し、最適な対応を選べるかどうか」が仕事を左右します。
新しい技術や脅威に関心をもっている人
常に新しい技術や攻撃手法などの脅威に関心がある人は、セキュリティエンジニアに向いています。
セキュリティ業界では、常に最新の情報と知識が必要であり、そのために情報収集能力が求められます。
セキュリティだけでなく、IT全般における最新技術についても常に関心をもち続けることが大切です。
セキュリティエンジニアは、新しい技術や脅威に関心をもてる人に向いている職業だといえるでしょう。
セキュリティ分野では毎年のように新しい脆弱性が発見されます。
あるエンジニアは休日に最新のセキュリティカンファレンスに参加し、そこで得た情報を業務に応用。
結果として自社のシステム防御をいち早く強化できた事例があります。
「学びを楽しむ姿勢」が、直接組織の安全につながる典型的な例です。
与えられた仕事をやり抜く性格の人
セキュリティ対策業務は、手間と時間がかかっても、与えられた仕事を最後までやり抜く人に向いています。
システムの脆弱性を発見して修正するためには、根気強さが必要です。
もし自分の仕事に不備があった場合には、企業や組織に膨大な損失を与える恐れもあります。
几帳面で正確性を重要視できる人
正確な作業ができる几帳面な人はセキュリティエンジニアに向いています。
ネットワークやシステムのセキュリティ対策をするためには、ネットワーク機器やシステムも正確に扱う必要があります。
誤った手順で設定したり処理を間違ったりすると、情報セキュリティに大きな影響を及ぼしかねません。
そのため、正確性を重要視することは非常に重要です。
几帳面な性格であることは、セキュリティエンジニアにとって必要な資質といえるでしょう。
ある現役エンジニアの事例では、数百行以上のアクセスログを精査している中で、不自然に繰り返されるログイン試行を発見しました。
見逃されれば不正侵入につながる可能性があったものを事前に防げたのは、「細かいチェックを根気よく続けられる几帳面さ」があったからです。
もし「自分は向いていないかも…」と感じた場合は、無理に目指す必要はありません。
セキュリティエンジニアが「やめとけ」と言われる背景や、向いていない人が感じやすいデメリットについては、別記事で詳しく解説しています。興味がある方はあわせてご覧ください。
セキュリティエンジニアはやめとけ?と言われる理由と実態


セキュリティエンジニアに求められるスキルと能力


セキュリティエンジニアに必要な能力は次の通りです。
- セキュリティの知識
- ネットワークの知識
- コミュニケーション能力
- 法律や経営に関する知識
セキュリティの知識
セキュリティに特化した業務を行うので、一般的なエンジニアよりもセキュリティに関する深い知識をもつ必要があります。
業務では、ネットワーク機器やアプリケーションを扱うので、ハードウェアとソフトウェアの両方に関するセキュリティ知識が求められます。
求人ボックスによると、セキュリティエンジニア求人の約70%で「情報セキュリティ関連資格(情報処理安全確保支援士など)」が歓迎条件として記載されています。
ネットワークの知識
外部からのサイバー攻撃は、ネットワークを介するものが多いので、ネットワークについての深い知識を身につける必要もあります。
ネットワークについて深く理解しておくことで、脆弱性を見つけやすく、ウイルス感染や不正アクセスを未然に防げます。
コミュニケーション能力
仕事を進める上で、社内のチームメンバーや上司、他部門の社員、社外のクライアントなどと定期的にコミュニケーションをとる必要があります。
そのため、対人のコミュニケーションスキルが求められます。
セキュリティ対策を進める上では、クライアントや他のエンジニアと認識のズレが無いよう、情報連携することが大切です。
また、セキュリティに関する複雑な内容を、セキュリティに詳しくない人にもわかりやすく説明する能力も必要になります。
法律や経営に関する知識
セキュリティに関する仕事をする上では、セキュリティに関する法律についての知識についても知っておく必要があります。
万が一情報漏えいや違法アクセスなどの事件が発生した場合には法的な対応が求められることがあります。
また、企業の機密データを安全に保護するために重要な役割を担っているので、扱う機密データについては経営陣と同じレベルの理解力が必要です。
セキュリティエンジニアになる方法については以下記事をご覧ください。


セキュリティエンジニアのやりがい
セキュリティエンジニアのやりがいは、日々の仕事が企業や社会の安全に直結していることにあります。
サイバー攻撃を未然に防ぎ、ユーザーや企業から「助かった」と感謝される瞬間は大きな達成感につながります。
また、新しい脅威に対応するために常に学び続ける必要があるため、資格取得やスキルアップを通じて自分自身の成長を実感できるのも魅力です。
さらに、チームと協力して課題を解決したときには「自分の仕事が社会を守っている」という誇りを感じられるでしょう。
セキュリティに携わること自体が社会貢献につながるため、モチベーションを保ちながら長く働ける職種といえます。
セキュリティエンジニアの仕事はなくならない?
セキュリティエンジニアの仕事が「将来なくなるのでは?」と心配する声もありますが、実際にはサイバー攻撃の増加に伴い需要は高まっています。人材不足が続いているため、むしろ今後も必要とされる職種といえるでしょう。
ただし、AIやクラウド技術の発展によって仕事内容は変化していく可能性があります。
詳しい解説は別記事でまとめているので、あわせてご覧ください。


セキュリティエンジニアに向いているか自己診断チェックリスト
自分がセキュリティエンジニアに向いているかどうか、下のチェックリストで簡単に確認してみましょう。5つ以上当てはまれば、適性がある可能性が高いです。
□ 細かい作業や確認作業をコツコツ続けるのが苦にならない
□ 新しい技術や知識を学ぶことにワクワクできる
□ トラブルが起きても冷静に状況を判断できる
□ チームや他部署と協力して物事を進めるのが得意
□ 情報を正しく扱い、ルールを守ることを重視している
□ 誰かを守ったり支えたりすることにやりがいを感じる
□ ITの仕組みやセキュリティに関心があり、もっと深く理解したいと思っている
いくつ当てはまったでしょうか?
 - 5つ以上当てはまる → 高い適性あり
 - 3〜4つ当てはまる → 努力次第で十分可能
 - 2つ以下 → 他のIT職種も検討すると安心
数が多いほどセキュリティエンジニアの仕事に適性があるといえます。
逆にあまり当てはまらなくても、学習や経験を通じてスキルを身につければ活躍できる可能性は十分あります。
もし「自分に向いているかもしれない」と感じた方は、キャリアの選択肢を広げるチャンスです。
ただ、適性があってもどんな環境で経験を積むかによって、その後の成長スピードや働きやすさは大きく変わります。
活学キャリアでは、ITエンジニア専門のキャリアアドバイザーが、未経験からの挑戦やキャリアチェンジを一人ひとりに合わせてサポートしています。
セキュリティエンジニアを目指したいけれど迷っている方は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。
まとめ:未経験者でもセキュリティエンジニアになれる!
セキュリティエンジニアとして活躍するためには、IT全般に関する知識と、セキュリティに関する専門的な知識が必要です。
また、セキュリティに関する資格を取得することで、自分の知識や技術を客観的にアピールできます。
本記事で紹介している「向いている人の性格」も参考にして、転職活動に活かしていただければ幸いです。
未経験からセキュリティエンジニアを目指すのであれば、まずはネットワークに関する専門知識を学ぶことから開始しましょう。
活学キャリアでは、転職サポートを受けながらネットワークに関する資格取得講座を無料で受講することができます。
直感的に理解できるよう、自社で開発したアニメーション講座となっており、合格率も98%以上と高水準です。












 
	
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