ネットワークエンジニアはやめとけ?後悔しないための判断基準とキャリア戦略

ネットワークエンジニアって本当に将来性あるの?

トラブル対応ばかりでキャリアップできるの?

ネットワークエンジニアは、ITインフラを支える重要な職種ですが、一方で「やめとけ」と言われることもあります。その理由は、勤務時間の不規則さや、スキルアップの難しさ、キャリアの選択肢の狭さなどが関係しています。

本記事では、ネットワークエンジニアを続けるべきか迷っているあなたに向けて、現場のリアルな実態を紹介し、後悔しないための判断基準を解説。さらに、より良いキャリアを築くための選択肢についても詳しく解説します。

本記事を読んでわかること
  • ネットワークエンジニア「やめとけ」と言われる理由
  • ネットワークエンジニアのメリットは?
  • ネットワークエンジニアのリアル体験談
目次

ネットワークエンジニアはやめとけと言われる理由一挙公開

ネットワークエンジニアは、ITインフラを支える重要な職種ですが、「やめとけ」と言われることもあります。
理由は以下のとおりです。

ネットワークエンジニアはやめとけと言われる理由

・突発的な障害対応がつらい
・責任が重い
・ルーチンワークが多い
・スキルアップが難しい
・初任給が低い
・年収アップが難しい
・目標設定が面倒
・勉強し続けないといけない
・資格取得が大変
・夜勤シフトで不規則になる
・データセンター勤務がつらい
・人間関係がきつい

それぞれ解説していきます。

突発的な障害対応がつらい

ネットワークは常時稼働しているため、障害が発生すると迅速な対応が求められます。
機器の故障、設定ミス、サイバー攻撃、トラフィックの過負荷などが原因で、システムが停止することがあります。

障害の規模による影響
・軽微なトラブル:数分~数時間で解決することが多い
・大規模な障害:復旧までに数日~数週間かかる場合もある

よくあるトラブルの例としては、
・ネットワークが突然切断され、接続できなくなる
・通信速度が極端に低下し、業務に支障が出る

などです。

特に企業では、ネットワーク停止が業務全体に大きな影響を与えるため、迅速な復旧が求められます。
対応が遅れるとクライアントからのクレームや信頼低下につながることもあるため、プレッシャーの大きい仕事と言えます。

そのため、「やめとけ」と言われることがあるのです。

責任が重い

ネットワークは企業の基盤となるシステムのため、万が一のトラブルが大きな損害に繋がることがあります。
そのため、エンジニアには高い責任が求められます。

・ミスが許されず、業務のプレッシャーが大きい
・小さな設定ミスが大規模な障害を引き起こすリスクがある
・復旧作業が遅れると、企業の信頼に影響を及ぼす

責任が重い分、適切な設計やバックアップ体制の強化が重要です。
また、チームで対応する環境を整えることで、個人の負担を軽減できます。

ルーチンワークが多い

ネットワーク設定やセキュリティ監視では、ミスが大きなトラブルにつながるため、慎重な作業が求められます。
そのため、地道な作業が苦手な人にとっては負担に感じることもあるでしょう。

丁寧な作業が得意な人や、リスク管理を重視できる人には向いていますが、
「単純作業が面倒」
「自由な働き方をしたい」

と考えている人にはストレスを感じやすい職種かもしれません。

スキルアップが難しい

ネットワークエンジニアは、ITインフラを支える重要な職種ですが、スキルアップが難しいと感じる人も少なくありません。

スキルアップが難しい主な理由
・運用・保守がメインで、新しい技術に触れる機会が少ない
・業務がルーチン化しやすく、単調な作業が続く
・上流工程(設計・構築)を担当できる機会が限られる
・新しい技術を学ぶ環境やサポートが整っていない企業もある

自主的に学習し、キャリアの選択肢を広げることで、将来的により高度な仕事や高収入を目指すことが可能です。
成長の機会が少ないと感じたら、転職や資格取得も視野に入れて行動することが大切です。

初任給が低い

ネットワークエンジニアの年収は、業界全体で見ると比較的高めの水準ですが、未経験からのスタートでは低くなる傾向があります。

1年目の平均年収
・280万円~330万円程度

企業や雇用形態によって異なりますが、未経験者の場合はスキルがないため、初年度の年収は控えめです。
そのため、最初の1~2年は実務経験を積み、技術力を高めることが重要になります。

年収アップのために必要なこと
・CCNAやCCNPなどの資格を取得し、市場価値を高める
・トラブル対応や設計業務など、幅広いスキルを身につける
・プロジェクトで実績を積み、評価を上げる

スキルの向上や経験を積むことで、キャリアの選択肢が広がり、年収アップのチャンスも増えます。

さらに詳しく知りたい方へ
次の記事では、ネットワークエンジニアの年代別年収の詳細や収入を上げる方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

年収アップが難しい

ネットワークエンジニアは、経験を積んでも給与が伸びにくい傾向があります。

・インフラ系の仕事はコストセンター扱いされることが多い
・昇給の基準が厳しく、年収が上がりにくい
・転職やフリーランス化しないと、大幅な年収アップは難しい

年収アップを目指すなら、クラウドやセキュリティの知識を身につけ、付加価値の高いエンジニアを目指すことが重要です。

目標設定が面倒

ネットワークエンジニアは、明確なキャリアプランを持たないと成長が難しくなります。

・スキルの幅が狭くなりやすく、キャリアの選択肢が限られる
・昇進やキャリアアップの道筋が見えにくい
・目標設定が曖昧だと、現状維持に甘んじてしまう

キャリアプランを明確にし、資格取得や新しい技術の習得を計画的に進めることが大切です。

勉強し続けないといけない

ネットワーク技術は日々進化しており、エンジニアは常に最新の知識を身につける必要があります。
新しいプロトコル、セキュリティ対策、クラウド技術など、学ぶべき内容は多岐にわたります。

そのため、学習習慣が身についていないと、仕事についていくのが難しくなり、
「思っていたより大変」
「もっと簡単な仕事にすればよかった」

と後悔することもあるでしょう。

ネットワークエンジニアとして活躍するためには、何を学ぶべきか明確にし、効率的な学習方法を取り入れることが大切です。

資格取得が大変

ネットワークエンジニアには、資格が求められることが多く、取得が負担になることがあります。

・CCNA、CCNPなどの資格取得に時間と費用がかかる
・合格しないとキャリアアップしにくい
・一度取得しても、定期的な更新が必要

資格取得は避けられないため、効率的な学習方法を取り入れることが重要です。

夜勤シフトで不規則になる

ネットワークエンジニアの業務には、24時間365日稼働するシステムの監視や運用が含まれるため、シフト制勤務が多いのが特徴です。

夜勤が合わない人は注意!夜勤は生活リズムが不規則になりやすいため、以下のような人には負担が大きくなります。

・体力的に夜間の勤務が厳しい人
・規則正しい生活を維持したい人
・日中の働き方を重視したい人

こうした理由から、シフト制の仕事は避けたほうが良い場合もあります。

一方で、夜勤には以下のようなメリットもあります。

・通勤ラッシュを避けて快適に移動できる
・深夜手当がつくため、日勤よりも給与が高くなることが多い

体力的な負担と収入のバランスを考え、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

データセンター勤務がつらい

ネットワークエンジニアの業務は、情報セキュリティと密接に関わるため、多くの確認作業が求められます。

たとえば、データセンターに出入りするだけでも、以下のような厳しい手続きが必要です。

・事前の入館申請と上長の承認
・金属探知機を使った持ち物チェック
・搬入・搬出物の記録管理
・社員証による本人確認
・生体認証によるアクセス制限

人間関係がきつい

エンジニアの職場は、コミュニケーションが難しい場合があります。

・技術的な知識が必要で、理解不足がトラブルの元になる
・体育会系の文化が残る職場もある
・協力体制が弱いと、業務負担が偏る

円滑なコミュニケーションを心がけることが、職場のストレスを減らす鍵になります。

そもそもネットワークエンジニアとは?

ネットワークエンジニアは、企業や組織のITインフラを支えるネットワークの「監視」「運用・保守」「構築」「設計」「要件定義」を担当するエンジニアです。

それぞれの具体的な仕事内容について詳しく解説していきます。

ネットワークエンジニアの業務内容

ネットワークエンジニアの仕事は、「監視」「運用・保守」「構築」「設計」「要件定義」の5つの領域に分かれます。
それぞれの業務内容を詳しく見ていきましょう。

監視(下流工程)>

監視業務は、ネットワークに異常が発生した際にすばやく状況を把握し、復旧対応を行う役割です。常に安定した通信環境を保つため、24時間体制でネットワーク状況をチェックします。
トラブル時には冷静な判断力と、関係者とのやりとりに必要なコミュニケーション能力が求められます。が重要になります。

主な業務
・ネットワーク障害の検知と原因特定
・障害の復旧対応(機器の交換・再起動など)
・再発防止のための対策立案と

運用・保守(下流工程)>

運用・保守業務は、ネットワークが安定して稼働し続けるように、日常的な点検やアップデート、障害の予防措置などを行う役割です。

現場での対応力はもちろん、トラブルの未然防止に向けた提案力も求められます。

主な業務
・ネットワーク機器やソフトウェアのメンテナンス
・システムログの監視や異常検知
・トラブルシューティングと原因の分析
・定期的なバックアップやセキュリティ対応

<構築(上流工程)

設計に基づいて、ネットワーク機器の設置や設定を行い、システムを実際に構築します。
構築完了後、問題がなければネットワークの運用が開始されます。

主な業務
・ネットワーク機器の選定と初期設定
・配線作業やネットワーク構成の組み立て
・構築後の動作確認・テスト対応
・構築後の運用マニュアル作成

<設計(上流工程)

設計業務は、クライアントの要望や課題をもとに、最適なネットワーク構成を企画・設計する上流工程です。ネットワーク全体の構成図やセキュリティ対策など、全体像を見ながら仕様を決めていきます。
高品質なネットワークを実現するには、幅広い知識と設計の経験が求められます。

主な業務
・クライアントの要件をヒアリングし、設計仕様を策定
・通信機器、サーバー、OS、クラウドサービスの選定
・セキュリティや耐障害性を考慮した設計

<要件定義(上流工程)

要件定義は、ネットワークエンジニアの業務の中でも最も上流に位置する工程です。クライアントの要望をヒアリングし、どのようなネットワーク環境を構築すべきかを明確にするフェーズであり、設計や構築の土台となる重要なステップです。

技術力に加え、コミュニケーション力や提案力、課題解決力など総合的なビジネススキルが求められます。

主な業務
・クライアントの業務内容や課題のヒアリング
・ネットワークの利用目的や規模、性能要件の整理
・セキュリティや運用性に関するニーズの把握
・将来の拡張性やコスト面も含めた要件調整
・要件定義書の作成と合意形成

ネットワークエンジニアの働き方

ネットワークエンジニアの仕事では、夜勤や土日勤務が発生するケースが多くありますが、シフト調整によって連休を確保できるのも特徴です。

夜勤や土日勤務のメリット
・深夜手当や休日手当が支給される企業が多い
・平日に休みを取りやすく、混雑を避けた旅行や買い物が可能
・勤務時間が決まっているため、残業が少ない場合もある

このような理由から、手当を活用して効率的に稼ぎたい人や、平日休みを希望する人にとっては、メリットの多い働き方といえます。

「インフラエンジニアとネットワークエンジニアは何が違うの?」という方はこちらもご覧ください。

ネットワークエンジニア「やめとけ」は本当?【リアル体験談】

ネットワークエンジニアはITインフラを支える重要な職種ですが、「やめとけ」と言われることもあります。
ここでは、実際に経験した人の体験談をもとに、ネットワークエンジニアのリアルな実態を紹介します。

【体験談1】データセンターで1人ぼっち勤務の現実

データセンター勤務は、静かな環境で黙々と作業できるというイメージを持つ人も多いですが、実際は孤独との戦いになることが少なくありません。

優良SES企業であればチームで入りますが、3次請け以降のSESでは1人ぼっちで業務させられることが多いです。

長時間ひとりで監視業務を担当
→ システムのアラート確認やログ監視が主な業務。障害がなければほぼ待機状態。

会話がほとんどない
→ クライアント先の現場に常駐するため、社内の人と交流がなく孤立しやすい。

夜勤が多く、生活リズムが不規則
→ 24時間365日稼働のため、深夜勤務が発生し、体調管理が難しい。

実際に働いた人の声

「夜勤シフトが多く、職場にほとんど人がいない時間帯が多かった。ずっとPCの画面を見ているだけで、誰とも話さない日が続くことも。人と関わるのが好きな自分にはきつかった。」

【体験談2】毎日同じ単純業務

ネットワークエンジニアの仕事は、多くの場合、運用・保守業務からスタートします。
しかし、成長機会が少なく、単調な作業の繰り返しになることもあります。

3年以上、保守・運用業務を担当している場合、転職を考えたほうがよいです。

未経験からネットワークエンジニアになったものの、3年間ひたすら保守業務。決められた手順を繰り返すだけで、スキルが全く身につかず将来に不安を感じ転職を決意しました。

単調な業務の具体例
・ログ監視・エラーチェック(異常がなければ何もすることがない)
・ルーティン作業(定期的な機器のアップデートや設定変更)
・マニュアル通りの対応(トラブルが発生しても手順通りに動く)

単純業務から抜け出すには、スキルアップが不可欠です。
資格取得(CCNA、AWS認定)を目指したり、転職エージェントを活用して上流工程に携われる職場を探すのも有効です。
3年以上、保守・運用業務を担当している場合は、転職すれば上流工程に携われる可能性が高いです。

活学キャリアでは、CCNA資格取得カリキュラムを無料で受講することができ、転職サポートもしてもらえます。
ブラック企業を徹底排除してるのが特徴のため、安心して転職することができます。

【体験談3】年収がアップしない

ネットワークエンジニアはIT業界の中でも年収が上がりにくい職種の一つです。
特に、運用・保守業務のままでは、昇給が難しいことが多いです。

年収が上がらない理由
・初任給が低く、昇給幅が小さい(1年目:250万~330万円程度)
・スキルアップしないと、業務範囲が変わらない
・インフラエンジニアは「コストセンター」扱いされ、評価が低くなりやすい

年収を上げるには、運用・保守業務から一刻も早く卒業することです。
優良SES企業であれば2〜3年で構築・設計の上流工程の案件に入れてもらえます。

さらに、クラウドやセキュリティの知識を身につけることが重要です。

未経験からネットワークエンジニアになり、運用・監視業務を担当。しかし、3年間昇給は月1万円ほどで、年収はほぼ変わらずだったので転職。転職先では年収100万円以上アップし早く転職すれば良かったなと思いました。

3年以上運用・保守業務を行なっていてステップアップが見込めない場合は、転職エージェントを利用して市場価値の高い企業へ移ったほうが良いでしょう。

【体験談4】トラブル対応とクライアント対応のジレンマ

ネットワークエンジニアは、トラブル対応とクライアント対応の両方に追われることが多いです。

よくある問題点
・障害発生時に、迅速な対応を求められる(プレッシャーが大きい)
・クライアントの要望と現場の対応が合わない(調整が大変)
・トラブルの原因をわかりやすく説明する必要がある(コミュニケーション力が必要)

障害発生時は迅速な対応を求められ、プレッシャーが大きい。さらに、トラブルの原因をわかりやすく説明する必要があり、技術力だけでなく高いコミュニケーション力も求められることもあります。

トラブル対応の負担を軽減するには、運用の自動化やクラウド環境へのシフトが有効です。
また、クライアントとの調整が苦手な場合は、社内SEやインフラ設計職に転職するのも選択肢の一つです。

ネットワークエンジニアは本当に「やめとけ」なのか?

「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われることがありますが、すべてのケースで当てはまるわけではありません。

実際には、未経験からでも挑戦しやすく、将来性の高い職種です。
スキルを身につければ、高年収やフリーランスの道も開けるため、正しいキャリア戦略を立てることが重要です。

ここでは、ネットワークエンジニアのポジティブな側面について詳しく解説します。

未経験からでも転職しやすい

ネットワークエンジニアは、未経験者でも比較的転職しやすい職種です。

未経験でも挑戦しやすい理由
・資格取得でスキル証明ができる(CCNAなど)
・人材不足のため、育成を前提とした求人が多い
・ネットワークの基礎は独学でも学べる(動画教材・スクール利用が可能)

転職成功のコツ
・CCNAなどの基礎資格を取得する(短期間で取得可能)
・転職エージェントを活用し、未経験者向けの求人を探す
・運用・保守からスタートし、徐々にスキルを伸ばす

未経験でも学習と努力次第で、ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートできます。
IT業界に興味があるなら、早めに行動することが成功の鍵です。

活学キャリアでは、CCNAの資格取得サポートの学習しながら転職サポートを受けることができます。
そのため、未経験からの転職成功率は98%以上と高水準です。

未経験からネットワークエンジニアを目指すコツはこちらで詳しく解説しています。

需要と将来性が高い

ネットワークエンジニアは、ITインフラを支える重要な職種のため、今後も高い需要が続くと予測されています。

将来性のある理由
・5GやIoTの普及により、ネットワークインフラの拡大が進んでいる
・クラウド技術の発展により、エンジニアの需要が増加
・情報セキュリティ対策が重要視され、専門知識を持つ人材が必要とされる

キャリアを伸ばすポイント
・クラウド(AWS、Azure)やセキュリティ分野を学ぶと市場価値が上がる
・運用・保守だけでなく、設計・構築スキルを身につける
・最新のネットワーク技術(SDN、ゼロトラスト)を学ぶと有利

ネットワークエンジニアの仕事は今後も必要とされ、スキル次第でキャリアの幅を広げることが可能です。
将来性を考えると、決して「やめとけ」と言い切れない職種といえます。

スキルを身につければ高年収が目指せる

ネットワークエンジニアは、スキルを磨くことで年収を大きく上げられる職種の一つです。

「ネットワークエンジニアは年収が低い」と言われることがありますが、適切なキャリア戦略を立てれば、高収入を目指すことは十分可能です。

年収アップのポイント
・未経験からのスタート:250万円~330万円(運用・保守)
・経験を積んでスキルを向上:400万円~600万円(設計・構築)
・クラウドやセキュリティを学び、高度な資格を取得:700万円以上(マネージャー・フリーランス)

年収アップのためにすべきこと
・CCNP、AWS認定資格などの取得を目指す
・転職を視野に入れ、より条件の良い職場を探す
・フリーランスとして独立し、高単価の案件を獲得する

【ネットワークエンジニアになるためにおすすめの資格一覧】は以下記事をご覧ください。

フリーランスやリモートワークの選択肢が広がる

ネットワークエンジニアは、スキルを磨けばフリーランスやリモートワークの働き方も可能になります。

ネットワークエンジニアは、経験とスキルを積めば自由な働き方を選べる職種です。リモートワークやフリーランスに興味がある人にも、将来性のあるキャリアといえます。

フリーランス・リモートワークのメリット
・高単価の案件を獲得できる(月収80万円以上も可能)
・働く場所を自由に選べる(リモート対応の案件が増加)
・案件を自分で選べるため、やりたい仕事に集中できる

フリーランスになるためのステップ
・クラウドやセキュリティ分野のスキルを習得する
・高単価案件を扱うエージェントに登録する
・副業で小規模案件をこなしながら実績を積む

ネットワークエンジニアは意外と楽?仕事の魅力を解説

ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われることもありますが、実際には負担が少なく働ける環境も存在します。

特に、運用・保守業務ではマニュアル化された作業が多く、一定のルーチンをこなすことでスムーズに業務を進められるケースもあります。

ここでは、ネットワークエンジニアの意外と楽な側面を紹介していきます。

ルーチン業務が多く、一度覚えればスムーズに対応できる

ネットワークエンジニアの仕事は、特定の手順に沿って作業を進めるルーチン業務が多いため、一度覚えてしまえば比較的スムーズにこなせるのが特徴です。

難しい上流工程の設計・構築業務とは異なり、ルーチン業務の多いポジションではマニュアル通りに作業できるため、未経験者でも慣れやすいというメリットがあります。

具体例
・ログ監視:定期的にネットワーク機器のログをチェックし、異常がないか確認する
・機器の定期メンテナンス:決められた手順に従い、ネットワーク機器の設定を変更・更新
・マニュアル対応のトラブルシューティング:発生した問題に対し、決められた手順で対応

マニュアル完備で初心者でもすぐに慣れる

ネットワークエンジニアの業務は、細かいマニュアルが整備されていることが多く、初心者でも短期間で業務に慣れやすい環境が整っています。

マニュアルがあることで楽になるポイント
・具体的な手順が書かれているので、迷わず対応できる
・経験が少なくても、基本的な業務はマニュアル通りに進めればOK
・トラブル時も決められた対応をするだけで、すぐに解決できるケースが多い

残業が少ない

ネットワークエンジニアの仕事は、シフト制が多いため、一定の時間で業務が終わることが多いのが特徴です。
特に運用・保守業務では、突発的なトラブルが発生しなければ、ほぼ定時で退社できます。

残業が少ない理由
・シフト勤務が多く、時間が決められているため
・ルーチン業務が中心で、突発的なタスクが少ない
・夜間対応がある場合でも、交代制で負担が分散される

トラブル発生するまでは自由な時間

ネットワークエンジニアの仕事は、基本的にシステムが正常に稼働していれば、特に業務が発生しないという特徴があります。
そのため、トラブル対応がなければ、比較的自由な時間を確保できます。

トラブルが発生しないときの業務
・ネットワークの状態を監視し、異常がないかチェック
・今後のシステム改善や、マニュアル作成に取り組む
・資格の勉強やスキルアップのための学習時間に充てる

時間を有効活用する方法
・新しい技術の情報収集をする(クラウドやセキュリティ分野)
・資格取得に向けて勉強する(CCNA、AWS認定など)
・業務効率化のための自動化ツールを試す(スクリプト作成やログ解析)

現役ネットワークエンジニアが実感したやりがい5つ

ITインフラの根幹を支える職種だからこそ、貢献度の高さやスキルアップの機会が豊富にあります。

現役ネットワークエンジニアが語るやりがい5選は、こちらをご覧ください。

ネットワークエンジニアに向いている人・向いていない人

「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われる理由の一つに、職種との相性が合わず、働くことが苦痛に感じるケースが多い点が挙げられます。

ネットワークエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴について、以下記事をご覧ください。

未経験からネットワークエンジニアを目指すなら

「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われることもありますが、未経験から正しい方法で学べば、安定したキャリアを築くことが可能です。

特に、IT業界未経験者にとって、ネットワークエンジニアは比較的入りやすい職種の一つです。しかし、ブラック企業へ転職してしまうと、キャリアアップできず年収も上がらないというケースもあります。

未経験からネットワークエンジニアを目指すコツはこちらで解説しています。

まとめ

ネットワークエンジニアは、「やめとけ」と言われることもありますが、それは向いていない人がミスマッチで転職してしまったケースが多いのが理由です。

一方で、正しい知識を持ち、計画的にキャリアを積んでいけば、安定した収入と将来性のある職種でもあります。

未経験から目指すなら、まずは資格取得や企業選びを慎重に行い、計画的にキャリアを築くことが重要です。
しっかり準備をすれば、安定した職に就くことも可能なので、自分に合った道を選びましょう!

企業選びでIT業界のプロに相談したい方は活学キャリアへご相談ください。
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この記事の監修者

s

エンジニア・講師

山本 忠輝

東京大学大学院において宇宙関係の研究に従事。その後はIT開発の現場に身を置き、エンジニアとしての実務経験を積みながら、人事としての採用・育成にも携わる。現在は活学ITスクールの講師としても活動中。業界歴は14年におよび、現場と人事の両視点から未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。

この記事の監修者

s

谷川 昭雄

株式会社ラストデータ 代表取締役/元Earth Technology創業者

IT未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。
2013年に「英語×IT人材」に特化したEarth Technologyを創業し、年商18億円企業へと成長。2021年には株式会社ラストデータを設立。未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。累計5,000名以上のキャリア支援を行う。

IT業界歴は17年以上におよび、未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。

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