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セキュリティエンジニアになるには?未経験から最短で目指す完全ロードマップ


セキュリティエンジニアって、どうやってなるの?



未経験からでも本当に目指せるのか、不安…
トピックス3つ
・ゼロから始めるための学習ステップとおすすめの順番
・文系出身やSES出身でも転職できたリアルな事例
・転職成功をサポートするITスクール・転職エージェントの活用法
本記事では、セキュリティエンジニアになるには何を学び、どう行動すればよいのかを、未経験者向けにわかりやすく解説!
これからのキャリアに悩むあなたにとって、現実的な第一歩が見える内容になっています。
活学ITスクールでは、セキュリティエンジニアに必要なネットワークの知識を学習できる「CCNA資格取得コース」をご用意。
わかりやすいアニメーション動画で学習でき、実機も使った実務に役立つ技術も習得可能です。
CCNAを取得すれば、転職活動にてネットワークの基礎知識と技術スキルの保有を証明できるため、ぜひ活学ITスクールをご活用ください。
セキュリティエンジニアとは?仕事内容と将来性
「セキュリティエンジニア」って、ちょっとカッコいい響きがありますよね。
でも、実際にどんな仕事をしているのか、イメージしづらい人も多いかもしれません。
簡単に言うと、セキュリティエンジニアは企業のITシステムをサイバー攻撃から守る専門家です。
ネットワークやサーバー、クラウド環境を安全に保つために、裏側で支えている存在なんです。
ここでは、そんなセキュリティエンジニアの仕事内容や将来性についてわかりやすく解説します。
セキュリティエンジニアの主な業務内容
セキュリティエンジニアの仕事は、大きく分けて「守る」「見張る」「対処する」の3つ。
●具体的にはこんなことをしています:
・ウイルスや不正アクセスを防ぐための仕組みをつくる
・ネットワークやサーバーの設定が安全かどうかチェックする
・セキュリティに関するルールやマニュアルを整える
・システムのログを監視して、不審な動きを発見する
・攻撃を受けたときにすぐに対応できるよう準備しておく
たとえば、
コンビニでクレジットカードを使ったとき。
裏側ではその情報が安全にやり取りされているわけですが、そうした“当たり前の安心”を支えているのが、セキュリティエンジニアです。
「攻撃されたらどうするか」だけじゃなく、「攻撃されないようにするにはどうするか」まで考える、いわばITのおまわりさんのような役割です。
年収・需要・仕事のやりがい
セキュリティエンジニアの年収は、だいたい400万円〜800万円くらいが相場。
経験を積んでいくと、年収1,000万円以上を目指すこともできます。
セキュリティエンジニアの年収について詳しくはこちらを参照ください。


近年はサイバー攻撃の被害も増えていて、企業はどこも「セキュリティ対策を強化したい」と考えていますが、セキュリティエンジニアの人材不足が続いています。
経済産業省のデータによると、日本の中小企業の約9割はセキュリティ人材が不足していると感じており、過去10年以上改善がみられていません。
参照:経済産業省「第10回産業サイバーセキュリティ研究会」
さらに、総務省の令和6年度の情報通信白書によると、世界のサイバーセキュリティ市場規模は2019年度の485億ドルから年々増加しており、2023年は790億ドルにもなっています。
参照:総務省「令和6年版 情報通信白書」
また、アメリカのNPO団体であるISC2(国際情報システムセキュリティ認証コンソーシアム)の調査では、2023年の日本のセキュリティ人材は約48.1万人でした。
セキュリティ人材の需要は約59.1万人であり、需要に対して約11万人も不足しています。
参照:東洋経済オンライン「日本は11万人不足「セキュリティ人材」確保の難題」
だからこそ、スキルがある人材は引っ張りだこ。
未経験からでも、しっかり学べば十分目指せるポジションです。
また、セキュリティエンジニアは「誰かの役に立っている」と実感しやすい仕事でもあります。
大きなトラブルを未然に防いだときや、チームで問題を解決できたときには、やりがいもひとしおです。
未経験からセキュリティエンジニアになる3ステップ


セキュリティエンジニアって、特別な才能がないと無理そう…と思うかもしれません。
でも実は、ちゃんとした手順を踏めば、未経験からでも十分目指せる職種です。
ここでは、これからセキュリティエンジニアを目指したい人に向けて、最低限おさえておきたい3つのステップを紹介します。
① ITの基礎スキルを身につける(ネットワーク・OS・プログラミング)
まずは、セキュリティ以前に「ITの土台」をしっかり固めることが大切です。
セキュリティエンジニアの仕事は、ネットワークやサーバーの構造を理解していないと始まりません。
●特に学んでおきたいのは以下の3つ:
・ネットワークの仕組み(例:IPアドレス、DNS、ルーターの役割など)
・OS(主にLinux)の基本操作
・プログラミング(Pythonが人気)
これらの知識があることで、「どこが弱点になりやすいか」「どう守ればいいか」が見えてくるようになります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、無料の動画講座や学習サイトも豊富にあるので独学でも始めやすいです。
ただし、「一人では不安…」「短期間で効率よく習得したい」という方には、アニメーションで直感的に学べる『活学ITスクール』のCCNA講座やLPIC講座もおすすめです。
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② セキュリティ資格を取得する(概要のみ)
基礎が身についたら、次はセキュリティ関連の資格にチャレンジしてみましょう。
資格があることで、知識の証明になるだけでなく、転職や就職時のアピールにもなります。
●未経験者におすすめの入門資格は以下のとおり:
・CompTIA Security+(世界的に評価されているセキュリティ資格)
・基本情報技術者試験(IT全般の基礎が問われる国家資格)
少し慣れてきたら「情報処理安全確保支援士」や「CEH(認定ホワイトハッカー)」なども目指せます。
「どれを選ぶべきか迷う…」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。


③ 実務経験を積む or 転職エージェントを活用する
学習や資格の取得がひと通りできたら、いよいよ実務経験を積む段階です。
とはいえ、いきなり“バリバリのセキュリティ専門職”に応募するのはハードルが高い…という方も多いはず。
●そんなときは、まずは以下のようなステップがおすすめです。
・ITサポートやインフラ運用の仕事で経験を積む
・SOC(セキュリティ監視センター)などの未経験枠に応募する
・IT転職に強いエージェントを活用して、案件を探す
最近では「未経験OK」「資格取得支援あり」という求人も増えていて、IT業界が初めての方でもスタートしやすい環境が整ってきています。
特に、学習から転職までを一貫してサポートしてくれる「活学キャリア」のようなサービスを活用すれば費用負担なく一歩を踏み出せます。
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・CCNAやLPICなどの資格学習と並行して転職活動ができる
・現役エンジニアによるキャリアアドバイスがもらえる
・ブラック企業を除外した安心の求人紹介
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「一人でどう進めたらいいかわからない…」という方こそ、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
初心者が身につけたいセキュリティエンジニアのスキルと学習順序
「何から勉強すればいいのか分からない…」という声は、未経験の方からよく聞かれます。
セキュリティエンジニアを目指すうえでは、順番を意識して学んでいくことで、よりスムーズにスキルを積み上げられます。
ここでは、初心者におすすめの学習順序と、身につけたいスキルについて具体的に紹介します。
ネットワーク(仕組み・構成・セキュリティ視点)
セキュリティの仕事は、まず「通信の流れを理解する」ことから始まります。
どこからどこに、どうやってデータが届くのか。これが分からないと、守りようがありません。
●学ぶポイントは以下のとおりです:
・IPアドレス、ルーター、スイッチの役割
・TCP/IPやOSI参照モデルなど、通信の仕組み
・ファイアウォールやVPNなどの基本概念
・セキュリティ上の弱点になりやすいポイント
これらを理解しておくことで、どんな経路から攻撃される可能性があるかを読み取れるようになります。
ネットワークは“セキュリティの土台”とも言えるスキルです。
Linux(基本操作・権限管理・ログ確認)
セキュリティエンジニアの現場では、Linuxを触る機会が非常に多いです。
サーバーやセキュリティツールの多くがLinuxで動いているため、基本操作を習得しておくと一気に仕事の幅が広がります。
●具体的には、以下のような操作が求められます:
・ファイルやディレクトリの操作(cd、ls、mkdirなど)
・ユーザー管理やパーミッション(権限)の設定
・プロセスやサービスの確認と管理
・ログの確認(/var/logなど)
最初はコマンド操作に戸惑うかもしれませんが、繰り返し触れていくうちに慣れていきます。
“黒い画面”にビビらず、実際に手を動かしてみるのが習得のコツです。
プログラミング(Pythonなど)
セキュリティエンジニアにとって、プログラミングスキルは“あれば強い武器”になります。
とくにPythonは、セキュリティツールの自動化やログ解析などに役立つため、人気の高い言語です。
●たとえばこんな使い方があります:
・ログの集計や異常検知の自動化
・簡易的な診断ツールの作成
・APIを使ったセキュリティ情報の取得
本格的な開発スキルまでは必要ありませんが、「コードが読めて、少し書ける」だけでも十分価値があります。
まずは“if”や“for”といった基本構文から触れてみましょう。
セキュリティ基礎技術(暗号化・脆弱性・ログ監視)
最後に、セキュリティの“本丸”とも言える知識を身につけましょう。
ここでは、実務でよく出てくる用語や概念を押さえておくことが重要です。
●たとえば、こんな内容が基礎になります:
・暗号化の仕組み(共通鍵/公開鍵、SSL/TLSなど)
・代表的な脆弱性(XSS、SQLインジェクションなど)
・システムのログ監視とインシデント対応の基本
これらの知識があることで、「どう守るか」「何が危険か」をより深く理解できるようになります。
また、ツールの裏側で“何が起きているのか”を読み取る力も養われます。
この順番でスキルを積み上げていけば、未経験からでもしっかりと実務に対応できる力が身についていきます。
まずは興味のあるところから、少しずつ始めてみましょう。
学ぶ順序に正解はありませんが、“基礎から一歩ずつ”が成功の近道です。
未経験からセキュリティエンジニアに転職成功した体験談
「本当に未経験からセキュリティエンジニアになれるの?」
そんな不安を抱えている方も多いと思います。
でも実際には、異業種・文系出身から半年〜1年でセキュリティ職に転職した人もたくさんいます。
ここでは、代表的な2つのケースと、成功者に共通する特徴を紹介します。
文系出身から半年でセキュリティ職に就いた事例
大学では文学部に在籍し、ITとは無縁だったAさん。
卒業後は接客業に就いていましたが、「このままでは将来が不安」と思い、ITへのキャリアチェンジを決意します。
はじめに取り組んだのは、ネットワークとLinuxの基礎学習。
最初はわからないことだらけでしたが、アニメーション教材で学べる「活学ITスクール」のCCNA講座を活用し、3ヶ月で資格を習得しました。
その後、活学キャリアのサポートを受けながら、未経験OKのセキュリティ監視(SOC)ポジションに内定。
今ではアラート監視やログ分析を中心に、日々業務にあたっています。
「文系出身でも、正しい順番で学べばセキュリティの仕事に就けると実感しました」と話してくれました。
SES→SOCエンジニア→インフラセキュリティ職へ転職した事例
Bさんは、もともとIT未経験からSES企業に就職し、簡単な運用保守業務を担当していました。
しかし、「このまま同じ作業を続けていても成長できない」と感じ、スキルアップを決意。
仕事の合間を縫ってネットワークとLinuxを学び、LPICを取得。
転職エージェントの紹介で、SOCアナリストとしてのポジションにチャレンジしました。
最初はアラート対応が中心でしたが、少しずつログ分析やインシデント対応にも関わるようになり、2年後には社内のセキュリティチームに異動。
現在は、インフラセキュリティ設計や脆弱性対策をメインに活躍しています。
Bさんのように、SES経験を“土台”にしてステップアップするルートはとても現実的です。
転職成功者に共通する「向いている人の特徴」とは?
未経験からセキュリティエンジニアになった人たちには、いくつかの共通点があります。
・コツコツ継続して勉強できる
・わからないことを放置せず調べるクセがある
・「なぜそうなるのか?」と考えるのが好き
・誰かの役に立つことにやりがいを感じる
もっと詳しい傾向や向き・不向きについては、以下の記事で解説しています。


実務でよく使うセキュリティツール一覧
セキュリティエンジニアの仕事では、さまざまなツールを使ってネットワークやシステムの安全を守ります。
「難しそう…」と思うかもしれませんが、それぞれのツールには役割があり、初心者でも使えるものもたくさんあります。
ここでは、現場でよく使われている代表的なツールを紹介します。
Wireshark、Snort、Splunk、Nessusなど
セキュリティの現場で特によく登場する4つのツールをピックアップしてご紹介します。
■ Wireshark(ワイヤーシャーク)
ネットワーク上を流れるパケット(通信データ)をリアルタイムでキャプチャして解析できるツール。
「どこから攻撃が来ているのか?」「通信に不審な挙動がないか?」を調べたいときに使います。
■ Snort(スノート)
不正アクセスの検知を行うIDS(Intrusion Detection System)の一種。
あらかじめ設定したルールに基づいて、「怪しい通信」があったときにアラートを出します。
■ Splunk(スプランク)
大量のログデータを収集・検索・可視化するツール。
セキュリティ監視やインシデント対応に欠かせない存在で、SOC(セキュリティ監視センター)でもよく使われています。
■ Nessus(ネサス)
脆弱性スキャナーと呼ばれるツールで、ネットワーク上の機器やシステムにどんな弱点(脆弱性)があるかを自動でチェックしてくれます。
それぞれの用途と初心者向け学習方法
ツールを使いこなすには、まず“何のために使うのか”を理解することが大切です。
以下はツール別の活用場面と、初心者が学ぶ際のポイントです
ツール | 主な用途 | 学び方のコツ |
---|---|---|
Wireshark | パケット解析、通信の可視化 | 実際にネットワーク通信をキャプチャしてみる。まずはYouTubeやQiitaの入門記事から学ぶのがおすすめ。 |
Snort | 不正通信の検出(IDS) | 仮想環境に構築してルール設定を試してみる。Linuxの基礎があると理解しやすい。 |
Splunk | ログの収集・検索・可視化 | 無料版(Splunk Free)でハンズオン環境を構築可能。SIEMの概念を知っておくと効果的。 |
Nessus | 脆弱性スキャン | Tenableの公式から体験版を入手し、仮想環境でスキャン体験するのがベスト。 |
また、これらのツールは資格試験の演習やセキュリティ演習教材でもよく登場するため、実践的に学ぶ機会は意外と多くあります。
「最初から全部使いこなそう」と思う必要はありません。
まずはWiresharkのような“見て分かる系”から触ってみると、ツールの世界がぐっと身近になります。
セキュリティエンジニアおすすめのITスクール・転職支援【比較あり】
最近は未経験者向けの学習・転職サポートがセットになった転職支援サービスも増えており、うまく活用すれば効率的にセキュリティエンジニアを目指せます。
ここでは、おすすめのスクールと転職エージェントをタイプ別に紹介します。
オンラインで学べるセキュリティスクール比較
セキュリティエンジニアを目指すうえで、まず基礎を学ぶにはネットワーク(CCNA)やLinux(LPIC)の知識が必須です。
それらをしっかり学べるオンラインスクールをいくつか比較してみましょう。
スクール名 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
活学ITスクール | アニメーション教材+質問サポートあり。CCNA・LPICに特化。転職サポートと連携可 | 短期間で基礎を学び、すぐに転職したい人 |
TechAcademy | オンライン完結。幅広いIT講座が選べる | 自主学習が得意な人 |
DMM WEBCAMP | 転職保証つき。料金はやや高め | 本気でIT転職したい人向け |
とくに活学ITスクールは、未経験者の「つまずきやすいポイント」に対応した教材が充実しているのが特徴。
CCNAやLPICを「アニメーションでわかりやすく学べる」のは他にはない強みです。
未経験OKな転職支援エージェントまとめ
「学んだあとはどうやって仕事につなげればいいの?」
そんなときに頼りになるのが、IT業界に強い転職支援サービスです。
サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
活学キャリア | 学習+転職サポート一体型。未経験・文系もOK。ブラック企業は一切紹介なし | 安心してIT業界に転職したい人 |
ウズキャリIT | 丁寧な面談+サポート。やや若年層向け | 20代・既卒・フリーターから転職したい人 |
レバテックルーキー | エンジニア特化。実績豊富な大手 | 開発志望・長期キャリアを視野に入れている人 |
とくに活学キャリアは、CCNA・LPIC取得サポートから就職まで一気通貫で支援してくれるのが強みです。
「どんな企業を紹介してくれるのか不安…」という方でも、ブラック企業を完全排除しているので安心して相談できます。
まとめ|未経験からでもセキュリティエンジニアは目指せる!
セキュリティエンジニアは、専門的で難しそうなイメージがあるかもしれません。
でも実際は、ネットワークやLinuxなどの基礎からコツコツ学んでいけば、未経験からでも十分目指せる職種です。
これまで紹介してきたように、学ぶ順番やスキルの積み上げ方さえ間違えなければ、文系出身の方や他業種からの転職者でも活躍している例はたくさんあります。
活学キャリアでは、アニメーションで学べるスクールや、ブラック企業を除外した転職サポートなど、未経験者のための環境も整ってきています。
迷っている時間がもったいないくらい、セキュリティの世界は“人材不足”でチャンスが豊富です。
まずはネットワークやLinuxから始めて、自分のペースで一歩を踏み出してみてください。