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【未経験OK】ネットワークエンジニアの自己PR完全ガイド|NG例・使えるテンプレ・合格例文も!


ネットワークエンジニアになりたいけど自己PRに書くことが見つからない…



未経験だけど自己PRで合格するにはどうしたらいい?
ネットワークエンジニアを目指す方にとって、「自己PR」は書類選考でも面接でも注目される重要なポイントです。
特に未経験からの転職では、実務経験がない分、適性や学習意欲をどう伝えるかが鍵になります。
しかし実際に自己PRを作ろうとすると、良い印象を残すにはどのように表現すればいいのか、そもそも何を伝えればいいのか分からなくなりがちです。
今回は、確実に内定を得られるネットワークエンジニアの自己PRに盛り込むべき要素や、どうすれば伝わりやすい自己PRを作れるのか、例文やテンプレート、NG例を使って具体的に解説していきます。
- 自己PRでネットワークエンジニアへの適性を簡潔に伝える方法
- どんな人でも魅力的な自己PRが書けるテンプレート
- 自己PRで使うべきでない表現や書くべきでないこと
ネットワークエンジニアの志望動機の書き方については以下の記事で必勝法を特集しているので、履歴書を提出する前に合わせてチェックしてみてください。
この記事では自己PRのあとの「面接に向けて準備すること」についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【未経験】自己PRに活かせる!ネットワークエンジニア適性
未経験からネットワークエンジニアを目指す場合、まずは自分にどんな適性があるかをはっきりさせましょう。
以下の10個の中に1つでも当てはまるものがあったら、あなたがネットワークエンジニアに向いていることを示す適性になります。
いままでの仕事での経験などを思い返して探してみてください。
- 地道な作業も楽しめる
- チーム作業が好き
- 細かい作業も丁寧にできる
- 知的好奇心が旺盛
- 資格取得などのスキルアップに前向き
- 集中力が持続する
- いつでも冷静かつ論理的に対応できる
- 一度始めたことは継続できる
- 普段からPCをよく使う
- 忍耐力がある
この中から自分の強みやアピールしたい経験に当てはまるものを選んで、自己PRの一番最初で提示すると、簡潔で読みやすい自己PRを書くことができます。
これ以外にも、ネットワークエンジニアに向いている人の特徴を下の記事でも特集しています。
上の表の中にも思い当たるものがみつからなかったという人はぜひ参考にしてみてください。


ネットワークエンジニアの自己PRで書くべきこと7選【例文付き】
ここからは実際の自己PRに盛り込むと好印象を狙えるポイントを7個厳選して紹介していきます。
エンジニア経験がある人と無い人両方の場合について、何をどう書けばいいかを例文付きで紹介していくので、自分にあった例文を使って、自分の場合だったらどんなことを書けるか、実践してみましょう。
- これまでの実績
- 取得した資格
- ネットワーク障害への対応力(顧客対応力)
- インフラ構成の理解をアピールする書き方
- 構成図・設計書・運用マニュアルなどの資料作成力
- マネジメント経験
- 仕事で目指したいこと
これまでの実績
エンジニアで一番重視されるのは、今までの現場でどんな経験を積んで即戦力としてどんなスキルを提供できるかです。
エンジニアとしての実務経験がある場合は、具体的にどんな業務を担ってきたか簡潔にまとめて伝えましょう。
・例文1
インフラ系のシステム運用を〇年間担い、ネットワーク機器(L2/L3スイッチ、ルーター、ファイアウォール)の設定およびパフォーマンス監視を担当しました。
期間中は常に安定した環境を運用し、障害発生時には一次切り分けからベンダーとのエスカレーション対応までを担当してきました。
・例文2
エンジニアとして〇年間設計、構築、運用に従事してきました。
安定稼働を意識した構成管理やトラブル未然防止に特に注力し、業務の属人化排除や運用効率化のために運用保守・障害対応・改善提案まで幅広く対応してきました。
【ポイント
・どのようなプロジェクトに参画し、どのような役割を果たしてきたかをそれぞれ1文前後で簡潔にまとめましょう。
・エンジニアの仕事で常に正確さを担保するためにどのような工夫をしていたかを必ず組み込みましょう。
取得した資格
人材不足が激しいエンジニア業界では常に即戦力が求められているため、実力が保証されているかどうかが重視されます。
実務経験と同じくらいどんな資格を持っているかが重視されるので、もしIT関連の資格を持っている場合は必ず言及し、取得予定で勉強している場合も書きましょう。
・例文1
これまでネットワークエンジニアとして〇年以上の経験をもち、システムの設計、構築、運用を一貫して担当してきました。業務のかたわらでネットワークスペシャリストおよびCCIEを取得することで、技術力とスキルを常に磨いてきました。
・例文2
ネットワークエンジニアとして実践的な知識を得るために、CCNAを独学で勉強し、〇か月前に取得しました。
・例文3
完全未経験ではありますが、現在はCCAN及びLPIC-1を〇ヶ月後に取得することを目指して勉強に取り組んでおります。
【ポイント
・もしまだ資格がない場合には、いつまでにとるためにどんな準備をしているのかに触れましょう。
CCNAの最新試験情報(2025年版)
2025年現在、CCNA試験(試験コード:200-301)は、ネットワーク基礎、IP接続、セキュリティ基礎など6分野から出題されます。
試験時間は120分、出題数は約100問で、形式は多肢選択式とシミュレーション形式の併用です。受験料は日本円で約39,600円(税込)で、Pearson VUEを通じてオンラインまたは会場受験が可能です。Cisco公式ページはこちら
有効期限は3年間で、更新には再受験または上位資格(CCNPなど)の取得が必要です。業界調査では合格率は約50〜60%とされ、初学者の場合150〜200時間の学習が目安とされています。
ネットワーク障害への対応力(顧客対応力)
ネットワークエンジニアは「トラブルが発生したときに、冷静に対処できるか」が重要視されます。
そのため、他のエンジニアやクライアントとのコミュニケーションが求められる場面も多いです。
たとえ多業種での経験でも、対応力やコミュニケーション能力を示せるエピソード、実績がある場合には必ず入れましょう。
・例文1
〇年間社内ネットワークおよび顧客向けインフラの運用・保守に携わってきました。
障害発生時にはヒアリングを行い、迅速な状況把握とログ解析によって原因を的確に発見することに努めてきました。
さらに再発防止に向けた対応策の立案と改善実施も担当し、迅速かつ的確な対応力を身につけてきました。
・例文2
前職では○○業界で営業職としてお客様に徹底的にヒアリングとデータ分析を行う事を重視してきました。
データを通じて潜在的なニーズを探りながら、対話に基づいた提案を行うことで、担当したお客様の売り上げは1年間で15%伸びました。
【ポイント
・顧客対応をエピソードとして盛り込む場合、エピソードに加えて得られた気づきをまとめ、 仕事の上で大切にしている価値観を伝えましょう。
・「対応力」だけでなく、「再発防止まで考える姿勢」を盛り込めるとベストです。
インフラ構成の理解をアピールする書き方
自己PRの中で、ネットワーク設計や構成に関する理解度を示すと、実務での伸びしろや将来性を評価してもらえる可能性が高まります。
・例文
CCNAの学習を通じて、ネットワーク構成への理解を深める努力を続けてきました。
単に教材を読むだけでなく、自分で小規模な社内ネットワークの構成図を作成し、ルータやスイッチの役割・IPアドレスの設計・VLANの使い分けまで具体的にイメージできるよう工夫しました。
特に、「なぜその構成にするのか」を自分なりに言語化することを意識しており、クラウドとオンプレのメリット・デメリットを比較しながら資料にまとめた経験もあります。
現場で実際に設計に携わることを目指し、今後も体系的な知識と実践力の両方を伸ばしていきたいと考えています。
【ポイント
・単なる勉強や経験談ではなく、「構成のなかでどう考えたか」を含めて伝えると、より説得力が出ます。
構成図・設計書・運用マニュアルなどの資料作成力
資料作成に関する能力と実績は、実務に関する能力を具体的に伝えることができる大切なポイントです。
・例文1
運用、構築、設計業務に従事する中で、提案書、要件定義書、調査確認のための資料や基本設計書、詳細設計書、移行設計書、各種構成図、運用設計書の作成を行っていました。
ネットワークの提案から運用および引継ぎまでのドキュメントを作る中で、標準化からレビューまでのすべての業務を一貫して行ってきました。
・例文2
私は前職で、Excelを活用した業務資料の作成や業務改善提案を多数行ってきました。
特に、関数やピボットテーブル、グラフ機能を活用し、複雑なデータを視覚的かつわかりやすく整理・報告するスキルには自信があります。
・例文1
前職では業務効率化担当として、Excel VBAを活用したデータ処理の自動化や、関数・ピボットテーブルによる分析資料の作成に携わってきました。
【ポイント
・実務経験がある人の場合、資料作成の経験は採用の分かれ目にもなります。例文のように、具体的かつ簡潔にまとめましょう。
・IT業界未経験の人でも、ExcelやWordを使いこなせれば大きな加点になります。ログ分析や報告・共有資料作成などの経験、また業務を効率化した経験があれば書きましょう。
マネジメント経験
一人作業だと思われがちですが、ネットワークエンジニアはチームプレイが求められることが多いです。
もしも具体的にアピールできる実績や功績が見つけられなくても、チームリーダーとしての経験や学びがあれば評価してもらえることがあります。
・例文1
小規模プロジェクトにて、3〜5名のメンバーのリーダーとしてネットワーク更改案件の進行管理・調整を担当しました。タスクの優先順位付けや、チーム内での情報共有を徹底することで、トラブルや遅延を未然に防ぎ、予定通りのリリースを実現しました。
・例文2
前職ではサービス業の現場において5〜10名規模のスタッフの育成・シフト管理・業務改善にリーダーとして取り組んできました。限られた時間や人員の中で、業務が円滑に回るよう優先順位を判断し、常に柔軟な対応を意識してきました。
【ポイント
・エンジニアとしての実務経験がある場合は、工夫した点や学びになった点を具体的に書きましょう。
・異業種であっても、マネジメント経験がある場合にはチームプレイができる人材として評価してもらえます。どんな規模のチームでどんな役割を担ってきたか、トラブルを何を大切に乗り越えたかをまとめましょう。
仕事で目指したいこと
自己PRは、自分の強みを生かして会社にどう貢献できるかを伝える場です。
今までの経験とスキルをまとめたうえで、それを今後の仕事にどう生かせるかを伝えることで、モチベーションの高さも伝えることができます。
・例文1
これまでの運用業務の経験を生かして設計・構築などの上流工程に携わり、より幅広いインフラ領域にアプローチできるエンジニアを目指します。現場での吸収力と、状況に応じて柔軟に動ける対応力には自信があります。
・例文2
前職でのマネジメント経験を、プロジェクト管理や運用体制の構築に生かしていきたいです。
・例文3
未経験ではありますが、これまで培ってきたマネジメント経験と学習意欲を活かすことで、チームに貢献しながら成長して結果を出し続けるエンジニアになります。
【ポイント
・実務経験がない人は、これまでの経験や学びをどう生かしていくのかを具体的に書きましょう。
・実務経験がある人は、これまでのキャリアをネットワークエンジニアにどう生かし、キャリアの最終目標にむけてどう経験を積んでいくのか書くを簡潔に書きましょう。
【実例】ネットワークエンジニアならではの自己PRエピソード3選
未経験・経験者それぞれ実際のネットワークエンジニアの選考で実際に高く評価された「自己PRエピソード」を3つ紹介します。
自分の経歴と照らし合わせながら、どんな要素を自己PRに盛り込むべきか考える参考にしてみてください。
① 資格取得までの学習習慣と継続性(未経験)
【例文】
私は大学時代、ITとは無縁の文系学部に所属していました。就職活動を機にネットワークエンジニアという職種を知り、「見えない部分で社会を支える役割」に強く惹かれました。
そこで、文系未経験でも現場に通用するスキルを身につけようと決意し、まずはCCNAの取得を目指すことにしました。
アルバイトと学業の合間に毎日30分の学習時間を確保し、YouTubeや模擬試験、教本を併用しながら4ヶ月で合格しました。
【ポイント】
「実務経験がなくても、やるべきことを逆算してコツコツ取り組める人材」であることを具体的に示せた好例です。
② 飲食店での接客経験を活かした顧客対応力(未経験)
【例文】
私は前職でカフェチェーンの店舗運営を行っていました。特に大切にしていたのが、お客様の「小さな不満」や「目に見えないストレス」を察知して声をかけることです。
この経験を通じて、表に出ないトラブルの兆候を読み取る力や、複数業務を同時にこなすマルチタスク力が身につきました。
IT業界未経験ではありますが、ネットワークは「見えないところで支えるインフラ」だと知ったとき、この仕事に自分の経験が活かせると確信。
現在はCCNA取得に向けて毎日勉強を継続しています。
【ポイント】
ネットワークの「不可視性」と、接客業の「気づく力」を結びつけたユニークな視点が魅力的なアピールになります。
③ ネットワーク障害時の冷静な対応力(経験者)
【例文】
私が社内ネットワークの運用担当として勤務していた際、突発的なインターネット接続不良が全社的に発生したことがありました。
このとき、私はまず社内チケットのログとZabbixの監視通知を確認。VLANの切り分け結果から、DNS設定のミスに起因する障害であると即座に判断しました。
各部署に「一時的な復旧処置」としてキャッシュフラッシュを案内しつつ、根本的な構成の修正は夜間帯で行う旨を説明。
業務影響を最小限に抑え、当日のうちに復旧と再発防止策を共有できたことで、「全体を見ながら冷静に判断できる人材」と評価されました。
【ポイント】
ネットワークトラブルに対する「冷静さ」「論理的な切り分け」「対ユーザー対応力」を一体で伝えられる好例です。
ネットワークエンジニアになれる自己PRの構成【例文付き】
ここまで自己PRに書くべきポイントを紹介してきましたが、ただ自分の書きたいことをならべるだけでは、読みにくく伝わりにくい文章になってしまいます。
伝わりやすい自己PRには決まった構成があるので、必要な要素を実際に自己PRに書くと良い順番に従って紹介していきます。
それぞれのパートで書けそうなことを自分の場合に当てはめて書いて並べてみてください。
導入:アピールポイントを明記する
まず自分の経験やスキル、一番の強みをアピールポイントとして一言でまとめます。
このとき、ネットワークエンジニアの適性の中のどれに当てはまるのかを念頭にアピールポイントを決めましょう。
・例1
私の強みは前職の営業職で培った提案力で、業務改善案を論理的かつ誰にでも伝える説明が得意です。
・例2
私の一番の強みは相手の本音を的確に読み取れることと、常に新しい情報を学ぶモチベーションが高いことです。
・例3
私は着実に努力して結果を出すことを大切にしています。
根拠:エピソードを書く
一番最初の文で書いたアピールポイントを根拠づけるエピソードを2文前後で書きます。
ここでただ経験を自慢したり羅列したりするのではなく、成果を出すためにどのように努力したか、何を工夫したかを盛り込むようにしましょう。
特に未経験の人は、入社後も努力して成果を出せるかどうかをこの部分で見極められるので、トラブルや課題にどう向き合って乗り越えてきたかを簡潔に書くのがおすすめです。
・例1
ヒアリングを重視することで、お客様自身が気づいていない非効率な運用を見つけ出し、コスト削減につながる提案を論理的に行い、高い信頼を得ることができました。
・例2
毎月発売される新商品に関する知識を常に学び、接客においては丁寧にヒアリングを行うことで、お客様が気づいていない、潜在的なニーズを引き出す接客を行ってきました
・例3
学生時代英語が苦手だったものの、将来の可能性を広げたいと思い、語学の勉強に本気で取り組むことを決めました。授業だけでなく、毎日15分でも英語のニュースを聞き、毎日単語帳で語彙を増やし、オンライン英会話に挑戦するなどの取り組みを、習慣化を意識しながら学びを続けました。
実績:強みの根拠となる実績を書く
「根拠」の部分の補足として、どのくらいの期間で何を達成したのかを数字を交えて書けば、成功体験の実感を面接官と共有することができます。
エピソードに真実味と説得力が出れば、自分が仕事の上で大切にしている価値観や人柄を効果的に伝えることができるのです。
・例1
丁寧なヒアリングと信頼構築により、新規契約数で月間最多を〇回を記録し、継続率も高水準を保つことができました。
・例2
勤務期間中はクレーム率0%を維持し、〇月には店舗スタッフ〇名のなかでトップの成績を記録しました。
・例3
1年間の独学で基本情報技術者試験に合格し、現在は〇月にCCNAの取得に向けて○○を用いて勉強をすすめています。
・例4
毎日欠かさず勉強をつづけた結果、入学当初はTOEIC400点台だったスコアが、卒業時には700点を超えるまでに向上し、自分の努力が着実に力になることを実感しました。
目的:エンジニアの仕事で達成したいことを書く
自己PRを書く際には、実力や経験値と同じくらい、確固たるモチベーションがあるかどうかが問われます。
ネットワークエンジニアとしてどんな業務に携わり、どんな風にキャリアアップしいきたいのかを書きましょう。
・例文
エンジニアについては完全に未経験ですが、まずは運用・監視からネットワークエンジニアとして働いていく中で、いずれは設計・構築まで任されるようになり安定したネットワーク環境を提供していきたいです。
目標:キャリアの中で到達したい目標を書く
エンジニアとしてのキャリアのなかでの目標が書けるかどうかで、自分が実際に働く姿をイメージできているか、また、会社の業務内容をしっかりリサーチできているかを判断されます。
未経験の方は、今までの経験をどの様に生かせばネットワークエンジニアの仕事結果を出せるかイメージしにくいかもしれませんが、その分リサーチ力とモチベーションの高さが問われとる部分でもあります。
どうしても何がアピールポイントになるのか思い浮かばない場合には、キャリア全体の中で達成したいことや、どんなエンジニアになりたいかを書いていきましょう。
・例1
今後は○○の資格を取得し、上流工程のエンジニアとして要件定義から設計・構築までを一貫して担うことで、ネットワークの安定運用に貢献できる人材になりたいです。
・例2
将来的にはSDN、クラウドなどの最新のネットワーク技術に携わるようなエンジニアになりたいです。
・例3
技術と人の間をつなげる「説明できるエンジニア」になるとともに、チームの中でも真っ先に頼られるような存在になり、業務を快適に支える「縁の下の力持ち」になりたいです。
熱意:仕事のモチベーションを具体的に書く
自分の目標や目的がうまく言葉にできない場合は、モチベーションを具体的に書きましょう。
特に未経験で、何がアピールポイントになるか分からない、アピールポイントが見つからないという人は、自分の経験からどうしてネットワークエンジニアになりたいと思ったのかを掘り下げて書きましょう。
またモチベーションを中心に自己PRを書く場合には、一つでもいいので本当にエンジニアになるためにどんな行動をしているのかを書きましょう。
・例文
以前働いていた店舗でネットワーク障害によってWifiやPOS端末が一時的に使えなくなった際に業務が完全に止まってしまい、ネットワークは普段見えないところで生活を支えるライフラインなのだと強く感じました。
このときから、見えないところから社会全体をささえるエンジニアという仕事に強く憧れるようになり、独学でITやネットワークを基礎から学び始め、今はCCNA取得に向けて日々学び続けています。
【注意1】不可能な内容やウソを書かない
自己PRを書く際には、実現不可能なことやウソは書いてはいけません。
エンジニアの仕事では顧客やチームメイトとの信頼関係がとても大切になるので、もし経験やスキル、取得資格についてウソをついていることが判明してしまうと、エンジニアへの重要な適性がない人材だと判断されます。
最悪の場合書類落ちしてしまい、面接にすすめなくなります。
さらに、万が一スキルがないまま合格してしまうと、スキルに合った仕事に割り当ててもらえず、現場に迷惑をかけることになります。
【注意2】次のような表現はなるべく使わない
下に書いたような表現は文末で使ってしまいがちですが、曖昧で自信がなさそうな表現になってしまうだけでなく、文字数も大きく浪費してしまうので使わないようにしましょう。
・「○○だとよく言われます」
・「○○だと思います」
また、以下のような言い回しも、自己PRにとってプラスにならないので使わないほうが良いです。
・「IT業界に関しては何の経験もありません」
・「スキルについては自信がありません」
・○○についてはまったくの無知です
たとえ未経験でも、実務経験や意気込み、知識やスキルのについてネガティブなワードは使わないようにしましょう。
特に例で挙げた表現は一見謙虚に見えますが、陳腐な言い回しからはあなたの人柄や個性が伝わらないだけでなく、面接官にとってはまどろっこしいだけで、高評価には繋がりません。
自己PRでは限られた文字数の中で、自分ができること、学んできたこと、すでに始めていることに絞って書くことが大切です。
ネットワークエンジニア経験者は特別な自己PR対策は不要
ネットワークエンジニアとして実務経験がある方は、自己PRについて長い時間を割いて対策する必要はありません。
経験者は即戦力として判断されるので、自己PRよりも職務経歴書と面接の内容が重視されることがほとんどです。
とはいえ自己PRを空欄で出してしまうと印象が悪くなるので、特にこれまでの仕事の中でアピールしたい実績がある経験を選んで簡潔に書き、そこから今後どのようなキャリアを歩んでいきたいかをまとめましょう。
私はこれまで、ネットワークエンジニアとして○○の間、○○系のネットワークの(運用・構築・設計)を担当してきました。
特に○○では、○○の業務に従事し、○○に特に注力することで、○○を実現しました。
今後は○○に関してもスキルアップを図り、○○のプロジェクトにも参画することで、貴社のさらなる事業拡大に貢献したいと考えております。
ネットワークエンジニアの自己PRのテンプレート
ここでは特にIT業界未経験の方が、伝わりやすい自己PRを作れるテンプレートを紹介していきます。
ここまで扱ってきた適性や構成に基づいて3つのタイプを紹介するので、自分の場合に当てはめて実際に書いてみましょう。
エンジニア未経験者の場合のテンプレート3選
ここではそれぞれ、前職までの経験をアピールする場合、自分が大切にしている価値観についてアピールする場合、エンジニアと言う仕事への熱意をアピールする場合の3つの場合に分けて紹介していきます。
実際に書きやすい例も交えながら紹介していくので、参考にしてみてください。
【テンプレート1:前職での経験・スキルをアピールする】
【導入】
私の強みは○○の経験で培った○○です
【根拠】
前職で○○として働く中で、○○に従事してきました。その中で特に○○に取り組むことで○○を目指してきました。
【実績】
これにより実際に○○という成果を達成しました。
【目標】
ここで培った○○というスキルを活かしてネットワークエンジニアとして○○することで、将来的には○○ができるようなエンジニアになりたいです。
前職で培ったスキルや経験が、どの適性にあてはまるのかを意識したうえで、導入部分で明確に言及しましょう。
根拠となるエピソードでは、特に課題をクリアするためにどの様な工夫をしたかや何を学んだかも盛り込むようにしましょう。
【テンプレート2:自分の継続性と実績をアピールする場合】
【導入】
私は「ネットワークは見えないからこそ、支える人の粘り強さが大切」だと考え、継続力を一番の強みとしています。
【根拠】
実際に○○の経験において、当初は何の知識もスキルもありませんでしたが、○○の間練習・学習を毎日続けました。
【実績】
結果として○○ヶ月後には○○ができるようになりました。
【目標】
この経験を生かして○○ができるようなエンジニアになりたいです。
導入では、自分がいままで大切にしてきた価値観の中で、エンジニアとしての適性につながるものを選びましょう。
今回は継続性についてアピールする場合を選んでいますが、それ以外の価値観をアピールしたい場合でも、根拠・実績・目標を伴っていれば同様に書けます。
また、根拠となるエピソードでは、その価値観を活かして具体的に行動した経験と、それにより実際にどんな実績を残したかの双方を書けるものを選ぶことが大切です。
【テンプレート3:仕事への熱意をアピールする】
【導入】
私は○○であるネットワークエンジニアに魅力を感じています。
【根拠】
○○という経験をしたとき、見えないところから社会全体を支えているネットワークエンジニアという仕事に強いあこがれを持ちました。
【熱意】
これをきっかけに独学でネットワークについて学び始め、現在は○○の資格を○○までに取得するために勉強しています。
【目標】
未経験ではありますが、今後は○○の資格を活かして実務経験を積み、上流工程のエンジニアとして要件定義から設計・構築までを一貫して担うことで、ネットワークの安定運用に貢献できる人材になりたいです。
熱意を強くアピールする自己PRであれば、エンジニアになるために実際にどのような行動をしているかを必ず書きましょう。
特にどんな資格をいつとることを目指しているかは必ず書きこみましょう。
未経験でもネットワークエンジニアになるための自己PRの書き方【例文付き】
自己PRの文字数には決まりがないことも多いですが、全体で最低でも300文字から、長くても500文字までに抑えることが大切です。
ここでは、実際にどの様な文章が伝わりやすいのか、NG例と実際に自己PRで使える例文を一緒に紹介していきます。
理解しやすい文章にする
書きたいことを羅列していると、一文がどんどん長くなり、結局何を伝えたいのか分かりにくい文章になってしまいがちです。
1つの要素につき1つの文章で簡潔にまとめることを常に心がけましょう。
実際に自分の文章を見直すときは、以下のポイントをチェックしてみましょう。
・1つの文章が長すぎないか(1文は60〜80文字以内が目安)
・全体で長文になりすぎていないか(長くても300文字~350文字以内が目安)
・文の最初に伝えたいポイントを明確に書けているか
・不要な修飾語を書いていないか(「とても〜」「すごく〜」「~と思います」など)
・難しい言い回しを避ける(○○的を多用していないか)
・「、」「。」の数は適切か。
・「、」「,」を併用してしまっていないか
実際の例をみて確認してみましょう。
ここでは文章が上手く校正できていないNG例と、上のポイントを意識してNG例を書き直したOK例を紹介していきます。
全く同じ内容で読みやすさや文章から受ける印象がどのようにかわるか、ぜひ参考にしてみてください。
【NG例】
私は常に努力することを大切にしていて、現職では、状況を正確に判断して,作業を効率よく進めるためにいつでも新しい技術を調べ、常に上司や同期,後輩の教えを素直に聞いて、少しでも自分が力になれるように行動し続けたことで、ほかの同期よりも、早く新しい仕事を任されるようになり,作業効率も日々あがって、いつもより正確に早く終わらせることができました。
【OK例】
私は常に努力することを大切にしています。
現職では常に状況を正確に判断し、作業を効率よく進めることを目標に、上司や同期、後輩に教えを受けながら、新しい技術を学び続けてきました。
これにより、作業効率を大幅に向上させることに成功し、売り上げを〇%向上させることができました。
職務経歴とスキルを正確に整理する
ほとんどの場合、これまでの職歴や取得した資格については職務経歴書で書くので、基本的に自己PRで同じ内容を書く必要はありません。
それでも自己PRに職歴やスキルを書きたい場合は必ず正確な情報を書きましょう。
特に経験者であれば、どのような業務に何年くらい従事していたか、どんな業務を担当していたかを書くことが大切です。
【NG例】
私は前職で2年間インフラエンジニアとして様々な案件に携わってきました。
ここでの知見を活かして多様な依頼に対応していきたいと思います。
【OK例】
私は前職で2年間インフラエンジニアとして働く中で、社内システムのサーバー運用・保守、ネットワーク機器の監視・設定、障害対応などの業務を担当してきました。
業務の中では○○や○○環境でのアカウント管理やログ監視、○○サービスの運用、ファイアウォール・スイッチの設定変更作業などを日常的に行っておりました。
この経験を通じて、安定したインフラ環境の維持において、常に計画的に保守業務を行い、トラブル時には正確かつ迅速に状況を判断して行動することの重要性を学びました。
業務に結びつくことだけを書く
自己PRとして強みやエピソードを書く際は、ネットワークエンジニアの適性につなげることができるものを選んで書きましょう。
どんなに輝かしい内容でも、エンジニアとしての実務に生かせない内容をだらだらと書いてしまうと、ネットワークエンジニアの仕事に興味がなく、リサーチ力もない人材だと評価されてしまいます。
エンジニアは自分で調べて自分で動けるような人材が常に求められているので、仕事内容についてのリサーチすらできない人材だと評価されてしまうのは致命的です。
経験の活かし方を具体的に書く
たとえネットワークエンジニアに生かせる能力や経験をもっていても、どう生かせるかはっきり書けないようでは、業務に結びつかないエピソードとして伝わってしまいかねません。
経験やエピソードを書く際は、それが仕事にどう生きるのか必ず一緒に書くようにしましょう。
【NG例】
前職では営業職として、最新の商品知識と市場のニーズに関する情報を常に学び、コミュニケーション能力を磨くことでお客様にぴったりの提案を心掛けてきました。
この経験を生かして、信頼されるネットワークエンジニアになっていきたいです。
【OK例】
前職の営業職では、お客様の課題を的確に把握し、商品の正確な情報を常に入手することで、複数の新規取引先の開拓や、既存顧客からの継続受注を実現できた経験があります。
ここで培った「学び続ける力」や「情報を正しく理解・伝える力」、そして「関係構築力」を生かし、最終的にはユーザーや関係部門との橋渡し役も担えるような、信頼されるネットワークエンジニアを目指してまいります。
会社や仕事内容への意欲を具体的に書く
たとえ熱意があっても、「やる気があります」だけの自己PRでは、本当にエンジニアになりたいのかが伝わりません。
たとえ未経験からの応募でも、仕事内容のどこに興味があるのか、将来的には会社のどんな事業内容に貢献したいのかに言及すると、強くモチベーションを伝えられます。
【NG例】
IT業界での経験はありませんが、興味があり応募しました。やる気はあるので、よろしくお願いいたします。
【OK例】
エンジニアとしての実務経験はありませんが、お客様に的確な提案をしながら着実にネットワーク運用をしていけるエンジニアになりたいです。
将来的には、前職で培ったコミュニケーション能力と提案力を生かし、御社がメインで手掛けていらっしゃるネットワーク設計の分野で活躍できるエンジニアになれるように、スキルを磨いてきます。
仕事への熱意をアピールする
特にIT企業は新しい会社も多いので、たとえ経験がなくても確実な熱意があれば採用してくれる会社も多いです。
逆に、自分のやりたいことや成果を羅列するだけでは、エンジニアにどうしてもなりたいというこだわりがつたわりません。
なぜエンジニアでなければだめなのか、実際にエンジニアになるためにすでに何を始めているのかを書きましょう。
【NG例】
前職での経験を活かし、コミュニケーション能力を活用して顧客の潜在的なニーズにアプローチできるエンジニアになりたいです。
【OK例】
○○という経験をしたことで、ネットワークが社会を見えないところで支えている重要なインフラであることを痛感し、エンジニアになりたいと思いました。
以来、独学で○○の資格を取得いたしました。今後は前職での経験を活かし、技術とお客様の架け橋になって、最適なネットワークを提供できるエンジニアになりたいと思います。
知識や資格の自己学習について
次々と新しい技術が導入されるIT業界では、常に新鮮な知識を自力で学ぶ姿勢が大切です。
たしかにIT企業の多くはエンジニアの育成に前向きですが、そもそも学ぶ習慣や主体性が無ければ意味がありません。
会社の研修制度に頼り切っているように見える文章は入れないようにしましょう。
【NG例】
御社のネットワーク運用に関する研修を受けることで基礎力をみがいていきたいです。
【OK例】
今はまだ未経験ですが、少しでも早く現場に適応できるエンジニアになるため、○○の学習を始めております。
エンジニアになった後も、常に現場のニーズに応えられるように学習を継続し、〇年後には○○の資格を取得したいと考えております。
自己PRを書く際のNG表現6選
自己PRでは、限られた文字数の中でエンジニアとしての適性と熱意を精一杯アピールすることが大切です。
特に未経験の場合は、入社後しばらく研修を行ってから現場に出るため、長く熱意をもって成長し、働き続けてくれる人を探している企業が多いです。
ここでは、説得力のある自己PRにするためには使うべきではない表現を6種類紹介していきます。
志望動機があいまい
【NG例】
貴社を志望する理由は、成長著しいIT業界でネットワークエンジニアとして活躍し、社会を見えないところから支える縁の下の力持ちになりたいからです。
ネットワークエンジニアは常にチームで協働しながら、お客様のニーズを的確によみとって冷静かつ迅速に行動する力が求められます。
私もそれらのスキルを持ったエンジニアになれるよう、貴社で経験を積みたいと思います。
志望動機を自己PRに盛り込むこと自体は、熱意を伝えるために良いことです。
しかし抽象的で漠然とした志望動機では、まるでどこかからコピペしてきたような文章になってしまい、あなた自身が本心からエンジニアになりたいという決意が伝わらなくなってしまいます。
さらに、あまりに抽象的な志望理由にしてしまうと、「この会社でエンジニアになりたい」という会社に対する思いも伝わりません。
ホームページなどで応募する会社の事業内容について調べながら、どんな経験からエンジニアになりたいとおもったのか、その会社で将来的にどんなエンジニアになりたいのかを掘り下げましょう。
積極的な姿勢がみえない
【NG例】
私は、日々進歩を続けて世界を動かしているIT業界で、自分もたくさんの人に影響を与える人材になりたいと思い、ネットワークエンジニアを目指しております。
そのなかでも貴社は、最先端の技術に携わりながら常にチームワークを大切にしていることを知りました。また、貴社の充実した研修制度にも強く魅力を感じました。
私はこれまで販売員のアルバイトを通じて、迅速にトラブルに対処する対応力と、お客様のニーズを察するコミュニケーション能力を鍛えてきました。
ITに関しては全くの無知ですが、日々学ばせていただき、いずれは社会全体に貢献できるエンジニアとして、貴社で活躍したいと思います。
このNG例では、モチベーションを語っているように見えますが、エンジニアの仕事内容に関する知識や、自分で学び成長していこうという自律的な姿勢が感じられません。
エンジニアは、自分で考えて行動すること、常に自力でスキルアップすることをもとめられる仕事です。
未経験であっても、ただ教わろうと思うのではなく、実際にエンジニアになるために行動を始めている人だけが、書類選考を通過できます。
どのような経験がエンジニアとしての仕事に役立つか、今すぐできることして何を考え、具体的に書きましょう。
スキルの一方的アピールしかない
【NG例】
私はIT業界での実務経験はありませんが、〇か月間の独学でCCNAを独学で取得しました。
基礎的ではありますが、ネットワークに関する実践的な知識を深めることができました。現在は、さらにサーバーに関する知識を深めるためにLPIC-1の取得にむけて学んでおります。
将来的にはCCNPやAWSにも挑戦し、常にスキルと知識を磨き続けることで、ネットワークのスペシャリストとして貴社の発展に貢献していきたいと思います。
この文章からは、エンジニアになるための確実なモチベーションと行動力がみてとれますし、継続的に努力していこうという熱意も感じられます。
限られた期間である程度評価される資格を取っていること自体は、努力したことの実績であるともいえます。
しかしこの自己PRからは、人柄が感じ取れず、トラブルに見舞われたときどのように乗り越えるかや、仕事の上で何を大切にしているかも伝わりません。
この記事の最初に扱ったエンジニアの適性のなかで、少なくとも1つ以上自分に当てはまるものを見つけて自己PRに取り入れてエピソードと併せて書くようにしましょう。
自慢話しか書かれていない
【NG例】
私の長所は提案力です。前職の営業職では顧客への綿密なヒアリングとコミュニケーション能力により、〇名の部内で〇回トップの成績を残しました。
この経験を活かすことで、ネットワークエンジニアとしてトラブル時に常に冷静に対処しつつ、的確な提案を行うことで、技術と社会を繋ぐ存在になっていきたいと思います。
長所をアピールしているだけで、苦労した経験や課題に直面したときの工夫に触れられていない文章では、協調性がない人材なのではないかと思われてしまいます。
ネットワークエンジニアはチームでの問題解決や、さまざまな現場への適応力も求められるので、これまでの経験から学んだことに関する要素は必ず入れましょう。
論理的な文章になっていない
【NG例】
私は見えないところから社会を支えるネットワークエンジニアに憧れてきました。
IT業界での実務経験はありません。まだ何の知識もありませんが、私はこれまでも様々な環境に適応してきたので、うまくやれる自信があります。
実績はありませんが、何事も試してみないとわからないと思うので、挑戦してみたいと思って応募しました。やる気はあるのでよろしくお願いいたします。
論理的な文章とは、因果関係が明確になっている文章ですが、この自己PRではネットワークエンジニアとして活躍できるといえる根拠となるエピソードや実績がありません。
実際にエンジニアになるためにどんな行動をしているのかを必ず書けるように準備しておきましょう。
文章が校正されていない
「、」や「。」の位置は正しいか、「て」「に」「を」「は」「が」の使い方は正しいかなどの基礎的な文法事項については必ず確認しましょう。
また、以下の例のような文法の間違いや、冗長な言い回しにも注意が必要です。
【NG例】私の強みは、コミュニケーション能力が高いという強みがあります。
→私の強みは、コミュニケーション能力の高さです。
【NG例】前職での経験を活かして、御社に貢献していけるようなエンジニアになっていきたいと思います。
→前職での経験を活かして、御社に貢献できるエンジニアになりたいと思います。
ネットワークエンジニアのについてよくある質問
ここではネットワークエンジニアになりたい方からよく質問されることについて解説していきたいと思います。
ネットワークエンジニアの自己PR文で必ずアピールするべきことは?
- 継続力
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 協調性
以上のうちの2つ以上にスキルについて必ずアピールしましょう。
ネットワークエンジニアは多くの場合、現場ごとの状況に合わせてチームメイトと協力することが求められます。
またエンジニアの仕事では、最新の技術や環境についてスキルや知識を学びながら、問題の原因がどこにあるのか、次に何をすべきかを論理的に考えて行動する必要があります。
ほかにどんなスキルや強みをアピールしても良いので、この中の2つをアピールできるエピソードや実績はないか、必ず省みて見ましょう。
ネットワークエンジニアの仕事で協調性は役に立つ?
ネットワークエンジニアの業務の中でも保守運用の仕事はチームで対応することが多く、常に顧客の要望に寄り添いながら期限に合わせて業務を行う必要があります。
周りの人と歩調をあわせながらも、顧客の要望にもしっかり沿うためには、相手のペースに程よく合わせる協調性がとても大切です。
ネットワークエンジニアのために必要な素質は?
エンジニアの業界は常に人手不足なので、基本的には即戦力が求められています。
エンジニア経験者であれば、インフラの運用経験やネットワーク機器に関する経験、さらにクラウドやセキュリティに関する実務があればかなり強いアピールポイントとなります。
経験や知識、スキル、資格があれば整理しておきましょう。
一方でIT業界での実務経験がない場合、研修を受けてからでなければ設計をはじめとした専門的な仕事には就けません。
その分、研修後も一定以上働き続けるモチベーションがあるかどうか、エンジニアになるという覚悟があるかが一番に重視されます。
モチベーションをアピールするには、CCNAをはじめとした一定以上のレベルの資格を取得するか、資格を確実に撮るための具体的な行動力が必要です。
ネットワークエンジニアにはコミュニケーション能力がないとなれない?
実際の作業では論理的思考力や知識、スキルが重視されますが、ネットワークエンジニアの業務でコミュニケーションスキルは必須です。
ネットワークエンジニアはチームで問題にあたりつつ、顧客の希望やトラブル時の問題点を的確にヒアリングする必要があるのです。
ネットワークエンジニアの仕事内容はどんなもの?
ネットワークエンジニアとは、顧客の要望に応じたネットワーク環境を構築・設計し、安定した運用までを一貫して支える仕事です。
業務にはクライアントへの提案やトラブルシューティング、現状に関するヒアリングも含まれるため、対話力やコミュニケーション能力も求められます。
くわしくは下の記事でもあつかっているので、参考にしてみてください。


未経験者がネットワークエンジニアになるために必要な準備は?
未経験の場合、書類選考や面接に受かるための対策はもちろん、それ以前にネットワークやITに関する基礎的な知識・スキルを得るために勉強することが大切です。
ここまで見てきたように、やる気だけをアピールする自己PRでは説得力に欠けるので、エンジニアになるために自力でどこまで行動しているのかを伝えられるように、実際に勉強を始めてみましょう。
同時に、選考への対策として志望動機を簡潔にまとめ、文章でも面接でもわかりやすく伝えられるように練習しておきましょう。
未経験からネットワークエンジニアになるための方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。


ネットワークエンジニアが持っておくべき資格は?
ネットワークに関する資格にも様々なものがありますが、中でもCCNAは難易度も高く、信頼性も高い資格なので、持っていることで内定に大きく近づけます。
未経験からCCNAを取得してネットワークエンジニアになることを目指している方は、お給料をもらいながらスキルを身に着けられる活学転職支援サービスもあるので、ぜひチェックしてみてください!
以下の記事ではネットワークエンジニアとしての業務に深くかかわる、知っておきたい資格を具体的に紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。


<主要資格の比較(2025年版)>
資格名 | 対象者 | 難易度(学習時間目安) | 有効期限 |
---|---|---|---|
CCNA | ネットワーク基礎~中級 | ★★★(150~200時間) | 3年 |
CCNP | 中級~上級エンジニア | ★★★★(300時間以上) | 3年 |
LPIC-1 | Linuxサーバー基礎 | ★★(100~150時間) | 5年 |
比較表の情報は、各資格の公式サイトおよび資格スクールの公開データをもとに作成しています。
ネットワークエンジニアはどこまで仕事に責任をもつ?
ネットワークエンジニアの仕事は経歴やスキルによって割り振られる仕事が違うので、自分が任されていないレベルの仕事に関して責任を取らされることはありません。
具体的にはレベル別に、監視、保守、運用、構築、設計、要件定義に仕事内容が分かれます。
詳しい仕事の内容については以下の記事で特集しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください!


まとめ:ネットワークエンジニアになるなら今がチャンス
ネットワークは今や、水道やガスと同じように生活を支えるライフラインです。
DXによってより幅広いスキルや経験をもった人材が急激に求められている一方、人材の補充が追い付いていないのが現実です。
エンジニアの職種の中でも、レベル別に様々な仕事内容があるネットワークエンジニアは比較的他業種から転職しやすい職種でもあります。
とはいえ、ただやる気だけアピールすれば内定がとれるわけではありません。
未経験であれば、まずは信頼性の高い資格を取得していること、或いは取得に向けて行動していることが必須条件になってきています。
活学キャリア支援では、CCNAを取得するための研修を受けながら、専任のキャリアアドバイザーから自己PRの添削をはじめとした転職支援を受けられます。
確実にネットワークエンジニアになりたい人、キャリアアップの第一歩として良い環境の企業で働きたい人は、ぜひ無料カウンセリングを受けて、まずはどのエンジニア適性があるかを知りましょう!