システムエンジニアの志望動機の書き方は?ポイントと注意点を徹底解説!

転職活動の際に非常に大切となってくるのが、志望動機。

本記事を読んでいる方の中には、システムエンジニアになるための志望動機の書き方について気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、システムエンジニアの志望動機の書き方について、ポイントや注意点を踏まえながら徹底解説していきます。

是非とも本記事を参考に、志望動機を制作してみてくださいね!

その前にシステムエンジニアのイメージがついていない方はこちら以下の記事を読んでみてください。

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目次

システムエンジニアの志望動機を作る際のポイント

それでは早速、システムエンジニアの志望動機を作る際のポイントについて見ていきましょう。

システムエンジニアを志望した理由を書く

志望動機を作る際には、必ずシステムエンジニアを志望した理由を書くようにしましょう。

理由としては、「自分の興味の分野が合っていること」「自分の適性が合っていること」などをアピールすると良いでしょう。

これまでの自身の体験・経験を踏まえながら、希望した理由をアピールすると説得力が出てなおさら良いです。

未経験者の場合は、ミスマッチを懸念されている点にも注意が必要です。いかに今の段階で業務内容を把握できているか、自分のやりたいこととマッチしているかをアピールしましょう。

システムエンジニアは、キャリアアップに伴って専門分野も絞られてくる職種です。入社後すぐのやりたいことだけではなく、長いキャリアプランを明確に提示できると好印象になります。

なぜその企業を志望するのかを書く

また、志望動機には「何故その企業を志望するのか」も必ず記載するようにしましょう。

実際の業務内容のみならず、会社の理念を調べるなどもして、「その会社でなければいけない理由」を具体的に作れると効果的です。

ポイントは「いかに採用担当者に印象づけられるか」です。テンプレートなどをできるだけ用いず、自分だけの志望動機を作るように心がけましょう。

スキルや実績を書く

さらに、スキルや実績を書いて自分の実力をアピールすることも大切です。

志望動機を書く前に、自身のスキルや経験、資格などを洗い出ししてみましょう。

資格取得は未経験者であっても、意欲があると見なされます。

「ITパスポート」「基本情報技術者試験」など、未経験者でも比較的受かりやすい試験の勉強をしてみることもおすすめです。

システムエンジニアの志望動機の作り方

ここからは、具体的な志望動機の作り方について解説します。

文章の流れに沿って、順番に解説していきますので、是非とも順序立ての参考にしてみてください。

志望理由・なぜその企業を選んだのか

まずは文章のはじめに、簡潔に志望理由を書くのが無難です。

応募する企業でなければいけない理由や、システムエンジニアを志望する理由を最初に採用担当者に強くアピールしましょう。

システムエンジニアの仕事は、企業によって共通している部分も多くあります。そうした中で、「他の企業ではなくなぜこの会社を選んだのか」を的確にアピールできると好印象です。

そのためにも、事前に企業研究をしっかり行っておくことが重要です。転職活動では複数の企業に同時に応募する場面も出てくるかと思いますが、一社ごとにしっかりと理由を用意しておきましょう。

志望理由に関するエピソード

志望理由に続いて、その根拠となる具体的なエピソードをまとめて記載していきます。

なぜ志望するのか、なぜシステムエンジニアである必要があるのかについて、これまでの自身の経験や企業研究で学んだことなどを踏まえながら、2〜3文でまとめられると良いでしょう。

入社後の目標

また、志望動機では「企業にどのように貢献できるか」という採用メリットを伝えることも重要です。

企業側は、転職者が入社後にどう活躍してくれるのか、志望動機を見て判断します。

どのような業務に就きたいのか、どのようなシステムエンジニアになりたいのかなど、具体的な入社後のビジョンについて触れておきましょう。

システムエンジニアとしてのキャリアプランを立てるときは以下の記事も参考にしてみてください。

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自身のスキルや資格・能力をアピール

さらに、自身のスキルや資格・能力をアピールすることも大切です。

IT業界経験者の人は、前職で活躍した実績とともに提示すると説得力が出ます。

また、IT業界未経験者の人でも、資格取得をすると意欲的だと見なされるでしょう。就職するためにした努力だと直接的にアピールできるため、資格取得は是非ともおすすめできる手段です。

取るべきIT資格を知りたい方は、以下で詳しく解説しているので参考にしてください。

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入社に向けての意欲や熱意

最後に、入社に向けての意欲や熱意も伝えると良いでしょう。

また未経験者こそ、努力ができる・熱意があることをしっかりとアピールしておくことが大切です。

単にITに興味がある、で終わらせるのではなく、「現在入社に向けてこうした努力をしている」「入社後はこうしていきたい」と、意欲的な文章で志望動機を締めくくりましょう。

システムエンジニアの志望動機を作る時の注意点

それでは次に、システムエンジニアの志望動機を作る時の注意点について解説していきます。

志望動機を作る際には、以下の点に注意してください。

システムエンジニア特有の職務内容を書く

志望動機では、システムエンジニア特有の職務内容を書くことが大切です。他の職業ではなく、システムエンジニアじゃないとダメな理由を的確に書くよう心がけましょう。

なお、「チームワークを活かした仕事がしたい」という理由で志願する人も多いですが、チームワークはシステムエンジニア特有の業務ではありません。

確かに大切な側面のひとつではありますが、他の仕事でも発揮できるのでは、と採用担当者に思われてしまうため、前面に出しすぎることは控えておきましょう。

悩んだ時にはやはり、システムエンジニア特有のITに関する記述をしておくほうが良いと思われます。

手に職を付けたい、安定を求めていることは前面に出しすぎない

また、チームワーク同様に、「手に職をつけたい」「安定を求めている」という点も前面に出しすぎないほうが良いでしょう。

採用担当者が求めているのは転職者の技術や意欲であり、こうした理由は「あまり意欲がない」と見なされてしまうケースもあります。

志望動機もまた、技術や意欲をアピールする場です。「実際の職務内容が魅力的に感じた」「自分の適性に合った職業だった」など、興味・意欲を前面に出した動機となるよう心がけておきましょう。

システムエンジニアの仕事内容

ここからはシステムエンジニア未経験者に向けて、システムエンジニアの仕事について情報をおさらいしていきます。

はじめに、システムエンジニアの仕事内容について流れで見ていきましょう。

志望動機を作るにあたってシステムエンジニアという仕事をしっかりと把握しておくことは非常に大切になってきますので、是非とも一度確認してください。

ヒアリング

システムエンジニアの仕事は、顧客とのヒアリングから始まります。

ヒアリングは、その後どのようなシステムを設計していくかに直結してくる業務ですので、その役割は非常に重要です。

顧客が抱えている問題や解決したい課題を聞き出し、それに沿ったシステムを提案できるように考えの擦り合わせを行っていきます。

顧客自身がITに疎い場合なども多く、こちらから技術の説明や課題点の解決方法などを提示する必要もあるため、コミュニケーション能力も問われる工程です。

要求分析・要件確認

ひと通りヒアリングが終わったところで、要求分析・要件確認へと移ります。

一般的に、クライアントからの希望を全て叶えることは難しいため、ここで両者間の擦り合わせも行います。

開発に必要な期間や用意できる予算などを計算するのも、この工程で行うことが多いでしょう。

要件定義

要件の確認を終えたら、顧客に設計内容をしっかりと確認してもらい、要件定義へと移ります。

システムの概要や納期・予算なども、この要件定義を持って確定することが多いです。

設計に入る前の最終確認となるフェーズですので、齟齬がないよう慎重に打ち合わせをしていきましょう。

基本設計

要件がしっかりと定義され次第、いよいよ設計作業へと入ります。

基本設計では、まずは要求分析や要件定義に基づいて「どういったシステムを作れば良いのか」「どのような機能を搭載すればいいのか」「表示画面や使用方法はどう構築するか」といった概要的な部分を決定していきます。

途中で齟齬が生まれないようにするためにも、可能な限り途中のサンプルなども用意して、クライアントに確認してもらうことを忘れないように心がけることが大切です。

詳細設計

基本設計で概要を決めたら、次は詳細設計へと移ります。

詳細設計とは、プログラマーが実際にプログラムできるよう、実装する機能に対してどのように内部処理をするのかなど、より綿密な内容の設計書を作ることです。

また、この工程にて同時にテスト仕様も設計することが一般的でしょう。プログラムテスト・統合テストと呼ばれる最終テストにて確認すべき項目を明確にしておきます。

これまでの顧客との打ち合わせではコミュニケーションスキルが大切でしたが、この工程では実際にプログラマーに設計書を渡すことになるため、ITの知識やプログラミングスキルが必要です。

テスト

プログラマーからシステムが送られてきたら、顧客に渡す前にテストを行います。

実際にプログラムを動作させて、設計書の内容通りに動けば合格です。

問題なく動作されればシステムの完成となり顧客へと納品、何か不本意な動作が生じれば修正・改善へと戻ります。

実際の現場でも、テスト段階でうまくいかずに修正しなくてはいけないケースは多く、システムエンジニアとしてはここが一番の山場となるでしょう。

また、納品後の日常的なメンテナンス作業や運用・保守業務もシステムエンジニアの担当範囲となるケースも多く、そうした場合は納品後もそのプログラムを確認し続ける必要があります。

システムエンジニアに求められるスキル

最後に、システムエンジニアに求められるスキルについてみていきましょう。

ご自身の持つスキルが当てはまっているかどうか、確認してみてください。

IT・システム開発の知識やスキル

システムエンジニアは、設計から運用・保守まで、システム開発の知識やスキルが幅広く求められる職種です。

具体的には、ハードウェア・ミドルウェア(OS・データベース)・プログラミング言語・開発手法・品質管理に関するスキルが必要となります。

これらの知識に興味がある人、または常に新しい情報を勉強することに積極的な人は、システムエンジニアに向いていると言えるでしょう。

システムエンジニアは、常に最新の技術を知り、活用しなくてはいけません。自分の知識を絶えずアップデートしていけるだけの継続力とITに対する関心が、システムエンジニアとして働き続ける上で最も必要な部分でしょう。

マネジメントスキル

システムエンジニアの仕事はあくまで「まとめること」であり、プロジェクトチームを率いて顧客と向き合います。

よって、マネジメントスキルも非常に重宝される職種です。

具体的には進捗管理・品質管理・リソース管理などが該当します。また、納期や予算の決定の際にもマネジメントスキルは必要となるでしょう。

文書作成能力

システムエンジニアは設計書を作ることが主な仕事となるため、文書作成能力が必要となる職業です。

また、顧客とのヒアリングや要件定義の際には、ITの専門用語を使わずに説明しなくてはいけなくなる場面も想定されます。

IT分野の文書を作成する能力だけでなく、より広義な意味での文書作成能力が問われる仕事です。

論理的思考力

システムエンジニアの仕事は一貫して、物事を論理的に捉える力が大切です。

論理的思考力は、プログラムを作る業務にとどまらず、「顧客が抱えている課題は何か」「その悩みはどのようなシステムで解決できるのか」「それをどう説明するか」といった顧客との対話の中でも非常に重要となります。

発注元や開発のメンバーに対して、わかりやすく言語化して伝える能力は、プロジェクト全体の成功にも繋がってきますので、自身の評価を上げる上でも必要なスキルです。

コミュニケーション能力

上記の通り、システムエンジニアの仕事の半分近くは顧客との対話となるため、IT知識や論理的思考力同様にコミュニケーション能力も非常に大切となってきます。

特にSIerやSESといった働き方では、自社と客先、クライアントとエンジニアの板挟みになってしまうことも多く、より高いコミュニケーション能力が必要です。

システムエンジニア未経験者はSIerやSESからキャリアをスタートさせる場合が多いため、コミュニケーション能力に自信がない場合はしんどいと感じてしまうかもしれません。

システムエンジニアへの転職を考えている人は、ITに関する興味関心同等に、コミュニケーション能力の有無も鑑みてもよいかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、システムエンジニアの志望動機の書き方について、ポイントや注意点を踏まえながら徹底解説しました。

システムエンジニアの志望動機では、「システムエンジニアを志望する理由」と、「何故その会社でなくてはいけないのか」をしっかりと記載することが大切です。

また、自分の実績やスキル・資格などを明示して、意欲や興味関心をアピールすることも重要となってきます。

是非とも本記事を参考に、システムエンジニアの志望動機を作り、転職活動を始めてみてください。

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