インフラエンジニア未経験からでもなれる?転職成功のコツ・資格・年収まで紹介

インフラエンジニアに興味はあるけど、未経験からでも本当になれるの?

必要な資格とかはないの?

そんな不安を抱える方は少なくありません。

結論から言えば 未経験からでも十分に目指せる職種です。

この記事では、仕事内容から、未経験者に向いている理由、転職成功のためのコツなどを解説します。

本記事を読んでわかること
  • 未経験からでも目指しやすい職種である
  • 資格取得がキャリア形成に大きく影響する
  • 業務内容はルーティン化されており、段階的なスキル習得が可能
  • 転職先の選び方がその後のキャリアに大きく影響する
  • インフラエンジニアの働き方は柔軟になってきている
未経験からインフラエンジニアを目指すなら知っておきたい基礎情報
項目内容
なれる可能性未経験・文系からでも可(実際の転職者多数)
主な仕事内容サーバー・ネットワークの監視・運用・障害対応など
必要な資格CCNA・AWS認定など(なくてもOKだがあると有利)
初年度の年収相場約300万〜350万円(夜勤の有無・地域で変動)
キャリアの広がり構築・設計/クラウド/セキュリティなどへ展開可
目次

インフラエンジニア未経験でもなれる?5つの真実を先にチェック

「インフラエンジニアは難しい」「スキルがないと無理」そう思っていませんか?

実は、未経験からでも十分に目指せる根拠があります。

まずはその“5つの真実”から、業界のリアルを先に確認しておきましょう。

真実解説
① 未経験でも多くの求人があるIT人材不足により、基礎から育てる前提の採用も増加中
② CCNAなど資格で評価される実務未経験でも、資格取得でやる気や知識をアピールできる
③ スクール・学習支援が充実している学習と転職を並行できる支援サービスが増えている
④ 未経験向けの案件も存在する運用・監視業務などから経験を積むキャリアパスが定着
⑤ 文系出身者でも活躍している論理的思考力やコミュニケーション力も高く評価される

まずはインフラエンジニアの仕事内容を理解しよう

ひとことで仕事内容といっても、その中にはさまざまな役割が存在します。

職種の呼び名主な役割・対応する業務内容
サーバー担当サーバーの設計や構築、動作確認、メンテナンス
ネットワーク担当通信機器の設定や接続確認、障害の原因調査など
クラウド関連AWSやAzureなどの初期設定・最適化・リソース管理など
セキュリティ対応業務サイバー攻撃への備えやアクセス制御、脆弱性チェックなどの安全対策を実施
保守・監視機器の稼働状況を日常的にチェックし、異常時に対応する

詳細については、以下の記事で詳しく紹介しています。

インフラエンジニアは未経験からでも目指せる!理由を解説

インフラエンジニアは、IT職種の中でも未経験から挑戦しやすい分野のひとつです。

筆者自身も完全未経験からスタートし、最初は何がわからないかすらわからない状態でした。
ですが、CCNAの学習を続けながら、企業でOJTを受け、少しずつ実務をこなせるようになっていきました。

ここでは、なぜ未経験でも目指しやすいのか、3つの理由に分けて解説します。

保守および運用に関する案件が多いから

保守や監視といった運用業務に関する求人は安定しています。

これらの業務は機器の稼働状況を見守ったり、トラブル発生時に初動対応を行ったりなど、いわゆる日常点検が中心です。

そのため、はじめから難易度の高い構築作業や要件調整を任される心配はほとんどありません。

開発に比べるとライバルが少ないから

IT業界では今もなお、「エンジニア=プログラマー」という認識が根強く残っており、多くの未経験者がアプリ開発やWeb制作を目指して勉強を始める傾向にあります。

その影響でインフラ領域は志望者が相対的に少なく、選考での競争率も低めで、開発に比べるとブルーオーシャンなのが現状です。

未経験でも学べる学習環境や体制ができてきたから

インフラは以前まで「経験者優遇」の印象が強かったものの、現在では未経験者でも受け入れられる体制を整える企業が増えてきました。

専門学校やオンラインスクールも多様化しており、かつての「敷居の高さ」は、時代とともに大きく変わってきています。

未経験から目指すステップと準備方法を解説

じゃあ実際、どんな準備をすればいいの?

ここでは、未経験からインフラエンジニアを目指す上での基本的なステップを紹介します。

学び始めから転職成功までの流れが整理できると、不安もぐっと減らせます。

未経験からインフラエンジニアを目指すには、通常以下の順序で進めていくのが一般的です。

このステップで進めばOK
ステップやることポイント
STEP1インフラの基礎知識を学ぶ(ITパスポート/ネットワークの基本)ネットワークやサーバーの構造を図解で理解する
STEP2資格学習(CCNAやAWSなど)をスタートインフラ職の登竜門とされる資格から着手
STEP3ラボ環境やシミュレータで実践経験を積むPacket TracerやAWS無料枠などで手を動かす
STEP4ポートフォリオ・学習記録を作成学習ログの可視化が選考時に強みになる
STEP5転職活動スタート育成に力を入れている企業の見極めがカギ

活学キャリアではSTEP1から同時並行で転職支援を受けられるのが特長です。

学習と転職を切り分けるのではなく、「学びながら現実的な求人の検討も始められる」ため、行動が早まり、転職成功までの時間を短縮できます。

「何から始めればいいのか分からない…」という方は、学習と転職を両立できる活学キャリアを選ぶことで、次の一歩がはっきり見えてきます。

未経験からインフラエンジニアになるメリット

ここでは、未経験者がインフラエンジニアへの転職に向いているメリットを見ていきます。

挑戦するハードルが低く未経験OKの求人も多い

IT分野の中でも、インフラ職は未経験から始めやすいといわれ、中でも日常のシステム管理や監視は、経験不問で募集されるケースが目立ちます。

専門的な知識が必要そうな印象を持たれがちですが、実際には基礎から丁寧に学べる環境が整っています。

ルーティン業務が中心なので業務習得がしやすい

はじめて技術職に挑戦する人にとって心強いのが、作業内容がある程度決まっていることです。

日々行うのは、

  • 定期的なデータのバックアップ
  • システムの監視
  • トラブル発生時の一次対応

といった、一定のルールに沿った業務です。

予測不能なタスクに追われる開発現場と比べ、落ち着いたペースでスキルを積みたい人に適しています。

将来性の高いインフラ特有の専門性が身につく

インフラ業務では、専門的な技術に触れる機会が豊富です。

これらは企業のIT基盤を支えるスキルで、時代に左右されにくい強みとして長期的な武器になります。

未経験でも資格によってキャリアの幅が圧倒的に広がる

インフラエンジニアは採用において資格が有利になり、数ある資格の中でもおすすめなのがCCNAです。


基礎からしっかり学べるCCNA資格取得コースでは、未経験でも「自信を持って現場に出られる状態」をゴールにカリキュラムが組まれているので、ぜひご検討ください。

未経験からインフラエンジニアになるデメリット

ここでは、あらかじめ知っておきたい注意点や環境的なデメリットを紹介します。

その他のデメリットや、「インフラエンジニアが最強」と言われるメリットについては、こちらで詳しく解説しています。

初期は夜勤ありの24時間対応案件になりがち

新人のうちは、夜勤を含むシフトに組み込まれることが多々あります。

日中とは異なる生活リズムへの適応が必要で、体調管理に気を使う人も少なくありません。

とはいえ経験を積んでいくことで日勤のみの勤務に移るケースも多く、長く続けることで勤務条件は改善されやすい傾向にあります。

転職したての時点だと給料は低い

未経験からでも入りやすい分、初任給はそれほど高くないのが現状です。

中でも運用・保守の仕事は「業務の重要性に対して給与が見合っていない」と感じる人も少なくありません。

しかし、資格取得やスキル習得によって年収を上げていけるのもインフラ職の特長です。

サーバールームが寒い

サーバールームに常駐するような現場では、空調が効きすぎていることもあり「夏でも長袖が手放せない」という方もいます。

静かで落ち着いた空間ではあるものの、体感温度に慣れるまでは苦労するでしょう。

現場によって技術レベルに差がある

同じ「運用業務」であっても、現場それぞれで学べる技術レベルは異なるため、スキルの伸び悩みにつながることもあります。

じゃあ技術レベルを上げられる現場はどうやって見極めるの?

こう悩む方に推奨したいのが活学キャリアで、丁寧な育成が用意された求人や、スキルアップの仕組みが明確な企業をたくさん取り扱っています。

自分ひとりで探すよりも、成長につながる職場に出会える確率はぐっと高くなるので、ぜひこの機会にご検討ください。

インフラエンジニアはやめとけと言われる理由は?

インフラエンジニアは一部で「やめとけ」と言われますが、それには

  • 業務が地味で評価されにくい
  • 夜間対応が大変
  • トラブル時のプレッシャーが大きい

などの理由があります。

ただ、それらはあくまで一部の環境に限った話だったり、一時的なものだったりします。

「デメリットを上回るメリットがある」というのが結論であり、詳しくは以下の記事をご覧ください。

インフラエンジニアを目指すなら取得しておきたい資格

取得しておきたい資格には、次のようなものがあります。

  • CCNA
  • CCNP
  • AWS認定

未経験からのスタートでは、まずはCCNAやAWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)のような基本的な資格から着手するのが王道です。

実務を積んだ後に狙いたい上級資格や国家資格については、以下の記事で詳しく解説しています。

そして前述で挙げた中でも、おすすめなのが「CCNA」です。

なぜなら、ネットワークの基礎から実践スキルまで網羅した「登竜門的な存在」だからです。

求人票でも「CCNA保持者歓迎」と記載されていることが多く、転職市場でも需要があります。

そんなCCNAを確実に手に入れられるのが、CCNA資格取得コースです。

動画を活用した分かりやすい教材と、現場を想定した実機演習がセットになっており、知識ゼロの状態からでも段階的にスキルを習得できます。

さらに講師陣は全員がCCNA合格経験者なので、リアルな試験対策や学習アドバイスも受けられます。
給付制度や全額キャッシュバック制度を活用すれば、自己負担なく資格取得することもできます。

資格をとって確実に転職成功させたい方は、ぜひご検討ください。

オフラインでの学習も可能で、すぐ聞ける環境。
実機を触りながらの演習は、座学のみよりも身に付くスピードが格段に早いです。

オフラインでの学習も可能で、すぐ聞ける環境。
実機を触りながらの演習は、座学のみよりも身に付くスピードが格段に早いです。

未経験からインフラエンジニアになった場合の年収は?

厚生労働省による「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、平均555万1000円です。

初年度の年収こそやや控えめですが、資格取得や経験によって十分に年収アップは目指せます。

インフラエンジニアの年収について詳しくは、以下の記事をご一読ください。

未経験から失敗しないインフラエンジニアの会社選び

「どんな会社を選ぶか」で、その後のキャリアの伸び方は大きく変わります。

技術の習得環境やサポート体制は、企業によって違うからです。

ここでは、はじめての転職で後悔しないために見るべきポイントを3つご紹介します。

未経験者向けの研修・フォロー体制がある会社を選ぶ

マニュアルや講習、先輩のサポート体制がある環境なら、つまずくことなくスムーズに業務を習得できます。

「研修期間があるか」「チームでフォローしてくれるか」といった点は、事前に確認しましょう。

「運用・保守」からステップアップできるか確認する

インフラ業務は、最初は監視や点検といった運用・保守が中心になることが多いですが、ずっとこれらを続けていても成長は滞ってしまいます。

技術レベルが高い現場で経験を積むことは、未経験からの成長において非常に重要です。

成長環境の選び方やその後のステップについては、以下の記事で詳しく解説しています。

「キャリアパスが明示されているか」「上位工程に挑戦する機会があるか」といった点は、チェックしておきましょう。

資格取得の手当が厚い会社かどうか確認する

インフラ職は資格によってスキルを証明できる分野なので、学習支援や資格手当が充実している企業を選ぶのがおすすめです。

資格取得で報奨金が出たり、受験費用を会社が負担してくれる制度があれば、自己投資のハードルも下がります。

研修やフォロー体制がある企業か否かってわかるものなの?

どの会社も成長できるとか書いてあるけど信じられない…

そんなモヤモヤに、活学キャリアは現場の生の情報で応えます。

内部事情まで見えているからこそ、「中から見た本当に育つ職場」を紹介することが可能です。
「人を育てる企業」だけを見極め、あなたの一歩を後押ししますので、ぜひ目を通してみてください。

未経験からインフラエンジニアになる際のよくある質問

ここでは、未経験者がよく抱きがちな質問に回答していきます。

どんな人が未経験からインフラエンジニアになっている?

販売職や事務職など、異業種からの転職者が多数活躍しています。

「手に職をつけたい」「安定した働き方をしたい」といった理由でチャレンジする人が多く、20代〜30代前半が中心です。

文系やIT未経験でも本当に目指せる?

はい、可能です。

未経験・文系出身からスタートした例はたくさんあります。

OJTから始められるため、段階的なスキル習得がしやすい傾向です。

女性のインフラエンジニアの割合や働き方は?

女性の比率は少なめではありますが、増加傾向にあります。

近年ではリモートOKだったり、夜勤がなかったりと、家庭と両立しやすい現場も増えてきています。

具体的にどんな業務から始まるの?

主にサーバーやネットワークの監視、障害対応、バックアップ作業などの定型業務から始まります。

業務マニュアルが整っている現場が多いため、未経験でも着実に経験を積みながら成長できるでしょう。

まとめ:未経験からでもインフラエンジニアは目指せる!失敗しない転職の第一歩を

ここまで紹介したように、未経験からインフラエンジニアを目指すのは、思っているよりも難しくありません。

むしろ今は未経験の門戸が広く、絶好のタイミングでもあります。

知識や経験がなくても、正しい方法で一歩踏み出せば、安定したキャリアへの道はきっと開けます。

それでも、新たな一歩が怖い…

正しい努力か否かがわからなくて不安…

という方は、プロに一度話を聞いてみるのも手です。

活学キャリアなら、現場の内情や働き方などまで教えてくれるので、未来を想像しやすくなります。

ぜひ完全無料のカウンセリングで、一緒に漠然とした悩みを明確化することからはじめましょう。

この記事の監修者

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エンジニア・講師

山本 忠輝

東京大学大学院において宇宙関係の研究に従事。その後はIT開発の現場に身を置き、エンジニアとしての実務経験を積みながら、人事としての採用・育成にも携わる。現在は活学ITスクールの講師としても活動中。業界歴は14年におよび、現場と人事の両視点から未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。

この記事の監修者

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谷川 昭雄

株式会社ラストデータ 代表取締役/元Earth Technology創業者

IT未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。
2013年に「英語×IT人材」に特化したEarth Technologyを創業し、年商18億円企業へと成長。2021年には株式会社ラストデータを設立。未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。累計5,000名以上のキャリア支援を行う。

IT業界歴は17年以上におよび、未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。

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